僕の空を探しに...星砂

 

 

2004年03月31日(水)

桜の樹




消えてしまいたい


そう思う

今はまだできないけど

思うだけは・・・

いいよね


桜の樹の下には死者が眠る

桜の樹の下には死者の魂が集まりやすい

そんな伝説を何度聞いたり読んだりしただろう

僕もいつか桜の樹の下で

毎年毎年 疲れる事を知らず桜の花を見つめ

やがて桜の花びらと共に色褪せ消えていきたい


...

2004年03月26日(金)

向こう側




知らない誰かと会話して

いつのまにか楽しみになって

頷いてもらったり

優しい言葉もらったり

時には傷つき涙して

涙してもそれが無駄にはならないと思いたい

出会いがあれば別れもあって

何度となく繰り返して

一人だけど独りじゃないんじゃないかって

画面の向こうには どんな人

僕はうっかりすると見過ごされるほどのやつだけど

僕は君達を見過ごさないよ

きっと どんな時も

いつもいつも君達を必要としてる




...

2004年03月24日(水)





孤独という名のループにはまった僕は

誰も寄せ付けない

ちょっと いい顔して

ちょっと 言葉なんかかててみたりするけれど

本当の僕はそこにはいない

孤独という名のループを纏い

ひたすら走り続ける人もいるのにな

僕は走るどころか歩く事もできない

どんどん深みにはまっていく

今夜のどろどろの水たまりのように



...

2004年03月22日(月)

磨り硝子




どんなに綺麗ごと並べても

所詮 僕は前には進めてないんだ

僕はいつも磨り硝子でできた箱の中

この硝子を壊した事はあったんだろうか

箱の外に一度でも出た事はあったんだろうか

無色透明の硝子に変えてみた事は?

硝子はずっと曇っていて

僕は硝子を叩き叫び 

もがいていただけなんじゃないだろうか

もうじき咲く桜の開花が始まる

今年も儚い命で人の心を癒すだろう

僕は磨り硝子の中から

桜に見とれ散りゆく運命を見送るだけ・・・




...

2004年03月21日(日)

僕はここに




例えば君が曇り空の中で迷ったら
僕を思い出して

例えば君が涙の深海に沈んだなら
僕を思い出して

僕は何もできないけれど

僕は君を救う事はできないけれど

君のことを忘れてなんかいないよ

君が雲を彷徨い深海に沈むなら
僕は君の沈んだ場所を そっと照らそう

そして僕という愚かで小さな光をたどって
君が晴れ間に戻ってくる事を待っているよ
君が水面に上がってくるのを待っているよ

僕には何もできないけれど

君を一人にはさせない

僕は ここにいる
どこにも行かないよ

僕のわずかに残る不器用な愛を君にあげるから
ゆっくりゆっくり戻っておいで



...

2004年03月13日(土)

星の欠片




星の欠片になった貴方にも貴方にも
ありがとうを言おう

救ってくれたんだね
力を貸してくれたんだね

連れていかないでいてくれた
星の欠片になるには まだ早い

これから もっといろんな思いするはず
でも貴方達が救ってくれたから
僕達が今度は守るよ

僕達がきっと守ってみせる

貴方達のぶんまで守ってみせる

だから そっと見守って

わずかな輝きみせながら
僕達を見守って


...

2004年03月11日(木)

おいていかないで




お願いだから

もう僕から誰も離れないで

お願いだから

永遠に会えない場所にはいかないで

おいていかないで


...

2004年03月10日(水)

人魚の涙




締め付けられる心は

どこに持っていけばいい

知らん顔を装い

自分の心から逃げたい

沈め・・・

沈め・・・

浮かんでくること無く

そのまま砂となれ・・・


...

2004年03月08日(月)





締め付けられる心は

どこに持っていけばいい

知らん顔を装い

自分の心から逃げたい

沈め・・・

沈め・・・

浮かんでくること無く

そのまま砂となれ・・・


...

2004年03月07日(日)

母胎




同じ曲を何度もリプレイ

僕の心はこうしてまた
殻に閉じこめられていく
からだと心は
ちぐはぐにずれていく

僕は やがて卵の中

誰も僕をみつけられない
誰も僕をさがしだせない

卵の中は母胎のように
涙の水でいっぱいに
僕はその中で目を閉じ丸くなる

音はぼんやりと
言葉はひんやりと
僕には届かない
理解不能・・・



...

2004年03月05日(金)

携帯電話




訳もなく寂しい僕はどうしたらいい

気が付くと涙溢れ途方に暮れる

こんな時 貴方がいてくれたら

一番に電話して聞いてもらうだろう

貴方は言う

しょうがねぇなぁ〜と・・・

その一言で救われたはずの僕

この世には毎日いらないほどの進化があるのに

一つだけ いつまでたっても無いものがある

あの世に通じるもの

電話くらいかけたいよ

声を聞かせてよ

弱気な僕を叱ってよ


...

2004年03月04日(木)

涙のわけ






声を押し殺して泣く日もある

気づくと涙流るる時もある

悲しい涙も

悔しい涙も

自然に流れた涙も無駄ではない

無駄にしたくない

涙の一粒一粒が跡形もなく消えても

涙のわけは自分の中に芽吹く日が来るはず



...

2004年03月01日(月)

a thousand wind


  


私のお墓の前で泣かないでください
    
そこに私はいません 眠ってなんかいません
        
千の風に 千の風になって
     
あの大きな空を 吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ

冬はダイヤのように きらめく雪になる

朝は鳥になって あなたを目覚めさせる

夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください

そこに私はいません 死んでなんかいません

     
千の風に 千の風になって

あの 大きな空を 吹きわたっています

あの 大きな空を 吹きわたっています

          

作者不明 日本語詩 新井満




...



 

 

 

 


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