断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2014年08月31日(日) 味噌汁大爆発

それは、一瞬の出来事でした…
そう!まるで、あのとき靭帯が切れたみたいに―

 朝食の味噌汁のお椀がベッド上で宙を舞った

すかさずナースコール連打!

 ナース「どうなさいました??」

 た「み、味噌汁があぁああッッ!!」

 な「行きます」

会話になってませんw
わたしは人の役に立ちたいとおもっています。
たとえ今、入院中の身でも。
ところがだいたい迷惑をかけてるリアル。。

 ◎入院患者にだって意地があるんだ◎

そう思ってる矢先の大事件ッッ
まさか味噌汁にこんな危険が潜んでるなんて!
〜この世はいつだって命と隣り合わせです〜

飛んできた看護師さんがわたしを心配してくれました。

 「よかったね〜 患部にかからなくて!」

これまで味噌汁の心配する人しか身近にいなくてw
いたたまれなくて叫んでました―

 「ごめんなさいごめんなさい
  世界中にごめんなさい
  息しててごめんなさい
  血液ながれててごめんなさいッッ」

なにしろ土下座したくても出来ない身の上です。
◎土下座できるイメージがない◎
dogeza = death
〜すくなくとも失神はするでしょう〜

ベッドが味噌汁色に染まって複雑な気持ちに。。
しかし消毒液ですぐさま色は消しとびましたw
よかったッッ デリカシーばんざいッッ
が、だいじょうぶじゃないのもありました!
横になる時に左脚に差し込んでるボルスター。
ボルスター大災害…

 病棟にボルスターの余りはひとつもなかった―

結果、助手さんが洗ってくれることになりました…
ぐおお、申し訳ナイス!!

味噌汁ひとつで大惨事。
めぐりめぐっていろんな人に迷惑が及んでしまいます
なんてこった
でも、《生きてる》って知らないうちに
《そういうこと》なんじゃないかなってふと思った
病棟は極端ですがその縮図のような気がしたんです
困ってる人をたすける たったそれだけのこと

 人を助けるのに理由がいるかい?

それだけのことがどれだけ出来ないか。。
来てくれた看護師さんがk島さんじゃなかったら…
きっと《正座》させられてたなw

k島さん、やさしくてよかったッッ



2014年08月30日(土) キングプロテア

早朝、探し物が見つからなくてスーツケースOPEN。
そんなときに限って看護師ピンポイントでドアOPEN!
看護師が叫びます。

 t島「何するつもりですかッ!? …家出??」

もう一人の看護師が冷静に付け足します。

 m永「まぁほんとにしても探しませんけどね」

オイッッ
ちょっと待て!! 何そのコントみたいの!?
ただガラゴロ開いただけなのに酷くないか?!
特にm永に至っては人間として扱われるまで、
長いことかかりましたw
この頃はもうぜんぜんヒトじゃなかった(爆)
〜唾でも吐きかけられそうな勢い〜
この話は長いのでまた今度ッッ 笑笑
そう、ここには手術待ちの患者がごまんといます!
わたし一人が脱走したところで、
帰ってこれる場所がなくなるだけw
病室が空いてたすかるのは病院!!
自分自身にとって、何にもいいことなどないのだ!!

◎遺書でも書いてればよかったね◎



そうそう、s田さんがわざわざ携帯待受画面を見せに、
病室にまで来てくれました!!
s田さんの永遠の男。 それはイチロー☆
画像はどうやらTvを写メったもの!?
その映ってるキャッチフレーズに吹きましたッッ

 「いつも あなたの そばにいる」

これってたぶん生命保険とかカードのCMだなww
別の角度から見れば、そのままホスト街ですッッ
あまりにも素敵すぎるフレーズにゾッとしました!!
s田さんがイチローの何に惹かれるのか聞いてみた!

 それは《準備》でした

現役メジャーリーガーのイチロー。
MLB選手というとんでもない境地の英雄です。
イチローの試合への準備はものすごいですよね??
誰よりも真摯に淡々と整えるのを特番で見ました。

◎その姿勢はどんな人にも突き刺さるものでしょう◎



この日、車椅子10周の考え方を変えました。
昨日最速を叩き出してもう速度にこだわるのをやめた。
今必要なのはSPEEDよりも筋力。
動かしてみればわかりますが車椅子は相当速度でます。
もうこの頃は単に車椅子10周とは考えていません。
どうしたら全身の連動性、
もしくは筋力にアクセスできるかを考えていました。
動かないトレーニングマシンならリハビリ室に、
いくらでもありますが、まったくやる気なかったです。

 景色が変わらないから

景色が変わるっていろんなものを感じられます。
自分が動かしている実感や、風、人の息遣いまで。
その場でやるのは地味トレだけで十分ですw
しかし、他患者とぶつかると大問題につながります。
そういうわけでSPEED遊びは終わりです。
出来ることを奪われてバカを見るのは自分。

 考えたのは、どうやったら一番キツいか

最も腕力になりそうな車椅子の動かし方です!
いろいろ試して検討、いざやってみ―

 すっ、すすまないッッ(爆)

てんで進みません 皆目進みません マジで進みません☆
どんだけキツイんだよこれ!!
自分が編み出した妙技に爆笑でしたねww
たぶんやってみないと共感してもらえないでしょうw
端から見たらほんとに馬鹿げてると思う。。
“なんで歯をくいしばって車椅子を動かしてるの??”
ちょ、ちょっとは進まないと、一日が終わらないッッ

◎妥協案、採用です◎



今日はマニシアがお見舞いに来てくれました!
ものすごい花束をいただきましたよッッ

 ◎まるで、まるで退院するみたいです◎

ほんとうに退院するかとおもっちゃったよ―
うれしかったですね!!
もう退院なんて全然ありえないんだものね!!
でも、病室には飾っておけませんでした。。
残念ながら看護師さんに持って帰ってもらった件…
花束には見たことのないすごい花がありました!
看護師さんも知らなくて盛り上がりましたね☆
わたしももちろん、その花の名前を知らないw
数日後、調べてくれた看護師さんからメモが渡され、
その花の名前が明らかになりました―

 「あのお花は南アフリカ原産の
  キングプロテアという種類でした
  一本 数千円します (××) 」

ひっ… ひええええええ〜 どひゃ〜 マジカァ〜
そんな花束をもってきてくれたのはマニシアぁ〜
マニシアは完全なる感性の人。
そのダンスの在り方やクリエーション、クラス、
振付、パワースポット、いつも度肝抜かれます。
入院前にはこんなメッセージをいただきました!

 「今回のことはまだなぜなのか
  宇宙的理由が見つかりません。」

どれほど考えてくださったか、かるく想像超えてた

◎わたしに宇宙的理由はないとおもいます◎
むしろあったりしたら苦悩が増しそうですよッッ
起きたことは変えられないので、
明日のことを考えていないと立ち止まってしまいます

人間、最大の武器は “今” に立ち向かう勇気です



2014年08月29日(金) 過去の自分に救われることがある

◎願えば叶うこと◎
なんと、本日卒業するマシンがあります☆

 その名は【エアー インパルス】

正式名称は AV IMPULSE。
とっても誤解を生みそうですよね。
しかしそれはそれでインパルスかもしれません。
正体はフット圧縮システム。  DVT予防ですw
深部静脈血栓症 deep vein thrombosis
特に下腿深部静脈の血栓性閉塞により静脈の還流障害、
肢の鬱血を来す。
急性期の治療が予後に大きく影響する。
わたしの場合は中〜軽度でしょうか。
【中〜軽度】
術後の下肢の腫脹、鈍痛、浮腫、表在静脈拡張、
立位における鬱血色 dependent rubor 、
脚関節の背屈により腓腹筋部に疼痛を訴えるHomas徴候
中〜軽度ですねw
製造。Made in U.S.A.
Chinaだったらどうしようって思いますよ絶対w
術後はドレーンが通ってて術部の血は抜かれてました。
知らないうちに外されてましたがw
知らなくてよかったのかもしれません。

看護師 s宮さんのこの機械の呼称たるや素晴らしく、
いつも元気に「カシュカシュ」と呼んでました。
音が「カシュッ、カシュッ」しか言わないからだなw
ちなみに、そう呼んでいたのはs宮さんだけw
他の看護師からは聞いたことないいね!いいね!

血栓を予防するために足裏に空気ポンプを装着。
足裏には静脈血を貯留する働きがあり、
この足底静脈叢に貯留された静脈血は、
歩行等負荷がかかった時、
瞬時に加圧されて上半身へ送り出されます。
このフットポンプと呼ばれる下肢血流循環メカニズムを
AV インパルスは再現しているらしい!!

さて、理解してもらおうと説明すると長いものです。
だってこれ、上記を抜きにしたら、
足裏に装着したポンプに定期的に空気が送り込まれる
たったそれだけのマシンw

 実のところ何の面白みもないのだ(爆)

ですが万が一、エコノミー症候群ともなれば。
脳に血栓が飛んでしまえば。
即死。 即死です

 わたしたちが目を向けようとしないほどの地味さ
 そこにこそ、たいへんな意味があります

そんなAIR IMPULSEも今日で卒業。
特別な日にするために朝イチで申告してみました!
なんたって最後です!!
「今日は最初にエアーインパルスしたいんですけど、
 できますか? 願ったら叶いますか??」

 看「叶いますよ! 今からやります??」

はっやッッ それマジ早ッッ 即答かよッッ!?
いきなり願いが叶ったのは人生初めてですッッ 笑笑
最初から言っときゃよかったぜッッ(爆)

 記念すべき《最初で最後》となりました―

まぁ、魔神はこれだけじゃないけれどw
まずは最初の卒業です☆ 〜御目出度う自分〜
〜ありがとう、そしてGood-bye〜
今日は幸先いいぞ!いいね!

 AIR IMPULSE 1時間
 CPM 1時間
 特別浴室入り
 レントゲン撮影
 施術リハビリ×2(午前+午後)

上記が今日の全予定。
問題は自主トレをどれだけつめこめるか。
一日の始まりにエアーインパルス終わらせたことで、
実のところ おそろしくうまくいきました!
朝昼夜、車椅子で病棟10周。
そして、何と、超地味トレ×3セットに成功☆

 入院初、怒濤の達成感

ここまで集中できた一日は初めてです!!
車椅子RUNでは10周で8分38秒を叩き出しました!!
特にスピードは求めてないんだけど、
危険がないときくらいはいいよねw
これまでのタイムはだいたい1周、1分19秒。
人がいる場合で速度を出せなくてこのくらい。
だから8分38秒はとんでもない快挙ですwww
プラス、今の自分ができる全力筋トレ3setsまでッッ

 物凄い手応えを感じました

この調子で地味に、強く、新しくなりたい!!
《最高の一日を送った》 そう実感した



◎ところがその夜、ベッドに横になってふと思った◎

 その《最高》って何??

よくよく今日やってきたことを振り返ると、
最高のレベルが低すぎて正直、自分をバカだと思った
《出来るレベル》と、《その疲労感》が笑えなかった
もちろん出来るときと比べちゃいけない、
わかっていても、陥った
それは、上手くいきすぎた代償のようでした
入院中の一日を、満足できるほど頑張れすぎた
頑張れすぎたからこそ気が付いた
その内実、頑張れた内容が… ちがいすぎること

 踊ってる自分と全く比較対象にならない今の自分

バカバカしくて泣きそうになりました

自分がわからなくなりました


このとき自分の入院直前のblogを開いて、涙がでた

見たのはたまたまでした。
8/21の投稿から退院するまで更新はしません。
更新する余裕なんてありませんでした
こうして12月になって8月のこと更新してるくらいです
でも入院前に、既にこんなときが来るのを予見してた

 自分のblogに救われたのは初めてです
 過去の自分から力をもらったのは初めてでした
 ボロボロ涙がでた

笑われるかもしれませんが、ほんとうのことです



2014年08月28日(木) 一寸先は闇

この日のタイスケ担当看護師はs田さん!
s田さんに “今日だけ彼氏” に選定されてしまいますw
いきなりの発言でしたね。

s田さんの仕事力は凄まじく、
CPMが空いた瞬間に部屋に引き込まれてる早技!!

 他に使う人たくさんいるんですけど 笑笑

そういうわけで患者の意思を過剰に汲み取ってくれる、
とんでもない最速の1日になりましたッッ
実のところ、ひとつずつ終わらせていかないと
集中して自主トレできる時間は取れません。
唯一さびしいことは、他の看護師が一切現れないことw
わたしに関する病棟スケジュールはs田さんが管理。

 マジで今日だけ彼氏なんである

そしてs田さんには+α 他者をシャットアウトする力が!
もしお見舞いに来てくれる人がいなかったなら、

 ちょっとした軟禁気分ですッッ 爆

ベテラン看護師ゆえか才能か、仕事が神速!!
マジで速い。 なんとありがたい
唯一の問題は会話が長いことかなw
こちらの流れに変えられないこともあがりそうww
毎日付き合ったらたいへんです☆
s田さんの娘さんがダンスにすごく興味があるらしく、
話は盛り上がりましたねw

 s田さんは挨拶すがすがしい方です
 その挨拶はこの病棟で1・2位を争います

挨拶できるのは心のオープンな現れ。
わたしは挨拶しない人を信じません。
◎これ以後、s田さんにはたいへんお世話になります◎



昨日から新課題が与えられました。その名は《CPM》
患部である左膝を強制的に屈曲進展させるマシンです。
このマシンを課されてからCPMが宿敵となりました。
実のところ、本当にありがたい機械です。
今まで動かせないでいた左膝に付き合ってくれる機械。
オートマティックゆっくり。
《毎日1時間 超地味リハビリアトラクション》
だけど、最初はたまらなく恐怖がつきまといました―
CPM 60度の激震。
「うぎやああああああああああああああああああああ」
激痛で90度にも曲がりません。
前日記録を元に、一日に上げられる限度は5〜10度。
数字があがってくるため、どうしてもへこみます

 “こんなに曲がらないのか”

痛みによっては現状維持もよしとされました… が!
現状維持=現状下降。 自分の中では “ありえない”
なんとしても一日に5度は上げていきたい。
すこしでも数値をつみあげたい 成長していきたい
みんな「休めってことよ」とか「ゆっくり治して」とか
「無理するな」とか言ってくれますが、
本音を言えば、焦りがない日なんてない
冷や汗流しながら、この葛藤と毎日たたかっていました
落ち込みもするが、目標にもできる数字。
その日がんばった度合いとも言えます。
しかし、卒業数値はマシン屈曲限界の130度。
130度… まだかるく2倍以上あるじゃないの。。

 数字に一喜一憂する毎日のはじまりです



この日の夕食には、なんと、《チキンカツ》が出現☆
めちゃ美味しかった〜!!
よおし、今日もあとすこし、がんばるぞッッ
直後、リハビリに呼ばれてマッキーの一言が効いた〜

 ま「マジですか!? いいですねえ〜
   でもそれ、もう一ヶ月は出ませんよ」

即座に患者を奈落に突き落とさなくてもいいじゃない!

◎チキンカツの余韻は一瞬で遠い彼方へ◎
この病院に、すごく背中合わせなものを感じました
今日は、もう、がんばれないッッ



2014年08月27日(水) やる気の主電源

タイムスケジュール詰まり過ぎ―
シリーズ、こんなに “入院患者” って忙しいの??

 AIR IMPULSE
 CPM 事始め
 術後初シャワー室

えーっと、3つ連続って何?? マジかよッッ
休み時間ないって、殺す気ですか???
(※上記の2つは双方どちらも1時間コース)

 死にはしなくても、忙しすぎるぞこれッッ

全部終わったらのぼせて鼻血出そうになりました(爆)
たぶんその原因はおおよそシャワーだけでしょうw
いやあ頑張った!!
フツーの人からすると頑張ったなんて言わないと思う。
でも、この状態では頑張らないと無理ですw

 なんてことないものがしんどくてたまらない

AIR IMPULSE と CPM は今後説明していきますw
今回はシャワー室、特別介助浴室。
ちなみに大浴場は別にあります。
左脚が地面につけないのでたいへんな準備がいります。
まず手術患部に水が入らないように超薄いテープ貼る。
車椅子で入室 → 浴室椅子を自分が使いたい仕様に設置
脱衣服 → 車椅子から椅子に移動
→ 車椅子をどかしてもらう
カラダを洗うにしてもおっそろしく時間がかかります!
とにかく転んだら大惨事。 下手すりゃ再手術です!
脚を動かすだけでも神経使わずには無理。
洗うにも冷や汗が出ます。
術後は洗髪してもらったり清拭したりはしますが、
シャワーは初めてです。
全身戦場終わ、洗浄終わり → ナースコール
→ 車椅子に移動 → 着衣服 → 脱出
す、すごく疲れましたね…
その後 すぐ寝てしまったんじゃないかな(爆)

 苦痛だったのは
 左脚の筋力が根こそぎ奪われていたこと
 使えない美脚とはこのことです

いつもニーブレスで固定しているため、
その正体を見るには外さなければなりません!
全裸でじっくり見比べた右脚と左脚… 絶望を確認
見〜た〜なぁ〜〜
いいや、見ちまったぁ〜〜〜
よく雑誌のキャッチコピーにある “美脚”
ほとんど健康的でないその脚を美脚と呼べるのか??
これには嫌悪感すら抱きます。
なんたって、わたしたちの場合、
死ぬ気で鍛えて “使える美脚” を目指しているからです
見た目だけのナチュラルビューティーとは違う。

 手術からたったの数日で
 これまで鍛えてきた筋力がまるでなくなりました



午前中はお見舞い来客がありました!
アーティストでしたから話が弾んでたのしかった〜
病棟ではそんな話ができる人ゼロですから貴重ですw
想像力伴う会話は本当に尽きることがありませんッッ
なんと最後にテレビカードをいただきました!
入院してから一度もTv見てないんですけどねw
せっかくなので試しに差してみようか。

 起動しないw

って、電源ボタンいくら押しても起動しません!
まぁ見ないから別にいいけどね―
とりあえず今日は忙しかったから、
消灯前の巡回夜勤看護師に尋ねてみるか。

 看「あ! 主電源切れてますねw
   誰が消したんだろう…
   消しちゃダメって言ってあるのに」

主電源でした 爆笑  〜灯台下暮らし〜
今の俺はベッドの上でも兵器じゃないですからね。
この頃はほんとに動けなかったから、
Tvの背面を見るヨユーなんて皆無です皆無w
それはそうと、解決できてよかった☆
すこし、すこしでも、いろんなこと解決していきたい!

わたしの脚の解決は、ずぅーーーーーっと先ですからw

◎やる気の主電源、それは “なりたい自分” です◎



2014年08月26日(火) 明日はどっちだ

リハビリ中、研修生がやってきました。

 研「見させてもらってもいいですか?」

 た「高いよ?」

俺は見せ物じゃない。
まぁ冗談ですw
担当PTマッキーが研修生に問います。

 ま「炎症の五大兆候の述べよ」

たじろぐ研修生w
マッキーがビシっと決めます。

 ま「発赤、腫脹、疼痛、熱感、機能障害」

う〜ん、カッコいいじゃあないのぉ〜
いいじゃあ、ないのぉ〜


さて、今日は病院のリッチ方位について。
あ、立地です(爆)
美人に病院の東海岸と西海岸を教わったばかり。
 東海岸=東階段
 西海岸=西階段
階段のことを海岸と呼んでるのには驚くばかりです。
きっと深い理由があるのでしょう!
海はまったく見えないんですけどね☆
とにかく方角を知らない、わからない。
ナースステーションの西ってどっちよ??
思い出したときに目の前にいたのは薬剤師君。
忘れないうちに尋ねYO〜!

 た「西ってどっち?」

薬剤師 t端君はしばらく沈黙した後に言いました。

 薬「太陽が… 沈むほうじゃないですかね?」

うんw それ、間違いじゃないね!いいね!いいね!
とんだ原始的な返答に吹き出してしまいましたッッ
なんだかカッコいい気さえしてくる始末です!!!
こ、この病棟… あまくないッッ 笑笑

二人の、その両極に完敗です☆



2014年08月25日(月) 人の欠陥はさまざま

◎作戦は大成功◎
今もちうる手駒で、最大の宿敵と戦えました☆
朝にかけての激痛は甚だ堪え難く、
何度もナースコール押しては対策を…

 実のところ対策はほとんどないw

考えてくれるって言ってたじゃんッッッ
たすけてほしいのは “今” だよッッ
〜わたしは学びました〜
自分のことはとにかく自分で責任をもつ
自分にできること、最善を尽くすこと
編み出した作戦に欠かせないもの、それは―

 ギリッッギリまで、痛み止めを飲まない勇気

日中どれだけ堪えられるかが勝負。
日中は点滴撃ったり、対エコノミー症候群。
そしてリハビリ。 やることいっぱいです
しかし、深夜は鈍痛だけが響いてきます
寝るしかない  眠れやしない

〜自分の状態をたしかめる方法〜
それは《トイレに行くとき》です。
なぜなら、トイレに行くのがたいへんだからw
そのとき自分がどれくらいの激痛かが判る。
なにしろトイレに行かないわけにはいかない。
患部をカラダ全体で支えないと行けやしないのだ。

 激痛が本物の場合はおそろしく遅い
 動いてるのか動いてないのかわからないくらいに
 人から見たら彫像が動いてる感じじゃないかな

このときの痛みで薬を服薬するか決めていた。
こうして、鈍痛は終わらないにしても、
宿敵を弱らせることができたんです!!
この調子で一気に黙らせたいね!!
よくできました、よくできました☆(涙)



◎甲子園観戦◎
今12/5なのに甲子園かよ… 原稿見て笑っちゃいました
この病院のPTはおおよそアスリートだった人です。
特に野球をやってた人材が多く働いています。
なにせプロ野球選手が通院する病院ですからねw
今日はマッキー休みでk柴君がリハビリを担当。
なんとk柴君は今年甲子園をLIVE観戦してきたらしい。
その熱意たるや素晴らしくかなり伝わってきました!!
 わたしは、父が無類の野球好きで、
 それから野球が嫌いになり、
 ドーム球場で働いたのがきっかけで、
 戻ってこれた人間です。
野球って凄いよね 笑笑
日本人に生まれたからには一度くらい、
夏の甲子園を体感、観戦したいよね―
甲子園、外野は無料で観戦できるそうです。
内野からバックネット裏に従って千円、二千円?らしい
さて、文章や言うだけなら誰にだってできますw
実行するには “ほんものの意思” がなければ!!
人間、たいていやりゃしませんッッ

 これこそが人間力の分かれ目でしょう



◎点滴の秘密◎
術後3日間は点滴の毎日。
そして、もうかるく三回はしくじってる点滴針☆
超痛いですw
そんなラスト抗生物質点滴は新人看護師きたッッ
大丈夫か!? とりあえず脅してみる
「もう三回はしくじってるから〜」

 I my me
 「も〜、そんなこと言われたら緊張するじゃ
  ないですかぁ〜。。」

腕を見せた瞬間、新人看護師 叫びます。

 「血管細ッッッ!!!」

えっ!? 何?! そうなの??
わたしは悲痛な叫び声を聞くまでこう思ってましたw

 しくじった人たちが《下手》だった

みんな、みんな この血管は難しかったのかもしれん。  
そして思った。
みんなそんなことを言わずにがんばってくれていた。
みんな、みんな 言わなかっただけだったのだ!
みんな “プロ” だったのだ―

 ごめんなさい すいません ありえない
 〜世界中にあやまりたい〜  G S A

わたしは心で謝罪しました 命、細くなくてごめん
なんて無知だったんだろう。。
これがわかったのは新人女の子の一言。
彼女のおかげですw

 「どこに刺そうかなぁ〜
  う〜ん、、、ここかな??
  いや、それともこっちかな!?」

これは、ほんとうの話です
めちゃくちゃかわいかったねwww
う〜んプロ意識。 これこそはプロの技なんだ!!
つまりはそういうことなのだ☆

◎なんかめちゃくちゃ成長した気がします◎



2014年08月24日(日) 負けない気持ち見せたら何かが解る

それは、地獄のような朝でした―
深夜から激痛に何度も目が覚めて!!
最終的に看護師から患部アイシングを施されるも、
ほとんど役に立たず。。
それでも、それでも気合いで寝た 寝ようとした
朝7時。

 歯をくいしばりながら激痛に耐えていました

書き留めていた “歯をくいしばり”
文章にするとすんなり読めてしまいますが、
すんなりとはほど遠い場所にいました
これは、本当のことです

巡回看護師タイミング。
介助してもらいながら気合いでトイレに―
いや、痛すぎる
とうの昔に薬なんて切れてる
しかし尿器などごめんだ
わあわあ言いながら用を足しま 足せマした…
が、その直後絶頂期突入。
術後1日目から投薬を指示されていたのは《食後》
わたしは真面目ですから決められたとおりにじっこ…
目標に…
その姿を見かねた看護師さんが言いました。

 「食事前に薬飲みましょう!」

こうしてわたしの目標はかるくぶち壊しにw
まぁ… 無理だったけどねッッ  ちくしょう!
目標達成はまだまだ遠いな!!
問題は、《今夜》だ。 夜、夜、夜!!!
夜さえ乗り切ればなんとかなる
昨日は看護師さんたちの言う通りにやってみた。
食後に服薬。 もちろん尋ねましたともw
「夜、激痛に耐えられなくなったら―!?」
看「そのときはなんとかします」
しかし、なんともなりませんでした―(超実話)
彼女たちの最終兵器《座薬》に到達するのみw
今朝は座薬に至らず耐えましたが、
はっきりいって耐えられないレベルでした。。
彼女たちの言うことを鵜呑みにしては絶える。
わたしはなんとかしようとした
最後に自分をたすけるのは自分しかいない
そうして編み出しました

 “薬を夜に残せばいいじゃない”

そうすれば夜を乗り切れるはずだ―
日中は人の出入り、やることがあって、
痛みへの意識は薄れる。
この間は薬を全力でちょろまかす。
看護師さんには死ん… 飲んだふりで乗り切る。

 ◎チャンスは日中にある◎



わたしの行動は専用の車椅子となりました。
リハビリを終えて、何ができるか考えた。

 “これを機にフロア10周してみよう”

すこしでも疲れを誘って夜を楽にするんだ!
車椅子操作の向上も期待できるし、一石二鳥w
ところが、思わぬところで作戦に妨害が入ります。
周を重ねる度に誰かが話しかけてきて、それに返答し
ていると《今何周したか》忘れてしまうのでした―

 いったい何周したんだ俺はッッ

車椅子だからそんなにつらいことじゃないけれど。
でも、これまでベッドで寝ていただけだったから、
疲れる疲れる 笑笑
今日のノルマは楽々達成だな!
あとは 夜か…
作戦が成就したのか??結果は明日のblogで(爆)





◎23日深夜のこと書き留めておきたいと思います◎
術後1日目はたいへんな激痛に晒されました
このときどうやって乗り切ったのか
乗り切ろうとしたのか
今後わすれないためにも。
薬が切れたときから冷や汗がじっとりきます
しかし寝返りなど打てやしません
動きたくても動かない動かせない
どうしても患部にしか意識がいかなくなります
わたしはTvを見ません。
そういうわけで《音楽》です。
音楽を絶えず鳴らしてました 気を紛らわすんだ!
それも元気が出る曲をリピートに次ぐリピートでした
今だからこそ言えますが特に毎日聴いた曲、
入院中に聴いた回数の総数は、

 3曲だけで五千回を超えていました―

たまたま回数を開いてみてわかったことです汗
数字見てゾッとしましたね。。
入院中、それだけ糧とした曲だったのでしょう
そうとう後になって、f武 看護師に言われました。

 「あなたが音楽聴いて乗り切ろうとしてたのを
  見て、私は勇気をもらったわ!」

この言葉はめちゃくちゃ嬉しかったです!
自分のためにしていたことでしたが、
人の勇気になることもあるのかと―
そんな言葉をこの約2ヶ月後に聞くことになります。
一生懸命は周りの人にいい影響を与える、
この頃はそんなこと考える余裕など皆無でしたが、
そう信じてやってきたことは間違いじゃなかった!
もちろんその逆の人もいるともおもいます。
それでも《生きてる》ってことは《影響》です
だから自分を信じてやることにいいもわるいもない。
テキトーじゃないことには、
きっとうつくしいと思える何かがある、
そうおもうのです

 そんな秘密のようなダンスをおどりたい

そのダンスが、たとえ自分本位のものであっても
あたりまえでなんでもないようなことでも
それが人に届きうる

わたしは、自分のダンスが、
f武さんのように伝わったらいいなあって
いつもそうおもっています



2014年08月23日(土) 術後麻酔発狂ヘヴン

目が覚めたのは22日 23:00頃のこと。
それから先は頭痛が襲ってきては耐え、
耐えては襲ってきました。
体勢はまるで変えられず、下半身は何も感じません。

 自分の状態に、素直におどろいた

触っても感覚がまるでありません。
つねっても痛くない!!
あれだけ麻酔が即効したわたしです。
存分に効きすぎているんでしょうw
夜間、巡回してきた看護師さんに尋ねられます。

 「タイスケさ〜ん、足先グーパーできますか〜?」

ぜんぜん出来ない。 よほど効いてるんだろうなw
◎そのうちそんな牙城は打ち砕かれます◎
巡回に来る看護師さんに毎回尋ねられたとき、
ふと疑問がうまれた。

 ほんとうに効いてるだけ??

ぜんぜん出来ない。
まったく出来なかったんです。 動かないんです

 「もう8時間は経過してるからね〜
  そろそろ動くようになるとおもいますよ」

 「同じ系統の手術した子は動いてるけどねえ」

こんな一言を何度も聞いているうちに、
疑いが確信に変わっていきました…
特に、比べられてることが重くのしかかった
〜これって自分だけじゃないの!?〜
5年前、医者からかるく言われたこと。
「もう治ることはない。今の医学では治せない」
わたしは簡単に失うことを知っています。
それを思い出したとき、混乱して自分を見失いました
《本気で動かなかったからです》
何万分の一とかで動かなくなったんじゃないのか

2:30 くらいだったと思います
不安が止まらなくなって爆発した
気がついたら叫んでた 絶叫してた

 「なんで動かないの?
  なんで動かないの??
  なんで動かないの???
  動け!
  動け!!
  動けよーーーーーーーーッッ!!!」

冷や汗がドクドク出た
動かなくなったら何のために手術したんだ
ぜんぜん意味がわからない
こんなところで踊れなくなるわけにはいかない
まるで感覚のない下半身にゾッとした
どんなに泣き叫んでも動かないんです!!

看護師さんが慌ててやってきました

かといって看護師さんも、
“絶対大丈夫” とは言ってくれません、言えないよね
頭がおかしくなりました
っていうか、もうおかしかったとおもう
看護師 t原さんは決断します

 「よし、背中の針を抜こう」

わたしは知りませんでしたが、
このときも背中から麻酔は入っていました。
“麻酔を外すことで、動くことを確認させる”
t原さんはきっとそう判断したんだとおもいます。

 確認させないと何をしでかすかわからない

t原さんは言いました。
「これを抜くと後が大変になるよ?」
それもそのはず、麻酔ですから動くようになれば、
次は激痛がくる。 激痛には対処できない。
それでもいいか?
そんなことを聞かされた気がします。
わたしに迷いはありませんでした
自分のカラダのまことが知りたかった

1時間後。
地味にじんわり痺れながら、
指先から動くようになっていきました
安心した 安心した 安心しました

わたし自身、限界超えてたとおもいます
麻酔の効きようは人によって千差万別。
それでも、知らなければ判断できません
経験ある人はきっと上記読んだら笑うでしょうw
でも、これは ほんとうのことです

確認できたはいいものの今度は激痛が襲います。
上記のやりとりがあった以上、忍耐しかないw
自分で頼んだ以上は責任をとらなきゃ
ところが苦痛を凌ぐ気合いにも限界があった。
最終兵器は《座薬》でした―
入れました
もうたまりませんでした
こうして長い夜が明けたのです

 取り乱したわたしでしたが
 このときのt原さんの対応には甚だ感謝しています



◎夜を越えて看護師 t原さんの質問を受けました◎

 「ナースステーションで話題になってるんだけど、
  タイスケさんの枕元にある人形は何??
  あんな人形飾ってるけど、
  どんなダンスを踊るのかしらね〜 って (爆) 」

なんてこった そんなことになっていたとは―!!
枕元には確かに人形を置いてましたw
たぶんわたしの他にこの人形を “あやしい” と思わ
ないのは患者仲間の高瀬さんしかおるまい。
その人形は入院当日にお見舞いでいただいたもの。
人形をつくった人のことを知らなければ、
誰しもこう思うでしょう 《あやしい人形》
患者大先輩の小笠原さんがつくってくれた人形。
小笠原さんは金髪のスーパーサイヤ人みたいな人w
花束をもった女性の人形。
それは、小笠原さんが挑んできた趣味の集大成。
レース編みから人形、折り紙。
その全てが組み込まれています!

 でも、顔がないんです
 もう、そうとう、あやしいんですよw

でもそんなこと言えやしません。
だって、どれだけ時間かかったかわからないもん。
その気持ちを足したら飾っておかないわけにいかない!
どんなにその人形をあやしまれようと、
わたしのダンスにまでそのあやしさが及ぼうとも、
わたしは飾ります。飾りますとも。
ここに置いてあるのは、わたしの度量そのものです☆
小笠原さん言ってたw

 「へのへのもへじでも書くといいよ」

できるかッッ 失敗したらそれこそ大惨事だ!!
売店のお姉さんがイヤな目で言ってたw

 「タイちゃ〜ん、ちゃんと枕元に置いとかなよ??」

t原さんが小笠原さんのこと知ってて本当によかったw
一言で済みました! 〜簡単に納得してくれた〜
小笠原さんはそれくらいの人なんです 笑笑
知らない人だったらおそろしく説明が必要だったはず。

 たすかった

こうして人形は伝説になりました
しかし、人形伝説はまだつづきます。
わたしが本気で伝説にしようと誓ったからですw
目指す未来は “この人形のおかげで退院できた”

もうひとつ追記。
昨日はk野さんも病院に来てくれました!
メッセージ「これから冷やかしにいきます」
映画のタイトルかとおもいましたねw


23日午前中。
◎ちかちゃんがお見舞いに来てくれました◎
ボリショイに留学していたバレエダンサーの女の子。
手術のため、福大に入院するとのこと。
チェキにメッセージも書いてくれました。
“まだまだこれから!” 


◎麻酔科 t医師が病室に来てくれました◎

 「背中の針、取り除くけど あと少しなら
  撃っといてもいいよ?(麻酔)」

 「撃っといてください」

わたしの即答に先生たじろいでたw
局所麻酔アナペイン。 効くね! 超効くね!!
知覚麻痺効果で、初めてぐっすり眠れました


◎昼すぎ、院長先生が病室に来てくれました◎
一目見て左脚に備えたボルスターを位置調整。

 「この人は超人だからこうしないとダメ」

超人じゃないけれど、けっこう嬉しかったです。
本物の超人、いくらでも知ってますからw
この調整でおそろしく痛みが引きました―
いや、ほんとうに凄い。 さすが院長ッッ
そう伝えると図に乗った院長は演説を始めました。
院長先生が時間あるときだけ聞ける偉大な演説。
これが出ればご機嫌で、いろんなこと教えてくれます。
vs院長の掟。 まずは演説を引き出すこと!
院長お付きの1階看護師二人。
院長が退室したあと、そう二人に言ったら
二人は全力で頷いて「よくわかってますね〜」って爆


◎myリハビリ担当PTマッキー来た◎
まったく動ける気がしなかった。

 「今日はやめときましょうか〜
  あっ! 僕、明日休みなんで〜」

この時のマッキーの笑顔が忘れられん 笑笑
カラダから溢れる休みオーラが半端なかった!!
たぶん、これまでも、これからも、
この笑顔を超える笑顔は見れまいw
自分の受難とのギャップを量るトラウマ認定です。
いつまでも語り種となるでしょう
ちなみに今でもこの話題でマッキーいじめてます。
病院を卒業するとき、いい思い出になるでしょうw


◎今日は自分が出演するはずだった本番当日でした◎
三陸国際芸術祭2014
「時の輪 ― Passsing through our body.」
みんな、どんなダンスを踊ったのか
自分だったら、どんなダンスが踊れたのか
クリスタルボウルは、どんな音色だったのか
悔しいけれど、今の自分には寝るしかない
いいstageになっていてほしい
そう祈りながら眠りにつきました―



2014年08月22日(金) ACL再建手術 〜軛を外すとき〜

昨日病室入りしたとき、病棟の説明と、
貴重品棚の鍵を美人総務さんから渡されました。
“鍵失くしたらあなたの命で償ってもらいます”
そんな素敵な笑顔でした☆

 がんばろう自分ッッ


◎前十字靭帯再建手術 当日◎
やっぱり “直前” は独特の緊張感でした
だって今回は意識が最初からあるんだものねw
前回は全力で死線さまよってました―
記憶は乱れ 失くなりもしたくらいです

 今日こそは自分の意志で術室目指す

朝1で手術患者は順番に大浴場へ。
すね毛は看護師さんにバリカン系器具で剃られます。
丁寧に剃られる時間はむちゃくちゃ複雑です。
そうだ、女子は特に気をつけてください。
自分で剃って傷がついたりしてると手術は延期ですw
昨夜からの断食と朝から3本の点滴を経て準備完了!
エレベーターで手術室階へ。
ドラマでよく見る滅菌術室。
その銀色の荘厳な巨大扉が開いた―
 高まる不安
 高まる不安
 高まる不安
手術助手さん「ここから先は履き替えてください」
って、履き替える前に滅菌エリアに足を踏み入れてた―
手術助手さん「あ!そこはもう滅菌エリアよッッ!!」
のっけから大問題を引き起こしてしまいました 笑笑

 命ちぢみましたね

人間どこで命がちぢむか知れません。
気をつけよう自分ッッ!
麻酔台に乗ると音頭をとらされます。
身体中にバシバシつけられる電気器具。
チェック測定が終わるとすぐさま着脱へ。
上から覆われた内側で術衣を脱がされ一気に全裸化。
う〜ん なんとも合理的。 うつくしい! 殴
麻酔科先生「はい、横になって〜じゃあ撃ちますよ〜」
患者大先輩のM山さんにこんなこと言われてました。
「 “6” まで数えれたら褒めちゃ〜よ?」
麻酔撃たれて10から数えさせられるカウントダウン。
絶対に “7” で落ちる、そう聞かされてました。
背中に打ち込まれる “ちょっと太いくらい” の麻酔針。
麻酔科先生「ぼーっとしてくるよ〜」
ここからだな?? 〜俺は負けない〜
◎病室で目が醒めて終了◎

 仰向けに戻った瞬間から記憶がありません

数を数えた記憶がない。。
…!? どういうこと???
数を数える間もなく《即座に落ちた》
なんてこった  〜完全敗北〜
どんだけ麻酔効いてんだッッ
まあ… 健康優良ダンサーですから…ね
血の巡りがよければ麻酔もわるいはずがないッッ

 争ってもいなかったw

病室で執刀医・ドクターsが言いました。
 「半月板も損傷してたから縫っといたよ」

麻酔が効きすぎて何もかもぼやけて見えました。
涙でぼやけていたわけじゃありませんw
 「ありがとうございます 先生…」

執刀医・ドクターs
 「いやぁタイスケくん、手術してよかったよ!
  もしあのままダンスなんて踊ったら
  たいへんなことになってる」

〜全予定潰してる時点で既にたいへんなことです〜

自分を観察すると、管がいっぱい通ってました
今後のために写メでも撮っとくか―
そんな撮影時。

 頭を持ち上げたばっかりに、地獄味わいました

まだ麻酔が効きまくっているため、
頭を動かすと頭部に麻酔がいってしまうらしい!
ずっ、頭痛が止まらんッッ!!!

 麻酔キタ―

みなさん、術後は頭を持ち上げたりしちゃいけません。
ダメ、絶対。
地獄見たい人にはかなりオススメです。
人生何事も経験。 経験が人を育てます!

当日は《手術》だけでした
いろいろやりすぎる傾向は既に見抜かれています。
そういえばPTマッキーもこんなこと言ってたな。
「明日は手術だけに専念してください」
普段は絶対言わないのに(爆)

そのまま就寝。。
〜ほんとうの地獄は0時過ぎた深夜から始まります〜





今日は、もう一つ残しておきたい事柄があります


◎くびきを外すとき◎
今日までわたしの左脚には救命タグがついていました。
このタグは5年前の事故でつけられていたもの。
詳細バーコードと名前、血液型が記載されています。
そもそも発端は救命救急病棟を転院卒業したとき。
タグ外すのを忘れていて看護師さんに軽く言われた。

 「記念につけてたらどうですか??」

まあ他人事ですねw
でもそれがきっかけで、そのままにしました。
状態は寝たきりから歩行ができるようになった頃。
まだカラダはほとんど動かせないときでした。
正直、タグのことにまったく気がまわりませんでした。
転院した病院で唯一やさしい看護師さん。

 「これ足につけてる人、初めてみました!」

えっ! そうなの?? 足につけてるって凄いの??
わたしはめずらしいとか限定モノに弱いのだw
タグはいきなりレアモノに昇格。
足についてるのは上半身がアレだったから。
それから更にもう一言ありました。

 「それ、切れたら願いが叶いますよ♪」

そのときまでそんなこと考えたこともなかった。
それは、気合いが入る素敵な言葉でした
信じていい、ささやかなものでした
そのときは腕が上がらず、寝返りも打てませんでした。
どんなに小さなことでも、
できることからやるしかなかった
バカにされるかもしれませんが、
がんばれるおまじないのようなものが必要でした

そんなときからのものだから、
もう《お守り》みたいなものでした。
一緒に “今” を戦ってきた戦友のような気持ちです。
5年もつけていたのでクタクタになってたけどw
文字なんかとっくの昔に消えていますw
巻いてるのが “あたりまえ” すぎて、
自分の一部として一体化してました―

 そんなものが切られる

事実、今日まで切れることはありませんでした
なぜなら《切れないように出来ている》からです
それに、外すときは《壊さないと》無理。

 自然に切れない以上、
 切らないと、願いは叶わないのかもしれない

タグがついてから実のところ一度も外してません。
全本番つけてたくらいです。
そういうわけで、《見る人が見ればわかる》
入院患者の証ですからねw
自分では戦友でも、知らない人が見れば「大丈夫か?」
これには先輩から「誤解を受ける」と非難もされました。
それでも、自分にとっては苦難を乗り切ってきた証です。
わたし自身、最初はこんなもの即座に切り落としたい、
そうおもっていました。
わかってもらえないかもしれませんが、

 自分にとっては苦難をわすれないためのものでした

決して自慢の種なんかじゃない。
それでも、どこかに慢心がなかったとは言い切れない
どこかでタグを逃げ道にしていた
切る勇気がなかった
どちらも自分にとって弱さだったのかもしれない

 もしかしたらそんなものを断ち切らせるために
 手術になったのかもしれない

自分の意志と関係なく切られてしまうことに
そう思いました
過去の苦しかったことや、わすれたくないだいじなこと
そんなものから自由になるときがきたのかもしれません



2014年08月21日(木) ReStart

◎入院直前、最後の投稿blog 8/21◎
◎退院するまでこのページが最後でした◎

あれは、7/16。
三陸国際芸術祭に向けてのクリエーション、
リハーサル中の事故でした
横っ飛びで飛んでくるのを正面から受け止めて自転し…

 「グリゅッ」

とつぜん左膝の内側から音がして、
そのまま崩れ落ちました

 左膝前十字靭帯断裂

 今年が終わりました

起こったことは戻せない
わかっていても悔しさは消えない
自分の気持ち、整理するまで前は向けませんでした
だけど、だけど… そんな簡単なもんじゃない!

 今でも不安ですが、やれることはたったひとつです
 この世界には誰にも頼れないことがある

 それは、自分ができる限りの努力です


◎ACL再建手術は明日8/22◎
今日から始まる、入院生活2014 〜ReStart〜
自分にとって最大の苦痛は “がんばれない” こと
立ち向かう勇気がどんなにあっても “できない”
そんな状態がしばらく続くでしょう

 これからそんな敵とたたかってきます

敵はおおよそ “自分自身”
どうか応援してやってください!



2014年08月20日(水) 術前blue

リハーサル中の事故から約1ヶ月が経過…
手術しないと状態はこれ以上変わらない
覚悟した

 手術はいよいよ明後日

歩けるイメージがまったく想像できない。
装具無しで歩行なんてありえない…
どこかで膝がガックリ折れてしまう、
そんな気がする。。

 “緊張” による “よくわからない状態” は
 なんとも言葉にできません

地味にやってきたリハビリ。
やってきたことで劇的な改善はありません…

 そりゃそうだよね、切れてるんだから
 まだ断線してんだからさ―

それでも調子がいいときは
走ったり跳んだりできそうでした
もちろん実際にはできませんが。。
それでもなんとかしようとしてきたんです
担当PTが言いました。

 「今日は動き悪いですねえ、術前blueですか?」

とにかく痛む、わからないけど痛いんだッッ

術前blue… そうかもしれない。。
この感じは相当落ちてる

精神状態がカラダに及ぼす影響
その伝達速度はどれほどのものなんでしょうか



2014年08月19日(火) ユニコーンの日

入院直前、最終巻を残して全話を一気見しました。
もう今しかない。

 『ガンダムUC』 1〜6
 それは、可能性の獣。

今さらガンダ… と思ったりもし… 軽く覆りましたw
すごい完成度です!! 盛ってる密度がヤバい!!
最初から、人間の存在意義にまで及んでます。
フツーに見ても描き込みだけですごい。
《アムロとシャアの時代を過去へと送る総決算》
いきなり1巻ラストで泣きそうになりました(超実話)

 人は動物とは違う 人の死は無下であってはならん
 なのに、我々大人は無益な血を流しすぎた
 そればかりか、地球を食いつぶし、
 宇宙にはけ口を求めてきた
 今こそ人は自らを律し、尊厳を取り戻さねば
 百年前につむがれた希望を生かすために

 内なる可能性をもって
 人の人たる力とやさしさを世界に示す
 人間だけが神をもつ
 今を超える力 可能性という内なる神を

 だが行け 恐れるな
 自分のなかの可能性を信じて
 力を尽くせば道は自ずと拓ける

神という言葉には拒絶反応を覚えますが、
“人の人たる力とやさしさ” は凄くいい言葉です。
ほんとうにそれを世界に示せたら、
それだけで生きている意義を満たせる気がする。
今まで自分がやってきたことを振り返ってわかること。
それは挑戦でした―
どうしたら “ダンス” が踊れるのか。
“ほんとうのダンス” がどんなものなのか。
すごいダンサーや先生、仲間、作品に出逢いながら、
自分自身のダンスを育てていたんだとおもいます。
自然と出来上がった道じゃまったくありませんでした。
紆余曲折しながらも情熱を失わなかったこと
手術、入院生活でもそうありたいとおもっています


 「ウソだな…
  オマエの眼はそんなこと納得しちゃいない!
  自分の生き死には自分で決めるってヤツの眼だ
  なら死ぬまで痩せ我慢してみせろ!!
  男の一生は死ぬまで戦いだ」

  力を尽くせば 道は自ずと開ける
  オマエはオマエの役割を果たせ―

 「やりました…
  やったんですよ!!! 必死に!!!
  その結果がこれなんですよ!
  MSに乗って 殺し合いをして
  今はこうして砂漠を歩いてる
  これ以上何をどうしろっていうんです!?
  何と戦えっていうんですかあッッ!?」

失意の主人公の台詞が今の自分にも重なりました。。
リハビリを5年もやってきて、復帰ソロ公演を終えて、
まさにこれからというとき、その結果が靭帯断裂?!
こんなのは絶対に認められない 認めてたまるか!!
そのときはほんとにこんな感じでした
家中のものをなにもかも壊してしまいたくなった
必死にやってきたことがなんだったのか
わからなくなりました
それでもやっぱり、出来るのなら痩せ我慢。
もしかしたらわたしたちの生き方とは、
“どこまで我慢できるか” なのかもしれませんね

 「世界を呪ってのたれ死ぬか
  終わらない戦いを続けるか
  俺たちはそのどちらかを選ぶしかなかった」


1stガンダムから登場するブライトの台詞も刺さります!

 「あきらめるなよ? 君の眼には力がある
  困難を糧にできる強い眼だ
  あきらめずにいれば、
  必ずチャンスをモノにできる」

 「そんな力、俺にはありませんよ…
  全部偶然なんです
  ユニコーンに乗ったのも
  ここでこうしているのも…」

 「ほんとうにそうかな?
  そのとき、君の目の前にガンダムがあったことは
  偶然かもしれない
  これまでガンダムに乗ってきた者も皆そうだった
  だが、ガンダムに乗るかどうかは
  自分で決めたことであって偶然ではないはずだ!
  ちがうか?  そのとき 君に、
  ガンダムに乗る決意をさせたものは何だ??」

実のところ、この台詞中の《ガンダム》は
自分が信じるものに言い換えることができますw
自分にあてはめてみれば “ダンス” になるッッ
「ダンスを踊る決意をさせたものは何だ??」
これにはまったくもって驚きました
何かに打ち込んできた人ならきっと全員にあてはまる!
◎ガンダムがもつ物語の懐の深さはほんとうに深い◎

 「あとは君次第だ!! 状況に潰されるな!!!
  絶望を退ける勇気をもて!
  君がガンダムのパイロット、
  ニュータイプであるならッッ」

文章では伝わりきらないかもしれませんが、
勇気が出たのはほんとうです  涙がでた

 「自分の中の可能性を信じて、
  為すべきと感じたことに力を尽くせばよい
  あれは呪縛ではない
  オマエにそれを伝えた人もまた、
  そう生きたのだろう
  なんの確信もなく、ただ “善かれ” と信じて―」

 「でも、無責任ですよ それは…
  自分でやり遂げもせず… 」

 「そうかもしれない… でも、それでも。
  他人ではない存在に委ねられたのは
  何よりの幸いだった
  きっとこんな風にして
  世界は少しずつ前にすすんでいく
  あきらめることなく、とらわれることなく、
  望みを持ちつづければ、チャンスは必ずくる

  そのときは迷わず… ガンダムに乗れ!



2014年08月17日(日) 「STAND BY ME ドラえもん」

2014年夏、最強興行映画。
すべての、子ども経験者のみなさんへ。

 『STAND BY ME ドラえもん』
  一緒にドラ泣きしません?

ドラえもんは永遠だな…

 「まったく、のび太くんは…
  おっちょこちょいで、怠け者で…」

不思議なことに涙は右目からしか流れてなかった
これ、超実話です―
もしかしたらこれが “ドラ泣き” なのかもしれない。。
心眼ひらいてる、絶対。


のび太って、成長がおそいよね??
こころの成長がおそい。
だけどそれこそがのび太の才能なんじゃないか―
そうおもいましたw

(問題w)のび太が頑張れたのは何故でしょう?
これが、この気持ちが すべての発端です。

 “しずかちゃんが好き”

これ以外、考えられないw
おそろしく興味深いことです。
小学生でありながら既に感情が圧倒しているんです。
すごいよね!? 異性を好きになる力なんですよ
何かが出来ることは自らの自信です。
しかし何の取り柄も無いのび太。
すごいのは、実はのび太の想像力!!
のび太はあの年齢で、しずかちゃんのためなら、
身を引くことにまで行き着きましたッッ
これは、これは…信じがたいことです!!!
出来ない自分に出来る最後の切り札。
本気で苦しんで見出だした愛ですからねッッ
完全に嫌われようと “突き抜けた”
フツーの人には出来ないんじゃないかな??

〜それでも恋愛は相手があること〜

しずかちゃんの献身はのび太のためじゃなかったけど、
のび太にやる気を与えるには十分過ぎるものでした。
しずかちゃん、人間力高すぎるよなw
でも女の子の友達見たことないよww
とにかく “勘違い” 。 勘違いがのび太を救ってる!
だとしたら、きっと勘違いはわるいことじゃないw
勘違いバンザイ。
“好かれたい” それは人が変わる最有力要因です☆

〜俺は勘違いでわるいことしか起こってませんが〜
(特に、勘違いされて
 “自分を変えずに” 押し付けられる系の不幸w)

正直なところを言えば、のび太があまりにもヘタレで
上映中ずっとイライラしっぱなしでしたw
ドラえもんにいつも究極の道具を与えられるのび太。
憤りが止まりませんww
だってそんな道具は現実にはないんだから!!
都合が良すぎる。
今の自分が頑張れるのは何故か、冷静に考えました。

 それは、やりたいことがあるから。

やりたいことは“夢”とも置き換えることができます。
文章にするとこれほど怪しく感じるものはないw
運命とか、夢とか希望、未来。
でもわたしはここから勇気を引き出しています

 “これしかない”

ここから比べてあまりにものび太はヒドイ…
のび太にはほとほと愛想が尽きてました
考えることほとんどが “自分のため” であって、
しずかちゃんの父が言う、
 「あの青年は、人のしあわせを願い、
  人の不幸を悲しむことができる。」
そんな場面は一度もなかっただろ。
どこか、ありました??(怒)
どうしても納得いかない―
のび太はしずかちゃんのしあわせしか願ってない。
映画の内容だけでは完全な自己中です。
これだけは文句言いたい。
やさしいのび太のシーンがまるで足らん件ッッ

いつでも道具を与えてくれるドラえもん。
そんなヤツは現実にはいません。
道具の力を借りて楽をしようとし続けるのび太。
怒りしかわきません。

 この世には自分しか頼れないことがある!!

その勇気を映画で確かめることができました
この勇気を間違って捉えるくらいに確かめた
《俺は、のび太とは違う》

 こんなんよりも、圧倒的にがんばれてる

しばらくここで焦点終わって納得してたくらいです。
相手は小学生ですけど(爆)
ところが度肝を抜く展開が待っていましたね。
こんなところで終わる映画じゃないのだ!危ない!
それはしずかちゃんが出来杉君をふった台詞。

「あなたは私がいなくても、何でも一人で出来るから」

ちなみにジャイアンもふられてます。
出来杉にこんなこと言ってましたからね。
「出来杉!おまえもか―!!」
ブルータスおまえもか、のノリでしょう。
のび太に対してはこんな台詞でした。

「私がいないと、あの人 何をしでかすかわからない」

こんな女子、ほんとにいるの??
しずかちゃんの台詞に賭けてもいいんでしょうか??
出来ない男子にとっておそろしく救われる一言です
おそらく自爆テロでさえ止められる威力ww

そういうわけで未来のび太に負けました
最終的に完敗です

今の自分に足りないものを思い知った気がしました。
のび太にあって今の自分にないもの。

 それは… 恋愛力ッッ

好きな人がいるって物凄いことですよね
好きな人がいる、それだけで、無条件に頑張れる。
雲を掴むような夢じゃない、 “存在” です。

自分も好きな人のために踊れたら―
もしかしたら、
これって《しあわせ》そのものではないでしょうか



2014年08月15日(金) 愚かしき夢

実は水曜の夜、状況隠してYogaクラスに出ました。
膝につけた装具を隠してねw
◎たぶん、参加できるのは最後だとおもう◎
バレないか たいへんな心配はありましたが、
ここはポーカーフェイスでしのぐんだッッ
負傷から今日までクラスには出ませんでした。
っていうか出れなかったw
まったく落ち着いていなかったからです!
どうなるかわからなかったし、動けませんでした。
何よりも激痛があった
それが… 術前の今! 〜出来ることは出来る〜
そして、〜出来ないものは出来ない〜
そのボーダーラインが、はっきりわかる☆
出来ないものはスッパリ諦めるとこころに決め―

 けど、やっぱりやっちゃうんですよね

無理です、無理でした。。
やっぱりできないことに挑みたい血が騒ぐッッ
“今の全力” で出来ないことに挑戦したい!!

 「あれっ? 何か、ある…??」

姿勢を正されるときに装具がバレてしまいました―
師にさっそく見抜かれてしまう件。
しかし何も言わず最後までやらせてくれました。
それがほんとうにありがたかったです

参加には非常にデリケートな問題がありました。
言ったら参加させてもらえないかもしれない
言わなければ、バレなければ大丈夫だろうか
クラスはこのstudioで一番偉い人のもの
個人的には言えても、通用するかどうか
片足が不自由で、みんなと一緒のことができない
それでも、出来ることをしたい
これは《一事が万事》で《背水の陣》でした

 こんな自分でも参加できたこと
 めちゃくちゃありがたいと思った
 一気に “何か” が抜けた気がしました
 いつもの場所に居られたことで、
 軽くなれたんだとおもいます


◎その翌日、studioに行くと門前払いになりました◎
こちらの話を聞かれることもなかった

 現実はまったくあまくないね

こんな無茶やってるほうもやってるほうだけれど。。
何かあってもなくても困るのは会社です。
かといって仕方ないでは済ませたくない。
こんなんでも、みんなと一緒にやりたかった
出来ることだけでもしたかった
あまねく複雑な気持ちと疑問、葛藤、集団と個人、
申し訳ない気持ちも錯綜していっぱいになった

 気持ちのやり場がない

断られたことで今の自分には居場所がないとわかった
もう病院しか行けるところがない、そうおもいました

 行きたい場所もなくなった

とても言葉になりません
くやしくてなさけなかった
“何か” と戦っている自分をおそろしく感じました



2014年08月14日(木) 「宇宙兄弟 #0」

映画見に行きました!
現在全巻集めてる数少ないコミックスのひとつ。
「宇宙兄弟」シリーズ初のアニメーション映画。

 『宇宙兄弟 #0』
 あの日、夢が、落ちた。
 勇気を、もう一度、打ち上げろ。

画力に物足りない感ありましたが… 泣いたッッ
だって、だってさ、、今の自分に刺さる刺さるッッ
元気でたよ。。 ほんとうに

なんといっっても伝説の宇宙飛行士 ブライアン・J 。
その南波日々人に対する台詞でしょう!!

 日々人「ブライアンはさ、
     なんで俺を自分の控えに選んだの?」
 ブライアン「…あ…?…なんだ…不安か?」
 日々人「そりゃまあ…、全然ついていけてないし…。
     差がありすぎて、バックアップとして
     代わりに月に行ける自信は全くなくて…」
     〜多分…みんなにもそう思われてるよ〜
 ブライアン「…訓練はしんどいか?」
 日々人「…正直言うと…しんどいよ」
 ブライアン「楽しくはないか?」
 日々人「ん…それはまあ…。…楽しい…」
 ブライアン「じゃあ〜、間違ってない」
 日々人「―」
 ブライアン「お前は今貴重な経験をしている。
       誰もが得られるチャンスではないし、
       同時に、誰でも乗り切れるものでもない」

 ブライアン「辛くて楽しいこのチャンスを…
       存分に経験しろ!!」

この台詞は今の自分にドンピシャのタイミングでした
5年前、あの事故からほんとうによく這い上がったと思う
今思い返しても前が向けないくらいつらかった
乗り切れなくても全然おかしくなかった
それを乗り越えるために編み出したのが、
“毎日を無理矢理にでも楽しくする” でした
もう何度も書いていますが、どうしても外せません。
この技を編み出すまでたいへんな時間を費やしました
楽しくすることができれば苦しくなくなります
楽しむことは余裕を生み出してくれるからです
上記の台詞とは大きく方向違いますが、
“楽しい” は前を向けるチャンスをくれます
これはわたしが実際に実践してきたことです
だから、その台詞が未来を得ているのを知っています
だけど、知っているからこそ辛いこともある
あのときの奈落からどうやってここまできたか

 そのときを存分に経験したからです

またそれを実践しなくちゃいけないこと…
《もう一度》がキツイ
今の状況は実のところリアル辛いです
復帰ソロ公演を終えて、これから!ってときに
7月以降2014年の予定が全部潰れて、迷惑かけて、
チャンスをすべて失い、また長く踊れなくなる、
ダンサー生命も絶たれるかもしれない負傷です
手術しないと踊れない
正直、ここに陥ると自分を見失ってしまいます
いつまでもここにはいられません。

だから “楽しくする” をしなくちゃ
また前を向くために。

わたしたちには経験することしかできない
だとすれば、問題なのはその【経験の仕方】です

行き着く先はほんとうにひとつですよね。
その辛さをどうやって経験していくか。
〜どんなものを感じながら〜 克服していくか。
おそろしいことですが、これは顔に出ます。
“どうやって生きてきたか” に直結するからです

表情ひとつでその人の世界との向き合い方がわかる

深みがある顔 毎日を呪ってる顔
やさしい顔 おもしろくない顔

生きている時間すべてが大切なものだとわかれば、
自ずと “楽しまないともったいない” になります
ならないはずがないんです
わたしたちはいつか必ず死んでしまうんだからw

バカだと思われるかもしれません。
だけどこれしかない。
◎わたしは無理矢理変換します◎

 「お前は今貴重な経験をしている。
  誰もが引き寄せるケガではないし、
  同時に、誰でも乗り切れるものでもない」

 「辛くて苦しい手術を… 存分に経験しろ!!」

勇気を、もう一度、打ち上げろ―



2014年08月13日(水) 天才との遭遇

実のところ、この病院でダンサーとは皆目遭えません。
一般人と明らかに異なる人たちと言えば、
フィジカルを不可欠とするアスリートがほとんど。
わたしの場合はからだの右側、特に肩での通院から。
かれこれ5年は患部に向き合っています。
主治医ドクターは肩の権威。
プロ野球チームのサポートも務めている人物。
そういうわけでプロ野球選手が次々とやってきます。
そんな中でわたしは漠然と異様な空間を演出w
芸術肌な種類はここではおおよそ珍しいタイプ。
もうからだの資質がぜんぜん違う。
これはたいへん興味深いところです。
自分が培ってきたものと比較すること。
実はこれがほんとうに力になります。
別の視点から自分自身を量ることができる!
比較検討して、いいものだけを盗むw
ここにいることは自分が選んだもの。
あくまでもカラダに対する可能性に挑むためです。
ダンスに挑戦するために整えたい自分の可能性。
土台をあやふやにすると全部あやふやになりかねない。
創造力に対するまでの前段階です!!
解剖学的な数字やresponseを力にするためといえます☆

◎言葉にできても仲間がいない孤独◎

そんな中、ダンサーの女の子キタッッ
もう見るからに “グネグネ” ですwww
一気にやる気でたねw
これはもう天が与えたもうた贈り物!!
いるだけで “負けられない” 何かがかかる!!
いいねぇ〜!!!
リハビリ室では情報なんていくらでも漏洩しますw
電気療法してたら、助手さんがその女の子に
自分が出演するはずだったチラシ見せてる件ッッ
いやぁみんなが知ってる人だと話もせずに話がされてます
ありがとうs広さん(リハビリ室のアイドル)w
そういうわけで勝手に接点がつながってました。
ありがたいことですね 涙
そのうちわたしも女の子について知ることになりますw
〜お楽しみに〜

さて、その女の子を遠くから見ただけでわかること。

 “なんでもできた” んだとおもう

きっと天才少女と呼ばれてきたんじゃないかな??
そんなものが一目見ただけで “わかる” 。
これからのリハビリに退屈はなさそうです☆



2014年08月11日(月) 男子会 ことはじめ(非公式)

この日、キタ。
なにがキタって、とにかく “調子がいい”
脚が前に出る。 脚が上がる。
突然のことでした
おもった

 なおってるんじゃないの―

なおってません。 なおってるわけがない
キレてるんだから…

◎さあて今日も次元を超えていこうか◎


いきなり昨夜の話にもどすんですけどねw
たぶんキタのは昨日が良い日だったからだと思う!
昨日は朝ドラヨガ実践、夜partyでした。
わたしはparty主催者なので一大事です!
それも初めて開催する “男子会” なんですよ。
ボディワーク、Yoga〜な局地的男子のみの人選w
そもそもこの話は春くらいにしてたもの。
で、言い出したのは自分(爆)
重なる本番とそのリハーサルで遠い彼方でした。
っていうか今度は手術で本当に遠い彼方です―

 今しかない

◎手術が決まった瞬間に今年は終わっています◎
自分で言い出したことには責任をもたねば。
実際に言っててやらない人、いくらでもいますね。
そんな人間に自分はならない、なりたくないッッ
強引に出血とりました。出欠ですね!
もともとは東京からこちらに来た仲間のためでした。
おいしいものでも食べに連れて行こうというよりも、
ここに行ってないのは人生の半分は損してる(爆)
んでもってその仲間は祖母が危篤になりドタキャンに。。

 自分だけじゃない
 みんなみんな、何がおこるかわからない

かといってタイミングは今しかない。 決行です
そういうわけでstudioで話せる男子勢揃い。

 復活しなきゃ最初で最後かもな

今日という日は、病院生活の光となりましょう
もつ鍋を一週間に二度も食べるのは人生初ですww
みんなYoga繋がりであるからこそ話せることがある。
わたしたちが通うクラスはこころを広げてくれます。
だから相手を受け容れる姿勢を学ぶはずです。
しかし、中にはすごく思考の固い人もいました。

 “こうじゃなきゃいけない”

そんなものに縛られているのを感じました。
社会で生きるにはもちろん必要なことです。

でもね、 “自分” を解き放つにはこれこそが敵です

こうじゃなきゃいけない、で生きてなくていいんです。
いつもこの辺をクラス中に言う先生がいます。

 「しなくちゃいけないことなんて一つもない」

自分の思うがままにすすめばそれだけでいい、
そんなものがすっと入ってきます。
こういう言葉、その人には入ってこないのかな?
見られることに囚われると不安になりますよね?
あの人は自分のことどうおもっているのかな?
自分の見られ方、評価です。
自分にわからないことで思い煩うのを外さなきゃ、
自由にはなれません
その人がその人らしく光り輝くには!!

しかし、これがいくら議論に及んでも崩せない
思い込みはほんとうに、ほんとうに翼を奪いますね

こうじゃなきゃいけない、は決めつけになっていきます
他者にその考えを押し付ける方向にしかならない

ここはわたしのblogですから気持ちに素直にいきます
人からの評価を気にしすぎる人はおおよそ臆病者です。
かといって、気にしないのが行き過ぎると傲慢ですw
自分だけのことに関していえばどちらでもいいでしょう
ですが、相手があるなら “バランス” です
これがなくちゃうまくいきはしません

それぞれが生きてきた時間は決して誇れないものじゃない
だから「できなくてすみません」は必要ないと思う
やってきたことでないものができるはずがない
恥じる必要はないんです。
“じゃなきゃいけない” は社会的責任です。
お金をいただくことに関してはそれを見出ださなくては。
そうじゃないことならもっともっと自由でいいはずです☆

わたしは輝いてる人を見ればそれだけで元気でます
できる人から力をもらっているわけじゃないんです
何かに向かっている人に力を感じるんです
どんなことでもそれは同じではないでしょうか

できることが職業というなら抗いたい
できないことにこそ力が湧くんです
目指すものに近づく努力が世界を変えていくんです

できたいことが困難だから、それに真剣に向き合いたい
わたしはただただそれを踊っているのかもしれません

やりたいのは “できる” を見せることじゃないのでしょう

わたしはこれまで一度も完成したものを踊っていません
ある意味ではこれこそが最大の欠点です
ですが、いつもそこに可能性があることを知っています
それをここにいるみんなが教えてくれるんです

わたしがもどってくるまでに、
わたしがぶちのめされるくらいの成長を…
見せてもらいたいですねッッ
この人たちならきっとできるでしょう☆

ああ、イヤだイヤだw
こっちも負けやしませんけど☆ 笑笑



2014年08月10日(日) ドラえもんヨガ SECOND

とあるwomanから有難いメッセージをいただけましたッ

 私、タイスケさんをそんなふうに 偏った目で
 みたことがなくて。
 頭も体も超人的で、容姿も心も綺麗で、
 尊敬しているんですよ。
 なにせ、タイスケさんがつくりだす世界は、
 4次元ですからね―

◎さあて今日も次元を超えていこうか◎

朝イチで《Team潜水艦》、駅前集合呼びかけ。
赤紙です。 駅前集合なのには理由があります。
新手のドラえもんが10体くらい出張しているんです☆
ドラえもんは期間内休憩時間無し。
基本的には駅前放置ですww
前回のドラえもんヨガ(5/3)から3ヶ月。
知らない誰かに隠し撮りされた上に拡散されて3ヶ月w
いよいよ自らの成長を確認するときがきました!!
たぶん入院前にできる最後のチャレンジでしょう!!

朝5:55、ドラえもんと写メってる人なんて誰もいません。
ガードマンさえいません。
台風直撃の恐れもあってか展示場所が移っていた模様。
実の台風は直角に折れ曲がって反れたけどね。
ちなみにblog現在は “夏” 。
リアル今(11/16)の寒さからするとありえませんが、
半袖、タンクトップの時代ですッッ
画像見返して笑っちゃいましたww

 ちくしょう 3ヶ月遅れだよッッ

時間超えすぎて思い出すのたいへんだよッッ
昨日のごはん思い出すのもたいへんなのにッッ
まだこんな季節のblog更新してる自分に完敗です!
イカんイカん。 がんばります☆

6:05、ネイバー到着。 駅前撮影開始。
k野さんは応答がありません 笑
Team潜水艦が揃うのはまぁアレです。 稀w
数あるドラえもんの中で道具 “名刀雷光丸” を片手に
もったのがいました。
こりゃ、対ヒ□ミピンチャするのにもってこいだな!!
(前腕を使っての逆立ちハンドスタンド)
なんせこっちは術前負傷者。
装具を装備の上で出来ることしか出来ませんw
ふらついても自爆するだけなので、
雷光丸を両脚で白羽取りすることで身の安全を守ります。

 人っ子一人いない駅前で決めてやりました
 楽勝です

浴衣姿でwithドラえもん撮影とかへの無言の挑戦状w
いや、むしろ果たし状に近いかもしれんッッ 笑笑
《ドラえもんの如何ともしがたい使い方》
そういうわけで、ご無体なポーズを我々は続けます。
ドラえもんたちもまさかそんな奴らがいるなんて、
思ってもいなかったでしょう。 人類なめんなよ
トトロヨガでもそうでしたが、様相は迫真していきます。
最初は出来心でやっていてもそのうち本気に。
テキトーな写真なんていくらでも撮れる。
“遊びじゃ本当に人の心を動かすことはできない”
自分がダンスを踊っているからか、
踊りが写真になり難いこと知っているからこそ
どうしてもここに行き着いてしまいます!!

 “本当に遊ぶ” とはこういうことさ☆

7:05、ドラえもんヨガ SECOND 終了。
お茶でもしてたらk野さんから応答がありました。
たしか4時までは起きてたんだけど寝てしまった、
というもの(爆)
そういうわけで9時には到着!みたいなww

 第2ラウンドです

人生はあまくありません。
ドラえもんたちのところには妖怪ウォッチの行列が!!
っていうか、とんでもない長蛇ッッ なんじゃこりゃあ
世間を騒がせてる妖怪ウォッチ、初めて知りましたw
こうして自らに押し寄せる羞恥心とたたかうはめに 笑笑

 とんでもない行列の前で決めてやりました
 勇気です

見ていた人たちにはバカとも映ったかもしれません。
おそらくトトロヨガ同様、
もうドラえもんヨガすることは二度とないでしょう。
この時間は “今” しかありません。
今の密度を上げることが人生に悔いを残さない方法です

突き抜けることは決して他人と違うことじゃない

わたしたちに必要なのはドラえもんじゃあないw
勇気です☆



2014年08月08日(金) 「TRANSFORMERS : Age of Extinction」

 『トランスフォーマー : ロストエイジ』
  共に戦うか、滅びるか。

  恐竜は何故絶滅したのか
  次は人類が亡びるのか
  あれは何?
  歴史が変わる!

  全世界絶賛 人類史上最高

  人類史を変える核分裂以来の大発見だ
  特殊な金属で分子構造が変化する…

  これが正体か

  守り続けてきた人類に命を狙われるとは
  だが今や 彼らも狩られる身だ
  これ以上 仲間を犠牲にしろと?
  信じてくれ 俺たち人間の― 可能性を!!

Trailer めちゃくちゃ面白そうだったのに―
期待があっさり裏切られた件。

 内容、内容が、ちっともおもしろくないッッ

全前作鑑賞してるだけに、新story展開がおかしすぎる
どこまで “オートボット” を敵視してる世界なのか理解不能
そんな中で主人公いきなりオプティマス信じちゃう始末
どんだけ科学バカなのかわかりません。
しっかし なんでこんなに面白くないの!?
そう、たぶんマーク・ウォールバーグが主人公だからだ!
クソ真面目タイプのキャスティングだからじゃないか??
主人公の顔にユーモアのセンスをまるで感じません。
これこそがトランスフォーマーに影を落としたとおもう。
あまりにも辛気臭くしすぎたからでしょう!!
だって金属生命体なんですよ??

 そもそも人類の科学力につきあわなくたっていいのだ

それこそコメディなんですよ!!
実のところ車とかに変形したら絶対退化だよね!?
微妙に笑えるバランスがこの映画の魅力のはず。
そういうわけで、個人的にはKSI社長役が良かったw
スタンリー・トゥッチ演じる科学者。
もう見るからにコメディ役者(爆)
あきらかに演技がウソくさいww
あれくらいのキャスティングがもうちょっとほしい!
トランスフォーマーみたいな大衆SF映画で、
歴史超大作やってもしょうがないのだw
実のところ、リアリティから外れれば外れるほど
トランスフォーマーと人間のコミュニケーションが
面白いはずなんです!!

 対人能力悲劇的喪失バンブルビー

前作まであんなに人間との会話がんばってたよねッッ
なんで今作ほっとんど喋らないの!?
なんか壊れたの?! 意味わからん
絆なしで主人公たちに命を張りまくるバンブルビー!!

 うーん、ありえない

オプティマスくん以外のオートボットなんか、
「もう人間なんて助ける義理ねえよ」って言ってるのにね〜
自主的に人間を守ってないのだ。
オプティマスくんに命令されてるだけなんですね。
さあ、この2時間45分をどう見るか―

 どうもこうもない 長い

長い=退屈 この構図は揺るぎません。
どんなに映像が凄くても退屈なものは退屈なんです。
そもそも今作は物語が “浅すぎ”。
突拍子もない展開を急速にやってる感じでした。
そういうわけで表面上で売ってる映画です。
あんなにオプティマスくんの台詞に唸ってきたのにね

 がっかりです

さぁそれをもってしても、映像、映像だけは、凄い!!!
全部通り越しての結論。

 ◎恐竜は男子永遠のあこがれ◎

ダイナソーすげえ グリムロック超かっこいい!! 笑笑
もう物語なんかどげでんいいッッ
いやあほんとによくつくってるなぁ すごいぞCG映像

トランスフォーマーの世界はあくまでも物理攻撃w
肉弾戦なんです。 光線とかないのだ!!
今作ではオプティマスくんの武器、騎士剣ですよ??
なんだかの名刀ですよ!?

うーん…
もう未来的なのか原始的なのかぜんぜんわかんない。
どこからともなくやってくる第三勢力!
トランスフォーマー、どこまで続編やるんでしょうか―

 もういいよ

さて最後に一言。 序盤の出演者のことなんですけどね?
たぶん映画終わったらおぼえてる人いないんじゃないかな。
主人公にいろいろ恩を売ってた友人の最期はひどかった!
主人公なんてその友だちのことぜんぜん引きずりません。
娘は隣人の死に怒り狂ったのに、主人公冷酷すぎ。
たぶん友だちじゃなかったんでしょうww
人としてひどすぎるぞそれッッ
主人公にとっちゃ娘さえ助かりゃいいのだ―
〜なんということでしょう〜
いいヤツじゃなかったかもしれないけど、
主人公たちの生活を助けてくれていたのは事実です。
そんな人の命が奪われたんですよ??
《恩を仇で返す》っていうのはこういうことでしょう
感謝のない人は友だちなんかじゃあない

 主人公の隣人は心底見る目がなかったと言いたい

あ、気付いたけどこの感覚はDancing課長に近い(爆)


 ガラクタの中にも宝はある。
 人間を信じてくれないか??

 夜空に輝く星を私の魂だと思ってくれ


無理ッッw



2014年08月07日(木) 手術説明・同意書署名

【前十字靭帯再建術】
1本で再建する場合(シングル法)。
2本で再建する場合(ダブル法)。
移植腱に膝蓋腱を使用する場合は、
早期スポーツ復帰を望まれる場合に行います。
しかし、お皿の下を切開するため、完治しても
膝立ちをすると違和感が残ることがあります。
膝を曲げる筋肉の腱を使用した場合は解剖学的に
正確な靭帯を再現できると言われています。
この方法ではスポーツ復帰は術後9ヶ月以降。
それぞれにはメリット・デメリットが生じます―

上記を飛び抜けてS医師の説明はこうでしたw

 「え〜っと、ママさんバレーくらいならこっち。
  タイスケくんはどっちにする?」

えええええ!?!? 何それ―?!(超実話)
え〜っと、その言い方だと選択肢じゃないよね??
最初から膝蓋腱ですよね???(爆)

ある意味で心意気が問われているのだとおもった

 た「膝蓋腱でッッ」

はっきり言えばメリット・デメリット聞いてませんw
あとから冊子を読まなきゃわからない 笑笑

 S医師「痛いよ〜」

なんたってS先生は忙しいのだ。


【移植腱材料】
骨付き膝蓋腱 or 膝屈筋腱。
移植した腱が生着するには術後6〜9ヶ月を要する。

 ため息しかでない…

エコノミー症候群の説明もありました!
血栓が脳に飛んで即死。
〜1万分の8とかの確立で死ぬ説明です〜
わたしはおもいました

 その時は宝くじ当てたとおもって死のう


【内視鏡で検査】
靭帯の断裂状態や半月板損傷、軟骨損傷を検査。
断裂した靭帯を切除。
同時に損傷がある場合は部分切除・縫合術・移植する。
S先生の説明は以下のみw

 S医師「何かあったらそれもやっとくよ」


【大腿骨の骨孔を作成】
膝の前方内側より大腿骨の前十字靭帯の場所へ
向かってドリルで穴を開けます。
↓↓↓
【脛骨にも骨孔を作成】
脛骨の前方内側に皮膚切開を行い、そこから内視鏡で
膝関節の中を見ながら前十字靭帯の場所に向かって
ドリルで穴を開けます。
↓↓↓
【再建靭帯の設置】
脛骨に開けた穴から移植腱を膝関節内に入れて誘導糸を
大腿骨側に引っ張ります。
次に大腿骨の穴にエンドボタンを引っ掛けて固定。
脛骨側はダブルスパイクプレートを脛骨に打ち付け。
スクリューで固定。
↓↓↓
【創閉鎖】
皮膚縫合を行い、
感染予防のために脛骨側にドレーンを留置。


ざっと術式はこのようになっています。
後日談ではありますが、実際にわたしはこの辺を
考えないようにしていました。

 “どっちにしろ やるしかないんだ”

特に、痛みに関してはまるでわかってなかった
そういえば 先生、超ウソくさい演技だったなあw

 S医師「タイスケくん! がんばろうね!!」



2014年08月06日(水) 動かざること山の如し

そうそう、忘れてたけど術前検査は前日から断食ですw
もう朝から昨日はグーグーでした!!
ってわけで、食事会は今日なんですねw
動かない脚に鞭打って街中を侵攻。
これじゃあまるで進撃のタイスケだッッ
黒田官兵衛とも見えるかもしれんッッ

◎入院するまでの間、できることをする◎
復帰ソロ公演『Choice』、先日の『LINE』本番を見に来てくれたふたりと話すことができました。 ふたりが見てくれたダンスは “もう二度と踊れない” そう痛切におもったからです。 これは、靭帯が切れた今、恥ずかしくも輝きを増して “過去のものは同じように踊れることはない” と感じるから。 以前から同じものは踊れないと思ってたけど、ほんとうに “同じ” はないんだと。 今を生きている感じ方、こころが移り変わっていくからです。 作品にしてそのときつくった気持ちを拡張させないと《作品》として機能しません。 外観というよりも中身の密度。  今でも自分がどう踊ったのか頭では描けても、実際にはどう踊ったのかまるでおぼえていません。 おそらくおぼえていないほど踊ったのでしょう。 そのダンスがよくもわるくも。 そんな時間に、stageに、みんなからたいへんな感動の言葉をいただけたことはほんとうにうれしくおもっています。 けれどそれと同時に複雑な思いもよぎるのです。

 まだまだダンスはこんなもんじゃないはずだ
 いいところまでいけるようになってきたとしたって
 燃え尽きるより、燃え上がる気持ちのほうが強い
 燃え尽きるなんてまったく思えない
 踊れない今がくやしくてたまらないんです

このふたりの感想には素直で感性豊かなものを感じます。 険がなく、こころにすーっと入る。 それはたぶん人柄なんだとおもうのです。 その言葉はわたしにとって “ダンス” でした。 こんなふうに伝わったらいいなあ、そう思うんです。 ふたりの感想はメインsiteにも記載させていただいてます。 そういうわけで、これまでの感謝とともに応援してくれる二人と花咲いてみたかったw

 「わはははあは!! がはははふぁは!!」

完w

ってちょ、ちょっと!!
術前だから俺だって飲める。飲めるが!!
なにこのふたりの酒に呑まれる感ッッ?! 笑笑
もうめちゃくちゃたのしかったwww(爆)
手術前だってのをすっかり忘れてしまいました!!
何話したかまったく覚えてないッッ
ほとんどおもしろかった記憶しかないッッ(爆)
すごく重要な話があった気がするんですけどね…汗
この人たちは気が置けなくて最高ですw
まぁ気をつかってないわけじゃあないけど☆

明日は執刀医による手術説明日。
わざわざ病院から電話きて念を押されました笑
たぶんわたしが忘れてるとおもったんでしょう。
毎日リハビリ行ってるわたしです!
そんなわけないだろ☆

実はこの食事会のために検査日前倒ししましたッ
よく飲んでよく食べるには!
入院するまえに食べたかった《もつ鍋》w
それに付き合わせるあたりは男子力でしょう。爆
これからも男子力を高めていきたいですね☆

その一人の待ち合わせ時間15分遅れ連絡がこれ。

 「マッハ←死語
  で走ってきます。」

いいねぇ〜 マッハいいね!!! 笑笑
俺もマッハで回復して戻ってくるぞおおおおおお



2014年08月05日(火) 術前検査 2014

◎今日は術前検査ツアーです◎
術前検査、やったことありますか?
もしやるときがあったら知識の足しにデモw

【レントゲン編】
レントゲン技師「タイちゃん待ちよ〜」
もはやレントゲン技師にさえ “タイちゃん” と呼ばれている。
どんだけだよ、どんだけ日常なんだよッッ


【検尿編】
脚が患部のため、座って用を足す作戦へ。
よしっ! 採尿完了☆
どこか置くところあるかな… ないッッ

 いや、、パンツ履きたいんだけど!!

仕方ない。。 もう小窓OPENッッ
床に置いてこぼしでもしたら大問題だからな!
はやくすま…

 小窓開けた刹那、看護師さんと目が遭った

無防備に座ってるこっちガン見されちまいましたッッ
ちょっ、これ、あんまりやーーーーーん
たいへんな気持ちに襲われました(爆)
ど、どこまで見られたんだろうか?!
いや、てかこの座ってる無防備感がヤバすぎる!!

 およ… お婿に行けんレベルだぞこれッッ

検尿おそるべし!! 小窓おそるべし!!
窓が小さいからって見えるもんは見える!!
外から見れば小窓でも、窓を覗けば無限の可能性が
拡がってるんだ!! なんてこった―
たかが検査と思って侮ってたのが敗因でしょう。。
病院はあまくない 危険がいっぱいです☆
小窓は ぜんぶ履ききってからあけよう!


【採血編】
採血台ってなんか “特殊” ですよね??
見たことありますか??
肘だけ乗せる “台” です。
看護師さんについ口走ってしまいました。

 「腕相撲したくなりますね!」

 看「タイスケさん、強いんですか??」

 「よわいです」

 看「…(会話終了)」

俺がバカでした
無言で針を刺される気持ちは言葉にできません
注射器2つくらい血が抜かれましたか…
魂でも抜かれてる気分でしたね
実は、それとは真逆のことも実感しました。
 出血=自分が生きてる
採血は自分の命の “勢い” が見れるチャンスです!
まだまだいけるな


【心電図編】
上半身脱がされて器具をビシバシ付けられて一言。
「リラックスしてくださーい」
いや、なんかいきなりは無理ッッ
この素早く身ぐるみ剥がされる感じ無理ッッ
そうだ。 〜プラーナーヤマだな〜
あそびでYogaやってきたわけじゃないんだ。
なめんなよ
ジジジ… 打ち出されるデータ見て一言。
「緊張してますね」
失敗したデータをその場で破る音がキツイ。
目の前でそんな破いたりするかなフツー。。
空気で感じたのは「チッ 使えねえ!」でしたw
看護師こわっ

 これ以上 この人の前で失敗はできん

緊張はさらに高まっていくのでした―
そのまま肺活量テストへ。
器具を口に挿入されて一言。
「呼吸してくださ〜い」
こんどこそYogaで重ねてきた呼吸の力を見せてやる!!
くらえ

全力でやってるのに全然データが上がってきません
看護師さんがイラついて言いました

 「口で呼吸してくださいッッ!!(怒)」

そこで初めて鼻呼吸してたことに気がつく始末(超実話)
なんのために口に器具差し込まれてんだかッッw
そりゃデータに出るわけないよね―
Yoga それだけ真剣に取り組んでいた結果でしょう爆
これまでの先生たちに感謝したいです☆
無意識って怖い!! 「あとたったの5呼吸」が怖い!!


【麻酔科へ】
先生はうっとりした視線でmyレントゲンを診ていた―

 医「あ〜折れてるね、、
   こことこことこことこことこことこれか!
   でも問題なし。 うつくしい」

 とても問題を感じました

今回は全身麻酔、略して全麻(ぜんま)。
背中から注射しての硬膜外麻酔。
尋ねてみました。「すごい太い注射なんでしょう?」

 医「いやいや そんな大きくないよ!
   ちょっと大きいくらいだよ」

“ちょっと” ってどのくらいだよッッ
わかんねーよ!!!(爆)

 医「肺活量はあるから気管内チューブはしないよ。
   もしものときは私が人工呼吸します」

瞬間言いそうになった。「いえ、結構です」
でもこれはあれだ!
全身麻酔中だから記憶には残っていまい。
だからあれだ!
記憶になければファーストキスと呼ばないのと同じw

 「記憶外でお願いします」


◎こうして術前検査ツアーはめでたく終了◎
病院にはいろんな危険が隠れているんですね。
次回は執刀医の術前最終診察&確認事項詳細説明。

〜何事もないのを祈りたい〜



2014年08月01日(金) 「るろうに剣心 京都大火編」

父に家系のことを尋ねてみるとどうだい!?

 ◎なんと家柄は武家だった◎

士農工商のトップに君臨していたんですよ!!(殴)
「俺たちの血族には気品がある」そう父は言った。

血ってすごいね

その気品を自分も受け継いでいるというのか―
う〜ん、自分ではわからんなw
なにしろ集中を奪われればただの怠惰です(爆)

父にしても版画してるときには絶対話しかけられない
集中を潰したら殺されるような覇気があるのだ

それからすると母はどうだい!?
どう見てもアンパンマンの家系だ―
おそろしいほどの丸顔だよ!!(爆)
そんな母が言うわたしの生まれはいつもこれだった。
「あんたは道に落ちてたのよ」

落ちてたってすごいよね

だとしたら何も受け継いでないじゃん―
わけわからんなw
何の照れ隠しなのかまったくわからない(爆)
生まれたのはイレギュラーだったんだろうか?!
さらば、タイスケ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

その日、my担当理学療法士は言った。
マ「タイスケさん、《るろうに剣心》みたい!
  って言われてましたよ?」

「えっ!? マジで?? 悪役じゃなくて?」
照れるぜ

マ「60歳くらいのおばちゃんですけどw」
さらば、タイスケ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ちくしょう!!
もう今日しかない! 見に行くなら今日だ!
どんなことも糧として前に踏み出すんだ!!
今日は花火大会当日だし、映画館は空いて―
なかったww
おろ!? 意外に客多いぞッ っていうか…

 “男女ペアが一組もいない” (超実話)

すっ、すごいな!! この空間すごッッ
そこらへんはみんな花火ってるんだなッッ爆
ほんとうに男友達or女友達の集合でした。。
俺は歩けないしッッ(松葉杖ロンリー
これは炎じょ… enjoy できそうです☆
Good Luck 炎上

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 『るろうに剣心 〜京都大火編〜』
  さらば、剣心。

そのラストに、もうドン引きしたw

 映画を “売り” に本気で来てんだね

これが映画の “商売” なんだと。
そういう意味ではまったく “正しい” とおもった。
とにかくよく出来てる(特に殺陣&撮影)
さすがに上映時間は長い。
しかしながら手抜きがまったくない!
各人も呼応するように最大限の努力がなされています

 この夏、最高の【人斬りエンターテイメント】

いやあもうこれ伝説の最期どうなるの??
って、あの謎の人が全部もっていくんじゃないの―
だとしたらマジでドン引きですよね。。w
特筆すべきは出演の田中泯。
舞踊家です。
踊ってるの一度も見たことないけどw
映画に向けて相当な筋トレしたんでしょう。
全く戦えそうなフィジカルにぶったまげました!
とにかく映画では “見栄え” なんです。
だって “全部ウソ” なんだもんね!
冷静になって考えたらこんな結論も出せますw
“よくあんな恥ずかしい演技やれるよね”
そんな中、宗次郎よかったねえ☆

 そういうわけでやはりやはりのキャスティング
 何が決まるか、って “売れる” か “売れない” か

製作費30億円は伊達じゃない。
この映画で食べている人がいるんですよ!!
これがエンターテイメント商売の本懐でしょう。
さて。 続編《伝説の最期》、行ける…のか!?
入院してたら伝説は終わってる気がするね〜w

 その帰り、試しに抜刀術の構えをやってみたら
 できませんでした… さらば、タイスケ。

今の自分は深くかがめない件。
武士の家系で抜刀できないって何!?
この脚じゃ刀狩られてるも同然だな。。
御先祖に申し訳な…
そうだ! 問題は、抜刀じゃあないw
“踊れる” か “踊れない” か、でもない!!

“踊る” です


 < 過去  INDEX  未来 >


Taisuke [HOMEPAGE]