町田市にある、武相荘という所に行ってきました。 昭和のすごい政治家&芸術家の夫婦 白州次郎&正子さんの元おうち。 武蔵と相模の間に建ってるのと、家主が無愛想なのをかけて武相荘。 ネーミングからして粋です。 二人のお坊ちゃん&お嬢様カップルのお家柄もあって ベースとしては「お偉いさんのお屋敷」なのですが 昔ながらの農家の廃屋を丸ごと買い取り 家も里山も農地もなるべく変えずに残して直して住む姿勢に ゴージャスとは違う贅沢を感じるおうちなのです。
長い時間を経てツヤツヤになった木の床や柱から 墨みたいな良い匂いが漂っていて そこに展示されている数々の、飾るんじゃなく実際に 使って愛でられていた骨董品に 夫婦の芸術ともいえるような暮らしぶりを垣間見ました。 お山も竹林も丸ごと入ってる、濃厚な自然の気に満ちたお庭は そこにいるだけで山に旅に来ている気分になります。 上には鳥、下には虫、生き物の命が溢れかえっております。 藤棚のテラスに出してある椅子に腰掛けて 視界の端にいるお地蔵さんの声をうっすら聴きながら 満ち足りている世界に浸って、意識の水面を覗くのです。
お庭の「山道」には、会うこと叶わなかったあこがれの あんなきのこや、こんなきのこがモリモリ生えていて 見つけるたびに、「ずるい!ずるい!!」と連呼しておりました。 だって、山や森や大きな公園に行かないと見られないきのこが 都会の住宅街にある自分の家の庭に生えるんですよ!? こんな反則ってないじゃないですか!!(力説)
あああ、なんて極上なおうちなんだろう。 この家に住んでいた夫妻が心底うらやましい。 この夫妻だからこその家でもあるので 自分にはとてつもなく勿体無い家だけど、いつかはこんな家を持って 暮らせるようになりたいものです。
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