懊悩煩悩
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2003年10月30日(木) 酒と泪とネットと物欲

 鉛のように重い腰を上げて久々に就活を再開したら、エントリーした企業からわざわざ電話で「ああ、ウチは男子しか採用する気ないから説明会出てもムダだと思うけど?」みたいなことを言われしおしおのパーな管理人でございます。早速気が挫けまくってますが、なんとか頑張り…たいところ。(今はこんな風に流して書いてますが電話受けた直後は精神荒廃状態、ボロボロと涙はこぼれるし就職課に相談しても「そんなこと日常茶飯事ですが、何か」といった調子だしで…盛大なるため息が我知らず口から漏れだします)まあ結局のところ、「職を選んでるから決まらん」ということなんだろうなーと求人票を見ながら思うわけですよ。身体の健康&精神衛生上、印刷業・SE・MR・サービス業・金融業を避けるということはイコール針の穴をくぐるような就職活動になるということなのですな。少なくともごくフツーの大学に通う文系女にとってはね。聖書じゃありゃんせんが「らくだが針の穴を通るほうがたやすい」ってヤツですわい。そこそこ大きい会社っぽいけどどマイナーな業種の説明会に行ったら予想を遙かに上回る出席者の数で、ああ皆必死なんだなあと、自分のことはさらりと棚に上げて思った次第であります。私よりはるかに後から就活しだした友人に先越されちゃったよテヘ、なんて言ってる場合じゃありませんね。

 いや、でもホントに上記の職を外してると求人ほとんどないんですよ…気張って総合職にエントリーしたら冒頭の電話のような有様で。ここまできて選ぶなよ、とか思われそうですが、だったら今まで必死でやってきた意味ないじゃんとなってしまうのでもう少し粘ってみるつもりです。就職課の人に「いついつまでに内定決めるとか期限決めたらダメ」と言われましたが、こちとら念願の欧州旅行がかかってんだ、やっぱりアタマの中にはいつまでに、とかあるわけで。まあぶっちゃけ何があっても2月下旬から欧州には飛び立ちますよ。そのために今必死でヒッキー気味に生きて金が飛んでいくのを避けてますよ。

 とかえらそうに書いてみたりしてるのに、ここんとこまた物欲の悪い虫がむくむくずんずんと湧き出してどうしようもないくらいに蹂躙されっぱなしです。さらに今回はタチが悪く、絶版の本や過去の美術展の図録なんかに手を出してるので、夏目さんペースでなく福沢さんペースでお金がひらりひらりと舞い上がっては消えてゆきます。しかしそのおかげで新たに好みの画家の発掘が出来たりと、オタク的には収穫アリアリアリアリーヴェデルチ!(そういえばジョジョ立ちオフはどうでしたか、Uちゃん)ウォーターハウスとかムリーリョはものごっついおすすめです。あとは前から欲しかったミュシャの「装飾人物集/装飾資料集」ゲッツ。結構お値段張るんですがミュシャ好きにはたまらんですばい。ネットでガシガシと検索かけてる時にぶち当たる画家の絵にずるずると魅せられて大変です。おかげで欧州行きの目的に美術館巡りが加わりました。ルーブルとオルセーは元々行こうかと思ってましたが、プラド美術館とセビーリャ美術館、プラハ国立博物館、ノイエ・ピナコテークにも足をのばします。決定。先日久々に美術展に足を運びまして(円山応挙展)やっぱり本物を見るのはいいなァと。旅行のスケジュールさえ合えば、欧州美術館巡りや観光なんかは友人と行けたら楽しいだろうなと思うのですが、はてさて。卒業旅行の行き先を決めかねてる友人方、欧州一緒に行きませんか〜なんてね。ただし週末はドイツかスペインでサッカー観戦してるので失踪しますが。

 ここ数日、やっとネットに触りだしたのでまたサイトの整理なんかをやろうかと思ってます。アップローダーも放置気味でもう使わないし、削除しようかと。リンクページも整理して、すっきりさせたいし。ちょこちょこと空き時間に落書きをしてるので、イラストサイト作るまでは今のサイトにぺしぺしとアップする予定です…あと手に入れた美術書やマイナー漫画のレビューとか、肝心の小説とかアップ出来たらいいなあと願望書き連ねて今日はこのへんで。


えもんかけ |MAIL

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