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CRAZY ABOUT ELECTRICAL MACHINERY!!!
びおらとは何ら無関係。大好きな電気製品を熱く語る!
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 品名「PSX」 所属「オーディオ様の部屋」

 
 世の中上手くできているというのか、新しい電化製品が続々発売されると、古い製品の調子が微妙に悪くなってきます。 新陳代謝がなければ製造側はやってられない、というのもあるでしょうが、それ以上に、現代の技術革新のスピードがめざましいのだと思います。 パソコンの世界なんてその最たるもの。 大容量ハードディスクなんて今や珍しくも何ともないが、私が初めてperformaというアップル社のコンピュータを買ったとき、HD容量は500メガでした。 それからまだ10年も経たないはずです。

 昨年、随分昔に買った8ミリビデオデッキが不穏な様子に。 ビデオカメラ自体はとっくの昔に手元になく、これが昇天すれば過去に取りためた旅行の映像などは、今後見ることもできない。 ビデオにダビングしておくのもいいが、さて・・・・と思案しつつ、オリンピック前後、液晶テレビとカップリングで盛んに売り出され始めたHD搭載DVDレコーダーを横目で睨む。 デジタルの鮮明な映像がテープのように劣化することもなく、DVDに落とせば非常に省スペースで保管できる。 しかし現状先立つものは心細く、電化製品マニアの目から見て、さほど値段もこなれてきていない。 従来のビデオデッキと比べるとどうもなあと、二の足を踏んでいた。
 そんなとある秋の日、新聞にはさまれた某テレビショッピングのチラシを見ていて「これは安いのでわ!」と思わず叫びました。 HD搭載DVDレコーダー、HD容量160ギガで4万円台! そしてさらに我々を魅惑したのは、そのマシンにはテレビゲーム機能が・・・そうです。 これでした。

 このマシンは非常に難しいコンセプトのもとに製品化されたと言えるでしょうね。 HD搭載レコーダーとテレビゲームという2つの購買要因を同時に有する需要者(なんか小難しい)がどれだけいたか・・・実際は、ゲーマーのみなさんにはHDレコーダーは不要なもの。 HDレコーダの購入を検討している方にとってゲームは余分な機能。 うちにも既にゲーム機単体があるわけで。 しかし、このHD容量でこの値段は、他にはないよ。 発売当時よりかなり値下げされている。 後になってみればなんちゅうことはない、さらに多機能に進化した新型がまもなく発売されるから、ということだったんですが。 

 今まで某テレビショッピングは一度も利用したことがない。 しかし勇気を振り絞ってフリーダイヤルに電話した。 ところが「こちらの商品は非常に好評で、今お申し込みいただいても1ヶ月はお待ちいただかないと」というお返事。 さらに「本体はこのお値段ですがコントローラーは別売りとなります。」 ああ・・・しかし今すぐ欲しいのだ!と盛り上がった気持ちは止まるところをしらない。 とりあえず注文は一旦保留し、相棒とさらなる協議に入る。 某大手家電量販店にこのチラシを持って行こう! 他店対抗を売り物にしているし、通販だって一緒やで。 いざゆかん。

 しかし拍子抜けしたことに、某大手家電量販店のAVコーナーには、全く同じ値段でこれが展示されておりました・・・販売員のお兄さんは非常に誠実な方で「HDレコーダーとしては他社製品と比べて使いにくいです。確かに安いのは安いけど。」と。 結局ここでも入手まで3日ほど待たされることになるのですが、我々の心はすでに決まっていたのだった。

 実際、使ってみると決して使いにくいことはありません。 電子番組表は確かにちょっと見づらい(画面がお洒落なんです)けど、これで録画予約できるのは非常に便利。 テープのように時間を気にする必要もなく、いくらでも予約してあとはすっかりお任せ。 見てしまった後で消すのもDVDに落とすのも非常にスピーディー。 こんな便利なモノならもっと早く欲しかった。 お陰で8ミリ映像は見事DVDに格納され、直後に8ミリビデオデッキは完全故障。 ふう、危なかった。

 非常に満足してますが、ひとつだけ文句を言うと、マニュアルがすごく読みにくいです。 知りたいことを書いてある箇所を探すのにすごく苦労します。 HD搭載ということはパソコンの世界に近いモノですから、きっとその方面の人がマニュアルを作ったんでしょうね。 感覚的に操作できる、という事が言いたいのだろうが、パソコンとオAV機器とでは対峙する感覚が違います。 いずれは両者の境目は曖昧なモノになるのだろうけど、ユーザーフレンドリーな視点は大切にしてほしいですね。 少しだけ意識改革すべきではと思います。
psx

2005年01月26日(水)
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