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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2005年12月31日(土) 2005年最後の日

1年って、ホントに飛ぶように過ぎ去る…。

最近、余計に速く感じるような。

「今年もあと○時間ですね」って言われるのは、ちょっとイヤ。

ん゛〜
遣り残しちゃったこととか、なんかいっぱいあり過ぎちゃって。

大掃除もはかどらなかったし〜。
なくしたと思ってた物とか出て来たり
片付けようと思ってた漫画とか読んじゃったり。

でも、やっぱり嬉しかったのは、娘が中学生の時から続けている
無遅刻無欠席を今年も頑張れたっていうことかな…。

明日からは、また新しい年。
少しでも明るい話題のある年になったら良いな…。



2005年12月25日(日) ★Merry Xmas★

穏やかなXmasを過ごしていらっしゃいますか?

Xmasは恋人と過ごす日ではなく
ご馳走を食べる日でもなく
煌びやかな電飾で、ぎらぎらと飾りたてる日でもない。

聖夜でも一生懸命働く人がいる。
たった一人で過ごす子供もいる。
哀しみに胸を傷めている人もいる。

だから―――

戦争をしている人たちよ、今日だけは武器を置こう。
家のない人には毛布を、大好きな人には言葉を贈ろう。

Xmasの今宵は誰かのために祈ろう…‥

世界が、アナタの大切な人が、
そしてアナタが穏やかにXmasを過ごせますように…。


---------------------------
イエス・キリストさま
お誕生日おめでとうデス♪




2005年12月23日(金) 音楽は魂で聴くもの


昨日の感動も冷めないまま。
夢の中で、また猫さんたちに逢えてしまって嬉しくなったり。

Chimomoは今日も学校の冬季講習会があるので、朝早く出掛けて、
帰りに「CATS」のCDを見てくるって話してた。
残念ながら取り寄せで、今出ている「CATS」のCDは、初回公演のものだそう。
でも、それでも良いよね。

それからフジ子・ヘミングさんの「奇跡のカンパネラ」を買ってきてくれた。

少し前にNHK教育TVで「フジコ〜あるピアニストの軌跡」という番組がOAされて
それ以来、フジ子・ヘミングさんの弾くピアノの音に魅せられた。
18日にも「グランドマザーズ物語」で、フジ子・ヘミングさんの特集があって
Chimomoは初めて「ラ・カンパネラ」を聴いたんだけど、かなり衝撃を受けたみたい。

(彼女は小学2年の時から、自分からバイオリンを習い始めて、今までずっとクラシックが好きなままなの。もちろん、ヴィジュアル系ロックも大好きだけど)

なんだろう。
音が違うの。
哀しみ、嘆き、そして慈愛―――。
心の琴線がふるえる音。

フジ子・ヘミングさんの人生と重なるような…。

わたしも長い間ピアノを弾いていたんだけど、こんな聴く人の感性に訴える音は初めて。
もちろん足元にすら及ばない音、自分には決して出せない音。

魅力的な音楽って、きっと魂で感じるものなんだと思う。



2005年12月22日(木) 「CATS」と踊る夜


劇団四季公演の「CATS」を観て来たの♪
もうずっと、ず―――っと観たくてたまらなかった「CATS」。

ちょうどXmas前だったので、キャッツシアターの外には白いXmasツリーが飾られてた。
この劇場の外から中まで、すべてが「CATS」の世界になっていて、特に中のセットは圧巻なの。
猫たちの目から見たゴミ棄て場が舞台で、ゴミたちも全部猫たちサイズなのね。
壊れた電子レンジやらゲーム機やら、液体洗剤のボトルやら玉子のパック…。
それらすべてが美術部さんの手によって作られたものなのだけど、汚れつぶれた感覚や感触が本物そっくり。
それはもう芸術と言ってもいいほど。

ヒトが演じているのに、歩く姿や仕草はまるで猫そのもの。
そんなたくさんの猫さんたちが登場して、劇場の後ろから天井まで
所狭しと駆け回るものだから、すっかり魅了されちゃう。
それに大掛かりな仕掛けもいっぱい。

ロック大好き、束縛されるの大嫌いなモテモテ猫のラム・タム・タガー
(歌がとっても上手なの。Chimomoの大のお気に入り猫)
ゴキブリとタップダンスをする、ふとっちょおばさん猫のジェニエニドッツ。
機関車の気のいい車掌猫のスキンブルシャンクス。
素晴らしいカンフー技を披露してくれるギルバート。
皆が恐れている犯罪王猫のマキャヴィティ。(←結構ドツボ♪)

たくさんの魅力的な猫さんの中でもわたしのお気に入りの猫さんは、マジシャンのミストフェリーズ♪
白い大きな耳、胸の白い毛以外は、真っ黒な小柄な猫。
楽しいマジックを見せてくれるの。
もちろん、マジックだけじゃなく、ダンスの上手さに心を持ってかれちゃう。

振り付けした加藤敬二さんは、マジシャン一家に育ったそうで、
ミストフェリーズのマジックの見せ場が大幅に増えたのだそう。

そして最高に魅入られたのは、グリザベラ。
彼女の歌う「Memory」は、魂に響くの。
あぁ やっと目の前でこの歌を聴くことができた…。
もうずっと前から、この歌が大好きだったの。

そうそうそれから、握手することができたランパスキャットも大好き。

この夜は最高に盛り上がって、何度もカーテンコールがかかって、役者の猫さんたちも嬉しそうだった。
最後に特別にアンコールに応えてくれたラム・タム・タガーのアドリブと投げkissには、最高にまいっちゃいましたとも。

たくさんの野良猫たちの生き様を人間くさく描いたstoryに
そして磨かれた一流の歌とダンスと演技に、魂が振動した一夜でした。

2006年春までの予定が、8月までまたロングランが決定したので、せめてあと1回はもう一度、猫さんたちに逢いに行きたいなぁ… と思っているの。



2005年12月18日(日) 重い実 〜蟲師〜


風邪をひいていても、午前4時であっても、「蟲師」だけは見逃さない。
絶対観ないと居られないくらい、ドツボなの。

今回のお話は「重い実」。

深い山間の、或る小さな村は、天災のあとには決まって作物が豊作になることが約束されている。
その代わり、人の命をひとつ、獲ってゆく。

それは「実」の為せる業。

秋に誰かの口の中に「瑞歯」が生えてくる。
その歯は秋の終わりに抜け落ちて、その人は死ぬ…。

「実」は、その歯なのだ。

因縁に縛られた或る男は、その村の祭主。
その実を操れる、村でただ一人の存在。
何故なら、その実は祭主と蟲師にしか見ることができないから。
男はそのために苦しみ、自分の身を犠牲にして「実」を作ることを決心する。

そこへギンコが介入して来るのだけれど、祭主の深い思いを知って
蟲師の禁忌を冒すことにするの。

「実」は、土地の命を甦らせる力を持っているのだけれど、人が食べれば不老不死が約束される。
一度、死出の旅路へ発った祭主に、ギンコは実を与えるの。

さて、その「実」とはいったい何なのか…。

もし、その実を見ることができる人物が、不老不死の身になれると知ったら、きっと自分が食べるんだろうね。

何故、ギンコはそうしないんだと思う?

永遠の命など、彼は要らないからなんだろうね。
きっと、生というものの根源と、死というものの意味を知っているから…。

「蟲」は、生命の根源に近い存在だから。

本当に、どうしてこの「蟲師」という物語は、魂に響くのだろう。

次のお話は「硯に潜む白」。
これはとても不思議なお話。

「蟲師」のサイトで放送スケジュールを見たら、次はなんと来年になってる…。
それも2話連続でOA。

来週は無いのね。しょぼん…。



2005年12月17日(土) 風邪ひき1週間


すっかり風邪をこじらせてしまって、小さい時から弱かった気管支へウィルスの直撃を喰らってしまった。
すっかりダウンの1週間。

気管支炎って、つらいの。
横になると咳込んで苦しくて眠れないので、壁に寄りかかってうとうとするしかなくて。
ちょっと動くと、もうぜーぜーしちゃって咳込むし。

chimomoも試験休みに入ったし、ちょっとだけ気が緩んじゃったかなぁ。

そうそう。嬉しいこともあった。
chimomoが漢文の期末テストで―――。ナイショ。
ちょっと晩御飯の仕度をしてくれたりして、とても助かったり。

でもねぇ。
主婦が寝込むと、とんでもないことに。
洗い物は流しにヤマになってるし、洗濯物は山積みだし…。
困ってしまう。

ウチのpapaさんなんて、結婚して20年
1度も洗濯機を回したことないもの。
洗濯機の使い方もわからないのよね。
ふぅ(^。^;)やれやれ。

主婦の仕事ってキリが無いし、大変なのに、評価されないよね。
家族のことを最優先にして、自分のことなど後回し。
それなのに、主婦って仕事は何だか見下されてたり。

だから「主婦です」っていうの、ちょっと気がひけたりしていたのだけど
「鋼の錬金術師」の漫画を読んでいて、そういう気持ちが一掃されちゃった。

エドとアルの師匠は、悪役に「何者だっ!?」って聞かれて、堂々と
「主婦だっっっ!!!」って答えたのね。

大爆笑しながら、すっごく嬉しくなっちゃった。
そうだよね、胸張って答えて良いんだよね。
誇りを持って。

この風邪ひき1週間、さぞや家族たちは困ったことでしょう。
ふっふっふっ ( ̄ー ̄)v



2005年12月15日(木) 静かに星の流れる夜

★彡☆☆☆☆

昨夜、ふたご座流星群が夜空を舞った。
観たくてうずうずしていたのだけれど、まだ風邪が重かったのでちょっとガマン。

今夜もまだ観られるので、昨日よりは風邪も少しだけマシになってたから
chimomoと二人で寒空の下へ出てみた。

満月が煌々と夜空に輝き、流星群観望には最悪な夜。
だけど月の光を浴びれることが嬉しかったり。
足元に蒼い月明かりに照らされた、自分の影ができる。

綺麗な夜だ。

熱いコーヒーを飲みながら、夜更けまでchimomoと二人。
何度目の流星群観望かな。
2001年の11月に降ったしし座流星群は、本当に素晴らしい夜空の祭典だった。
赤く明るく燃える大きな流れ星を観た時は、深夜というのに大はしゃぎしてしまって。
近所の人たちも、新聞屋さんまでも一緒になって眺めたんだよね。

今年のふたご座流星群は、月も明るく東京の夜空では薄いものしか見えなかったけど
それでも5個、しゅっ… と流れて行く星たちに遇うことができた。
町の灯りが届かない山奥に行かれたら、きっともっと見えたのだろうね。

しん…と静まり返った中、音もなく流れ消えてゆく星たちを観ていると
宇宙の営みは、太古の昔から変わらないんだって思えて来る。

わたしの想いも、存在も、本当に小さなものなんだ。

寒さに震えながらも、こころは温かい夜だった。



2005年12月11日(日) 東京に初雪


とても短い時間だったけれど
ホントにちらちらっとだったけれど
東京に初雪が舞った。

風邪がすっかり重くなって、すごくつらかったんだけど
ちょっとだけ外へ出て、雪の匂いを胸いっぱいに吸い込んで来ちゃった。

雪の匂い
冬の匂い
そういうの、あるよね。
わたし、冬がダイスキなんだ〜。

それにしても…
今年の冬は、寒さをいつもの年より感じるみたい。
日本海側は大雪だけど、東京はカラカラに乾いて砂漠みたい。

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今回の「蟲師」は、「海境より」。(うなさか と読むのね)
このお話は、考えさせられてしまう。
去りゆくものは、そこへ戻りたいという欲求が少ないのかな。
それとも逆に、執着心の方が大きいのかな。
それゆえに先を見失うのかな。

冥界へ旅立つ人を重ねてしまうの。
わたしの母も、祖母も… みんな、違う向こう岸を見たのかなって。

遺された人は悲しくても、それをふっきって、新しい生活を生きていかなくちゃならないんだって
強く感じてしまった。

来週は「重い実」。
このお話は、とても重く悲しい話です。




2005年12月10日(土) 男気 〜逃亡者・木島丈一郎〜


「踊る大捜査線レジェンド〜逃亡者!木島丈一郎〜」観ました?
なかなか面白かった〜。
わたしは「踊る」大好きなんだけど、レジェンドには青島くんは出ないので寂しくて、ちょっと斜に構えてた所があって。
chimomoが受験ということもあって、なかなか自由になる時間が作れなくて
真下くんも室井さんの映画も観れなかったし。
(ToT)

でもやっぱり「踊る」スタッフさんたちだなぁって思った。
スピーディなstory展開、溢れるユーモア、ぐっと胸に迫る感動シーン。
やっぱりすっごく、のめってしまった。
ラストが「交渉人・真下正義」にリンクしている所なんて、流石。

木島丈一郎役の寺嶋進さんは、自由業の方をそのまま絵に描いたような風貌で
よく仁侠映画に出演するような、まさにそのものの井出達。
この人以外に、木島役を演じられる役者さんは居ないと思っちゃう。

最近、こういう風貌のキャラクターって、居なくなったなぁって感じる。
「太陽にほえろ!」時代には、多く描かれていたものだけれど。

口は悪いけど、情に厚くて涙もろくて、男気溢れる人。
オマケに子供と惚れた女性には、めちゃめちゃ弱い。

今の時代、こういう人いなくなった…。
男が男に惚れちゃうような、そういう熱いハートの人はもう、化石なのかな。
弱い優しさを、優しさだと思ってる人が増えた気がする。
ホントの優しさって、大切にしている人を身を投げ出してまで護ることのできる強さ
親身になれる温かさだと思うの。

子役の男の子の演技力もなかなかだったし、木島さんが子供の目線で話をする姿や
年齢を越えて対等に接する姿がとても素敵だったなぁって思う。

湾岸署とは違った空気と雰囲気が珍しく、楽しめたのだけど
でもその違うモノが「踊る」にピッタリ重なっていくのには驚いてしまった。
ホント、鮮やかなの。

「踊る」はいつもこころに回復薬を分けてくれるのだけど、今回のstoryもいっぱい栄養を残してくれた。
ハートがあったかくなったもの。




2005年12月09日(金) Down...


とうとう風邪をこじらせちゃった。

ひどいクシャミに、蛇口が壊れたようにひっきりなしにタレるハナミズ
ひりひり痛むノド。
リンパ腺も腫れてるし。

横になると咳込んじゃって苦しいから、壁によりかかってうとうとするしかなくて。

chimomoの風邪を貰ったみたいなんだけど、遙かに重症だわ。

今夜はchimomoが晩御飯に「すうどん」作ってくれたの♪
すっごく嬉しかった〜。
まだまだわたしが居ないと何もできないクセに、口ばっか達者で一人で大きくなったようなことのたまうワガママ娘だけど
こうやってDownしてみると、しっかり成長しているんだなぁって感じる。

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Ezwebが、22時を過ぎた頃から繋がらないみたい。
どうやらDownしているらしいよ。
chimomoの携帯はPCビューワーが付いているんだけど、そちらもダメみたいだから
パンクしちゃったんでしょうね。
ウチにはパソコンがあるので、Ezwebを使わなくても困らないんだけど
携帯だけでHP作っている人は、こういう時不便でしょうね。

KDDIさんってば、お客さん増やしてばっかいないで、こういう部分を強化してほしいなぁ。

わたしもDown、Ezwebも一緒にDown。
今夜はゆっくりしようっと…。

眠りたいなぁ…。




2005年12月08日(木) ジョン・レノン

今日は、ジョン・レノンの命日だったんだよね。

1980年12月8日、歪んだ精神のファンに射殺されてしまったの。

本当に、本当に、音楽界にとっても大切な人を奪われてしまって、悲しいね…。

わたしはもちろんビートルズ時代のジョンも好きだけれど、12月になると特に聞きたくなる曲があるの。

『Happy Xmas』

「メリークリスマス みんなで祈ろう。
そうすれば戦争は終わる。自らがそれを望めば。」
(確かこんなふうな意味合いだったと。)

わたしはあまりXmasは好きじゃないの。
Xmasは煌びやかな電飾で飾り立て、豪華な食事をし、騒ぐ日じゃないと思ってる。

聖夜でも、一生懸命働く人がいる。
ひとりぼっちで過ごす子供たちもいる。
哀しみに胸を傷めている人もいる。

某大学でのツリーの点灯式の後、ひとりの学生が「平和ですね〜」と話してた。

本当に、日本は「平和」ですか?

ジョンはきっと、相変わらず戦争が終わることのないこの世界を嘆いているでしょうね…。



2005年12月07日(水) 日本のおばぁちゃん

「穏やか」を描き表したら、きっと原ひさ子さんになると思う。

「日本のおばぁちゃん」

「踊る大捜査線」で吉田副総監のお母さんを演じられた原さん。
青島くんに「あの御守り」をあげた、吉田のおばぁちゃんネ。

96歳で、現役で、穏やかな笑顔をかかさなかったおばぁちゃんが、亡くなってしまった…。

わたしが小さかった頃、NHKのドラマに出ていらして
今は亡き母も原さんが大好きで、いつも観ていたのを覚えてる。
優しい笑顔に惹かれていたわたし。

わたしは、おばぁちゃん大好きっ子だったの。
離れて住んでいたけど、とても可愛がって貰ったの。
でもおばぁちゃんは、4年前に亡くなってしまって…。

原さんのお誕生日は、8月6日だそう。
原爆の落ちた日。
だから自分のお誕生日のお祝いはしないと決めて
一度も祝わなかったそう。

生涯現役を心がけていらした原さんが、彼岸の世界へ旅立たれたのはとても残念です…。


「昭和」がまたひとつ、失くなってしまった…
そんな気がして――。

ご冥福を心より祈りながら――。




2005年12月06日(火) livEVIL!


雪の予報が出ていたんだけど、お昼頃ぱらぱらと霙が降っただけで
初雪にはならなかったみたい。
西の方では雪が積もって、北の方では冬の嵐が吹き荒れていて。
こんな暢気なコト、言ってちゃいけないよね。

愛する「ナイトメア」の新曲、「livEVIL−リヴィーヴル−(片面はメアリー)」(どっちから読んでもLIVEVIL♪)が明日リリースされるんだけど
行きつけのCD Shopで1日前にフライングゲットしちゃった♪
AタイプとBタイプの2種類があって、AにはメアリーのDVDが、Bには逆にリヴィーヴルのDVDがついてるの。
わたしは両方ゲットしたんだけど、どちらも素敵なプロモーションDVDでね
リヴィーヴルはライヴハウスを舞台にしていて、歌詞をそのままstoryにして作られてる。
ラストシーンには、思わず、はっ★と目を見張っちゃう。
メアリーはレトロ風味。何処か懐かしい風景に仕上がってて、ぐっときちゃった。
時間をかけて丁寧に作られてる。
そんな感じが伝わってくるDVDなの。

曲は彼らならでは!の味が目一杯溢れてて、こころが揺さぶられちゃう。
花が散る頃から、風花舞う季節へ。
また鮮やかな旋律がいつまでも心の中に残る。
彼らの歌は、秋から冬へ向かう情景が織り込まれてるものが多く
またその時季の匂いが一番ぴったり来るバンドだと思う。

ヴォーカルの黄泉くんの声も、ツアーで少し痛めたと聞いていたから心配だったのだけど
そんな気持ちは何処へやら。
前にも増して、また一段と磨きがかかってる。

ギターの咲人くんのブログを読むと、どれだけ精神を磨り減らして曲を作っているかわかるの。
そうして届けてくれた曲を聴くと、何だか胸がじん…としちゃう。

今度はどんな曲が生み出されるのかな。
彼らの成長が楽しみでたまらないの。




2005年12月05日(月) 今日は最後の日。

昨日の雨は3週間ぶりで、ぱさぱさに乾いていた草木たちが潤って、しっとり濡れた落ち葉の匂いが心を落ち着かせてくれた。
こんな初冬の雰囲気が大好きなの。

今日は「最後の日」なの。
娘のchimomoが中学生の時から、ずっと高校まで、お弁当を作り続けて6年。
風邪をひいて熱があっても、せっせと作って中学時代は1日も休まずに。
高校に入ってからは、一度だけ、chimomoの言動がどうしても許せなくて
お弁当を作らなかったことがある。
良い薬になったみたい。
相当ひもじかったみたいだから。

高校3年生は期末試験が終わると、ほとんど登校しなくて良くなるの。
大学受験へまっしぐら。
だからわたしのお弁当作りも、これでおしまい。
寝坊して「あ゛っ!!お弁当っっ!!」なんて慌てて飛び起きることも、もう無いのね。
(わたしってホント抜けてて、日曜日なのにこんなふうに飛び起きたこともいっぱいあったの)

ちょっとだけ寂しい気持ちもするけど、やっとできたゆとりを愉しむことにしようかしら。

とりあえずは、大好きなコーヒーをゆっくりと。



2005年12月04日(日) 「雨がくる。虹がたつ。」〜蟲師〜

土曜日の28時(日曜日の午前4時)に放映中の「蟲師」は、毎回とても丁寧に作られていて、もうどっぷりハマってしまってる。

あまりにアニメが素晴らしかったので、原作はどうなんだろうと読むのを躊躇っていたんだけれど
1巻を手に取ったら、そんな考えなど吹っ飛んでしまって。
原作の漫画も、まるで日本の伝承を呼んでいるみたいなの。
すぐに6巻全部揃えちゃった。
もともと幼い頃から、日本の昔話や妖怪が大好きだったので、夢中になってしまって。
学生の頃には、副教科に民俗学を取ってしまったほど。
わたしが幼い頃は、まだまだトトロの世界のような原風景が広がっていて
摩訶不思議な出来事がいつも隣り合わせに在ったの。
名前を呼ばれたから振り返ったら、誰もいなかった… とかね。

今回の「雨がくる。虹がたつ。」も、映像的にもシナリオ的にも心に迫って来た。
虹に魅せられた男の息子が、同じように虹を追いかけて行くお話しなんだけど
その虹は「虹蛇(こうだ)」という「蟲」なのね。
そこでギンコと知り合い、一緒に旅をするんだけれど…。

このお話を気に入っているのはね、わたしも虹を追いかけたことがあって
何処まで行っても虹に辿り着けないのね。
そのうち虹は消えちゃって。
追い求めても永遠に手に入れられない夢みたいな気がした。

すべてから逃げ出してしまった男に対して、ギンコは責めたり、これ見よがしな説教したりしないの。
いつでもそう。
ギンコは最良の道を一緒に探して、幾つか選択肢を示してくれるだけ。
選ぶのは自分。
ある意味、それは一番厳しいことだと思うのだけど、でも最高の優しさだと思う。
口数は少ないし、ぶっきらぼうなんだけど、でも彼の温かさが伝わってくる… そんな人なのね。

何故、彼が「ギンコ」っていうのか、それは原作の3巻でわかるようになってるの。
ホントにね、泣けてしまったよ。
ぼろぼろと泣けたんじゃなくて、ぽろり… って静かな涙なの。
心の奥底から滲み出てくる そんな感じ。

「蟲師」は、そういう心に沁みるお話なの。

次のお話は「海境より」
これも考えさせられるお話です…。



2005年12月03日(土) 華を想い、夢を想う

よく立ち寄るCD Shopのバーゲンセールがあったので、覗きに行ってみた。
またしても。9月に散財したのに懲りもせず。
(^_^;)
「ナイトメア」の新曲が7日にリリースされるので、その予約もしたかったし♪

DVDがやっぱり安くてね〜。またまた買ってしまったの。
「スターウォーズ3」と「おどるポケモン秘密基地」。
もぉね、ピカチュウが大好きなの。わたし。
最大の癒しなの。
「スターウォーズ」も、最初のルーク編からのファン。
大好きなオビ=ワンを、このシリーズではユアン・マクレガーさんが演じているでしょ?
わたしね〜、ユアンさん大好きで。
役者さんが好きというより、役柄の方を好きになっちゃうのだけれど、
オビ=ワン役はユアンさんは、ぴったり★って思う。

それから、ヴィジュアル系バンド「アリス九號」の、11/23にリリースされたマキシシングル
「華想夢想紙」の初回限定版を発見!
早速ゲットしちゃった。
素敵なアルバムのタイトルでしょう?
ハイトーンが、ラクリマ・クリスティのヴォーカル、Takaくんの声に何処となく似ていて
なかなか素敵なバンドなの。

やっぱりメンバーは5人。
なんかね、5人という構成が好きなんだ〜。
ヴォーカルにリードギター・セカンドギター・ベースギター、そしてドラム。
厚みのある音が出せる、最高の構成だと思うの。
もちろん大好きな「ナイトメア」も5人。
(*^-^*)

気持ちが塞いでいる時だからこそ、大好きな音楽に心をゆだねたくなるのね。

今宵はラベンダーのお香を焚きながら、「アリス九號」を聴こう。
しばし現(うつつ)を忘れ、華を想い、夢を想って。



2005年12月02日(金) 悲しい事件は何故続く?

心の痛む事件が頻発して、何かこの「時折綴」にも記さないとならないかな…と考えれば考えるほど、何故か何も言葉が出てこなくて、やたら悲しい気持ちで一杯になるだけだった。

たった7歳の女の子の命が、続けてふたつも奪われてしまった。
そして16歳の少女の生きる権利も。

あとに遺された親御さんの気持ちを考えると、胸が痛んでたまらない。

どうやれば、子供を守ることができる?
悲しい事件は、何故続いてしまうの?

わたしには高校3年生の娘(chimomo)がいるのだけど、もう18歳になっても
彼女のことが心配で心配で。
「ただいま」の声を聞くまでは、ほっ… とできなくて。
女子高生にとっては、きっとこういう親はうっとうしいんだろうけれど、
幸いChimomoは「ママは心配性」と素直に受け取ってくれているみたい。
(ありがたや…)
心配性だけど、彼女を縛りつけてはいないつもり。

最近は、PTAの役員になりたくないという母親が増えたからと、
PTAが無い学校も増えているのだそう。
chimomoが卒業した小学校は、わたしの母校なの。
やはり毎年PTAの役員選出時期になると、もう戦々恐々としてくる。
いかにして断るか。そればかりにみんな頭を悩ます。
でもそれでもPTAという組織は必要だと思っている保護者は、
まだ半数は居る様子だから、何とかPTAは存続しているみたい。

わたしもPTAの三役は幼稚園の役員以来懲りてしまって、お断りして来たけれど、その他の地域の役員やクラス委員はお引き受けして来た。
一人っ子の親は、断る理由が見つからない。
それに娘がお世話になっている地域への、ちょっとしたご恩返しの気持ちもあるし。

アナタの地域では、どうでしょう?
何か、子供を守る活動はありますか?

娘が小学生の頃のお話だけれど…。
仕事柄、ちょっとした絵心があるので、防犯ポスターや子供たちに危険が迫った時の駆け込む場所を示すステッカーをデザインしたり、と活動させて頂いた。
幸いその絵柄が子供たちのお気に入りキャラになってくれて、またその地域の活動が、市や警察を動かすきっかけになって、少しでも子供たちの安全に協力できたかな?と思う。

でも毎日と言っていいほど、不審者の情報が学校に入って、地域の委員さんたちが連絡網を流したり、パトロールに出たりすることがあって。
そのパトロールも保護者全員で当番を決めて、10日間に1度だけやりましょうということになった時、こんな意見が出された。

自分の子供だけ守れればいい。
そんなのは、暇な専業主婦がやればいい。

悲しかった。
地域の子供たちを守ることは、自分の子供を守ることだとわたしは思っていたから。

幸い、わたしの棲んでいる地域は、みんな委員を経験してきたお母さんたちばかりだったので、気持ち良く当番制を引き受けて下さったのだけど、委員さんたちだけでパトロールする地域も出てしまって。
あまりにも自分勝手な考えがたくさんあって、委員長さんもすっかり塞いでしまった。

子供たちの安全を守る活動は、本当に「暇な専業主婦」がやればいいのですか?
働いているお母さんは偉くて、家にいるお母さんはダメなのですか?
「お母さん」に優劣はあるのですか?

今のこの時代、社会が混沌としていると思う。
モラルは失墜し、不景気は続き、ネットを開けば鬱々とした文字が並ぶ。

子供が安心して育たない社会なんて、不幸すぎる。

家庭と学校と、警察と行政とがしっかりスクラム組んで、崩壊しかかった地域のコミュニティを建て直すことが、今すぐに必要なことに思えてならない。


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