ぴんよろ日記
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2014年12月31日(水) ことし。

 今年がすぎてゆく。
 ちっとも日記を書かなかったことを反省しつつ、手帳を見返し、今年を振り返ってみると…いろいろあったわ〜。

 生活面では、なんといっても、ヒコの骨折。いつかはやると思っていたが、白鳥の首のようになった手首を見た時には、さすがにズドーンときた。ミサキンは日に日に「女子力アップ」していて、私の一生分をすでに越えてる気さえする。ダンナはあいかわらず飲んでいる。もぎくんとはるちゃんも元気でなにより。長年の友だち、まっつんが結婚!家庭内串揚げ処「串揚げみどちゃん」に開眼。

 仕事方面では、歳時記講座のテキスト作りを通して、野口文龍さんの「長崎歳時記」の訳と解説を、ひととおりコンプリートしたこと。「長崎アースダイバー」のこころみをはじめたこと。土台づくりにいそしんだ感じ。「聖地巡礼大阪京都編」に参加できたのもありがたいことだった。西日本新聞「ながさきのみつけかた」、さるくガイドブック「ハカサカバカスへの招待」、浜んまち季刊誌のコラム、「おはようラジオ」で「長崎をおひとつ」などなど。人生初プレゼンが採用されて「水めぐりマップ」も作った。野母崎の観音寺の、川原慶賀さんの天井絵を間近で見られた!

 訃報。「これさえ眺めていられれば大抵のことはがんばれる」と愛していた窓の景色を塞ぐように隣の家が建った。ダンナの実家のシーズー「まるきち」。長崎が誇るすばらしいカメラマンであり、天使のようにチャーミングだった林田さん。私の頭の骨格の何割かを作ってくださった赤瀬川原平さん。唐揚げの名店「江戸善」。

 来年は、どんな年になるだろう。いつだって、始まる前はわからない。でもきっと、どんな年もいい年だ。今年はわりとつらかったけど、それだって、いい年だった。ありがとうございました。


2014年12月02日(火) いつのまにやら

 急に寒い。猫たちが一気に距離を詰めてくる。そして動かない。しびれる足…。
 いままで家の中では見たことがなかった白くて小さな芋虫が2つうごめいていて、おののく。なんだなんだ!?どこから来たのか!?そっとティッシュに包んで庭へ放つ。良かったかどうかはわからないが、つぶすのもイヤだった。

 昨日おとといと、バス会社に落とし物の問い合わせ。ミサキンのバッグと、ヒコのカード入れ。バッグは行ったお店やら公園やらバス停から家までや方々探しまわったあげく、こたつの中にあった。うさちゃんの人形が縫い付けられているので「この雨で濡れてたらかわいそう…」なんて言ってたけど、いちばんぬくぬくしたところに!
 ヒコのカード入れは、レアなドラゴンボールカードがぎっしりだったので、かなり眉間にシワが寄ったが、めでたく届けられていた。「これで見つからなかったらドラゴンボールからは足を洗ったら?」とヒコに言うと「足を洗うって何?」と聞かれて、たしかに意味わかんないだろうな、と思ったし、ちょっと説明しかけたけど、猛烈にイヤ〜な顔をされたのでやめた。

 ヒコがまだ2〜3歳くらいのとき、公園でだったか、小学生男子が膨大なカードの束を持っていたのを見て「どうやったらあんな枚数を持つようになるんだろう。ヒコもそうなるんだろうか」なんて、のんきなことを考えていたが、なったもなった、たぶんそのとき見た男の子の何倍も持ってるだろう。そしてその時の自分への答えは「いつのまにやら」である。


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