するめ烏賊の空
もくじ軌跡


2002年03月30日(土) 思考的嗜好

学校は正確には今日から春休み。昨日は学校は半日だけであった。
学校に行くのはあと1ヶ月ほどで、5月の下旬には私の高校生時代は終わりだ。
と書いてはみるものの、実感は切にはやって来ない。私の周りにシールドでも張り巡らされてでもいるのだろうか。鈍感というより、無意識に避けてるのか。それでもやってるのは結局自分なのであるが。

とりあえず、人生の一区切りである。自分は如何やら飽きっぽい性格らしいので、なんだか今の最終話あたりの状況は実に退屈である。退屈のわりにはやる事が鬼のように迫るので、退屈という言葉は正しくはない。
一つは政治のクラスと英語のクラスのリサーチペーパー。本来異なるクラスの別々の課題なのだが、両方ともテーマが比較的自由だったので、まとめて1つのペーパーを書き同じのを其々出すとことに決定。効率的で素適だ。などと自己満足。

2つ目はミュージカル。本番は4月の19〜21日の3日間公演。セリフも1言で、100%純度の脇役だが、それでもダンス、歌、脇役としての演技と細かい練習は毎日ある。ダンスは何故か、男子に抱きかかえられてポーズという振り付けがある。流石に気がひけてダイエットの現在である。しかし今日大量に食べたのは如何してだろう?

3つ目は出願の為の、統一試験である。帰国子女受験に関して大学側は、一般の入試と異なる問題を製作する労力を惜しむらしく、現地の統一試験を基準に合否を決める所がだいたいである。と云う訳で、人生が決まるテストなのだが、日本の受験生とは違いまわりのアメリカ人は受験勉強なんてする必要が無い訳で、自然と他人を見て切羽詰るという具合状態にはなりにくい。てのは自分に対しての言い訳。此の先どんな風に自分を騙して生きて行くのかが不安。自己防衛だとしても、なんだか厭だ。

それでも、2年間の海外生活で大分上っ面は消えたと思う。小中学生だった頃の私は、驚くほど自然に仮面を被っていたようだ。アメリカへの転校がキイになった(たぶん)のなら、此の灰色の高校生生活も悪くはない。


ゆら |MAIL