こんなこと・あんなこと

2003年12月18日(木) 十勝野(パソコンで年賀状)3

 年賀状の印刷を業者に依頼する場合は、一家で一パターンが普通だろうが、パソコンを使用すると、何パターンも作成可能というのも便利な点だ。営業用と個人用を分けて作成したり、友人用にと夫の名前を書かずに自分の名前だけの年賀状を何枚か用意したり、お孫さん用にとかわいらしいイラストをあしらったものを数枚印刷したり、そんな作業は手づくりで一枚一枚をつくる過程に似たものがある。

 絵手紙や版画といった本当の手づくりの年賀状にはかなわないかもしれないが、あれこれ思いをめぐらして完成したものがプリンターから印刷されて出てきた瞬間は、皆さん満足そうだ。

 一方、インターネットを利用して、年賀状もメールで済ませるという人も増えている。一通を瞬時に多人数に送ることが可能で、確かに便利だ。

 さて、私はといえば、年賀状の文面に既製のイラストを使うことはプライドが許さず、あて名も手書きと決めている。年内は他人様の年賀状作成をひたすら手伝い、気がつけば真っ白い年賀状のまま年を越すこともたびたびである。



2003年12月17日(水) 十勝野(パソコンで年賀状)2

 パソコン用のプリンターの多くはインクジェット方式で、年賀はがきもこのプリンター用のものが平成九年から販売されている。平成十六年用年賀はがき(無地)は全国で四十億枚が販売されているが、その約半数がインクジェット紙だ。平成九年は約二億枚。この六年でインクジェット紙は十倍も伸びたことになる。ちなみに帯広郵便局(本局)では二百七十万枚を販売、インクジェット紙は九十五万枚に上るという。

 日本郵政公社主催の全日本年賀状大賞コンクールでも、本年度からパソコン絵手紙部門が追加されている。パソコン派がここしばらくは増え続けるのは間違いない。

 パソコンで年賀状を作成する方法は幾つかあるが、「筆まめ」や「筆ぐるめ」といった専用のソフトを利用するのが一般的だ。これらのソフトには郵便番号辞書がついていて、あて名の入力も簡単だ「080―0010」と入力すると、「北海道帯広市大通南」までが自動に入る。さらに、電話番号辞書が付いていると、電話帳に掲載されている電話番号を入力するだけで、名前、郵便番号、住所まで入ってしまう。数字を入力するだけなので、キーボード操作が苦手でも楽に作業ができる。

 裏の文面も、ソフトに収録されたサンプルデータを組み合わせればできあがる。今時期の書店には干支などのイラストや賀詞が収録されたCD付きの本も数多く並んでいる。これらを利用すれば一流画家の作による豪華な年賀状も自宅で印刷できる。



2003年12月16日(火) 十勝野(パソコンで年賀状)1

2003年12月17日付
北海道新聞夕刊(十勝版)
十勝野
パソコンで年賀状
手作りに似た味わいも
(とかちパソコン指導者研究会代表・渡辺博子)

 十一月から十二月にかけて、パソコン教室は「年賀状をパソコンでつくりたい」という受講者を多数お受けする。「パソコン自体は数年前から持ってはいるが、今年こそはパソコンで年賀状を」とおっしゃる高齢の方も。「年賀状を作成したいからパソコンを購入した」という声も聞く。

 最近のパソコンは画像もたやすく扱えるし、プリンタの性能も格段によくなった。さらに、デジタルカメラも珍しいものではなり、家庭でカラフルなイラストや写真入りの年賀状を作成するのはそう難しいことではなくなった。



2003年12月11日(木) 力を合わせて

「キーボードから学ぶパソコン」の10回目。前回の年賀状講座が時間的に厳しく、印刷までたどりつけなかったので、今日は待望の葉書への印刷作業。
普通の文書なら、用紙のセットに裏表、上下を気にすることはないのだけれど、葉書となると、そのあたりを間違えると大変。

時間の節約のためには講師側で用紙をセットすればよいのだけれど、それでは皆さんがご自宅でなさるときに困ってしまう。
とかちプラザのプリンタは4人で1台。そこで、「4人で力を合わせて、用紙のセットをしてね」と指示する私。さあ、大変。今回の講座は参加者の年齢の幅が非常に大きかったのですが、この辺はお若い方が知識が豊富というわけでもなく、老いも若きもああでもない、こうでもない。

それでも皆さんちゃあんと葉書のセットを完了し、「では印刷してみるよ」。
苦労した分、できたときの喜びは大きいもの。年賀状が無事できて、よかったよかった。

おまけ
今日は最終回だったので、講座終了後は閉講式でした。
「今回の講座はパソコンの入り口までご案内したに過ぎませんので、これからもお勉強を続けてくださいね」という私の言葉を受けての、ルーム長Kさんのお言葉。「先生はパソコンの入り口とおっしゃいましたが、我々にとってはそこまでも行かず、パソコンという表札を探しにいったようなものです」。表札が見つかって、まずはめでたし、めでたし。



2003年12月09日(火) 縦書き

11月初旬に始まった「キーボードから学ぶパソコン」の9回目。
本日の講座は「年賀状作成」。今回はワードが中心の講座だったので、年賀状もワードにて作成することに。あらかじめサンプルの年賀状(文字のみ)をフロッピーに用意してはあったのだけれど、それをちょこちょこっと修正していただくつもりが・・・。

皆さん縦書きは初めて。初めてのことは戸惑うことばかり。
「横書きのときと特に変わりはないよ!」と説明するも、「次の行に打ちたいときは?」、「少し下から書きたいときは?」と次から次へと質問を投げかけてくる皆様。

漢数字も「数字を打って変換してね」と簡単に説明しただけだったので、「じゅうく」とか「にじゅうよん」とか苦労して入力される方があっちでも、こっちでも。

今後の年賀状作成講座は、まずは横書きで練習。続いて縦バージョン。その際にも準備体操を念入りに、と誓った私でした。


 < 過去  INDEX  未来 >


Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加