帰るなり

タモ家に外泊。
私たち、つき合ってるのかもしかして。
位の勢いだな。仲良しです。

今火曜の昼間。
そう、週明け二日も休んでやった。ははっ。

筋肉痛は日に日に悪化していくし、
城のお堀に浸かった靴はありえない臭気をかもし出しているし。
お礼もしたいし、メールもしたいし。
とにかく、靴を洗わないと。ほんとにくっさいです。
あんなくっさいにおいかいだことねえ。
忍者ってえらいのね。

体験レポートは、前回玉砕したことを踏まえて、
10月出す本に漫画で載せます。
なので、ここではあんまし語りませんが

くのいち、とにかくえらいたのしかったですよ。
とりあえず、利吉について逐一先生にお伺いさせていただきました旨、
一部ご紹介。
(でもこれ公式設定ちゅうよりは、尼子先生がその場で
「うーんどうだろうねえ」とか言いながら作ってくれた奴です。
ちなみにこの話をしてた時間は午前4時。サイン会のとき。
お疲れのところ申し訳なかったッス…でも嬉しかった…)



利吉には友達がいるのですか、というわたくしの長年の疑問の答え↓




先 うーん、仕事ばっかりしてるから、
  友達とかはいないんじゃないでしょうか 

に それはもう、ちッさいころから一人ぼっちだったと言う…
  幼馴染とかもなしですか。

先 山奥ですからねー。なんか動物とか…近所のおじいちゃんおばあちゃんと  かそういうお友達はいたのでは。若いもんはいないですから。

に ど、動物と老人。それは…りきちはもしかしてかわいそうな子なのでしょ  うか…

先 やー、でも奴の性格からして友達とわいわいちゅータイプでもないですか  ら、あんまり本人気にしてなさそう。

に ですよね!


あとね、利吉は忍術をどうやって誰に習ったかとかね、
いつからフリーやってるのかとかね、
いろいろ聞いててウヒヒヒでした。
そのへんも本に書きますのでー。

とにかく、今日は今からくっさい靴を洗います。


くのいちで、うっかり私にお声をおかけくださった皆様。
ほんとにあのあれなんで。
小心者なんで。かなり挙動不審者だったとおもいますごめんなさい。
でも嬉しさは計り知れませんでしたでございます。
だからね、本当に一人ぼっちで行ってるって言ったじゃないですか。
ほんともうよろしくお願いします。
とかね。
あと、ひげがあるかないかでまったくの別人に見える罠とかね。
いやもうほんとその節は大変失礼を…。
スケブもってきゃ良かった!!くそおおおおおおっ
あと、隠し通そうと思ってたのに、
なんか身元がばれてちょとくやしかったりとか。


まーなんつうかご想像の通り刀どころか!てかんじでしたが、
2連覇のゆりかさんにみしてもらったよ。
すっげかっこよかった!!
くっそー来年こそは地下足袋買ってこんどこそ。
(優勝する気か!)

個人的に手裏剣と弓は購入してでも修行したいくらいです。
2004年08月24日(火)

まだまだつづくよ!

「若い女だったんです。」

延べられた床に就き、利吉は乾いた唇でそう切り出した。

「情報が欲しかったんです。…女だと甘く見ていました。」



屋敷の下女と懇ろになり、体を合わせるようになった。
いける、と思った。だからそれとなく情報を聞き出そうとした。

「くのいちでした。抱かれながら私の喉に簪をつきたてようとした。」

だから、殺したのだと。
そう言い捨てる利吉の声はささやくように細く。

「喉を切りました。付け根です。父に教えてもらった急所でした。血が、たくさん出たんです。女は何か言いたそうな顔をしました。でも」

女の唇からこぼれ出たのは叫びでも恨み言でもなく。

ごぼり、と音を立てあふれ出したのは、泡だったどす黒い血液だった。

「不思議そうな顔をしたんです。本当に、不思議そうな。」
首から鮮血を噴出し、唇からもだらだらと血を流し続けながら、
それでもその女は冬に蝉の声を聞いたときのような顔をしていたのだと。


言いながら、利吉の体はがたがたと震えていた。



半助は、何も言わなかった。
慰めが、彼のためになるとは思えなかった。

誰もが通る道なのだから。


「利吉君、少し休みなさい。診ていてあげるから。」
「土井先生、あの女はなぜあんな顔をしたのですか?自分の命が尽きるときに、なぜ、あんな」
「休みなさい。今は体を治す事に専念するんだ。」

言い捨てて、半助は裏庭の井戸へ水を汲みに立った。




雨はいつの間に止んだのか、外ではコロコロと虫の音が聞こえる。
濡れた下草を草履で踏み分けて井戸端に立った。

自分が初めて殺した相手の顔は、今でも覚えている。
子供だった。敵に見つかったと思い、とっさに刀を振るっていた。

泥まみれの握り飯を持っていた少年の頭が、
どさり、と地面に落ち鈍い音を立てた。

戦だったんだ。
何度も何度も自分を納得させようとした。
斬らなければ自分が斬られる。しょうがなかったんだ、と。

ただ、どんなに振り切ろうとしても。

胴体から切り離されたはずの頭は、
瞳から涙を流し、半助を見つめていた。


見つめていたその少年の顔を、半助はまだ覚えているのだ。


それから幾人もの人間を斬ったが、
相手の顔はいつもあの少年の顔に見えた。



そうして気づいたのだ。
自分は実戦には向かない、と。


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ああ、まだおわんねえのかこの話…。いつになく長丁場。

いやー、ちょっと皆さん褒めすぎ!
嬉しいじゃないですか。どうするんですかこんなに喜ばせて。
読んでもらえているという嬉しさに咥えて(一発変換)
楽しんでいただけてるだなんてッ


Sきちさん、Rうさん(ふせる気が無い)お言葉大感謝ー!!
嬉しさの余り体が汗ばんじゃって大変。
ウチの利吉は多分この青さがウリなんですよきっと。


またぼちぼち現れては続くのですが、また暇だったら読んでやってください。
あと、あんまり何も考えずに書いているので突っ込まないでやって下さい。

でも感想は嬉しいよ?!(寂しがり)


あ、表紙ですか。あ、聞いてないですか。
でも書きますね。露悪趣味だからね。
案の定まだ4人目。しかしくの一大会までには終わらせるよ。
ということは今日と明日しか。終わる終わる。大丈夫。

くの一は、
20日のお仕事を終えて、
その足で駅まで切符を買いに行って、
風呂はいってすぐ寝て、
2時くらいに起きて、
朝三時発の電車で京都に出て、
そのあと京都から福知山に出て、
ずばり会場受付まで一時間ちょっと福知山駅のベンチで待機。



会場近辺になんか24時間のなんかが無いか探したけど、あるわけねえ。

21日の朝8時半くらいに福知山駅前でタバコを寂しくふかしている女がいたら私ですので、見かけたら声をかけてやってください。
涙を流して喜びます。(また一人で参加だよ!)
ロンリーオンリー。
今度こそはデジカメを持っていく。しかし撮ってる暇あるのか。
2004年08月18日(水)

つづき

「もう、だいじょうぶですから」

そう青ざめた顔で薄く笑う利吉にかまわず、
がしがしとぬれた髪を乱暴に手ぬぐいで拭う。
心配が半分と、強がる利吉に対する腹立ちが半分と。

「大丈夫じゃないだろう。君もいっぱしの忍者なら、
自分の体のことぐらいはきちんと把握しなさい。」
「把握してますよ。だから大丈夫だって言ってるんです。
後は自分でできますから。」

あくまでも頑固な負けず嫌いである。
この子はどうしてこうも自分に対してだけつっぱるのか。
父親の前ではあんなにも従順なくせに。

自分でできる、といった利吉にかまわず半助は血と雨で濡れ雑巾のような装束を剥ぎ取った。剥ぎ取って、目を見張る。

ぬれた体に無数の矢傷。
新たに血を流す、刀傷。

装束の血は返り血だけではなかった。
利吉の体を冷やしているのは、雨のせいだけではない。
どくどくと、流れ出る血液がまた、利吉の体温を奪っているのだ。


「馬鹿か君は。止血もせずこの雨の中を。」
「ええ。馬鹿なんですよ私は。大ばか者です。」




利吉に初めて会ったのは、4年前のことだった。
学園に就任して初めての夏休み。独り者の半助に気を使ってか、
同僚であり先輩である山田伝蔵の家に招かれたときのことであった。
数えで12になろうかという少年は、滞在日数がかさむ度に半助に対してかたくなな態度を増していった。
申し訳ながる伝蔵に
「難しいお年頃ですからね」
と笑い。それからまったく顔をあわせる機会が無かった。

そうして3年ほど過ぎた頃に、ぽつりぽつりと、彼が実戦に出ているといううわさを聞き、大きくなったんだなあ。などと、子供の3年という月日の大きさに改めてしみじみとした。

当時から忍びの素質は充分にあったし、その判断力、冷静さは子供とは思えぬほどだった。いい忍びになるだろう、
と心ひそかに楽しみにすらしていたのだ。



だからこそ半助は、この有様を見て腹を立てた。
こんな、投げやりな。

「甘えるな。君は父上から何を学んできたんだ。」

忍びは生きて帰ること。存在そのものが、機密なのだ。

「こんな状態でフラフラ歩いて、敵に見つかったらどうする。こういう時はどうすればいいか、子供じゃあるまいし知らないわけじゃないだろう。」

さらしを強く傷口にまき、細かい傷に薬を塗りこみながら
ぶつぶつと説教をする。
そうしていないと、不安でしょうがなかったから。
沈黙が降りた瞬間、利吉の呼吸が止まってしまいそうな気がしたから。


「…子供ですよ私は。」


驚いた。
彼は何よりも子ども扱いされることが嫌いだったはずだ。
どうしたんだ、と、ぽつりとつぶやいた利吉の顔を覗き込んでみると、うつむいたまつげが小さく震えていた。






まだつづくんだ…

今日中に表紙塗り終わればいいなーなー。
今回はいつになくこてこて塗りしてるので、たのしーけど作業が進まん。

きのうチャットで遊んでくれた、めごさんさくさんはづきさん、とてもありがとうございました!!やぱしチャットはたのしい。
でも、こんどっからはちゃんと週末にセッティングするべきだと反省しましたよ。皆様今日お仕事だいじょうぶでしたでしょうか…
結局最後に小利吉中利吉を描いていました。
原稿がんばって、宿題がんばるよ。
2004年08月17日(火)

抜き

いきぬき



誰もが「その若さで?」と問いかけた。

忍術学園の教師と言うのは、もともと現役を引退した忍びが
余生を過ごす場所として選ぶ道であったから。
満で22になる土井半助は、
それでも必ず困ったような笑顔でこう返すのだった。



「私は、子供が好きなんです」




未明から降り始めた雨は、今や強い風を伴って安普請の家屋にふきつける。
がたがたと戸口がゆれ、それでもその隙間から雨が入り込む。
夏のうだるような暑さこそ消え去ったが、
そのかわり雨を含んだ風は、むしむしとした嫌な空気をはこんできた。

半助は、ふう、と息をつき天井を見上げる。
職場は夏休みで、久し振りの我が家に帰ったとたんこの天気だ。
「まあ、それでも」
それでも帰り道に降られるよりはましだったか、とひとりごち、今日の予定はまた明日にでも回そうとごろりと冷たい板間に寝転がった。

学園での生活に慣れて来ればくるほど、
町屋での静寂はどこか半助を不安にさせる。
ごう、と風がうなりをあげ、屋根を揺らすたびに
どこか落ち着かない自分に苦笑いする。
なげだした腕にあたった本を適当に目で追ううちに、
いつの間にか眠っていた。




ふと、目が覚めた。
相変わらず雨は降り続いている。
何か食うか。
板間で転寝をしたせいで、きしきしと節々が痛んだ。
ようやく体を起こしたところで、外に気配を感じ図らずも身構える。


こんな日に一体誰だ?


がたりと音を立て、入り口から湿気を含んだ外気が流れ込む。
薄暗い土間に雨音とともに現れたのは
よく知る、整った顔立ちの青年だった。


「申し訳ありません、少し、休ませてください」
ずぶぬれの体でそう、言い終わるやいなや利吉はその場に崩れ落ちた。


続きは多分また明日ー。
表紙、肌色塗り終わったところで、何でか知らん、レイヤー結合して保存しちゃってもーほんとばかだなあ。ばっかだなあー…なあ…ほんと。
わたくしエレガント入稿スケジュールでは、今週末までに表紙UP!
とかカレンダーにかいてあって、あはははあーもーそんなんむりむり!
あはははは。
昨日の忍たま、
「お、この流れでは利吉が出るな」と始まって2分で予言したらホントに出たので弟に尊敬されつつバカにされた。
2004年08月10日(火)

まじめ

な話。

毎年8月にはいるとどうしたって広島のことを考えます。
一時期、平和教育ちゅうもんがけっこうおいやられて、
アメリカと日本が戦争してたんだよ。
つーことを本気で知らない方がいらッさると聞いてたまげました。

私は祖父母の世代がまさにあの時代の人たちで、父母の世代はいわゆる団塊の世代てやつなので、戦争のことはちッさいころからいろいろ聞かされてたし、学校でも習ったし、知っていなければならない事実、として自分でもいろいろよんだり聞いたりみたりしました。



で。
やっぱし国のために国民が命を奪ったり奪われたり、人が人で無くなったりていうのは確実に間違ってる。
国は国民のためにあるべきだろ。
自己責任とかいってるおっさんら、もっとものごとよく考えてから発言せえよ、と。「あんたが好きでやったことなんやからわしら知らんがな。」じゃ、とおんねえんだよ。国は。国民を守る義務があんだから。
憲法がそういってるんだから。
でも、その憲法だって都合いいように変えていこうとしてる。
なんも学んでねえんだ。
あんたの息子やら娘を片道燃料の飛行機に乗せて突っ込ませてから、
人間を敵という名前で呼んで、人殺しさせてから
朝起きて学校に行って、そのまま骨も見つかんないような死に方させてからそういうこといえ。
国民が国を守るんじゃないんだよ。
くにが国民を守んなきゃいけなんいだよ。
絶対にそういうことがないように日本国憲法つくったんじゃないの。

何が恐いって、第二次大戦を経験したかたがたが、口をそろえて
「今の日本は戦前の状態だ」
と。
「あの時と同じように国が動いている」
とおっしゃるのです。こわいです。

友達が「戦争になったっていいよ関係ないもん」
というのですよ。
関係なくない。


にんげんが、にんげんとして生きて、にんげんとして死ねる、ていうのはすごくあたりまえだけど、あたりまえが壊れそうになってるのが恐い。


今年の原爆記念日のかんそう。
2004年08月06日(金)

歌詞

わたくしは歌などを聴くとき、
歌詞とか、題名をまったくまっっったく意識しないので
カラオケ行ってあれ、あの歌なんだっけ。
とかしょっちゅうなのです。
メロディのみ。かったCDなんかは歌詞カード開いたこと無い奴いっぱいある。

そんなわたしですけどね、
あれです。あの、
ビーズのRUNちゅう歌があるんですけどね。
あの歌詞がね、
どう考えても





熟年ほもカップルの歌に聞えてしょうがねえ。





いちど、歌詞カードをご覧になってみてください。

時の流れは妙におかしなもので
血よりも濃いものを作ることがーあーるねー。


あわわ。いや、ここだけじゃなくて、歌詞全部をとおしてあれだから。



KOFの3Dゲームが出るそうですね。
舞は出るんだろうか。そして乳は揺れるんだろうか。
京はやっぱり学ランなのか。
ポリゴンと3Dの違いは何なんだ。
あのゲーセンつぶれちゃったなあ。
私のランキング入りテトリス台は捨てられちゃったのかなあ。
と、一瞬学生時代のアーケード通いのことを思い出しました。
もう、10年近く前。
知識もそんくらいで途絶えっぱなし。
鉄拳は3の頃。バーチャは2の頃。
スーパーリアルマージャンは5の頃。
ファイナルファンタジーは6の頃。
ううーん。おたく学生。



くのいちに参加許可してやるよ

というお手紙が来てたので、今年の夏は忍者になってきます。
こんなクーラー漬け肉体を今のうちに鍛えなくっちゃ!
まず、炎天下の下3じかんとか
手裏剣投げる前にぶっ倒れるかもしれない。
優勝商品は忍者刀だよー!?
ほしいだろそんなもん!!
いやしかし、優勝とより先に倒れないようにしなきゃね…
地下足袋かおうかしら!
でも地下足袋ってどこに売ってるのよ!

しかし。
なによりも重要なことは。
JR大阪駅どうやって朝8時台に到着するかだ…
徹夜で鈍行?
レンタカーで強行?
どっちも死ぬ。
2004年08月04日(水)

なにやってんだ。

もどってきてるし。
いや、日記はこっそりかく。なんか調子くるうから。
根っからオンラインッ子だから…


テレビでCDのCMを見て衝動買いしましたポルノ蔵。
ほらね。
はやっただろ。
アタシは予感してたよ。
アポロが出た当時働いていたCD屋に売り込みに来てた
そにーの営業の兄ちゃんに
「はやるよね。この人たちはいい具合にビーズくらいのポジションに行くと思うね。アニメっぽいキャッチーなメロディがいいかんじだよね。」
とかなんとかお前は何様だうんちくたれて、プッシュしまくってたら8センチシングルのサンプルをもらったけどかわいそうな人だと思われたのかしら。

とりあえずあたしの中ではビーズくらいのポジションになった。

「ちゃんと聞いたこと無いのに、なんかカラオケで歌える」
とか、
「車で聞いてると注意力が散漫になる」
とかな。



きのうのきおんが微熱くらいあったと聞いてなんかもう早く夏終われ。

ゴーヤとぶっかけうどんばっか食って生きてます。
2004年08月03日(火)

生きてるってなあに / にこりん