ぴんよろ日記
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2014年07月24日(木) しっぽすら

 ぐわん!と夏。あいだは無いのか、あいだは。
 去年の10月にスタートした歳時記講座も、もうすぐ1年。くんちに始まり、くんちに終わる感じだ。はじめのころはテキストを作るのにも、なんだかんだで3日がかりだったが、いまや1日。ボーッとしてたら手が勝手に作ってくれる。こうなると頭が手持ち無沙汰になって、次のことを考えはじめてしまう。この、私が持つある種の「効率の良さ」が収入に結びつけばどんなにいいだろうが、なかなかそうはいかないのが悲しいところだ。

 そんなこんなで「長崎アースダイバー」の山を登りはじめたところだが…いや、ダイバーだから、海を潜りはじめたところか…長崎のことは、この手法でしかわからないことがいっぱいあると、早くも実感。たぶん、実証できないことのほうが多いけれど、実感はできるはず。あまりにも隠れたもの、カモフラージュしたものが多すぎて、これまでのやりかたでは、たどり着けないものばかり。生活しつつ、それとなく耳をそばだてておかなくては、しっぽすらつかめない。


2014年07月07日(月) 半日で憔悴

 おととい、朝から遊びに出たヒコと、お昼に月見茶屋で待ち合わせの約束をしていたが、1時間待っても来なかった。遊びに行くと言っていた家に電話しても誰も出ないし、心当たりの家に電話するけど、これまた誰も出ない。そのうち、一緒に遊ぶと言ってた子のお母さんから「そちらに行ってないでしょうか?」と電話。
 結論から言えば、なんのことはない、2番目に電話した家でずっと遊んでいて、電話の音も聞こえなかったし、私にも連絡をしたけどつながらなかった(着信履歴は残っていなかったので、若干あやしいが)とのこと。遊びほうけていただけだ。
 もちろん十中八九そんなことだろうとは思ったが、このあたりは山の上。しかも大雨のあと、足場の悪い道や増水した側溝などがいくらでもあるし、はたまた不審者情報もたびたび飛びかっていたりするので、いろんなことを考えた。そして、いつもは狭く見えている街が、見失った男の子を、ひとり、ふたり、捜すには、あまりにも、途方もなく広いことに愕然とした。とにかく公園やお店をいくつも回った。
 たった半日こんなことがあっただけで、かなりの憔悴だったが、これが「出兵」だったら、いったいどうやって日々を送ればいいのだろう。想像もつかない。


2014年07月03日(木) 非常時娘

 朝から、なかなかの大雨。ヒコが出る時にはそうでもなかったけど、ミサキンを送ろうかと準備していたら、猫もソワソワするくらいの雨音。「ミサキン、どうする?しばらく様子見とく?それともカッパ着て長靴はいて『わーい!』って突っ込んで行ってみる〜?」「行ってみる〜!!!」
 その昔、ちょっと仲良くなった男の子から「非常時になら一緒にいたい」と言われたことがあり、私としては最上の褒め言葉だと今もありがたく受け取っているが、ミサキンは立派にその娘だということであろう。
 今日の夜はカレー。


2014年07月02日(水) 小さいうちは

 どうやら生活のありかたと、日記…一日一日という単位がなんともズレてしまっているようだ。日々がバタバタとあっというまに過ぎているわけでもないのだが、気付いたら1週間経っていたり、3ヶ月経っていたり、ミサキンが赤ちゃんじゃなくなっていたり。

 もっと日常のことを書きとめておきたい。昔の日記を読むと、その日は「こんなに強烈なできごとだったから、将来的にも覚えてないわけがない」と思ったはずのことを、きれいさっぱり忘れていることに気付く。せめて子どもが小さいうちは、書きとめておこう。

 特にヒコは、どんどん小さくなくなってきている。こないだも「1日でどこまで歩いて行けるか挑戦してみたい」とか言い出したので、「来た来た来た〜」と感慨深かった。


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