現場監督の気まぐれ日記
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2009年01月31日(土) 映画

 本日は家でのんびり。TVで映画など観ながら過ごす。

「博士の愛した数式」 寺尾聡・主演 ☆☆☆★
「アルマゲドン」 ブルース・ウィリス主演 ☆☆☆

  

 「博士〜」の方は事故の後遺症で記憶がもたない数学博士の物語。
 内容的にもまぁ面白かったが、特に良かったのが家政婦役の深津絵里さん。こういう奥さんがいたら、私も山など行かずもっと家にいるのだが・・・(^^;)

 「アルマゲドン」は、ジャンルとしてはSFパニック・スペクタクルとなるのだろうが、父娘の情愛なども含まれていて、(本当は)なかなかいい作品。
 「タイタニック」では泣けなかった私も、この映画を最初見た時は正直泣けた。
 特にラスト近く、死の瞬間に父の網膜に焼きつく娘の幼き日のフラッシュバックは、子を持つオヤジのハートと涙腺をモロに刺激する。
あぁ、それなのに・・・だ!
 2時間枠に収めるために強引なまでのシーンのカット、さらに食いしん坊・村野タケノリ先生の棒読み吹き替えに、せっかくの感動作が台無し!
 民放なのでしかたないのかもしれないけれど・・・。


2009年01月28日(水) 酸味

 本日はBP2。

 まずは二階「かまくら」の深緑3級の復習ok。
 一階「扇」の真ん中、狭苦しいムーブの茶4級を更新(一階リニューアル後の茶はこれで3つクリア)
 あとは5〜6級をボチボチと・・。

 これまで飲んでいたザバスのプロテインが切れたので、今度はジャコラというメーカーの「クエン酸パワー」というのを買ってみる。
 平山ユージ氏はプロテインを補給しているようだが、今読んでいる菊地敏之氏の「クライマーズ・ボディ」という本によるとプロテインも一長一短あるような・・・。
 で、クエン酸。味の方はたいへん酸っぱいのだが、酸っぱいモノ好きの私にはなかなかGood。
 プロテインのようなバリウムに似た感じが無く、ジュースのようにスッキリ飲める。
 はたして効果のほどはいかに?

 


2009年01月25日(日) 河又

 ムラタ氏と前夜発日帰りで奥多摩の河又へ。

 私は今回初めてだが、石灰岩でガバ豊富でありながら、前傾壁に思わずパワーを使わされてしまいタジタジ。
 早いうちから腕がパンプし、グレードもけっこう辛め(^^;)

 とりあえず5.9から10bまでを計7本。
 うち登れたのは「ミヤザキミドリ(5.9)」「忍吉98(5.9)」「イキのいい奴(5.10a)」。あとはいずれもテンション付きもしくは途中敗退。
 それでも岩場は、静かで落ち着いた感じのいいエリア。
 修行してまた来ます。

 


2009年01月20日(火) 道具

 本日は、山の小道具をいくつか新調&修理。

 購入したのは、
・KONGハーネス「アルピニステ」 カモシカで40%off
・イワタニ ガスカートリッジ・スタビライザー
・ミニ三脚(ゴリラ・ポッド)

 先日の鋸岳でも感じたが、どうも今使っているBDのハーネスとザックの相性が悪く、行動中ザックの底面がウェスト部分と後ろのギアラックに当たってハーネスがどんどん下に下がってきてしまう。これはどうにも動きにくいし、危なっかしい。
 で、今回はアイゼン履いたままでも装着しやすく、ザックと干渉しないようウエストもレッグ部分もパッド無し、ギアラックも後ろにないクラシックなシット・ハーネス改良型にする。
 サイズの調節幅もゆとりがあるので、着膨れした積雪期のアルパインもしくは沢登りでは、こちらの方が重宝しそう。

 「ゴリラ・ポッド」というミニ三脚は三本の足が無段階・変幻自在に曲がり、例えば木の枝やピッケルのブレード、不安定な石の上でもクネクネと足を曲げてカメラを安定させてくれるスグレモノ。

 その他にカシオのプロ・トレックが修理完了。
 引き出しの中にしまっておいたら高度計とコンパスが作動しなくなってしまったのだが、ソーラー・バッテリーは使わない時でも暗い所へ放置せず、なるべくいつも明るい所に置いた方がいいらしい。(常識か?)

   


2009年01月17日(土) 閑散

 本日は午後からストマジ。
 オートビレーで、
 5.8×1本、9×3本、10a×3本、10b×5本、10c×2本、11a×2本の計16本。
 その後、クールダウンでボルダー5級×3本(すべて一撃)

・皆さん、晴れて外岩へ行ったのか、ずいぶんと空いていた。
・ルート壁は来月ホールド替えがあるせいか目印のテープが剥がれたままの所が多かった。
・ストマジのボルダーは横浜BP2に較べると1級易しいと思う。


2009年01月16日(金) 雑感

 先週の鋸岳の遭難。
 結局、ヘリも動員して大規模捜索したようだが、見つからないらしい。
 一体、どこへ行ってしまったのか。

 それにしてもここ数年、自分の回りで山の事故が相次いでいるのに気付く。
 もちろん、すべてその場に遭遇したわけではないのだが・・。
 それだけ山の世界は狭いと言えるが、一歩間違えれば自分が同じ事態に陥っていてもおかしくない。
 ここ数年の自分のニアミス案件を挙げてみると・・・

2004年7月 南ア・北岳バットレス 取付のBガリー手前で単独の滑落者と遭遇。ヘリ吊り上げまで同行し搬送手伝い。

2006年3月 八ヶ岳 私が単独で赤岳東稜へ出かけた同日、阿弥陀南稜で三人が疲労凍死。三人のうちリーダーはずっと以前に同じ会で一緒に山へ行ったことがある人でヒマラヤ経験者。赤岳を経由し、翌日、阿弥陀に登った際、三人が使ったと思われるスリングを途中で拾得。

2007年4月 八ヶ岳 単独で阿弥陀南稜を登り、御小屋尾根下降中、東京の某会パーティーと遭遇。下降中に一人の女性が足を骨折。ヘリ吊り上げまで同行手伝い。

2008年4月 北ア・剣岳 我々と前後して小窓尾根に入った単独行者が滑落死亡。遺品のピッケルを偶然拾い、持ち帰るが、知り合いの知り合いだったことがすぐにわかり、下山してから状況説明。

 このほか、恥ずかしながら近年の自分のヒヤリハットを報告すると、
2005年10月 越後・五竜沢 滝直登の際、足を滑らせ滑落。ランナーのカム、ハーケンが抜け約15m下の釜へウォーター・グランド・フォール。手を負傷するがパートナー許してくれず(^^;)、そのまま翌日まで計画貫徹。

2006年12月 某インドア・ジムで約6mグランド・フォール。マットなしだったが、幸いにも足からの着地だったため、一晩入院しただけで退院。その後、自然治癒。 

・・・お互い気をつけましょう。

 


2009年01月15日(木) 更新

 本日はBP2。
 一階、茶4級と紺5級を1つずつ新たにクリア。
 茶はゴール一つ手前が核心。
 私の身長ではスタティックに取れず軽くランジとなり、カチであるためこれまで弾かれてきたが、今日はガッチリ止まった。


2009年01月13日(火) 明暗

 本日、仕事中にju9cho氏から電話がかかってくる。
 おや珍しい。いつもならメールで済ますのに・・・と思っていると、どうやら先の週末に鋸岳で緊急事態とのこと。
 我々と一日前後して入った単独の人が下山予定日を過ぎても帰らないらしい。
 連絡してきたSさんは、ju9cho氏も私もお世話になった顔見知りであるため、できる限りの現地の状況を伝えたが、行動日程が一日ずれているため、有効な情報は何も伝えられず・・・。

 今回、遭難されたと思われるこの方は、レベル的には我々など遠く及ばない実力者で、これまでも数々の難ルートをこなしているようだ。
 同じ山に登っても我々のようなヘボな二人が無事帰り、こうしたエキスパートが遭難してしまうというのが山の怖いところ、皮肉というか、まさに運命は紙一重である。
 
 無事生還を祈りたいが・・。


2009年01月11日(日) 冬鋸

 年明け最初の冬山は、ju9cho氏と南アルプスの鋸岳へ。
 二泊三日で甲斐駒まで縦走する予定だったが、予想以上のラッセルと厳しい寒気に途中で気持ちが折れ、鋸岳の縦走のみに留まった。
 正直言ってバリエーションでも初級レベルと甘くみていたのはたしかで、しっぺ返しをくらった感じがしないでもない。
 まぁ鋸岳はこれまでずっと行く機会がなく、いつかは行かねばと思っていたので、とりあえず宿題が片付いた思い。
 夏に日程が取れたら、黄蓮谷の沢登りと継続して、また来ようと思う。

  


2009年01月09日(金) 読書

 年末から読んでいた本二冊を読了。

「天空の祝宴」堂場瞬一・著 ☆☆☆
 ヨセミテを舞台としたフリー・クライミング・フィクション。
 謎に包まれた親友のクライマーの死を軸に進むストーリーは、何となくあの往年のTV映画の名作「モンブランの挽歌」を思わせる展開だった。
 まぁ、どちらにしてもこの手のものは「事実は小説よりも奇なり」で、なかなか傑作には出会えないようだ。

「冒険の達人-C・ボニントンの登山と人生-」ジム・カラン著 ☆☆☆☆
 英国登山界を代表する大御所クリス・ボニントンの半生記。
 山の洋書の和訳本は堅苦しい表現で読みにくいものが多いが、これは訳者も「それなりに配慮した」と後書きにあるとおり、なかなか読みやすく、分厚い300ページものだが、一気に読んでしまった。
 今の若い人は「ボニントンって誰?」と思うかもしれないが、60〜70年代の「岩雪」世代には興味ある内容だと思う。

  


2009年01月05日(月) 始動

 今日から仕事始め。
 帰りに「カモシカ」を物色。
 ミニベロで約20km。ストレッチ、腹筋など少々。


2009年01月04日(日) 登始

 今年は正月早々、ツーリングもしたのでそうでもないが、おせち料理でナマッた身体を少しは元に戻そうと午後からBP2で初登り。

 二階の深緑三級の復習はOKだが、一階・茶四級の復習はなぜかNG。
 12クライマーのTSさんがご丁寧に挨拶してくれた。今年もよろしくお願いいたします。


2009年01月02日(金) 箱根

 かねてからの懸案だった「ツール・ド・箱根駅伝」にトライ。

 自転車で正月の箱根駅伝コースをリアルタイムで追っかけようという企画だが、ものの見事に企画倒れ(^^;)
 東京・大手町からスタートしたものの、たちどころに都心の赤信号に捕まり、ランナーたちの背中は見る影もなく、ただの箱根湯本までのツーリングと化してしまった。
 それでも絶好の天気に恵まれ、箱根湯本までの90kmを走破。
 当初から往路ゴールの芦ノ湖までは割愛するつもりだったが、予想以上に快適な走りで疲れはほとんど無く、ミニベロが自分の身体に合ってきたことを実感した。
 自転車熱が再燃しそうな予感・・。

 


2009年01月01日(木) 賀正

 毎年、大晦日の夜は近所の地蔵尊へ行き、御札をもらってきていたが、年々参拝客が増え、冷え切った深夜の中、長蛇の列に加わるのは億劫になっていたのだが、今年は下の息子が友だちと一緒に行ってくれるというので助かる。

 特に新年の抱負もなければ、アルパインでも沢でもこれといった大きな目標も見当たらないが、敢えて言えば外岩でイレブンがコンスタントに登れるようになれたら・・・といった程度。
 まぁ無理せずボチボチやるつもり。

  


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