時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2005年09月30日(金) お断わりです!&図書館盛況

『お断わりですか?』という件名のスパムメールが、このところ、立て続けに何通も来るんです。
なんだか知らないけど、もちろんお断わりです!(笑)

中身は見てないから何がお断わりなのかしらないけど、どうせ『出会い系サイトであなたにメッセージを送ったのに返事くれないけど、私とのお付き合いはお断わりなんですか?』みたいな内容でしょう。
内心、その件名を見るたびに、『はい、お断わりです』と、ひとこと返信してやりたい気持ちでいっぱいになります……(いや、もちろん返信なんかしませんが)

このところ、 女子高生異世界召喚図書館への作品登録が相次いでいます。
多い日には一日に二件とか、二日続けて新着ありとかいうことが相次いで、アクセス数も、安定して600〜700/dayくらいあるようになっています。
ジャンル愛好家の間での認知度が上がってきているようで嬉しいです。
(新規登録の増加には異世界召喚もの自体が増えているためもあると思いますが)

春ごろまでは、ほぼ新作登録のたびにセンデンゴン板さんで宣伝してたんですが、だいぶ作品が集まり、アクセス数も新規登録の件数も増えてきたので、そろそろこういう形での頻繁な宣伝が必要な時期は過ぎたかと、しばらく宣伝しないでいたんです。

もともと、私は当初から、『異世界召喚ものが好きな人が、異世界召喚ものを読みにいったサイトで異世界召喚図書館へのリンクを見つけて飛んできて、そこでまた新たな異世界召喚作品ともめぐり合う』というクチコミな広まり方を目標にしていて、宣伝掲示板での宣伝や検索サイトへの登録は、そういうサイクルの端緒が開くまでの初期の推進力のつもりだったので、いったんサイクルの土台が出来てしまえば、そんなに頻繁に宣伝しなくても済む状態になるのではないかと……。

でも、どうやらまだ時期尚早だったらしく、一時期、それもネット人口が増えるはずの夏休み中の7月から8月前半ごろにかけて新規登録がほとんどなくなってしまったので、もう一度だけ、夏休みにサイトを新規開設した人に存在を知ってもらうためも兼ねて8月半ばにセンデンゴン板さんに投稿してみたら、それ以来、新規登録がどっと増えて、それから一月半で20件くらい新規登録が。
作ったばかりの『連載長編の部屋その3』が、あっという間にいっぱいになりそうな勢いで、嬉しい悲鳴です。
みんながみんなセンデンゴン板さんを見た人とは限りませんが、中には、あのときにセンデンゴン板さんを見て、すぐには登録は出来なかったけど後で準備が出来てから登録しにきてくれた人もいるんじゃないかと……。

そんなわけで、ここ一月半でどっと作品が増えて、現在70作近く。
これだけ登録作品が増えてくると、その作品を置いているサイトで図書館へのリンクを見かけて飛んできてくれる人が増えて、その人たちがまた自分の作品を登録してくれたり、別の作品を読んでくれるという『リング』的なサイクルが、だいぶ成り立つようになってきたんじゃないかと思います。

登録しているサイトへの相互リンクって、めぐりめぐって、個々の登録者様自身のためにもなりますよね。
『リンクは人のためならず』(笑)。
みんながリンクをして存在をPRすることで図書館が賑わえば、そこからそれぞれのサイトへ飛んでくる人も増えるんだから。
そういう狙いで、異世界召喚図書では、相互リンクを必須にしています。

それにしても、異世界召喚ものって、以前は、王道な気がするわりに、実際には意外とありそうでなかった気がするのですが、ここ一年くらいで、とみに増えた気がするんですが、気のせいでしょうか……?
今までは、私のアンテナの低さゆえにあっても見つけられずにいたのが、図書館に登録してくれるようになったおかげで目に付くようになっただけ?



2005年09月29日(木) 最後の最後のお願いに参りました?

このあいだから書き忘れてましたが、 キャラ人気投票の締め切りを9月いっぱいにしました。
良かったら、お好みのキャラに最後の一押しをしてやってください。
魔王とアルファードの一位・二位は、よほどのことがないかぎり、もう動かないけど、里菜とローイはタイで三位なので、一押しで順位が変わるから、押しがいがあるかと。

あと、もうひとつ、何か書こうと思ってたはずなんだけど(分量的にはそっちがメインのはずだったんだけど)、どうしても思い出せません……。ああ、私の脳みそ、もうダメだ……(T-T)



2005年09月26日(月) 日記を整理

先日書いたとおり、古い日記を整理しました。
2004年分までですが、全部は削らないで、ところどころ残してます。
検索サイト事情など、その時々のオンライン小説界隈の時事的な事柄に関係あって情報が古くなっているものを消して、そういうのに関係ないものは残したら、残ったものの大半は子供の話とか動物や食べ物の話とか季節の話題とか、残しても特に問題はないけど残す意味も無いような、ほんとにどうでもいいことばかりでした……(^_^;)
で、その手の話も大半は削りました。

他にも、サイトのどこをどう改装したとか、掲示板を借り替えただの感想フォームを付け替えただの、どこそこを改装しようとしたけどうまくいかないだの……、私の日記って、改めて読み返すと、ほとんどのことが、他人にとってはどうでもいいようなことばかりですね(^_^;)
われながら、よくもまあ、これだけどうでもいいようなことを大量に書き散らしたもんだ……。
まあ、日記なんてものは、そもそもがそういうものでしょうけど。

そんなわけで、大半は消してしまったんですが、サイト○周年とか○万ヒットとかの節目のご挨拶は記念に残しました。
あと、残したのは、創作裏話的なものと、お役立ちフリーソフトの紹介など、もしかすると他人にも多少は役に立つかもしれないネタ。
あと、私のサイト運営に関する基本スタンスが現れている部分とか。

訪問者が他人のサイトの日記を遡って読む目的って、そのサイトに感想を送ったり誤字脱字を指摘しようと思ったりリンクや交流をしてみようかと思った時に、その管理人さんの人柄をチェックするためである場合も多いと思うんです。
今まで貰った感想や誤字脱字の指摘にどういう反応をしているかチェックして、気難しい人じゃなさそうだったらメールしてみようとか、交流や相互リンクに対するスタンスをチェックしてリンク報告をするかどうか考えようとか。
だから、そういうのが分かりそうな部分は全部は消さないで少し残してみました。

そんなわけで、昔の日記は虫食いになってます。
日記インデックスを見ると今までとほとんど変わっていませんが、各月に何日分かしか残っていません。
しばらくたったら、また、その時の気分で、さらに消すかも。



2005年09月22日(木) 本日の更新&古い日記

『イルファーラン物語』第五章第二場(前)UPしました。

ところで、この日記も、レンタルしてもう三年半以上。
毎日書いてるわけじゃないとはいえ、ずいぶん過去日記もたまってきました。前々から思ってるんですけど、そろそろ古い日記は削除しようかなあと。
どうせ、置いておいても、三年前の日記なんか見る人は、まずいないでしょうし。

逆に言えば、どうせ置きっ放しでも誰も見ないと思って、存在すらほとんど忘れて放置してたんですが、いくらなんでもそろそろ増えすぎ!
日記の内容だって、日常雑記はまだしも、三年前の検索サイト事情なんか書いてあっても、今ではすっかり事情が変わってしまっていて何の役にも立たないし。

何でも忘れてしまう私としては、日記が残っていると、「この企画はいつごろやったんだっけ?」などというときに調べられて便利だったのですが、それは別にネットにアップしておかなくても、ローカルに過去日記を保存しておけばすむだけですよね。

日常雑記の中で特に笑えるネタやサイト運営の基本方針に触れた内容くらいはネット上に残しておきたい気もするので、一応、いきなり全部ではなく、ざっと目を通して、一部は残そうかと思うんですが、方針だって変わっている場合もあるし、実際に読み返してみたら、きっと、どうせ残すものなんかほとんどないでしょうね。
そもそも、一年前、二年前の自分なんて、きっと、アイタタタ……で、とても見てられないに違いない……(^_^;)
そんな、自分でもアイタタで見たくないようなものを人目に晒しておくのも、どうかと……。

いえ、今の日記だって、一年後に見たら、きっとアイタタタ……で目も当てられないんでしょうけど(^_^;)、それは、その時書いてて(&反応貰って)楽しけりゃいいんだから、いいんです。
一年後にアイタタと思うことなんて、今から心配しなくても、一年後に心配すればいいやと開き直ってます(^^ゞ

私、日記でも何でもすぐに記念に残して置きたがるんですが(掲示板の過去ログまで延々とローカルに保存してたりして(^^ゞ)、何でも残しておくわりに、実際にそれらを後で見ることって、まず、ないんです。
学生時代の日記帳とか友達からの手紙とか、今でもごっそり残してありますが、読み返したことないし、写真だって、ビデオだって、撮ったらそれっきり、アルバムに貼りもしなけりゃ、見もしません(^_^;)

すごくカッコつけて言えば、『今はまだ、想い出に浸るよりも今を生きることのほうに忙しい』からですが、それじゃあ、もっと年を取って隠居したら想い出に浸る暇が出来るかというと、その時は、きっと、人生に残された時間が少ない分、よけいに、想い出に浸るために時間を割くなんてもったいなくて出来ないに違いありません。

……というわけで、これから少しづつ日記の整理に取り掛かろうっと。



2005年09月21日(水) 担架じゃなかったの?

このあいだ、息子の運動会に行ったら、『電車男』をモチーフにした競技がありました。
要は障害物競争なんですが、どうやら、『電車男』のストーリーに沿った内容らしく、幾つかの障害をこなした後、最後はペア走者(男子どうしまたは女子どうし(^_^;))の片方がウェディング・ベールをかぶって、手を繋いでゴールイン。

私は『電車男』の映画もテレビも見ていなくて、ストーリーを全く知らないので、それぞれの障害物がどうストーリーと関わっているのか全く分からないまま、たぶん関係あるんだろうと思ってみていたんですが、ただ、一つだけ、最後の方で、片方の走者が担架で運ばれるというイベントがあり、
(へえ〜、そうかあ、『電車男』ではシリーズ終盤でどちらかが怪我または病気で担架で運ばれるシーンがあるんだな?)と思ったのですが、後で息子に聞いたところ、
「あれは担架じゃなくてサーフボードだよ!」とのこと。

えっ、そうだったの?
どう見ても担架だったんですが……。
なんでも、担架の周りに水色のビニール紐で波を表現した飾りがくっつけてあったそうなんです(^_^;)
言われて見れば、そういえばなにかビラビラとついてたような気が。
へえ、そうなんだ、『電車男』にはサーフィンのシーンがあるんだ……。全然知りませんでしたよ……(^^ゞ



2005年09月20日(火) 本日の更新

『月刊カノープス通信』9月号アップしました。
今までここで連載していた入水鍾乳洞の体験記をまとめて、さらに続きを書いて完結させました。
すご〜く長いです……。
後半は、更新予定日当日になってもまだ全然書いてなかったのを、さっき、1時間くらいぶっつづけてだだーっと書いたので、もう、誤字脱字のチェックも出来ないほど、ヘロヘロです……。
一発書きでダラダラ書いたので、ただでさえ長いものが余計長くなったかも(^_^;)



2005年09月14日(水) 入水鍾乳洞体験記・4「巨大夫の試練」

さて、細長い通路を、足首まで水に浸かり、時々鍾乳石に頭をぶつけたりしながら中腰で進むこと、しばらく。

通路には、手すりだの縄だのは全くありませんが、要所要所には、壁に沿って点々と、クリスマスツリーの豆電球くらいの照明が並んでいる箇所もあります。
案内板はほとんど無いので、道が二手に分かれるところで、どっちが順路が判らなかったことも幾度か。
結局、どっちに行ってもその先で合流するのでしたが(だからわざと雰囲気作りのために案内板を付けてないのか?)、選んだ道によって、進みやすい方と進み難い方があったり。

また、頻繁に、洞窟奥から引き返してくる人たちの列とすれ違います。
たまたま広い場所ですれ違える時は問題ないのですが、人一人通るのがやっと通れるような場所では、その都度、どちらかが壁に張り付いたり岩だなの陰にしゃがんだりして、やりすごします。
不自然な中腰で、膝まで水に浸かってなので、向こうの列が長いと、やりすごすのも大変(T-T)
でも、向こうから来る人に、いろいろ、先のコースについての情報を教えてもらうことが出来ます。

そのうち、最大の難所が出現!
いえ、普通一般には、一番の難所はまだまだ先のほうらしいのですが、我が家にとっては、わりと最初のほうにあったのあの場所が一番の難所だったのです。
しかも、『我が家にとっては』といっても、主に、夫にとってだけ……。

そこは、天井から大きな鍾乳石が下がり、下にも大きな岩の出っ張りがある、岩に挟まれた狭い隙間でした。
あんまり狭い隙間なので、普通なら、とても人が通れる場所とは思えません。
もし、前に居た人たちみんながそこを越えて先に進んでいるという事実をしらなければ、『ここは行き止まりだ』と思って、引き返してしまったかもしれないくらい。
天井が低いのは、かがむなり這うなりすればなんとでもなるのですが、そこは、かがんだ時にちょうど頭から肩、胸に当たるあたりが狭く、しかも空間が斜めになっていて(足元は足元で這って通れるほどは広くない)、その狭い隙間に、斜めにした身体を滑り込ませないといけない感じなのです。頭の先から足の先まで、全部狭いところを通らないといけないのです。

でも、身体が小さい子供たちは、平気で岩と岩の間をすり抜けて、どんどん先に行ってしまいました。
しかし、ここ、大人はちょっときついぞ……。
覚悟を決めて、岩の隙間に身体を押し込んだら、あれ? 肩がつっかえた!
肩が通るように姿勢を変えたら、今度は頭が通りません!
あれ? あれ? ここはいったい、どうやってすり抜けたらいいの?
途中でひっかかってしまって、前にも後ろにも行けないんですけど……?

思わず、
「あれっ? ここ、どうやって通るの? 通れないよ?」と弱音を吐いたものの、でも、実際に、みんな、ここを通って先に言ってるんですよね。
みんな通ってるんだから、私だって通れるはず……。
ちなみに私は身長157センチ、体重44キロと、わりと小柄です。
他のみんなが、男の人たちも通った場所が、私に通れないはずはない……。

なんとか気を取り直して、前を歩いている息子を呼び止めてロウソクを預かってもらい、濡れた岩壁にべたっと顔も身体を押し付け、少しづつ身体の向きを変えたり場所をずらしたりしてみているうちに、何とかすり抜けました……。

たぶん、私が最初、そこを通り抜けられないと思ったのは、ロウソクが邪魔だったのの他に、小柄でも身体が硬いのと、その時点ではまだ服を濡らすまいという自制が働いていたため、岩に身体をべたっと押し付けることを無意識に避けてしまったからだと思います。
で、普段なら、それで通れなければ『ここは通れない場所だ』と諦めてしまうところを、みんなが通っているからということで、覚悟を決めて開き直ったら通れたらしいです。

でも、問題は、後に続く夫です!
夫は、すごくデカいんです!
身長は172センチと、そう人並みはずれて高くはありませんが、体重は90キロ近く!(これでも前よりずいぶん痩せて、数年前は100キロ近かった!)
しかも、ただ肥っているだけでなく、元々の骨格が、胸郭の直径が大きい(しかも左右の幅だけでなく前後の奥行きが大きい)鳩胸体型で、胸囲1メートル!(←この『鍾乳洞つっかえ事件』の後、好奇心で計らせてもらった)
ウェストも、90センチ超!(←ちなみに夫にとっては、胸囲より胴囲のほうが僅かでも小さいということは大変重要なことらしい……)
肩幅も広く、肩の厚みも非常に厚いです。
しかも、体格が良いだけでなく、なんといっても、頭がデカい! 人並みはずれてデカい!

脂肪なら、多少はスペースにあわせて変形・移動したりもしそうだけど、肋骨や頭蓋骨は、都合にあわせて潰れたり変形したりは出来ません。
そして、この隙間は、お腹周りより、頭・肩・胸が狭いところを通らなければならないのです……。
頭が大きい&肩厚い&胸囲大きいの、三拍子揃ったこの巨大夫は、私でさえ通れないかと思ったこの隙間を、果たして通れるのでしょうか……。
どう見ても、通れそうも無いんですけど……。
本人も大変不安そう。

でも、ここまで来たら、行くしかない!
すぐ後ろには次の人が並んで待ってるし。
夫が先に進まないと、ここは片道一方通行、追い越しも迂回もできなくて、後続の行列がどんどん溜まってしまうのです。
とりあえず、私が、こちら側から手を伸ばして、夫のロウソクを預かります。

夫、覚悟を決めて、隙間に突入!
が、やっぱり、思ったとおり、すぐにつっかえた!
濡れた岩と岩の間に思いっきり顔を押し付けて、なんとかずりずりと脱出しようとする!
あ、危ない! メガネが取れた!
水に落ちる直前のメガネを、夫、なんとか自力でキャッチ!
ああ、危なかった……。ここでメガネを水に落としたら、下は川で、かなりの速さで流れているから、へたすると流されてしまうだろうし、そうしたら、何しろ薄暗いので、探すことは困難だったでしょう。
というわけで、邪魔になるメガネは私が預かることにします。

メガネを外して、再度トライ。
ところが、前にも後ろにも動けません!
後で本人が言うには、(ああ、俺はここでつっかえて死ぬのか……)と、ちょっと本気で思ったとのこと(笑)。

とりあえず、いつのまにかどんどん先に行こうとしていた子供たちを、
「ちょっと待って! お父さんがつっかえた!」と呼び止めておいて、引き続き、夫の奮闘を見守ります。
あちこち身体の向きを変え、ずりずりと岩をこすって奮闘することしばらく。
夫は、なんとか無事、隙間を抜けることが出来ました。
ああ、よかった……。でも、帰りにまたここを通るのが心配……。
夫、病気&ダイエットで多少は痩せた後でよかったですよ。
数年前の、体重100キロ時代だったら、本当にここは通れなかったに違いない……。

夫は、解放の喜びに浸りながら、
「ここ、ボブ・サップとか、絶対通れないよね! ボブ・サップ立ち入り禁止!」と冗談を言っていましたが、後で、このあいだ紹介した鍾乳洞体験談サイトで見たところ、体重100キロ(だったかな?)(ごめんなさい、80キロでした……。でも、身長は夫より低いし、一般に女性のほうが骨が軽いから、それで80キロということは、脂肪の量はたぶん夫より多いと思う)の女性が通れたという体験談とともに「この鍾乳洞はコニシキでも通れると言われている」と書いてありました……。
でも、80キロ女性はともかく、コニシキのほうは嘘だと思う!
ていうか、本当にコニシキがあそこに来たことがあるわけじゃなく、誰かが、「たぶんコニシキでも通れるだろうと思う」と言っただけだろうし。

身長が高いのは、まあ、しゃがめばなんとかなるだろうし、お腹周りの贅肉も、まあ、なんとかなるかもしれないと思うけど、胸囲が大きい人はダメだと思うんです。
コニシキやボブ・サップじゃなくたって、曙だって貴乃花だって朝青龍だって高見盛だって、寺尾関でさえ、あそこは通れないと思います!(←お相撲には興味ないのでお相撲さんの名前はこれしか知らない)
女の人でも、超巨乳の人とかは通れないかも……。

続く。



2005年09月13日(火) 入水鍾乳洞体験記・3

飛び飛びになってしまっていますが、鍾乳洞体験記の3回目です。

さて、ここからが本番のBコース入口。
ひとつだけ持ってきたヘッドランプを下の息子につけさせ、後の3人はロウソクを手に、暗闇の世界に出発です。
といっても、かなり込んでいて、行列状態なので、みんなのロウソクの灯りで、意外と明るいです。
私たちの前後に居た人たちの中では、他に懐中電灯やヘッドライトを持ってきている人は居なくて、ほとんどみんながロウソクを持っていたようです。
普段、ロウソクなんてそんなに明るくないような気がしていましたが、そこまですでに薄暗い洞窟の中を通ってきて暗さに慣れた目には、けっこう明るいものなんですね。

入ってすぐのところは、ちょっと広く、小さなホール状になっていて、足元には小川が流れています。
なるほど、これが問題の川か……。
今のところは、まだ、さほど足を濡らさなくても石づたいに渡れる感じですが、ところどころ、どうしても水に入らないと通れない場所があって、うっかり水に浸かってしまった足は、たしかにすごく冷たいです。
これが水温10度か……。本当にこの水に慣れるものなんだろうか……?

しばらくは、天井もそんなに低くなく、時々ちょっと背をかがめながらも、普通の山歩きのように歩いていきましたが、それは、ほんとうにしばらくの間だけでした。
せっかくさっきの川をなるべく足を濡らさないように渡ったのに、渡った先は、もう、足首まで、ところによっては膝近くまで水に浸かって、完全に川床を歩くかたちになります。
手を切るような冷たい水で、足がじんじん痛みますが、ひたすら我慢します。

本当に、あと往復30分、この水に浸かりっぱなしで歩けるんだろうか……。そんなことが普通一般の家族連れに可能なんだろうか……?
とても信じられないけど、説明の人が我慢すれば慣れるっていってたし、中には長靴の人もいるけど、ほとんどの人は普通の運動靴やビーサンやレンタルのわらじで入ってるんだから、普通は我慢できるものなのでしょう。
だったら私たちだって我慢できるはず。耐えられるはず! 我慢だ、根性だ!

あ、ちなみに、この鍾乳洞のBコースまでの往復所要時間は約60分なのですが、そのうち、Aコース往復の所要時間が約30分なので、その奥のBコース部分だけだと約30分という計算です。
Aコースの間は足はあまり濡れなくて、Bコース部分だけが水中歩行なのです。

冷たい水に足をしびれさせつつ、ちょっと行くと、まもなく壁の横腹に狭い横穴があって、その入口に『胎内くぐり』の案内板が。
でも、その横穴は、まさかと思うほど狭くて、今歩いている通路がそれなりに広いだけに、とてもそちらが順路とは思えません。
まさかここに入るの……? こんなとこ、子供はともかく大人が通れるの……?

「まさか、いくらなんでもこっちが順路じゃないよねえ?」と言いながら、とりあえずそこを通り過ぎて、今居る通路を先に進んでみたら、そっちもすぐに狭くなって、ちょっと上り坂になった奥は行き止まりっぽい……。
下の息子が、小さな身体と身軽さを生かしてひょいひょいと岩を登って、上り坂の先を偵察してみたら、そこは行き止まり。

後でネットで洞内の地図を見たら、息子が登ってみたのは『月宮殿』と名づけられた場所だったようです(どこが月だったり宮殿だったりするのかさっぱりわかりませんでしたが(^_^;))。
で、これも後でネットで見たら、この鍾乳洞で、自分たちが道を間違えていると勘違いして途中で引き返してしまう人も多いらしいです。
さもありなん、です……。
もし、ああいう込んでいる時ではなく、もっと空いていて、前後にあまり人がいない時に入っていたら、私たちも、まず間違いなく途中で不安になって引き返してしまったに違いありません。
だって、とても人間が通れるとは思えない狭い穴が順路で、順路といってもほどんと手が加えられておらず、案内板もところどころにしかないんですもん。

そんなわけで、しかたなく分かれ道まで引き返して、やはり『胎内くぐり』の入口で逡巡していた後続のよその父子(ロウソクの火も借りたし、もはや『冒険の仲間』状態(^_^;))にも先が行き止まりであることを告げ、覚悟を決めて順番に『胎内くぐり』にトライ。
まさに『胎内くぐり』です!
よく公園やデパートの子供広場にあるチューブ式のアスレチック遊具のよう。
しかも、遊具のチューブのように太さが一定しているわけじゃなく、壁はごつごつと出っ張ったり引っ込んだりしているし、天井から鍾乳石が下がっていたり、下から大きな岩が生えていたり。
狭いところは身体を横にしたり身をかがめたりしてなんとか擦り抜けます。
しかも、足元は、ずっと川の中!

そして、片手には火のついたロウソク。
これを水につけないように気をつけて、片手は常に上にあげていなければなりません。
天井や壁も濡れているので、うっかり壁にロウソクをつけてしまったら、火が消えてしまいます。
実際、道中でそれぞれ何度づつか火が消えましたが、その都度、前後の家族や知らない人に火を移させてもらいます。
ここへ来て、受付の人に照明は一人にひとつづつ必要ですと言われた意味が、よ〜く判りました。
人一人通るのがやっとの狭い穴の中を一列になって歩くから、ひとつの灯りを頼りにみんなで固まって歩くなんてことは出来なかったんですね(^_^;)

いや〜、まさかここまですごいところだったなんて……。
長くなったので第四回に続く!



2005年09月07日(水) 本日の更新&人気投票途中結果・他

『イルファーラン物語』第五章第一場アップしました。
今回、どうにもこうにも途中で切れる箇所がなかったので、ちょっと長くなりました。(どうせ内容的にも二回に分けるほどの中身はないし……(^^ゞ)

キャラ人気投票の途中経過です。
最初の頃にいくつかコメントが入った後は、コメントはほとんど入らなくなり、後はもう、ただひたすら黙々と魔王が毎日毎日、着実に票を伸ばしております。
よっぽど同情を集めている模様です。
アルファードもコメント一切無しで着実に黙々と票を伸ばしていますが、魔王には全く及びません。
他のキャラはほとんど動きなし(^_^;)
魔王の一位はすでに確定でしょうか……?

先月のNNRでは、19票の投票をいただきました。ありがとうございましたm(__)m
一ヶ月に一人一票ですから、19人の人が投票してくださったのですね。
目次ページにしかボタンを置いてないから、更新分を読み終わったときは投票のことなど忘れてしまうのが普通と思うのに、それでもわざわざ投票してくださったなんて、感涙もののありがたさです……(T-T)

あそこは常に順位が変動しているので、『何位だった』という報告は出来ませんが、8月中はだいたい1ページ目か2ページ目にいられたみたいです。
一番いいときには一瞬だけ(笑)ジャンル二位になったし、五位くらいには何度かなっていた模様です(ずっと見張ってたわけじゃないのではっきりしませんが)。

実は第四章が終わったらNNRからの撤退も検討していたのですが(完結するまではもう新規集客を計る気がないので、いったん撤退して、完結時にもう一度、完結記念として期間限定で参加しようかな、と……)、どっちみち数ヶ月内に完結させる予定なので、いったん撤退してまたすぐ登録するくらいならそのままでいいかな……と考え中です。
いくら自動登録式で管理人さんに手間をかけないといっても、むやみに撤退したり再登録したりしては、あんまり落ち着きが無いし、ブックマークせずにNNRから通ってくださってる人などに迷惑かもしれないので……。
というわけで、もうしばらく、応援よろしくおねがいします。



2005年09月05日(月) 鍾乳洞体験記2

前回から間が空いてしまいましたが、入水鍾乳洞体験記、第二回です。
前回書き忘れたんだけど、ここに入る時は、グループの代表者に、受け付けで番号入りの腕輪が渡されます。(全員じゃなくBコース以上の人だけかもしれないけど)
人数を控えて、番号と照らし合わせて、出てこないグループがいないか確認するんでしょうね。
今まで、出てこなかった人とか、いるんでしょうか……。ドキドキ……。
というわけで、夫が、プールのロッカーの鍵をつけるやつみたいなビニールの腕輪を付けました。

そして、いよいよ入洞。
夏休み中の日曜日なので、薄暗い洞内は人でいっぱいで、狭い通路は行列状態です。
入口からしばらくの『Aコース』の間は照明もあり、足元にはちゃんと滑り止めの模様付きの鉄板が敷かれていて、階段には手すりもありますが、階段の段差はかなり急で、天井が低いところも多く、人がすれ違うのがやっとの細い通路のすぐ横に轟音を立てて滝が流れ落ちていたりして、水しぶきはかかるし、天井からも水が滴ってくるし、通路も水で濡れていて、滑りやすいです。
しかも、ところによっては、浅く水が流れる上を石伝いに渡って歩くような場所もあります。
これから入る人と中から出てくる人が狭い通路ですれ違うので、濡れた壁に張り付いたり狭い岩棚の下に身をかがめて道を譲り合わなければならないときもあります。
すでに、かなりスリルがあります。

『Aコースは普通の服装で大丈夫』という話や、以前に行ったことがある他の観光鍾乳洞の様子から想像していたより、かなりハードで、『普通の服装』といっても、スカートにミュールみたいな格好で気軽に入れる感じではありません(実際にはそういう服装の人たちもいましたが……)。
Aコースでも、それなりの覚悟をして服装を整えて行くべきっぽいです。
そして、高齢だったり幼児連れの方には、明らかに無理がありそうな感じです。
う〜ん、Aコースといえども、入水鍾乳洞、侮りがたし!

私はBコースで水の中を歩くのに備えて最初からビーチサンダルだったのですが、後ろを歩いていた子供に踵を踏まれてサンダルが脱げてしまい、階段の下を流れる川に落ちて、流れてしまいました!
慌てて手を伸ばしたらギリギリセーフで拾えましたが、ちょっとヒヤッとしました。

そんなふうに、すでにかなりハードなAコース。雰囲気は満点。
Aコースだけでも、かなり洞窟探検気分が味わえます。

やがて、Aコースの終点にやってきました。
ぞろぞろと行列作って一緒に歩いて来た人たちの大半は、ここまでで引き返すようです。
Bコースの入口には、小さな鉄の戸口があり、そこを、ちょっとかがんで入っていきます。
そこから先へ行こうとして、はたと困りました。
ロウソクに火をつけてないんですけど……?
マッチもライターも持ってないんですけど……。

実は、洞窟に入る前から、その点はどうするのだろうと気になっていたのですが、ロウソクが必要だと教えてくれた受付の人も、売店の人も、入口でコースの説明してくれた人も、火のついてないロウソクを手にした私たちに何も言わないので、火はどうするのかなあと思いつつも質問しそびれてしまい、(まあいいや、きっとBコースの入口付近にロウソクに火をつける火種が用意してあるんだろう)ということにしてそのまま入ってしまったのですが、やっぱり自分たちでライターなりを持っていかなきゃいけなかったらしいです(^_^;)

でも、立ち止まって困っているまもなく、後から火のついたロウソクを持った人が入ってきたので、その人に声をかけて火を移させてもらいました。

さて、ここからがいよいよ本番のBコース!
というところで、今日はこの辺で、次回に続く……。


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