いぬの日記

目次


2007年01月30日(火) 大人買いって素敵だ

突然、「ギャグマンガ日和」を大人買いです。おもしろいー。
同時進行でどうじんはまりです。
すごいな自分、こういう時のスピードは本当に我ながら関心する。
生産性の無さが清清しいです!たのしい!
冬の陣で見た、芭蕉と曽良の文字の意味が分かりました。ひとつ階段を上った。
てかあの大手サークルさん見つけた。そしてネット本屋さんで注文しました。早っ。
いやー世の中楽しいね。ものすごく面白いです。間口が狭い分ピンポイント。
ちょっとピンポイントすぎるので誰にもすすめられない。でも楽しい。
松尾芭蕉と曽良って仲悪かったようなイメージがあったのですが、特にそんなことはなかったんだな。
弟子たちが権力争いってのは本当らしいけど、それぞれ芭蕉のことは大好きだったっぽい。
ネットでちょっと調べただけでも、40のおっさんに対して(俳聖とはいえ)尽くしっぷりが尋常じゃなくてびっくりしました。
なんかキリストと十二使途を思い出した。
おっとこれ以上は世間の目に触れたらあれなので。


写楽もそうですが、江戸時代の偉人ってなんか想像を絶する。すごいなあー。
文献や記録が完璧ではなく、後付のイメージでなかば伝説っぽくなってたりもするので、ひたすら面白がれるのが楽しいのかも。


そこから何かを学ぼう、役に立てよう、と思うと、途端に読書欲が減ります。
だから実用書とか随筆にあまり手がでないんだよなー。
読めば面白いんだけど、読もうという気にならないというか。つまり勉強嫌いなのか。そりゃだめだな。
でも、先日梨木香歩の「春になったら苺をつみに」を読んだらすごく面白かったので、他人の考え方や生き方についての文章をもう少し読んでみたいなーと思いました。
しかし、容赦ない描写力や、梨木香歩のまなざしの鋭さには驚いた。
タイトルや英国ガーデンみたいな(なんじゃそりゃ)イメージから、もっと牧歌的な感じを想像していたので、読み始めた当初は、少しぎょっとしました。
達筆っていうのかなー。薄い本なのに中身が濃くって、イメージ豊かで面白かったです。
市民運動とか、地域貢献の話とかも面白かった。荒野にぽつんとある宿の話や、家庭的な女だけの共同生活や、ニューヨークでのいかにもっ!なクリスマスや、やっかいな男の話も、面白かった。


2007年01月28日(日) やりたいこと→途中からなぜか写楽とダヴィンチ

気がつくと土日何もせずに過ぎています。
何となく日々のリズムが安定してきましたが、とたんに怠け癖が・・・。
いかんな。
先週パーマをかけた以来、特に土日外出していません。
プールと図書館行きたいなと思ってるのですが、寒いから外出たくない。うーむだめだな!




漫画と小説もいいけど、アクティブな感じの予定も作ろう


■今年やりたいこと■
・スノボ
 (ああっすでに何かもー冬も半分過ぎてきた・・・ずるずる)
・シュノーケリングを体験して沖縄にツアーに行きたい
 (一人旅行に慣れていないので、こういうきっかけを作って行きたいと画策)
・サルサ再開
・平日の仕事帰りに、何か習い事のような予定を入れる
 (わりと定時に帰れるようになったのだが、だらだら仕事してしまうのでメリハリをつけたい)
・中国茶の喫茶店開拓
・今年もPMFのコンサート行く!ピクニックコンサート行きたい!
 (芝生の上で寝っころがって、たまにうとうとしたり昼食を食べたりしながら、一日中生オケのコンサートを聴いていました。敷物も日傘も上掛けも持って行った。本も持っていったけど読む気にはならなかった。すごい贅沢だった〜私がお酒飲めたら絶対あの場で飲んでる)
・京都の漫画ミュージアムに行く
 (これは来年だろうと再来年だろうと、まあいつでもいいや)


あと、行けるかどうか分からないけど、上野に来るダヴィンチ展に行きたいなあ〜。
東京国立博物館 2007年3月20日(火)〜2007年6月17日(日) 
http://www.leonardo2007.jp/
大多数の日本人同様、私もダヴィンチが好きです。
人によって、この人の名前が出てたら何となくつい気になってしまう!という天才・英雄・ヒーローがいると思うのですが、私は写楽とダヴィンチがわりとそういう対象です。
それだけに、ダヴィンチ・コードはちょっと物足りなかったです。
小説自体ははまあいいんだけど、ダヴィンチは文字通り暗号に絡んでいるだけで、主題な訳じゃなかったからね。
内容を表すというより、インパクト重視なタイトルでしたね。


ちなみに、写楽は高橋克彦の「写楽殺人事件」と泡坂妻夫の「写楽百面相」でファンになりました。ミーハーです!
二つとも、「写楽」という人物そのものが歴史上の謎として取り上げられ、追求していくストーリーなので、歴史の中にこんな魅力的な「謎」が存在しているなんてすごいなーと思って興奮しました。
あまりに普通に歴史上の人物として知られている絵師「写楽」は、実は正体が未だに分かっていないのです。
唐突に表舞台に現れ、通常考えられないほどの大量の作品(技量的にも、製作にかかる資金的にも)を残し、一大ブームを巻き起こして、あっさり姿を消した絵師。
有名な歌舞伎役者が名前を変えて筆を取った、複数の絵師のチームだった、高貴な血筋で本名を出せなかった、何代も『写楽』が受け継がれて何人も写楽がいた。
などなど。色々研究はされていて、最近ではだいぶ信憑性のある説が出ているそうです。そこまで詳しくは知りませんが。


ダヴィンチも、本人そのものがかなり謎に包まれているそうなので、ぜひこういう小説を読みたいです。
今まで読んだダヴィンチの小説って、藤本ひとみの「逆行のメディチ」ぐらいだな。
これは老年のダヴィンチが、自分の生涯を小説として話すという設定で、ダヴィンチ本人を投影した主人公である一人の少女の物語なのです。
かなり面白かったような気がする、のですが、何分私も中学生だったので、作者の趣味たっぷりの絢爛耽美時代小説は、びっくりしてあまり理解できなかったような気がします。
何せその前に読んでた藤本ひとみ作品は「愛にささげるトルソ―まんが家マリナ逃亡事件」ですから・・・。
ギャップにびびったんだよ。
でも、彼女の描く「天才」は、まさに天才!て感じの苦悩や葛藤セットで超越者で、なかなか魅力的です。
天才をわんさと登場させる作家といえば、西尾維新を思い出しますが、彼の描く天才は、普通の変人にも見えますね。つまり、ほんと一線越えちゃってる人。


読み物の割合から漫画を減らして小説に以降、てのも考えたのだけど、まーこれは突然はできないからなー。
満喫通いとかすれば、買う量減るかな。
札幌の満喫は、高校の時一回友人と行ったっきりです。
一人で入る意味はあまり感じなかったので(雑誌立ち読みで十分楽しいし時間かかるので)、一人で入ったことなかった。
新しい作品を買い始める前に、良い満喫探してみようかなあ〜。


1月も終わろうというこの時期になって突然こんなこと書いてみる。
先週、今週と、土日おたく引きこもりとなって家族とパソコン(の向こう)としか会話しない日々、があまりに普通に楽しく居心地良かったので、かえって危機感を・・・軽い危機感を覚えました・・・。
いやまあ、楽しいんだけどな。


2007年01月21日(日) 君がくり返し大人になって 何度も何度も遠くへ行って

創聖のアクエリオンサウンドトラック1・2が届きました。
ひゃっほう!!!
(何をやっているんだーっ!!)


サウンドトラック1に収録されたOPは何故かタイトルが「創聖のアクエリオン お兄さまと」となっていて、不吉な予感におののいていたのですが、『後半に男性ボーカルが入ってます。 どうやらこの男性ボーカルはAKINOさんの実兄AKASHIさんだそう』ということらしいです。
いやー良かった良かった。


そして、噂の開けてがっくり歌詞カードは・・・リィナ様の落書きでした。うわお。


2007年01月13日(土) きらきら

渋谷のBunkamuraで、ティアラ展が始まるそうです。
2007年1月20日(土)〜3月18日(日) 開催期間中無休
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/07_tiara/index.html
以前、東京都庭園美術館で宝石展を見たときにティアラがいくつかあったけど、物語や映画の中でしか出てこないようなブツが目の前にあって、面白かったな〜。
2月にサークルの追コンのために上京するので、土曜日ちょっと頑張って見に行こうかな。


オンリーイベントは行きません。
10日前に航空チケット買うと安くなるので、ちょうど10日前まで頭にあったのだけど、行かないとと決めたらスッキリした。
冬の陣に行ったからだいぶ飢餓感が薄くなった。強がってなんかない!
新刊は通販します。


夕べは1時には寝たのに、朝起きると11時で、昼ごはん食べて洗い物して、もう一回寝たら5時だった。
昨日からちょっとだるいです。
でもさすがに、今日のこの睡眠でお釣りが来るであろうというほど寝た・・・。


「しょこ☆まにゅ」が届いた。
中学生頃の写真かわいいな〜〜〜。
一番面白かったのは漫画でした。
気持ち悪くてぞくぞくしたぜ・・・。
以下、グロい内容。
ネタバレだしグロいので、興味ある方だけ反転でどうぞ。

深夜に愛猫に顔を引っかかれて目覚めたしょこたんが深夜ラジオ収録に遅刻しそうになりながら夜道を走っていたらキモイ顔したおじさんとぶつかったらおじさんの顔が裂けて剥がれ落ちてそこから丸々ツヤツヤのスイカが出てきたらしょこたんがスイカに齧り付いて夢中で食べてたらスイカの中にセミの抜け殻が埋まっててしょこたんの舌や指に刺さって血が噴出しながらもしょこたんがセミの抜け殻に感動して食べたら意外と美味くて、脱皮していたセミ本体がスイカの中から飛び出したらしょこたんの口の中に飛び込んで腹を突き破って腸を引きずり出しながら飛び出てきたからしょこたんは自分の腸を引っ張ったけどセミの力がズルズルと胃腸まで出てきて困ってたら愛猫がどこからともなく現れて腸を途中で食いちぎって助けてくれてついでにもぐもぐ食べてから立ち去ったらしょこたんも自分の腸を焼肉にして食べてみて意外とウマス、で完。

すごいのが、楳図 かずおタッチで描かれたグロい漫画なのに、全ての台詞がちゃんと中川翔子さんの声で聞いても違和感ないところ。
さすが、本人が書いただけあって台詞が物凄く自然だ・・・ブログの印象そのまんまです。
中川翔子さんの次回作に期待。


「シャア評伝」も届きました。
とりあえず、下巻のZの辺りからばらばらと流し読み。
ファーストは、映画版しか観ていないので、あまり細かいエピソード分からないんだよなー。
結構面白かったです。
公と私の顔を分けて持っていた、人の期待に応えることに無意識レベルまで慣れきってしまった、二流の才能と一流の状況判断力を合わせ持ったゆえに不幸だった、常に自分を客観視しつつ自己欺瞞にあふれた、人間臭い等身大のシャア・アズナブル。
だけど彼は、いつも自分の責任を他にかぶせようとはしなかった。
最初から最後まで常に、自分の行動に対して真摯に向き合って、青臭いほど真剣だった。
なんだよカッコいいじゃないかシャア・・・!という感じでした。
まあ、りー。さんは下巻の冒頭辺りから、アムロさんの出てくるところを拾い読みしたらいいよ。
私人としてのシャアがどのような動機で執拗にアムロを欲したかが、物凄く丁寧に分析されていて、もうほもでいいよ!と思ってしまうよ。ていうかそれはガチ前提だったよ!(曇ったレンズ)
私のシャア観と大体同じだったし、それより更に深く、全体を通して読み込んでいたので、なるほどなーと色んなところで思いました。
でも、シャアがニュータイプとしては二流だったのは、自身の素質が優れ過ぎているがゆえに覚醒しきれなかったんじゃないかと、今でも思っています。
見たものと、見ることができるものしか信じられず、冷徹なまでの客観性を崩せなかった彼は、自分の本能に身を委ねることなんて出来なかったんじゃないかな。
とか、シャア美化しすぎですか。そうかも。
それにしても、このアニメ(1st、Z、CCDと合わせると三作品か)に触れたことのない人には全くさっぱり意味を成さない本であるというのに、それなりに話題になり売れているという現実は、面白いですね。
しかも、作品全体の謎本とかじゃなくて、いちキャラクターの生涯についての本ですよ。
つくづく凄いよなー。
ガンダム世代という言葉がリアルな意味を持っているということが分かります。
日本は本当にその内MSを作り始めるんじゃないだろうか。
なんてな。嫌な未来だな。撤回。


スターオンアイスの録画を観ました。
楽しみにしていた荒川静香さんの演技はすごくきれいだった。
腕の使い方がとても丁寧で、滑っているスピード感とは逆に、時間がゆったり流れているような印象でした。
腕とか脚の骨格美しいなー。
あんなに編集とか回想シーンとか入れずに、もっと放映するプログラムを増やしてくれた方が嬉しいです。
あと、毎回思うんだけどゲスト解説のタレントさんイラネ、と思うのは、私があまりテレビを見ないからでしょうか・・・むしろそれを楽しみにしている人も存在するのかもしれないな。じゃあしょうがないよなあ・・・。
今回は観にいこうか迷ったのだけど、正月遊びくるってたし、外出続きで体力的に不安だったので行きませんでした。
フィギュアスケート生で観たいな。


2007年01月11日(木) 見えないチカラ

昨年末我が家に開通した光回線に、ようやく無線LANの設定をしました。
うーん、電源入ってるモデムもパソコンも一台ずつしかなくて、モデムとパソコンが2メートルも離れていない環境では、無線も有線も違いを感じないな・・・。
特に有線で不自由を感じたことはないのですが、まあせっかくあるし、試してみた。
親機とセットの子機(BUFFARO)を選んだため、インストールもCD一枚で済みました。
うーん拍子抜けするほど簡単。


パソコンを設置していた二階から、一階に移動してみました。
電波状態100%→94% まー普通にインターネットするぐらいなら全然問題ないな。
ノートンもバージョンアップしたし、パソコン関係でやろうと思ったことはあらかた済んで満足です。


今日はミーティングでした。
4月の新しい体制に移るまで、チーム内はちょっと荒れそうです。
4月になったからといって、何がどう変わるかは全然分かりませんが、今のこの時期に、何ができるようになっていくかということが、今後の私にとってかなり重要になってきそうな予感です。
人手とパワーが足りないため、ちょこちょこと、全体としてはどさっと(あくまで私基準としての量で、本来の仕事量としては少ない方なのでしょうが)増えそうです。


仕事の中で、使える人間になりたいなーと思うのですが、それって実は、受けた仕事をそのつどさくさく片付けていくって意味ではないようです。
次の仕事の時、あるいは、他の人に仕事を引き継ぐ時に、効率的に進められる様な仕組みを自分で作ること。
一つ一つの仕事をこなすだけではなく、その仕事がもっと効率良く、もっと改善につながるような仕掛けを自分で作ること。
もちろん、それ以前に仕事の速さとか応用力とか自学とか、何か色々果てしなくあるんじゃないかと思います。
正直、どうやったらそんな風になれるのか、ぜんぜん検討つかねー。です。
ていうか受けた仕事すら時間かかって、今のところ本当に果てしない。
でも、なるほどなーと思ったのでメモ。


まあそんなことも考えつつ、一方では仕事中も気が緩むと「いちまんねんとにせんねんまえからあーいーしーてーるー」とかってメロディが流れ出す感じです。
だめだめです。
さ、無線LANでアニメ見ようかな!(わー)


2007年01月08日(月)

怒涛の正月の後、5日は会社の会議+決起会で、金・土と高校友人、会社の同期と会ってきました。
なんだろう、私は本当に出不精で面倒くさがりなのだなと実感します。
出るのが億劫で億劫で・・・でも、こうやってまとめて会う機会がないとなかなか会えなかったりするので、機会を頂けて嬉しいし、会うとやっぱり楽しいのですよね。
付き合いって、貴重で大事だなあ・・・誘ってくださってありがとうございます。


会社同期とは、ボーリング場でうっかりばったり、札幌でわりと大きめな規模のイベント会場に出くわしてしまい、「あーここ高校生の時初めて連れて来てもらった会場だ・・・」と生温くも居たたまれない気持ちを味わったりして面白かったです。
漫画好きってことは公言してるのですが、私にとっておたくと漫画好きの境界線ってかなり曖昧なので、「おたくでスミマセン」みたいな後ろめたさ?居たたまれなさ?みたいな感じはあまり実感してなかったのですが。
痛いなー恥ずかしいなーと思いつつも趣味には胸を張るしかないので。
それでも、間近で客観的に眺めつつ、興味深げな同期の感想を聞くと。
(キモイとか怖いとかじゃなかったのは、まあ良かったな・・・)
うわスミマセン、みたいな気持ちにちょっとなった。うへへ。面白かったです。
私は、たとえば同人を買わず、イベントにも行かなくても、多分レビューサイトとか絵サイトは見るだろうし、漫画も小説も買うだろうと思うのですが。
やっぱりイベントは一つのボーダーラインなのかもしれませんねー。




年末にどどっと本が出たので、大量に買い込みました。
やばいグレーリテラチャーと合わせてもうしまうところが、ない。
今日の予定は、部屋の掃除をして本を読むことです。
どっちも一日仕事だ・・・。
とりあえず、解決編の手前までざざっと流し読みしてしまったコズミックをちゃんと読むか。
自分で推理する気はさらさらないのですが、推理を読んだときに整合性が分からないといらっとするので最低限の状況把握だけは・・・。
長髪で人間性溢れる穏やかで理性的な美形の探偵(男)には、あんまり興味をもてません・・・多分、どれか一つでも逆だったら・・・。
でもこの方が解決する人みたいだし、推理シーン読んだら変わるかな・・・。
総代は渋くてわりと良い。
あと、女警部にはがんばってほしい感じ。


リーブルなにわで、北森鴻の文庫フェアを平積みしていました。
やっぱりリーブルなにわは良い本屋だなあ。
もちろん、私の趣味を満足させるかどうかも本屋の評価ポイント(笑)ですが、それだけでなく。
本屋さんというのは、訪れるお客さんの好奇心を刺激する場所でなければならない。
と思うのです。
ただ品揃えが良くて、探せば大抵の本がある、というのももちろん嬉しいことだけど、それは究極的に言えば、インターネットで注文するのと大して変わりません。
むしろインターネット書店の方が、在庫の確保と検索という点で勝ってしまう。
人がどうして書店に足を運ぶか、それは、図書館の本棚を眺めることで新たな発見や知的好奇心の広がりがあるように、本屋に並ぶ新刊をチェックしたり、フェアや作家特集を見たり、実際の装丁や中身を確かめたり、それによって新たな本との出会いを求めているから、なのではないかと思うのですが・・・どうだろう。私だけかもしれんけど。
だって、出版社も作者もタイトルも分かっている本ならば、わざわざ本屋に行かなくても買える時代なのですから。
でも、札駅近くのなにわ書房が昨年末に潰れたことで、良い本屋が生き残れるってわけじゃないんだなーと実感しました。
あれは寂しかった。
人もわりと入っていたようだったけど、やっていけなかったのかなー。
潰れてから知ったので、詳しい状況は全く知りませんが、軽くショックでした。
大きなデパートに入った大きな書店は、やはり品揃えと場所の利便性という長があります。
漫画ってしょせん単価は低いし、そろっていれば勝手に探して買ってく、ぐらいの商品なのかなー。


北森鴻の「メイン・ディッシュ」が面白かったので、今度は作者の得意分野で長編も読んでみようと思って、とりあえずシリーズの一作目らしい「狐闇」を買ってみました。
ていうか買ってしまった、が正しいのか。
考えてみれば、きっと図書館にあったなあ。


そういえば、誰かに熱烈にすすめなきゃと思いつつうっかり言うの忘れてて、でも私が自分で貸して感想を聞くんじゃなければなんか勿体無くて勧められない漫画を買いました。
とりあえずメモ。
入江 亜季という方の作品で、「群青学舎」「コダマの谷 王立大学騒乱劇」という厚めのコミックスです。
2006年8月に2冊同時発行だったということで、出版社の力の入れようがわかるというものです。
まだ作者について色々調べている途中なのですが、同人でオリジナルを結構長く描いていた人らしい。
「コダマの谷 王立大学騒乱劇」は同人の作品を収録しているみたいで、確かにネームがちと分かりにくい。
でも、同人作品特有の、作者の愛ややりたいことがごった煮のように詰め込まれていてキラキラしている感じが、楽しいです。
郷愁の慕わしさと、挑戦する気概のワクワクした高揚があります。
「群青学舎」は短編集なのですが、とにかく良いです。
話の切れ味もよく、感性豊かで話も多彩で、台詞もなんかときめくし、何より女の子がえっらい可愛い。
気が強くてしっかりもので凛々しく美しくて隙がないのに、うっかり泣かせてしまったりとか、弱ったところを見るとドキッとします。
身内や好きな男に対してはちょっと弱いのがまた可愛い。
女性作家じゃなくて、男性作家が描いたのかしらと思うほど可愛いです。
少し古風な線の太い少女漫画絵も、好みだー。ちょっと草間さかえを思い出しました。


うまく面白さを伝えられません。
作者と作品についてもーちょっとネットの海で調べたら、またどっかに書くかな。








メモ


・プランツ・ドールの特装版
どう考えてもほしい。2巻の「夜香」が出たらもう一回収録作品チェックする。全部読んでるんだったらさすがに買わないけど・・・。


・Under The Rose
やはり気になる。静観中


・「王の男」
ビデオになったら借りるかな


・「是-ZE-」
今連載しているコンビが気になるので単行本買おうかどうか迷うぐらいだ・・・。
でも私は一巻の大型犬系攻めとツンデレっぽい華奢な美青年とのコンビには大して興味がないから、一巻から買うのはなーと思っています。
今やってるシリーズはすでに雑誌で数話読み損ねてしまったし、単行本まとまったら読もうかな。
志水ゆきは面白いのだけど、話としては外れなく面白くても、自分の好みとしては当たり外れが大きいのです。
しょたからがてん系うけまで全方位カバーする志水ゆきは守備範囲広いとしか言いようがない。
範囲が広いという意味では似てますが、寿たらことはまたちょっと違う感じなのです。
志水ゆきはどの組み合わせでも正統派BL!て感じで仕上がるのです。
だからこそ、苦手なものは普通に苦手な感じに仕上がっている。
寿たらことか、草間さかえとかは、何を書いても作者のカラーが前面に出てるから、組み合わせとかはむしろ二の次なのですね。
て、こんなところでボブについて熱く語っている自分は何なんだ。と我に返る。


・歌舞伎
正月に観にいった歌舞伎の感想を日記に書く。あとから思い出せるように。
イヤホンで謡の内容や、状況設定や、細かい動作の意味を解説してくれるのですごーく分かりやすかった。
歌詞が分かっていればなんとか聞き取れる。
ただ、イヤホンと耳に聞こえる舞台の役者さんの声が、多分距離の問題だと思うけど、微妙にずれていて気持ち悪かった。
ので、しっかり耳にはめずにイヤホンを軽く浮かせて聞いていました。
ちょうど、義経伝説で、平知盛が出てきて、なんか運命感じたよ・・・。
面白かった。
2時間以上だったので、疲れて途中寝てしまいましたが、おおむね楽しく見れました。
格闘シーンとか見得を切るシーンとか、思いの他かっこよかったです。
あと、女形の役がものすっごい美しかった。動いている中のどのシーンも美しい。
完璧に完成された所作。
着物って、あーいう風に着て、あーいう風に動く衣装なのだな・・・。
今度は、女性役が主人公格の舞台を見て見たい。
道明寺とか?藤娘とか?全然知らんけどそんなのかな?
第二部の演目は、能の狂言の筋をそのまま歌舞伎仕立てにしたものらしく、とてもコミカルでおかしくて面白かったです。
嫉妬に燃える奥さんや、育ちの良いボンボンっぽい旦那さんの浮気心が、なんかもー可愛くておかしくて。
落語もそうだけど、やっぱり日本人の情感の機微って、昔のものでも凄く馴染むし面白いですね。
自分は日本人なんだなーと実感します。


・「これがワタシたちのDVDベストセレクション70」をあまぞんで買ってみました。
うーん、ぱふとか、かつくら辺りの雑誌の1コーナーとしては面白いだろうな。
人のもえポイントって結構自分と違う上に、映画そのものの面白さはあまり強く語られていないので、これを読んでえーその映画面白そうだ!という感想には大してならなかった。
大体、スパイダーマンを取り上げるなら、主人公の美青年ぶり(ていうか美青年か?)よりも他に書くことがあるはず!
何よりもあの、ノーマン(主人公の友人の父親。マッドな変態に変貌)について言及しないなんて・・・!
(それは私の個人的好みだ)
映画としてはいまいちだったなーという作品も結構紹介されていました。
ただ、あまり見ないような映画の紹介が色々されているから、色々観てみるための入門としてはいいのかも。
そういえば、レスリー・チャンの映画を大学の時からずっと、見よう見ようと思いながらまだ一本も観ていないのです。
グッド・ウィル・ハンティングも観ようと思ってたんだよな。
と、色々思い出しました。
あと、オーシャンズ11はもう一度観たくなった。何だかかわいいんだよな、あれ。
買わなきゃ良かったってほどではないけど、第二段は買わないと思います。


・「花の名前」
新刊の3巻を読み、心底感嘆しました。
すーげー。
文学のような漫画です。
漫画でここまでの表現ができるんだなあー。
これは少女漫画でないとなしえない到達点でしょう。
ストーリーはわりとベタなぐらいで、展開も予想できる感じではあるのですが、そこにいたるまでの感情表現が細やかで細やかで濃やかで、濃密に香立つようでくらくらします。
という話を、M子様と3時間ぐらいずっと語り合いました。
もともとこの漫画は、うりさんが面白いと言っていたから買ってみたのが最初です。
雑誌の連載チェックで気がつけなかったことがちょっと悔しい・・・でも読んで良かった。
ありがとう、うりさん!(と、直接言わずにこんなところで)


・中国茶
先日、高校友人たちと行ったお洒落なカフェで頼んだジャスミン茶が美味しくなかった。
雰囲気はとても素敵だったし、まーいいかと思ったけど、普通にコーヒーを頼んでおけばよかったなあ。
今年は中国茶の飲めるお店をもうちょっと開拓します。
手始めに行きたいのは、市電通り沿いにあるバンドカフェというところー。


・マイメロ
ベストアルバム第二段は、マイメロディとウサミミ仮面のデュエットが入っているらしいです。
予約しました。もうなんか、抵抗することは諦めかけ・・・いや、いかん、気をしっかり保たなければS社にやられる。
そういえばすっかり忘れていたけど、ウサミミ仮面のおまけCD応募したんですが、音沙汰ないっす。
どうなったんすか、さんりおさん。


・げんしけん 特装版9巻
届きました。
今度貸しますね、香田さん。
読んでない回が結構あって面白かった。
でもやっぱり、全巻買う気にはならないな。
このダラダラ続くモラトリアムの雰囲気が、この漫画のいい所であり、私がわざわざ買わなくてもいいかなと思うところ。
すごく面白いけどときめきはないんだよね。多分、その辺が買ってない理由かなー。
同人誌はさすがのレベルの高さでした。洗練された同人誌ってこんな感じかー。へー。みんな楽しそうで良い感じです。
咲ちゃんと高坂くんが別れるのはありえないのかー、そうかー。
確かに、咲ちゃんが惚れている限り、高坂くんは上手く付き合ってくれそうだ。
私としては、高坂くんが咲ちゃんのに嫉妬する展開とかでもいいんだけど。
むしろ斑目さんにさり気なく釘を刺す高坂くんとか。黒そうでいいんだけど。
咲ちゃんは斑目さんの気持ちに薄々気づいていると思うけど、高坂くんも察してはいるだろうな。
荻上さんと笹原が仲良しなのはいいですね。
おたくカップルってこんな感じなの?と思いつつ、ネットで「これを読んでおたくに恋人ができると思ったら大間違いだぜ・・・!」みたいな叫びを見かけるので、まーこんなケースはあまり無いんだろうな。


・アクエリオン
ゆ、ゆうべからずっと、気がついたら「いちまんねんとにせんねんまえからあっいっしってーるー」と口ずさみかけている自分が・・・。
脳内を回って仕方ないので、みんなのテレビでかけながらパソコンしてます。
そろそろリミッターを振り切りそう。
それにしても、坂本真綾さんの歌はいいな。
*追記
みんなのてれびでの探し方を、教えていただきました。やた!
すごいです、何か第一話なのに全く導入編ぽくないですよ?
ついでじゃないけど、見つけたので西の善き魔女第一話を見ました。
うーわー・・・き、キラキラしてるー・・・えー・・・キラキラしてる。キラキラ・・・。
すごいな、こんなカラフルでキラキラした世界だと思ってなかった。
金髪のお嬢様はもーちょっと凛々しさのある美しさだと思ってた。背が低いって表記あったっけ。
あと、赤毛の主人公はもっと野性味ある感じで良く見ると品があるぐらいがいいなー。
この少女のどこまでも現実的なところ(それでいて頭の柔らかいところ)は小気味良くて好きです。
セラフィールドはもっと質素で貧しくて光の少ない荒野みたいな感じ。
清潔だけどとにかく貧しくて寒い。
緑豊かじゃなくて、荒野にちょろちょろ草があって、それを食べさせて家畜を育てているイメージでした。
ルーは、とりあえずルーはときめく・・・!(え)


・フィギュアスケート
知識は全然ありませんが、最近よく見ています。楽しいです。
真駒内のショー見に行くか迷ったんだが。
まー次の機会を楽しみにしてます。
特に女子は、下の層も厚くて見ごたえありますね〜。
日本の主力選手はみんなそれぞれ個性があって魅力的で好きです。
一番ダンスとして好きな踊りは、キム・ヨナ選手です。ただ滑走するだけでも本当にきれい。
マスコミのノリノリポエム実況や、選手に対する無礼はむかつきます。
あと、意味不明のゲストタレントイラネ。


目次



My追加