29号の日記
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2005年06月29日(水) 幼なじみの消息

 ネットの検索で、有名人でもない知り合いの名前を入れると、案外ヒットすることがある。帰宅後、ネットでふと、小学校4年生の時に好きだった、当時のクラスの女子のフルネームを入れて検索してみた。ヒットした。「平成14年開催・荊常県電話応対コンテスト入賞者の紹介」なるページに彼女の名前があった。住所や電話番号こそ、その入賞者リストページに記載されていなかったが、勤務先に、「○○(株)水門支店」とあった。俺はその後引っ越してしまったので、現在も当時と同じ住所に彼女が住んでいるかどうかは分からないが、もし彼女が今でも小学校時代と同じ場所に住んでいるとしたら、クルマで30分と、通勤可能な距離である。それに、「田中」とか「鈴木」のように極端にありふれた名前でもないので、本人に間違いないであろう。
 当時、俺がクラス内での喧嘩かなにかの後で落ち込んでいる時に、そっとハンカチを差し出し、(てくれたような気がするが、本当に差し出してくれたかどうか、記憶は既に曖昧。)なぐさめと励ましの言葉をかけてくれた(これは確か。)彼女。なるほど、そんな彼女に似合った、天職に巡り合ったんだなと感心した。


2005年06月27日(月) クレしん映画私的ランキング

1位 オトナ帝国
 一言感想:大泣き

 劇中の名言:「俺の人生はつまらなくなんかない!」(by ひろし)
      :「止まらないで!先に行って!」(By みさえ)
 お気に入り場面:野原一家がケン&チャコのアパートを出てから、タワーを登る場面及び、その場面場面で短いカットで流れる昭和30年代風の街並み。

 もっと言わせろ:それまでの俺のクレしん観を一変させた、傑作中の傑作。

2位 ヘンダーランド
 一言感想:大爆笑

 劇中の名言:「救い料100億万円ローンも可」(By ぶりぶりざえもん)
      :「しんのすけくん、家が火事になるかもしれないが、アクションビームを撃ってもいいかね?」(By アクション仮面)
      :「なんなんだこいつらは」(By ひろし)   

 お気に入り場面:細かい笑いのツボば無数にある。始めの頃は、バスの中での先生方のやりとり。後の方では、しんちゃんが「3大ヒーロー」を召喚して戦う場面と、しんちゃんの変身。スカートをプロペラ代わりにして空を飛び、チョキニーヌベスタと戦うトッペママペット。

 もっと言わせろ:ヘンダーキャラクターのぬいぐるみが欲しい。

3位 戦国大合戦
 一言感想:硬派

 劇中の名言:「しんのすけのいない世界に未練なんかあるか!」(By ひろし)

 お気に入り場面:二輪草(きれいな水のあるところにしか咲かない)が咲く、森の中の泉の描写、リアルな合戦シーン、朱鷺と丹頂鶴が舞う背景描写。カレーに舌鼓を打つ殿様、缶ビールの飲みすぎで泥酔した家来の二人。

 もっと言わせろ:しんのすけの行儀の悪さのせいで、未来人全体が行儀の悪いように、戦国時代の人々から思われはしないかと、一未来人としてハラハラしながら見てました。
 
4位 温泉わくわく
 一言感想:リアリティー溢れる大怪獣劇(ロボットだけど) 
 劇中の名言:「もしもし亀よ。アンタ誰?」(By しんのすけ)
      :「嫌だ!ここは俺の家だぞっ!」(By ひろし)
 お気に入り場面:巨大ロボット発進の場面、巨大怪獣出現を報じる劇中のニュース番組、劇中劇「ぶりぶりざえもんのぼうけん 流星篇」、総理大臣としんちゃんとの電話、地面を突き進み、地表を破って現れる巨大ロボット(カメラアングルが最高)、短編集「ふしぎの国のネネちゃん」
 もっと言わせろ:もしも現代の日本に巨大ロボットが現れたらと?というテーマを極限まで真面目に突き詰めたシリアスな作品。

5位 ブタのヒヅメ
 一言感想:(未選定)
 劇中の名言:「親というのは子供のためだったら何だって出来るんだぞ」(By みさえ)
 お気に入り場面:最後の「お宝山」での一部始終、ぶりぶりざえもんの消滅。
もっと言わせろ:(未選定)
 
6位 雲黒斎
 一言感想:時代劇とSFを無理やりひとつの作品に仕立てたすごい作品。
 劇中の名言:「何故斬れぬ!」「全くじゃ。斯様な柔き衣じゃのに。」(それぞれ吹雪丸・お銀)
 お気に入り場面:「信州牛大乱売」と書かれたチラシを見る雲黒斎、城を駆け登る「えんじ」、吹雪丸とお銀との決闘。
もっと言わせろ:ヒエール=ジョコマン情けなさ過ぎ。

7位 ブリブリ王国
 一言感想:オネエカップルのリアルな描写
 劇中の名言:「オカマオカマってうるせえんだよ!」(By ニーナ)
      :他、サリー&ニーナによる、リアルなオネエ会話の数々
 お気に入り場面:サリーとニーナの会話場面。
 もっと言わせろ:この作品より後の作品で、オネエの描写が拙劣になってしまっているのはどうして?

8位 ハイグレ魔王
 一言感想:ハイグレ魔王って実は、悪役にしてはいい奴。
 劇中の名言:なし
 お気に入り場面:みんなでハイグレダンスを踊っている場面、負けたハイグレ魔王が最後に潔く、地球を去る旨を表明する場面。
 もっと言わせろ:ハイグレ魔王のヘアスタイル、かなりイケてると思うのは俺だけ?

9位 以下、評価なし。(ヤキニクロード、夕陽のカスカベボーイズ、暗黒タマタマ、嵐を呼ぶジャングル、)


付録:お気に入り登場人物
サリー&ニーナ
ヘンダー君他ヘンダーキャラクター
トッペマ・マペット
チョキリーヌ・ベスタ
吹雪丸
3大ヒーロー
ハイグレ魔王
ブリブリ魔人・黒魔人
お銀
股旅猫之進(ネーミングとキャラデザインのみ)
雲黒城の刺客(キャラデザインのみ)
   


2005年06月20日(月) なごやん

 昨日、スーパーで名古屋銘菓「なごやん」を発見。黄色いあんこが中に入っている、ひとくちサイズの単なる饅頭なのであるが・・・。
 中学の時の通信学習教材「S研ゼミ」の付録に、擬人化された「なごやん
」が活躍する、他愛のないイラスト付き読み物(厳密には漫画ではないが、漫画のようなものと思っていただければよい)とでもいうべき、「名古屋支局のコーナー」があり、愛読していた。
 一年後、残念ながらそのコーナーは終わってしまったが、「なごやん」を食べてみたいという憧れは俺の中で生き続け、念願かなって初めて食べたのが、数年前の。確かバラで売られていたのをひとつかふたつ買って食べたような気がする。
今回スーパーで売られていたのは5個入り298円。昨日二つ、今日三つ食べ、あっという間に食べきってしまった。結構カロリーありそうなんだけどね。
 ひょっとすると「なごやん」は俺にとって、ドラえもんにとってのどら焼きのようなものかもしれない。


2005年06月19日(日) 会員登録2週間後の閉店

 最近、ノ−アイロンのシャツをよく着ているので、クリーニング屋に行く頻度が減ったが、約1ヶ月少々前に500円払って割引会員登録したクリーニング屋に、4週間振りに行ったら、シャッターが下ろされており、「当店は5月末日をもちまして閉店し、移転いたしました」の張り紙。俺が持ってきた会員カードの登録日からなんとわずか半月後。スラックスを一本洗ってもらっただけなのに。移転先は駅の反対側。日常生活圏の外。
 おいおい、「一年間有効なのでお得ですよ」と、人に割引会員登録させておいて、その2週間後に店を畳むって、お前確信犯?と、怒りがこみ上げてきた。で、「移転先」の住所に足を運んでみたが、それらしいクリーニング屋は見当たらず。仕方なく引き上げた。
 もう一度確認して、店の不誠実な対応を糾そうと思う。


2005年06月17日(金) クレしん、「暗黒タマタマ」

 現在、レンタル出来る「クレしん映画版」で最後を飾ったのはこの、「暗黒タマタマ」である。名前からしてお下品であり、俺も、クレしん映画にはまるまでは題名だけで完全拒絶反応状態だった。今回は、「オカマブラザーズ3人組」と、「新宿2丁目」が映画に出てくるとのこと。以前「ブリブリ王国」で、恐ろしくリアルなオネエさん2人組の描写に度肝を抜かれたので、さぞかしリアルなオネエ会話が楽しめるだろうと期待していたが・・・、残念、どちらかというと「外れ」でした。
 劇中に「新宿2丁目」が出て来て、なるほど、描かれた街並みは新宿2丁目の「仲通り」そのものなんだけど、描きこまれている人間は、全部「女装子」さん。「ブリブリ王国」よりもこちらの方が製作年代が新しいのに、何故、「オカマ」の描き方が、古めかしい「オカマ」像に逆戻りしてるのさ?


2005年06月11日(土) 非礼の民

 平日の疲れもあって、午後1時過ぎに起床。しかし、本当に疲れている。深夜になって、たまらずマッサージ屋に行く。原付で駅に行くと、駅の近くに2軒あった。「中国整体」と「健康マッサージ」。値段はいずれも30分3000円。「中国整体」の方が効きそうな気がして、入ることにする。店員は日本人か、日本滞在歴の長い中国人かのいずれかだろうと思っていたら、日本語が下手な、ネイティブ中国人だった。
 不法滞在なのではないかと思われる、日本語が店長よりも更におぼつかない、若い中国人娘に、部屋に通される。暗色のカーテンで仕切られた3畳程の空間に、薄暗い照明。とても怪しい雰囲気だ。娘は「服を脱いで下さい」と言う。更に怪しい。実はH系で、後からぼったくったりする気じゃないだろうな、と警戒する。「店の服に着替えるんですか」と聞いたら、「パンツ一丁になって下さい」とのこと。大丈夫か?
 一応、要求通り着ていたTシャツを脱いだところ、「肌が傷だらけなので、出来ません。」と抜かしやがった。現在俺は、背中に限らず全身に、あちこち掻き壊した引っかき傷があり、一部、血が滲んでいたりするので、初めて見た人は、びっくりするらしい。しかし、前金払わせといて「出来ません」はないだろう。「店長を呼んで下さい」と言って店長を呼ばせた。呼ばれた店長は娘としばらく中国語で話合っていたが、「やれ」という結論になったらしく、娘は「それでは服を着て受けて下さい」ということになった。この間、娘からも店長からも、申し訳ございませんの一言もなし。
 さて、技術の方は、手の力は女性だけに物足りなかったが、足で背中を踏みつけるのは、良く効いて気持ち良かった。
 しかし、、これは恐らくマニュアルなのだろうか、「住まいはお近くなんですか」とか、どうでもいい、たわいもない質問を2、3俺に寄こして来た。そんな下らん質問をする前に俺に言うべきことがあるだろうが、と思い、適当に済ませた。
 ということで、この店、技術はそこそこ良く、背中が軽くなったものの、「チャイニーズスタンダード」な接客と、薄暗く怪しい個室でそれぞれマイナス点。
 2500年後の子孫の、余りにも礼を失した振る舞いに、彼等の民の大大先輩である孔子や孟子は、きっとあの世でお嘆きになっているのではないだろうか。



2005年06月09日(木) クレしん「わくわく温泉」

 スポクラの帰り、蔦屋で借りてきた。映画版クレしんは「多分面白いだろうな」と思うものから借りてきており、今回の借りた「わくわく温泉」はケツから2番目。話が埼玉で完結しているという点のみが、埼玉県出身の俺として興味をそそられたくらいで、それ以外はそれ程期待はしていなかった。

 が、ふたを開けたら、これがかなり面白い。というか、巨大ロボットが、奥秩父の秘密基地から現れ、街を破壊しながら野原家のマイホームのある春日部に向かってくるくだりそのものは荒唐無稽だが、恐ろしく「日常的」に描き出されていて驚嘆する。

 真夜中の奥秩父。家の明かりひとつない真っ暗な山。視線を頭上の方に移すと、たくさんの星。夜に雁坂道路(=彩甲斐街道=国道140号線)を車で走ったことのある者だったらきっと、おおっ、これはまさしく奥秩父!と分かることだろう。クレしんお得意の、「単純な絵なんだけど、良く特徴を捉えている」の見本のような映像である。

 巨大ロボットは、荒川源流沿いに秩父市まで(川沿い以外は2000メートル級の山なので、ルートの選択の余地はない。)ここらかは、見覚えのある風景がそのままアニメになって出て来るので嬉しい。
まずは、夜明けの秩父市市街地。バックには秩父のシンボル武甲山。秩父警察署に電話が鳴り響く。これも、確か140号沿いにあって、こんな建物だったよなあと思う。通報を受けてパトカーが、 荒川渓谷を一望の下に見下ろせる吊橋(市街地と秩父ミューズパークとを連絡する、秩父市のシンボル的な橋)のたもとにやってくると、渓谷の河床をのっしのっしと歩いてくる巨大ロボット。で、パトカーの警告など全く意に介さず、巨大吊橋をなんなく破壊して進む。
 ゴジラなどの巨大怪獣やロボットが破壊するのは、誰もが知っている東京タワーや大阪城といった、大都市ばかり。しかも、映画の中で怪獣やロボットに「破壊」されることで、ますます知名度が高まるという相乗効果があるのだという。もともとの知名度が低かろうが、あえて埼玉にこだわる姿勢を曲げない、原作者の郷土への愛情を強く感じたのであった。
 その次の映像は、劇中のテレビ番組「やじうまワイド」
アナウンサーが、半信半疑といった表情で、「埼玉県秩父市に巨大ロボットが出現したというニュースがたった今入りました。」と言った後、ダメ押しで、隣の女性リポーターに、「これって本当なんでしょうかねえ」と言っている。ここらあたりは本当にリアル。
 この後、ロボットは、荒川沿いに北上し、寄居で平野部に出た模様。劇中ニュースで、「現在、巨大ロボットは埼玉県寄居町郊外を自足20キロ前後で進んでいます」とアナウンスされている。この頃になってくると、当初は半信半疑だったマスコミも、ニュースの重大さに気付き、自社ヘリを飛ばして中継画像を送ってくるとともに、避難警報を発表するようになる。これがちょうど台風の進路予想図と似たものが劇中テレビ画面に表示され、さらには「なお、避難が必要とされる地域は寄居町、長瀞町、川本町、小川町、美里町・・・と読み上げられるという精巧さ。
 (続く) 



2005年06月03日(金) 冷えた財布

 財布を自宅内で紛失。40分捜し回って、「ひょっとして、もしかして職場に忘れてきたのか?まさかそんな?」と思ってきた頃、冷蔵庫の中で発見。
財布の中にはスポクラ会員カードが入っていた為、財布を見つけるまでスポクラに行くことが出来ず、参加するはずだったスタジオプログラムに大幅に遅れてしまい、今日の参加を断念せざるを得なくなってしまった。
 さて、推理としては、帰宅後何気なく冷蔵庫の上に置いた財布が、冷蔵庫の扉を開けたときにたまたま落下したものと思われる。

 尚、探している途中、低い棚に置いていたビール風味雑酒「スリムス
」が、床に落下した衝撃で破裂。棚の高さは膝の高さよりも低いくらいなのに、こんなに簡単に破裂してしまうなんて。。。とびっくり。最近の缶飲料は缶が、芸術的と思えるくらいにとても薄くできているが、余りに弱過ぎ。これではガラス瓶の方がよっぽど衝撃に強いな、と思った。


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