星の行方(レックナート視点2プレイ記)
DiaryINDEXpastwill


2002年06月18日(火) 決断

ビクトール「お前さんの”じいちゃん”には、そういう昔話があるってことだ」

ビクトールから、やっと話を聞くことが出来た。

ビクトール「でもな、きくまる。お前は”ゲンカクの子”ではなく、”きくまる”っていう名の一人の人間だ。それを忘れないほうがいい」



大人な言い方だこと。でも、なんかこういう流れでそれ言われても、脅しにしか聞こえないわ。そう思わない?
って、ルック、準備に忙しくて返事してくれないのね。寂しいわ。


ナナミはいつのまにか寝てしまったようだ。
きっとナナミは、昔いじめられてた事とか、過去のしがらみとか、本当にどうでもいいと思ってるんだろうな。
こういう強さが、ぼくにはとても頼もしい。
ビクトール「お前ら、いい兄弟だぜ。ゲンカクの気持ちも少しだけわかるさ」



さあ、準備はOK?せーのでいくわよ!


シュウ「心は…決まりましたか?」

きくまる「ぼくにその力があるのなら…」

ビクトール「きくまる、お前が決めたのならそれでいいさ。俺の持つ力を全て貸そう。あのルカの野郎を倒す、そのために」

シュウ「きくまる殿、我が師の元で受けた教え、神謀鬼策を以って、尽くしましょう。そして、勝利をもたらす事を約束する」



いくわよ、せーの!


私の名はレックナート。門の紋章を受け継ぐもの。バランスの執行者。

きくまる…”輝く盾の紋章”を受け継ぐ少年…
時は再び回り、多くの宿星が再び集まろうとしています。

貴方に”約束の石版”を託します。
ここに現れ出でる名前、仲間こそが貴方の力です。


ルック「僕はレックナート様の弟子のルック。そしてこれが約束の石版さ。
有難い事にレックナート様がこれをあんたにあげるってさ。
あと僕も仲間になってあげるよ。気は進まないんだけどね、
レックナート様の言いつけだから仕方ないよなぁ」

我が目に映るは微かな未来。貴方には、多くの宿星が交わっています。

貴方の友…”黒き刃の紋章”を受け継ぐ少年もまた、運命の中にいます。
貴方達の道は特に辛いものとなるでしょう。
それでも、貴方は前を見つめ、進みなさい…きくまる。


ルック「やあ、ビクトールとフリックじゃない。生きてたの?」
ビクトール「て、てめえ…」
ナナミ「こ、こちらの方もお知りあい?」
フリック「まあね。昔、いっしょに戦った事がある」
レックナートは、袖らへんがふりふりの服を着た、無愛想な少年を置いていった。
監視役かな?それにしても、彼、面白そうだ。


苔田 |MAIL