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2016年12月15日(木)
Vol.848 秩父徒歩巡礼・2日目

おはようございます。りょうちんです。

前回の続き、秩父徒歩巡礼・2日目。
天気は朝から快晴。武甲山がきれいに見える絶好の巡礼日和だ。当初は前日の続きで13番札所の慈眼寺から打つ予定だったが、ある理由で18番札所の神門寺から打つことに決めた。札所を順番通りに打つ必要はなく、どの札所からでも構わないらしい。札所の開く午前8時ぴったりに神門寺に着くと、気さくな住職の奥さんが門前の掃除をしながらあいさつをしてくれた。
23番札所の音楽寺まで打ったあと、いったんお昼ごはんを食べるため市街地に戻る。13番札所から17番札所までは比較的駅周辺の市街地に点在していて、実は昼食の時間に合わせてこの日の予定を変更したのである。さてそのお昼ごはん。秩父は隠れたそばの産地としても有名だ。特に「くるみ蕎麦」という、地元産のくるみをすり入れたつけ汁で食べるそばが絶品とのことで、早速名店を聞き出して食べてみた。これがひっくり返るほどの美味。歩き疲れたカラダにくるみの風味満載のそばがつるつると喉を流れて、大盛りでも足りないくらいだった。この日は特に暑かったので、冷たいそばが本当においしかった。
その後も空白だった17番札所の定林寺まで打ち、さらに夕方までひたすら歩き札所を回ってこの日は25番札所の久昌寺で打ち止め。すっかり日も暮れた真っ暗な道を歩いて戻るのはちょっと不安だったけど、歩行距離は概算で29.8km。実際にはこの日も30km以上歩いたはずだ。歩行時間は休憩込みで約13時間弱。
さて、秩父には巡礼古道というのがあって、江戸時代から続く巡礼のルートが存在する。街中には巡礼道と書かれた道標があちこちにあり、迷うことなく次の札所まで行けるよう案内されている。俺もできる限りこの巡礼古道を歩いたつもりだが、寄り道や時々道標を見失ったりで完全に巡礼道を歩けたわけではなかった。それでも巡礼中、たくさんの人に声をかけられる。同じ巡礼中の人だったり、地元の人だったり。それがとてもうれしくて、本当に楽しかった。
34番札所まで、残りは9つ。でも距離でいうとまだ折り返しくらいだ。春になってもっと日が伸びたら、この続きを再開したいと心に誓った。