懊悩煩悩
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2004年03月30日(火) 生きてますよ

 仕事に揉まれてヘロヘロしながらもなんとか生きております…毎日毎日忙しくて定時には帰れない生活。というのも自分の作業ペースがトロいからなので文句言うわけにもいかず。ミスして怒られてそうこうしてるうちに引き継ぎの人が明日でもう辞めてしまわれる…4月1日から新入社員となるわけですが完全に一人でやっていかねばならないこのプレッシャーときたら。

 連続休暇は4日までしか取れないらしいということで、あーこの会社にゃ3年ぐらいが限度かしらんと早速雇ってもらった恩も忘れて不遜なことを考えておったのですが、どうやらそれは私の勘違いということで、5年は働こうかしらんとか思い直した次第です。それでも5年なのか、というツッコミはありましょうがもうとにかくバレンシアを気に入りすぎてどうにもこうにも今すぐ移住したくて仕方がありません。というかもっと海外の色んなとこまわりたいなあと日本に帰ってきてしみじみ思ったわけです。今回のスペイン行きも結局マドリー、バルセロナ、バレンシアだけだったし。というかテロがあったアトーチャ駅に実は行ってたりなんかして帰国してからゾッとしたわけです。色々ギリギリだったりして、本当に僥倖というかそんな感じの旅行でした。アンダルシア地方行きたかったなあ…セビーリャも。一年間ぐらいぶらりと海外放浪したくなりました。とりあえず半年は有休もらえないので我慢して、半年経ったら速攻有休使ってまたバレンシア行ってこようと思います。…長期休暇取ると顰蹙買うらしいけどね!というか実際オンリーワンな部署なので土日挟んで5日取れれば御の字ってのが実情かしらん。それでも白い目で見られるんだろうなあ。中核業務にぺーぺーの新人を配属するなと言いたいわけですがかといって経理や電算は気が狂いそうなのでとりあえず頑張りますよ。嗚呼バレンシアは遠くなりにけり。って何か違うな…


2004年03月13日(土) 帰国

 昨日無事帰国したので報告…家族にお土産渡したり爆睡したりボーッとしたりして一日が過ぎていますよ…そして月曜にはまた出社か。めんどくさい。フィルムは結局17本消費しました、とりあえずは2本現像してうはうはしたり自分のカメラの腕のなさにがっくりしたり。またゆっくりと色んな話をしたいですがとにかくもう疲れて今はただひたすらゆっくりしたいのでおやすみなさい。あ、誰かハガキサイズの同時プリントが安くで出来る写真屋さんを知っていたら教えてくださ…


2004年03月02日(火) I am alive!

 …というわけで、やっと日本語書き込みOKのネットカフェに辿り着いたので生存報告なぞしてみます。ドイツに着いてすぐに日本語OKのネットカフェを探しに行ったのですが、持ち前の方向音痴ぶりを如何なく発揮してしまい、結局トボトボと帰路に着いたという前科があり…今度こそ、と「地球の歩き方」とにらめっこしながらやっとこさこうしてPCの前に向かっておるというわけです。値段も手頃だし、スタッフは日本人なので日本語OK。有難い場所であります。ミュンヘン中央駅すぐの所にもネットカフェはあるんだけど、日本語書き込み出来ないし(読み込みは可)微妙にガラが悪げで一応若い日本人女の一人旅としては少し怖いものがありまして。というかネットカフェにはガラ悪いのが集まりやすいというのは世界共通なのかしらん、とか思ったり。

 出国便のフランクフルト行きが30分遅延というトラブルにいきなりブチ当たり、国際線は遅れることが多いというのは聞きかじっていたにしろ、早速すぎて泣ける。さらに機内はほとんど外国人スチュワーデスなんて聞いてないよー状態。てっきり英語OKな日本人スチュワーデスsが応対してくれるもんだと思っていたのでいきなりの英語の洗礼に戸惑いまくり。そして当然といえば当然なのだけれど、隣の人が外国人なわけで、コミュニケートする際は当然英語なわけで…母さん、「すみません、トイレに行きたいので前を通ってもいいですか?」なんて簡単な会話でまず躓くわけで…「前を通っても」の部分が何て言っていいかわからない。仕方ないのでジェスチャー付きで「Excuse me,I want to go to toilet,so…」と言ったらOKだったのでホッとしつつ。しかし12時間のフライトは長いもので、半分くらいの時間は起きてたような。ものごっつい暇だったので、帰りの便は睡眠薬使ってぐっすり寝ようと決意。

 フランクフルト行きが遅延ということは即ちミュンヘンへの乗り継ぎも遅れるということで、しばしフランクフルト空港で時間潰し。結局ミュンヘンに着いたのは夕方7時ぐらい?(ミュンヘン空港からミュンヘン中央駅まで1時間弱かかる)初日から宿無しっ子なのでホテルの予約をしてもらうべくツーリストインフォメーションに行くも(ここへ行くにもまたすったもんだで言葉の壁を早速感じて涙、結局8時頃に)ヨーロッパってのは不親切なもんで、8時なんていったらもう当然どこもかしこもClosed。仕方ないので駅のすぐ近くのホテルにふらりと入り、今日明日泊まりたいのだが、という旨を伝える。勿論英語。ドイツ語2年間勉強してたくせにこういうときにさっぱり使えないダメ人間。だがしかし、英語も英語で伝えたいことの半分以下しか伝えられない上に、「room」の聞き取りが出来ずにフロントのおねーさんをイラつかせてしまい、情けないことこの上もなし。だって「ルー」って聞こえたんだよう…三回ほど言ってもらってようやく「ルーム」のことだとI see。部屋に辿り着き、ああ晩飯食いっぱぐれたなァなんて思いながらzzz。

 また帰国してから色々と旅行記なんぞ書けたらいいなぁと思いますが、とりあえず少しだけ。とにかく言葉の壁が辛い。相手が何言ってるかわからない、ということはドイツではあまりないのだけれど(ドイツは英語OKの人がほとんど、ミュンヘンは当然のことドルトムントのタクシーの運転手でもOK)スペインがねえ…そのスペインへ行くまでもまたすったもんだがありまして。スペイン行きの航空チケットを手配しておらず、前日に旅行代理店に行くと「バレンシア行きは1000ユーロ、前日の手配だからベリーエクスペンシヴね」と言われる始末。いくらUEFAのバレンシアの試合が見たいといっても日本円にして15万も出せない。UEFAは諦めるにしろ、とりあえず3/6のバレンシア-デポル戦は何としても見ようと日本人経営の旅行代理店に電話。3/3から3/9までのフライトの手配をしてもらう。乗り継ぎ条件つきのイベリア航空で400ユーロ。乗り継ぎだしイベリアのくせに高くてちょっとムカッとするが1000ユーロよか随分とマシなのでお願いする。なんで出発前にフライトプラスのチケットを取らなかったのかと泣き喚いて歯ぎしりしたいほどに悔やんでも遅すぎる。と、ここでその旅行代理店の方から情報をゲット。なんでも、出発直前の便の席の余りを集めて販売している「Last Minute」というものがあるとのこと。ネットまたはカウンター販売とのことなので、ダッシュでネットカフェに行き情報収集。God!ミュンヘン-バルセロナ間の25日出発の28日帰還の便発見!バレンシア行きは残念ながら見当たらないものの、バルセロナから3時間ほどにあるバレンシアなので、ユーロメッドに乗りゃいいやと購入決定、即空港のLast Minuteカウンターに猛ダッシュ、なんとかチケットゲット。200ユーロちょい。さすがに安い。ただ、27日帰還予定が28日になったのが痛い。28日はブンデスリーガの観戦がある。が、UEFA見られることを考えるとタイトなスケジュールもやむなし。そしてあれほど行かないと決めていたバルセロナで何故か一泊することになろうとは、運命とは数奇なものです。

 バルセロナの国鉄の窓口とか、マクドナルドとか、バレンシアでもインフォメーションなんかは英語OKですが、タクシーの運転手とかになるともうだめ。全くしゃべれないので、本当にコミュニケーションが出来ない。だって向こうの言ってることが全く理解出来ないんだもの。ドイツ語だとちっとはかじったおかげで、単語の聞き取りは若干出来るし、数字なんかもわかる。が、スペイン語は全っ然やらずに乗り込んだため、まず数字で躓く。さらにスペイン人は超早口なので、本当にわからない。のに、とっさに「Como?(英語で言うところのPerdon?)」が口から出てこない。Hola!とGracias!しか言えない私。こんなんで旅行しようってんだから無謀もいいとこだ。しかし、バルセロナは思ったより治安は悪くなく、少し安心。というか、正直言って汚い街だけど(観光してないからあんまりなことは言えないけど、車窓から見た印象ね)なにかワクワクするものがあって、一泊しかしてないけど、また来たいと思わせるものがある。今度は是非友人と来たいなあ。そしてガウディ建築を見てまわるのさ!そんなこんなでバレンシアに着いて、その日はそのままホテルで就寝。次の日、スタジアムの下見を兼ねてチケットを買いに行く。UEFAということで注目度は低めなのか、ど真ん中の20列目をゲット。その後市街にあるオフィシャルショップでもりもり買い物したら、UEFAのチケットをプレゼントしてくれるとのこと…でももう持ってるよと素直に好意を受け取れないアホな私。

 ミュンヘンのスタジアムは陸上トラックを挟んでの観客席なので、いまいち臨場感には欠けて残念だったけど、メスタージャはすごい!サッカー専用スタはものすごいド迫力と興奮!客の入りはそうでもないのに、熱熱熱。相手がトルコのベジクタシュだからか、会場付近はものものしい警備。また詳しくは帰ってから書きたいですが本当に素晴らしい雰囲気だった。ただ、スペインはキックオフの時間が遅すぎて、帰りが深夜12時頃になったのがね…こんなの母親が聞いたら卒倒してしまう。一応若い娘がスペインの真夜中にフラつくなんて…といっても、バレンシアだから出来るのかなという気はする。さすがにマドリーのベルナベウで同じことは出来ない。多分強盗に遭って殺されるのがオチだろうから。平和な街、バレンシア万歳。

 といったところでとりあえずの報告をば。しばらく日本語に触れていない寂しさから、もりもり書いてしまうのがなんだかねえ…アルテ・ピナコテークとノイエ・ピナコテークに行ったりしたことも書きたいのだけれど、またの機会ということで。それまで皆様、どうぞごきげんよう。次に日本語OKのネットカフェに寄れるのがもう帰国前日とかになりそうなので、次の日記は帰国後の予定です。読み込みは出来るネットカフェには寄るつもりなので、暇な人はどうぞメールでも送ってやってくださいまし。一人旅の寂しさが紛れます。


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