時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
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2002年06月29日(土) 蛍救出作戦。蛍の光で本が読めるか?

ゆうべ、また、何日か前の日記で書いた蛍のいる田んぼに行って、蛍を捕って来ました。
前回は、子供が蛍を捕まえたいといったけど、きっとすぐ死んじゃうから、可哀想だからやめなさいと言って、見るだけで帰ってきたんですど。
でも、ゆうべは、最初から捕まえるつもりで、網を持っていきました。
というのは、今日、農薬の空中散布日なんです。ちょうど今、散布中で、外でヘリコプター飛んでます。
で、あの田んぼも、もろに散布地域内なのです。
だから、たぶん、そのままあそこにいたら、蛍は(少なくとも成虫は)全滅です。
それだったら、何匹かでも捕まえてきて、しばらく飼育出来れば農薬が薄れた頃に田んぼに帰しにいけるかもしれないし、飼育がうまくいかずにやっぱり死んでしまっても、どうせ元々死ぬところだったんだから、一晩でも鑑賞できた分だけ儲けものでしょう。(今、『もうけもの』を変換したら『もう獣』と出ました^_^;)

というわけで、蛍救出大作戦、決行。
このところずっと雨だったり寒かったりで、田んぼにいけなかったし、行っても蛍はいなかったのが、上手い具合に、ゆうべは雨もやんで気温も少し上がったので、田んぼには蛍が出てきていました。周囲の木にも蛍がとまって、ちらほらと光っています。
蛍を十匹ばかり捕まえて、透明のペットボトルにキリで空気穴を開けたものに入れたら、暗い中でボトルの中の蛍が光って、まるでボトルの中に星空が入っているみたい!
きれいでした!

帰ってきたら、しばらくボトルの状態で電気を消して鑑賞。
光ってるところをビデオに撮ったんだけど、写ってるかなあ?
息子が、本当に蛍の光で本が読めるのか実験するといって、絵本を持ってきました。
蛍の光は意外と明るくて、本はぼんやり見えたけれど、点滅するので、字はちょっと読めませんでした(^_^;)

それから、ありあわせの丸いガラス容器に、庭からはがしてきた苔を敷いて、口に網をかぶせて蛍を入れました。蛍はみんな苔に止まって、一生懸命水を舐めていました。明るいところで見る蛍は、ちょっと気持ち悪かったです(^_^;)
で、夜は、寝室に置いて、また真っ暗にして鑑賞しながら寝ました。
丸いガラス瓶に星空を閉じ込めたみたいで、息子も、
「瓶の中に星が入ってるみたいだね!」と言っていました。
私、自分もそう思ってたけど口に出さなかったと思うのですが、考えることは同じですね。
ほんの十匹ばかりの蛍なのに、真っ暗にすると、明滅につれて部屋が暗くなったり明るくなったりしました。蛍って、すごい。

そして、今朝、見たら、蛍はちゃんと生きていました!
これで2,3日も持ちこたえれば、田んぼに戻してやれます。
まあ、飼育に失敗しなくても成虫の寿命なんて短いから、それまで何匹生き残るかというところですが……。
本当は、来月、もう一度、農薬散布があるのですが、今生きている成虫は、どうせそれまで生きていないので、放してやっても大丈夫でしょう。
で、毎年農薬をまいているあの田んぼに細々とでも蛍が生息しているということは、卵は農薬のかからないところに産むのか、卵のうちは農薬が効かないのか、どっちかなのでしょう。
来年もあの田んぼに蛍が飛びますように。



2002年06月24日(月) 珈琲白玉ぜんざい

昨日、近所のジャ○コの軽食コーナーのマイナーなハンバーガ屋(大手チェーンじゃなく、少なくともこの辺ではそこでしかみたことのない名前の店。そういえば、別のところのジャス○の中にも、あったかも)で、『珈琲白玉ぜんざい』なるものを食べたのです。
どんな食べ物かは、サンプルを見ても良くわからなかったのですが、白玉が好きなので、ちょっと興味を引かれて……。

『珈琲』といっても、コーヒーゼリーかコーヒー味のアイスでも下に入ってるのだろうと思ったら、これが何と、下は普通のコーヒ−フロートで、ソフトクリームの上に小倉あんがかかっていて、白玉が載っているというしろもの。びっくりしました(^_^;)

お味の方は、『う〜ん……』。
上のほうはそれなりに美味しいんですけど……。
ソフトクリームとあんこと白玉は、当然、合うじゃないですか。普通ですよね。
ソフトクリームとコーヒーと白玉も、ちゃんと合います。意外な美味しさです。
だから、その三種類づつしかまざらないようにスプーンですくえば、その部分は美味しいです。
でも、コーヒーとあんこは、やっぱり、合いません!
わざわざ組み合わせてるということは、もしかすると意外と合うのかもと思ったけど、そうじゃなかった(ーー;)

あんこのかかったソフトクリームの部分を食べ終わって、コーヒーをストローで飲んでいくと、底のほうに、白玉と、あんこの小豆が沈んでいて、それをすくって食べると、あんこがコーヒーに洗われて小豆のつぶだけ残ったものにコーヒーがしみこんでいて、ちょっとミョーな味でした(^_^;)
別に死ぬほどまずいってわけでもないので、話の種に一度は食べてみてもいいけど、二度は食べたくないという感じでした。

誰があんなもの思いついたんだろう……というより、なんであの思いつきが新企画として審査をパスして商品化されたんだろう……。



2002年06月22日(土) 蛍を見にいった

昨日、小学生の息子が、学校から帰ってくるなり、『今夜、○○堰のところの田んぼに蛍を見に連れて行ってくれ』というんです。
それが宿題だったんだそうで。
蛍を見て来い、ならまだわかるけど、『○○堰』という、うちの近くの特定の田んぼを先生が指定したというのが解せなくて、
「それじゃあ、今日はお前のクラスの子が、みんな、お母さんと一緒にあそこの田んぼに来るわけ?」といったら、
「そうだと思うよ」と。
そんなばかなとは思ったけれど(狭い谷津田で、どう考えても、大勢が車で押しかけられるような場所じゃないのです)、きっと先生は、何箇所かの蛍生息地のなかから、一人一人に、その子の家に近そうな場所を勧めてやったんだろうと思い、そんな、家のすぐ近くの田んぼに蛍がいるというなら、それは宿題でなくてもぜひ見にいかなくちゃと、暗くなってから車で見にいったんです。
街灯一つない細い山道(軽自動車でやっと通れる、主に耕運機が通るようなでこぼこ道)を遠回りしないと行かれないところで、夜行くのは、車ででも結構怖かったりしますが(途中に墓地もある!)、直線距離にすれば家から何十メートルも離れていない田んぼです。間に小山が一つ挟まってるので、家からは見えない場所ですが、子供たちはいつも遊びに行っているらしいです。

で、そこらに車をとめて、田んぼの傍に降りていったら、ほんとに居たんですよ、蛍。
そんなに大群が乱舞というわけではなく、ちらほらと程度ですが、田んぼの周りの木立にも止まって明滅してたりして、なんともきれいです。
回りには街灯一つなく、くぼ地なので周囲の人家の灯も見えず、月は薄雲に隠れて、ウシガエルの声だけが響く、誰も居ない谷あいの田んぼ。その暗闇の中、ふっと光っては、すいっと消える蛍!
うわあ、いいなあ!
やっぱり、蛍って、何とも言えず風情があって、神秘的なものですね。

蛍を見るのは、茨城に住んでいた学生時代以来です。
ここへ越してきて、もう十年以上になりますが、こんなに家のすぐ近くに蛍が居るなんて、今まで、知らなかったんです。
いくら田舎で田んぼがいっぱいあるからと言って、蛍なんて、田んぼがありさえすればどこにでもいるというものじゃなく、この辺でも、『蛍の里』と名づけてボランティアが蛍の保護をしている特定の田んぼがあったりするので、それ以外のところにはいないと思ってました。

そういえば、子供が生まれる前、夫と二人で蛍を探して夜の田んぼめぐりのドライブをしたこともあったのですが、当時はまだここらの地理に暗かったので、こんな、普段から道を知ってる人じゃないと入り込めない谷津田にまでは、来なかったですね。
だって、あそこ、夜、車で入り込むには、結構怖いところなんです。道が細くて曲がってて、でこぼこな上に草に埋もれかけてて、真っ暗で、農業用池に落ちそうで(^_^;)
もちろん、歩いていくなんて論外! 街灯一つないし、周囲に人家もなく、イザという時に助けを求めるあてもなく、虫はたくさん居るし、農業用池に転落死しそう。

とにかく目出度く蛍にめぐり合って、帰ってきてから、息子に、
「でも、他の人は誰も来てなかったじゃない?」と、あらためて問い詰めてみたら、どうやら実は、先生は、あの場所を指定したわけじゃなく、ただ、息子が自分が知っている一番近い田んぼを言っただけだったそうです。
それじゃあ、先生が、あそこに蛍が居ることを知っていたわけじゃなかったんですね。
ということは、昨日、すぐに蛍にめぐり合えたのは、本当に幸運だったらしいです。他の子たちも、みんな蛍を見られたのかどうか。
なんにしても、こんな宿題でもなければ、こんな近くに蛍が居ても何年も見ることなく過ごしていたんだから、粋な宿題を出してくれた先生に感謝ですね。


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