断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2014年09月30日(火) 残酷な一言が教えてくれる別次元

この日の朝、お掃除職員さんに喝采されました。

 「ほんとに部屋キレイにされてますね〜」

フツーですよw

 「髪の毛が落ちてないですもん!」

さすがプロ。 髪の毛で判断がつくのかw
簡単に見抜かれるのも道理です。
実のところ、目に見える範囲は自主掃除していますw
清掃員さんは他の部屋のこと、教えてくれました。
掃除に入られるからこそ《何もしない》患者たち。
いろんな病室の有様を。
そうじゃなきゃ褒めたりなんかしないでしょう。
いや、でもこれフツーなんだけど。。
〜ところが話は範疇を超えた展開を見せました〜

 「独身でしょう? 女性が来られたら、
  誰か女性が掃除してるんじゃないかと
  思うでしょうから、そのあたり、
  言っておいたほうがいいと思いますよ??」

わたしの刻は止まりました  超実話です
なんだ、じゃあどう言えばいいんだ―

 「女性はいません。 犯人は俺です(爆)」

って 何それッッ?? 意味わからん!!
そもそも自分だけの部屋じゃないのだ。
誰が来てもいいようにしておくの…フツーだろ!
それに、どんなに末端とはいえ、
芸術に携わる者がキレイにしてないほうがおかしい。
誰が汚らしい人間のダンスを見たいと思いますか?!
これは、わたしにとって《あたりまえ》です。
なによりも自分が毎日を過ごす病室。
〜清潔にできなくて清々しく過ごせるわけがない〜
すべては自分のテンションを上げるためです!
すべては新しいカラダの成長進化のため、
すべてはダンスを踊りたいからです!!
それが、なんでそんなことになる!?
今までの病室がとんだ別世界です―
善かれと思ってやっていたことが、まさかです。

 もしかして俺、墓穴掘ってた??

ありえないありえないありえないありえないありえない
ありえないありえないありえないありえないありえない
ありえないありえないありえないありえないありえない
ありえないありえないありえないありえないありえない
わたしは、わたしの部屋を初めて疑いました

《それほどまで この病室、異常なのか…!?》

◎清掃員さんの過剰な親切でわたしは玉砕した◎

別次元のド真ん中に自分がいただなんて…
ぜんぜん、ぜんぜん知らなかった。。
どおりで幸せになれないわけです 笑笑



そういえば つい先日の夜。
まーちゃんと《ジュリオとロミエット》やりました!
おわかりのとおり、ロミオとジュリエットのパロディw
わたしがジュリオ役で病室の2階窓。
まーちゃん地上ロミエット。
「おぉジュリオ、あなたはどうしてジュリオなの?」
箱入り患者ですからw 囚われてるも同然の身分☆

ふたりの手はまったく届きませんでしたッッ(爆)

◎設定逆にしたら何もかもおもしろい◎

ってそんなことやってるからダメなのかもしれん 笑笑



2014年09月29日(月) 男には為さねばならぬときがある

先週、一階外来フロアで先輩患者と話してたのを、
今日まで すっかり忘れてた―

 【大浴場の入り方】

術後、わたしはお風呂に入ったことがありません。
まあ入れないんですけどねw
むちゃくちゃ狭いシャワー室しか無理。
でっかい浴槽までが遠すぎて。。
とてもたどり着ける気がしない
装具なしに もし転んだら…
取り返しがつかないことにでもなったら…
とにかくリスクが大きすぎる!
しかし先輩は事も無げに言った。

 「たどり着けるように椅子を並べてもらうのよ!
  私はそうやって入ってたわw 気合いよ!!」

マジかよ!?
それ、気合いっていうか、自殺行為だろッッ
だって椅子に荷重をかけたら…
椅子自体が滑る可能性があるじゃない〜
先輩たちの目が据わった
その目は、逃げ腰なわたしを見抜いたんだとおもう。
そのとき感じた、理屈ではない何か! それは―

 《臆病者》

ちくしょう! 俺は臆病者じゃあない!!
しかし、何よりも自分のこと。
《命を大事に》 大浴場はあきらめた
そして今日、同じメンバーに遭遇w
目が合った瞬間、尋問キタ「大浴場いった〜??」
まだ行ってませんッッ

 「せっかくたどり着く技術教えたのに〜〜
  先週だよね?たしか!」

ぐっ… これ以上バカにされるわけにはいかない。
入院生活はまったくあまくないのだ
たとえ入院患者でもプライド捨てたら終わりだ
今日は、大浴場にTRYしてやろうじゃないの―
いや、一歩を踏み出すのは今日しかないッッ
術4週が経ち、おぼつかない歩行ではあるけれど、
ずいぶん余裕がでてきた自分。

 やってみたら… 楽勝でした☆

そうとうびびってたし危なかったけどw
壁伝いでたどりついた湯船に浸かったときおもった。
やっぱり風呂は大きければ大きいほどいいね!
自動的に晴れ晴れ気分になる威力ッッ
気分が変わる。 未来も変わる?
膝の腫れはまだまだすごいけど、
温めたら曲がるような気がしたw
一石二鳥じゃないのこれ?
〜今日はイケる気がするぜ〜

この日、術後初めて患足が上がることもわかりました!
これまでは怖くて無理だった患側でも、
微力ながら力が入るようになっているのがわかる。
そんなわけで術後初めてY字バランスしてみました!
親友来てたし、チェキ撮影ですw
ナース i my me が叫ぶ!!

 「すご〜い☆
  タイスケさんってほんとはすごかったんですね〜」

なんとも思ってなかったのね 笑笑

さあそういうわけで万全を期して二次リハビリへ。
k柴PTの目がカッと3倍に開きました!

 「えっ!? 湯船に浸かったんですか??
  まだこんなに腫れてるのに!?」

えーっと… ダメって言われてな…

 「いやいや、フツーの人は入浴しようとなんて
  しませんよ!!」(爆)

なんてこった…
そういうの、俺みたいなのには言っとこうよ!!
入浴しちゃったよ―
おかげでカラダの力は抜けたと思う。
だけど実際、膝はなかなか曲がらなくなってた。。
その後、施術のおかげで調子は回復w
ありがとうk柴君!! 爆

後からわかったのは、
おそらく自分ひとりでの大浴場の選択肢はない。
たぶん、介助入浴ではないかということ。
そんなことを勝手にやっちまったことでした―

お風呂ってサイコー☆



2014年09月28日(日) コーヒーゼリーは病室の味がする

メッセージ受信。ちかちゃんから。

 「コーヒーゼリーを二個いただいたんですが、
  好きですか??」

大好きだ!(爆)

部屋にもってきてくれたちかちゃんw
ただでいただくには忍びないなあ。
最近たのしかったことを聞いてみた。

 「これまでなんちゃってリア充だったんですけど、
  正式に非リア充になりました!すっきりした〜」

◎内容が個人的すぎてちっとも楽しくなかった件◎

とりあえず一言いっとこうか「おめでとう☆」

仕方ない。 じゃあ俺が小出しにしよう…
いくつかの話で盛大に盛り上げたそのとき!
ちかちゃんはそわそわしながら言いました。

 「7時から見たいテレビがあるので〜」

これがこんにちの女の子です☆
自分がとってもつまらない人間に思えましたね。
いつの時代もこんなんなのかなあ 笑笑

人を、人を大切に―



そんなちかちゃんに尋ねられたことがあります。
あの頃はちかちゃん、表情サイテーだった。。
相当なふてくされ顔で。
もちろん原因があるのでしょう。
わたしは近寄らないようにしてました。
誤解のないように言っておきますが、
わたし自身、自分のことで精一杯だからです。
 人をたすけてあげられる余裕ゼロ
 力を取られる人のそばには絶対行かなかった
今回かかとの骨を数ミリ削ったちかちゃん。
手術も4度か5度目だと言ってたかな。
ジャンルは違えどダンスの世界の人間です。
それもボリショイに留学していたほどの女の子。
おそらくは何でも出来たタイプの人間でしょう。
そんなちかちゃんがへたれ顔をしてたんです。
昼間、ヨガマスター裕美ちゃんの力を狩りました。
まるで核弾頭のようなこれ以上ない存在です!
二人でピンチャして真ん中にちかちゃんを置いたw

それは、無理矢理 笑顔にさせるためでした

それくらいしか応援する器量を持ち合わせてなかった。
その夜、廊下でばったり会ったとき。
泣きながら尋ねられました。
たぶん、おそろしく未来が不安になったのでしょう…
その原因は、
《術後 パフォーマンスが上がってこないこと》
その人にしか、わかり得ないたたかい。 実感
それでも、大小ありこそすれみんなが挑んでるもの。
それは本当に苦しくて心も折れそうになる毎日です。
どんなに事情が違っても行き着く先は同じ。
変えられるのは《向き合い方》だけです。
いろんなこと答えながら最後に質問されたのは、

 「タイスケさんはリハビリのモチベーション、
  どうやって保ってるんですか??」

わたしは、保ってなんかいませんでした

 「 “リハビリにモチベーションなんかない”
  あるわけがない。
  だって、俺たちは踊りたいんだから!!
  ダンスはダンスでしかリベンジできない。
  きっと最初からわかってることだとおもう。
  でもときどき見失うよね?
  余裕があればあるほど不安になる。

  踊りたいからやってる

  今を通過しないとできないこと

  通過した先にしかモチベーションはない」


すごくすごく単純なこと
ちかちゃんはとても納得してくれました。
自分に出来ることはこんなことしかありません。
がんばれ、がんばれ ちかちゃん!

ちかちゃんに聞かれたことで、
わたしは自分のこと、再確認できました。
それができたのはちかちゃんのおかげです。
この指針は今でも(2015年1/16)
まるで変わっていません

自分が言葉にしたことが 今でも自分を支えています



2014年09月27日(土) BE YOURSELF.

今日は同じ病棟に入院していた、
あるおばあさんの話をします。

あれはわたしがバカみたいに朝昼夕の日課として
車椅子で10周を課していたときのこと。
カラダの連動性を確認する時間。
そして、自分の体力のためと、体力を奪うため。
夜を寝るための努力ともいえるものでした。
おばあさんは大部屋の廊下側にいて、
その日、毎周回の最中、丸見えの位置にいた。
おばあさんはおそろしく暗い顔をいつもしており、
生きている顔をしてなかった。
感情がある顔を見たことが一度もありませんでした。

おそらくは、
それほどにカラダが動かないんだとおもう

カラダが動かない事実はとんでもない影響を与えます。
そこに陥ってしまうとやる気が一切湧いてこなくなり、
状況をなんとかしようとする勇気さえ失います。
出来ることがある人間にとって、
それは時間の無駄です
考える余裕を与えては “できないこと” に陥る
だから、常に何かをして余裕を与えないこと。
何か行動してさえいれば余計なこと考えなくて済む。
《陥るために手術したわけじゃない》
なんとかするためです!!
わたしは見ないようにしていたと思います。
おばあさんを見たらエネルギーを奪われる。
ところが、10周目。 おどろくことがおきました

そんなおばあさんが
わたしに笑顔を向けてくれたんです

そんな表情見せてくれるなんて思いもしなかった
それがどんな内実の笑顔なのかはわかりません。
だとしても、そんなことは問題じゃありませんでした。

《笑顔》

その表情がすごく、すごくよくて…
だって笑顔になれるんだったらきっと大丈夫だよね。
おもわず目に涙があふれました
すごくすがすがしい何かが心に流れたんです

たとえバカにされてても、いいじゃない
そこから笑顔を引き出してくれたなら

 どんなことも《生きている》につながっていたい
 生きている人を感じたい
 その人がほんとうにその人であるのをたしかめたい

車椅子10周、考えてみればおかしなことしてるのかも。
それをバカにする人もいると理解しています。
そんなバカバカしいことでも人の何かになっていたら
こんなにうれしいことはありません
バカバカしいことはバカバカしいことじゃないかも
しれないんです

おばあさんの笑顔はわたしを救ってくれました

踊りを踊ることだけがダンスじゃない
真剣さがあらゆることをダンスに変えてくれる
誰かの光や風になれる
そうしんじています



2014年09月26日(金) 「花子とアン」

昨日、9/25。
充子さんとゆかさんがお見舞いにきてくれました!
4月のstage『LINE』に来てくれた二人。
わたしが今年で踊る舞台は『LINE』だけでした

わたしにとって、これだけが2014年の救いです

二人とチェキ撮影。
ゆかさんの直筆コメントは―!!

 「リハビリ室で1番オーラ☆☆ありました ^_^
  りんりん♪」

ウソでもうれしいぞこのやろうッッ
それは《凛》Tシャツ着てたからじゃないかなw
なんせ、イエロー地にブルー《凛》だから、
バックプリントすっごいオーラだったとおもうよ☆
それを追って、充子さんの一言が効いたッッ

 「うまく年とれよ」

〜だってそれ、死ぬまで続く課題だもの〜
実のところ、それを実行するのが1番困難です☆
さすがは充子さん!! 唸りましたねww
うまく年をとるほどむずかしいことはない。
◎毎日の充実が不可欠だからです◎
さて、ゆかさんはユーモア9割でできてる書家です。
そして、学生時ゆかさんの教師が充子さんw
二人が知り合いだったことは『LINE』で知りました。
ゆかさんはP’sと親しくしてる人で、
充子さんは前から知ってるので不思議な縁と言えます。
充子さんとはDeepすぎるダンス論で盛り上がりw
なかば充子さんとの対談の様相でした 笑笑
充子さんは一番最初のDANCE REBELLIONに出演。
わたしの腹はそこからくくってますw
ゆかさんから後でメッセージきました!

 「熱いトーク楽しかったぁ〜デス ^_-☆
  『一笑千金』って私の好きな言葉で (^ ^)
  …本日の対談は 『一瞬千金』デス!!
  この一瞬が… ですね☆
  腹筋待ってますw
  あっ間違えたッッ 復帰待ってます☆」

翌日、めちゃくちゃ腹筋鍛えてしまいました
まぁ言うまでもありませんね(爆)

待たれてるってヤバいw


【連続テレビ小説『花子とアン』最終回】
入院中これだけは毎日見てたよな〜
実のところ、わたしは手術からこの入院中、
『花子とアン』第108回の
はなの妹、かよちゃんと同じ気分でした。
 「笑えるわけないじゃんけ」
すべてのチャンスを失い、まるで同じ気持ちでした
かよちゃんは郁弥の死で感情がなくなっていた。
相当論点ずれますが村岡郁弥ほど非業の死を遂げた
朝ドラ登場人物をわたしは知りません。
かよちゃんにプロポーズした直後に命を落とす郁弥。
しかもかよちゃん返事もしてないし!! ありえんわ
マジでひどすぎる 《そのタイミング、神レベル》
郁弥は絶対にふられたと思って焼け死んだと思う
 地獄だろ それ―
〜こんな物語にしたN◎Kを俺は許さない〜
いくらドラマといえど、この仕打ちはあんまりだッッ
ウソだからこそあっちゃいけない。
中盤までは白蓮の一人勝ちみたいでしたよねw
誰もが花子の未来よりも白蓮の未来を案じてた 笑笑
その演技が圧倒的だったからでしょう。
他の役者がネギに見えたほどです。
書店には白蓮の本が軒並み店頭に出現。商売ですw
余談です!
たぶん、自宅に居たらかるく見てないとおもうw
なぜ見てたかって、入院してたから。
それだけ引力があったのだと、そうおもうのです。
最終回、すごくよかった
朝から涙がでた
その台詞は今のわたしにおそろしくひびきました
それは、自分が『花子とアン』のファンでなくとも
『赤毛のアン』の大ファンだからです
ラストでやっと赤毛のアン。
もう花子の台詞だけでじゅうぶんでしょう

 「どんなに不安で暗い夜でも、
  必ず明けて朝がやってきます。
  そして、曲がり角の先には
  きっと一番いいものが待っている。
  それは物語の中でアンが教えてくれたことでした。
  私の今までの人生を振り返っても、
  幾つもの曲がり角を曲がってきました。
  関東大震災。愛する息子の死。戦争。
  思いがけないところで曲がり角を曲がり、見通し
  のきかない細い道を歩くことになったとしても、
  そこにもやさしい心、幸福、友情などの
  美しい花が咲いていると、今は強く信じています。
  アンのように勇気を出して歩いていけば、
  曲がり角の先にはきっと、
  きっと美しい景色が待っています―」


誰もがおおよそ曲がり角の連続ではないでしょうか?
曲がり角のない人なんているんでしょうか??
わたし自身、気がつけば満身創痍
まさかこんな自分がいるなんて信じられません
今でさえ曲がり角の真っ最中です…
それでもこの曲がり角をきっと、きっと曲がりきろう
そうおもいました

その先には自分でも知らないダンスがあるはずです!


正直、どんな曲がり角も勇気なしには曲がりきれません
そして傷つきながらすすむことになります
曲がり角の前に戻ることはできないからです
なかったことにはできない
そんな曲がり角を “見ないことにして”
意図的にしのぐことができる人もいるでしょう
ただ、そんな人に共通しているのは成長がないことです
成長は痛みを伴います
痛みを成長に変えるには努力がいる
ここにこそ《勇気》が必要だとおもうのです



2014年09月25日(木) 混沌のバカンス

研修生さくら。 初めて見たときの直感。

 この子すごく好きだな 笑笑

さくらちゃんは未来の夢に向けて絶賛研修中。
ここでは看護助手さんの仕事を担っています。
さくらちゃんが早朝清掃で入室したときのこと。
お見舞いで頂いた《ドラえもん幽霊フィギュア》を、
掃除中に倒してしまいます。
さくらちゃんは口走ります。

 「あっ 死んだ」

それは、度肝を抜く一言でしたッッ!!(爆)
時間が停止して、爆笑しそうになって、理性ONw
ふたたび時間が動き出します。
なんたってここは《病院》です!
そんな言葉は絶対に、絶対に病棟で使っちゃダメだ。
これはいかん。 《ならぬものはならぬのdeath》
わたしはすかさず問い質します。

「患者の前でその言葉はダメだ!!
 言うなら《蘇生》w “あっ 人工呼吸しなきゃ”
 もしくは― “あっ AEDどこ?” 」

咄嗟の言葉でさえ人を救う技術なんです☆

〜ドラえもん、すでに幽霊の姿だけどね〜

そんなさくらちゃんは今週27日で研修期間一旦終了。
その後どうするのか聞いてみると笑顔で返ってきた!

 「バカンス行ってきます☆」

ええっ!? マジかよッ いいなぁ〜

 「いや、全然面白くないですけどね…」

直後 おそろしく暗い顔でさくらちゃんは言った。

 「ほんとは… 学校に戻るだけです…」

これは、、すごくつらそうだな。。(爆)
ウソついちゃうくらいだもんね… って!?

〜ちょっと待て〜

これは全然面白くないw  気がついた
全然面白くないのはこっちだ。
入院してること自体が人生のイレギュラー。
わたしはやりたくもないことを毎日やっています。
それも一生懸命に。

 他に選択肢がない

ほんとうはこんなことしてる場合じゃない。
限りある時間をダンスにして、
すこしでも生命をみんなと共有したい。
今は入院生活を無理くり楽しくするしかない、
楽しくしなきゃやってられないのに―
夢に向かって《全然面白くない》って何だッッ!?

◎バカンスなのは俺の方です◎



2014年09月24日(水) 失って強くなる

今日は執刀医の回診日。
Sドクターはおそろしく速度がはやい。
なにもかもが速い。

 前回、返事しようとしたときには
 すべての処置がおわっておりw
 ドクターの姿はすでになしッッ(超実話)

今日も注射撃たれるんだろうな…
あ、だとしたら入浴できないじゃん!!
早朝、気付いてすぐナースに相談してみました。

 「じゃあ… 特別にシャワー使っていいわよ!
  でも《秘密》よ?」

《秘密》キタ―☆  素敵な響きですよねw
日々のコミュニケーションの賜物と言えましょう。

回診時間。
今日も注射撃ちました。 高濃度ヒアルロン酸
ってあれ!? 何か今日は別の痛みがあるなあ…
まぁいっかww

 高濃度ヒアルロン酸は膝の潤滑油の役割。
 ※アンチエイジングじゃありません。
 前回はこれのおかげですごく調子がよかった。
 今回も調子が上がるんじゃないか、
 そう想定してました―  ガンガン行こう

廊下でマッキーに遭遇。 笑顔で言われました
 「水抜きしたみたいですね〜15cc」

はあ!? そんなの聞いてないよ…
はっ! ま、まさか― あのときの痛みかッッ!?

 知らないうちに高速で水抜きされていた

な、なんてこった…
俺、認めてないのに水抜かれてたよッッ(爆)
とにかく身に覚えがないッッ 笑笑
回診のとき、たしかPT oき先生がいたよな。
よし、聞いてみよう!

 「抜きましたよ?? 見せましたけどね〜」

えええええッッ!? マジで??
記憶をたどると《一瞬》そんなこともあったかな程度w
考えられる結論はたったひとつ。

 Sドクターの圧倒的速度に呑みこまれてしまった

〜0コンマ何秒の世界〜
いや、ほんと、マジでそれくらい速い。
迅速とか突き抜けて、神速の領域です。
〜知りもせず知らされもせず、何もかもが終わってる〜
み、見事ですですでえすでSドクターッッ

 体感速度がヤバい 尋常じゃない

わたしはoき先生に言いました。
「Sドクターの時空密度は速すぎるので見せるときは
 いつもの3倍くらいは見せてください!
 さもないと、見えてても《見えてません》!!爆」

その後、注射のこと ナースに聞いてみました。
医療用語のことです。

 「《せんし》じゃない?
  水抜きしたところに注射するからね〜」

《戦死》!? …って死んでるぞ それ!!

正解は《穿刺》でした 笑笑
〜穿刺 & 注入〜
またひとつ患者のプロになったねw

穿刺は痛いです。 調子は一気に下がりました
前回は《注入》しかしていません。
注入のおかげでリハビリは捗りました。
で、昨日まで水がたまっての最大パフォーマンス。
それを穿刺され、改めての高濃度ヒアルロン酸。

 おそろしく曲がらなくなりました

わたしなりに原因を探ります。
簡単に受け入れてたまるか
その推測は、注射。 《穿刺》の痛みだと思う
だって最後のヒアルロン酸注入は同じなんです!!
マッキーは言います。
「院長がよく例えるのは “鼻水みたいなもんだ” と。
 鼻水は出すところがあるが、膝にはない。
 だから出してあげなければいけない」

一昨日は院長に散歩を許されませんでした、が。
今日は執刀医に申請してみました!
Sドクターの回診は2週に一回しかない。
最後の抵抗ですッッ!!

 許可おりず

めちゃくちゃへこみました…
その後、北海道から電話がきた。
予感した

 「今回は延期しましょう」

いろんな事情も聞きましたが、
おおよそわたしの心配でした…
計画は続行するも、今年最後の希望が断たれた

出来ることを全力でダンスにしたかった
前に進みたくても進めない自分が悔しい
でも、それでも、出来ることをやるしかない
自分のカラダに心配を残さないために。
ダンスだけに集中するために―
◎BESTを尽くせる “あたりまえ” に挑むときです◎

 その他に考えることが何ひとつなくなりました

踊るためのカラダじゃなく、踊りだすカラダにしたい



2014年09月23日(火) みねそぎ事件

〜あれはそう、9/4の出来事〜
朝食、見たことないパッケージ製品が出ました。
ごはんに付けてたべるのかな??

  ジャ◎フ
   みね
   そぎ  塩分2.4g
 ▲開封時、中身がはねて衣服を
  汚さないようにご注意ください。

このとき《みねそぎ》ってものを初めて知りました。
食べたことがない☆
看護師たちに目をキラキラさせて言いましたw

 「みねそぎ、初めてたべました!」

でも、おかしなことに誰もよろこんでくれません。
むしろ蔑んだ目で家畜のように見られてしまいました―
なんで?? どうして?? 意味わからんッッ
友人に電話してみると大変な事実が明らかに―

 「それ《ねぎみそ》じゃね??」

えっ!? まさかッッ?! げええええええええええ
わたしにねぎみそ食べる習慣はありません…
そもそも《なにそれ》なのだ、知らないのだ。
いや、だって、ぜんぶ横書きじゃないの〜っ!!!

 な、なんてこった…

とんだ恥さらしですッッ
1平方メートルの激空間です!!
ジャスコじゃないんですよ!! ◎ャネフですw
たぶんそーとーなバカだと思われたことでしょうね…
しかしこれは実話です、超実話なんです。。

 この日からしばらくの間、
 看護師から相手にされなくなりました

この世は一事が万事。
◎一事が紐なしバンジーJumpです◎ それ身投げだろ

そんなエピソードを、kなえさんによる
ありがたいツッコミで締めましょうか 涙

 「わぁ〜タイスケくん!
  それはきっと《禊》の友だちよ??
  罪や穢れが払われたんじゃないかしらw」

むしろ地獄に叩き落とされた気分です☆



2014年09月22日(月) 車椅子卒業

オンラインショップで予約した新型iPhone。
入荷メールが無事に届いた先週。
配送先を病院・病棟222号室に指定。
早朝朝1で【iPhone 6】が病室に届きました!!

 並ばなくても買える
 入院してても買える

入院してたって買えるんですよッッ
病院、病棟に現物配送。 電話会社に行く必要もない。
すごい時代になったもんだ!!
病院に届いたiPhone 6は、まず総務に運ばれます。
たぶん、すごい美人の検閲が行われるんでしょうw
そういうわけで、そんな美人総務の手により病室に。

 「つまらないものですが…」

いやいや、それぜんぜんつまらなくな〜いよっ(爆)
すっごく大事なものだからそれッッ 笑笑
そういうわけで見事《勝ち組》です!!
PT k柴君との、どちらが先に見せびらかせるか。
って、当のk柴くん今日休み!?

 さては iPhone6 Plus 引き取りに向かったな―

こうして竜虎相撃つ つまらない激闘は引き分けにw
それでも病院で【iPhone 6】は初上陸でしょう☆
しっかし新型はやっぱりテンション上がるものです!
やみくもに上がる!!

〜病院から一歩も出ずに新機種降臨〜

その事実は院内に瞬く間に広がりました 笑笑
みんなからちやほやされてとってもいい気分です☆
きっと《勝ち組》ってこんな気分なんでしょうねw

 後にも先にもこんな気分、もう退院までありません

さて、iPhoneの設定はセルフサービス。
ちなみに20日が経過すると強制切り替えに。
現行機種では通話できなくなってしまいます!
その間に設定引き継ぎ等を済ませなきゃなりません。
あああ面倒だ!!

 リハビリでもしよう☆



院外を散歩するには主治医の許可が必要です。
そもそも散歩なんてまったく考えたことがない。
だから、許可が要るなんて知りもしなかったw
それだけ “余裕” がうまれたんだということです!
ナースに相談してみると「院長に聞いてきますね」

 許可おりず

えええええッッ!? なんで??
もう一ヶ月も外に出てません。出てないんです!
院長マジかよ―  冗談は良子さんです!!
おそらく万が一があってはならぬということでしょう。
事実、再手術に至った人もいるとききました。
ならぬことはならぬのです。
やりすぎることを疑われたのかもしれません。

 俺は、散歩もできないのか

ショックでした…
ちくしょう!



そんなわたしですが歩行訓練はつづきます。
初めてiPhone 6使ったのはなんと歩行の撮影 笑笑
6からスローモーション撮影が簡単にできる!!
超楽しそうに撮影するマッキー。 イヤな予感
わたしがダメだしされるもってこいの機能です 涙
これも入院のいい思い出となろうw
ところが、撮影したマッキーは言った。

 「今の状態では95%いいです。
  100%とは言いませんけどね!
  こんなに早く歩けるようになる人は
  なかなかいませんよ?
  《歩くこと》を知ってるんでしょうね」

これまで伊達に踊ってきてやしません。
《歩くこと》
それがものすごく難しいこと、とっくに知ってる。
ここまで術後一ヶ月。
できることを地味に必死にやってきました

 実はもう、松葉杖なしで歩けるよw

◎今日は車椅子を卒業した記念すべき日です◎
長かった… ほんとうに



2014年09月21日(日) 首席退院への道

◎術後30日が経過しました◎
そんな日、入院中初めて食事を温めてもらえました。
リッキー「温めましょうか?」
これまで誰にもそんな声かけてもらったことがない爆
まあ裏技ですよね、裏技。
基本、あっちゃいけないことw
今日までほんとに冷めきった食事してました。
食事時間を圧して黙々と自主トレしてるからです。
すなわち帰ってくる頃には完全に冷めているw

 それもこれも自分で選んでること

誰にも文句は言わないし、自分で始末つけますw
リハビリ室が開いてる限りはギリギリまでがんばれる。
それでも、どんな食事も完食してきました。

 今回の入院人生、首席で卒業するためです 笑笑

どうせ入院するならできることを全力でやろう。
勝手に首席になってやろうじゃない☆
朝昼夕、昨日までの食事チェック欄はこんな感じです。


 【食事チェック表】   氏名:タイスケ
 ※食事摂取量を10点法で記入してください。
 日付 朝食    昼食    夕食
    主食/副食 主食/副食 主食/副食
  8/23 10 10 10 10 10 10
    10 10 10 10 10 10
    10 10 10 10 10 10
    10 10 10 10 10 10
    10 10 10 10 10 10
     〜  〜   〜  〜  〜  〜
  9/20 10 10 10 10  3  2


って、何が起きた 9/20!?
9月20日、食べたのをぜんぶもどしました… 嘔吐です
冷めていたって食欲はある状態です。
なにしろトレーニング後なんですからね!!
食べるために、カラダにするために、お腹を空かせる。
食べなくちゃ元気になんてなれやしない。
この気持ちでどんなものだろうと完食してきました!

 そんなわたしにおとずれたまさかの悲劇。。

トイレに脚引きずってギリギリ嘔吐… 間に合った
ナースボタン連打。 走り来るナース。
トイレに突っ伏してるわたしを見て一言。

 「あぁ〜もう転倒したかと思ったじゃあないの!」

転倒じゃなかったらだいじょうぶなんですかw
っておいッッ
どちらにしてもこれまでこんなことなかったよっ
こんなところで首席卒業の夢を断たれてたまるか―
わたしは吐ききって意識混濁の最中、インチキして
【10】記入しようと… いいや、インチキじゃない!
イタリアン風の茄子だよ、きっと!!
これは事故なんだッッ そう考えた矢先。
食卓を見たt原さんが言いました―

 「3、2で記入しといてね」

なっ… チーン(合掌)
わたしはt原さんには頭が上がりません。
なんたって術後にたいへんな借りがあるのだ…

こうして食事チェックパーフェクトの夢は絶たれました
あっさりと。

それでも首席卒業の夢は続きます。
苦手な科目があっても
好きな科目で巻き返せばいいじゃない
ひとつ失敗したからといって簡単にあきらめたりしない
自分の膝だってこれとまったく同じなんです
いい踊りを決してあきらめたりしない

そんな昨日から、食事で無理することはやめました
ぷっつり緊張の糸が切れてしまったのだとおもいます
もしかしたら入院して一ヶ月が経ち、いろんなことに
ストレスがかかってきていたのかもしれません…

そうか! そんな事実があったから―
温めてもらえたのかもしれないね(爆)



◎さて、ワンハンド松葉杖です◎
左足に荷重がかけられるようになってきたわたしです。

 片松葉、練習しかない

マッキー「左足だけ外向いてますよ!」
やさしいk島さんでさえ笑顔で「ななめってるw」
k島さん、やさしいからこそ裏腹に傷つきます(涙)
ちくしょう! そんなバカな!?
装具つけての松葉杖歩行、かなりいいはずだぞこれッッ

 しかし、わたしの周りには
 「いい」と言ってくれる人はひとりもいなかった

看護師、PT… きっとプロだから、だね。
その場だけの「いい」なんて誰も言わないんです。
あまくない。
そうです、そもそもあまくない世界で踊ってるんです
こんなところで終わるわけにはいかない
自分が目指すものに向かっていれば、自ずとみんな
“そのように” 対してくれるんだとおもう
そして “そのように” 行動していれば、
“そういう人” に出会うのだと、そうおもうのです



2014年09月20日(土) クイズが引き出す潜在能力

今日の施術中、PTマッキーから出された設問を紹介。
〜いまどきの読めない子どもの名前〜

 1.光宙

 2.黄熊

 3.七色

マッキー「さあどうですか?? わかります??」

超笑顔で言ってくるあたりがイヤですね 笑笑
だって答え知ってるんだものね!
いやぁもうほんとなのこれ??
リアル子どもに名付けられてるわけ??
マジなにこれ―(爆)
ぜんぜんわかんないぜッッ 笑笑
(※ちなみに、すべてカタカナ名前です)
しかし、なんとかヒントもらいながら全問正解へ。
ってか3はヒントないとムリだろ!!
制限時間はリハビリ施術時間内。
そもそも問題のはじまりはわたしからでした。

 あなたの【SST】だいじょうぶ??

これは、某有名女性ファッション誌の見出し。
SSTは何かの頭文字らしいんですが、
これがもうぜんぜんわかんなくて…w
思わずその女性誌開いて見ちゃいました(超実話)
この話題はそのときにblogにしてるはずなので、
早速答えにいきましょう!

 《しみ》 《しわ》 《たるみ》

見事なSSTですねw
こんなものがキャッチフレーズだったんです。
これをマッキーに問題にしたことによる設問の飛躍。
毎回わたしたちは設問を準備するまでに成長(爆)

◎設問は患者のわたしに意外な効果を発揮します◎
 意識が “痛み” から “逸れる” のだ!!

マッキーもPTとしてそれを見抜いたんでしょう。
わたしはそもそも生真面目な人間です。
っていうか、不真面目なときがあまりない 笑笑
患部を激震される最中でさえ問いに答えようとします。
その結果、そのときの可能性が最大限得られるのだ!
リラックスの賜物です たぶん…
痛くても無理矢理リラックスに近づける努力☆
そんなわけで毎日のように設問が続きました。
そのうち我々はとんでもない才能が開花。

マッキーは質問を考えながらわたしのリハビリを。
わたしは答えを考えながら意識をずらしてリラックス。

 実のところ、これはとんだ高等技術ですッッ 笑笑

やってみればわかります。
問答を繰り返しながらも自分の役割をわすれない。
PTはもとより “患者” もプロ意識問われます!!

こんな風に毎日のリハビリを送ってました
リアル実話です

(マッキーの設問の答えはHOMEPAGE掲示板でw)



2014年09月19日(金) つきまとう恐怖、CPM

【CPM訓練の概要】
CPMは continuous passive motion 持続的他動運動の略。
整形外科用機器 CPM(下肢用)で毎日1時間行います。
関節可動域(ROM)運動には―
自分の力で行う自動運動と、
他者から外力を加えて行われる他動運動がある。
CPMは四肢に対し、器械を使ってゆっくりとした往復
のROM運動を持続的・反復的に与える訓練。
徒手によるROM訓練と比べ、CPM器械の方が患肢を
保持する面積が広く安定感があり、
さらに運動のスピードや可動域を一定に保つことが
出来るという利点がある。


術後一日目、始まるCPM訓練。
《膝の曲げ伸ばし》です。
CPMは始めの一回目が、ほんとうにキツイ。
前回たどりついた角度から5度は下げて始めます。

 前回の度数をそのまま最初からやれない

角度に慣れさせないと、とても上げられないんです汗
1時間のうち最短5分〜最長30分は慣れさせなければ。

〜その恐怖は途中で度数上げるとき〜

度数を上げるには決意が必要です。
簡単に曲がる人に決意なんてものは要らないw
俺は無理でした

 ◎決意がないと無理◎



→8/31、CPMの新事実が発見されます。
度数変更はその日の担当看護師が操作。
それは現在角度の頂上に上り詰める直前でした―
看護師によってはまるで気にしない人もいます、が!!
これは患者にとってたいへんな問題なんです。

 なんたって、《直前》です
 ボタン押した瞬間に前日未踏の頂上行き
 その日の激痛最先端に 〜直撃〜

下手すりゃ気絶してしまいそうです。
すくなくとも《絶叫》はまぬがれない☆

〜呼吸くらい整えさせてくれ〜

8/31に学んだこと。 それは―
次の角度への恐怖がこんなにも自分に襲うこと。
絶対にその前の角度頂上から《下って》変更する。

 ◎頂上に上り詰める寸前での変更は自殺行為◎



→ところが翌日、更なる新事実が発覚します。
頂上から下るのを目視確認。
安心しきって角度UPし― って…

 いきなり登ってきやがったあああああああああああ

ちょっ! ま、ウソだろッッ!? なんだそれッッッ
なんで最後まで下山しないの??
いきなり死地に送り込まなくてもいいじゃない!!
心の準備くらいさせてくれてもいいじゃない!!
そうです。。 このCPMというマシンは…

 ◎上ることしか知らなかった◎

ひとたび変更すると全力で登ってくるのだ!!
「そんな小さなことで」とバカにする人もいるかもなw
でもね、その《小さなこと》がこの頃は大問題でした!

 ◎わかってくれるのは同じ術式した人だけ◎

CPMで同じ《恐怖》を味わった人w
心強い仲間、それはやっぱり経験してる人。

 「そうよね、いきなり登ってきやがるわよね!!」

〜怒りのこもった言葉が仲間の合図です〜



→ところが更なる翌日、新事実が発覚します。
それは見方、考え方の転換となる一言でした!!

 「角度変更するときは頂上で変えたほうが楽よ?」

これまでそれを頭から否定してました。
楽だなんて考えたこともなかった。
心の準備する時間を《よし》としてた。
看護師 f武さんはまず、患者に角度を決めさせなかった

 「それは私たちが決めることだから」

その台詞に度肝抜かれました
〜CPMは患者本位じゃなかったのだ〜
そんなの知らなかったよ―
だってほとんどみんな角度聞いてくるしッッ
f武さんは起爆装置を持って笑顔で言います。

 「だいじょうぶ! 私は鬼じゃないからw」

一瞬で見抜ける。 この人は “鬼” w
その台詞は f武さんにとって “あたりまえ” なのだ。
俺はだまされんぞッッ 笑笑
そういうわけで首をくく… 腹をくくりました!!
そして角度変更。 角度変更は頂上で―

 あれっ!? マジで楽じゃないの…

これには驚きました!! 魔法かとおもった
一番怖かったところが実は一番のチャンスだったんです
実際、言われなければそうはならなかったとおもう。

 思い込みこそが最大の敵だった―

f武さんは始めるときも変更後も数値を言わなかった。
これはある意味で《技術》といえます。
数値を聞けば身構えてしまうからです。
f武さんに感謝だなww 鬼だけどな

 どんなことにも裏があるし、表がある
 問題なのは “こうだ” と決めつける自分のこころ

そんなものをおそろしく学んでしまいましたw
CPM、こいつは深いッッ(爆)



2014年09月18日(木) 病棟ハイタッチ

今日は女子高生の萌ちゃんが退院します。
萌ちゃんは4度目の手術を経験。
この4年、夏休みを遊んで過ごしたことがない女の子。
毎年、夏休みは手術と入院の繰り返し。

 多感な時期のあたりまえじゃまったくない

その生活はわたしの想像をかるく超えています。
入院中はストレスでほとんど怒ったような顔をしてた。
話しかけようと思えないほど複雑な表情のときも。
でも、なんとなく、そうなるのもわかる気がした。
なぜならわたしにもそんな気持ちがあるからです。
以前から知ってる萌ちゃん。
家族や彼氏をはじめ、いつもお見舞いが絶えない。
退院前日の昨日、ゆっくり話すことができました―

 とにかく笑顔がおそろしくかわいい

なんたって、これこそが、リアル女子高生の姿☆
なによりもその性格が素直だからこそです!
つくれる笑顔じゃない、笑顔そのものだからです!!
チェキ撮影。 その直筆コメントには―

 「タイスケさん!
  早く私みたいに歩けるようになってくださいね!
  追いついてみせるんだっ!! 笑笑」

凄くやる気の出る、ほんとうに良いコメントでしたw
ありがとう☆ こんちくしょうッッ(爆)
そんな萌ちゃん。
退院する直前、わざわざ部屋まで挨拶に来てくれた。

 わたしたちは 何も言わず
 おもいきりハイタッチを決めました

こんなハイタッチ、人生で一度も決めたことがない。
なんなんだろう… この《感覚》!?
めちゃくちゃ清々しくて、晴れやかだったw

 きっと萌ちゃんの気持ちが
 ストレートに伝播したんでしょう

気付いた瞬間、これは《ダンス》だとおもった
ウソのかけらもない萌ちゃんを感じたんです
この感じは説明できません

 言葉じゃないんです

この感覚は今でもおぼえています。
きっと《しあわせ》ともいえるものだとおもう



e藤さんが退院、萌ちゃんも退院。。
病棟はすっかりさびしくなってしまいました…
そんなときでした。
◎核弾頭のような女の子が帰ってきた◎
クラシックバレエ女子ちかちゃんがッッ!!
かかとの骨を数mm削る手術を経て戻ってきた!!

こうしてまた目に見えないたたかいが始まりました
基本的にはわたしの一方的なたたかい 笑笑
なんたってこんな好敵手は他にいない☆

 「1月にコンクールあるんですよ」

じゃあ《決戦》だけ見に行こうかな?
天才の力を見にさっ

 「わたし、決戦に行けなかったことありませんよ?」

そんなことはわかっている

これは裏腹に応援のことばです。
なによりも術後。 いろんな不安がつきまとうはず。
こればかりは簡単な問題じゃあない。

でも、本番とはいつもそんなものです
どんなことも終わってみるまで何が起こるかわからない
そこに立ち向かえるかどうか
簡単に言えば “たったそれだけのこと” 。
そんな “たったそれだけのこと” に
わたしたちはどれだけの力で臨んでいるんでしょうね

 もしかしたら、自分が “死ぬ” までの
 練習をしているといえるかもしれません

《できるなら最期のときまで堂々と生きていたい》
簡単に言えば “たったそれだけのこと” 。
わたしたちはどれだけの力で臨んでいるんでしょうね

さあまた明日がきます!!
明日がくるかぎりわたしたちの輝きは終わりません☆



2014年09月17日(水) 名前はまだない

食前課題、車椅子10周は継続中。
そしてその後、松葉杖での訓練も始めましたw
松葉杖の使い方も上達させなくちゃ。
とにかく車椅子とはわけが違う。
まず、1周の速度がぜんぜん違う。 当然遅い
杖5周が車椅子の10周に相当します。
早朝10周終わる頃には患者が行動しだす時間で、
挨拶の連続になり、何周したかわからなくなる(爆)
それでも黙々と周回を重ねます。
そんなときでした!
わたしの病室の前に助手さんのお茶巡回使節団が。
脚が患部の人は部屋ごとに来てくれる。
今日は新人さんに仕事を教えてた暢子さんw
ここでとんでもない一言が聞こえてしまいます!!

 暢子さん「222、ここの坊ちゃんはね〜」

わたしは《坊ちゃん》と呼ばれていた―

ちょっ、ちょっとぉおおおおぉおおおおぉおお!?
俺、そんな年じゃないよ… マジかよッッ
なんてこった―
わたしはその場に崩れ落ちました。。
そんなバカな…

 我が輩には名前がなかったんです

これ、崩れ落ちてもいいよね―


この日、e藤さんが退院されました。
e藤さんのイケメン度は、わたしが受け継ぐしかない。
病院を守るのは残されし患者の役目です!!

 って、なにもかも全然たりねえよッッ(涙)

とにかくe藤さんはかっこよかった。
入院してるその生活に節度を感じるんです。
“あやふや” に時間を過ごしていないのだ。
食事を摂るにしても、きちんと食べることを “する” 。
トレーニング “する” 、本を “読む” 。

 どんなときも曖昧にしてる感じがない

その姿は、どう見てもかっこよかった。
こんなふうに年を重ねていきたい。
気が付けばよく話しかけるようになっていた。
名刺交換して社長さんだと知りました。
やっぱりな
すごく腑に落ちましたね!
そんなe藤さんの趣味は《写真》、それも本格的☆
外見からはまったく想像できません!!
むしろアスリートだとおもってた。
見せてもらった写真に度肝抜かれましたッッ
そう、これはつまり、時間をつくってるってこと!
そうじゃなきゃこんな写真は撮れないはずだ。
自分をしっかりもっている人。
それもあたりまえに律している感じで、
清潔感からくる紳士さが半端じゃない。
何かに打ち込んでる人だと一目みればわかる。

迷いがないからです



2014年09月16日(火) 少しの勇気

超鈍痛祭ふたたび…
深夜、目が覚めると同時にナースコール連打。

 ◎今夜の学び◎
 安定剤 飲んでも痛みに 効き目なし(合掌)

精神安定剤だものね 笑笑
痛みには効きゃあしない☆

朝食に出される《ふりかけ》。
ところで、《ふりかけ》は最初から《ふりかけ》と
呼ばれていたのでしょうか??
いつから《ふりかけ》は《ふりかけ》になったの??
誰かが《よいしょ》って言わなければ、日本人の血に
《よいしょ》が刻まれることはなかったんだww
誰だ、誰が言っちゃったんだ―

 「しんどい時はムリせず、
  弱音吐いたりして良いですよ。
  いつでも聞くよー」

お見舞いでお手紙をもらいました!
すごくうれしかった。
けど、けどね、しんどい時こそ弱音は吐けないこと、
思い知るばかりです―
なぜなら、その弱音はきっと返しようがないから。
正直なところを言えば、夜中に目が覚めるほどの
鈍痛だったり。 「痛い、たまらない」
こんなものをメッセージしたところで、
どうにかなるなんて到底思えない…
中身はぜんぜん軽くない。 軽いものじゃない
毎回こんなメッセージされたらきっとうんざりです。。
その他の弱音についても、
一方的に不安をさらけ出す代物になるでしょう…

 この《弱音》というやつは
 良い循環をまったく生み出せない

いい方向に行けるはずがない。
そう思っている自分がいます。

 今は堪えるとき
 時間が解決してくれる

もちろん頭でわかってはいます。
だけど、その《今》が一番つらいんです
つらくてたまらない!!
これは誰にも話せない。
話したところでどうにもならない。

 弱音をホンモノの弱音にしちゃいけない

自分でなんとかすべき最低限のたたかいです
できることをあきらめるな!
お見舞いに来てくれた人が元気になるくらいにッッ
バカにされたってかまいやしない。
これが自分が自分でいるためのスタンスです

手紙の言葉がそんな少しの勇気をくれました



2014年09月15日(月) 毎日、出刃包丁研いでます

◎勤労感謝の日◎
今日という日に限ってめちゃお見舞い来訪重なった―
◎お見舞い感謝の日◎

午前中、一息にCPMを終わらせて、
地味トレしてたらリハビリに呼ばれて、
電気治療に入って、シャワー浴びてからドライヤー
…かけようと病室出ようとしたら美人キタ―
うれしいけど、まだ髪濡れてるままだよッッ!!
っていうか昼食運ばれて来てるしッッ!!

 しかし来てくれたことが何よりも先

他に優先させるべき大事なことなんて何もない!!
で、食べる時間なし。。 うおお
 髪、自然乾燥完了☆(ヲイッッ
そうこうしてたら北海道からイクミン到着連絡w
前もって予約してたタクシー会社に電話。
イクミン捕獲成功、無事に病院到着。
 美人はプロ野球感染に出掛けました
たぶんあれです、山へ芝刈りに的な感じですw
それまで居てくれたことに感謝だね!

イクミンは北海道の作曲家。
突然休みになった今日、お見舞いに来てくれました!
実は、イクミンとは今日が初対面。
妹の琴ちゃんにはダンスで会ってるけど。

 今年のはじめ、イクミンと計画した
 《音楽とダンスのStage》 会場は札幌☆

リハビリ中でありながら本番目指して進行中でした。
もちろんわたしの現状は伝えてあります。
わたしは思い切り本気で臨んでました。

 リハビリ室で車椅子作品をつくってるくらいです

万が一は車椅子で踊る覚悟まで決めていました。
イクミンに提示された本番日、11/23。
ここに救いがあるからです
今の自分でもダンスに向かっていけるしあわせ
しかし、本番は遊びじゃない。
その日にBESTが尽くせる努力は大前提。
その上でのダンスです。
相手が北海道から来てくれるほどなら、こちらも本気で
今できるダンスを見せられる姿勢でないとウソだ。
実のところ車椅子ダンスがかなり面白くなってました!
自分の足じゃないことに、可能性を発見したからです。

 ダンスってほんとうにおもしろい

とにかくこれを見てもらって判断してもらうほかない。
人に見せる、これはもう本番以外のなにものでもない。
わたしはリハビリ室で踊ってみせました
どう感じてもらえるか、
ここにこそすべてが賭かっています
13:30〜15:30の二時間、いろんな話をしました。
自分のダンスへの向き合い方、
育実さんの音楽への向き合い方。
向き合うものが違っても “同じ” ものを感じた

 言葉にできないようなものがやりたい、伝えたい

何かに全力で向きあってきた人だとすぐにわかる。
とにかく育実さんの音楽こそが何よりもすべてです。
ダンスはそれからしかつくれない。
持って来てくれたデモ音源《Family theme》
すっごく良かった  これは、踊れる
踊りたい、そうおもった
その音に込められた深み、作り込みにしびれました
チェキ撮影。 そのコメントは―

 「11/23だよ! がんばろう 楽しみにしてます!」

がんばりたい!!
目標が揺るがないかぎり俺は大丈夫。
イクミンはマジでお見舞いのためだけに北海道から
来てくれました。 すぐ北海道に逆戻りリアル
入院なんてしていなければ
いろんなところに連れて行きたかった。
とても残念です 自分を呪いたい
きっと本人が一番時間に追われているはず。
アーティストとは常にそんなものですから。
そんなときに時間をつかうことの意味。
誠心誠意。 期待に応えたい

16:00。 次の人が来るまで1時間ある!
リハビリ室へ!!
すると…午前中とまったく同じ、
腹筋終わった瞬間、リハビリに呼ばれる怪。
えっとね〜 腹筋後が一番キツいんですよねw

 どうやら今日はそんな日らしい(爆)

腹をくくろう。
今日は祝日シフトで担当二人はお休み。
で、o方先生。
この時のわたしは超音波治療が一番の苦痛でした。
なぜなら地味にヘッドを動かさないといけないから。
もうその作業がどうしても退屈で…
かといって動かさなかったらビリッとくる恐怖。。
めちゃくちゃ複雑な気持ちになるんですよね―
例えるならこれです。

 鶴の恩返しイメージで、
 障子開けたら出刃包丁研いでるみたいなッッ

どんだけ研げばいいんだよ!?みたいな!!
ほんとうにうんざりする時間なんですよね。
20分も毎日研いでるとほんとうに。。
前後開脚しながらやってたくらいですw
かるく頭おかしいと思われるレベル。
ところが。
o方先生が満をGして言いました―

 「超音波が一番効くとおもいますよ??
  5分とかでも全然ちがいます。
  特に新しいほうのマシンがいいですね!
  古いほうは何度か故障してから
  電磁波が弱い気がするんですよ」

えっ? そうなの?? マジで!?
かなりやる気でました!(爆)
って俺、使ってるの古いマシンなんだけどッッ 笑笑
この日からo方先生を見るたびに《超音波》って
思うようになりました。 条件反射行動ですw
がんばろう自分☆

そしたらすずね到着。
すずねちゃんはタイ式マッサージ師。
某有名人たちの施術してるくらいのw
救いだったのは、すずね本人が忙しかったこと。
40分ほどしか時間なく。
すぐに仕事が控えてるらしかったw

 ある意味たすかった

こちらも自主トレ時間があまりに足りてなくて、
すずねちゃんが天使に見えました☆
怪しい馬?なTシャツもすごい好きそうだったしw
〜見送ったあと、超音波治療へ〜
とりあえず、自分だけで出来ないものを全て、
ギリギリでこなすことができました!
とにかく追われたw
追われましたが、必要最低限の日課は達成。
なんだか “やりきった” 気はしましたw

 正直に言いますと、
 お見舞いに人が来るときだけです。
 何もしてないなんて時間は―

忙しくなるほど、うれしい日です☆



2014年09月14日(日) 驚愕の真実は

リハビリ室、今日は日曜日シフト。
マッキー & k柴君はお休みシフトw
今日のmyリハビリ担当者は誰だ―!?
って、《室長 m上先生》キタ―☆
m上先生の施術は5年来になるかな…
ここはいろんなこと尋ねられる、尋ねよう!

 “m上先生ほど答えが聞きたい人はいない”

こんなチャンスは二度あるかどうかわからない。
よほどの患者でなければm上先生に当たることはない。
今日しかないッッ

 m上先生
 「タイスケさんは関節ゆるいからね!
  靭帯組織の定着には8〜12週間かかるから、
  それまでは《絶対》無理しないこと。
  計画書を見る限り《遅れてる》から、
  《無理すること前提》に組まれてるね!
  施術で見るかぎり カラダの回復力は
  あらかじめ想定されてるとおもいますよ?」

そうだったのか…
ん、待てよ?《無理すること前提》って何??
《遅れてる》って何だ!?

 !!!

無理することは《見抜かれていた》??
なんてこった…

 ◎無理できないように計画自体が遅らされていた◎

そんな秘密があったのかッッ!!
ちくしょう やられた… 何も聞いてないぞ。。
そういえば、たしかマッキー言ってたな。
 「院長にはゆっくりやっていいって言われました」
あの台詞が既に答えだったのだ。
「遅れてる」なんて言葉は絶対に聞きたくない。
絶対にありえちゃいけない言葉だ。

 ここでリハビリしているのは遅れるためじゃない

そうおもっていた自分でした。
でしたが、術後が特に大事なのは事実です。
とても複雑な気持ちが襲いました

 こんちくしょう!! ありがとうッッ!!

わたしが選択したのは術式BTB、
骨付き膝蓋腱による前十字靭帯再建術。
Bone - Tendon -Bone。 天丼?!
膝下にある膝蓋腱の中央1/3を骨付きで採取、
これを移植腱として、ネジで固定しています。
とにかく自らの腱を骨から切り取っているのだ。
痛いんですよw

 「あいつ(マッキー)は頭いいから
  すべて任せて大丈夫」

それでもm上先生はやっぱりすごかった。
現時点での自分のポテンシャルがはっきりわかる。

 はっきり《わからせてくれる》のだ

逆に言うと患者への追い込み方が尋常じゃない。
とにかくギリギリのギリギリまで責められる!!
これはもう、耐えるしかない。
だからこそわかる、《今どこまでいけるのか》
わたしもダンサーの端くれ、反応は顕著です。
気付けば脚は前からでも横からでも頭まで数cm。

 ほぼ180度キテる

力だけじゃ無理がある姿勢がかるく来るm上施術。
その技術はほんとうにすごい。 感動した
これはそのまま自身の可能性です
これまでやってきた自分自身をほめてやりたい

それから、《今》やっていいこととわるいこと。

 「装具をつけている状態で左脚に荷重が
  かからないことなら、何でもしていい」

スッキリした。 おそろしくスッキリした
スッキリしましたが、実のところ負荷がかかることで
出来ることは《ほとんどない》
どんなことでもやっぱり、脚力がいるのだ―
最後にm上先生が言いました。

 「タイスケさんに一番気をつけてほしいのは、
  やりすぎることだけです」

グッ… 無念です



2014年09月13日(土) AOIちゃんキタ

バンクーバーから女の子が来てくれました!!
1歳8ヶ月の女の子 AOIちゃん☆
もうめちゃくちゃかわいいです!!
脚なんか もうすっごいダンサー向きッッ(爆)
ダンサーは過酷すぎるから他の職業いこうね!
車のところまでみんなを送っていこうとしたら、
なんとAOIちゃんが車椅子を押してくれたw

 って…動くよッッ
 マジで動くよッッ

超感激してしまいました!!!
この調子なら断崖でも押してくれそうです☆
すごいなあ 人間ってすごい

 とても幸せな気持ちになりました

こんな小さな女の子にも力がある。
そう、歩けない自分にも力はある!

出来ること、根気よく続けたい そう思った


この日、ついに安定剤デパスが処方されました。
《精神安定剤:デパス》
◎これできっとぐっすり眠れるでしょう◎



2014年09月12日(金) 食事時間が何だ

明日から術後3週目に入ります!
レントゲン技師からタイちゃんと呼ばれて
レントゲン撮りました―
それ、もう “あたりまえ” すぎじゃね??

 ◎いよいよ今日から左脚荷重が可能に◎

ちなみにかけられる荷重には段階があります。
全体重の20%から50%、full荷重まで。
人によってその段階と上昇計画はさまざま。
実際に片足を体重計に乗せてどれくらいまで負荷を
かけられるか体重計踏んでカラダに覚え込ませます。
わたしは20%から始まりました―
可能性は本当に心を解き放ってくれますね☆


さて、今日は金曜日。
いつもどおり地味すぎる筋トレに明け暮れてました。
すると、常連通院患者カツヨさんをはじめ、入院を
経験した先輩6人くらいから声をかけられます。
一同が伝えたいのはたったひとつのこと。

 「タイちゃん!
  今日は麺の日だから早く病室に戻りなさい?
  伸びて擦り切れるわよッッ」

この頃には既に食事時間をまったく無視してましたw
自分が出来ることに邁進していたからです。
12時、それはたいていキリがいい時間じゃあない。
しかし、過去入院していた先輩たちは知っていました。

 《集中してる時間を削ってでも金曜は戻れ》

その証拠に他曜日で戻れと言われたことがないw
わたしの金曜は術後2回目。 まだカラダで覚えてない
なんという過剰な親切ッッ☆
これ以上 人と会うたびに心配されてはならぬ。
わたしは筋トレを中止して病室に舞い戻りました。
そこには… 何と見事な中華そばッッ!!!
あっぶねーー笑笑
先人たちの叡智は偉大です。 麺うまいw


今日はマッキー休みでリハビリは k柴PTです!
施術をしながらk柴君が言いました。

 「今日はiPhoneの予約受付開始日なんですよ〜」

そうなの??

 「予約は16:00からです!」

そんなこと言われても外出できないよ俺。。

 「オンライン予約がありますよ?」

即答で答えられるあたり避けきれない感じです!
なんか、これ、悪魔の囁きみたいでしたね 笑笑
意地でも “予約しろ” 的な??ww
なんたってk柴君は落下スマホ粉砕事情から、
買わなきゃいけないんだものね!
意地でも最速入手を課している種類の人間。
k柴君は今日という日のため緻密な計画を練ったのだw

 「自分、今日の休憩は16:00から取ります!!」

朝から昼休みをずらしてまで。。
なんという緻密さでしょうかw  ふと思った…
この意志力、俺が食事時間ずらすのと同じじゃないか?
《食事時間よりも大切なものがある》
ここまで気合い見せられると対決したくなった(爆)
なんか… しれっと面白くしてやるか!!
テキトーにオンライン予約へ。 16:08最速完了www

 さあどちらが疾く本体手に入れられるか勝負だッッ

まあ、俺が勝つけどね!
いきなり入院患者が取り出す最新iPhone。
k柴君のドヤ顔を叩き潰すのだ☆
入院患者なめんなよッッ 笑笑

新型iPhone、予約したのはただの出来心ですw
◎さあて、毎日が面白くなってきました◎



2014年09月11日(木) 簡単に健康を語るな

リハビリ室に貼り出されてる名前と全く同じ名前。
その同じ名前が自分の病室のふたつ隣の部屋にいる―
張り紙に気が付いたのは数日前。
悶々と見比べてしまいましたねw
しかし、いくら見比べても《同じ》でした!
だって本当に同じ名前だからッッ
たぶんリハビリ室に貼られてるのに気付くなんて、
俺くらいじゃないかな(爆)

 ◎アジア野球 優勝おめでとう◎
  掛林晃弘 選手
 (当病院にかかっている患者さんです)

でもその貼られたものの年代からして、
同一人物とは考えにくかった!!

 一体どっちなんだ

答えはその本人が知っているはずw
絶対聞いてみよう。
さて、その名前をググったらドッと出ました!!

 注目選手(逸材)
 通算20本近いホームランを放っている強打者
 それでも、長打よりも勝負強い打撃が持ち味

社会から阻害されてるような自分とは大違いだ!!
なんてこった
あ、ちょうど目の前に現れました!
尋ねてみると―

 「それ、俺ですよ 笑笑」

同一人物でしたッッ

本人、張り紙のこと全然気付いてなかった!! 爆
いやあ凄いなmy認知力ッッ 笑笑
掛林君は自分と同じ日に入院、右肩を手術してます。
毎日が野球漬けの大学球児。
今は毎日PTに笑顔で歯を喰いしばらされてますw
◎退院したらグラウンドでの活躍が絶対見たいね◎

わたしのささやかな楽しみ、それは…
野球青年たちのTシャツを写メることw
だって文言すごい恥ずかしいよね!?
(※これは冷やかしで言ってるんじゃありません)
恥ずかしいものをあたりまえに着こなしてるのだ。
それって実はものすごいことなんじゃないかな?!
わたしはめちゃくちゃ元気になれますw
ちょっと紹介しますね。

 守備職人
 黙々とアウト積み重ねる姿はまさに職人!
 日々の練習の積み重ねの成せる業!

 オレらの思いのこもったこのボール
 打てるもんなら打ってみろ!

 俺に打てない球はない!
 この球が捕れるか!?
 とにかく俺につなぐんだ!

だいたいこんな感じですw
そんな掛林君のTシャツはこちら、ドン!

 《仲間がいてくれるから 頑張れる》

いいね!いいね!いいね!いいね!いいね!
格がちがうw
ロイヤルブルー地にホワイト文字がイイ!!
真摯にやっているからこそ着れるんじゃないかな。
正直に言うと、
そんなTシャツ着てる人間でゴツくないヤツいない。
きっと《言葉》が強くしてくれるんじゃないか
そう思うんです。
だって夢を叶えるには《書くこと》
そして、毎日それを《見ること》です
確認すれば迷わず立ち向かっていける状態がつくれる。
逆に、文字にもできない人の夢はとても遠いでしょう。
わたしの今年の書き初めは半年で粉々に砕けました―
とても残念です。。 ほんとうに悔しい
書き初めを始めて それを貫けなかったのは、
2014年が初めてです
掛林君は明日退院。 リハビリに邁進してなかなか
話すチャンスはなかったけど、
頑張ってる人間には引力があります。
◎掛林君はきっとやりきれる人生を歩めるだろう◎
俺も負けないがw
っていうかお互いに入院患者だが!!


そんなわたしです、前に進まないわけにはいきません
雑誌《Tarzan》をジャケ買いしてしまいます。

 〜疲れたカラダ、強くなれ! 超回復〜

超回復、その文字の引力がものすごかった 笑笑
“疲れた” は “壊れた” に脳内変換されたみたいですw
まあ… しょうがないよね。。 この状態じゃあね…
しかしながら勉強になりました!
あらためて、超回復は休むことが重要だと知ったw
そんな雑誌の終盤でした。
現在売れっ子女優・有村架純へのインタビュー。

 「どれだけ寒くても忙しくても大丈夫。
  健康には自信があります」

それを見た瞬間、
思わずTarzanを病室の壁に叩きつけていました

 なぜなら俺だって健康に自信があったからです

でもそんな自信はなんの役にも立たないんだ
健康に対しての浅はかさをこの身をもって感じた

わたしたちのフィジカルには、有村架純なんかと
比べものにならない時間と努力がかかっています
言葉や雰囲気で立ち向かう世界。
女優、そりゃあ大変な職業でしょう。
でもね、こちらはウソで立ち向かえない世界です
ホンモノでなければ観客の前に立てやしない
わたしはそこにプライドを賭けています
どんなに自分が小さな存在でも《これしかない》

入院してる自分の了見の狭さにびっくりしましたねw



2014年09月10日(水) 続々 グリコ◎永事件

今日は術後初、執刀医 sドクターの回診日!

 「タイスケくん、調子はどう??
  よーし注射しようか〜
  君も早くよくならなきゃいけない人だからね。
  じゃあちょっと痛いよ〜
  …はい、終わり。 リハビリがんばってね〜」

はやっ、先生、処置&退室 超はやっっっ
って俺なにも返答してないんですけどッッ(超実話
直後、お付きの看護師 s宮さんが小声で言います。

 「タイスケさん、今日は… 入浴、できません…」

あまりにも深刻な表情から繰り出されたその台詞は、
《もうダメかもしれない》にしか聞こえませんでした―

 命がしまえるかと思った(爆)

それとも、めっちゃ入浴したい人に見えたんだろうか
これは未だに未解決事件ですw
注射したのはヒアルロン酸。 膝内部に直撃。
〜潤滑油的処置〜
ちなみに美容で使われてる濃度の数十倍ですw
(※局所に使ってるので全身に巡ったりしません)
◎全身みずみずしくなったらいいのにね◎


入浴できないとはいえ、洗髪くらいはしたい!!
新人看護師 i my meちゃんが洗ってくれることに。
最近面白いことあったか聞いてみると―

 JR改札機に通した切符を受け取らずに電車に乗車、
 降りた駅で訳を説明して見逃してもらった件でした

そんな女の子でしたから、
わたしの末路も相当期待してください。

 「これくらいの温度でいいですか〜??
  うわ、熱い熱い!!!」

こんな感じで始まった最初で最後のstory。
まるで、まるで一人芝居ですッッ(爆)
i my meちゃんはシャワーを止める時、蛇口を必ず
逆にひねって全開水しぶきが顔面に直撃!!

 「わあっ!? またやっちゃった…
  すいませんすいませんすいません」

わたしはマジで何かの罰ゲームかとおもいました
なにせ、ほんとうに全開でしたからねw
それも毎回全力で間違えて。。
◎日頃のおこない、もうちょっと頑張ろう◎


グリコ◎永事件の時間ですw 〜伝説はきりがない〜
超音波治療の際、患部ガーゼが剥がれてしまった!
ナースステーションで自己申告すると、
それは剥がしちゃダメよダメダメ、と言われ。
貼り替えに t原さんにお願いしようとしたら、
忙しいと言われてしまい指名されたのは―
m永ちゃんキターーー  なんてこった

 m永「何その顔!?」

最速ですごい台詞キターーー
咄嗟に刹那的表情しちゃったんでしょうねw

 m永「わたしが処置するなんて貴重ですよ??」

それ、《貴重》の方向性ちがうだろ!!
わたしは怯えながら言いました。

 た「処置…できるの?? 命、大丈夫かな?」

 m永「臨死体験なんてなかなか経験できませんよ!
    生きてるのを噛み締めてくださいね☆」

ここまで豪語できる新米看護師、いるんだねw
わたしは無意識に十字切ってました

 m永「何やってんですか! 死にませんって!!」

そして繰り出された最終台詞。。

 m永「ところでどこを消毒するんですか?」

あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない
あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない
あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない

 ポトッw

イソジンつけた脱脂綿、2度も落としちゃうm永ちゃん。

 m永「いやぁ握力がね〜w」

あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない
あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない
あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない

わたしの左膝は術部がたくさんあって、
ガーゼあてるのはかなりセンスを要しました。
消毒後、全看護師さんが悩む場面です。
例に漏れずm永ちゃんも迷いました。
そして導き出す答え。
その選択は、ひとつずつガーゼを貼る作戦。
いや、ちょっと待て…
これは何? テープ接着幅まばらすぎだろッッ
そう思った瞬間にトドメの台詞キタww

 m永「ほおら几帳面でしょ〜?? わたし〜〜」

こんな女の子が天使になれる時代です。
どうなってるんだ医療界ッッ!?
誰でもアイドルになれる時代なんです。

 実力、実力社会はどこいった―

どう見ても危うい。 危ういぞJAPANッッ



2014年09月09日(火) 病棟バカンス

大事件、それは松葉杖で歩行練習してたときでした―
突然 隣の病室の人に尋ねられました。

 「学生さんですか?」

入院しておそろしく若返ったのかな(爆)
ってそれ…どんだけ留年してんだ俺ッッ 涙


 ダメよ〜〜ダメダメっ

この日、日本エレキテル連合を教えてもらいました!
売店のお姉さんにw
テレビ見ないわたしは、特に《流行》に弱い。
お姉さんが使うその台詞は劇的エキセントリック。
かわいらしくもおそろしくエロい!!
わたしはお姉さんに練習させられました。 売店でw
なぜ練習させられてたのか全然思い出せないけど!!
でもマジで個人練習させられてたッッ
何度もお姉さんにダメ出しされてしまう有様。。
台詞一つでも大変な技術がいるものです!
その台詞は、おそろしいことに―
年末《2014年流行語大賞》として発表されます 爆
なんてものを練習させられてたんだわたしは!! 笑笑


病室に戻ってドア開けたら見知らぬ人が寝てました。
おもわずドア閉めたね。

 父でした(爆)

我が父の呆れ果てる行為に度肝抜かれましたw
直系子孫として恥ずかしいもんです 涙

 た「ここは別荘じゃないぞッッ」

まぁ父もリハビリで通院してきてる身分ですからね。
施術に呼ばれる時間が長いからね。。

 わかる、わかるけどさッッ

◎このときを境にわたしの部屋は父の別荘と化した◎
なにしろわたしは日中ほぼ病室に居やしません。
見舞客来訪、CPM中以外、リハビリ室ですから―
もうどこまでも好きにしてくれ父www

父の担当 i藤先生が困った様子でわたしに尋ねます。
探しに出たけれど、見つからなかったんでしょう。

 「あ、おとうさんは…??」

た「病室で寝てるんじゃないかな 爆」

以降、i藤先生は父を手軽に狩れるようになりましたw



〜その深夜、 2:30 〜
鈍痛で目覚める件。

 いつも、たいてい、この時間。

こりゃあ【鈍痛キャッチフレーズ】だな…(爆)
日中を疲れ果てさせる努力で邁進するわたしです。
実のところ、毎日20時には全力で眠たかった。
◎起きてしまうものは仕方がない◎
ちょうど今夜はSUPER MOON☆ 拝んでやるか―
月は自分の病室から見えるところにはいなかった。
廊下に出て、月が見える窓を探しました。
って、見えたのは雲間からの光だけ…

 希望が見えない感じだな

そうおもいました



2014年09月08日(月) パラマウントベッドの秘密

わたしのベッドはパラマウント社のものでした。
後でわかったことですが、
他の患者仲間でこのベッド使ってる人いなかった。。
すべての個室がこのベッドじゃなかったのだ!
えっ? 俺だけ??滝汗

 電動変形システム内蔵ベッド

その形態トランスフォームには4種類リモコン表示。
 《カインド》
 《あたま》
 《あし》
 《たかさ》
すごいのはボタン押忍と喋ること。 あ、押すですねw
このマシンが喋ってお知らせしてくれるんですよ!

 「あたまが 下がります」

使ってみて爆笑してしまいましたw
だってほんとうに “あたまが下がる” んだものね―
すっごくいい気分がしました 笑笑
実のところ、
一番 “あたまが下がる” のはこのベッドに、です!
良い仕事してますよね☆ ありがたいです
他の変形もいろいろ試してみました。

 「あしが 上がります」

このボタンはk野さんたちが倒立する瞬間に使えるな!
このボタン押したらみんな倒立すればいいのにw
で、今朝ふとおもった

 《カインド》って何???

こんなの見たことないし聞いたことないよ…
もしかしなくても形容詞直訳で《親身》《優しい》!?
ってことはこういうこと?!

 「優しさ 下がります」

ええええええええええええええええええええええ!?
マジで?! こ、これは確かめねばなるまいッッ
ならぬことはならぬのです!!
ボタンを押す指が震えました(爆)
ポチッとなw

 「カインドモーションで 上がります」

そうきたかあああああああああああああああああ!!
度肝抜かれました! なんじゃそりゃー
カ、カインドモーションッッ? 親身運動かよッッ
なんてこった。。

 予想は大外れ、惨敗ですw

さて、そんなパラマウント社の最新ベッドは―
【楽匠Z】シリーズ。
調べてみたらもう《カインド》は葬られていたw

 《ラクリアモーション》と呼ばれてました 笑笑

そのラクリアモーションについても少し言及w
背上げ機能が革新的な進化を遂げてる―
なんとベッド自体が10度傾くんですよッッ すごっ
これはほんとうに凄いな!!
◎次回、抜釘の術後はこのベッドでお願いしたい◎


今日のタイスケ地区担当はh江看護師です。
CPM担当も同様にh江さんw
h江さんもなかなかの看護技術でした!

 h江「今わすれてたでしょ??」

なんと話してる最中にこっそり度数上げてやがった☆
Good job 看護師ですッッ やるな h江ちゃん!!
しかしh江ちゃんには弱点があった。
絵心がヤバいのだww
娘の「お母さんの絵、怖い」がトラウマらしい爆
まぁこの病室ではそこんとこケアなんてしません。
CPM結果絵画は絶対ですからw
強引に描いてもらった本日の絵柄は《アンパンマン》
◎ぜんぜんいいじゃない◎


今日は病棟でソフトBの松中選手に遭遇しました。
入院してる福田選手のお見舞い?かな。
ちょうどさっき福田選手見かけたので道を教えましたw
一般人にも挨拶してくれる気さくな人でしたね。

 いやあ、車椅子からだと巨人に見えたよ

進撃の松中!! みたいなッッ 超大型巨人なう☆
しっかし、有名人に道を教えると達成感まるで違うな!
道を教えるってのが物凄いことに思えてくる感じw
たいしたことじゃないのにな(爆)
◎亡ぼされないようにがんばりたいですね◎



2014年09月07日(日) 集合は現地で

突然のお見舞いに驚いた―
山本たかまさ先生、フリースクール玄海の先生です!

 さてはマニシアに聞いたな!?w

手術とか入院とかほとんどの人に言ってないもん。
わたしには11月、イギリスで踊る予定がありました。
前回のツアーで意気投合した山本先生は、
わたしの《イギリス行き最終兵器》です!!
いつもわたしが本当に必要とされているか曖昧路線w
行ってしまえば確実に必要になる自信あるけど爆
現地に行ったらわたしは日本人とつるみません。
行かなくてもつるんでないか… 笑笑
しかし前回は山本先生のおかげでめちゃ楽しかった!
二人でホストファミリー巡った前回ツアーw
Japanでは全国レベルで集まってくる子ども達の
自立支援を仕事とされています。 先生すごいです
山本先生はもう見るからに人間力高い。 んで豪快w
先生はダンサーではないけど、本番踊ります。
そういうわけで、毎日朝YOGAを課しました!
先生の進化は目覚ましくたいへん有意義でしたね☆
人はちょっとしたきっかけで変貌を遂げるんです!

 もしかしたら俺が厳しかったからかもしれません

さて、そんな山本先生はマニシアに会うたびに
「タイスケさんは?」って言ってたらしいw
ナイスだ山本先生ッッ(爆)
しかし!! 今年はどうだい??
メンバー入りを果たしてたはいいものの―
実のところ意地でも間に合わせようとした。
本気でどうにかして行こうとしてた。

 行くだけならなんとかなるだろ

ヒコーキに乗れさえすればいいんだ!!
でも問題なのはその後です。。
行ったら、行ってしまったら踊ろうとするに決まってる
考えれば考えるほど危険だとおもった
そもそも現在は車椅子行動。
まだ松葉杖も危険すぎる状況…
今の自分では、未来のイメージがまったくつかない
行ける、行くんだ、行けたら―
《2ヶ月後には歩けてるはず》 葛藤でした

 先のこと、今は考えるときじゃない

今できることをしっかりやっていくこと。
これしかない。 “そのとき” に考えるしかない
《今》は考えるときじゃない
逆に言えば、“そのとき” は必ずくるんです☆
山本先生は息子を連れての病室ご来場!
先生の息子はわたしの復帰ソロ公演『Choice』直後、
「おもしろかった」と屈託ない笑顔をくれた天使w
わたしのダンスは子どもには苦しいと思ってた。
でもその笑顔にまったくウソがなくて。
すごくうれしかったです
◎子どもほど厳しいjudge下す観客はいない◎
山本先生とチェキ撮影。
粋なコメントを要求してみました 笑笑

 【北海道? イギリス集合だろ!!】

って…とんでもない一言キタ。
今残ってる希望は11/6〜イギリスと、11/23の北海道。
いやあいいコメントでしたあ…うあぁぁ

 山本先生
 「もちろん冗談ですけどw
  タイスケさん、どうせ無理するでしょ?」

よくご存知でッッ 笑笑



2014年09月06日(土) 「“RNAM” ナム」

入院中、たくさんの人から本を課してもらえましたw
読書時間はいくらでもある、そう思ってた。
でも実際には鈍痛で、集中できることがない。
読もうとする余裕がまったくありませんでした…
そんな中で、唯一ファンタジーものがありました!

 『“RNAM” ナム』   木倶知のりこ
  時空を超える光と水の旅

術後マジでファンタジーしか読む気がしませんでした。
《自分の今、現実が痛かった》
少年の冒険譚。 それも宇宙の真理につながる冒険!

 「やあっ、イシュナール。
  それにシャラーンじゃないかぁ。
  久しぶりだねぇ。 どこに行くんだい?」

 「いっぱい遊んでくたびれちゃったから、
  もう帰るよ」 ぼくは答えた。すると、

 「ふーん、そいつはなかなか面白そうだね。
  ぼくもいっぺんでいいから、
  そんなことやってみたいなぁ」

 「面白そう? ぼく、くたびれて帰るだけだよ」

 「ふーん、でも難しいんでしょ?」

 「そんなの、難しいもへったくれもありゃしないよ」

 「ふーん、じゃあ、
  ぼくにもじっくりコツを教えてくれるかい?」

 「えへっ、まいったな。
  くたびれるコツだの、帰るコツだのなんて、
  そんなもん知らなくたって、誰だって、
  くたびれりゃ家に帰りたくなるんだってば」

 「ふーん、ほんとに? ぼくでも?
  あっいけない。
  今日は縄跳び遊びの約束してんだっけ。
  残念だけど この次にしとこ」

 「この次、この次ってね、きみはくたびれないから
  いいのかもしれないけど、
  でもそんなこといってたらいつまでたったって…」

世の中には “この次にしとこ” って言う人、いるよね。
いっぱいいっぱいいるよね。
この少年は毎回その言葉しか言いません。
やりたいと思ってるだけで、やらない人の代表みたい。
わたしも主人公イシュナールと同じ気持ちになる。

“そんなこといってたら いつまでたったって”

さぁあなたはどうですか??
毎日に追われてるのはみんな “同じ” です。
同じだからこそ時間をつくるんです。
時間は、つくらなきゃ、何も始められません☆


 ま、これも、ちょっとしたコツなのだが。
 つまり、 “果てがあるって考えないこと”
 ここのところがだいじだ。
 目を閉じて闇の視野を研ぎ澄ませ、たったの
 一瞬でいいから永久というやつを完璧に見る。

好きなこと、追求していくと “果てがない”
考えるもなにも、果てがないんです
カラダの神秘についても。 まったく果てがありません
既に永久のど真ん中です☆


 想像の世界では何もかもぼくの望みどおりになった。
 でも、その代わり、ぼくが何も想わなきゃ
 新しいこともひとつも起こらなかった。
 それがこの国ときたら、あらゆるものが好き勝手に
 動いたり、自分の意志で新しいことを始めたりする。
 しかもその勝手な意志がぶつかり合わないばかりか
 互いの隙間を埋め合い、支えあっている。
 これは奇跡としか言いようのない世界じゃないか―

想いって一体なんなんでしょうね?
ほんとうにわかりません。
《衝動》とも呼べるものかもしれない。
もし何も想わなかったらわたしはダンスを踊れません!


ナムは言います
 解らなくなるというのは解りかけてきた証拠。
 謎と答えは必ず一対で生まれて来ますからね。
 解らないことに気づいた時はもう答えを手に入れた
 時なのです。 謎と答え、光と闇、生と死、
 こんなふうに相反するものはすべて《時間》に
 展開されないかぎり、もともと一つのものなのです。
 それがいっぺんに見えないところが《時間》の
 大変に面白いところ。 《時間》とは、箱の中から
 出来事を一つずつ楽しみに取り出すようなもの
 ですからね。 箱を開けずにまるごと持てば、
 あらゆる時がすべて同時に手の中にあるのです。
 あなたは最初から答えの在りかも知っていましたから
 ただ、自分が知っているということに
 気づいていなかっただけ。
 いいえ、むしろ楽しみにとっておいたと言った方が
 良いかもしれません。

イシュナール
 僕たちは答えを探し始めたりしなければ出会うことは
 なかったのかもしれない―

この件には唸りました。
特に、《解らないことに気づいた時は、
もう答えを手に入れた時なのです》
ちょっと違うケースですが、
自分の執るべき方向を迷っているとき、実はもう
とっくに答えを出してる自分に気づいたりしませんか?
わたしはこれまで多々ありました。。
答えを出してる自分に気付かなかったりしてること。
立ち向かう決意、勇気がたりなくて、
誰かに一言、後押しされたくて。
わたしはそれを相談しているときに気付きました。

◎相談するときには、実は答えが出てる◎

相談している最中に、言葉にしている最中に、
それがわかるんです。
おかしな話に聞こえるかもしれません。
ですが、言葉にすることで自分の考えが驚くほど
まとまっていることに気付くんです。
おかげでおおよそ相談はしなくなりましたw


 有る時は無いことを忘れ、
 無い時は有ることを忘れる

どちらも忘れない方法はないものか??
もしかしたらダンスにはそれが出来るかもしれない
そうおもっています
フィジカルとハートの関係がこれに近いからです

 有と無が、生成と崩壊が、生と死が、夢と現が、
 もともと一つのものだということを想い出し、
 初めて共に目を開いてやって来たのですよ

カラダとこころはもともと一つのものかもしれません。
いろいろ分けて考えがちなものですよね?
最近は特に脳だけ取り出して― とかの作品多すぎてw
でも踊れば踊るほど、不可分なものを感じます
どちらも揃っていないと《生きてる》って思えない


 閃きの一瞬の内に何もかもを
 まるごと新しく生み出す力を持っているんだ

閃き、閃きもわかりません。 ほんとうにわからない
なんなんでしょうね、閃きw
でもそんなときがあるよね―
全部が “あたらしく” なる感覚


 本当の自分が誰なのか、澄み渡った目を開いて
 自分自身の姿を見てみたかった。
 見つめてくれる目がなければ、
 自分を知ることも、確かめることも出来なかった

他者がいなければ自分がどんな存在なのかわからない。
自分がわからなくちゃ人と向き合えません。
自分がなりたい自分。
イメージできなきゃ、きっと近づいていけない
自分を知ろうとしなければ確かめることはできません
ここで途中の台詞に戻ります。

「僕たちは答えを探し始めたりしなければ
 出会うことはなかったのかもしれない―」

答えを探してる途中の出会いはきっとホンモノです。
なにしろ やむを得ずの出会いではないからです。
やらされることでなく、自分で選んだ方向性。
それはまったくあやふやな出会いじゃありません。
わたしの場合、手術はやむを得ずのものでした。
それでも病院での出会いがわたしをたすけてくれます
一目みれば “わかる”
それは、立ち向かい方の姿勢です。
“なんとかしよう” とするエネルギー。
そんな人たちには決まって惹きつける引力があります。
だって《理由》があるからw


手術が終わり、新タイスケの歩みは始まりました!
万全になるにはまだまだかかりますが、
《タイスケ創世祭》の真っ最中と言っていいでしょう☆



2014年09月05日(金) 続 グリコ◎永事件

看護師就寝前病室巡回。
今日のタイスケ地区対応夜勤 m永ちゃんきた―ww
名前を《マヤ》だと思ってたら、《マ “ナ” 》だったw

 m「マ “ナ” ですよ! かわいいでしょ〜〜お?
   私、気に入ってるんですよ〜〜〜」

どこまで自分を “かわいい” と思ってるかわかるね。
きっと「ょ〜〜お」のトーンの深さの分でしょう。
限定された投げかけには「そうだねえ」しかないw
言える選択肢が奪われているからです!
本人が言ってるのを変えようとなんてわざわざしない。
変えようとしたらエネルギー使わざるを得ないもん 笑

 会話が途切れてしまう自分本位の技術といえます

病室入口に立てかけていた松葉杖。
それを見つけたm永ちゃん。

 m「あ! 松葉杖使ってるんですかぁ〜??」

マッキーにいつでも使っていいと言われてる松葉杖。
ですが、万全を期しまったく使っていませんでした。
松葉杖の練習はさせられましたが、
患足を地面におろすことはまだ止められています。
足を降ろせなかったら自分でkeepするしかありません。
片足は重いです。 その上、歩くたびに激痛も響く。
わたしに関していえば、杖を支える右腕も患側です。
そんな理由からの車椅子choice。
わたしは答えます。
「いや、まだ使ってない」
その直後でした―

 m「飾り???」

この一言はほんとうにヒドイとおもった
その一言はやる気を根こそぎ奪いました
使っていないのは《理由》があるから。
《やる気》がないわけじゃない。
ここではどんな言葉も言い訳にしかなりません。
ならないとしても、これは本心。
実際に《倒れる危険》があるからです!!
今の自分には転倒こそが最大の危機だからですッッ

 そのすべてを全否定された気分になりましたw

わたしは了見の狭い男じゃない。
これは教えてあげないと犠牲者がきっと増える。

 た「言ったのが俺だからいいけど、
   その発言はヒドすぎる。
   笑って許されたとしても今だけだよ?
   それ出来るのは若いときだけだから」

そのラストは壮絶な幕引きになりました―

 m「私、33まではイケるとおもうんですよ☆」

マジか

この女、忠告がまったく堪えてない効いてない!!
〜その台詞は想像をかるく超えてしまいました〜
言える年齢をきっちり逆算までしていたんです。

いったいどこに頭脳をつかってるんだ―

頭がいいんだかわるいんだか…
看護師としてどうなのかを放っておけば、
物差し自体が通用しない感動でした
こんなのに感動するのもわたしくらいでしょうw
とは言っても、そもそもその発言は《出来てない》
笑って許される発言じゃない。
出来ちゃいけないとおもう。
わたしは知りました

 ◎この世には患者を打ちのめす堕天使もいるのだ◎


さてここまでの話だと看護師としてマジ大丈夫か??
になりますが、この話にはまだ先があります。

それまで車椅子しか使っていなかったのは事実です。
わたしは翌日から松葉杖を使うようになりました。
怒りからです
それがどんな理由からだとしても。

翌日、PTマッキーが施術中に唸りながら言った。

 「m永ちゃん… やりますねw」

それまでm永ちゃんの愚行の数々に、
あんなに同意してくれてたじゃない!!(ヲイ
マッキーはわたしが松葉杖を使うようになったことで、
その評価を180度変えやがったんである(爆)
これがPTの見解か。 こんにゃろうw
見方が変わればその発言の意味が変わっていくのだ!!

 一体、なにが《良い》のか《悪い》のか!?

病院に於いては患者の自立こそがすべて―
m永ちゃんありがとうッッ こんちくしょうッッ 笑笑

この世はでっかい宝島です☆



2014年09月04日(木) 呪われし合掌

同僚あゆみさんとかなえさんがお見舞いに来てくれた!
かなえさんのクリスタルボウル演奏。
病室に響くその音色は心を落ち着かせてくれました―
同時に頭によぎった

 “脚が大丈夫だったら”

大丈夫だったら二人と一緒に三陸で踊っていた。
なんとも言えない気分です…
そんな気持ちとは裏腹にあゆみさんが切り出した。

 「タイスケが三陸公演行ってたら死んでたね」

車椅子で踊ることも選択肢にあったくらいです。
上の一言は if 車椅子で行ってたら。

 「その崖が急でさぁ〜 笑笑」

坂から登場するとは聞いていたが “崖” だったのかw
それ聞いてないよ!!

 「タイスケはそのまま転がり落ちてるよ」

なんとおそろしい… マジかよッッ!?
登場した瞬間に命を失うだなんてあっちゃいかん!!
ってかそれフツーに自殺パフォーマンスだな!
しかし、見せてくれた画像や動画は甚だすばらしく、
すばらしければすばらしいほど落ち込みました。。

 たとえどうにかなっても踊りたかった

そうおもった



その夜。
入院患者仲間のカモさんと話したこと。
5年前から長い通院でカモさんとは知り合いです。
わたしが診察待ちしてたとき。
(まだその時はACL断裂とはわかっていません)
カモさんはニコニコしながら、ものすごい笑顔で
わたしに向かって合掌し、深々とお辞儀した―

 た「縁起でもないことしないでください!怒」

直後、わたしはかるく手術が決まってしまいます。
そんなことをしていたカモさん。
数日後、カモさんも診察待ちしてました。
そりゃ同じことするよね??(爆)
なんとカモさんも手術が言い渡されてしまいます…

 こうしてわたしたちは合掌仲間となったのです
 〜呪われし者たち〜

ってこれ もうぜんっぜん笑えない!!
しかし、わたしたちは “笑うしかありませんでした”
今は同じ病棟で自らとたたかう同志。
これまで何気なく交わしてきた挨拶。
今ではもう別物です

カモさんは明日、別の病院へ転院するのだ

術後、わたしの隣の病室だったカモさん。
カモさん言ってた。
 「夜中、俺の叫び声が聞こえよったろう??」
そういえば壁がゴンゴン鳴ってたなw
お互いにつまらないことを言い合ってはバカ笑いしてた
けど、ここに来て初めて何ともいえないものを感じた
両者共に痛みとたたかっている状態が、
それぞれを素直にしていたんだとおもう

 「次に会うときはお互い、歩いてだな!」

骨の中身が壊死してたカモさん。 ACL断裂した自分。
二人とも全力で車椅子でした
同じ病棟に知人がいるだけで、どんなに力になるか
きっとそれはお互いにあったものだとおもう
知らない人からはなかなか勇気をもらえないものだから
握手したときなんとも言えないものを感じました
何か得難いものを《交換》した気がした
男同士の友情ではあるけれど、
これはとてもしあわせなことだとおもった
なかなか感じられないものだとおもう

  “今をがんばろう” “今をがんばっていたい”

そんなものを受け取ってもらえていたらいいなあ



2014年09月03日(水) グリコ◎永事件

◎いよいよ未解決事件の始まりです◎
はじめに申し上げておきますと、悪気なし。
12月19日現在ではおそろしく思い出ですw

今朝は病室でいろいろ立て込んでました。
そこへちょっとだけ開けたドアからこちらを伺う、
新人看護師 m永ちゃんの半身がしゃべった!

 m「おはようございます」

覗き見されてる体で挨拶されたのは入院生活初めてだ!
素直に《半分》ってけっこうかわいかったw
おもわず言葉にしてた。

 た「身体が全部見えないってかわいいね!」

なんとここで想像を超えた返答が聞けますw

 m「えっ!? 身体全部見えたら “ダメ” なの?!怒」

とんだ逆ギレです 笑笑  こんな女は初めてだッッ
よほど “全部イケてる” と思ってるんでしょうか?
いや、待て。
全てを褒めてもらわないと満足できない性分かもしれん
この女、めちゃくちゃ面倒臭いぞッッ 笑笑
挨拶からの二言目の変わり様がすごかったよ!

 いきなりブチギレる感じw

はぁ〜 今の女の子ってみんなこんな感じなのかな…
これもまた社会勉強です!
さて、そういうわけで今日の担当はm永ちゃん。
CPMもm永ちゃん。。

 だいじょうぶか―???

鋭く不安になりました☆
さて、CPMが空いたときは忙しかったみたいで、
唯一の看護師男子 m山君がCPM始めてくれました。
問題はその後です。
途中から屈曲角度を上げるとき。
CPMは最大、前日の10度超えまでゆるされています。
選択肢は3つ。 【上げない】【5度】【10度】

 m「何度上げますか〜??」

 た「5度かな」

わたしは見逃しませんでした。
「5度」って言ったときのm永の眼をッッ 笑笑
その目に映ってたのはたぶんこれw

 “チッ、やる気ねえなこいつ”

その「10度」と言わなかった、言えないのは痛いから。
決して勇気があるからといってやれる問題じゃあないw
そんなものをボロ雑巾のように見下す眼でしたね☆

 だからといって俺は臆病者じゃない

最終的に、10度上げました。 気合いです
こんなのにバカにされたままで終われるか!
CPM終わった後の一言にまた度肝抜かれました。

 m「ところでタイスケさん、
   昨日は何度だったんですかー?」

おいおい! 昨日の記録、見てもなかったのかよw
痛くて上げられなかった度数からかるく10度上昇!
怒りの力って、ほんとうに使えるw

 m「す、すごいじゃないですかッッ!?」

あれだけ眼で殺しておきながらそりゃないだろ―
今さら持ち上げられたところで心は微動だにしない。
なにもかも遅すぎるw
その笑顔にわたしは理解した。

 《特に何も考えてなかったんだな》

何も考えてなくてリアル見下してたのねッ 笑笑
〜ますますこの女は面白いな〜
この頃には看護師記入のCPM記録欄に、
《よくできました》的な絵を描いてもらい始めてた。
何事も楽しくするためですw
どんなキャラクター書いてくれるのか楽しみだったし、
その日がんばった証でもあります。
かわいいキャラクターたくさん。 癒されます!
そんなことをm永ちゃんに放り込んでみると―

 m「ベートーベンでもいいですか?」(超実話)

想像超えすぎて爆死してしまいました― 腹、痛いよ
どこから出て来たベートーベン!? 運命??
それかるく言っちゃえるって何―?!
さっぱりわからないッッ 笑笑
考えれば考えるほどわからんッッ 爆爆
しかし、絵は上手だった!!
心はないと思うけど、絵心はあるじゃん!!
後日、タイスケ担当看護師 h本さんが言いました。

 「これ… ベートーベンっていうか、バッハよね」

う〜ん、たしかにッッ 笑笑
毎日が楽しくなってきてるのを実感します☆

◎未解決事件は甚だ続きます。おたのしみに◎



2014年09月02日(火) いつか終わる痛み

◎毎日がお祭り騒ぎ◎
〜目が覚めたとき、地獄が始まる〜
もう… たまらんッッ
鈍痛が、鈍痛がああああああッッッ

 自分自身の祭は自分が引き受けるしかない

意識を外す努力をした
なにか、なにかすれば好転したりしないか?
車椅子10周。 真夜中、深夜の10周です

 でも… 進まないっっ

腹切ったときの m山さんが脳裏によぎりました
一歩が数cmしか進んでない。

 そんな m山さんの伝説 「楽勝ッすよ」

楽勝なわけがない―
〜今なお この台詞はわたしのレジェンドです〜
こっちは車椅子。
しかし、ひと漕ぎで10cmくらいしか進んでない!!

 “うあああああああああああああああ”

それでも10周まわった 冷や汗がすごい
すくなくともいつもの3倍は時間かかったとおもう
ちょうど最終周回ったら看護師に見つかる

看「脚は上げとったほうがいいよ?」

 ちくしょう! 逆効果だったかッッ 爆

どうりで悶絶してるわけです。。
最後はまったく動けませんでした―
おもった。 俺はバカかもしれん
バカかもしれんが
バカなりに全力でなんとかしようとしたw
やっぱバカかもな 笑笑


◎日中◎
親友がお見舞いに来てくれました!
でもCPMの真っ最中でした!
一人だとどうしても痛みに意識が集中してしまいます!
緊張がカラダに伝播してパフォーマンスが上がらない!
しかーし!!
おかげさまで気が紛れたらしくCPMの度数上げても
まったく苦がない件☆

 人の力はすごい

CPMのとき、いつも誰かがいてくれたら…
きっとかあるく曲がるようになるんじゃないかなあw



2014年09月01日(月) あたらしい祭の胎動

昨日のリハビリ左膝アクセスでどうもそんな気がしてた
そう睨みながらも就寝…
起床鈍痛!!

 「ぐうおおぉおぉぉおおぉおおぉおおおぉおお」

も、もう言葉にならんッッ!!!
今何時!? 0時38分ッッ

 超鈍痛

ネイバーメッセージにいい文章ありました―
たいへんわかりやすいで賞。

 「ちみの体内はお祭り騒ぎじゃ。
  おそらく普段のんびりしている長老級の細胞から
  生まれたてのみずみずしい細胞まで、
  一丸となって動きまわっとる。
  痛みを感じなくなったら死んでる可能性あるからな
  激痛に感謝じゃ」

なぜ《じいちゃん言葉》なのかはわからないけれど、
かなり納得いった件! 笑笑
痛みがある=生きてる  ほんとうにその通りです☆

 鈍痛祭

それはリハビリ頑張ったら来ます。
特に頑張ったら盛大に来るww
【自分の頑張り+PT本気施術=深夜鈍痛祭開催】
オートマティックに始まる祭。
この日から深夜のたたかい再び。
どう凌ぐか、また作戦 振り絞らなきゃ…
これから先、何度も祭がくるでしょう。
壁にぶち当たる度に膝内部に荒れ狂う祭。
《2014年 乱れ雪月花》です!!



この日、2つの大きな事件がありました!

 ◎抜糸◎
 ◎ニーブレス卒業◎

病院開店。 処置室に呼ばれます。
膝にめちゃくちゃある縫い目を掃討w
とにかく腫れと発熱、血色がすごい。
もうほんとにすごい。 発熱なんて三ヶ月続きます!
友人には、
「いつからフランケンシュタインなったの?」ってw
約一週間前からです。 知ってるくせにッッ

ニーブレスからドンジョイ装具になりました!
調整屈曲角度は90度だったかな。
シャワー時以外は外せません。
ちょっとでも外してるの見られたら査問されます。
これまでは伸ばしたままで固定拘束させてただけ。
とんでもない進化です! よっしゃー笑笑

 抜糸
 特浴
 リハビリ
 CPM
 k木さん来訪
 リハビリ
 就寝

ダンサー先輩 k木さんは半月板縫合術経験者。
特に膝の話は貴重です!
ある程度のイメージが道筋をつくってくれる。
ダンスとリハビリの話で盛り上がり―
ってこのスケジュールじゃ寝れん件ッッ!!
そんなとき、天使のようなスウィー…
患者大先輩 m山さんもお見舞いに来てくれた!

 【くるみの木】
  モンブラン

こ、これはッッ!? 死ぬ気で美味い―
信じられん。。 ◎いきなり人生最高レベル到達◎
このモンブランには唸りました
m山「俺が低レベルなの持ってくるわけないやろ?」
さすがはm山さん!! おそれいりましたww

 伊達に何度も死ぬ目に遭ってないいね!

わたしは甘党ですから、ケーキ3個なんて一瞬ですw
ってか良質なケーキならいくつでも!!
これにはm山さんも度肝抜かれてたね。
た「俺が低レベル甘党なわけないやろ?」(爆)

爆睡です 笑笑


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