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2005年11月21日(月) 電機の瀬戸際

タイトルの記事が日経ビジネスに掲載されていた。
三洋電機の“解体”に始まる日本国内の電機大手の再編。
それが実際にどれほどの危機のもとに行なわれるのかはわからないが、
5年後には各社が特色の大きく異なる企業になっているだろう。
というよりも、すでにその傾向はあるし、またそうあるべきだ。
それはいわゆる事業の選択と集中というものの結果であり、
その見極めを誤った企業には未来はないかもしれない。

「歴史的な使命を十分に果たした事業からは、撤退する決意が求められている」
(三菱電機社長・野間口有)


2005年11月14日(月) 社会の傾斜

最近は研究費の配分の傾斜が大きくなってきている。
一度飛び出したら予算が多くもらえるようになり、
それを活かしてまた優れた成果を出すという循環が可能となるが、
そうでなければ抜け出すのがなかなか難しい。

別にこれは研究費に限ったことではなく、
多くの事柄において社会は傾斜を強めている。
それが正しいかどうかというより、
ルールはすでにひかれてしまったのだ。

だから俺は上を目指す。


2005年11月13日(日) I LOVE YOU

傷付け合う為じゃなく
僕らは出会ったって言い切れるかなあ
今分かる答えは一つ ただひとつ
I love you
and I love you
(Mr.Children『and I love you』)

キレイなハート型のラブと
潰れたトマトのようなラブ。
あたなはどちらがお好みですか?



Mr.ChildrenのDome Tour 2005
『I ♥ U』
に行って来ました。

ライブの楽しみの一つは、
次に演奏される曲が何かわからないところだと思う。
そういう点で言うと、最初の選曲は素晴らしかった。
驚きであり、かつ言われれば非常に納得する。

それ以降はというと、
自分が楽しめた曲の多くは、
本ツアーのアルバム以前の曲だった。
これはアルバムを聞いた時点から
そうなるだろうと予想していたことでもある。
ライブの後に聞き直すと、
少し良くなって聞こえるが、
それでもやはり、
今回のアルバムは(自分にとって)
過去のアルバムに劣っている。
(過去のアルバムと一言に言っても色々あるが)

でもやっぱり、これまでに数多くの
優れた楽曲を提供してきたことは偉大だ。


叶いもしない夢を見るのは
もう止めにすることにしたんだから
今度はこのさえない現実を
夢みたいに塗り替えればいいさ
(Mr.Children『蘇生』)


2005年11月03日(木) 学術的な世界

学術的な意味での研究は、後数ヶ月で人生最後になる。
今後は、ただ学術的な興味で研究するということはない。
それは学術的な興味を持たなくなるという意味ではなく、
その成果を利益につなげるという、別の大きな目的が付加される。

でも実は、ただ純粋に学術的な世界は、元々存在していなかった。
研究を維持する資金を調達する必要があったからだ。
その資金をすべて学術的なものに投資できるという点で、
ここは学術的な場所であったのだ。

人生少し先はどうなるかわからないから、
この世界に戻ってくる可能性もないとは言い切れないが、
とりあえずは人生最後だろうと思う。
これまで、そしてこれから数ヶ月、この世界で学んだことは、
今後の大きな糧になる。それは間違いなく、自信を持って言える。


sora |MAIL