☆Everyday life☆

2003年03月26日(水) 対イラク

いつもここでは、あまり真面目なことは書かないのですが

今回は書かせて頂きます。


とうとうイラクに対する戦争が始まってしまいました。

これについて、あなたはどのように考えますか?


あなたは知っているでしょうか?

現在イラクでは、サダム・フセインに対する制裁措置のせいで

一般の人々がとてもとても貧しい生活をしているということを。


たとえばアメリカドルに例えて、昔は月給200ドルは

得ていた人々。

現在はたった月給2ドルしか、得ていないそうです。



月給分で買えるものも、品物に例えると

歯磨き粉2本とか、コカコーラ3本とか、

そのような貧しい世界。

あなたなら耐えられますか?



そして、ここに1つのエピソードがあります。



バグダットでも極めて貧しい階層に住んでいる子どもが

お使いで、たまごを1つ買いました。

そしてそれを購入し、店を出たとたん

誤ってその子ども、その卵を落としてしまったのです。

そのとたん、狂ったように号泣しはじめたその子ども。

一生懸命、落ちてしまった卵の中身を集めようとします。

泣きながら一生懸命、地面にうずくまって

卵をかき集めようとする子ども。



日本なら当然ありえないことですね。

卵1つくらい仕方ないか。

また買えばいいし。



皆さん、そう思うでしょうね。



幸運にも、その子どもが買ったお店のご主人。

とっても人情味に溢れた人だったので、

その子どもを抱き起こし、新しい卵を1つ与えたそうです。



でも、この卵1つは、もちろんこの子だけのものではありません。

それを母親も、きっとその家族も食べるのだと思います。

卵1つで、いったい何ができるというのでしょう。



現在イラクでは、子どもの死亡率が極めて高いです。

なぜなら母親自身も栄養が得られない環境で、

どうして子どもも栄養が得られるでしょうか。



今、戦争が他人事だと思っている人々。

特に日本人には多いと思います。



日本人は本当に恵まれているということを

心の底から感じられる人が増えてほしいなぁって

あたしは思うのですが、いかがでしょうか?



毎日を平和に過ごせるだけで

それがどんなに素晴らしいか

改めて考えてみてもいいのではないでしょうか。



日本人は『平和ボケ』とよく言われますが、

本当にその通りです。


せめて、自分の周りのことだけを見つめるのではなく

世界を見つめる事から始めていくべきだと

今、イラクに対する戦争が行われている中、

心の底から感じています。


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