断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年10月30日(金) 「心が叫びたがってるんだ。」

前売り券買ってた『ジュラシックワールド』
見に行きませんでしたw
前売り券買ってるのに見に行かなかったのは、、
人生で初めてのことです―

 これも億劫が元凶か

衝動を、行動力をとりもどそう!!!



たまごに〜 ささげよ〜
「成瀬さ、もしかして
 ミュージカル…やりたかったりする?」

 『心が叫びたがってるんだ。』
  ずっと、ずっと、伝えたかった。

心の殻に閉じ込めてしまった誰にも言えない気持ち
でも、本当は 素直な気持ちを叫びたいんだ―
劇場公開中まにあったーーーーーッッ

明るくておしゃべりが大好きな順は、いつか王子様に会うことを夢見て、山の上にある《お城》に憧れていた。 ある日、そのお城から順のパパが現れるのを目撃してしまいます。 《お城》の正体を知らない順は帰宅してすぐさまママに報告。

 順の その一言で家庭崩壊

それもパパの一言がまたひどい。
「全部オマエのせいじゃないか」
そんな台詞を自分の娘に吐けてしまう、
まあ、、サイテーな大人ですw

“こんな大人には絶対なっちゃいかん”

俺は まずそうおもった
そんな近くの《お城》に行っちゃいけない、
って先に思わないのは純粋な証明です☆

その衝撃が順のおしゃべりを封じ込めました。
“私がしゃべったら不幸になる”
それを全身で感じてしまった順。
そこに現れた《たまごの妖精王子》
たまご王子は順に二度と言葉で人を傷つけないよう
に、おしゃべりを封印する呪いをプレゼント☆

過剰な親切です

時が経ち、女子高生になった順。
心を閉ざし誰とも口をきかない内気な少女が完成。
一年に一度、地域住民の前で出し物をする、
地域ふれあい交流会の当番となった順のクラス。
担任の先生のパワハラで順は実行委員に任命されて
しまいます!
実行委員他 3名。
クラスであまり目立たない存在の坂上拓実
野球部のエースとして甲子園を目指すも肘を壊した
田崎大樹
チアリーディング部 部長の仁藤菜月
この4人が、それぞれ、言葉で人に気持ちを伝える
怖さ 難しさ、言いたくても言えない思いを
ミュージカルに―

そしてミュージカル本番当日。
心に閉じ込めた本当の気持ちを歌にして伝えると
決めた順だったが―

そんな映画ですw

田崎「んなモン無理に決まってんだろ!
   実行委員にしゃべんねえ女いて、
   そんで歌とかミュージカルとか
   謎すぎんだろッッ!!」

しかし、おしゃべりはできない順でしたが、
なんと《歌》は歌えた(爆)
《おしゃべり》じゃなければ出来たのだ 笑笑

いやあ 灯台下暮らし!!!

「伝えたいことあるんなら、歌ってみるのも
 ありなんじゃね?」

「私の気持ち、本当にしゃべりたいこと!!」

「無理してでも頑張ってたアイツを見てたから、
 どうしてもアイツに舞台に立ってほしいんだッッ


 劇中のアイツよりも
 自分が舞台に立ちたいとおもいました


自分もすべてをぶつけたい
これまでもぶつけてきたけど
もっとぶつけたい

そうおもった

それまでのすべてがからっぽになる瞬間
そしてまたたまっていく感情の起伏
その連続と成長
これだ!

おもいだした

舞台は、人生は混沌です
混沌だからこそ
わたしたちには可能性があるとおもえるのです
踊りたい
今こそ踊りたい
すくなくともその思いをぶつけられる場所がある
そんな自分はしあわせものだとおもったのです
誰かの頑張りが、誰かの本気が、
世界を変えていく、人を変えてしまう
これは本当のことです
それができないことが何よりもくるしい
くるしくて涙がでた



たいへん興味深いのは、
完成度が高すぎると想像力が働かなくなること。
《他人事》になってしまう

あまりにもきっちり過ぎると
《計画的》だとわかってしまう

この映画にはそれを大きく感じました。
こないだの『バケモノの子』もそれは同じ。
制作費が大きければ大きいほど万人を納得させなけ
ればならないのでしょう。
そのさじ加減、バランスがわたしたちには
問われているのだとおもいます
これはそのままお客さんとの向き合い方に
他なりません
作り手として甚だむずかしい問題です


ベスト台詞はこちらドーン

「言葉は傷つける!
 言葉はとりもどせないんだから!!」

とりもどせないのはダンスも同じ


たまご王子はつまるところ、順の《思い込み》です
この《思い込み》こそがわたしたちを縛ります!
思い込みは過去の経験に起因します。
そのとき受けたショックが大きければ大きいほど
“絶対” のものとなります。
たいていはそれがネガティヴなもののために、
性格にもとうぜん影響を与えていきます。
もうあんな思いはしたくない、
無意識に避けてしまうからです
オートマティックなために、自分でも気付かない
そんなもののチャックを開けるのにはどれだけの
勇気が必要なんでしょうか
嫌な思い出には蓋を
結局、それに向き合わなくては始まらない
何も変わらない 成長はありません

この映画は主人公全員が自分のそれに向かい合って
大変なエンディングを迎えますw
それはもうとんでもない新世界☆
◎是非目撃してください◎



【言葉にしないとわからない】

わたしたちが人である以上、大切なことです
これを踏まえて、その真逆

【言葉にしなくてもわかる 伝わる】

わかる、感じるってその人の真実だとおもうのです



2015年10月27日(火) いつの間にかの秘密

※10/19の更新し忘れがありました(泣
今こそ叫べ!

 「それナウいねッッ」(爆)

ここんとこ二日置きで1000mバタ足してます。

 本日もいつの間にか1000m泳いでいた

最近では35分で泳ぎ切ることがわかりました。
泳げた最初なんて1時間かかりました。
とんだ成長を遂げたものです 笑笑
これもk野さんとの対決が生みだした成果かw
しかし “いつの間にか” といっても、
実のところ今日の序盤は追われていたのです

 溺れてるように泳ぐおばちゃんに
 “猛追” されていた―

溺れてるように見える おばちゃん自由型(爆)
たぶん本人はがっつり《泳いでる》と思ってる。
だが、実態は《溺れてるようにしか見えない》w

でも、わたしのバタ足のようにじわじわくるんです

同レーン
このおばちゃんが後ろから迫りくるおかげで、
わたしはまったく気を抜けなくなりました。
そう、やることはひとつです。
全力で逃げなければッッ

 だってバタ足が一番おそいはずだもの

同レーンでは逃げ場などないのです
延々とループし続けなければなりません
しかしここで思いもよらないことがわかります。

 いつの間にか
 わたしのほうが おばちゃんを追っていたw

その自由型は わたしが勝てる自由型だったのだ!
なんという地味な戦いをしてたんでしょうか―

この地味な争いを何とか頑張って説明したい 笑笑
だってこれ、、大事なことですからね!!

◎まずは両スペックについて◎
 タイスケ泳法:ビート板バタ足
 おばちゃん泳法:溺れてるように見えるクロール

◎そしてお互いの類似点◎
《まったく休まない》:断続的に泳ぎつづけます

そう、これこそがおばちゃんの凄いところです!!
溺れて見えるのに、決して休まないッッ
はっきり言いましょう。
休まないってのは大変なことです。
泳いでみればわかります。
こうして史上最t… の戦いが幕を開けたのです―

おばちゃんは途中から同じレーンに来たので、
どれだけ泳いでいたかはわかりません。
同レーンでは迷惑をかけられない。
バタ足は遅いのでおそろしく気が引けてしまう!
わたしはほどなくおばちゃんに追いつきます。
どうだろうたぶん4往復くらいだから200??
追いついたと同時に他のレーン空いて競泳終了です
わたしはそのレーンに移ります。
おばちゃん遅いし(爆)

しかし、そのおばちゃんを讃えることができるのは
たぶんわたしくらいでしょう。 いや、本当に

 わたしたちは誰よりも泳いでいたからです

その後、フツーの人がわたしのレーンにやってきま
したが わたしはバタ足をやめません。
わたしを知らない人はいつの間にか追われているこ
とに気付くことになりますw
泳ぎ慣れてる人なら同レーンには来ません。

 バタ足は圧倒的に遅いからです

わたしに追われていることがわかると面白いことが
おきます。
そんな人たちは決まって本気を出してきやがります
そう、《バタ足》に負けたくないのです
もうね、いきなりの圧倒的突如感 笑笑

 いや、それ、、最初からそう泳ごうよ

そもそも泳法的に圧倒的な戦力差があるんですw
おそらくは…
わたしをバタ足だと思っての怠慢でしょう 笑笑

◎俺のバタ足はフツーのバタ足じゃない◎
 本気のリハビリです

人ってほんとうにおもしろいですよね。
こうやって人は本気を出すものなんです

わたし自身もまったく同じなのです(爆)

これこそは誰かがいることのしあわせでしょう☆



2015年10月26日(月) 手を抜く理由がない

プールで林田さんに突然ほめられました。

 「君のバタ足 よくなったなあ!」

ちなみに、この泳法でほめられたのは
これが人生はじめてのことです(爆)
さて、林田さんは80才を超えるバケモノw
もうねえ、、
このスポーツクラブに住んでるレベルでw
1日に何時間いるんだか!!
午前中は3〜4時間くらい卓球してきた後、
ゴルフ打ちっぱなし2時間。
午後はストレッチしてからのスポーツプログラム。
そして毎日のラストを300m泳いでしめる。
そんなカミサマです 笑笑

 いや、マジで、心底 凄いですからね

このスポーツクラブの生きたカミサマw
その姿はまるで80才には見えません。
毎日拝めない日もありません。
今のところ、こんな風になるのが夢です

 【圧倒的健康】

果たして、自分の80がどんな成長をたどるのか―
どれくらい生きられるかはわかりませんが、
めちゃくちゃたのしみにしたい!

 そんなカミサマに褒められたんですw

これでがんばれないなんてありえません 笑笑
たのしみにするにはそんな日常を送らねばッッ
本日も営業時間が終わるまでひたすら泳ぎました!

最終館内アナウンスはA入りちゃんだった。
A入りちゃんは現役大学生放送部。
そのアナウンスの聞き心地の柔らかさは、
明らかに群を抜いています。

「今日も、十分におたのしみ、
 いただけましたでしょうか?
 明日もスタッフ一同お待ちしています」

しかし今日の滑舌は悪かった―
いつもの流れるようなアナウンスはどうしたーーー
ささやかな癒しアナウンスが台無しだ!!
帰りにちょうど遭遇したので尋ねてみた。

「今日のアナウンス、
 全然よくなかったけど?? どうした??」

A入りちゃんは笑顔でこう言った。
「よくわかりましたね!
 今日は手を抜いたんですよ〜♡
 タイスケさんいたなら
 もうちょっとちゃんとすれば良かった〜」

その返答に一億光年くらい遠い目になりました
そしてこうおもった

 怠惰、怠惰だな

こんなこと、ダンスでは絶対に許されません。
放送部で培ったものをどこで使うつもりなんだ!!
アナウンスだろッッ
わたしの先生はいつも言ってます
厳しいレッスンで鍛えたカラダをどこで使うのか
それは《日常》です
プロ目指してるのなr…
いや、、目指してないかもしれん!!
でも、もし一生懸命だったら!!
がんばるなんてのは “フツー” のことです
そもそも その放送は “お仕事” じゃあないか!
遊びじゃあないんだ!!

ってか「タイスケさんいたら〜」って何だ!?
人選ぶのか!!

俺はこの子の正体を見た気がしましたw

《たった一言でわかること》
 めちゃくちゃあるッッ☆

◎わたしたちの世界は一事が万事です◎



2015年10月21日(水) 億劫の源泉は

出掛けたあと、大いなる違和感が襲いました
昨日購入したマンガ二冊。

 バッグに入ったままだった!!

これは変だ おかしい
こんなこと人生で一度も犯したことがない。

 だってマンガよ?

マンガなんて一瞬の速読じゃない!!
集めているもので買ったのを忘れるなんて、、
なんだそれッッ!?
そうです。最大の疑問はこれですよ!!

 読みたくて買ったんじゃないの??

俺は盛大に疑った―
ほんとうは読みたいとおもってないんじゃないか
ただ “集めてる” だけじゃないの― って。(爆)
そんなこと決してないんだけどw

でも、この事件でわかったことがあります。
それは…

 トキメキが薄くなってる

《何かしたい》そんな強い気持ちの欠如。
わくわくの欠如です!!!
おそらく、これまでの生きてきた経験のために、
驚きがすくなくなったリアルでしょう。
これは《若さ》に直結しているようなことですw

自発的に《何かしたい》
そんな人に共通しているのは《若さ》なのです

いつも、いつの日も、発見と驚きを!!
そして自分がしたいこと できることに
一所懸命にすすみた―

って、、あれ!?

やっぱ 踊ってないからだろッッ
うっわ 進めてないッッ
そりゃ 進めてないッッ



2015年10月17日(土) 「Okinawa’n Night vol.秋」

友だちが歌って演奏するLIVEへ行きました!

 『Okinawa’n Night vol.秋』
  喜納流 かりゆし LIVE

前回が初単独LIVEだったかな?
しかし、かりゆしの活動は長い。
白鵬の前でも演奏しているくらいです☆
だが、今回はなんだか緊張感がない!!
もともと緊張感ないようなメンツだけどッッ

 でも今回は行き過ぎだw

ゆるさがありすぎて、曲の精度に及んでいた。
みんな引き締まっていた前回を知っているからこそ
知らんふりはできません。

 だって前回を上回る演奏が聴きたいんだ!!!

わたし自身も舞台人です。
会場にいらした方からお金をいただく者として、
舞台をすこしでも素晴らしいものにしたい。
もちろん わたし個人の考えではありますが、
どうしても避けてとおれない問題です。
お金をいただくというのは本当にたいへんなこと。
この会場で何を感じてもらうか
それには、感じてもらえる空間にすることです
だからダンスだけ踊ればいい、
なんて話には絶対になりません。

 大事なのは “すべて” です

ステージが終わって尋ねてみると、やはり。
「今回はほんとに時間がなかった」
これはもうどんなに時間があっても足りません。
ステージとはそういうものだとおもいます。
そして、見ている人には関係がありません。

 その時間と空間が “すべて” だからです

ステージは言い訳のできない場所です。
どんなステージも、体調、ケガ、
いろんなトラブルを超えて催されるものです。
だからこそ、プロの世界なのだとおもうのです

 そのとき、その瞬間に “発揮” する

なまじ舞台から離れているからこそ、
思い知る現実でした

しかし、かりゆしLIVE そのラストは大喝采で
終わります!!
さすがは『Okinawa’n Night vol.秋』☆
音楽ってほんとうに反則だとおもうんだけどw
あんなに楽しい気持ちが続くんだものね!!

楽しい気持ちが持続するソロダンスなんて
できて10分くらいじゃない!?

それを考えたらイライラするくらい反則ですw
わたしは演奏と同じ尺度で
自分が “楽しいダンス” を踊れるか、
その演奏中 真剣に考えました―

でも、どうしても答えが出せませんでした

これまでそんな “楽しい” ソロダンスを見たことが
ない!!
すくなくとも一人ではできないんじゃないか―
そんな思いが巡りました

これはダンスにとって大変な課題です

一挙手一投足。 気を配るダンスでは、
どうしたって神経質にならざるを得ない!!
なんてこった

楽しい気持ちだけをダンスにつめこんで、
一公演打てないか

わたしにはおそろしくそびえたつ壁の出現でした―
待て未来ッッ(爆)


さて、ステージも終わって
本物の気ままな時間がおとずれましたw
するとどこからともなくはじまる即興演奏ッッ

それも、たいへんな一流の仕業!!

ちくしょう!
からだが踊りだしてきたッッ 笑笑

そもそも かりゆりの終盤あたりから、
わたしはなぜか入念にヒザをストレッチしていたw

 そして予想通り
 かおちゃんのパワハラに合うのです 笑笑

おもむろにステージ前に強制連行されて一言。

 「タイスケ〜 おどっておどって〜」

正直、まだ踊るのは怖かった。
ところが、その演奏は一流です。
そう。こころはすでにおどっていた 笑笑

 やむを得んッッ

わたしはもう、がむしゃらにおどってましたw

 そして踊れることに気が付いた(爆)

人に見せる踊りではなかったとおもいますが、
これくらいのアグレッシヴさが引き出せるのだと
自分自身にちょっと感動しました!!
なにしろ 痛みがある以上、
“無茶できない” が無意識にかかってきます。
でも、これは音楽の力でしょう。

 無意識は完全に抜け落ちていました

このときの踊りがダンスになったかわかりません。
ですが いろんなことが重なったのは
ちょっとした奇跡でした
動ける自分に感動したことよりも友だちが涙目で
よろこんでくれた笑顔に嬉しさが込み上げました

術後 初ダンス かりゆしッッ☆



2015年10月13日(火) めっちゃギルティー

k野さん襲来。プールに襲来。
遠泳1000m 直接対決ふたたび!!!
そして、これまでで再短時間を更新した―

 35分☆

どうだ!! わたしは陸の人間です!
快挙といえるでしょうw
最初なんか死ぬ気で1時間かかっています!
バタ足が出来るまではかるく沈んでました!!
いよいよ筋持久力の復活です。
これまでのリハビリの成果きたーーーッッ
ざまあみろ昔の自分!!
そんな1000mまであと50mになったとき、
ライフガードのy罪ちゃんについ口走った。

「みんなの足枷になれるしあわせ」

「なんですかそれ〜」

「ビート板バタ足、最高に遅いからw
 ここでバタ足1000mやってる人間なんて
 たぶん俺だけだし(爆)」

「私、1000mなんて 3分 ですよ? 笑笑」

その笑顔に刹那、雷が落ちた
なにしろわたしは全力で35分なのだ―
どんだけの速度よ それッッ!?

 自分のカラダが地味に沈みゆくのを自覚した

最後の最後の50mでやる気が消し飛んだのです☆
ブラボー!!!(号泣

今日わかったこと。
【心無い一言が冗談にならないタイミングがある】

冷静に考えれば3分なんて絶対ありえません。
でもわたしは丘の上のポ…人間です!
とっさの判断でタイムなんか出やしない!!
だけど、実は、頭を巡ったのはこれでした

 この女なら出来るかもしれん(爆)

なにしろy罪ちゃんはインターハイ3位の実績。
そう。プールの中では兵器なんです!!!
水泳を真剣にやってきた人間の冗談は、
地上人の冗談にならない現実を知りました

しかしあのタイミングは最高にひどかったww
雷で意識飛んだもんね!
こんな経験もy罪ちゃんのおかげです☆
めっちゃギルティー



2015年10月08日(木) 時間が本当に止まった

そのとき、とんでもない一言を聞いた
聞いてしまった

「なん言いようと??
 タイスケくんの問題は私たちの問題とよ!?」

こんな言葉、人生で聞けるとは思っていなかった
久しぶりに話した友達ふたり。
ちょっと弱音を吐いてしまった そのときです

できることがある
それがどんなにしあわせなことか
できないことがおしえてくれました

だけど、自分自身のいるべき場所に
いられない今
それだけでは足りない何か
できることだけでは圧倒的に足りない何か

自分ができることで誰かの何かになりたい
“自分ができること” を超えたい

思いはいつだって先にあります

前にすすんでいるのかいないのか
たしかめたくても未来でしか答えは出せません
その間、苦悩や苦痛はつきまといます
それがどんなに些細なものかも知っています
ですが、その些細なものこそがおおよそ
わたしたち最大の障害ではないでしょうか

 そんなものを木っ端微塵にした

友達がいることは心底しあわせだとおもったのです

だからこそ、それに応えたい!!
元気な自分の姿、おどってそれを全身で伝えたい
震えました



2015年10月07日(水) モ・ジュスト

今日は自分の復帰公演でお世話になったお店に
するどくひさしぶりに寄ってみました!
カウンターのお客さんが隣りのお友だちに、
わたしを指差してこう言いました。

 「すごいダンサーなのよッッ」

わたしの踊りを見て下さった方なのでしょう!
たとえ酔っぱらっていても、うれしかったw
むちゃくちゃうれしかった!!
そして それとは裏腹に、、
今の自分にそうとう嫌気が差しました―

 実際、なにもできてないおどれてない

ダンサーでもなんでもないただの社会の底辺

 何者でもない自分に… ゾッとした

しかし、何もしてない人間じゃあありません!
今はダンスにつなげていこうとしている、
その姿勢と地道な努力だけがプライドです。

 なにしろ、これしか選択肢がない

正直、とても笑顔でいられない毎日です
毎日の日課はあまりにも退屈で、投げ出しそうに
なるもう一人の自分がいつもいます
ですが、ほんとうにかるく、

 投げ出したら何もかもおわり

つづけるしかない。
それも強烈な意志をもたなくてはつづきません。
そして問題なのはそのときの気持ちです!
嫌々やって再復帰が早まるはずもない!!!
そんな狭間で その一言は光そのものでした
《がんばろう自分》
何よりもまず先に、明確にすべきこと!
そして次は、次こそはこう呼ばれたい

 「この人のダンスすごいのよ!!」



2015年10月06日(火) この世の経験が最大の目的

※つづきです
長かった更新もついについにのオーラスです!
ぜひご一読ください。 夢がひろがります

死の間際にこうした神秘体験をする仕組みが、
なぜ人間の脳にそなわっているのか。
立花さんは今回の旅で出会った脳科学者に
答えを求めます。

 プリンスエドワード島
 赤毛のアンですね
 ケンタッキー大学
 ケビン ネルソン教授 再登場

臨死体験の中でも特に神秘体験と夢の関わりを
脳科学の観点から研究してきた人物です。
神秘体験に関係する多くの脳の仕組みは
どう説明できるのか?なぜ神秘体験は起きるのか?

 『死と神秘と夢のボーダーランド』
  ケビン ネルソン著
  死ぬとき、脳は何を感じるか?
  最期に、脳はボーダーランドに入り込む―

立花さんは早速問いをぶつけます
「神秘体験の中で自分より偉大なものを
 感じる感覚はどこから来るのでしょうか?」

ネルソン教授
「それは脳の辺縁系によるものだとおもいます。
 辺縁系がどのように働いているのか
 詳細にはわかりませんが、
 神秘的な感覚は辺縁系で起こる現象なのです」

死の間際、どのようにして神秘体験が起きるのか。
ネルソン博士が関わりが深いと指摘したのは
脳の奥深くにある《辺縁系》
爬虫類にもあるという、脳の最も古い部分らしい。
《辺縁系》は長年の研究で、睡眠や夢という現象の
中心的な役割を担っていることがわかっていた。
ネルソン博士は神秘体験と夢が似通っている現象を
明らかにし、次のような仮説を立てました。

 死の間際、辺縁系は不思議な働きをします。
 眠りのスイッチを入れるとともに、
 覚醒を促すスイッチも入れます。
 楔前部など多数の場所が活性化。
 自らを強烈に自覚する状態となる。
 それによって、意識をはっきりと持つ
 極めて浅い眠りの状態となり、
 目覚めながら夢を見る《明晰夢》のような状態へ
 さらに辺縁系は脳内の化学物質を大量に放出、
 人をしあわせな気持ちで満たすと考えられる。
 同時に、
 神を感じるという側頭葉も活性化が始まります。
 こうして人は死の間際、
 現実だと信じながら幸福感に満たされ、
 神のような存在に出会う強烈な体験をする。

 神秘体験は
 《人が長い進化の過程で獲得した、
  本能に近い現象ではないか》

立花さん
「死ぬとき人は死と神秘と夢の狭間、
 ボーダーランドを彷徨うのですね?
 人の心はその境界を彷徨いながら
 臨死体験をして神秘を感じるのですね?」

ネルソン博士
「我々の研究でわかったのは、
 臨死体験をしやすい人は
《夢を見やすい脳をもっている》ということです。
 興味深いのはその鍵となる辺縁系が
 脳の古い部分だということです。
 辺縁系は進化の初期段階で生まれた部分。
 ですから、神秘体験をする能力は人間に
 もともとそなわっていたものなんです。
 しかし、脳のどれか一部分が私たちに
 神聖な感覚を与えているとはおもいません。
 臨死体験は脳の多くの異なる部分、
 異なる科学システム、異なる生理学的なシステム
 に関係して非常にゆたかな体験となります。
 たったひとつの原因ではなく、
 すべてが組み合わされた結果、臨死体験の中で
 神秘体験がもたらされるのです」

立花さん
「なぜ神秘体験をする能力が
 人間の心に備わっているのですか?」

ネルソン教授
「いい質問ですw 私も知りたいです!
 神秘体験は意識と現実の間で作り出される
 感動的で根元的な現象です。
 しかしその詳細はわかりません。
 そもそも科学というのは
 どのような仕組みなのかを追求するものです。
 なぜそのような仕組みが存在するのか、と
 問われても答えられません。
 私たち科学者に言えるのは “どのように
 神秘的な感覚が生じるか” だけです。
 なぜか?という問いへの答えは
 それぞれの人の信念にゆだねるしかないのです」

ここで “信念” という言葉が出てきたことに
わたしは度肝を抜かれました
信念というのはわたしたちの心の方向です
最後に “決める” そのあらゆる選択肢は
わたしたち自身にゆだねられてる
心の在処、心の行く末を知りたくて、
この番組を見ていたのに、
わたしたちはわたしたち自身にもどったのです

その対談の最後、立花さんは問います。
「死後の世界についてはどう感じていますか?」

ネルソン博士
「神秘的な体験をするときに脳がどのように
 働くのか?、という科学的事実は
 誰の信念も変えるものではありません。
 脳は必ず
《神秘的な体験に参加するように出来ている》
 のですから。
 しかし、それぞれの人が体験した神秘を
 どう受け止めるかは、
 必ずしも科学で証明する必要はないのです。
 臨死体験をして亡きお母さんに出会ったとき、
 それをお母さんの魂と受け止めるのか、
 お母さんについての記憶だと受け止めるのか、
 それはその人にしか決められない心の問題です。
 その人の《信念》の問題なのです」

信念。
信念でした。
神秘体験はわたしたちの信念に、
出会わせてくれるものかもしれません。


人間の心の謎に迫ろうとしてきた立花さんの旅。
科学の最前線で思索を重ねて見えてきたものは―

人の意識は脳内の膨大な
神経細胞のつながりによって生まれるということ

死の間際、特別な感覚を持ち神秘体験をするように
脳の仕組みができているということ

臨死体験は誰もが死の間際に見る可能性がある、
奇跡的な夢

番組はおおよそ死後の世界などない、
そんな方向に帰結しそうになっていたその最後。
意外な人物の登場で幕を閉じます―

 レイモンド ムーディ博士
 臨死体験を世界で初めて報告した人物

「私は以前よりも自分の心をよく見つめるように
 なったとおもうのです。
 心、意識はとても素晴しく魅力的ですが、
 前に立花さんに会った頃は、
 私は死後の世界を認めず
 他の説明をこじつけようとしました。
 しかしそれは死後の世界があると
 明確には言い切れなかったので
 認めることから逃げていたんだとおもいます。
 その一方で、今
 自分でも自分の言っていることに驚いています。
 客観的に考えてみれば死後の世界があり、
 人生の終わりにあの世が続いていると
 はっきり言える自分に矛盾を感じます。
 なぜそうなったのか、
 ほんとうに自分でもわかりません。
 私たちはよく比喩とか例えで考えますよね?
 それでいくと、私は自分の子供が生まれる前と
 生まれた後の《意識》を比べてみると
 子供が生まれた後の方が自分の意識が広がった
 ようにおもえました。
 なぜなら子供ができてからの方が物事を俯瞰して
 見られるようになったからだとおもいます。
 人が死ぬときにはしかし、それ以上に、
 意識が広がるのではないかとおもうのです。
 でも今はそれを想像するのは難しい。
 ひょっとしたら不可能かもしれない。
 この問題に答えるために最も大事なことは、
 ひとりひとりが生きてきた人生は
 《ひとつの物語だ》という考え方だとおもいます
 そもそも人生は
 死ぬまで理解できないものなのです。
 私たちが死ぬとき何があるのか?
 私たちの論理や思考が不十分なため、
 なかなか分からないのだとおもいます。
 ですから、貴方と私は考え方は違っても
 死に臨む者としては同じではないでしょうか?
 私たちはみんな自分が紡いできた物語、
 つまり人生とは何だったのか?
 その意味を知りたいと思いながら
 最期の時を迎えるのです。
 そして、死ぬときは
 臨死体験という冒険が待っているのです!
 私もあなたも好奇心を抱きながら
 人生を全うしていくのでしょう―」


この番組は 甚だ興味深いものでした
わたしはダンスを紡ぐために、
自分の奥底を覗かないわけにはいきません
今の自分が何を考えているのか
今の自分は何を大切にしているのか
改めて考えると《今》を誠心誠意
おどることがしたいのです
どうやったらありのままの自分を
取り出せるんでしょうか
そうして心の問題にたどりつくわけです
ありのままの自分をさえぎっているのは
おおよそ雑念、自分の心だからです!!

一体、心って何??

実際この番組にはかなり助けられました!
死んだら心はどうなるか
◎結局は自分で感じ取るしかない◎
しかし、わからないことは同じでも、
以前よりも圧倒的に考えがまとまりました
考えられるところまで考えられたからです

立花さんは番組の最後にこう述べます
「この番組の取材を通じて、死ぬことが
 それほど怖いことじゃないことがわかった。
 ギリシャの哲学者エピクロスが言ったのは
《人生というのは結局、アタラクシア(心の平安)
 を得るのが最大の目的》
 考えてみると、人間の心の平安を乱す最大のもの
 というのは
《自分の死について想念、頭を巡らせること》です
 しかし今はですね
《その心の平安をもって自分の死を考えられる》
 そういう気持ちになれた、
 良い夢を見たい、見ようという気持ちで、
 人間は死んでいくことができるんじゃないか、
 とおもいました」

おわり



2015年10月05日(月) 可能性とエネルギーのファンタジー

〜残すところあと1回の予定です〜
【死んだら心はどうなるか】
ながかった、ひたすらながかったw

※予定どおりにいくかは文才次第です


スティーブン ラバージ博士。
脳の研究者として臨死体験に似た、特殊な夢の存在
を世界で初めて明らかにし、その《夢》を見る方法
を追求し続けていた―

 《明晰夢》

ラバージ博士が研究しているのは《明晰夢》と呼ば
れる特別な夢。
博士は何年もの訓練を経て、この夢を自在に見るこ
とができるようになりました―

おいおい、どういう夢だよそれ―
その説明を聞けば聞くほど怪しさが込み上げます!

《明晰夢》とは、自分が夢を見ていることを明確に
自覚しながら見る夢のことです。
しかも訓練することで、夢の内容を自由につくりか
えることもできるらしい!!
なにそれ!? 夢に対するテロ行為じゃないの?!
◎My dream TERRO◎
明晰夢を見ている最中は、まるで現実の続きのよう
にはっきりした意識をもっており、そこは思い通り
の世界。
たとえば眠りから覚めて、普段通り家のドアを開け
ると砂漠が広がる世界にもなります。
体外離脱して、その砂漠を自由に飛び回ることもで
きる。
その夢の果てに、大いなる存在に会うこともできる
という―

30年間、瞑想する技術や精神の集中を高めること
で、夢の中では自分のやりたいことは全て実現して
きたというラバージ博士。
もっとも印象に残る夢は “死に瀕した自分” を
イメージしたときの夢だ、と語ります。
死に瀕したとき、ラバージ博士ははじめ、深く暗い
海に落ちていく小さな雪になるといいます。
そして海に落ちて溶けてしまうと感じた瞬間、
自分が海全体に広がったように感じたらしい!!

そんな瞑想を超えた《明晰夢》の達人に立花さんは
問いをふっかけますw
「死ぬとき、あなたの意識には何が起きると
 お考えですか?」

ラバージ博士
「私はそれについて明晰夢から得られた面白い見方
 をしています。 死に瀕する感覚は、雪の結晶が
 死の海に落ちていくような体験です。
 最初、雪の中にある私の意識は海に落ちると永遠
 に失ってしまうと感じます。 しかし、雪が水面
 につき、死の最後の瞬間を向かえると、自分はた
 だの雪ではなく、海の中の一滴の水だったのだ、
 と思い出すのです。 そして、自分という存在が
 無限に広がるのを感じるんです。
 私という存在は死ぬ瞬間、生まれる前の原初の存
 在、無限の存在にもどるのです―」

ぬぬぬ… 興味深い。
明晰夢がぜんぜん理解できないけどッッ(爆)

博士は、意識は脳でうまれ、消えると考えていた。
同時に人間は意識によってどんな夢でも見られる
無限の可能性があるというのです。

立花さん
「夢は神という存在を作り出す装置なのですね?」

ラバージ博士
「そのとおりです。 脳は夢を見る機械であり、
 私たちはその中で、願うとおりの存在となれる
 のです。 起きているとき脳は数百万年の歴史
 の中で決められたとおりに動きます。 しかし
 私たちは明晰夢を見ることができるのです。
 それは人類が言語を手にして以来の新しい可能性
 です! 夢は、私たちの底なしの想像力が生み出
 す、可能性とエネルギーの塊なのです―」

マックスプランク研究所 〜睡眠研究室〜
この研究所では明晰夢を見ている脳と、フツーの脳
の特徴をつきとめました。
明晰夢では通常の夢とは異なる、複数の場所が強く
活性化していることがわかったのです!!!

なんてこった

脳内の多くの部分が同時に活性化することで起きて
いる《明晰夢》。
神秘体験はこの明晰夢に近いものなのではないか?
立花さんはそう考えるようになりました

立花さん
「よく考えてみれば、みんな人生の3分の1は眠っ
 ているわけです。 眠ったときにはその人の意識
 はいわば失われているわけですよね?
 で、朝 目が覚めると共に意識がもどってくる。
 意識が消えては戻る、そういう繰り返しを人間は
 一生やり続けているわけです。
 その眠りと意識の間の部分。
 そこが微妙に入り組んだ状態というのがありまし
 て、それがたとえば夢の中の世界なんですね。
 夢の研究が進んで、人間の意識の深さ・深み、
 その中の不思議さというものが今どんどん
 わかってきた。
 そこが取材をしていて面白かった―」

まだわからないこと。
それは、死の間際にこうした神秘体験をする仕組み
が何故 人間の脳にそなわっているのか?という
ことでした―

つづく



2015年10月04日(日) 神のヘルメット

シリーズ【死んだら心はどうなるの?】
※ずいぶんつづいているつづきです

ローレンシャン大学。
この大学ではマイケル パーシンガー教授のもと、
《神のヘルメット》の製作に成功。
神秘体験を人工的に引き起こすヘルメットです!!
なんてこった―
これをかぶり、暗闇で外界から遮断されると
神秘体験をすることができるらしい!
なぜこのヘルメットで神秘体験ができるのか?
それは、ヘルメットの中にコイルが埋め込まれて
おり、弱い磁気がヘルメットの周囲で生じます。
その結果、磁気に誘導された電流が脳内に発生。
このパターンを調整すると、人間の脳の中でも
側頭葉と呼ばれる場所に直接刺激が生じます。
博士の仮説では、その結果神秘体験ができると
いうのだ―

《神のヘルメット》を体感した女の子は言った

「私の周りに何か他の存在がいた。
 その存在には体がありませんでした。
 他の何にも似ていない存在。
 ただ怖い感じがしました…
 それから私は自分の体を抜け出して
 上から見ていました―」

マジか―

ほんとうに脳の側頭葉が神秘体験に関わるのか!?
立花さんも同じ実験に挑みました―

 てか、どこからどう見ても
 立花さんには小さすぎるヘルメット!!
 いや違うな。
 立花さんの頭がデカイのだ(爆)

 だってさっきの女の子はあんなに…略

しかしかぶらないと話がすすまない!
《神のヘルメット》を力づくで着用w
どう見ても無理矢理です 笑笑
音も映像もない暗闇に30分。。
さあどうなる―

立花さんは言った

 「何も見ませんでした」(爆)

えーっと、こっちのほうがもっとすすまないね☆
博士によると、実験に参加した人の8割は
《神のヘルメット》で何らかの存在を感じるらしい

 立花さんは残りの2割の人類

マイケル パーシンガー教授
「側頭葉は自己認識や言語に関係する脳の部分。
 刺激によって神秘体験をした人は、
 ほとんど例外なく自分の文化の神や信仰する
 対象を見た、と証言するのです。
 この体験は現実としか思えず、一瞬ですが
 人々は自分の意識や体験に合わせて表現しようと
 するのだと思います」

神秘体験に関係が深いといいう側頭葉。
しかし、側頭葉の刺激だけで神秘体験が起きるか
どうかはまだわかりません。
神秘体験は他のどんな仕組みによって起こるのか?

謎は、、深まりました

神秘体験は時代を超えて世界の至るところで
見られています。
わたしもそんな一人です。
妙な存在とはいっさい出会えませんでしたが 涙
ただ、これまででジャクソン君については
これに当てはまらないとおもうのです。
なんせ生後一ヶ月で神秘体験ですよ??

 神だとか信仰とかあるわけがない

ここでもまったくジャクソン君は論破できないw
しかし番組はすすみます(爆)

神秘体験。
それは実はとても夢に近い現象なのではないか??
調べてみると、臨死体験によく似た体験は夢の中で
できる、そう主張している研究者がいることを立花
さんは知ったのでした―


つづく



2015年10月03日(土) まったく異なるネズミーランド

※あともう少しで終わる予定のつづきです
“もう少し”ってほんとうに読めない言葉ですよね
こんちくしょうッッ

臨死体験。
それは死の間際、こころが身体を抜け出し、
光り輝く美しい世界にたどりつくという体験です。
こころは死んでも存在し続ける特別なものだと
体験者たちは語ります。
その体験の最後に起こるとされる不思議な現象。
神のような存在に出会い、人生を変えるほどの
しあわせな時間を過ごすという《神秘体験》を―

多くの体験者がそのとき見たことを
鮮明に記憶していた

 そこでは私は光る存在と共にいました。
 私は尋ねました「これは一体なんだ?」と。
 その光る存在は身体も手も足も顔も何もない、
 エネルギーの塊でした。
 ほんのりと色がある、白くて金色の光でした。
 それはとても強いエネルギーで
 私自身と一体になっていました。
 その存在と共にいると、
 居心地の良い家にいるような感じがしました

死後の世界が存在する、
根拠としても語られる《神秘体験》
これを脳の働きとして解き明かそうという研究が
急速に進んでいた―

脳科学者は言った。
「人の能力、恋愛。
 自分に関する知識やすべての体験は
 脳の活動によるものです。
 ですから、《神秘体験》も
 脳の活動に違いないと思うのです」

謎に包まれたまま時代を超えて
世界中で報告され続けてきた《神秘体験》
何故、人は死の間際、
それほど強烈な体験をするのかー
そして、死ぬとき心はどうなるのか
立花さんは、24年前には無かった
神秘体験研究の最前線へとすすみました!

 なぜ人は最後の瞬間、神秘体験をするのか
 知りたい

ミシガン大学医学部。
死の間際に感じる幸福感について世界で初めて
動物を使って研究している科学者を尋ねます。
ここでは 死ぬとき脳内で起こる変化を、
特別な手法で《測定》していた―

 ネズミの脳に特別な測定装置を埋め込み、
 脳内でどのような科学物質が出るのかを
 細かく測定していたのである

もうね、ほんとうに…
この手の研究はほとほと残酷なものです。
ネズミの最高峰はミッ◎ーです。
人類市場最大の存在のひとり。
その◎ッキーには絶対に施せない装置ですッッ
話戻します!!

 ネズミに薬物を投与、心停止を起こします。
 そのとき、脳の奥深い部分に出る科学物質を
 詳細に調べた世界初の試みでした。
 すると、これまでわからなかった科学物質が
 大量に出ていることが見つかったのだ―

ジモ ボルジギン准教授
「これまで死に瀕した動物では脳内の科学物質が
 驚くほど増加するといわれてきました。
 さらに最近、脳内のセロトニンがわずかに増加
 するのではないか?と報告されたのです。
 そこで実験したところ、セロトニンを含む
 様々な科学物質が 死の間際に30倍近くも
 増加していることがわかったのです!!」

セロトニン。 それは激しい感情を抑え、
幸福感などの気持ちを作り出す脳内の科学物質。
この物質は麻薬などの使用によっても、
大量放出されます。
博士は、このセロトニンの大量放出による幻覚こそ
《神秘体験》を作り出している主要な原因なのでは
ないか? そう考えていた―

「死が訪れる瞬間、
 脳は非常に多くの科学物質の洪水に襲われます。
 それは脳に何らかの影響をもたらすはずです。
 脳の活動はすべて
 科学物質に制御されているのです。
 脳がこのように活動するのには
 何か原因があるのでは?と考えています」

な、なるほどおおおおおーーーーーッッ
興味深い!おそろしく興味深い!!

わたし個人の考えでは、
死ぬときに苦痛を自らが取り除こうとする力、
言い方を変えれば、苦痛を切り離す、
または苦痛を手放す力なのではないか、
そうおもいました
わたしたちのからだには その力が等しく
そなわっているのだと、そうおもったのです

 こりゃあダンスだわ

しかしこれだけでは《神秘体験》を、
すべて説明はできない、と立花さん。
たとえば臨死体験では何故、麻薬と違って
はっきりとした意識があるのか?
そして何故、神という共通のイメージを見るのか?
文化や宗教を超えて、
神のような存在を感じるのには、
何か共通の脳の仕組みがあるのではないか??

つづく



2015年10月02日(金) 「単なる暗闇ではない」

※つづきです

進展が始まっている分野、それは―

 心の中心ともいわれる《意識》の科学

私たちがもつ《意識》は、実は科学において究極の
謎とされてきました。感覚、感情、行動、記憶など
脳内には無数の機能があります。
これらは関係する脳細胞が発見され、
メカニズムが解明されています。
しかし、人の心にはこれらの機能すべてをひとつに
統合するものが必要です! それが《意識》、
“その人らしさ” をつくりだす、言わば “自我” 。
しかし脳内で《意識》がどうやって生まれるのか
まったくわかっていませんでした。
近年、究極の謎に新たな光が当たり始めていた―

20周年を迎えた国際的な意識学会の会合には、
脳科学だけでなく哲学、心理学など、
分野を越えた研究者が集まっていた。

「意識は脳の中ではなく宇宙に量子として漂う」
 という説。

「そもそも意識など存在せず、
 我々の幻覚にすぎない」という説。

あらゆる可能性が議論されていました。
しかし、どの説も
それぞれ解決できない矛盾を抱えているようです。
その中で今、脳内で意識が生まれることを矛盾なく
説明できるという最新の理論が注目を集めていた―

 意識研究をリードする第一人者
  クリストフ コッホ 博士
  ジュリオ トノーニ 教授

2人が推進しているのは《統合情報理論》!
これまで膨大な数の意識研究を見てきた博士たち。
意識をつくる細胞はなぜ脳内に見つからないのか?
そんな長年の謎も《統合情報理論》なら
解けるというのです!!

番組では、わかりやすくこう述べられています。

 脳内には暑い寒いなどの感覚に関する情報や
 楽しい悲しいなどの感情、
 過去の出来事の記憶など膨大な情報があります。
 この理論ではそれらの情報が複雑につながり、
 蜘蛛の巣のようにひとつにまとまったものが
 意識だと考えます。
 つまり意識は脳内の特定の場所にあるのではなく
 膨大な神経細胞が複雑な繋がり方をしてひとつに
 統合されたときに生まれる、というものです―

うおお、なるほど!!!
なるほどね!!!
\(^o^)/

コッホ博士は言いました。

「私たちは昏睡状態の患者に
 意識があるのかないのかを測定する方法を
 開発する必要があります。
 そのためにも脳の、ある部分ではなぜ意識が
 生まれ、別の部分では何故生まれないのかを
 教えてくれる理論がなによりも重要です。
 私は統合情報理論がその候補だと思うのです。
 すべてを変える革命が今起こっています!」

統合情報理論では、《意識の大きさ》を
世界で初めて数式で表すことに成功しています☆
す、すごっ! それ…物凄い成果じゃない!
極めて複雑な数式でしたが、
脳内の神経細胞の数が多く
つながりが複雑であればあるほど
意識の量が大きくなることを表しているらしい。
意識研究の最前線とされている統合情報理論。
これが完全に実証されれば―

 脳が死ぬと神経細胞のつながりが無くなり
 心は消えることになる

立花さんは博士に問いました。
「死と生についてはどう考えますか?」

コッホ博士は答えます。

「脳機能が消失したら、
 残念ながら私の心も消える、ということです。
 それは毎晩深い眠りに落ちるときのようなもの
 熟睡しているとき、
 あなたは消えてなくなっていますよね?
 残念ながら死においても
 同じことが起きると考えている。
 単なる暗闇ではない、何もない状態なのです。
 そうでなければいいのですが、
 事実は直視しなければなりません。
 死後の世界があるという証拠は
 何も見つかっていないのです―」

次回はいよいよ臨死体験最終不思議、
神秘体験に迫ります!

つづく



2015年10月01日(木) 「説明の連続が意識となる」

※つづきすぎですがつづきです

【死んだら心はどこへ行くのか】

立花さんは意識研究の黎明期に、重要な研究を行っ
た人物を訪ねました。

 マイケル ガザニガ 博士
 カリフォルニア大学 心理学

1970年代から世界の脳科学をリードしてきた著名
脳科学者きた!
博士が意識の謎を研究するために向き合ったのは、
《分離脳》と呼ばれる特殊な患者たちでした。
通常、人間には左右の脳をつなぐ脳梁という部分が
あり、そこを通じて情報をやりとりしています。
しかし、癲癇という脳の病気を治すために、手術で
脳梁を切った患者がいます。
この患者の左右の脳は情報が行き交わず、別々に働
きます。 これが《分離脳》です
この分離脳の患者を研究することで、ガザニガ博士
は左脳だけが意識に深く関係していることを突き止
めたのです!
分離脳患者の実験映像がありました。
彼らの日常生活はほとんど私たちと変わりません。
左右の脳がつながっていなくても意識は健康な人と
同じようにひとつしかありません。
ところが、実験で右脳にだけ情報を送り込むと、
記憶に刻まれているにもかかわらず、意識には上っ
てこないことがわかってきたのです!!
左脳は身体の右側、右脳は身体の左側とつながって
います。
博士は右脳につながる左目だけに、ある文字を見せ
ました。
しかし右脳だけで見た患者は「何もみていない」と
答えるのです!
ところがイメージには残っており、
その文字のイメージを絵にすることはできたのだ―
右脳に記憶が残っているのに意識には上ってこない
とても不思議なことが起きましたッッ
この結果から、博士は

「左脳だけが意識をつくりだすのではないか?」

そう考えたといいます。
ガザニガ教授は言った。

「分離脳を調べてわかったのは、左脳の中に
 脳全体が何をしているかを説明付けるシステム
 があるということです。
 左脳は我々の相矛盾する行動や、考えている
 ことなど、すべてをまるで監視カメラのように
 上から見ていて、合理的に説明できる《物語》
 にしていくのです。
 左脳のつくる物語は、私たちが何者なのか、
 一体何をしているのかを示しつづけます。
 これは買うのに何故あれは買わないのか、とか
 この人が好きなのに何故あの人は嫌いなのか?
 といったような、あらゆることを説明しようと
 します。
 それが《連続して》意識となるのです」

うおおおお!!! な、なるほどおおおおおお!!
これはひどく納得できるッッ

その直後、番組はこう言いました―

「意識が左脳にあるというガザニガ博士の仮説は
 意識の在処を探す研究を一歩前に進めました。
 しかしその後、左脳を詳しく調べると、
 意識をつくりだす脳細胞は見つけることが出来
 ませんでした―
 意識をつくる細胞が見つからないのに何故、
 意識が存在しているのか??
 謎はさらに深まりました―」(爆)

おいおい、、マジか

つづく


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