本番を終え、朝まで会場とその2F【salon / licht】にいました。 その間、執行さんは言葉すくなく深夜に散歩にでかけま… あっ 帰ってきた! …って何??
両サイドにPOLICE MENいるんですけど―
パトカーが2台くらい来てるしッ! 何か事件でもあった?? 聞いてみて度肝抜かれました 【深夜に散歩してたのが災いして通報されていたらしい】 とんだ災難です。。 執行さんは笑いながらわたしに向かって言いましたw
「いやいやタイスケさん!俺なんも悪い事してないですよ??」
ええ、もちろんわかってますとも!! とはいえ警察官を引き連れて帰ってくるなんて思ってもいません 友人を失い、その葬儀を乗り越えて本番に向かった男ですよ? 事情聴取される結末って何??
傷心の英雄になんてことしてんだお前らッッ
この日、執行さんは一人になることは許されなかったのか。。 よほど怪しい男に見えたのかもしれません って… だけどッ いくらなんでも酷すぎるぞ世の中ッッ!!! この誕生祭まで頑張ってきた張本人+当事者なんですよ??
未来、笑い話になるとしても今というときにはふさわしくない
めちゃくちゃ複雑な気持ちになりました… 最後の最後でまさかのPOLICE襲来ッッ 執行さんが一番まいったでしょうね。。 きっと時間が執行さんの味方になってくれるはずです また執行さんとstageがしたい 今度はもう全力で楽しいstageにしたい そうおもっています
P’s 一品持ち寄りpartyにて。 とにかくおにぎりが美味しくて気を失うかとおもった。 そんなおにぎりの話で盛り上がったP’sモデル女子の言動より。 〜美人研究はすすむよ、どこまでも〜 美人っていうか可愛い系でしたが、酒癖が悪すぎる件。 ひよこを頭から食べるかおしりから食べるかで大論争に発展w
マジかよ―
みんな、ひよこは頭からですよね??(爆) 千鳥饅頭の件は特に面白かったので流布しましょう☆ これはP'sモデル女子の実体験だそうです。
「タイスケさん! わたしですね、千鳥饅頭が大ッ好きなんですけど〜 千鳥饅頭知らない人に尋ねられたんですよ〜 「千鳥饅頭って何味??」 わたし、ブチ切れて “千鳥饅頭味” って答えましたッッ!!」
うん、間違ってはないね 笑 もしかしたら俺もそう答えるかもしれん。
美人双子姉妹が揃って帰るときがまた凄い言動でしたw 二人が駐車場に進路を変えたのが癇に障ったらしく、 大声でこう叫んだのでした―
「えっ!? そっち???」
たぶんそっちに曲がっちゃいけなかったんでしょう。 思い込みって怖いいね!
「タイスケさん!!ま、曲がりましたよ??」
「いいんじゃない?」
「えええええ!? ダメでしょーーー」
意味不明。 モデルの女の子は終始そんな話しかしませんでしたw たぶん何も憶えてないでしょう わたしと話したことさえも記憶から抹消されるはずです☆ きっとそんなふうに忘れられたらいろんなことが楽になると思う そういえばモデル女子にダンスの感想もいっぱい聞けました! 「すごい、すごい!ほんとにすごかったです!」 って そのとき既に全力で泥酔してたよね― その感想が全然信じられないことに気付いてしまうのでしたw
なんだか夢も希望も粉砕された気がしますね
めちゃくちゃ複雑な気持ちになりました… おもしろかったけど(爆)
P’s 13th Anniversary “L” 1st stage “Like” 2nd stage “Line” 3rd stage “Life”
『Line』 Art Live 〜もうずっとだけ 好きなこと〜 Drawing / UMITSUKI × Dance / TAISUKE
salon project 『空を踊る』から2年。 いよいよUMITSUKI執行さんとのガチSession! あれからわたしたちはどれほど成長したんでしょうか? 時間はちょうど丸2年。
共通の気概は “今の大切さ”
『Line』は自分を偽らないことと誠実に向き合いました! 偽らないことは、つくらないこと。 その挑戦の過程で気付いたものがあります。 それは、自分自身を決して裏切らない執行さんの姿勢でした なによりも入り込み方、集中力が、半端じゃない―
さすがはinner-childを名乗る男です
わたしは自分の偽っている部分に気付かされました お金をいただく以上は “やらなければならないことがある” そのことに大きく縛られている自分を思い知らされた 練習中も執行さんの姿勢は顕著で、気分が乗らないと絶対やらないw 執行さんの気分を上げるのにどれだけ苦労したか(爆) あ、もちろん冗談ですよw しかし天才とはそういうものです。そういうものなんです!! わたしはどうしても執行さんに踊ってほしくて、 あらゆる作戦で楽しく行こうと― 執行さんの別の姿を、執行さんを知ってる人に見てもらいたい しかし… 誕生祭直前 P’s に衝撃が走りました
本番の前々日、執行さんの友人が亡くなってしまいます
その影響がわたしには計り知れない現実。 心を閉ざしてしまってもまったくおかしくありません。 その方のことを大切におもっていればいるほど。 前々日のリハーサル。 執行さんの壁が見える気がしました わたしたちにつながりが見えるのか 不安でした 食事が喉をまったく通らなくなりました ダンスで心の力を解放するというのは醜さを露呈すると同義です 踊りが制御できなくなるのは本当におそろしい 事の重大さはそれを大きく超えていました 人の死は、当人でなければ決してその度合いはわかりません 推し量れはしてもその痛みまでは共有できない
このstageは執行さんとわたしのつながりが、 わたしたちのみならず、見ている人たちに伝わらなければ失敗です これだけは絶対に避けなくちゃいけない “それぞれのことに向かうだけでは決して終わらせない” これが今回わたし自身に課した最もたいせつなものでした
もう浅はかな接触は許されません。 明るくしようにも、今の執行さんには 根源的なものでなければ絶対に通らないのがわかる 人の生き死にの前では、心は繊細にしかなり得ない ここに無理に押し入ることは決してできません 苦しかったです でも、もっと苦しいのは間違いなく執行さんのほうです ここに立ち向かうには決意が必要でした
本番は予想を超える満席で動けるスペースはなくなっていました まさかここまで動ける範囲がなくなるとは思ってなかった― 客席を縫いながら踊る計画は… 無惨に砕け散りました!! 満員御礼ありがとう☆ なんてこった 本番はなにが起こるかわからない!! しかしどんなときも気持ちだけは負けられません。
負けられないのはダンスを択んだ自分です
いつもならダンスの運動量を気にするわたしですが、 動くspaceが無いぶん、今回は8〜9割がハートの力です。 動かないダンスを踊る人にはわかるでしょうが、 そんなダンスを踊るにはカラダの力、意識の密度です。 この意識の密度だけがダンスを成立させることができる。 そして物語がある場合は心境の移り変わりこそが明暗を分けます。 この心境の移り変わりが難しいのです ダンスは心の力を根こそぎ奪います やりすぎくらいやらなくちゃ見てる人には伝わらない このあたりでいいだろう、なんていうのは所詮 “このあたり” です
わたしたちが畏れるのは不完全だということではなく 本当のわたしたちは驚くほどパワフルだということ
本番を終えたわたしはからっぽになりました カラダは、フィジカルは全然大丈夫。 でも心がない 本番から数日、自分に心の力がまったく残ってなかった カラダ、容れ物だけが動いてる感じ 呼吸しているだけで 感情がなんにもうごかない こんなのは初めてです ダンスがどう見えたかはわかりませんが 根こそぎハートをつかってしまったのだとおもいます もしかしたら『Choice』のときにもそうだったかもしれません。 でも『Choice』ではダンスを振付にして踊った自負があります。 それを考えたら、『Line』は明らかに心を壊した気がしました わたしにとって執行さんとのSessionは紛れもない挑戦でした。 その挑戦に本気で臨んだ結果。 そういうことなのかもしれません 本番のあのとき、自分がどんな気持ちだったか 思い出そうとするとどうしても涙がでてくるんです 変だと思われる方もいるかもしれませんね… たぶんそのとき 心は “突き抜けていた” んだとおもいます 自分へのダンスには不徳といたすところを感じ得ませんが、 問題は見ている人に何が伝わったか、です
「クレヨンとの競演、大義であった」
いや、競ってはないぞ 笑 油性クレヨンで足が取られて三度くらい滑った件。 それも倒れられない流れでの不覚。。 後悔はありませんが自分に怒りは沸きましたw
「TaisukeさんのダンスとUMITSUKIさんが描く絵 こどもの頃の感覚を鮮明に思い出した。 頭の中は空っぽだけど、心の入れ物には何かが どんどん満たされてゆく。 とても懐かしかった。 目に見えてない感覚の深いところで、 ふたりの友情がつながる。 ふたりがつながったアカシ、魂のこもった絵が見れた」
「とても狭い空間で繰り広げられたふたりのパフォーマンスは 私の心を釘付けにした UMITSUKIさんのダイナミックなクレヨンのLineと、 それと絡みTaisukeのまるで人生を表現するダンスは見事で ふたりとも勝手に動いているようで 繋がっているのが面白かった^^ 美しく鍛えられた身体の曲線、クレヨンの曲線、 自然界の賜物 つながる 命も 音楽も ダンスも 気持ちも」
よかった 繋がりが見えて… ほんとうによかった そのコメントにどれだけ救われたかわかりません わたしたちは知りもせず知らされもせず、つながっています ひとりでいるような気がしても。 同じ気持ちじゃなくても。 同じ場所にいて同じものを見てる Best of My Life は心がけ次第でいつでも始めることができるんです
葬儀は本番当日でした 葬儀を終えての本番。 執行さん つらかったこととおもいます もし逆の立場だったらどうだったか… わたしは踊れなかったかもしれません このstageが見てもらうものとしてどうだったかはわかりません ですが、わたしたちがこの瞬間を生きようとしたのはほんとうです
〜もうずっとだけ 好きなこと〜
わたしたちの『Line』で流された “ある詩” があります。 これは以前わたしも見た映画からのもの。 この詩は『Line』最大のテーマでした この壮大な詩をダンスに代えて、最後に紹介したいとおもいます ◎応援してくださったみんな ほんとうにありがとう◎
「生命は」
生命は 自分自身だけでは完結できないように つくられているらしい 花も めしべとおしべが揃っているだけでは 不充分で 虫や風が訪れて めしべとおしべを仲立ちする
生命は その中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分 他者の総和 しかし 互いに 欠如を満たすなどとは 知りもせず 知らされもせず ばらまかれている者同士 無関心でいられる間柄 ときに うとましく思うことさえも許されている間柄 そのように 世界がゆるやかに構成されているのは なぜ?
花が咲いている すぐ近くまで 虹の姿をした他者が 光をまとって飛んできている
私も あるとき 誰かのための虹だったろう
あなたも あるとき 私のための風だったかもしれない
| 2014年04月27日(日) |
meets LIVE Drawing |
ダンスのお知らせ ◎P's 13th Anniversary◎ 4/29(火祝) 『L』2nd stage “Line” Drawing / UMITSUKI Dance / TAISUKE 会場:P's (南区高宮1-7-24) 西鉄高宮駅徒歩3分! open 18:00 start 18:30 (4/27時点 座席券は完売しております) ここだけの話ですが、実は外からも見えますw お金払わなくてもstageを外からガッツリ伺えるんです!! こんな見方ができる機会はまずありません。 P's誕生祭ならではの趣向ですのでお時間あれば是非。
“もうずっとだけ 好きなこと”
Dance meets LIVE DRAWING 今回はいよいよ執行さんとのDuo Session。 salon project 『空を踊る』 以来です。 しかしあの時は執行さんDrawingじゃなかったので、 本領覚醒 執行さんとの遭遇となりましょう!! さぁそんなわけで、まったく全力です 全力でないものに誰が感動してくれるんでしょうか
〜自分が見たいもの、心が震えるstageを目指す〜
ゼロ距離がさらにゼロ距離に進化します!! 毎度ですが、わたし自身も挑戦です 本番は取り組んできたそれまでを手放すものになるでしょう なんたって相棒は執行さん(天才)ですからねw お互いの流れはありつつも、内実は“今”の拡張です そのときでなければ生まれない “今” へ
coming soon!
| 2014年04月22日(火) |
「(500)日のサマー」 |
煮詰まっていたわたしは気分転換を謀ります。 録画しておいた映画をstart。 わたしは知りませんでした。 本番に大きくつながる主題が見つかることを
『(500)日のサマー』 これはボーイ・ミーツ・ガールの物語
現在、東京で様々なアーティストのスタイリングを手掛ける 友人の おすすめ映画です。 監督はマーク・ウェブ。 『アメイジング・スパイダーマン1・2』の監督ですね。 見ようとする機会がこれまでなかった。 そんな映画がピンポイントでBS放送されたんですw もう見るしかない!! 見ようとしていたんだから!! って “サマー” って夏じゃなかった―
ヒロインの名前でしたw
いきなりのショックです☆ なんだか顔面にパンチくらった気分。。 思い込みって怖いよね…
ニュージャージー出身のトム・ハンセンは、 運命の女性に出会うまで幸せになれないと思っていた。 悲しいポップスを聴いてそう思い込み、 映画『卒業』を熱愛した。 ミシガン出身のサマーはまるで違う。 両親が別れて以来 愛したものは2つだけ。 1つは自分の黒髪。 そして髪を切り落としても何も感じないことだ。 二人の出会いは1月8日。 トムはサマーを見た瞬間 “この人だ” と思った。 これは男女が出会う物語だが― 前もって断っておくが 恋物語ではない
主人公・トムは建築家を目指したが採用されず、 グリーティングカード会社で働く社員。 面白いキャッチフレーズを考えては書き起こすライター。 そこに社長アシスタントとして現れた美女。 それがサマーだった。
恋人は? いないわ。 なぜ? 欲しくないの。 信じられない! 恋人になるのはイヤなの、誰かの所有物になるなんて最悪。 理解できないね。 そう? じゃ説明するわ。 “自分自身でいたいの” 恋愛関係は面倒だし傷つくのもイヤ。 私たちは若いし ここは美しい街。 人生は楽しまなくちゃ! 面倒なことは後回し! 言ってくれるね… 男勝りだ! 待て。 恋に落ちたらどうする?? 恋を信じるの? 恋は長続きしないわ。 結婚しても別れるカップルが大半よ? 愛は絵空事よ 君は間違ってる。 どこが間違ってるの?? 愛を感じれば分かる―
この二人。 最初の会話が実はすべてでしたね しかしトムはサマーの甘言に完全に引っかかってしまいます 小学生くらいの妹?レイチェル(全登場人物中最も悟ってる)が トムに言います。 「キュートな女は変なヤツが好きなのよ。 心の友にはなれないわ」 レイチェルの一言はこの映画中グサリと刺さり続けます 笑 小学生なのにとにかく恋愛を悟っているのだ!! Amazing☆
「トム、言っとくけど… 私 真剣につきあう気はまったくないの」
サマーは片手間で男とつきあうのを生業としていました。 運命を信じるトムはサマーの一挙手一投足に振り回されます。 サマーは愛を信じてなかった トムはサマーを引き寄せようと努力した 友だちを超えた関係の曖昧さにしびれを切らしたトムは、 愛を確認しようとして苦悩します。。 トムはレイチェルに助言を仰ぐのでした―
どうすれば? 彼女に聞けば? “愛してる” と言えば命取りになる… よく分かるわ。 私とショーンの関係と同じ。 ショーン? 元カレ。 それでどうすれば?? 彼女に聞くのよ。 期待はずれの答えでこの数ヶ月の幸せが消えるのが怖い? もし私なら― まず確かめるわ! 彼女がラースと寝る前に。 ラースって誰だ? ジムで会った男。 顔はブラピ、体はジーザス。 乗り切れるわ、弱気にならないで??
サマーはトムと別れたあと、あっけなく結婚に至ります。 傷心から自暴自棄に陥ったトムは定例会議でブチ切れ。 とんでもない台詞を吐いてしまうのでした… だけどこのときの台詞に心が震えました!! ここが大きくダンスに関与することになります 本番まで一週間。 土壇場の充填でした
一言、猫について(カード)。 ローダの案にケチつける気はないが、クソだ!! “飛びかかれ” “やればできる” …自殺行為だ。 ピクルスが転落死する。 ウソを並べてる。 人々がカードを買うのは、 自分の気持ちが言えないからか、口に出すのが怖いからだ。 僕らは その助っ人だ。 小細工するより正直になるべきだ 本音を言うべきだ これは何だ? “ベビー誕生おめでとう” …“おめでとう もう遊び回れないな” ハートの付いたカードはこうだ。 “ハッピー・バレンタイン 愛してるよ” ジーンとくるね、愛は偉大だ!! …みんなに聞きたい “愛” って何だ? 分かるヤツいるか? 僕ならカードを捨てる。 カードは… 映画もポップスもウソばかりだ!! 心の痛みも その責任は僕らにある これはいい仕事じゃない 本音の言葉をカードにすべきなんだ お仕着せの言葉を使うべきじゃない!! “愛” だって?? 意味がない!!
…すみません 辞めます。 この世はデタラメだ―
カードは悪くないと思ったけど、芯を突いていました ウソを踊っても意味がない いつもそう思っているけど あらためてそうおもった わからないなら “わからないダンス” を本気で踊るべきだ そこからきっと何かが分かるんだとおもったのです 分かったようなダンスを踊っても意味がない
レイチェルは言いました。 「トム… 彼女しかいないと思うでしょうけど、私は思わない。 今は思い出がいっぱいでも 振り返ってみて? もう一度 見直すの」 トムは失意から自分を取り戻します。 失恋から立ち直るために自分を見つめ直した。 すると自分の夢にいきついた。 ほんとうに自分自身が心動かされるもの。 トムはもう一度 夢を追いかけます。 建築の勉強に没頭するトム。 自分をたすけるのは自分自身でした そして、これは リアルでもきっとそうだとおもったのです
サマーは結婚しました。 愛を信じていなかったサマー そんなサマーがトムに言います。
「ある日 目覚めて感じたの あなたとは違う気持ち」
トムはそもそも一番最初に言っていました。 “愛を感じれば分かる” それは教えられるものじゃないんですよね。。 トムを本当にかわいそうだとおもいました そしてサマーはずるいとおもった
日常生活はごく平凡なものだ 1日が始まって終わる 思い出に残る出来事はほとんどない 毎日が淡々と過ぎてゆく 5月23日は水曜日だった
ロビーで話しかけられるトム。
就職の面接に来たの? ああ、君も? ええ。 ライバルだな。 そのようね。 君が採用されないことを心から祈るね。 そのまま返すわw ははは! 前に会ってる? 会ってない。 アンジェラス・プラザに? LAで一番好きな場所だ。 見かけたわ。 僕は見てない。 見てるはずよ??
トムは学んだ。 壮大な宇宙の意味では日常レベルで判断できない 偶然 それがすべてだ 偶然だけだ 彼は理解した 奇跡は起こらないのだ 運命の力など存在しないのだ 今こそ彼はそう確信した
◎トムは運命を引き寄せる努力をはじめます◎
Hey! 何? もしよければこの後どうかな? コーヒーでも。 残念だけど人と会う約束があるの。 そうか。。 …いいわ 行くわ! O.K. じゃあ君を待ってる。 僕の名前はトムだ。 よろしく オータムよ
| 2014年04月19日(土) |
先帝の無念を晴らす! |
【はじめに】 これまでの4月blogは3月分です(超実話) ちょっと3月は書きたいことに繋がりすぎました。 4月はほんとに『Line』にかかりっきりになってましたから。 今回のblogをして4/29本番まであと、、 寸前とか言ってもたぶんいかないんでしょうね。。 気を取り直してがんばります…
◎魔が差して、20年前に発売されたゲームの動画を視聴◎ 訳ありで “人” でなくなってしまった過去の英雄たち。 異形の七英雄と対峙する皇帝となり、世界を平和に導くゲーム。 世代を超えて皇帝を操り、戦いに終止符を打つ!!
『ロマンシング サ・ガ2』
これ、そーとーーー遊びましたw 今から考えてもそーとーーーな完成度です。 だって今、こんなゲームないもんな! しかしあのときは力押しだけでゲームしてたガキでした。 ◎最終ボスの想像を絶する強さに泣きをみた◎ 現実逃避から現実逃避したくなるとかおそらく人生初ですw 最終ボスがあんなに強かった思い出はこれが頂点です!! そういうわけで倒したときの感動もプライスレス!! あのときの気持ち、未だに忘れられない 笑
もうあれだけゲームにのめりこめることはないでしょう
動画はSFC『ロマンシング サ・ガ2』を中古shopで、 105円で買ってきたところから始まります! その理由は自分の過去のデータを消す勇気がなかったから(爆) 愛着とはそういうものですw 自分の歴史ですからね 動画中ではこのように語られています。
「消せません。無理。思い出ありすぎて駄目」
〜じゃあどうするか? 買ってくればいいじゃない!!〜 カセットを刺すと前の持ち主のセーブデータが立ち上がります。 そのデータ内容を見て一言。「一気に絶望しました」 こうしてこの長編動画が始まりますw 動画の目的は “各データの歴代皇帝を拝ませてもらう”(爆)
【ロマサガ2 - 先帝の無念を晴らす!】
そのタイトルは、皇帝が戦闘で命を落としたとき、 後を継ぐ新皇帝の台詞ですw 「先帝の無念を晴らす!」 クリアは無理だったようなデータをエンディングに導く。 これは、やろうと思ってもなかなかできることじゃありません! コメントにはこうあります。
昨今のRPGのように強くすれば勝てる相手じゃないですからね そこがロマサガの面白いところで、大好きな部分のひとつです
◎いやぁこれはもうロマサガ2愛でしょう◎ 足向けて寝れない、の一言です!! プレイ動画中、興味深い場面がありました。 七英雄のリーダー・ワグナスとの対峙です!
七英雄ワグナス 「ようこそ! ここまでは楽しんでいただけたかな?」
(選択肢) 十分楽しんだ ぜんぜん楽しくない もう帰る
「ぜんぜん楽しくない」
七英雄ワグナス 「それは失礼した。 だが、もう楽しませる時間がない。 君の短い人生もこれでタイムアップなのだ。 さらばだ、皇帝」
わたしたちの短い人生がタイムアップする前に、 “楽しむ努力” を閃いておきたいものですね☆
ついにラスボスを正攻法で撃破!! わたしは禁術クイックタイム使わないと勝てなかったw 今でもトラウマです…(超実話
そしてエピローグ。 本気で感極まってしまいました… これって… 実は物凄いことですよね?? だって、誰だか知らない人の動画ですよ?? しかしこの人のコメントは紳士的でたいへん好感がもてました。
(動画中にはこんなコメントが足されています) こうして、自分がしてきたことが歴史になって、 エンディングでしみじみ振り返ることができるゲームって、 そう多くないと思います。 発売当時から現在に至るまで、 自分の中で一番のゲームは、ロマサガ2です。 (ここでわたしはどうしても泣いてしまいます…) 今回は大変悪趣味なことをしてしまっていますが… せっかくのご縁で、手元に来てくれたのですから、 せめて終止符くらいは打たせていただきたいな、と。 特にこのカセットの前の持ち主様は、 結構な時間を費やしておられたようなので、 これで最後にたどり着いていないのは、残念すぎるなぁ、と。 そんな気持ちで、今回は遊ばせていただきました。 もっとも、皇帝はがっつり育ってましたし、 ひょっとしたらエンディングまで行ってたかもしれませんけどね 残念ながら、それを知る術はありません。 色々と新鮮というか、微笑ましいデータでした―
ゲームということだけでバカにする人もいるかもしれません。 ですが、ここまで感動できるのも、 まして涙を流してしまっただなんて、 ひとえにこのゲームがもつ魅力に他なりません!! わたしの過去の記憶にどれほどの思い出補正がかかっているか 今それを確かめることができようとは思ってもみませんでした わたしが遊んだ日々はホンモノでした 補正なんかなかったw そうじゃなきゃ泣くなんてありえません!!!
わたしが踊るダンスもそうありたいとおもうのです なにか忘れてしまったようなものを呼び起こせたら そんなダンスを踊りたい
感動するってほんとうにいろんな要素がありますよね 今回は遊んだ記憶がそうさせているのでしょうか でも、その記憶が “本当に遊んだ記憶” だからじゃないのか そうおもうのです テキトーに遊んでいたのなら笑い飛ばして終わりじゃないのかな? 本気さが、挑む時間が、後悔のない密度をうむ そしてそれが自分史をつくっていくのではないでしょうか
正直、わたしたちの “命” という尺度でいけば、 どこを切っても人生はすばらしいものです なぜならわたしたちが生きているからです 生きている、ただそれだけですばらしい そんなあたりまえのことを置いてけぼりにしていたりします。 毎日“足りない”とおもっていたりしませんか?? 人間ってほんっとうに、貪欲ですよねw わたしも同じです。 だからこそ、たまに思い出すことが大事じゃないかと考えるのです わたしは そんなものを踊っていきたいとおもっています
田所、鳴子、泉田、スプリント激突。 こないだのつづきの完結編ですw まぁ簡単に言うと俺とかk野さんとかの話ね。
『弱虫ペダル』 RIDE.26 空が見える
田)いくぞおっっ 気持ちで負けんなよおおおお 鳴)当然でしょおおおお うおおおおおおおおおおおおおおおお
泉)気持ち、そんなもの粉々にしてあげますよw 残り150!
そのとき、激しい横風が巻き起こり、 三角コーンが三人に襲いかかりました―(爆)
泉)ライン前で時速50km以上出てる。 今もし乗り上げたら確実に落車は免れない! (持ち前のパーフェクトボディでコーンを避けきる泉田) この状況をほとんどロスなく回避することが出来た! ライン前70m。今ここでのハードなブレーキングや、 それによるわずか数キロの速度ダウンは命取り!! スプリントはほんのわずか、 ゼロコンマ数秒の差が勝負を分ける。完璧だ!! 残念だったね、総北!!
鳴)おるあああああああああああああああ 田)邪魔だああああああああああああああ わいが一番速いいいいいいいいい!!! おれが一番速いいいいいいいいい!!!
泉)ちょく、しん... 目の前に落車の危険があったというのに あなた達は... それでも真っ直ぐ進むというのかッッ
A. 田所&鳴子は二人ともコーンを吹き飛ばして爆走。 第一次スプリント勝負は田所が1stリザルトを獲得した―
泉)磨き抜いた肉体がなぜ敗れたのか... 完璧だった走りが。。 あの、ひとつ聞いてもいいですか? なぜあのとき、風で倒れてきたコーンを あなた方は避けようとしなかったのですか??
田・鳴)そりゃあ… タイムロス
な、落車の危険があったのにですか!? たまたま跳ね上げたからよかったですが、 乗り上げていたら確実に転んで!!
田・鳴)そんときゃそんときだ!!
な...
鳴)まあたしかに?転んでケガしてたかもしれんなぁ。 田)だな。
だったらなぜ!?
田)泉田よ、俺はな 最速で走りたいだけだ。 用意ドンでスタート切って、ラインのとこまで 誰が一番で走るかっつうシンプルなルールの中でな。
それは僕も同じ
田)だが、残念なことに最速の方法はねえ。 確実に勝てる方法なんてのはどこにもねえのさ。 だから俺はどんな状況でも勝ちを探す。 泥を食っても、砂を噛んでも、 全身全霊を使って勝ちを拾いにいく。 そうしないと勝ちは転がり込んでこねえ。 俺はそれをたくさんの勝ち負けの中で学んできたつもりだ。 泉田よ、お前は鍛え上げたっつったな? たしかに速かった、圧倒的にな。 正直 俺は何度も勝てないと思ったくらいだ。 けどお前は言ってた「インターハイに絞ってきた」 当然、肩慣らしで出た関東の大会ではそこそこ。 だがそのせいでお前には勝ちと負けが足んねえんだ! 鋭い槍とやらを磨くのに時間をかけすぎたのさ。
そこまで言うのなら、反論させてもらいましょう! 僕の肉体は完璧に仕上がってました。 完璧な走りだって! 僕はあなた方を圧倒していた。 今回の負けはたまたまあなた方が コーンを避ける選択をしなかったから。 たまたまです!!
田)そうじゃねえな! コーンが転がって目の前に飛び出してきたとき、 おめえはどう思った? 「危ない、転ぶ」か?? 俺はな…この赤頭も同じだろうよw 「いけるかもしれねえ」だぜ?
“いけるかもしれねえ” 実のところ、これが “今” を超えていく唯一の鍵です! まぁ技術を見せるって領域では通用しないでしょうw
自分を限界の先にもっていこうとする台詞だからです
たぶん8割強は倒壊するんじゃないかな(爆) だけど、練習の上ではこれこそが信用に足るんです 危険を感じるからやめる、 これに慣れてしまうと突き抜けられなくなります たしかなものしかやれなくなる 練習の場でたしかなものをやってどうするんですか!? わたしは真っ平ごめんです
やれるときにこの台詞をもっていないと、 とても全力で生きてるだなんて言えやしない
だいたいこの台詞をリアルに使ってるのは俺とk野さんくらいです ずっこけ率 高すぎるよね!! まぁ周囲からしたら笑われるような話です。 ですが、その内実は他人に笑われるようなものじゃあないw だってその人たち、倒れるくらいやってないってことでしょ?? まだ力だせるんだよね?? はい、この話は終了です☆
“突き抜ける” ってきっと誰にでもできることじゃない カラダのことで言うと最低限の筋力なくちゃ出来ようがない 天才なんていないんですよ
出来るだけの人には輝きを感じないからです
ただでさえ突き抜けるなんて出来ないものです だから、突き抜ける練習をしています なんとかして本番でこの力が使えないか?? たしかなものを崇高に行うことが課せられるものもありますが、 たしかなものをやっても全然おもしろくない 自分がおもしろくない
みっともなくたっていいんです それが本物だったら!
これから先も、 わたしは倒れなくなりながら倒れつづけるでしょう 倒れられるカラダがある限り☆
ひさしぶりに遠出。 〜親友Pの近況報告より(抜粋)〜
「こないだ博多ラーメンで、黒ラーメンと 白ラーメンで有名な店に行ったんだけど、 その店の【刺身定食】がうまいんよ!!!」
いやいやいや… ちょっ ええええええええええええ ツボった 笑 悶絶 腹筋めちゃくちゃ鍛えられたぞッッ 過剰な親切ありがとう☆ ラーメン店で刺身定食をオーダーしやがるその方向性w まったくもってすばらしい!! こんな人物がわたしの親友です(爆)
腹は割れるばかりですね 笑
ってかラーメン店で【刺身定食】って何だ―!? 考えれば考えるほど謎が深まるぜw
カラダはいつも自然に鍛えていきたいものです☆
『ちやはふる』とならぶ、鮮烈な台詞群ッッ この2大タイトルはたいへんやる気にさせてくれます!! したがってblog化も顕著な件☆
『弱虫ペダル』 RIDE.25 負け
青春ロードレース巨編。 敵チーム スプリンター泉田とインターハイ スプリント激闘中。 ◎主人公たち同チームの3年/田所と1年/鳴子の会話より◎
やい、赤頭! おめえ1年生レースで今泉に負けたとき以外で 負けたことあんのか? はあ?!なんすかこの局面で? 嫌なこと聞きますね? この局面だからだよ! 嫌です、答えません! 答えろ! 嫌です! フツー何回優勝したとか、 どうやってぶち抜いてきたか〜とか聞くんしょ!? いいから言ってみろ! 嫌です! いいから言え... …そりゃありますよ。 わいは人一倍小さかったから人の倍努力せんといかんかった へっ なんすか?人の負け話聞いてにやけて!感じわるいっすわ! おっさんはどやったんすか? 峰が山の1年生レース!! はははははは!... 最下位だ
【田所回想】−−−−−−− 部長)退部届!? 話っつうのはこれのことか? はい。 そう思い詰めた顔しねえでもうちょいやれば? いえ、寒咲主将。もう決めましたから コーチ)どうしてですか?自転車が嫌いになりましたか? そんなことないです。 でも、たのしいだけじゃやっていけない。 俺は勝ちたいんです! 峰が山のレースも最下位でした。。 中学でもやってたのに、初心者の清水にも負けました。 合宿は二日目途中でリタイア。 登れないんです、俺は骨が太くて身体がデカイから 登りがダメなんです... 登れなきゃレースで勝てない。 もう精一杯やりました 減量しても力が出ないばっかりで体重落ちないし 俺は十分やりました!だから!!
田所… 勝ちてえならやれ。 負けてえならやめろ。 勝ちてえのにやめる、そんな選択肢はねえ。
おめえの得意はスプリントだ、だったらそいつを極めろ。 天下を取れ。 ひとつ極めりゃ登りなんざ 後でどうにでもなる!!
もっとだもっと!踏め踏め踏めぇ! もう、無理っす... げ、限界
コラア!! 限界かどうかはおめえが決めろ。 決めるのは心だ、ハートだ! いいか?どんな相手にもハートでは絶対に負けるな!!
...はいっ!!! よおしっ 引けぇ引け引け引け引けぇーっ 前輪が浮くくらいにハンドル引けぇ! そんで前輪が浮かねえように全体重を前に乗っけろぉ! はいっ!!! いいぞいいぞいいぞ!はいはいはい!唸れ田所ぉ! コーチ)はっはっはっは!彼もふっきれたようですね? スプリンターはあんくらい単純で真っ直ぐなほうがいいんすよ それと根性。 あいつはありますからね? コーチ)彼はいいスプリンターになりそうですか? どうすかね? 練習次第でしょうけど、なるんじゃないですかね?? 俺が教えてますし、俺の意志をついで...なんてねw コーチ)はっはーははは! あいつは次のレースでも負けるでしょう、これから先も何回も。 でもその負けをくらってでも前に出る、 そうやって初勝利を手にしたとき、見える風景が変わるんです! だから汚れても 倒れても ゴールを狙う。 〜負けを知らないスプリンターは絶対に強くならない〜 −−−−−−−
泉田、負けねえぞ!負けねえさ、 汚れた槍っつったか? 上等だ… 汚れてるっつうことは、戦ってきたってことだろ!!!
わたしにも田所みたいなときがありました― 特にクラシックを大人になって挑んだとき 圧倒的に子供たちに負けている事実に涙をのみました 大人として理屈のないプライド 子どもの前で失敗したくない 恥ずかしい真似をしたくない 基礎がなさすぎて為す術がない自分に嫌気がさしました 陰口も相当言われていたことでしょう なさけなくてたまらなかった でも、誰もたすけてなんてくれません 結局生き残ったのは、それでも踊りたいという気持ちでした できないことは仕方がない やってきてないんだから だけど踊りたい気持ちだけは絶対に負けられない どんなに恥をさらしたとしても自分の気持ちだけは偽れない 簡単に文章にできても、実際は簡単なことじゃなかった ここにたどり着くまでめちゃくちゃ苦しいものでした
恥ずかしい気持ちに駆られたらなんにもできやしない
部長の言葉を借りるならこうなるでしょう。 「踊りたいならやれ 踊りたくないならやめろ」
負けることは決して恥ずかしいことじゃない
ただ、そんなわたしが先生に正されたことがあります。 “だからといって簡単に負けちゃダメでしょ” これが歳月を重ねた者のプライドだといえそうです
負けたことがわたしをわたしにしてくれました
自分がしたいこと、 あきらめるのは自分自身に限界を決めたときです 他者や環境じゃない 自分自身の夢に責任がとれるのは自分だけです
泉田) 並んでる? 残り250で並んでるだと?! ぼろぼろなのにまだ食らいつくつもりか? 長く磨かれた槍と短く汚れた槍。 どちらが先に届くか子どもだってわかる。 それでもまだ食いついてきますか! なるほど。 終わるまでは何がおこるかわからない、ってやつですか?
鳴子) 正直 わいは… 負けてきた。 初めてロードレースを見たんは、お使いの帰りやった。 すぐにわいも始めて、 けど、負けてばっかりでバカにされてきた。。 「おまえほんま身長伸びんなあ」 「また負けたんやて?」 「おまえ自転車向いてへんわ」 「ちっさすぎ」 せやから誓った! “絶対強くなったる” って “最速になったる” って!! 勝つために出来ることはすべてやったつもりやった。 けど結果は… まったく出んかった。。 中学になってもまるであかんかった。 走って走って 負けて負けて また走って負けて 初めて勝利を手にすんのに5年もかかった。 「おめえ1年生レースで今泉に負けたとき以外で…」 負けたことあんのかやて? それがつながるゆうんすか?? 「汚れてるっつうことは、戦ってきたってことだろ!!!」 つながるゆうんすか? 戦ってきたってことに!? わいは今まで “負けはナシ” ってことにしてきたんす。 せやけどほんまにあんたの言う通りなんやったら―
おっさん すんません わい、今まで めっっちゃ戦ってきましたわ!!!
つづく
| 2014年04月08日(火) |
情熱を受けて立てる人間に |
ここまでblog化してる作品はそうそうないな…
『ちはやふる2』(全25話) 最終話 ふじのたかねにゆきはふりつつ
「明日の個人戦、優勝して東京に行く」 あんたには内緒にしてたんやけど、 じいちゃんが新のために積み立ててくれた 学資保険があるんや… え?なんやほれ? っておまえさみしいやろ? 東京やったら下宿代もバカにならんし! うちはあんたと二人きりになるのがつらいんやけど… ええーーー!? だって… 誰が止められるよし? 好きなことで、自力であんなに輝いてる子を―
優勝おめでとう どうして? どうして、笑えるの? どうして落ち着いてかるたとれるの? 詩暢ちゃんみたいな強い人相手にどうして?? わたしはあんな顔してしかとれなかったのに… “ちはやぶる” あの言葉みたいなかるたがどうして?? がんばってる がんばってきた だけど、違うんじゃないの? なにが、どこが… わかんないけど、違う くるしい くるしい
(かるたが一番たのしかったのはいつやの?) 誰が来てもなんにも怖くない うれしくて たのしくて おわってほしくない 千早とかるたしたあのぼろいアパートの部屋… 俺、試合するときはいつもあの部屋に帰るんや
あのアパートのあの部屋… あの時間が新を強くしているの? よくわかんない、よくわかんない気持ち でも、わたしは一生かるたが好きで、新が好きなんだ
新と出会ってあたしの毎日はかるたでいっぱい 強くなりたくて強くなりたくて、 あの情熱を受けて立てる人間に―
わたしは、とても親孝行とはほど遠い存在かもしれません モノやお金ではなにも返せない でも、好きなことを選んだからには “輝いていなくちゃいけない” “輝いていなくちゃおかしい” そうおもっています
今年は個人でなく団体で踊っていく本番に多く携わっており、 みんなとのバランスを考えないわけにはいかない年です。 足りないところを洗い出し、力をつけなくてはなりません。 見ていただく人たちに何かが伝わるようにするには 全力でぶつかりあって “ダンス” を生み出さなければ
うれしくて たのしくて おわってほしくない そんな時間がわたしを支えています 考えれば考えるほど、その時間はひとりじゃなかった あのときと同じ気持ちになることは決してないでしょう それでも、それに負けないあたらしい気持ちを いつだってつむぐことがきっとできるはずです
自分を振り返って興味深いのは、 人に恋してダンスを始めたわけじゃないこと
わたしは、ダンスを千早のように始めたわけじゃありません。 誰か、ものすごい人に出会ったインパクトで始めていません。 とてもゆるやかにダンスを始めたのだとおもいます 始めたのもおそかったし基礎なんてなにもなかった “誰かに認められたくて踊っていたわけじゃない” 今思い返すととても不思議です でも、続けていくうちに強烈な輝きを放つ人たちに出くわします ここではじめて千早と同じ気持ちになりました 圧倒的な実力差 どうしてあんなダンスが踊れるのか なにが、どこが… これは本当にくるしいものです 本気でやっていればやっているほどにくるしい 自分と向き合わざるを得ないからです ダンスに打ち込む、度を超えたひたむきさがあったか まったくブレのない輝きを秘めた技術がどこにあるのか 気付いて、意識できなくちゃ目指すところにはいけない この繰り返しで成長してきたんだと 自分が目指しているものに邁進していれば必ず出会う人がいる 出会わないわけがない わたしにも千早でいう新と同様に物凄い人が身近に現れます その集中は本物の刃物のようでした 隣にいるだけで息もできないくらいの圧力を感じました そんな人とクラスを同じにして思い知ったのだとおもいます “ダンスにはここまでの気力で挑まなきゃいけない” 自分がやりたいダンスとはジャンルこそ違いますが、 踊りには違いありません。 わたしの根本的な意志を明快にしたのはそのスタンスです “くるしいのはあたりまえ” 眼前で目撃しなければ それに気付くまで とんでもない時間がかかったでしょう わたしはそのとき千早と同じ気持ちだったと思います。 “その情熱を受けて立てる人間になりたい”
この作品を集中して見ると涙があふれてきます 心の移り変わりが見事に演出されているからです この感覚は “日本人” がもつ特殊な力ではないでしょうか 情緒を感じとる力 静と動でいうところの “静” 動きのないところや空間に美しさを見出だすこころ 相手のことを察する思いやり ここにこそ日本人としてのダンスがあるのではないか そんなダンスに迫っていきたい
この角を 曲がってふっと会えるかな 奇跡か夢か そういうの待ち
わたしは、自分の気持ちを伝えようとして うまくいったことが驚くほどありません それでも、そんなうまくいかなかったことのすべてが 自分のダンスを育てていたのかもしれない 今はそんな気がしています
最先端を切り拓くその歩みを目の当たりにしました。
『ゆっくりでも、止まらなければ、けっこう進む』 宇宙工学者 國中均
はやぶさ イオンエンジン開発者・國中均さん! 現在は “はやぶさ2プロジェクトマネージャー” です。 いよいよ最高責任者へ☆
イオンエンジンの力の源は原子そのもの。 まずマイクロ波を当てて原子を激しく振動させ、 プラスイオンと電子とに分ける。 そして両者が電気的に引きつけ合う力を利用して噴射し、 推進力にする。 この力は地上では一円玉を動かす程度の弱さ。 だが、重力のない宇宙空間では徐々に加速。 時速1万km にまで達することができる。 燃料を燃やす必要がないため圧倒的に長い時間を 動き続けられるのが最大の特徴だ。
「これは全然まだダメダメなんだよ」って言われたんですよ。 でも今ダメダメってことは伸びしろがあるってことですよね? 新領域。 やっぱりね、 ダメダメなところこそ是非乗り出していってやりたいな、と。
イオンエンジンの開発は想像を絶するものだったと思います。 当時の回顧コメントが痛すぎて…
ある日、エレベーターに乗り合わせた先輩研究者に 忘れられない言葉を浴びせられた。 「君たちの研究、穀潰しだよね?」 この研究所の中で電気推進なんていうのは役に立たない、 それを30秒で切り返せないわけですよ。 そうすると扉が30秒後に開いて出ていっちゃって… こっちの負けですよね? そういうの何回も何回もやられて、悔しいなあと思うわけですよ そんな毎日を乗り越えてエンジンを完成させた國中さん。 本当に凄い そんな國中さんの手帳には更に物凄い秘密がありました。
◎仕事の支えになっているものは◎ 僕は実はずっと肌身離さず持っているものがあって。 大きな立派な会社から手紙が来て 「國中の考えている荒唐無稽な方式にはとてもつきあえない やめさせてくれ。 その装置に関わるのは真っ平ごめんですよ」 そういう主旨の手紙をもらって、それがほんとに悔しくてね。 だからそういうのを見返してやろうっていう… まあネガティブなアプローチかもしれないんですけどね? そういうことでやっぱりずっとやってきたんじゃないかなあ って思うんですね。 縮小コピーでずっと持ってんですw
悔しさが人を強くするのでしょう 悔しさを忘れないことがその行為に至っているのだと思います 國中さんの言葉は唸るものばかりでした
失敗を怖れていては “最先端” は生み出せない
「うまくいかない可能性が50%あるからやめましょう」 となったら進歩はないですよね? 「30%も成功する可能性があるんだからやろうよ」ですよね? いや、10%でもやるべきですよね?? カッティングエッジ(最先端)を作り出すことが 僕たちの使命だと思っているので 挑戦していかないと。 挑戦しない研究者なんて必要ないです。
しびれましたね… これはわたしたちにも十分応用が利きます。 人間の使命は何なのでしょうか きっとそれは 生きること だとしたら、生きようとしないと。 生きようとしない人間なんて人間じゃないです― 言い過ぎてるかなとは思いますが、 あながち間違っていないんじゃないでしょうかw 生きようとすることは立ち向かうことです 挑戦。 その言葉とは裏腹にどれだけ恐怖や困難を抱えてるんでしょうか? これはダンスも同じです。 ひとつのものを作り上げて、お客さんに通じなかったら… わたしのような者でさえ生半可な恐怖じゃありません。 対して國中さんは国家プロジェクトです!! 絶対にミスは許されない。 自分に対して言葉を借りるなら、 心が震えるような何かを踊ることが使命です わけがわからない何か、理屈じゃない何か そんな 自分にしか踊れないダンスに挑戦していかなくちゃ ダンスは、挑戦なしにはありえないものです ダンスは、振付や技術だけではない その人のすべてです ここにはいつだって葛藤と恐怖があります ほんとうにこれでいいのか? 今やれるすべてをやったのか??
「やってみせます」 小惑星まで往復するには1万時間の運転に耐えることが必要。 だがどうしても100時間で壊れてしまう。 改良の鍵は中和器に使う5つの磁石にあることはわかっていた。 その磁石に練り込む金属の種類や量、そして配置の仕方。 ひたすらその組み合わせを考えては実験を繰り返した。 だが2年が過ぎても改善しない。 この研究には出口がないのではないか― 次第に恐怖でねむれなくなった 怖くて怖くてしょうがない ないかもしれないんですよね、答えはね… この方法は間違ってるかもしれないんですよね。 今取り組んでる手法が。 そこはだから不安でたまらないですよね? ある日、ついに國中さんは恩師を訪ね、言った。 「もう開発をやめたいです」 涙を流して話す國中さんに恩師・栗木さんは言った。 「歩くのはかまわない、でも止まってはいけない」
未知の荒野を決して立ち止まることなく歩み続けてきた、 恩師の言葉。 どんなに怖くてもどんなにゆっくりでも常に足を前に 出すことだけはやめてはいけない。 それが、未知の分野に挑むものの最も大切な姿勢。
「次が最後だと思ってやったら けっこう良い成果が出たんですよ」
「ゆっくりでもね 信じるものがあればきっと進められる」
「あきらめずに少しずつ半歩でもいいから前に進んでいく。 どれだけ粘れるか、ですね」
わたしのダンスも、新しいカラダに対して挑戦してきた結果です そして自分自身の可能性を信じて前に進んできた成果です これから先どこまで粘っていけるか― 死ぬまで粘っていきたいですね!!
| 2014年04月06日(日) |
「銀の匙 SilverSpoon」 |
描かれてる札幌は雪の中を踊った思い出深い場所でした。
『銀の匙 SilverSpoon』 第2期 気持ちいいかも、こんな青春。
進学校の激しい学力競争に敗れた主人公・八軒勇吾。 “寮があるから” そんな理由で入学した大蝦夷農業高等学校。
八軒、変わったな
成長するってこういうことなのかな そんな作品でした☆ 第2season最終話。 そんな勇吾がもっとも怖れる父親と対面した―
勇「あ、あのさ 家って借金あったりする?」 母「なに急にぶっそうな話?」 勇「友だちんとこがさ、借金で家業を畳んで 高校もやめることになっちゃって」 父「貯蓄はある。金の心配はするな」 勇「もし、俺が大学行くって言ったら?」 父「どこに行くか決めたのか?大学の学費分も貯めてある。 お前は余計な事を考えてる暇があるのか? 勉学に集中しろ」 勇吾心中 〜おちつけ、おちつけ、わかろうとする努力だ〜
“わかろうとする努力” これはなかなか言える台詞じゃないッッ まずこの台詞に惹き付けられました! 学生時代、そんなものわたしにはなかったからです これが言えるのは相当な人間力を備えた証拠ではないでしょうか 苦手とする人間に接するにはこれが必要だからです 実のところ相手があることにはいつだって必要だといえますよね 突き詰めるとたいへん難しいものになってしまうけれど、 これこそわたしたちが “あたりまえ” にしていることですw
勇「父さんの言う事にも一理ある。 っていうか最近わかってきた。 友だちがさ、将来の夢が変更になって、 行く予定なかったのに大学に行くことになったんだ。 ばんえいの厩務員が第一希望なんだけど この世界は運営が厳しいらしくて 他の馬の仕事に就くにしてもJRAとかは大学出てないと 採用されないところもあるだろ? 夢だけはあっても、それってなんつうか片輪しかない 車みたいなものでさ、もう片輪ないと前進できないんだよ 夢と対になるその片輪が 適性か あるいは金か。 いろいろあるだろうけど とりあえずその友だちに 必要なのは学歴で…」 父「慎吾(兄)のノートを取りにきたのはその友だちのためか?」 勇「うん。 今のままじゃちょっと難しいレベルの大学に 行きたいって言ってて、その対策。 今そいつの勉強手伝ってて。 俺に教えられることがあれば、って…」 父「勉強で脱落した人間が、人に勉強を教えるというのか?」
勇「… 失敗した人間は、一度失敗した人間は、 何もしちゃいけないのか?? 一度のダメで全部がダメになるのか!? まるで経済動物と一緒じゃないか… 一度の病気、一度のケガ、生産性が下がれば処分場行き。 そんなの経済動物と一緒だ!! いや、経済動物だってちょっとやそっとじゃ 処分しない飼い主もいる!! 障害馬術の馬だって、ジャンプに失敗したって 二度目を飛ぶチャンスをもらえるんだよ!!! 俺は経済動物以下かッッ」
多摩子の台詞もなかなか痛かった。 とてもリアル女子高生に言える台詞じゃない 笑
多「失敗はしょうがないわよ。 ただ今回の場合 最初のチャレンジ、 進学失敗は八軒自身のことでしょ? 二度目のチャレンジをアキにさせるんだもの。 わかってると思うけど、 自分のへこんだプライドを埋めるためにアキに 余計なものをおっかぶせるんじゃないわよ?? 八軒のプライドと完全に切り離して アキの勉強見てやってよね」 勇吾心中 忘れてた… 俺が飛ぶんじゃなくて御影に飛んでもらうんじゃんか! 馬鹿野郎… 〜あんなにカラダ張って理解したはずだったのに!!〜
人間、わすれるんだよね… これは誰にでもあてはまることだと思います なにかに集中すると大事なものをすっぽかしてしまう いつも常に意識しつづけることは人間にはできない だから意識しようとすることだったり、忘れないようにすること 思い出すことがとても重要なんだと感じるのです
この作品はまるで自分のこと言われてるみたいでした リアルmy父もまったく八軒の父みたいな感じです(爆)
絶対に逆らえない存在
今でこそ自分の意見が言えるようになったけど、 それはごくごく最近になってからのことです きっと自分というものが確立されてきたからだとおもう
母「びっくりしたのよ…勇吾がお父さんに言い返したこと。 あなた、家じゃおとなしかったから」 勇「そうだよ。俺、チキンだし。 父さん理詰めで痛いとこ突いてくるし。 アニキみたいに勉強でちゃんと結果出して 逃げられるほど頭良くないし… 言い返せたのは、 俺だけじゃなくて友だちもけなされた気がしたからだ! 俺が変われたのはみんなのおかげなんだ。 そいつらの真剣にやってどうにもならなかったことも ダメのひとくくりにしないでくれよ!!」
この場面にはほんと泣きそうになりました どんなに自分一人の力でやってきた、と自負する人でも 世界に自分一人しかいなかったら努力しないとおもいます 誰かがいるから力が湧いてくる わたし自身、新しいカラダでここまでこれたのも みんなのおかげだと本心からそう言えます 自分一人だったら どうにもならなかったことを どうにかしようとしなかったかもしれません
こんなに等身大で日常の軋轢を描く作品はなかなかない、 そうおもいます。 そして、こうも思いました。 そのときの悩みと真摯に向き合っていくことは、 決して青春時代だけのものじゃない! もしかしたら真摯に向き合っていけば 向き合いつづければ いつまでも青春時代とも呼べる気がするのです
| 2014年04月05日(土) |
手加減の必要のない一日 |
たとえるなら 高速回転する独楽。 止まっているように見えながら、 どこにも偏りなく力が集中している… 何が触れても弾き返される 安定した世界。 神にかかる枕詞 〜ちはやぶる〜
『ちはやふる2』より “安定した世界” は “堂々とした自分” に繋がっています。 きっと誰もがそんな自分になりたいのではないでしょうか? どんなことにも怯えず、自信をもって生きていきたい。 でも、安定した世界は決して固まった世界じゃありません。 ダンスも同じで、ひろがっていくものです ポーズひとつとっても、伸びつづけることです とどまっていることをしているわけじゃない 伸びつづけることがダンスに繋がっているのではないでしょうか これは、そのまま “生きていること” に直結します 生きている輝き、ダンスとはそういうものだと思っています
新やって最初からこんなかるたがとれてたわけやない
「イメージ、イメージ! 最高のかるたのイメージ!」
「また村尾君に負けたんか? この前の京都大会も つまらんミスで負けて。 じいちゃん見てへんからって気ぃ抜いとんのか??」
「抜いてへん!! 頭ん中にじいちゃんがおって、 イメージしてやってんのに できんのや!! ちゃんと動けんのやって!!!」
「ほんな怖い顔してかるたとってるんか?? イメージって言ってもいろいろや。 自分のカラダが一番軽く動いたのはどんなときや? かるたが一番たのしかったのはいつやの? とりあえず、具体的には毎日素振り300回やなw」
上り調子のときに綿谷先生が亡くなって、一年半のブランク。 どうして新が戻ってきたのかはようわからん。わかるのは、 綿谷先生が亡くなってから新の背が20cm伸びたこと。 この一年間、1日も欠かさず500回素振りをしてたこと。 カラダが出来てきた、イメージに追いついてきた―
好きなもの、打ち込めば打ち込むほど苦痛に出会います。 この会話で大事なことに気付かされました。
ダンスが一番たのしかったのはいつだったのか
カラダが一番つかれをしらないのはどんなときか
わたしたちは年をとればとるほど記憶が大切になる気がします 記憶がわたしをささえてくれることになるだろうからです 今はまだ記憶を大事にするよりも未来への希望ですが、 それでも年月を重ねて、若干なりともそう感じるのです きっとこれから先はどんどん大切になっていくでしょう 大人になり選択をしてきたわたしたちが自分を見失ったとき、 大事になるのは記憶です 問題は、記憶を記憶としてとどめないこと
憶えているのなら “できる” はずじゃないですか??
わたしたちが生きていくには責務がつきまといます 現代社会ではお金を稼がなければ生きていけないからです ダンスにだって責務があります 見てくれるひとの何かに迫ること しかし、自分を客席から確認することは決してできません 見たいのは二次元のものなんかじゃない “空間” です つくるときは作品全体のイメージから入ります ところが、どんなにイメージができていても 実際にダンスにしようとするとイメージに追いつけない 練習の果てにいきつくのはいつだって “本当のダンスって何?” “やらなければいけない” これこそがダンスの最大の敵です “やらなければいけない” で踊って誰が感動してくれますか 最後にたどりつくのは自分自身にアクセスすること 自分の気持ちに素直になれなくちゃ伝わるはずがない ここで、ほんとうにたのしかった記憶が問われることになります
そのときどんな “感覚” だったのか
これがわたし自身が踊るダンスの絶対の道標です そして、目指すのはその感覚を超えていくこと 本番がわかりやすいのでそれを追ってきましたが、 実のところ毎日これをしているのかもしれません 今日はそんな最後にふさわしい台詞で締めたいとおもいます
楽な試合ばかりやなかった 手加減の必要のない一日
わたしたちの毎日は決して戻ってきません わたしたちの毎日に手加減は必要ないのです☆
| 2014年04月04日(金) |
きっと明日はトゥモローじゃんよ |
「一つ言っとくがな、オレはガキってやつが大嫌いだ。 勝手なことばっか言って、 そのくせ子供だから許されるとか思って甘えてやがる。 そういうガキってやつがな!!」
「ご心配なく。 私も大人とか大ッ嫌いだから。 ただ年食ってるだけで偉そうにして、 なんでも世の中のせいにして嘘ばっかりつく。 そういう大人ってやつがね!!」
『スペース☆ダンディ』より この台詞を人間はいつまでも行き来するんじゃないでしょうか? なぜなら都合のいいときにどちらも使えるからです 笑 相手によっては許されると思って甘えるときがあるし、 できないことを世の中のせいにして努力しない理由にする。 わたしたちはいつだって逃げ口上をつくりだせますw
「オレはなぁ、誰の指図も受けねえ。 やりたいと思ったことはやるし、 やりたくねえと思ったことはやらねえんだ。 それがダンディな生き方ってやつじゃんよ!!」
だからといって、これじゃ御都合主義なだけ。 とても稚拙すぎてダンディな生き方とは到底おもえませんw 自分のことが嫌になったとき、迷ったとき、 立ち止まってしまったときは、自分をひとまず置いて、 ◎誰かのためにやってみようとする◎ そうすれば、意外と一歩が軽くなるものです これは、簡単に言えても実はすごく困難な技術です。 頑張っていれば頑張っているほど自分に囚われていきます。 集中すれば集中するほど見方が固定化していく。 仕舞いには、周りに目が向かなくなるんです! これは著しく人間の幅を狭めます 〜たいていそれに気付かせてくれるのは自分じゃない〜 他者の存在です 誰かに会う、人と話す 言ってしまえばあたりまえのことw
閉じこもらないことが、自分の世界だけにしないことが、 可能性を常に見出だしてくれる気がします
正直、4月は『Line』にかかりきりです。 本番はあまくない したがって、3月中blog化できなかったものをお送りします(爆)
『キルラキル』 (全24話) 私の名は神衣鮮血 生きたセーラー服だ 神衣とは何か? セーラー服が何故生きているのか? それは見てのお楽しみだ!! キルカ キラレルカ
◎確実に近年稀に見る最高傑作でしょう◎ これほど “エンターテイメント” を極めたアニメ見たことない。
とにかく面白い
書き込み半端じゃない。 台詞、カット全て緻密すぎる 物語自体おそろしく根暗なのに笑いを絶対崩さないその姿勢。 一貫してそれを貫くとはとんでもない偉業です!!
面白くなかった回がただの一度もない
さて流子君。 この地球上で服を着る生物はどれだけいると思う? そりゃあ人間だけだろ そうだ。この地球に数ある種の中で我々ホモサピエンスだけが 服を着る。 それは何故か?? 人間が服を着るんじゃない、服を着た生物が人間になったんだ 生命繊維が類人猿の一種族であったホモサピエンスをここまで 進化させた。 そう、我々人類が服に選ばれたんだよ 服が人間を選んだ?! どういうことなんだ?? 生命繊維は宇宙から来た生命体なんだ。 太古の地球にやってきて人類の進化を促したのだ。 生命繊維は宇宙から訪れた生命体だ。 その星の生物に寄生し、その神経電流を食らって繁殖する。 だが、直接体内に寄生するとその負荷に絶えられず、 神経が焼き切れてしまう。 だから彼らは生物の体を覆うことにした。 皮膚から得られる神経電流は微量だが、これなら寄生した 生物を殺すことはない。 その時期に陸上で大脳が発達していたホモサピエンスを 彼らは宿主に選び進化を促した。 人類は進化した。 他の地球の生物とは比べものにならないほど脳を発達させた。 そして人口を増やし生態系の頂点に立った。 だがそれは生命繊維によって導かれたかりそめの頂点だ。 俺たち人間はヤツら生命繊維のエサだってことだ。
その展開、台詞と内実の組み立てに唸りました こんなものをつくりあげたstaffの意識の高みはどれほどか どこにも隙がない!! 推し量るには作品を見てもらうしかありません。
完璧ともいえる完成度
後から考えれば考えるほど驚嘆してしまうほどでst そして、この物語はいったいどこに繋がっているのか!? 中盤までその焦点はまったく読めませんでした― が、終盤。 ついに明らかにッッ
【vs 針目縫】 せっかくキミのために仕立てた純潔だったのにぃ〜 そんなダサい格好許せない!! やめておけ、私はもう絶対に鮮血を脱がない 今この鮮血には皐月とマコ、二人の血も流れている 純潔なんてバケモンよりよっぽどあったかくて 着心地がいいんだよ! 何?その友だちごっこ。 気持ち悪くて反吐が出る! なめんじゃねえよ! 友だちなんて言葉じゃ収まらねえ もっと “わけのわかんねえもの” なんだよ 私にとっての満艦飾マコと鮮血はな!! 強いんだか弱いんだかわからねえ、気が付いたら 人の心の中までズカズカ入り込んで来る女とか、 服のくせに泣いたり笑ったり本気で私を 心配してくれるヤツとか! そんな訳の解らない連中が 必死で私をたすけてくれるんだ!! 私はその訳の解らなさに応えなきゃいけねえ!!! てめえらはたった一つのことしか見てねえ、 この世を生命繊維っていう一枚の布にすることだけだ! でもな、そんなことはさせねえ。 世の中は、 訳の解らないヤツがウロウロしてるくらいがいいんだよ―
【皐月との邂逅】 純潔はどうしましょう? 一旦拘束しろ 消去しなくていいのか? まだ戦いは終わっていない 着るつもりかまた? てめえに着こなせるのか? あのバケモンを。 同じ失敗は二度は犯さない 鮮血と人着一体もできなかったオマエがか?! よせ流子! 皐月もオマエを止めるために命を賭けたんだ だからどうした? 今まで散々デカいツラしてきた説明にはならねえ。 私に何を求める? 一発殴らせろ。 流子! 私が本気で殴ってそれでも立っていられたら 一緒に戦う力があるって認めてやるよ。 流子君、それは無茶だ!人着一体した君の本気の攻撃を 受けたら生身の人間は死ぬぞ?? フツーの人間じゃねえ、鬼龍院皐月様だろ?? わかった、殴れ! 敵は鬼龍院羅暁だ ここで倒れるようならとてもこの戦い勝ち目はない お前の拳、受け止めてみせよう 口先だけじゃないことを見せてみな! いくぜ? オラァ! グアッッ 蟇郡!? てめ、邪魔すんな!! ウオオオオ グウッッ 猿投山!? なんなんだてめえら!? 俺を愚弄するのか纏!! なにぃ?? それがお前の本気の拳かと聞いている!! ああ、そうだ! 笑止! だったら俺たちはなぜ生きている? 本気なら生身の人間は死ぬんじゃなかったのか?? てめえらが割り込んできたからじゃねえか!! 言語道断! 割り込んできたから手を緩める、 その程度の女に皐月様を殴る資格はないッッ 逆ギレしてんじゃねえ!! 逆ギレじゃねえ、マジギレだあッッ そんな中途半端な拳、皐月様に触れさせてたまるかあッッ 私たちの顔は皐月様の顔、私たちの手足は皐月様の手足! この方のためなら砕かれても切り落とされても悔いはないッッ ただしこの手足、勝手に動くから結構しぶといよ? 俺たち本能寺学園四天王は皐月様の最強の矛にして最強の盾! 皐月様を殴りたければ我々を殴り倒せ! だがそう簡単にひざまずかんぞッッ なんなんだよオマエら。。 わけわかんねえよ… はっ!? わけわかんない連中に守られてるのはオマエも同じ、か― どうやらそのようだな。。 私は羅暁に勝つためには全ての人間を私の駒にして 動かさなければならない、そう思っていた。 お前のこともそうだ。 鮮血を着て現れたあの時から羅暁たちに対抗するための 大きな戦力として育てようと考えた。 父親の仇と私を狙わせてお前と鮮血の力を量った。 お前が神衣に飲み込まれることなく自分の意志をもって いられれば、羅暁へのクーデターの時に必ず役に立つ。 お前に真実を教えなくても上手く誘導して 羅暁への戦力にできる、と。 だがそれは大きな間違いだった。 結局私も羅暁と同じやり方を採っていたのだ。 それでは勝てないのも当然だ…
一番愚かだったのは、私だ
今 わかった 世界は一枚の布ではない なんだかよくわからないものにあふれているから この世界はうつくしい その世界を守るため一緒に戦ってくれ、流子!!
考えをあらためるってなかなかできることじゃありませんよね? なによりも “素直さ” がなきゃ絶対に無理です でも、それがあればきっと成長し続けることができるでしょう 力で押さえつけることをしてきた皐月が流子に謝罪する場面は、 たいへん崇高なものでした 力をもっている者ほど受け容れることをしないからです
この物語は “わけのわからないもの” に焦点がありました これにはたいへん唸りました わたし自身、わけのわからないものを踊っている身の上だからです わけのわからないものをどうやったら伝えられるんでしょうか いつだってここにこそ骨を折っています わたしは“わけのわからないダンス”に出会って人生が変わりました それは、その人そのものを感じるダンスだったんです そんなダンスを踊るには一朝一夕では決して踊りえない そのカラダに蓄積した歴史、あふれる人間力に他なりません 技術ではないもの、圧倒的なハートによる引力 それを実感したんだと思います
わけのわからないものを考えてもらうことは 本番を終えてからが勝負です “いったいあのダンスは何だったのか” 簡単に解ってもらえるものなら、踊らなくてもいいよね 言葉にすればいいんです そんなものを伝えたいんじゃない それなら言葉にできないダンスを踊っていないと、 棘のように刺さるようでないとダメです 刺すためには突きつけなければなりません 実のところ、これがギリギリの戦いです 突きつけるためにはハートを振り切らないといけません 本当を踊らないと届くはずがない これにはおそろしいエネルギーが必要です ここで問題になるのは、そのバランス やりすぎれば暴力になりかねない 観客はもちろん、自分自身に対してもおこりうるものです 本当にダンスはむずかしい ですが、だからこそダンスが踊りたいんです
わたしたち人間はひとりひとりがちがうからこそおもしろい そのぶん面倒なことや苦痛があるのが事実です ですが、 ちがう人間が力を合わせるから凄い何かが生まれるのでしょう
そんな “わけのわからないもの” に いつまでも向かっていきたいですね
| 2014年04月02日(水) |
消費税8%〜増税二日目〜 |
行きつけのメガネ店に寄りました。 気がついたときにメガネをキレイにしてもらってます。 ところが、なんだか今日はいつもと違った―
みんなの視線が一気に集中
えっ? 何これ? めちゃくちゃ歓迎されてる!? メガネ買ったときに応対してくれたお兄さんが言いました。
「増税の影響か、朝から誰も人が来られなくてですね〜」
そんなわけで、どんなわけで? 大変ありがたがられてしまいましたッッ まるで珍獣みたいです☆ 歓迎っていうか勘違いでした(爆) 増税、いろんなところに余波がくるものですね。。 そういえばクリーニングキットが切れてたな… これください。
「売り上げ貢献までありがとうございます!!!」
さらなる感謝の威勢にめちゃくちゃ複雑な気分になりました― せ…台詞がまたイタい 感謝の言葉だけにイタすぎる だってクリーニングキット 300円だもん。。
たいして役に立てなくて ほんとうに申し訳ない
人は失ってはじめて気付くものです あたりまえのことに感謝すべきことを
退院された整体の先生の施術を先週受けました! 先生は膝の手術でしたからリハビリに時間がかかったのです。 それが去年の秋のことですからわたしは相当ガタついてました…
絶叫マシン気分ふたたび☆
いやぁ久しぶり。「ぎにゃああぁぁあああぁあ」 先生の台詞は決まって毎回「そんなに喜ばなくてもw」(爆) あぁ、これこれ。 それでこそ先生復活です 笑 先週は桜が満開で、山王公園も近いので施術後に寄りました!!
ものすごい満開
◎桜の正しい鑑賞の仕方は下から見上げること◎ 桜の花は下を向いて咲くからです!
長野な庭師のヲキシーくんが言ってました「女の膝枕が至高」
桜の季節は泣き腫らした日をどうしても思い出してしまいます 今日4/1は研さんの命日、帰天12年。 その事実がエイプリルフールだったらと毎年おもっています。 もうあれからそんな年月が経過してしまいました。 その年月から試算して自分のスタンスを確認する。 すすんでいるのか ひろがっているのか ぜんぜんたりてない 引力がたりてない
“どうやって” をもっと具体化するときなのでしょう
3.11 のときは踊りながら気付かないうちに泣いていました 不思議なものをかんじました 体験したわけじゃないからほんとうに不思議でした 何かが自然とわきあがる日だったのかもしれない
すごく “踊り” を踊っていたのかもしれません
さぁリアル 4/1 です。 今年わたしは初めて研さんの日に研さんに会いにいきました よくよく考えたらこれまでなんとなく避けていた気もします ですが、きっとタイミングが来たんだと。 そうおもっています
研さんを前にしてすることは自分自身の確認です いつだってこれしかありません
今年をしっかり踊っていくために
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