minimum maximum
ねこのひげは、バランスよく。

2002年01月31日(木)

8:30に涼ちゃんにモーニングコールをして、あたしの一日の始まり始まり。
昨日までのウダウダ感はどこへやら、妙に清々しい朝だった。
朝ごはん、掃除、洗濯。素晴らしく快調。

寝る前にチェックしていたDPEに電話してみた。
というのも、あたしの中で何かがふっきれたから。
今まで引っかかっていたことがあって、写真が好きで、カメアシも経験していて、
それで写真関係に落ちてしまったら、なんとなく情けないというか、
じゃあ何を選べばいいの?って、更なる深みにハマるんじゃないかってことを考えすぎてた。
それともう一つ、それはそれで決まってしまうのもなんだかこわかった。
言っていることが矛盾してしまうけど、
趣味を仕事にすることはしんどいって、身をもって体験したのに、
それでも懲りずに写真に執着するのもどうなんだろうって。
・・・でも、好きなものは好きなんだから。
HMVの結果はまだ来てないけど、待ってても仕方ないって思ったし。

で、電話してみたわけです。そしたら、面接は今日行いますって言われてしまった。
でも、証明写真も履歴書もちょうど無くなってたので、あわてて撮りに行って、なんとかセーフ。

物腰柔らかそうなおじさん(所長?)との事務的なやり取りと、簡単な計算問題。
30分弱で試験は終わった。
待遇もなかなかいいみたいだし、場所もいい。
決まるといいな。

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友達のまゆに書いた手紙の返事が今日届いた。懐かしいまゆの字。
今までのあたしの身に起こった大きな転機の時にはいつも、まゆに手紙を書いてた。
でもそれは、相談とか迷いではなく、何かを決断したことのプラスの報告だった。
だけど、今回彼女に出した手紙は、自分が今底辺にいることの報告だったから、
どう受け止めてくれるのか、とても不安だったんだけど、
まゆの返事には、彼女のあったかい気配をすごく感じて、
恥ずかしいけど涙が出そうになった。

もうどれくらい会ってないのかなぁ。







2002年01月30日(水)

起きるなり頭が痛い。風邪の前兆なのかなぁ。
2日目のシチューをお腹になんとかおさめて、とりあえず薬を飲んでおく。

ネットができないのは何かと困るので、しぶしぶ電話代を払いにコンビニへ。
明らかに滞納していることがわかる請求書と求人雑誌をレジに持っていく。
きっとあたしが店員だったら、こんなお客は心配になっちゃうだろう。
おでんの差し入れとかしたくなる・・・わけないか。
元気があれば百道の図書館まで足を伸ばそうかとも思っていたけど、
寒いし頭は痛いので、取りやめにする。

銀行と区役所に用事があったのを思い出して、天神方面に向かう。
銀行のお姉さんはいつ見てもムダなく美しい人が多い。銀行も客商売だもんね、と勝手に納得。
久々に記帳して、自分のおかれている状況の崖っぷちさを再確認してしまった。
お金持ちのオジサマが実は父親だった!!なんてことにならないカシラ。

それはいいとして、今日も今日とてSMDくんが来宅。
彼もあたしと状況が似ていて、お互いに「バイト見つかった?」が挨拶代わり。
レコード屋さんをはしごしてきたらしく、たくさん買ってた。
あたしはよくわかんないけど、とっても貴重なネタを見つけたみたいで、嬉しそう。
FPMの田中さんもネタにしてたものらしいんだけど、相当古いものみたいで、やや歪んでる12インチ。
その歪みが気になったみたいで、「火であぶったら直らないかなぁ〜」なんて、
バカなことを言いながらウニウニやってたら・・・「バキッ!!!」
無残にも、四方に飛び散る黒い破片。
聴く前に割ってしまったのでした。
「しゅ、瞬間接着剤とかで、ホラ、直るよ!」って励ますあたしも半笑い。
ていうか直っても聴けないよなぁー。
意味がないとわかっていながら、破片を集めてパズルしてみた。
足りない?と思ったら、飲んでたコーヒーのマグカップの中に入ってるし・・・。
がっくり肩を落として帰る彼の背中が、ちょっぴり小さく見えました。

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4年前、あたしは当時の彼氏に二股をかけられて、天秤にかけられた。
どっちも好きなんだ、って、ふざけたことを言われてしまった。
自分が捨てられるのがイヤで、結局あたしは自ら身を引いたのだけど、
それから2人は結構長く付き合ってたみたいで、未練はないものの妙な悔しさは残ってた。
結局2人は別れてしまったんだけど、その女の子が今、不倫してるっていう噂を耳にした。
なんていうか、人のものがよく見えてしまう性質なのかな。
不倫についてどうこういうつもりはない。好きになってしまったなら、それは仕方ないことだから。
けれど、あたしの知っている限りでは、不倫をしている人はいつも辛そうな顔をしていた。
Sちゃんも、Mちゃんも。
あの子は、今どんな顔して過ごしてるのかなぁ。











2002年01月29日(火)

さてと、日記でも書くかぁーなんてパソコンを起ち上げたものの、
電話を止められてしまってました(涙)。
わかっていながらも、がびーん。つれないねー、NTTさん。

今日できることは今日やろう、そんなスローガンを掲げてたのは
いつのことだったか。
今となってはすっかり、明日できることは今日やらない、になってしまった。
いかん、いかんよ自分、こんなことでは。

昼と夜が逆転してしまうこともたびたびで、今日も昼過ぎにようやくのそのそ動き出す。
「救命病棟24時」の再放送を見つつ、ボーっとした頭をリセット。
SMDくんから電話。
来月、出演するイベントがあるらしく、フライヤー配りの途中でうちに寄るとのこと。
あぁ、そういえば、シンバルズのリミックスを借りる約束だった。
伊藤英明くん、あぁーカッコええーなんて見入ってる場合ではなく、
さっさかお掃除。

このSMDくんという人物について、MZNからするどいツッコミを入れられたけど、
彼とは別になんでもない関係。
男と女の友情なんて、あたしもあんまり信用してなくて、
絶対どっちかに下心あるってば〜なんて言ったり思ったりしてる。
実際自分がそうだから。
でもこの人に関しては、きっと向こうも下心なんてないと思うんだよねー。

酒井美紀と緒方直人のシチューのCMにまんまと触発され、無性に食べたくなる。
スーパーに買い出し。
実家で野菜を作っているので、なんだかどうも、買うのがもったいなく感じる。
しかも高いのか安いのかの感覚も、全然身に付いてない。
料理しないからー、と言って、送ってもらうのを断っていたけれど、
やっぱりこれからはなるべく自炊しよう。
今のままじゃお嫁にだって行けないわっ!
一人暮らしを始めたころは、学生だったし友達も遊びに来ることが多かったから、
毎日ちゃんとしてたんだけどなぁ。

チャリにはカゴがないので、ハンドルに荷物をぶら下げてフラフラと帰宅。
BGMはフリッパーズギター。
お米を研いで、野菜を洗って、チャッチャッチャで、出来上がり。
おぉぉーかなりいい感じ〜。
タイミングよくSMDくんがやってきたので、ごちそうしてあげました。
シチュウーシチュウー、と言いながら食べる彼は、とても25歳には見えません・・・。
オイシイと言ってくれて一安心。
「今度うちでも作ってくれ」ってどういうことやねん。
忙しいらしく、ゆっくりすることなく帰ってしまいました。

自炊はやはり安上がりですねー。再認識。



2002年01月28日(月)

ケータイのEメール。これにはずいぶんと助けられているって思う。
たいていの用事はこれで済んでしまうし、なにより通話料の節約にも役立ってる。
でも、送る側と受け取る側の需要と供給が一致しないときには、
その一方的さにうんざりする場合もあるわけで。
きっとそれほど深い意味はないとは思うけれど、HBKの送ってくるMKくん情報は、
一体どういうリアクションを返していいのか見当もつかず、
「ふーん」としか思いつかないもんだから、思いきり無視してしまった。
HBKは面白がってるとしか思えない。あぁ、なんかモヤモヤするなぁ・・・。

今日は2ヶ月ぶりくらいにあつかとデート。ソラリアで待ち合わせる。
平日は人が少なくていいわ〜。
会わない間に彼氏ができていてビックリ!!
でもホントにあつかはキレイだもんねー、いないほうがおかしいもん。
で、その彼氏へのプレゼントを買うということで、2人で探し回った。
天神→赤坂→キャナル、でようやく発見。
おなかの空き具合もいい頃で、噂のラーメンスタジアムなる所へ行ってみる。
九州麺VS全国ラーメンをコンセプトに、料理の鉄人さながらの雰囲気づくりがなされてて、
圧倒されたというか笑ってしまった。博多の人間の好きそうな感じだもんなー。
「ジャッジMEN」(笑)と書かれた投票用紙に記入して、
「御神体」(大笑)の口の中に投票するようになってるみたい。
行列が一番短かった熊本ラーメンをチョイス。あっさり目でウマ!

キャナルまで足を伸ばすことはほとんどないから、隅々まで見て回る。
ユニクロの店舗は広くて明るくてなかなかのものだけど、そんなに必要性もないし、
やっぱしキャナルはキャナルだった。しばらく来ることもないでしょう。
あ、でもでも、奇跡が起こってHMVのバイトが決まれば、ココが職場かぁ。

フレーバーカプチーノを飲みながら、彼との馴れ初めにチャチャをいれたりして、のんびりと過ごした。
予想だにしなかった展開だったらしい。やっぱし恋は突然来るものなのね〜〜。

夕方、大学に行かなきゃいけないあつかと別れて、大名の古着屋さんへ直行。
お言葉に甘えて、図々しくも、お姉さんに作品を見てもらおうと思って。
タイミングよくお客さんもいなくて、でも先客さんがいた。
自称グラフィックデザイナーの眼鏡くん。挨拶代わりにお互いに作品を見せ合った。
普段、HBKのパンチのある作品を見慣れてしまっているせいか、ちょっと物足りなく感じた。

写真を見てもらうときは、いつも緊張する。初めての人にはなおさらだ。
コメントに困るかもしれない、とか思うと、気が気じゃない。
作品を見る彼や彼女のペースにすらチェックを入れてしまう。
けれど、2人とも、とても丁寧に写真を見てくれて、それだけでよかったと思った。
眼鏡くんは何やら時間を気にしつつ、そそくさと帰ってしまったので、
お姉さんといろいろお話した。
真ん中に何か「つなぎ」のようなものがあると、話は尽きないものですねー。
Tシャツづくりと、また来ることを約束してお家へ帰った。

写真にしても絵にしても、表現者の感情ってとても如実に現れるものだと思う。
例えばそれは被写体への思い入れだったり、その時の自分の心情だったり。
そう考えると、今のあたしが欲しいもの、それは「恋してる」という感情かなー。
恋してるときのせつなさやよろこびは、もっとあたしをうるうるさせてくれるかも。

来るべきときが来たらちゃんと恋に向き合って、もっとたくさん写真を撮ろう。



2002年01月27日(日)

そろそろ(というよりもう既に)曜日の感覚はなくなってきつつあるけれど、
日曜日は日曜日らしく、窓を全開にして、せっせとお掃除。
yes.mama ok?を聴きつつ、ぴかぴかの床に寝っころがると気持ちいい。
一人暮らしを始めてから丸6年。引っ越しは4回!!
今のこの部屋は、無駄なく、好きなものたちでいっぱいになってきた。
あとは赤いソファがあればなぁ。

今日はSMDくんちに行く予定だったけど、連絡もないし、ちょっぴり面倒くさくて、ブチっちゃった。
でも、結局彼も都合が悪かったみたいで、結果的にワルモノにならずに済んだみたい。
散財決別宣言をしたものの、GIGAでビデオを物色してると、観たいのが出てくる出てくる・・・。
こんなのフラストレーションが溜まっちゃう一方だよ。まったくぅ。
でも、原因を作ってるのが自分自身ってところが、これまたやりきれない。
予約までした「グラスホッパー」も、涙をのんでサヨウナラ。また会おう!

HNちゃんと合流してAPETITOでまったりズム。
少し前まで彼女に抱いてた苦手意識は、いつのまにかどこかへ行ってしまったみたいで、
むしろこうして会って、時間を共にしてることに安心感さえ覚えるようになってきた。
あたしが彼女に近づいたのか、それとも彼女が変わったのか。
どちらにせよ、彼女の存在はとてもありがたい。

初めて入った大名の古着屋さんで、おもわずお姉さんと話が弾んで、
今度写真をみてもらう約束をした。こういうのは久しぶりで、気持ちも弾んだ。
・・・コレなんだよね。
こういう出会いがあるたびに、わずかな風向きの変化に期待しちゃうなぁ。
あたしは自分の性質を、とても単純なやつだって思ってて、
だから、出会ってきた人たちの影響をすごく受けてるし、
見てきたものや触れてきたものたちの影響も、かなりわかりやすい。
それを、自分のこだわりのなさなのカシラ??と思った時期もあったけれど、
柔軟性◎ということで、ヨシとしよう。

ジャミン・カーで夜ごはん。
HNの上司であるKSさんの素性はかなりの「つまみネタ」で、お酒も進む進む!
ひとしきり笑った後で、今宵も悩める小羊2匹。
それなりに眉間にしわを寄せて、必死に出口を探してみた。
で、行き着いたのは、結局あたし達は、見ないフリ・気づかないフリが
できないんじゃないかっていう結論。
だからといって別に、2人とも完璧主義者だというわけじゃない。
ただ、自分の足りなさ加減とかふがいなさとか、そういう所に目をつぶれないんじゃないかって。
だからいつまで経っても、満たされない!足りない!ってもがいてしまう。
目をつぶるということが、つまりは妥協するということなら、
それならせめて最高の妥協をしたい。

あたし達が思うことは、そんなに現実味のない話なんだろうか。





2002年01月26日(土)

イベントから帰ってきて寝たのが朝6:00。起きたら15:00。
どれだけ堕落してるんだか。。。
後遺症の耳鳴りは消えることもなく。相変わらずキーン。
粘りに粘って滞納してるケータイ代の支払いを、泣く泣く払いにコンビニへ行った。
今ケータイ止められてしまうのは、すごく困るんだよなぁ。
面接の連絡とか、これにかかって来るし。
笑ってしまうほど高かった12月分。思い返せば、犯人はあいつだ、HBKだ。
でも、カノができてからあまりこっちから連絡することも少なくなった。
もちろん向こうからの電話も。
いやいややってた(笑)モーニングコールも、今となっては懐かしいのー。

・・・って、それはともかくとしてケータイ代。
安いと思ってJ-PHONEを選んだわけだけど、いつも???な請求額。
プランを考え直したほうがいいのかなぁ。

そろそろ、まじでヤバメな貯金。
本気で物を売ることを考えてしまう。でも、この部屋にそんなに高価なものなんてないし。
買ったときに一番高かったのは、やっぱりiMac。
でも相当型落ちものだし、なにより売る気なんてさらさらないし。
その次はー・・・。一眼レフカメラ。だめだめ、これは絶対ダメだぁ〜。
今カメラを売って少し生活が潤うとしても、それでも絶対売れない。
そう考えたらうちに売るものなんてないですなぁー。

女の子(といっても24才)で、日払のバイトって言ったら、やっぱティッシュ配り?
それをやるとしても、コワイのが、前の会社の人に会っちゃうってこと。
もっといい辞めかたをしとけば・・・って今更仕方ないけど。
それに、広告代理店の人にもあってしまうのも可能性大アリ。
某リ○ルートの方々にはかなりの人数に会ってるから。

こうなったらやっぱ中洲で稼ぐしかないのかぁ???



2002年01月25日(金)

24回目の誕生日!オメデトウ自分!!
何か買ってあげたい気持ちはやまやまだけれど、
経済難のため自粛・・・(泣)。
でも、友達からたくさんメッセージをもらって、ひろは幸せ者です。
みんなありがとうね。うぅ。
MKくんからのメール、日付が変わったと同時に送信してくれてました。
素直に嬉しいと感じながら、でもやっぱり、正直戸惑ってしまった。
返事をしないわけにもいかず、考えに考え抜いた末、
わざとノーテンキな文章で返してしまった。
これでいいんだよね、これで。って、言い聞かせてみる。

誕生日だからといって、これといってデートの約束があるわけでもなく、
普通に無職ちゃんの平日。
ワイドショーで、度重なる雪印の不祥事を検証して、意味もなく腹を立ててみる。
その場しのぎの対応であることがまるわかり。
ブランドの中のブランド。
地位の崩落なんて、あっという間なんだなー。

「ワンダフルライフ」を観た。
OKくんから話を聞いていて、ずっと気になっていた映画。
亡くなった人たちが天国へ行く前に、
生きている間に一番幸せだったときの記憶を再現して、
その記憶だけを胸に旅立っていくというお話。
送りだす側の想いと、送りだされる側の想い。
たとえばあたしは今死んでしまったとしたら、いつを選ぶんだろう。
ちょっと頭を悩ませてみたけれど、どの時期もいまいち。
考えてみたら、あたしにはこれからやらなきゃいけないことが山ほどあるんだった。
死後のことは死んでから考えよう。
そういえばOKくんは、どの記憶を選んだのかな。

今日のメインイベント、エスカレーター@O/D☆★は、
できるだけ朝方まで頑張るつもりだったから、その前にSMDくんと夜ごはん。
途中でHNちゃんと合流して、いざ親不孝へ!!
前日までの予習も虚しく、チャーベ君と仲さんは持ち曲をあまりやってくれなかった(涙)。
ていうか仲さんカッコ良すぎる!!!!
稲益さんがキュビとカヒミ、ミユキさんがコーネリをかけてくれて、
なかなか素敵な夜だった。
ななめ前でずっと一人で踊っていた男の子、キュートだったな・・・。
小山田くん似の横顔。ハァ。あんな子、福岡にいたのねー・・・。
と、ついついハンター魂が。

朝方、しとしと雨の降る中、チャリでバビュンと帰宅。
いつものことながら、耳鳴りがすげー。キーン。

日付は途中で変わってしまったけど、近年稀にみるいい誕生日だったなー。




2002年01月24日(木)

「落下する夕方」で華子はこう言ってる。
『いい気な大人は叱られる』
初めて読んだ時のあたしは、「いい気な大人」に少し憧れた。
その時のあたしは、少なくとも世間並みには「まっとう」な生活だったと思う。
きちんと会社に行って、それなりの責任感を感じて。
今のあたしはどうだろう。
いい気なもんだね、って、言われかねない生活をしてる。
これがあたしの憧れだった?
違う違う、何か違う。

何かに縛られているときは、すごく窮屈で、解き放たれたいと願う。
もっと居心地のいい場所へ、って。
でもそこには、何かに属しているという安心感もある。

窮屈なのはいやだけど、もうそろそろ、何かに属さないとね・・・。
華子はあくまでも、小説の華子なのだから。
目を覚ませ!自分!!

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タワレコやHMVの求人情報をのぞいても、
いつも関係ない地域の募集ばかりで、福岡エリアには全然動きがなかった。
だから今日も、あきらめの気持ちを抱えつつ何気なくWEBを開いたら、
キャナルのHMVがスタッフを募集してた!
書類選考?面接はしないの?そんな決め方でいいのかなぁ。
とりあえず、願いを込めて履歴書を作成。
はぁーもう履歴書書くのにも飽きちゃったよ。これで何枚目なんでしょ。
どうせ落ちるなら悔いのないようにと、精一杯の売り込み言葉を書く。
書類選考ってことは、結局顔なのか?
んー、確かにおねえさんはカワイイし、おにいさんもキュートな人が多いよなぁ・・・。
となると益々落ちるやん、ハァッ。
見た目の華やかさや、単なるイメージで選びすぎだよなーと思いながらも、
やっぱりどうしても、そっちの方には惹かれるものがあるんだよね。

念を込めて履歴書をポストに投函する。
選考にもれた人には連絡はないみたいなんだけど、なんかそれって困る。
アテにせずに、他にもアタックかけなきゃな。

ずぅっと前から観たかった映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
をようやく観た。・・・ため息。完全にキレイすぎる。
岩井さんの作品は好きで、「LoveLetter」なんかももちろん傑作。
なかやまみほのことは、あれでようやく好きになった。
だけど、これはなんていうか、なずなやのりみち達の完全勝利。
なずなの透明感には、女のあたしでさえ心が揺らいでしまいそう。
気がついたら、なぜか涙が出ていた。
あたしには、こんなキラキラした子供時代はなかったよ。
回りは田んぼだらけだもの(泣)。

センチメンタルに少し浸って、iMovieで遊んだ。
せっかく面白いものができたのに、見せる人がいないのはつまんないなー。

今日はいつになく時の流れが緩やかだった。





2002年01月23日(水)

1ヶ月近く、「労働」から遠く離れた場所にいる。
世間的には、いまのあたしは「堕」とか「怠」だとか、
そんな位置づけになっちゃうのかな。
実家の親のほんとの気持ちなど察すると、
とても親孝行な娘だなんて言えたものじゃない。
けれど、比較的、心が穏やかなのはどうしてなんだろう。

社会のまっただ中にいる時は、いつも心が忙しかった。
それも、マイナスの力の方向へ圧倒的に。
平穏な日々などそこにはなくて、いつも何かと闘っていた。
だけど、その闘いそのものが「存在」なんだとしたら、
休戦中の今現在、あたしはなにものなんだろう。
居場所を探して、求めてばかり。

好きな時間に起きて、好きな人たちと関わって、
好きなことだけ選んで、身の回りを固めてる。
そんな毎日はいつもあたしに優しいし、幸福にさせてくれる。
満たされていると感じてしまう。
事実、この時期に触れたものたちは、今後のあたしに多大に影響すると思う。
でも、満足してしまってはそれまでだ。
あたしの内面に、自分でも気づかない奥底に、
蓄積されいる「何か」をどうにかして引き上げないと。

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そんな想いを抱えつつ、昼過ぎにようやく布団から這い出す。
今日はHNちゃんと「耳に残るは君の歌声」を観るのだ。
HBKからの晩ご飯のお誘いを珍しく断り、チャリでKBCシネマへ急ぐ。
裏切ることなく、素晴らしい作品だった。
完全な悪者の出てこないストーリー。彼女の歌声。
妙な余韻を残した終わり方だったのが少し残念。

夜ごはんは「益正」に決定。
大根サラダに感動しつつ、話がはずむのなんの。
最初は、いつもの重い空気をちょっぴり感じてしまったけれど、
今日は特別2人とも饒舌だったなぁ。
「合わない」って思ってしまってごめんね!!!!って、
本人に謝罪してしまいたいくらい、今日の時間の流れ具合は最高だった。

ほんとうに、ろくでもない大人が多すぎる。
それに疑問を持たない若者が多すぎる。
あたしたちがどれだけ世間をわかっているのかなんて定かではないけど、
まともな人たちに、もっともっと出会いたい。
それとも、そんな人たちどこにもいないのかな。

アラーキー絶賛の写真論からSMDくんの品評(?)まで、
3時間飽きることなくおしゃべりしっぱなし。
HNちゃんのああいう笑い方、初めて見たんじゃないかな。
彼女のことを知っているようで、実は全然知らなかったのかも。
見えている部分だけで人を判断することはとても危険だということはわかってる。
けど、見えない部分を探りたいと思うような人物に出会うことは少ないし、
また自分も、向こうからそう思われるような人間なのかもわからない。
HNちゃんの切り取る映像を観たいと思うのは、
彼女自身を知りたいってことなんだろうなー、と思ってみたりする。
逆に、「ひろちゃんの写真が見たいなー」って言われたとしたら、
それはあたしに興味を持ってくれたってことになるもんね。

昂揚した気持ちを抑えることもないまま帰路につく。
25日に会うことを約束して別れた。

ふと思うことがある。
いまのあたしの写真には、何が投影されているんだろう。
焦り?いらだち?それともさみしさ?
OKくんの1周忌に捧げるつもりの作品には、愛おしさを映したい。
どれだけ君を必要としていたか。
彼を想って流した涙は、一体どのくらいなんだろうか。

1年前の今ごろも、こうして彼を想っていたなぁ。






2002年01月22日(火)

まずはきのうの夜のこと。
日記を書き終えて、ホカホカのお布団の中で眠りにつきそうだったとき、
ケイタイの音でこっち側に呼び戻された。
「明日お昼一緒に食べよう」ヒビキだった。
どんな理由にせよ、こうして関係を保ってくれていることは、
素直にウレシイと感じる。
こっちから誘うことは、やはり少しコワイから。

というわけで、きちんと起床。警固のネパール料理のお店へ。
具だくさんの野菜カレー、お豆のスープ、ラッシーをもぐもぐ。
ウマウマ。お店のお姉さんとご主人の素敵な笑顔。
お気に入りがまた一つ増えた。
来るのは2度目だというヒビキに対して、
「誰と来たんだろう」という、どうでもいい疑問が浮かぶ。
ほんと、そんなことはどうでもいいことだ。
次の予定も特にないので、ゆっくりとまったりと話す。
魚のめだま写真は、相変わらずシブい。
そして今日も、時々目にするMKくんの写真を、
意識の中の無意識で避けてしまう自分に気づいた。作品として見れない。
申し訳なさなのか、それとも面倒くさいのか。
いずれにせよ、MKくんに合わせる顔なんてない。

呼び出されるはずのスミダくんからも連絡はなく、
ヒビキも時間があるということで、シアトルでホットチョコレート。
試験勉強のヒビキと、広告批評を読むあたし。向かい合う2人。
そういえば、こんな関係に憧れていたな。
「耳を澄ませば」の図書館のシーンのような関係。
目の前にいる彼があたしの好きな人で、
その彼もあたしを好きだったらな・・・なんて甘い妄想をつい。
・・・と、そんな自分に笑えてしまった。
よく見ろあたし!目の前にいるのはヒビキなんだから(笑)。

スミダ君から連絡が入り、5時に会うことを約束。
GIGA天神でやっとこさ「ワンダフルライフ」を借りる。

帰宅して、それなりに部屋を片づける。さすがに下着は干してはおけない。
あたしが生まれた冬は大好きな季節だけれど、
洗濯物を外に干せないのはどうも困る。
スミダ君が数枚のレコードと晩ご飯の材料を手に参上。
誕生日プレゼントだと言って、BeatTheBeatのミックスCDをくれた。
かなり感激!男の子からプレゼントもらったのは久しぶりだ!

キュビズモグラフィコやlosfeldのレコードを回すと、
どんな空間もハッピーになる。エスカレーターばんざい!
で、スミダ君が腕をふるって、麻婆豆腐を作ってくれた。
というより、作らせてしまった??

25日のエスカレーターのイベントでの再会を約束してバイバイ。
うん、今日もいい日だった。






2002年01月21日(月)

カフェ・モカって、そんなにカフェイン強いのかなぁ。
昨日2杯飲んだせいか、不覚にも朝まで眠れなかった。
ビーンのビデオを観たり消したり。
でも今日の予定は、昨日から決めてたから、実行せねば!
と、その前にすこし仮眠、グゥ。

出発の前にポストをのぞいたら、印刷会社から面接の結果が来てた。
落ちた。当たり前。

天気予報って当たるのね、どんよりな空模様。
アラーキーの写真展、「小説ソウル」の会場へ。
いきなり圧倒されてしまった。
先日読んだ「写真ノ方法」の影響も相まって、崇拝モード。
出だしから鳥肌。ゾクゾク。
写真から伝わる湿り気。このひと、天才です。

いつか、作品を見せて、誰かに言われた言葉。
「ひろちゃんの目線として伝わってこない」
その言葉はずっとずっと引っかかっていて、
写真を撮るたび、自分でもわかりすぎるくらい痛感して、
いまだに乗り越えられない課題。
アラーキーの作品は、どれをとってもアラーキーの目線で、
こっちが何かを感じようとする前に、作品の方から語ってくる。
これなんだよね、欲しいのは。

ヴィレバンで「広告批評」のバックナンバー2冊と、
レターセットを購入する。
今にも発狂してしまいそうになる空間。
ココが職場でもいいなー。

・・と、ここのところ、ついつい職場として考えてしまうなー。

予定通りジュンク堂のスタバでまゆと美紀ちゃんに手紙を書いた。
またもやカフェ・モカがお供。
みっともないくらい赤裸々に4枚ずつ。
これを読んだ彼女らは、一体どんなリアクションをくれるのかな。
相手が困惑するのもお構いなし、ほんとにさらけ出してしまった。
明日投函しよう。
ちょっとだけ多田琢の特集を読んで、天神GIGAに寄り、
「サトラレ」「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(長い〜)
を借りる。「ワンダフルライフ」は今日も貸し出し中。

小雨がパラつく中、バビュンと家に帰るなりヒビキから電話。
天神にいるからごはん食べようって。
こんな何気ないお誘いはいつぶりカシラ。シブるフリをしつつ、即出発。
昨日も来たのにまたエピカフェ。
実のある無駄話とオセロ。引き分け。商品のチョコは半分こ。
タワレコを一巡してバイバイ。
ヒビキとあたし。難しく考えるような仲じゃないけど、
なんだかつい気になるのは、彼の気持ち。
「ヒビキと遊ばないとつまんない」
ふと、言葉が出てしまった。
それ以上でもそれ以下でもない素の感情。
何も考えずに聞いてくれてたらいいんだけど・・・。

「サトラレ」を観る。安藤正信のオペ服(?)カッコイイ!!
自分の本音がひとに知られちゃうって、どんな感じなんだろう。
あ、でも、里見先生は聞かれてるとは思ってないわけだから、
この場合は「ひとの本音を聞いちゃうってどんな感じなんだろう」か。
ひとは嘘をつく。もちろんあたしも。
必要な嘘、ひとをだますための嘘、欺くための嘘、ひとを救う嘘。
誰もが本音を出し合ったら、世の中ってきっと成立しないよね。
それでも、本音をぶつけ合うことも大切。
ひとを傷つけない嘘なんてないのだろうけど、
できるだけ、嘘はつきたくない。
自分につく嘘なんてのは、一番さいあくだ。

すみだくんとりょうちゃんから電話。
彼のテンションに少し驚いた。連絡しなくてゴメンねー。
涼とはどうしてこんなに状況が重なっちゃうんだろう。
今日も2人して、自分たちの男運のなさを笑いあう。
割と人との接触が多くて、満たされた感じ。

「バイトでもいいんじゃん?」
ヒビキがそう言ったから、なんだか少しホッとした。
何でもいいから働こう。




2002年01月20日(日)

思いつきで日記をつけてみることにした。
どうせなら誕生日から、とかも思ったけど、
まぁ、思い立ったらキチジツと言うしね。

にちようび。
朝はちゃんと起きたんだけど、なんだかすごく面倒くさくて、
お布団から出れなかったよぅ。ぅぅぅ。
一応、イムズに電話して、「アラキネマ」の情報を得てみたら、
前売りは完売だって。そんなの当たり前だよね。
3時から当券の販売らしくって、一応悩んでみるフリ。
¥1,500を惜しむ生活なんてっ!!
「写真ノ方法」を読んで、すごくドキドキして、
自分の足りなさ加減を思い知ったばかり。
その、張本人に会えるかもしれないんだから、
行きたい気持ちはムクムクとしていたけど、やっぱ寝てしまった。

夕方、友達からの電話で起きた。
この子は、あたしにとってどうもくせ者で、
相性が合うのか合わないのか未だにワカンナイ。
でも、やっぱし必要なひとだと思う。
勝手すぎるか。
電話をブチるのもしばしばなんだけれど、
今日はちゃんと出てみたら、晩ご飯のお誘いだった。
先日も、嘘ついて映画に行かなかったし、
多少(かなり)、悪いなぁって思ってたから、
わざとらしいくらいにこころよくオッケイ。
何より今日は、なんとなく誰かと接触したかったし。
勝手すぎるね。

前々から行ってみたかったエピカフェに行ってみた。
これがかなり素敵くうかん。まったりズム。
グリーンピラフなるうまライスと、モカ・チーノ。
お皿や盛りつけまでに感じる心意気にも感動した。
こんなとこで働けたらなぁ〜。

いつものことながら、仕事のことや自分の在り方について、
激論。というかつぶやき合い。
何を自分の真ん中に持ってくるべきかとか、
なにが幸せなのか。
答えなんて出るはずもなく。

天神GIGAにいって、ビデオを物色。
品ぞろえっぷりにビックリした。
「グラスホッパー」をついに発見!!
・・・でも貸し出しちゅう(泣)。

冷たい雨がポツポツと降る中を、
スタバのカフェ・モカ飲みながら帰った。
水曜日の映画の約束をして別れる。
会ってよかった、と思う。

で、今日も泣いてしまう。
しかも、久しぶりに洪水警報なみ。
お葬式の場面や生きてたときの笑顔を
いつも以上に鮮明に思い出してしまった。
もうすぐ半年が経とうとしてるというのに。

もしかしたら、近くに来てくれてるのかな。


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