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2005年10月27日(木) 無限の可能性と唯一つの現実

僕が逃げ出した現実というのは、実際に存在するものなのだ。
逆にその現実を乗り越えた者がいれば、少し眩しくも見える。

逃げ出した先にはないものだから。


2005年10月14日(金) 自分の仕事

業績が良い企業というのは、
学生の就職活動においても人気が高い。
自然と注目が集まるし、
意識しなくても情報が入ってくるのだから当然だ。

しかしながら新入社員は通常、
企業の末端でしかなく、
その企業の中にいながら遠い存在でしかない。
別に自分がいなくても業績は良いのだし、
また悪い場合も自分のせいではない。
そのときの業績は、これまでにいた社員が出した結果だ。

自分が選ぶ会社の業績というのは、
自分が入社するときに良いに越したことはないが、
しかし本当に重要なのは、
自分が会社の中で「上」に行ったときの業績だと思う。
そしてその「上」の立場での自分の仕事が、
会社に対してどのような結果を与えるかが重要だ。

就職活動中は企業を外から見るが、
働くときは会社の内にいる。
自分が一番活躍できる場所を見つけるというのが
一つの答えではないかと思う。


2005年10月06日(木) ブルー・オーシャン戦略

「ブルー・オーシャン戦略」という本がある。
血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場
<レッド・オーシャン>を抜け出し、
競争自体を無意味なものにする未開拓の市場
<ブルー・オーシャン>を創造することこそが、
熾烈な競争環境を生きる企業が繁栄しつづけるための
唯一の方法であるとこの本は説いている。

いまレッド・オーシャンと化している製品やサービスも、
かつてはブルー・オーシャンであったものが多いはずだ。
切り拓かれたブルー・オーシャンは
追従者の参入によりいずれレッド・オーシャンとなり、
そのときに生き残れる企業は極僅かだ。
たとえば最近よく聞く「デジタル家電」は典型的なレッド・オーシャンだろう。

絶え間のないブルー・オーシャンの創出というのは、
一般的にはそうそう何度も達成できることではない。
ソニーはかつてウォークマンというブルー・オーシャンを生み出したが、
近年のブルー・オーシャンであるiPodを生み出したのはアップルだった。

激しい競争の時代、企業の浮沈というのは必ず存在する。
その中で伸び続ける企業というのは、
レッド・オーシャンで常に勝ち続ける企業か、
ブルー・オーシャンを連続的に創出し続ける企業、
そのどちらかになるのかもしれない。

赤い海と青い海、
それぞれに対してどのような企業の
どのような製品やサービスが頭に浮かびますか?


sora |MAIL