「秒速5センチメートル」見てきました。上映が終わり、明るくなると同時にトイレに駆け込む私…。(⊃Д`) 前回の「雲の向こう、約束の場所」はどっちかと言うとハッピーエンドだったので大丈夫だったのですが、今回は泣けました………。今moraで「One more time,One more chance」を落としてリピート中です。(^^;) もうめちゃめちゃいい使われ方してたよー、この曲。
以下ネタバレありで。
今回、主人公の男の子・貴樹の中学生時代・高校生時代・社会人時代の3部作でできてるんですが、新海監督、「ほしのこえ」も「雲の向こう〜」も、結局こういうことが描きたいんだろうな、と思いました。何てゆーか、「時が降り積もっていく景色」? 時間っていうのは、その時が過ぎてしまってもなくなるわけじゃなく、雪が降り積もっていくように流れていくもので。人は時間とともに変わっていってしまうものではなく、時の積み重ね・思いを積み重ねて一生を生きていくものだと。
貴樹は小学生の時に転校してしまった大切な初恋の人・明里を胸に抱きつつ、それが当たり前だと思いながら大人になり、いつしかその思いに時が降り積もっていて、既に思い出に変わっていたことに気づく、という、ただそれだけの物語なのですが。 新海監督のその、「ただそれだけの物語」というのが私は大好きで。 3話目でふたりが中学生の時以来、一度だけすれ違うシーンがあるのですが、それで特にどうというわけではなく、お互いそれぞれの生活があり、「今のはもしかして?」というだけで終わりなのです。でも、ふたりが一緒に過ごした雪の日は、時が過ぎてなくなってしまったわけじゃなく、確かにそこにあって、ふたりが体験したことで。ふたりの思いがなくなってしまったわけじゃない。
けど現実ってそうですよね。「お話の世界ぐらいそういうのは見たくない」と言われればそれまでなのですが(しかもアニメ)、アニメでここまで現実感溢れる、時の流れや人の一生を感じる風景を描けるのってすごいと思うし、ものすごくせつない。というか、アニメだからこそ生々しくなく、透明感のあるどこか懐かしい表現ができてるのかも。 私は、「エンドロールが流れて終わり」という物語より、「この物語はある物語の一部でしかない」という、風景写真のような話が大好きなのです。でも人の一生を映画にしようとしたら、そんな風になると思いません?世界は、時は連綿と続いていくのですから。
ああ、もっかい見に行きたいかも。(⊃Д`) 私は「雲の向こう〜」よりも好きだな。特に2話の「コスモナウト」で、カナエちゃんが告白できずに泣いちゃう、ロケットが飛び立つのをふたりで見てるところが好き。あの鹿児島の夏のシーンは神がかっとる。すごく懐かしい夏のニオイがするよ。 つーか、何で新海監督の描く男の子って、みんなあんなタイプなんだろうか。(笑) アレは確かに告白できないな。(^^;) 最初は「言え!言うんだ!!大丈夫!」と思ってたけど、あんな風にやさしく笑われたら無理だわな。 そういう感じもすっごい現実的で、懐かしい感じがしました。(私にはこういう経験はないが…/笑)
で、やっぱり今回も圧倒的に男、もしくはカップル(1回につき2組いるかどーか?)ぐらいの女子率だったんですが(笑)、私の見る前の回を見たらしいおばちゃん3人組がちょうど出てきて。え、この人たちこれ見たの??(@@) という感じだったのだが、ひとりがため息つきながら「ねー、現実はやっぱりああなるのかもしれないねー」と言ってた。(^^;) 何かそのひとこと、重いよおばちゃん…。<見終わってからそのこと思い出して納得しました。(笑) ってか、逆にこの映画、男の人が見てどうなのかと聞いてみたいわ。客がほとんど男の人、って、「男の人ってやっぱロマンチストなのかな」と思いました。(笑)<主人公もそうだが…。
ということで「せつな好き」(笑)にはとてもオススメな映画です。機会がありましたらぜひv↓
http://5cm.yahoo.co.jp/index.html
|