A Will
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2005年10月17日(月) 神頼み。

だめだ!

あぁもう。あの人のせいにして何もかも放り投げて、
わたしは現実だってなんだって逃避することだって出来ちゃうのに。





関係を繋げる体すらもってないことを、恨めしいと思った。


そうなのだ。
繋ぎとめることすら不可能なんだ。




ねぇ。好きだなんて言ったらあなた笑う?

すでに笑ってるあの人にそう聞いたら、あの人は首を振った。
それこそ。笑いながら。


だって、俺知ってるもん。




あぁそうか。そうね。そうよね。
これだけ、わたしが前面に押し出してる好きビーム(もどき)に
気づかないわけないわよね。そうよね。うん。わかってる。







動揺。
心が揺れて揺れて仕方ない。



だめ。判ってる。これ以上など何もない。



けれど、わたしは進んじゃうんだ。止まることは出来ないから。














神様、お願いします。

あの人のところに駆け出す勇気のひとつでもわたしにください。
もしくは、あの人がわたしを連れ出す勇気のひとつでもくれてやってください。


動くしかないのに、動けないふたりは嫌なんです。


2005年10月15日(土) 拳でも握らなきゃ笑顔になんてなれないのよ。

太宰のうそつき。


あの人が笑顔で「またおいで」なんて言うから、
わたしは精一杯わらって頷かないといけなくって、

でもそれじゃぁ、困るのよ。すごく。すごくすごく。




幸せなんて欲しくない。
なにかスカスカで物足りなくて、そうやってずっと生きてきて、
今更、充足なんて冗談じゃないのよ。

でも。
あの人が傍にいたら、わたしはいとも簡単に幸せで嬉しくて、
ねぇ、だから、夢見たくなっちゃうの。





怖いんだってば。
「幸福恐怖症?」と言って笑ったあの人がわたし、やっぱり好きすぎる。




愛しいんじゃなくて、好きすぎる。
あの人の幸せなんて祈れないけど、あの人が幸せじゃないと気がすまない。




あの人だけは、完璧なエデンみたいな、そんな場所で笑ってて欲しい。







あの人が笑いかけたら、わたしは拳でも握らなきゃ笑顔なんて返せないんだってば。



うーー。
あーーーー。



苦しい。切ない。やりきれない。







なんで離婚なんかするんだ。ちくしょう。


2005年10月13日(木) どうかどうか、あなたの片隅で。

「結婚するんだ」という言葉にも「離婚したんだ」という言葉にも、
わたしは結局笑うしかなかった。

あの人は、変わらず正直だ。
わたしは、変わりようなく成長してない。



ほっとした。

長い間、顔も声も届かないような場所にいたのに、
こんなにすんなり受け入れられる人も珍しい。



相変わらず、好きなのだと思ったら嬉しくて涙が出た。




チョコレートみたいに溶ろけそう。

声を聞くたび思った。
抱きしめたら、その手から腕から綻んでいくんじゃないかと思った。

最低に甘くて短くて、それでいて忘れられそうにもない貴重な10分ちょっと。




惚れ続ける、ということはこの場合、失恋し続けるってことなのだろう。



相変わらず律儀で正直者のあの人は、わたしをまったく正しい方法で傷つける。

こんな人、他のどこにもきっといない。





愛されてさえいれば、完璧に幸せで、それだけなのだ。



あの人が、たとえば他の女の人を痛々しいほど優しく愛してたって、
わたしをどこかで、ほんの少しでも愛してさえいてくれれば。






分かっちゃうから。
そーゆーの、全部分かっちゃうから。


頭がおかしいのかもしれない。
わたしは、あの人のことに関して、多分、完璧なまでにイカれてる。



何度も与えられたチャンスをふいにしておいて、
それでも、細く細くどこかでつながっていたいなんて思うのだ。




声を忘れても。顔を忘れても。あの腕の感触を忘れても。
きっと愛されてさえいれば、わたしは無事だから。



どうかどうか、あなたの片隅で、わたしを絶え間なく愛してくれていますように。


2005年10月01日(土) すっかり滅入る。

まったく何を考えているんだろう、なんてことを考えました。
もちろん、それはわたしに当てはまることすぎて笑えちゃうんですけれど。


急降下。急展開。けれど予想外、ではない。まったく。
事態の好転、を、願ってたんです。


うまくいくはずなんて、そもそもなかったのです。




認識困難。
残暑の夜をどう過ごすか、そればかりを考えていたいだけなのに。


この肌は、もう二度と。あつくなんてなったりしない。



堕ちていくだけなら、どれだけ楽だったかなんて興味は無いのです。
もう過ぎたことなの。おしまいなの。次の次のお話。



それでも一瞬の反応を見逃さなかった。あの人の価値。あの人が勝ち。
勝敗にこだわるわけじゃないけれど、どうせなら負けたくなんてなかった。





綿棒に染み入った消毒薬のごとく。
わたしもすっかり乾いてしまえれば良かったのに。






あと数分のこの時間の間で、すっかり長くなった爪を、
わたしは今、切り落とすのです。


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