ひとりアライグマ同盟バナ 朶話事 たわごと

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2003年11月30日(日) 自転車で走りまわった一日

もう少しで日付が変わってしまうところだった。

今日は一日、買い物に次ぐ買い物で終りました。
この時間になって、やっとマシンに座れたよ。

それにしても、男子用の雨靴って、どうしておしゃれなのが少ないかな…。


2003年11月29日(土) 凹みまくりの一日

夕方の30分で、決定的に凹む。
自分の体力と気力の無さ、危機的状況での対処能力の無さ、
そういうのをまざまざと思い知らされてかなりなショック。

事無きを得たから良かったようなものの、
この決定的な能力欠如はなんとかしないとヤバいとつくづくと…。

***

実は昨夜某所で眺めていた「こんなHPは嫌いだ!スレッド」
で結構凹んでいたり…。

キリ番踏み逃げ厳禁は嫌とか、窓の大きさを強制的に変えるのは嫌、
みたいなんはなんとなくわかるけれど、
目に付くところに日記があるのが嫌…というのは思ってもみませんでした。
ウチなんかモロだからなぁ…。

日記だけは毎日更新してるのと、他の更新情報も日記に書くから…
ということで最初に目に入るようにしているんだけど、
絵や作文が来訪目的という人の中には、
人様の感情はあまり見たくない…という人がいるんですねぇ。

感情と作品は一体のもの…という考え方もあるけれど、
確かに、小説に浸った後であとがきなんか読みたくない…
という気持ちも判る訳で、作品だけの鑑賞者というのも
尊重すべきなのかもしれない…というのは初めて気付きましたねぇ。

だから、それとの繋がりで「感想を書いてね」という要求は嫌、
というのも出てくるんでしょうねぇ。
その手の要求があったら絶対に書かない…という人は結構居ましたね。
感想を欲しいという人って、どんな感想…という理想も結構持ってるんですよね。
でもこちらは文章力なんかなくて、それで文章力のあるサイトを見てたり
するわけで、その人の理想の感想など書けるはずもなく…というのは良く判る。
絵に至っては、感想なんて普通出てこないですもん。
自分と違う作風のものに、なんだかんだ言えるもんじゃないもんね。

でも実は「感想を書いてね」が嫌、というのはそれだけじゃないのかもと思う。
素人の作品の感想を書くというのは、書き手の感情に触れる…
ということ、作者の前で自分の感情を吐露する…ということ。
それがそもそも嫌なのかもしれない…と、日記の件からも思ったのでした。


アクセス解析が付いてるところは嫌、というのはこちらも理解できます。
全ページついてたりすると監視されてるみたいで…というのもわかる。

でも見に来ているブラウザとか、どんなリンクから飛んできてるかとか、
ひいてはどんな傾向の人が期待して来ているのか…みたいな情報は
やっぱり欲しいと思うと、解析はどうしても必要なのですよねぇ。
たまにですが、やっぱり荒らしみたいな人も居てるし…。

そもそも全ページつけている人って、CGIで見えない解析張ってる人のが
多い気がするし、それが監視だと言うんなら知らない間に監視されてる訳で。
そのあたりどう感じるか…というのは知識の量にも関わってくるんだろうなぁ。

Javaスクリプトやインラインフレーム使ってたら速攻閉じますとか見てると、
やっぱり基本的なタグだけで作って正解なのかなぁ…とか思いつつ、
なんだかんだで、参考になるよりは凹む部分の方が多くて、
いささか悩んだ昨夜なのでした。


2003年11月28日(金) 「対岸の家事」

ちょっと久しぶりな人とお喋りしました。
愚痴ったり情報交換したりお店を回ってみたり他愛もないお喋り。

お互いちょっとだけ離れているので利害みたいなのがまるでないのが良いです。
それは誰のことだろう?とか、これは秘密なんだろうなぁとか、
そういうのを変に気を回す必要がなくて、気楽に聞ける話せるのが良いです。
愚痴っても愚痴られても、そんなに責任無く聞き役に徹せられるのも良いです。
括弧仮名で喋らなくても、知らない人の話ばっかりだもんね。

たまにこういうガス抜きも必要だね。

***

昨日読了の本

・南伸坊「対岸の家事」日本経済新聞

 ある意味、プライドを捨てました話である。
 女のする家事というもの、男もしてみんとて…てな話なのだが、
 さすが芸術家たる南伸坊のこと、
 やる家事やる家事どこかしらに創造的な楽しみを見つけている。

 家事が楽しくないのは何故か、を考察する。
 楽しくするポイントを考察する。
 飽きてこない方法を考察する。

 それでも日々の家事は“当たり前”になることに気付き、
 安易にやれば良いもんじゃない…ということに気付く。

 で、プライドを捨てているように見えて、決して捨ててない。
 家事は自然にやればいいじゃないかと主張する。
 男がやったって恥ずかしいことじゃないんだと主張する。
 対岸の家事だったのが、ちっとも対岸ではなくなる。

 プライドを捨てずに楽しいんだと言われると、
 そういう意識でやってみたくなってくる。
 そんな気になってくる。

 家事が対岸の家事の人も、当たり前になっちゃった人も、
 一度読んで見て欲しい。


2003年11月27日(木) 健康診断はウットウシイ

ふと、気付いたこと。

いつの頃からか、何か気負いみたいなものがなくなっているらしい。
プライドのひとつが崩れた…とでも言うのか。
どうしてもこれだけは…という頑固なこだわりが無くなったのかもしれない。

プライドの幾つかは、何年か前に崩れた。
ひたすらオリジナルな創作にこだわっていたものが、
自分が本当にやりたいことをやるためなら、
版権やパロディで遊んだって良いじゃないか、という気持ちになった。
別に商売でするものでは無いのだから、
やりたいこと、楽しいことを追求すれば良いのだと。

できる時もある、できない時もある、
でも、できる時にその時の一番出したいものが出せれば、
それは形になって残るし、充足感となる。
こだわりにこだわって形が作れず、憔悴感だけ残っても悲しいばかりだ。
それに気付いた時、しがみついていたプライドは崩れたのだ。

そしてその充足感を得たことで、実は別のプライドもグラグラしていた様だ。

来月からまた新たなことを始めることになった。
極めてオフライン的なことなので詳細は省くが、
それは多分、今までなら決して目が行かなかったものではないだろうか。

実際自分でも気付いていなかったと見えて、
昨日「本当に良いんですか?」と聞かれて初めてはっきり自覚した様である。
「いや、良いんですよ。だって、好きだもん」それが答え。

やりたいことは何か、自分にとって幸せな瞬間は何か、
それはこだわっていたプライドとは別のところにあった。
そのプライドを意識している間は絶対に浮かんでこない。

でも最近ある場所でそのプライドが崩れたに違いないのだ。
自分が好きなことは何かが、ぼんやりと見えたような気がするから。
だから、今、以前なら考えてもみなかったものを前に、ワクワクしている。
絶対に譲ったらやっていけないと思い込んでいたこだわりを
貫こうとした時のストレスと、
それを取り払ってしまった時のこのワクワク感。
どっちが楽しいか…というのは改めて考えなくたってわかる。

今回のものも、本当に完全に合っているのかは始めてみないとわからないけれど、
今のワクワクは大切に持ち続けたいな…と思うのだった。

プライド崩壊、ばんざーい!

***

ちょっと健康診断してきました。
なかなかに鬱陶しくて往生したので、ちょっと感想など書いてみました。

【物思ふ風景 → P.9】


2003年11月26日(水) 「ひらがな日本美術史5」

今日大笑いしたトリビア。
 「カモシカのような足 の カモシカの足は太い」

***

極めて自分に合う仕事…というものと出合えたかどうか。

***

本日読了の本

・橋本治「ひらがな日本美術史5」新潮社

 ひらがな日本美術史も第5巻まで来て、ひとつ気付いたことがある。
 私は絵よりも立体が好きだということ。

 鎌倉時代の彫刻が好きだと思った。
 光悦の硯箱が欲しくなった。
 そして今度は印籠である。

 そう、実は私、印籠というものを勘違いしていたのだ。
 印籠とは昔おじさんがポケットに入れていた
 白金カイロみたいな形だと思い込んでいた。
 でも本当の印籠はもっと細かく段々に別れていて、
 小さな重箱みたくなっているのだ。

 この重箱の細工がなんとも美しい。
 筆者も悩んだ何を入れるのかも解らないほど細かく分かれた重箱、
 それを繋ぐ紐と、それを束ねる緒締と根付。
 で、その分解バラバラな重箱の表面に、
 きちんと繋がった絵が細かく描かれている。

 漆に蒔絵の印籠はもちろん容易に手に入るものではないし、
 もし手に入ったとしても使い道が無い。
 筆者氏が予想する使い方が本当に当たっていたとしても…だ。

 漆に蒔絵のは要らないけれど、どっちかというと作ってみたくなる。
 実用性なんかなくて良い、この美しい形が作ってみたい。

 絵の方は、曽我蕭白の情けな系動物が好き。
 そして実は歌麿にも写楽にもあまり興味が無いことに気付く。

 で、やっぱり立体の盆栽が好きかなぁ…。

 何が好きなんだろうと考えたら、全般的に遊び心があるものが好きらしい。
 って、結局まんまやんか!

 こうして自分の好みが見えてくるのは楽しいです。
 作りたいものができたのは新たな収穫ですね。
 新聞の広告から始まったこのシリーズのチョイス、
 思った以上に得た物は多かったようです。

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・黒ずんでしまった銀製品は、ティッシュにつけた口紅で拭くとピカピカになる。

・アツアツの肉まんは、具が見える程度に両側をかじり、
 中に3回ほど息を吹き込むとほどほどに冷めて食べやすい。

・ビニール袋に入って売っていた葉物野菜は、袋の下の両端をちょっと切って
 穴を開け、水を袋の口いっぱいまで入れる。
 そのまま水が完全に切れるまで放置し、袋の上を折って真ん中だけ
 テープで止め、冷蔵庫で保管する。一週間ほどは新鮮さが保たれる。

・手についた生魚の臭いは、大根おろしのおろし汁で洗うとほとんど落ちる。

・気になる相手の気持ちを知る方法
 気になる相手に聞いてみる
  「今私が飲みたいと思ってるジュースは、
   りんご、オレンジ、ぶどうのどれだと思う?」
 りんごなら好き。
 オレンジなら普通。
 ぶどうなら嫌い。

試してみよう!


2003年11月25日(火) クリスマスボックス

えほん館クリスマス企画のご案内を、えほん館サイトの方にupしました。

今回の企画は、えほん館クリスマスボックス!
「あなたの大事な人に、あなたの想いをこめたカードを入れて絵本を贈ります。」
ということで、メッセージカードと共に絵本を配送してくれる企画です。

絵本は子供のためだけのものではありません。
それどころか大人にこそ伝えたいメッセージが詰まっていたりします。
いつもはなかなか言えない、大切なあの人への想い、
絵本とカードに込めて、この機会に贈ってみませんか?

どんな絵本が良いか解らないという人には、えほん館のセレクトセットがあります。
みなさんから募集したベスト10を参考にして頂くのも良いかも。

企画の詳細は「私設えほん館応援ページ」の方にてご覧ください。
サイトにはこの日記の右下、えほんの立て札ボタンからも行けます。

【トップ → 私設えほん館応援ページ】

***

昨夜はすごいネット酔いで参りました。
あそこまで気持ち悪くなったのは初めてだよ。

***

某所、私もラストの滑り込み見せて頂きました。
懐かしいお名前、懐かしい絵。
みなさんしっかりご健在なのですねぇ。
それにしても、一方的にご存じ…という方の多いこと。
改めてすごい方々と知り合いなんだなぁ…とつくづく思ったですよ。

羊様>おつかれさまでした〜vv


2003年11月24日(月) 「日本語必笑講座」

3日前に読了の本

・清水義範「日本語必笑講座」講談社文庫

 日本語といえば清水義範です(言い切り)
 相変わらずこの人の日本語考は面白いです。

 この人の楽しいところは、日本語のオッカシイ使われ方を
 品評会みたいに並べて見せてくれること。
 時の総理大臣が「犬が西向きゃ尾は東」っていうのを、
 どんな風に表現するかなんて、考えたことあります?

 ちょっとでも物書きの真似事だけでもしていると、
 小説とか時代劇独特のお約束な言い回しも、
 気付かずに使ってしまってるんだなぁ…と気がついたりします。
 今度からそれを意識して、ワザと外した書き方してみたらどうかな…
 などとちょっと考えてみたりして。

 「あたたかい灯油」とか「放し飼い卵」とかな
 勘違いな間違え日本語は、
 遊びとして考えると結構面白いかもしれないです。
 でも挙げてある実在する例文があまりに秀逸だから、
 頭で考えてもセンスの良さでは負けそうかも。

 藪医者が何故“藪”?という考察は、ちょっとへぇと思いました。
 パタリロも雀医者と紐医者の説明はしてたけど、
 肝心の藪医者の説明はしてくれてなかったからなぁ。

 読書感想文必勝法ってのも載ってるんですが、
 これ読んでもこの読書感想は上手くならないのは何故でしょう?
 この本が小説じゃないから…というのは、きっと言い訳ですね。

 とにかく、何が… というのは置いといて、(置くな!)
 清水義範はオモロイんです。
 まず表紙の猫缶の情けな〜い猫の絵を見て笑ってから、
 中身を読むべく手に取ってみて!

***

隣街の商店街の一角に、かなり大きなイチョウの木(♂)があるんです。
それが毎年紅葉の季節になると黄色い炎のようなみごとな黄色に染まります。
昨日、家の近所の小さなイチョウの葉が良い感じに色付いてるのを見て、
今日はその隣街のイチョウを見てきたんですが、
まだ緑の方が多いマダラな上に、色付いた上の方の先端は黄色というより茶色。
既に枯れ落ちて枝がつんつん見える状態だったりするのでした。

今年はあの燃えるような黄色一色のイチョウは見られないのでしょうねぇ。
冷夏の影響とはいえ、いささか残念な今日でした。

***

この間のTVチャンピオン“木のおもちゃ王”で優勝した
木工作家、清水郁太郎氏の作品がとても素敵でした。

四角い積み木のある面から別の面に向かって穴が開いていて、
その積み木を上手く組み合わせて積むことで積み木の中にできたトンネルに
ビー玉を通して転がすことができる積み木とか、
UFO型のスタンドで、上げ下げするとピロピロとした旋律が響くのとか、
可愛くて暖かい素敵な木工工芸品ばかりなのでした。

この人の作品、もっと見てみたい、実物もあったら触ってみたいと
思ったのですが、工房が北海道は札幌なんですよ。
でも流石に、札幌までちょっとというわけにもいかなくて…。
検索とかもしてみたんですが、どこかに出品してるとかの情報もありません。

どなたかこの人の作品を扱っているお店、東京とか大阪とかでご存じの方、
いらっしゃったら情報教えて頂けませんか?
札幌以外には出てませんよ〜 というのでも結構です。

掲示板【ミルクの缶詰】でも書いてるので、
知ってる方はそちらででも教えてくださいませ〜。

***

温泉様>
 お返事とアンケお送りしましま〜!
 お・お問合わせもお送りしましま〜(汗)


2003年11月23日(日) 紅葉ソフトも美味だったよ

今日こそはと紅葉狩りに行ってきました。
やっぱり今年は全体にくすんでますねぇ。
でも黄色と赤だけのパッチワークも良いけど、
緑から黄色、オレンジ、そして真っ赤のグラデーションもなかなかのものです。

久しぶりにボートなんか乗ったのですが、
間近で見るプロの櫂さばきは見事なものでした。
船頭さん、格好良いよ!

3連休の中日、昨日は木枯らし今日は小春日和だったのもあって、
観光客の山でしたが、ボート乗ってお寺ひとつ巡っただけで
お腹いっぱいって感じでした。

 +++

秋も深まって来て、周囲の寺社仏閣も散策の楽しみが増えてきそうです。
なかなか特徴ある素敵なお寺が揃ってるのよ。
候補はこんなところかな。

皇仁寺 :仕事に悩んでいる人にお勧め。お参りすれば必ず助けが来ますって。
恩妙寺 :参道に並ぶ占いの屋台では、どんな悩みごとも解消です。
観崇寺 :このお寺の保育園、組の番号も漢字という英才教育が人気呼んでます。
相成寺 :大豆だけで作られた、ヘルシー腸詰めが大評判!
重仁寺 :毎日真夜中と正午に響く鐘の音で時間がわかります。
茂実寺 :障子も襖も床も天井も、勿論お庭も池の水面も真っ赤っか。
史郁井院:生き物を大切にをモットーに、動物園や牧場も経営してます。
楼真寺 :記帳するのも朱印頂いても、ぜーんぶアルファベット!
入陽寺 :昼でも夜でも、どこからとなく子供の笑い声や赤ん坊の鳴き声が!
九位偉寺:ここの托鉢僧の人、やたら食べ物ばっかり有り難がるんよ〜。
翁茶寺 :住職が開く精進料理の教室が人気なんです。
尾岡寺 :ここ百年の間で30回もボヤが出たいわく付きのお寺さんです。
桜相寺 :お参りしてたら帚やハタキ持った小坊主さんがバタバタしてました。
賢知寺 :当県を代表するお寺です。
補誤社院:朱印頂きに行くと、住職さんのお名前だけの印を押してくれるんです。


2003年11月22日(土) 病院ばっかでした

土曜日ですが、通常業務です。
頑張りまつ!


2003年11月21日(金) 「魔女の死んだ家」

また交換になったよ…。
まぁ、ちったぁマシになったかなぁ…。
しかし… 原因不明というのがイヤ…。

***

昨日読了の本

・篠田真由美「魔女の死んだ家」講談社

 講談社ミステリーランド第2回配本分。

 おーとーなーむーきー!(苦笑)
 いや、私の印象ですけどね。

 大きなお屋敷に住んでいる妖艶な謎の美女。
 そこに集まる“崇拝者”と呼ばれる取り巻きたち。
 そしてそれを陰でこっそり眺め続ける少女。

 全編を覆うなんとも退廃的な空気は、
 たぶんこの作者の特色のひとつなんでしょうねぇ。
 実は篠田真由美は「龍の黙示録」シリーズ以外ほとんど読んだ事がありません。
 でも、あれもデカダン漂う話だったなぁ。

 話はけっこう複雑でした。
 私でも一回では把握しきれなかったから、子供達はどうなんだろう?
 ラストまで行ってキツネにつままれたような感じかも。
 でも、あの人達はみんなキツネみたいなもんかもしれない…とも思いました。

 ちなみに講談社ミステリーランドというのは、
 「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」
 と銘打ってるのでした。


2003年11月20日(木) 「虹果て村の秘密」

過去日記の中から、6月〜11月の読書感想を「日替り風景」の読書雑記に移しました。
年が明けたら2003年のベスト10なんてのも考えてみたいと思ってます。

【日替り風景 → 読書雑記】

 +++

紅さんのサイトのアドレス変更のお知らせが届きましたので、併せて変更しました。

***

そうそう、昨日書こうと思ってて忘れてました。
マトリックスの最終章ですが、吹き替え版はありませんでした。

やっぱり流石に吹き替えは間に合わせられなかったのね。

***

昨日読了の本

・有栖川有栖「虹果て村の秘密」講談社

 講談社ミステリーランド第2回配本分

 某偽公家事件でえらく迷惑を被ったであろう作者さん、ホントご愁傷さまでした。
 という訳で、この人の作品はまだサイトを作ったりする前、何冊かまとめ読みしてるんだよね。

 いやぁ、有栖川ですなぁ。
 相変わらずです。
 なんか安心しちゃいました。

 ミステリーランドの既読4冊目にして一番ミステリミステリしてたかも。

 好奇心旺盛な子供たち、イケ面の男と美人のお姉さん、変り者の謎の人。
 判りやすい設定と判りやすい展開。
 そして有栖川らしい優しさ。

 ミステリ初心者の子供たちに読ませてあげたい、そんな感じのお話でした。

 それにしても、ミステリーとミステリの違いって、そういう解釈もあるのね。

  +++

 そういえば、この講談社ミステリーランド、表紙と裏表紙には
 タイトルも作者名も書かれてません。
 背表紙にはあるけど目立たないから、電車ん中でそのまんま読んでても気になりません。
 (気にするかどうかは別だけど)
 でも図書館の本て、最初からカバーは取り払ってるからもしかすると
 カバーには書いてあるかもしれませんね。

 最近本屋でハードカバーなんか見てないからなぁ…。

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・もこもこ立体文字を簡単に!
 小麦粉大さじ1、塩大さじ2、水大さじ1、絵の具を良く混ぜ、
 ポリ袋の角をカットした袋に入れる。
 搾り出して書き、乾くまで待てばもこもこ立体文字に!
 しっかり乾いてから透明マニキュアを塗ると綺麗で耐久性も出る。
 ツルツルの処にでも書けるのでビンやビニールの飾り付けにも。
 乾けばカビなどには強いが一応高温多湿の場所では気をつけて。

・大きな紙をまっすぐ綺麗に切るには、
 しっかり折り目を付けて折り目に糸を這わせ折って持ち上げる。
 左右から糸を引き上げればスパーッと切れる。

・サンマなど焼くときには、焼く前にクッキングペーパーでくるんで
 10分ほど置いてから焼くと皮がくっつきにくい。
 冷凍を解凍したのでも可。切り身は効果が薄い。

・インスタント味噌汁作り。
 ラップを広げ、その上に味噌20gをちょっと伸ばし気味に乗せる。
 その上から火を通した具とかつお節を乗せ、ラップごと味噌でくるむように包み、
 冷凍庫に入れておく。沢山作っておくとお湯を注げばすぐ飲める。

・背もたれのある椅子に長時間座る時には、テニスボール2個を
 腰の背骨の両側に当て、背もたれに挟むように座ると疲れない。
 ストッキングにボールを入れ、ちょうど良い幅で結んで固定し腰に回して縛れば
 安定するので長時間の車の運転などにも有効。
 ボールは合うのを探して。

試してみよう!


2003年11月19日(水) 映画『THE MATRIX REVOLUTIONS』

風邪引いたみたいですよ。
のど痛くて鼻グズグスで咳とくしゃみがやたら出てます。

ティッシュがすごい勢いで消費されて行く…。

***

映画『THE MATRIX REVOLUTIONS』ウォシャウスキー兄弟監督

 クライマックスの最高潮の高揚感の中で感じていたのは、
 二十数年前のあるアニメ映画で感じた、あの高揚感と同じだった。

 ラストに向けひた走って行く中で思った印象は、
 やはり二十数年前のあるSF映画で思った印象と同じだった。

 これだけの凄まじいばかりのお金と時間と技術をつぎ込んで、
 それでも結局ハリウッドはあの時からほとんど変わっていないのか…。

 有るように見える哲学・信念・宗教・信仰…
 そういうものがちっとも伝わってこない。
 どこまでも、空虚に冷めた自分が居る。

 ふと、これはキリスト者でないと解らないのかもしれないと思い当たった。
 “聖書帯(バイブル・ベルト)”を持った、真のキリスト者でなければ解らない。
 たぶんそれが、クライマックスのシーンに集約されているのだろうと。
 そしてそれが、観終ったあと、方々から聞こえて来る「解らない」の正体なのだろうと。

 遥か遥か昔私の家人が映画「エクソシスト」を観に行って、全然怖くなかった…と言った。
 でもあれはきっとキリスト教の人が観たら物凄く怖いんだろうなぁ…と言っていた。
 それと同じような何かなのかもしれない。

 エンディングクレジットの間中お喋りしていた隣のおばちゃん、
 途中で寝てたと言ってましたね。
 実は私も寝そうになってましたよ、耳をつんざく大音響の中で、ね。
 一作目はあれほどワクワクしたのになぁ。

 ちなみに、制作途中で役者さんが死んでしまった予言者を
 どう辻褄合わせるのかと思っていたら、そう来ましたか。
 なんかこじつけがましいけど、設定上それも有りかなぁ…と。


 それにつけても、ロードオブザリングが思いやられるよ。

 +++

とか書いてたら夕刊の映画批評欄に載ってたよ。
ネタバレても良い人は、探してみてね。

***

青様があのアヤシ過ぎるゲームをお買い求めになられたようで。
日記がどんどん壊れて来ています。

頑張れ青様、負けるな青様、手に汗握る日記をお待ちしてます!
引っ張っても良いから(ぼそ)


しかし…イヤな汗になりそう…


2003年11月18日(火) 喉の痛い季節

朝が寒い。
さっき寒さに負けてとうとうヒーターを入れてしまったよ。
結露対策を考えないと…な季節になってきました。

***

それにしても、今更そこまで脱力というか自ら呆れ果てるような腐れっぷりって、
いったいどんなでしょう?
ホント、今更だと思うんだけどなぁ…。

***

青様>
 買ったのですねっ! とうとう!
 それにしても、良いお友達を持ったはるなぁ…。
 日記、いくら引っ張っても良いですから、ガンガン書いてください!


2003年11月17日(月) 「ぼくと未来屋の夏」

本日読了の本

・はやみね かおる「ぼくと未来屋の夏」講談社

 講談社ミステリーランド3冊目にして、文句なく面白かった。

 現実というのは重くて、子供にだって重いことには変わりはないわけなんだけど、
 でも子供にとって見つけたいミステリーというのはそこまで重い現実ではなく、
 もっとワクワクドキドキするような冒険や秘密であって欲しい。
 確かにそれは、個人的な意見だろうけれど、切実な願いだったりもする。

 御伽話みたいな、ちょっとオソロシくてキモチワルくてお化け屋敷みたいな、
 すごく怖くてもそれ自体を楽しんじゃって、後で良い経験だったと思えるような、
 そんなミステリーであって欲しい、そんな風に思う。

 ぼくと未来屋なら、未来屋の方がいろんな意味でだんぜん有利だと思うんだけど、
 未来屋もぼくも絶対ゆずらないところがあるのが良い。
 そして、ぼくだって決して負けてない。

 昔々読んだ天沢退二郎の「光車よ、まわれ!」を思い出した。

 見慣れていたはずの風景が、いきなり知らない世界になる。
 おなじみだったはずの人が、意外な一面を見せる。
 見開きの地図が、全然違うものに見えてくる。
 そんな夏の経験は、きっとまだ終らない。

***

責任を買う値段、というのも難しいものですね。
良い条件というものは、なかなかありません。

また地道に探しましょう。


2003年11月16日(日) 命名:ぽっこりしら茸

昨日は紅葉狩りに行って来… るつもりだったのですが、
まだ1〜2週間早かったみたいで、全山真っ赤っかには程遠かったです。

というか、今年は冷夏に暖冬のせいで、イチョウもモミジも
綺麗に色付く前に茶色くなってるのが多いようです。
春から紅葉待ちだっただけに、ちょっと残念だなぁ…。


そして、モミジの木の根元に生えていたキノコ、

 命名:ぽっこりしら茸

ちなみに命名したのは私ではありません。
センスの程はどんなもんでしょう。

***

羊様>
 うふふふふふ、結局まだやるのねぇ。
 もうお終いとか、絶対にありえないよねぇ。
 新刊、楽しみにしてます!

 でもまだ百貨店読み終わってねぇ!(苦笑)


2003年11月15日(土) 時間と継続が作り出すもの

もしかして今日は土曜日?
昨夜は週末の晩だった?

というわけで、今朝が早いというので昨夜は早々に寝てしまった私なのでして、
朝んなって、某所で集会があった…という痕跡を見つけてちょっと悔しかったり…。

 +++

変な回線落ちが腹立つんで、回線屋に苦情申し立てしたんですよね。
したら、最初に出てきたねぇちゃんは
 「特にメンテとかしてないみたいですが…」
の一言で後は無言。
そりゃぁ無いだろう?と詰め寄ると今度は兄ちゃんに変わって、
 「調査しますので数日お待ちください」
でお終い。

ホントに調査する気なんかあんの?

***

紅葉を見に行きたいんだけど、お天気は下り坂とか…。
どうしたもんかなぁ…。

***

えほん館クリスマス企画ページ、ただいま素材屋さんのご確認待ちです。
というのも、普通フリーの素材屋さんは個人サイトでの素材使用は自由なんですが、
商業サイトやサイト作成代行の場合は不許可とか有料とか許可が必要とかあるんです。

ウチのえほん館のサイトも、もともとは点景の1コンテンツでした。
でも来てくれるお客さんの質が点景とは違うというので、独立させたんですよね。
少し前までは管理人の個人サイトということで、点景も向こうからリンクしていたんですが、
最近はえほん館サイトのお客さんに見て頂くにはそぐわないコンテンツが増えてきた…
ということで、えほん館サイトからのリンクも外しています。

えほん館サイトは最初から私が勝手に応援するために作ったサイトで、
今でも完全無償のボランティアで作っている訳なんですが、
情報が段々具体的かつ詳細になるにつれ、
一般のお客さんからはオフィシャルサイトと見られている感があります。
公開している“私個人の”メールアドレスにも、直接の注文、在庫の問合わせ、
えほん館店長さん宛の完全なる個人的私信などが度々舞い込みます。

そして、解析上のユニークアクセスはえほん館サイトの方が上の場合すらあるんです。
まぁ、ここ点景の場合、日記に直接ブックマ(お気に入り)されている人も多い
みたいなんで、本当の意味での訪問者の数は判らないわけなんですが。

でまぁ、最近頓に上がってきたえほん館のアクセスを見ても、
もはや、えほん館サイトは単なる個人サイトです、とは断言できない、
そいういう事情があるのでした。
今回のクリスマス企画にしても、メールフォームこそ付いていないものの、
お金の件からオーダーの方法まで全て載せてあるわけでして。

そういう訳で、素材屋さんには商用サイトと見なされるかどうかの判断まで含めて
使用許可とご確認待ちなのでありました。


それにしても、ボランティアというのはこんなにも責任の発生するものなのですねぇ。
無償だし、好きでやってるんだから…責任なんて…と最初は思っていたんですが、
4年以上もやっているといろいろな責任が発生してきます。

サイトを見て来店されるお客さん、長期契約のオーダーをされる方、
何度か移転されたお店を見失っていて、サイトから再発見された方、
イベントのチェックをされている方、等など…。
その人達にとって、またそういう状況下での店長さんにとって、
えほん館サイトは必要不可欠になっているようです。

変な例えですが、ちょっとした気紛れで町内のお年寄りに毎日お昼を届ける、
というのを始めて、それが何年も続いたらどうなるか…。
無償だし好きでやっていた事だから…という理由だけで途中で止められるか…
というと、よほどの理由が無い限りそれはできません。
それは続いてきた…というそれだけで責任が発生するんです。

点景サイトも、今までどれだけ閉鎖しようかと思ったか知れません。
ネット落ちする…というのも、何度も考えました。
理由は様々です。気分的なもの、オフラインな理由、色々です。
でも、たとえ点景サイトを閉めることがあったとしても、
えほん館サイトは本当に余程のことが無い限り止めることはないと思います。
ネットから撤退しそうなことがあったとしても、
えほん館サイトだけはどんな方法を使っても続けたいという気持ちがあります。

それは4年前から続く責任だから。
既にえほん館サイトは私だけのものではないから。

***

窯変源氏物語、挫折しました。
結局二巻が終らなかったよ…。

どうにもね、ダメだったです、あの源氏の物言いや態度。
読んでいてしんどくてしんどくてならなかったです。

う〜ん… ひとつの基礎読本とも言えるこの物語、
現代語ででも通読くらいはしたかったんですけどねぇ…。
やっぱり、読む時期を逸したんだろうなぁ。


2003年11月14日(金) 「粗忽拳銃」

昨夜はとうとう9時半前から落ち続けでしたよ<回線
なんかもぉ、呆れ果て状態ですな。

あまり続くようなら抜本的対策練らなきゃならんかもと思っとりやす。

***

マンハッタンラブストーリー、完全に壊れてました。
あそこであー来るとは思わなかったよ!

しかし、松岡くんがドラムスの代役をやったのには笑ったね。
一瞬、え?と思ったけど、そもそも彼はドラムスなんだよな。
TOKIOん中じゃ目立たない方(奪取しか見ないからそうなる)なんだけど、
あーゆーキャラができるんだなぁ…と改めて発見。

もしかして数字はあまり取れてないのかもしれないけど、
あまりのバカバカしさに完全にハマってしまった私なのでした。

***

羊様>チェックありあとやした〜! ちょっとほっとしたよ。

***

なにやら妖しいものを見つけてしまったので、
思わず掲示板(ミルクの缶詰)の方で呟いてしまいました。
そのモノが腐っているのか、はたまた私のお脳が腐っているのか?

誰か教せーて!

***

昨日読了の本

・竹内真「粗忽拳銃」集英社

 「カレーライフ」の作者再び。

 そういえば昔はラジオを付ければちょくちょく落語をやっていた。
 物心ついた頃から週に何回かは聞いていた。
 でも、ずっとラジオで聞いていただけなので、
 実際の映像を初めて見た時にはかなりなギャップを感じたものだ。
 耳から聞いて完結していた落語が、
 一人の顔がいろんな顔と表情になるという不思議な違和感。

 話芸というくらいで、落語は耳から入る情報だけでかなり出来上がっている。
 なまじそれが頭にこびりついているから、噺家の表情や仕草が気になってしょうがない。
 面白いんだけど、その面白さに気が散る…という、いささか頂けない状況で、
 落語の本当の面白さを知るチャンスを逸してしまったのは悔やまれる。
 けれどまぁ、それでも、落語を聴き、講談を聴き、浪曲を聴き、どどいつを聴いてきた
 そんな経験は、どこかで肥やしになっているとは思える。

 表現者の気持ち、舞台の袖で出待ちしている時の緊張感、
 目の前にあるネタをどう料理してやろうか…という高揚感。
 どこかで知っているこの気持ちを改めて見るとわくわくしてくる。

 まだ前座の落語家、役者の卵、駆け出しのライター、
 そんな連中がふとした弾みで拾ってしまった拳銃(本物!実弾入り!)
 彼らがその拳銃でなにをやらかすのか。
 撃ったものの気持ちと撃たれたものの気持ちも、経験してみないとわからない
 そんな経験をどう生かして行くのか。

 「粗忽長屋」の熊みたいに死んだ自分を抱くのも、きっと肥やしになる。
 何事も経験、そしてとことんまで楽しめ!
 やっぱりこの作者はいつだって前向きで好きだ。


2003年11月13日(木) プロの目線というものが有り難い

えほん館サイトのクリスマス企画のご案内ページを作っております。
しかしこれが案外むずかしい。

最初わりとありがちに、ブラックベースに金色(黄色だけど)・赤色の
クリスマスカラーで飾ってたんですけど、
某様に見ていただいたら全然見えねぇ…って…。

黒地の上に黄色とか置くと、輝度高いと目が痛いんですよね。
で少し輝度下げ気味にしたんだけどこれがまるで見えてない。
背景も五月蠅くならない程度に模様入れてるんだけど真っ黒。
ディスプレーによって見場が変わるのはわかってたけど、
ここまで見えないとは…とかなりショックでした。

それと、やっぱ冬場だし、子供にプレゼントってコンセプトだし、
明るくて暖かいイメージの方が…というご意見もいただき。

あちこち素材屋巡りしてちまちまと作っているのでありました。
イメージ通りの素材一揃い、自分で作れればいいんだけどねぇ。

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・簡単カプチーノ
 2リットルのペットボトルに、幕が張るくらいまで温めた牛乳を
 4cm分くらい入れる。そこへ小さく丸めたアルミホイルを4つ程入れ
 30秒程良く振る。普通に入れたコーヒーの上に泡立った牛乳を乗せる。
 炭酸用や輸入品などの熱に弱いタイプのペットボトルは不可。

・取りきれない細かい揚げカスを綺麗にする
 一旦火を消し大きい揚げカスをすくった後の油を150度まで下げる。
 油をかき回してカスを中央に集める。1口分の残りご飯を油に入れ、
 中でくるくるとかき回して引き上げると細かい揚げカスが綺麗に取れる。

試してみよう!


2003年11月12日(水) 「きみとぼくの壊れた世界」

うぅ… 昨夜は10時過ぎから回線が死んでました。
真夜中過ぎても復活しなかったよ。
最近多いんだよなぁ…。
戻れずで申し訳なく。

お影でせねばならない作業もできず…。
素材屋さんを使うのも善し悪しです。

って、そんな時間に落ちてる方がどうかと思うんだけど?>プロバ!

という訳で、折角PC占有できる数少ないチャンスだったのに、
なーーんにもできませんでした。

ちぇっ!

***

本日読了の本

・西尾維新「きみとぼくの壊れた世界」講談社ノベルス

 う〜ん…なんだろう?
 しょっぱなから酷評ですが、ウザいです。
 一言でいうと、相変わらず、です。
 メフィストに体験版が載った時には、もちっと期待したんだけどねぇ。
 ちょっと残念かな。<夜月っぽく

 根底に流れる“状況”は、実は私にはかなり拒否感の強いもののはずなんだけど、
 その感覚をほとんど意識させない…というのは作者側の力なのか、こちら側の問題なのか。
 酷評している割にはグイグイ読まされてしまうあたり、
 上遠野浩平(ブギーポップの人)とどこか似ているんだよなぁ…と思ってしまう。
 どこが似てるのかはちょっと判らないんだけどねぇ。

 キャラ的には、病院坂が好きかなぁ。
 現実に居てたら絶対お近付きにはなりたくないタイプだろうとは思うんだけどね。
 でも虚構の世界なら、そういうキャラが一番好きなのかもしれない。

 相変わらずですが、表紙が凝ってます。
 破片が散ってる表紙、手触り面白いです。

 なんか感想がまとまらない処も上遠野と似てるなぁ。
 感覚的にしか読めないからなのかもですね。
 そうだ、後書きも似てるんだよ!
 最後まで読んで一瞬錯覚しちゃったもん。

 もう少し時間が経ったら、もちっとマシな何か書けるかもしれません。
 病院坂と様刻の饒舌に当てられた…というのが正しい見解かも。


2003年11月11日(火) 喋らないからといって別に…

という訳で、ドナドナ再びです。

ほけほけと喋りながら、ただ黙々と続けるのは、やっぱり変なんだそうです。
つか、喋りながら黙々…というのが既に論理矛盾してますね。

でも、頭ン中は空っぽなんですよ。
ぼーっとしつつ、ただ手と目だけが動いている…というか、
目もあまり何も見ていない気もします。
見ている目と、見ていない目、どこか回路が違うのかもしれません。

そんなわけで、
頭に意識を残したまま、アルマジロのように黙々と作業しておりました。

来ていた姫とも全然喋らないで終りました。
喋らないからといって別に仲悪いとかそういうことでは… ない…と思う。
その辺微妙に謎です。

お駄賃を頂いて今回のドナドナはおしまい。
また今度ドナドナする時ね! とお別れするのも、果たして仲良いのか謎です。
前回もドナドナの時だったし…。

***

某百貨店のインフォメーションのおねいさんは、
開店挨拶を手話付きでされます。

こういう処にも細かい進歩があるんだなぁ…と改めて。

***

期間限定のチョコボールを見つけました。
キャラメルマキアートとチーズケーキ味。

キャラメルの方はホワイトチョコとキャラメルチョコのコーティング、
チーズケーキ味はチーズケーキ風味チョコレートのコーティング。

でもどっちも全然チョコの味がしない…。
キャラメルチョコはちょっと粉っぽいし、
チーズケーキ風味はまんまチーズケーキの味そのもの。

なんつーか、変わり味のポッキーのコーティングみたいな感じかなぁ。
微妙に、美味しいんだかどうだかわからない、そんな味なのでした。

***

温泉様>
 どうしてそう無茶をするんですか?!
 風邪引いてるんなら土砂降りの中乙女の集団に混ざってないでください!

蜂様>
 よろめき系なご様子、大丈夫ですか?
 無力な私はこんなところからですがこそこそと心配しております。

Rさ様>
 数日前のメール、届いていますでしょうか?
 もし心当たりが無いようでしたらご連絡ください。
 またどっか行っちゃったかもしれないので…。

羊様>第一便出荷準備完了、おめでとー!


2003年11月10日(月) 自らドナドナする牛は…

ドナドナしてきました。
みずから首の縄のさき、頭の上でふり回しながら

 ♪あ〜る〜晴れた(雨降ってたけど)
 ♪ひ〜る〜下がり(朝からだけど)
 ♪市場に向かう道(羊砦だけど)

 ♪ドナドナド〜ナァド〜ナァ

んで、勝手にやって来て折るだけ折ったドナドナの牛は、
時間になると捨てぜりふを吐いて去って行くのでした。

 おぅおぅ、また来るぜ!
 また、ちゃんと仕事作っておくんだぜ!

 酷い話です。(笑)

***

私信:Rささん、大丈夫ですか?

***

新しい掲示板がすっかり第二の日記の様相を呈しております(笑)
挙げ句、腐れ気味…といふ…(苦笑)


2003年11月09日(日) 仕事目なデザインというのはまだまだ不得手

何かあるとすぐに凹むとか落込むとかが最近の傾向だったんだけど、
一昨日のはちょっと違ったね。

最初はいささかげんなりしたけど、段々ムカついてきてね。
ムカついて腹が立って、悔しくて悔しくて…。

たかが町の薬屋風情に、おとといおいでと言われて凹む希さんじゃねぇです。
そっちがそうならこっちにも出方ってもんがあるんでさ。


てな訳で(って全然判んないだろうけど)、凹むんじゃなく腹が立って、
とにかく行動に移し始めた自分を思わず見直しちゃった次第。

実際、いろんな気力が萎えてると思ってたんだよね。
でも、ムカついてみたら、今からだって遅くないって思える。
意外と反骨精神が残ってるもんだと、自分でもちょっと驚いてみたり。

やったろうじゃないか。
ぜってー、見返してやる!

***

錨様>
 お疲れさまでした。こちらの環境での文字化け、なくなりましたよ。
 諸所作業は、今の作業が一段落付いいたしますね。


2003年11月08日(土) 知らぬが仏。知ってたら放っとけ。

昨夜はかなり長時間に渡って回線が死んでいた模様。

ちょっと素材屋巡りをしていたんですが、
途中からまるっきり作業になりませんでした。

自作で素材を作っている私ですが、
本格的で統一的な素材が欲しい時にはやっぱり素材屋を利用します。
ほんの3つ4つでも、きっちり作るのは技術要ります。
まっとうな素材屋はできないなぁ…と、つくづく。

***

昨日あんまり悔しかったんで、技術書(んな大袈裟なもんでもない)など
借りてまいりました。<それでも買うんじゃないところが笑えるね

予定通りちょいっと遠出。
大したもんでもなくても、何くれとなく買い出しするとすぐに大枚が飛んで行くだよ。

***

明日は選挙ですな。

私は基本的には、ラザルス・ロングの格言に従うです。


2003年11月07日(金) 「風に桜の舞う道で」

昨日読了の本

・竹内 真「風に桜の舞う道で」中央公論新社

 「カレーライフ」の作家、再び。

 この間、この人は挫折を書かないと書きましたが、やはり本当のようで。
 今回のは事件すら起こりません。
 いや、別にミステリーとかそういう意味じゃないんです。
 ミステリーじゃなくても普通小説って何かしら事件が起こるもんじゃない。
 それが物凄く希薄。

 とことん青春物語。
 忘れていたあの頃を思い出させてくれるような、
 あの頃はこんなに楽しそうじゃなかったぞ…と羨ましくなるような、
 そんな青春の物語。

 読んでいてふと恩田陸を思い出した。
 「ネバーランド」とか「黒と茶の幻想」とか。
 足して二で割って何かを付け加えて、少し薄めたような感じ。

 人間模様を描くのがうまいんでしょうねぇ。
 そして、同じ鍋から飛び出した具材達…というところが、
 ちょうど「カレーライフ」とは逆。
 その辺やっぱり、竹内なんだなぁ…とつくづく思った次第。

 内容とは関係無いですが、この人、登場人物をカタカナで書くんですよ。
 リュータとかヨージとか。
 漢字だと割と記号として認識しちゃう傾向がある私にとっては、
 これ、けっこう好きでしたね。
 人の名前って普段は音で認識するものだから、
 カタカナだとそれに近くなるのかもしれません。

 竹内真は図書館にもう一冊ありました。
 今度あったらそれも借りてこようと思います。

***

さて、作業が入ったんで、今日から暫しそちらに力を注ぐ予定です。
新規でデザインを考える…というのは久しぶりなんで、何とか頑張りたいですね。

***

それにしても、いろいろと目処が立たないのが難儀です。
我が儘だってのも判ってるんですけどねぇ。
足がないのも痛いですね。

 +++

現実はなかなか厳しいです。
挙げ句世の中の隅っこに居てる人間というのはな。
何に付け、異端というものは求められない…というのが現実。

いったい、どれだけ揃えればOKなんだよ!
というのが、正直な感想です。


2003年11月06日(木) 気がかりではありますが…

翻訳家で作家の矢野徹さんが暫く入院されていました。
つい昨日だか退院されたそうですが、
実は腸の方のガンだったのだそうで…。

幸い初期の段階で見つかったらしく、患部を切除して転移もなかった…
ということで、本当に良かったです。

矢野さんは最近ではデューンのシリーズの翻訳をずっとされています。
楽しみに待っておられる方もかなりいらっしゃるかとは思いますが、
あまりご無理をせず、また頑張ってくださると良いなと思った次第です。

矢野徹さんもぼちぼち80歳になろうというお年です。
ご病気もあまりきついことにならずで本当に何よりでした。

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・泣いている赤ちゃんの耳の穴の入り口付近を指の腹で軽く
 撫ぜ撫ぜすると泣き止む。

・川の字で寝ていて布団の間があいてしまう場合、
 布団の下に2枚のバスタオルを布団と直角に敷き、
 上から布団を敷くと間があかない。

・気になる相手の気持ちを確かめる方法。
 時計の枠を書いた紙を用意し、自分で短針を書き込む。
 気持ちを知りたい相手に、「私のことをイメージしながら長針を描いて」と頼む。
  短針と長針の角度が60度以内なら好意を持っている。
  120度〜180度だと、あまり好意的でない。
  それ以外ならどちらでもない。

試してみよう!

***

子狐の舞い

にゃはは、女の子に見えるよねぇ(笑)


2003年11月05日(水) 映画『陰陽師II』

そうかなぁ?
神は、一番なりたくないものだが…。


近づきたくも無い…。

***

掲示板を新しくしました。

ちょっと前から、全然違う形にしたくなってたんですよね。
例によってまたOTDです。
スキンもすっごい変なの拾ってきました。

最近OTDのスキン探したことのある人なら、
ここまででも「あ、あれだな」と判ってしまうかも。

Javaスクリプトとかスタイルシートとかバンバン使ってるので、
見れない…とか使えない…とかの人も居るかと思いますので、
以前の掲示板も書き込み可能で残しておきます。
そちらもきちんとチェックしますんで、ご勘弁を。


なんかねぇ、自分の主義として誰でも見られる…というのはあったんだけど、
根底からまるで違う、自分では絶対に作れないような奇天烈なのが、
どーしても使ってみたくなっちゃったんです。
何かブチ壊したい衝動みたいなのの現われ…かもしれません。



とか言いつつ、暫く様子見ていろいろイマイチだったらさっさと消しちゃうかも…
ですけど…。

という訳で、新しい掲示板【ミルクの缶詰】は、
http://bbs4.otd.co.jp/milkcan/bbs_tree

***

映画『陰陽師II』滝田洋二郎監督

 TVのCMで見た限りでは、前回とほとんど同じやん!
 て感じだったのを、なんだって見に行ったのかというと、
 これがただただスケベ心から。

 だってな、萬斎と深キョンの絡みだよ? 濡れ場だよ?
 もう完全に助平親父丸出しでほくほく観に行きましたともさ。

 それがなぁ、も全然看板に偽りあり!

 まるで絡んでない!
 まるで濡れて…(こら)

 その代わり、徹底的に腐ってました…。
 心底、とことんまで腐ってました。
 これはもう、完全に同人の世界だね。
 オフィシャルで、ここまで映像でやられたら、
 ド素人の描くどんな同人も、足元にも及べないよ。
 何書いてもダメって感じだよ。

 という訳で、晴明の、否、萬斎の呪によって
 同人は封印されてしまったという感じだったのでした。

  +++

 しかし今回の萬斎さん、兎に角舞ってます。
 ひたすら舞ってます。
 いやもう その色っぽいこと、色っぽいこと。
 とことん萬斎さんの舞いを堪能した映画でした。
 大画面で観て良かった〜。

***

今日は一緒に映画を観たK様と、もうひとつ伝統芸能を観てまいりました。
でも、萬斎さんの舞いの後だとねぇ…。
いや、全然違うもんだというのは判ってるんだけどね、
なんか各の違い…みたいなんを感じてしまった今日だったのでした。


2003年11月04日(火) いろいろと複雑です

昨夜はなんたら言うIQテストの番組やってました。
取り敢えず回した時点で全問終っていて、答え合わせだけ見たんですが…。

「んなもん、知らねえ!」

が、私の結果でした。
要するに、IQ以前の問題なの。
根本的にあーゆーの、考えるのも問題読むのすらもウザいの…。

自分がゲームできない理由がはっきりわかった気がしましたよ。

***

あちこち可能性の種を蒔いているところです。
その気になって動かないとほんとうにダメだ…というのを実感しています。
あまり楽観できるものでもないけれど、あちこちに網やらレーダーやらを
張り巡らせておけば、きっと何か一番良いものが引っ掛かるでありましょう。

頑張ろ!

***

なんとなく気分でOTDのスキンなど見に行く。
しかし、二ヵ月書き込みのない掲示板をいらうことに意味があるのか…。

謎。

***

久々に古本屋に行く。

久々に持っていたいと思った本ができたので探しに行ったのだ。
でもそんなに売れ筋ではないんでしょうね。
ありませんでした。
まぁ、田舎ですしね、2軒見ただけですし。

新刊で買えば良いようなもんなんだろうけれどさ、
やっぱりハードカバーは高いのよ。

***

う〜ん… うまく行かない…。

あ、意味わかった!


2003年11月03日(月) 「平成講釈 安部晴明伝」

本日読了の本

・夢枕獏「平成講釈 安部晴明伝」中公文庫

 この作者、安部晴明という男がよほど好きなのであろうか。
 現在上映中の「陰陽師II」の元本を書いたのも彼である。

 が、今回のはそれとはまるで趣向が違う。

 そもそも今回のにはネタ本がある。
 三冊の速記本を元に、それに作者の解釈やオリジナルな部分を付け加えて
 書かれたのがこの本なのだ。
 ネタ本というより、速記本の超訳とでも言おうか。

 話は講談風に語られていく。
 まずは“枕”である。
 そこは作者の今である。
 誰と会ったとか芝居を観たとか何を食べたとか今は何国に居るとか、
 そういう話から始まる。
 そして前回の引き部分から物語に入っていくのだ。

 読んでいるとやたら現実に引き戻されるのがいささか鬱陶しい。
 しかし、
 この部分は速記本ではこう、
 設定はそれぞれこう違う、
 これは速記本には無いオリジナル、
 などといちいち解説してくれているので
 思わずへーと言いながら読み進める結果となる。

 そのへーの部分には、晴明の名付の由来なんてのもあったりする。
 晴明というキャラが二種類あった、なんてのもある。
 講談の語り口が、それらをさらさらと読ませてくれる。

 そして一番何ともいえないのが、この文庫の解説を書いているのが
 晴明神社の禰宜(宮司の下の人)氏である、ということだ。
 こんな本もちょっと珍しいのではないか。

***

体調が悪いのか、唇のアフタがいっかな消えません。
変に胃がもたれた気もするし…
秋の行事詰まりが一段落ついて、いささか気が抜けたのかもしれません。

こんなところで風邪なんか引いてる場合じゃないんですけどねぇ…。

***

ヤバいです。

ウチの近所の図書館は2週間で10冊貸してくれるんですが、
予約とかリクエストした冊数もその10冊の中に入っちゃうんです。

で、今日3冊リクエストして今の予約・リクエスト状況を調べてもらったら、
なんとそれだけで7冊になっちゃう…というのが発覚。
まともに借りられるのは3冊しか残ってないだよ。
その上、予約はすごい順番待ちだし、リクエストは2ヵ月くらい入らないんだよね。

やっぱり、本当に読みたい本は買えってこと?
これ以上本の増える要因は作りたくないよ〜(涙)


2003年11月02日(日) なにかをきっかけに考える事は良い事だ

う〜ん、おいしい話には裏がある。
ん? と思ったらまず検索。

なるほど、こういうものだとは知らなかった。
イメージ戦略に乗せられる…というのはこういうことなのか。
早めに気がついて良かった〜。

***

珍しく政治に関して熱く論議(という程の事でもないけれど)してしまった。
人生勉強が必要だよなぁ…と、改めて。
そして、もう十年早く気付けば…というのも、言ってもしょうがないね。
きっと十年前でもやっぱり同じ事言ってたんじゃないかと思う。

何事につけ、今からでも遅くない…ということだろう。
人生何年であるにせよ、まだ終末はそんなにすぐすぐの事ではないのだから。

***

こういう時には言葉がない。
ほんっとーに、を感じた瞬間。

生きる力というのは、つくづく格好良いもんだ。

***

一瞬だけ、堂本の剛くんがキッペイちゃんに見えた。
おばちゃんじゃなくて、おっさんやったんやなぁ。


2003年11月01日(土) 耳の痛い話

せっかく綺麗な楽曲など聴きに行っているのに、
パーンと響く高音部を聴くと耳に響いて急性の中耳炎を起こすのは難儀です。
いろんな局面で不利なので困りものなんですが、
持病というのは上手く付き合って行くしかないのでしょうねぇ。

 +++

やはり男性が入るのと入らないのでは違うもんだとつくづく。
力強さも然る事ながら、バランスみたいなものもやはりあるんだろうと思える。

***

あ、気付いたら11月です。
カレンダーめくるの忘れてますな。

たまに公式な書類など書くと手が痛くてならなくて逃避しているのでした(こら)


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