奇跡を信じて〜あれから〜
R



 同じ場所でのお通夜

今日は親戚のお通夜に参列しました
場所はHの時と同じ場所
Hのお通夜の日の事を思い出していたら頭痛がしてきた

その日の事を思い出すのも
少し前までは大切な思い出だったはずなのに
最近は辛くなる事がある

Hと私は偶然にも同じ助産婦さんに取り上げてもらった
縁があるのかな ないのかな
Hが元気だった頃は土日はいつも一緒に夕食を食べていた
私が作る事もあればHが作る時もあった

Hの好きな夏
8月の月命日には川にでも行こうかな

2002年07月31日(水)



 壊れた遺品

Hから譲り受けた車のエアコンが壊れたのが
百か日の朝だった
今も修理工場へ置いたまま
部品はドイツからやってくるのが大よそ3週間後

車屋さんから連絡が入り
「Rさん、ちょっと覚悟してね」と言われてしまった
私は期間の事かと思っていたら
修理代金の事だった うっふぇ〜ん 15万円(^^;
Hの一周忌までは車に餌を与え散歩もさせるけれど
それ以上は食わせる自信がないよ

Hの愛した車が百か日の朝に壊れたのにも
何か意味があるのではないかと思ってしまう

Hへ
犬だけでなく車も天国へ連れて行くつもり?

2002年07月30日(火)



 最後に私が出来なかった事

少し前まではHの最後を想いだすことさえ
私にとっては大切な思い出だった

しかし最後に私が出来なかった事は
「患者を軽度の脱水に導くことは、
最期の数時間に苦痛をもたらす多くの問題を軽減する」
これを怠った
頭ではわかっていながらも
水分を欲しがっている様に思えたのだ

死亡直前期については
何度となく
こちらのサイトを訪れた

周囲の我ではないものが患者本人にとって一番良い事だと
頭でわかっているはずなのに
どれだけ一生懸命何かをしたところで
ふと気付くと後になり後悔は残るものだと感じる


2002年07月25日(木)



 Hからのメッセージ?

今朝の夢
ナントHを産んだ夢を見てしまった
これには何か特別なメッセージが隠されているのかな

一昨日、車のエアコンの調子が悪く
オフィスまで車を取りに来てもらうが
部品が届かなく取り合えず車を返してもらう
(代車を用意されても運転できないから)
エアコンが効かない車を運転していく気力もなく
昨夜の百ヶ日はタクシーで出掛けた

車はHの遺品
これにも何か特別なメッセージがあるのかな

先日ある社団法人より連絡があり
Hの会社の代表者変更をして欲しいと言われた
私に新しい代表者になって欲しいと言われた
名前は貸せないよ
代表者になって保険金を受け取って欲しいとの事
私はいらない
他の人にお願いして

2002年07月21日(日)



 百ヶ日そして納骨

Hが亡くなり100日

Hの友人Tに亡くなった事を知らせ様にも
連絡が取れなく行方知れずのままだったが
今日の午前中ひょっこり御供えの『桃』を持って
Hの自宅へやってきた
お墓へ入る前に来てねとでもHが呼んだのかな?

百ヶ日の法要の後、納骨
骨壷を開けると一番上にはHのノドボトケが入っていた
やっと土にかえす事ができた
納骨の時期は様々で
四十九日に納骨をされる方もいれば
1周忌を過ぎてもそのままにしてある場合もある
時期を逃せば逃した分だけ亡くなった人の思いではなく
遺族の執着した思いだけになる気がする
また一つ生まれ変わる準備ができたねH



2002年07月20日(土)



 夏の想い出

夏の想い出と言えばHの友人達と
よく海に行った
三重県の国府浜や福井県
お盆のグアム
愛知県の知多半島
私達が最後に行った海は何処だろう
オーストラリアかな?
最近では夏になると海よりも山へ行った事の方が多い
昨年の夏はよく高速を走り山へ川へと出掛けていた
夏と言えば花火
Hは花火が好きだった
夏はHが好きなものでいっぱい

もうすぐ百か日
百か日の後は納骨 
結局、骨を全て土に返す事にした
Hの好きな桃をお供えしよう

2002年07月18日(木)



 記憶は色褪せて

色褪せていく記憶はとどめられない
いつかは書こうと考えていた「葬儀当日」の事
これもいつかは色褪せていくのだろうか
記憶が鮮明な内は中々書けなくて
けれど色褪せてしまったらもっと書けない

私は時々考える
辛く悲しい想いをする為に生まれてきたのか
深い苦しみを味わう事になる日がやってくる事も
承知だったのか
ただ、それを乗り越えられる事もわかってる




2002年07月15日(月)



 墓石に刻まれた名

告知から三ヶ月、亡くなって三ヶ月
あっと言う間の六ヶ月でした

墓石に刻まれた名を見ると
亡くなった事を現実として受けとめなければならない
もちろん十分に受けとめているつもりではある
けれど改めて現実をマジマジと突きつけられていると感じる

私の仕事はと言えば忙しく確かに毎日は充実している
何の不平もない
ただ、Hを思うと胸が苦しくなる事もある

2002年07月12日(金)



 何も欲しくはないけれど

必要な物はあるけれど欲しい物は何もない

Hに昔
「Rにデパート事全部買ってあげたとすれば
全部Rの物だよね
そう考えると欲しい物はいつでも手に入る
いつでも手に入ると思えば
欲しい物はなくなるかもしれないね」
と言われた事がある

欲しい物は何もない
お金で買える物は何も欲しくない
いつでも買えるから

神様に「たった一つだけ願い事を叶えてあげる」と
言われたら?
そう言われたらHに会いたい



2002年07月06日(土)
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