午前四時の戯言

見透かしたような携帯の着信が
滑りかけたカッターを止めた
午前一時

私に必要なのは痛みではなく他人だと
教えてくれた小さな声
いつの間にこんなに弱くなったと
嘲る声は今は聞こえない

少しだけ
境界の内側に留まれた気がした
2009年01月27日(火)

ぐらぐら

不安定
安定してない、という点で当たってる
体調だったり情緒だったりその時々で変わるから
取り敢えず
『不安定』

自分の中を殺して殺して
此処まで来たんだけど
器を殺す勇気はなかったよ

昼過ぎに目が覚めて
ベッドの中で泣いて
あぁこのままじゃまずいって思って
ジェイゾロフトとセディールとマイスリー流し込んで
次に目が覚めたら七時だった
睡眠時間二十時間超えた
ジェイゾロフト75mgは飲むとぐらぐらふらふら
気持ちは落ちないけど気持ち悪い
ジェイゾロフトを飲んで落ち着いて出てきた誰かに
「走馬真人」は微塵も含まれてないような気がする

例えば
「走馬真人」が皆無になってしまったとしても
私はまだ、けじめ会に居られるのかな
此処に居られるのかな

自分の中で何かを殺して殺して
多分走馬真人も殺してしまって
それでも尚、生きようとしているのは誰?

多分、生きようとしているのはソフトじゃなくてハード。
この器が
生きようとしている
私が生きることを放棄しようとしても
様々な方法で生きようとする
最終的に
私は器の意思に負ける

こうなるのなら
やっぱりあの時
残された人のことなんか考えないで飛び降りていれば
少なくとも
「走馬真人」を保ったまま
終われたのかな
終わったのかな
2009年01月25日(日)

75mgの海に沈む

明るい世界で
ふわふわ生きていく
それはきっと
素晴らしい選択肢

眠って
眠って
眠って

でも
眩い世界に私はいない
2009年01月24日(土)


苦しくてのたうち回って
睡眠誘導剤飲んでも寝れなくて
ようやく寝れたのは朝になってからで
気持ち悪い

薬の量増えた
自覚は少しある
けど

必要最低限をのこして
あとを削り取れば
生きていけるのは知ってる
けど

それじゃ駄目なんだ
それじゃイヤなんだ

午後
からは
学校
行こう
2009年01月21日(水)


頓服の安定剤
しばらく飲んでなかったからか
飲んだら酷い吐き気がして
学校早退してきた

胃の中
ひっくり返りそうな感覚は
苦しいけど
この後楽になるって知ってる

でも
量入れすぎたのか
家帰って吐いて

脈打つ心臓は
生きることを放棄していないと
主張していた

私の後付けの意志はともかく
体は
異物を排除して
正常に戻ろうとしている


そんなことに
今更のように
気付いたんだ
2009年01月20日(火)


頭の斜め後ろの方から
「何時まで夢を見ているの?」
だなんて嘲る声が聞こえ始めた
のは
何時だっただろう

「都合のいい夢物語」
「それで満足かい?」
だなんて
嘲る声

自分を信じられなくなった
その時点で
何か終わってしまったのかな
2009年01月19日(月)

エンドトキシン

例えば
『私』は『未だ』『私』で『在る』か
という質問に
私は明確に答えを用意できない

走馬真人において
「モジカキである」=「走馬真人である」
としたならば
「文字を書き続けている」ことを「モジカキ」とするなら否
「モジカキと思っている」ことを「モジカキ」とするなら是
その程度の認識しか、ないんだ、もう。

走馬真人は走馬真人で在りたかった。
走馬真人は走馬真人で在り続けるべきだ。
走馬真人は
走馬真人は

何度
忘れないように繰り返したか分からない。

「此れ」は
走馬真人が
私が
初めて自分で選んだ唯一の物だって。

「『やっさん』と『走馬真人』は共生出来ないの?」
そう聞かれたことがある。
「『やっさん』も『走馬真人』も同じですよ」
そう言われたことがある。
これに
違うんだと答えることは
思い込みなんだろうか。

境界が分からなくなって
ぐちゃぐちゃに溶けて
よく分からないものになってしまった。
と、思う。

見ないようにしていた箱を一つ開けたら
見ないようにしたい箱が一つ増えた。
それは透明で中身が見えて
まるでプラスチック製なのだけれども
それを、認めてしまったら
多分、本格的に
私は私でいられなくなるんだろう、と思う。

日々
色んなものを理由にして
色んなことを先延ばしにして
そうしてまで

生きる意味なんて無いって知っている。

今と昔
どちらが意味が価値があったかと問われれば
昔と答えれる自信がある

痛かったし苦しかった
けど
昔の私は戦い抜いていた筈なんだ
少なくとも今よりは
筋は通っていた、筈、なんだ

将来役に立つかもだなんて
そんな訳のわからない仮定に
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
時間を割かれるのが嫌なんだろうけど
それを誰かは我儘だと言って
それを誰かは誇りだと言う
その曖昧さに
闘う気力はもうないんだ

二年通ったんだから
折角受かったんだから
国立大でしょ

煩ェよ。

本当に不透明で不愉快で不確かな膜の中で呼吸する内に
酷く汚い価値のない生き物になってしまった
私は
その内に
『走馬真人』を名乗れなくなるのだろう

例えば
「こんなのやりたいことじゃない」
という叫びを
大多数は「我儘」だと名前をつけるんだろう
我儘、なのかな
良く分からないんだ
もう。

本当の私なんていないんだって。
そうかもしれないね。
嫌だなぁ
預言が段々事実になるよ

消えたい
逃げたい
それすらきっと
大多数には「我儘」だ

多を捨てるか
我を棄てるか
それを決めれなければ
きっとこのままなんだ
2009年01月16日(金)


明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。







のたうち回るほど苦しいこともなければ
前みたいな衝動もない
随分とつまらない人間になってしまったようです。

何もなくても生きていける
キモチワルイ。
何も考えず
何も思わず
ただ、惰性。

終わりたい
っていう言葉は何処かで渦巻いているけど
それはもう深層で
それすら考えないようにしている誰かが居る
キモチワルイ
キモチワルイ
逃げ出したい

そのうち
キモチワルイってすら
思わなくなるのかと思うと
本当に、気持ちが悪い
2009年01月13日(火)

AGO。 / 走馬真人

My追加