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2002年04月29日(月) GW計画

今日でゴールデンウイークの前3日が終了。
後半4日(5/3〜5/6)の予定はまだ完全には決まっていない。
どうしようかなあ。
遠出するか。
あるいはゆっくり休息をとるか。
もしくはせっかく時間があるのだから(英語と専門の)勉強をするか。
ふうむ。
それにしても、半端に休日と休日の間の日があるせいでゴールデン「ウイーク」じゃない…。確かに累計では7日間あるのだけど…。


2002年04月28日(日) 大学という場所

どうも自分のいる環境や周囲の人々が「普通」なのだと感じてしまいがちなのだが、実際には普通ではないようだと近頃意識するようになった。そもそも普通などという基準は実際には存在しないという話は置いておいて、もし仮に「普通」というものを設定した場合、おそらく自分のいる環境は普通ではない。そしてその普通ではない環境にいて、とても良かったと思う。今その場所にいる自分はその意味で幸せだと思う。ここには(俺にとって望ましい)可能性が広がっていて、しかも実際にそれに手が届く可能性は「普通」より高いのだ。もちろんその環境にいるだけで手が届くわけではないが、環境は大事だ。環境は人を変える。環境は人の可能性をときに伸ばし、ときに摘み取ってしまう。環境がどうであろうと、本人のやる気さえあれば何とかなるというのは、確かに間違ってはいないかもしれないが、だからといって望んで可能性の低い環境に飛び込む人はおそらくいないだろう。

要するに言いたいことは。
俺はこの大学が好きだってこと。
そこにいる人々(全員ではないけど)も含めてね。
この環境を選んで良かったと思うよ。
しかしだからといって、この程度で終わりたいとも思わない。
この程度の満足で終わりたくはない。
学生時代が一番楽しかったなどというくだらない(と俺が思う)人生を歩みたくはない。





2002年04月27日(土) 二人がここにいる不思議

泣いたって何にも変わらないけれど、
そんなことを期待して泣くわけじゃない。
ただ泣きたいんだ。


時は流れを止めず、進み行くしかないけれど、別にあなたと僕の距離を留めようと思えば、あるいはひょっとしたら縮めようと思えば、必ずしも不可能だというわけじゃない。これはただ、僕がそう望むというだけのことだけれど。
僕はまだ、あなたほどに「強く」はない。
たとえあなたが僕を必要としていないとしても、僕はあなたを必要としている。それはつまり、僕の勝手なのだろうけど。
人間は生きていく上で、様々な人と出会い、別れていく。そしてまた、そのときの自分のそばにいる人と共に生きていく。もちろん僕も基本的にはいま僕のそばにいる人達と一緒に生きている。でもあなたの代わりなどいないのだ。僕はあなたを何かの概念として好きになったわけではないつもりだから。僕はあなたという人格が好きだったのだ。今も好きなのだ。たとえこれから他の多くの人を好きになったとしても、やはりあなたが好きだろう。

帰る道はなくとも、進む先で再び出会うことはできるのだ。
今はただ、あなたの声が聞きたい。あなたからの手紙が欲しい。
でも別に、それが今は無理なことなのだとしてもただ待つだけのこと。
今すぐに幸福にはなれなくても、いつかきっと幸福が、あるいはそれに代わる何かが得られると信じながら。
いや、何かが得られるかどうかは問題ではないのかもしれない。
ただ、いま僕がしたいと思うことを素直に実行したいだけなのだろう。

悲しくて寂しくてでも僕はあなたが好きでいたいと思うよ。


2002年04月26日(金) 幼き者の手紙

(前回の日記のつづき)

生きていても仕方ないと思ってしまうような人生を将来歩まないように日々を生きるのが大事だと思うわけですよ。そしてそのための日々はそれ自体が現在において生きがいのある時間として機能しているわけです。いいかげん楽しいということの意味が少年のころとは変化している。ただ楽しいだけでもいいじゃないかと思うには僕はすでに少年ではなく、また同時に若すぎる。まだ何かを諦めるには若すぎる。諦めるということと悟るということの違いを知るにも若すぎる。そしてこんな文章を書いていること自体が若すぎる。そう思いながらも書かずにはいられないことが若すぎる。つまり、僕は若いのだ。あるいはそれは幼いといってもいい若さかもしれない。少年ではないが大人でもない幼さ。

その幼さがあなたを幾度不快にさせたことだろうか。
だけどできることならそれを許してほしい。


2002年04月24日(水) 終わりなき夜に生まれつく

先日、約一年ぶりにある知人に会った。
彼は俺と同じ大学の理学部生なのだが、大学院は医学研究科に行こうかと思っていると言っていた。彼は分子・細胞生物学を専攻にしているのだが、その中で彼がとくにやりたい分野をやるためには医学研究科に行くほうがいいらしい。一年前には彼の専攻はまだ決っていなかったし、さらに彼が博士課程まで進んでできることなら大学に残りたいと思っていることも知らなかった。一年の月日が彼を変えたのか、あるいは俺が知らなかっただけで彼の中には元々そういう思いがあったのか。
かくいう俺自身、最近企業よりも大学に残る道に魅力を感じ始めている。ただ実際問題として、今いる大学にそのまま残るのはかなり難しいようだ。他の大学に行くのも手だが。それと、後々大学に戻るにしても、一度は社会というやつに出てみたいという思いもある。経験として。まあ、多分、一度社会に出ればそのまま大学に戻らずにその流れの中で生きていく可能性も高いだろうけれど。

ところでその彼の専攻(の一部)である分子生物学だが。
アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)では、工学部の学生全員(専攻によらず)にMolecular Biology(分子生物学)が必修科目として課されているとか。別にMITに限らずそういう動きは他の(海外の)大学でもある。日本の大学ではないけれど、それはともかく、分子生物学。俺の専攻は電気・電子工学だけれど、生物内の分子の巧みな種々の機能(例えばエネルギー変換)の仕組みの解明が進めば、それをモデルにした電気・電子回路的装置を作成したりもすることにもなるのかもしれない。もうそろそろ電気(物理)だ生物だ、化学だといった区分けはなくなってきている。各分野の境界領域での研究が大事なのかな。でもそうするとますます必要な知識や習得すべきセンスが増してくる。いくら他分野の研究者と協同研究するにしても、自分がその他分野のことを全然知らないというわけにはいかないから。というわけで最近、分子生物学にも興味が少し湧いてきた。現在一般向けの簡単な入門ガイドブックのような本を読んでいます。専攻している電気・電子工学の勉強だけでも忙しいので本格的な分子生物学の勉強にまでは入れないだろうけど。
まあ、色々と大変なことも山積み。(科学の)研究者になりたいと思って努力しても、自分が持って生まれた才能というのは歴然としてあるわけで、その才能が足りずに終わることもある。しかしまあ、才能足りずに終わったら終わったで、それも良しと考えて努力するしかないか。がんばれば一流の研究者になれるチャンスは(今のところ)転がっているしね。ただの勘違いで無理だったとして、それで何もかもダメになったとして、人生最悪生きる気力もなくなるくらい、となれば、そのまま死ねばいいしね(笑)。別に無駄にダラダラと生きていても仕方ないし。と、こんなことはもう少し年をとって丸くなれば言わなくなるんだろうけど。死ねばいいだけなんて。いやあ、しかし、死なないということと生きているということは違うのは確かだしなあ。まあ、ただ、前にも日記のどこかで似たようなことを書いた気がするけど、実際に死んでしまうとそこで終わりだからまあ死なないでしょうね。死ぬというのは「戦う」のを放棄することですから。何に対しての「戦い」か。まあ、それは人それぞれ。
う〜ん、まあ、でもやはり生きていても仕方ないと思ったら死ぬかもね(笑)
要するに今は生きていたいと思っているということです。肯定的に積極的に。


2002年04月23日(火) 夢で会いましょう

新学期も始まり、現在3週目に突入中。
だんだん(講義の出席者の)人数が減ってくる。まあ、出る気にならないのが納得できる講義もあるのだが、面白い(自分にとって)講義もある。面白い講義は面白いから出席する。困るのはあまり興味はないが知識上は必要と思う講義科目だ。興味がなく独学する気力もなかなか起きないので、やはり講義に出席する。しかし少々退屈になる。まあ、面白いことばかりやっていても本当に「面白い」ことを将来成し遂げることはできないから、仕方がない。やりたくはないが必要なことというのは無数にある。そしてそれらの物事が自分がやりたいことのためにあると思えば、やりたいことにも成り得るのだ。……でもやっぱり面白くはないけど(笑)


夢は、見るものじゃなく叶えるもの。
この言葉をいつまで僕は呟きつづけられるのだろうか。
さあ、いつまでだろう?
努力することをやめたとき、夢は見るだけのものになる。
そして、僕の夢とは実際のところは何なのだろう。
夢を限定する必要はないのかもしれない。


『また、この手の中に星をつかめるかな?
 それが夢になれば、きっと今度もつかめるだろうと気づく。
 夢は、叶えるためにあるのだから。』(岩本隆雄『星虫』)


2002年04月22日(月) 世界の中心でアイを叫んだケモノ

やるべきことの前に、あるいはそれと同時に、書くべきことがある。

*

あなたの写真をいつ渡そう。
写真の中で静止したままの風景。
いつか動き出すことを僕が欲する永遠。


2002年04月18日(木) 終りの終幕

今回で、日記終了。
やるべきことがある。やりたいことがある。
日記、終了。

『弁解するつもりはない。少なくともここに語られていることは現在の僕におけるベストだ。つけ加えることは何もない。それでも僕はこんな風にも考えている。うまくいけばずっと先に、何年か何十年か先に、救済された自分を発見することができるかもしれない、と。そしてその時、像は平原に還り僕はより美しい言葉で世界を語り始めるだろう』(村上春樹『風の歌を聴け』)


2002年04月13日(土) 途上にいる自分

昨日は大学の実験が予定時間より大幅に延長して、夜の10時くらいまで実験室に残っていました。この時刻まで大学に(勉強関連で)残っていたという体験は始めてなのですが、来年研究室に配属されると、ますます遅く、しかもそれが日常的なことになるのだろうなあ。研究室にもよるとはいうものの。しかし、今の実験と違うのは、(教官からの指導もあるだろうけど)自分で設定した実験を、答えのわかっていない実験を、できるということですね。そのための力を養うために今があると思えば、やりがいもあるし、将来が楽しみでもあります。といっても、実際に研究をしてみると、自分には不向きだった・面白味を感じない、ということになる可能性もありますが、そのときは研究職以外の道を模索するのもいいでしょう。今のところは研究者になりたいと思っていますが。大学にしろ企業にしろ。

それでもって今日はその実験のレポートを書いていたのですが、なかなか終わらない。実験時間が長いということはそれだけレポートに書くべき情報量も多いというわけですから。レポートの残りは明日に持ち越し。今年度は昨年度よりも(大学関連で)忙しくなりそうです。やる気に満ちてはいるのですが、はたしてそれをどこまで維持できるか。ガス欠にならないための適度な休憩も挟むようにしながら、この一年がんばっていきたいと思います。


2002年04月10日(水) 非線形計画

全部受講する可能性が高まった…。
基礎的なことを幅広く知っておいたほうが、将来の研究することになったときに、柔軟な発想が出てくる助けになる…かもしれない。まあ、そんな期待と打算を込めながら。
何もないこところから発想は出てこない(少なくとも凡人は)。
…ただ、あまりに多くのことを一度に詰め込むとどれもこれも中途半端になってしまって吸収できないという危険もあるのが悩みどころ。
う〜む、どうするか…。


2002年04月09日(火) 有限時間問題

春休みが終わり、大学の講義開始。
大学は3回生に突入で、専門科目の数が倍増。
全部受講すると時間的にキツイから、いくつかの講義は「切る」必要がある。とりあえず最低一回は全部受けてみて切る講義を決めようと思案中…なのだが、今日受けた講義で、「切る候補」であった二科目が、受けてみると内容が気になりだした(汗)。この調子でいくと、全部受講することになる恐れが…もしそうなったら、破綻せずに乗り切れるのかなあ(遠い目)。もし今期に開講される専門科目を全て単位取得すると、卒業単位をオーバーするので、単位的には全科目受ける必要はないのだが……講義選択動機は単位だけの問題ではないのが悩みどころ。単純に単位に基づいて計算するなら、切りまくれるのだが…。

ふう。
しばらく大学に関しては講義履修計画について悩まされそうだ。


2002年04月06日(土) 円と点の問題

今日は久しぶりに大学のサークルに行ってきました。といっても、サークルの活動はなくて、新入生の接待を兼ねた飲み会です。本当は花見をしながら飲む予定だったのだけど、雨が降っていたので屋内(某大学の教室)で飲むことに。
お酒の他にはつまみのスナックしかなくてお腹が減ったので、途中で友人何人かと一緒に別の場所に御飯を食べに行ってそのまま帰宅しましたが、飲み会にまだ残っていた人たちは勢い的に明日までいるかも……。だから、どうした、というわけではないですが、明日は明日でやりたいことがあるので個人的には途中離脱。
う〜ん、サークル、少し人数多すぎ。
あまり多すぎると一人ひとりが集団の一員A君・Aさんでしかなくなるので、あまり好きではないです。個人性が失われ、集団の一部でしかなくなる。
まあ、単に、集団の場での適応力が俺に不足しているだけなのかもしれませんが。


2002年04月03日(水) キャンセル

以前の日記で東京に行くというプランのことを書いていましたが、そのプランは取り止めにすることに決定。
東京小旅行には二つのメインの目的があったのですが、その二つともが実行不可能になったので、今回は取り止めにして、残ったお金をまたの機会(ゴールデンウイークとか)の旅行資金にすることに。

旅行はなしになったけど、残りわずかの春休み、満喫することにします。


2002年04月02日(火) ナッシュ均衡

今日は映画『ビューティフル・マインド』を見てきました。
実在の数学者の話だというのが気になって見に行ったのですが、それから想像していたのとはかなり違う話でした。まあ、事前情報をあまり仕入れずに見に行ったので。でも、悪い意味ではありません。映画、良かったです(もう少しジョン・ナッシュの業績を描いておいては欲しかったですが)。
ただ、どうもその後仕入れた情報によると、話の中で良かったところはほとんどが事実とは違うそうで……まあ、この映画は実話を基にしたフィクション作品だったのだと思うことにします(笑)。でも感動したのって実話だと思っていたというバイアスが働いていた部分はあるわけで…少し騙された気分です。

映画見たあと京都府知事選挙に関係して石原都知事が知事候補者の一人の応援演説に来ていたのを見て、それから夜桜を見に「二条城」(京都)へ。…3日連続花見をしています、俺。実は今日は映画を見に行く前にも「円山公園」(京都)で花見をしたのですが。もうこれで今年の花見は終わりかなあ…たぶん。


2002年04月01日(月) 桜の森の満開の下

今日は、花見。
奈良に行ってきました。
実は昨日(3/31)にも花見をしたのですが…こちらは京都で。
昨年度の終わりの日と今年度の始まりの日に連続花見…とくに意味はなくたまたまそうなっただけですが。花見の季節なのですね…どこかに行くとなると、たいてい花見になるという。
奇麗でした、桜。
と、ありきたりな感想ですが、率直な感想です。
写真も撮りましたが、それには収めきれない確かな存在がそこにあります。単に大きな桜の場合に全景をフィルターに収めきれなかっただけというのもありますが(笑)
いやしかし、花見は少数で行くに限ります。個人的に。
あんまり大勢で行っても、騒々しくて静かに和めない(笑)
まあ、大勢で騒ぐのが楽しい場合もありますが、個人的には花見は少数派です。桜をさかなにして酒を飲むという場合ならまた別でしょうけど…。

それでは、今日はこのへんで。


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