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2005年01月28日(金) 別れ

終わりなきはずの悲しみは幕を閉じて
季節も変わって
寒さがやけに身にしみるけど
あれは忘れもしない
夏の始まりの日で
私の代わりに今年は空が泣き続けた
だってあまりにも夢の続きのようで
泣くことさえもできないまま
さよならね
最後の言葉さえ届かない
別れの冷たさを
嫌ってほど思い知らされる
聞かせてほしかった
嘘で構わないから
私はあなたに確かに愛されてたって
たった一度でいいから
(浜崎あゆみ『Memorial Address』)

別れの悲しみは、いずれ失われる。
それを知っているからこそ、人との別れは悲しい。


2005年01月19日(水) 希望格差

勝ち組・負け組み
という言葉はあまり好きではないが、
これらの言葉を使うとき、
勝ち組は何に勝ち、
負け組みは何に負けたのだろうか。

人が生きていくためには「希望」が必要で、
希望がなければ、ただその日を生きるしかない。

『この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない』
(村上龍『希望の国のエクソダス』)



もしもこの世界が勝者と敗者との
ふたつきりにわかれるなら
ああ僕は敗者でいい
いつだって敗者でいたいんだ
僕は君に何を伝えられるだろう
こんなちっぽけで小さな僕でしかない
今はこれ以上話すのはやめとくよ
言葉はそうあまりにも
時に無力だから
(浜崎あゆみ『no more words』)


2005年01月13日(木) もしもたった一つだけ願いが叶うなら

いつか生まれる前から
変わらないモノ探し続けては
見つけて 失って 時に
人をキズつけた夜もあった
(浜崎あゆみ『NEVER EVER』)

「なんかこう変わらないただ一つのもの=永遠をほしいと願ってるというのがまずあった。
でも、人として生まれてきた以上、やっぱり終わりはくるものですよね。
それをわかっててもほしがってる、でも、どこかあきらめてる。そんな感じになったと思います」
(浜崎あゆみ)


2005年01月11日(火) 男女の友情

「男女の友情は、お互いが信じたいときにしか存在しない」

そして、お互いが、
「相手も信じたいと思っている」
と信じていることも、必要となる。


2005年01月08日(土) 間接的に関係のある関心事

「人は普通、自分に直接関係のないことには無関心になったり野次馬的になったりするものです」

そうなのだろうか。

「でも、あなたはそうではない」

ときには、間接が直接をこえるときもある。


2005年01月05日(水) 公平な議論

組織を運営していく上で、
組織の利益とその構成員の個人の利益が対立するときがある。
そのときは公平に判断すべきだなのだけれど、
何が公平かというのが当然ながら難しい。

いかなる公平な意見にも思惑は存在する。
自分の意見を述べるというのはそういうことだ。
もし自分の思惑を通したければ、
「公平であるべき」というルールに従いながら、
その思惑の方向へと議論を進めなければならない。
進められなければ、それは進め方が下手か、
自分の思惑が「公平」ではなかったということだ。

さて、どうしようかな。


2005年01月03日(月) 偽りなく飾りなく

貴方に聞かせられるような
綺麗な言葉が見あたらない
(鬼束ちひろ『眩暈』)

僕はいつも、綺麗な言葉を見つけようとしている。
でもそれは結局はただの言葉で、
あまりにそれに拘ると、
大事なことを見落とすときがある。
綺麗な言葉はときにまぎれを含むから。



坊主が屏風に上手に坊主の絵を書くと言うだろう
なら僕は愛してる人に愛してるというひねりのない歌を歌おう
意味なんかないさ 深くもないし韻だって踏んでない
ただ偽りなく飾りもない まぎれもない想いだけがそこにはあるんだ
(Mr.Children『LOVE はじめました』)


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