長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2003年12月31日(水) 大晦日

 一年間御世話になりました。
 様々な方々に、感謝を。
 残り僅かですが、良い年の暮をお過ごし下さいませ。

 新年が皆様にとって素晴らしき一年でありますように。



2003年12月30日(火) 車内は思考には不適

 隙を見て書く。


 年の瀬に、私は考える。――私には、何が出来るだろう――と。

 年末で忙しいのは誰しも同じだと思う、そうして、私も亦其の忙しなさの中に呑み込まれて、買物へ行ったり家の掃除をしたりバタバタと過ごしている。そんな中でも、買物途中の移動手段である車内では何をするでもなくぼーっとしながら只坐って窓の外を眺めているだけ。日常の中の非日常。思考時間としては短過ぎるけれど、誰にも邪魔されない時間の一つであることも確か。

 日記というものを私が書き始めたのが小五の大晦日の夜だからかも知れないけれど、年末になると無意識に過去を振り返っている自分が居る。無意識か、意識的か、そんな判断のしようは無いけれど。最初は使わないノートに書き始めて、其れに書き切れなくなると次は奮発して鍵付きの日記帳なんぞ買って其れに日々の綴りを始めた。最初から、私は毎日毎日続けて書いていたわけではない。そういう意味では「日記」と言うより「週記」と読んだ方が的確なのかも知れないけれど。……縦令、週に一度しか書くことが無くてもずっと書き続けているのだから自分的には「スバラシキコト」。

 家族全員揃って、心理的には結構無理をしながら過ごす一週間。昨年までの日常であっても、今の日常ではない一週間。小さくも明らかな変化。


 明日で、怒涛の一年が終わる。
 そうして、怒涛の一年が再び始まる。



2003年12月28日(日) 長女から妹になる瞬間

 兄帰省。
 昨日の記述通り、コンピュータ命の兄ですので私の愛機も色々触られています。当分まともに更新出来ない、かも知れません。出来る、かも知れませんが。少なくとも長い文章は避ける、かも。

 という訳ですので、今日は此処までが限界。


 私信。
 完全読破おめでとう。是非、前作(?)も読んでみて。表現技法がお奨め。
 GOTH。笑。単行本のGOTHとZOO、両方欲しいです。



2003年12月27日(土) 兄妹

 明日、兄が帰省する、らしい。

 らしい、と言うのは他でもない。一ヶ月前は御正月に帰れるか如何か判らないと言っていたし。十二月に入ってからは二十七日に帰ってくる――つまり今日であるけれども――と言っていたし。一週間前には直属の上司から頼まれて仕事が入ったから(?)二十九日に帰ると言っていたし。三日前には二十八日に帰ることにしたと言っていたし。…………本当に帰ってくるんですか?

 御盆休みに仕事が入ったとかで帰省しなかったという前科持ちの人間だし、明日帰ってくるのか如何かも定かではない気がするのだけれど。

 我が兄ながら、何時何処で何をしていたのかさっぱり解らない人物。何処で如何遣って覚えてきたのかは知らないけれど、気付いた時にはプレステに訳の解らないスイッチが二つほど付いていたし。大学在学中に五台の自作パソコン――内訳:二台は自分専用、残り三台は大学の研究室に在る、らしい――を作っていたみたいだし。製作費用を何処から捻出していたのかは、知らない。
 妹の眼から見て、絶対、兄の恋人はコンピュータ。

 ――ベンツに載せるカーナビのシステム組むより先にネットに繋がらない実家のデスクトップパソコン直してよ!



2003年12月26日(金) 吹雪の中

 美容院。
 「超ロングヘアー」から「ロングヘアー+」ぐらいに収める。……別に「超」が付くほど長いという意識は無かったのだけれど、世間一般ではそういう認識になるらしい。で、10cmも切ったのだけれどあまり変化していないように見えるらしい。10cmよ、前髪を10cm切ったらとんでもない事になるでしょう、其のくらい切ったのに……誰も気付かないって少し哀しいかも。
 ……腰まであった髪が……。
 今日の本来の目的はトリートメントだったのだけれどね。

 冬休みに入って多少時間は作れるものの、創作している暇なんて在る筈も無く、例の如くレポートに手を付けつつ、少々読書をするくらい。買った侭読めずに溜まっていた本を消化する。大学図書館から借りてきた本は未だ読み切れていない。
 ……次回部誌の締切って一月……二十二日? ヤヴァイ。

 長期休暇中、家に誰も居ない平日はピアノに触れる。今日も。多分、年明けも。最近は、新しい曲に手を付けるのではなくて一度弾いた曲を弾き直す。暫く指を動かしていないので当然昔ほどには弾けず、人様に聞かせられるような演奏にはならないのだけれど。


 ――コミック版の『GOTH』を見て思ったのだけれど。カヴァーを剥がしてみる人なんて……そうそう居ないのかしら。



2003年12月25日(木) 師走の牡丹雪

 …………如何して此の年の暮れに牡丹雪が降るんですか、雨交じりの霙なんですか。師走も二十五日よ、せめて粉雪……。

 幾等悪態ついたって天候は変わってくれないわけで、道路は酷い有様の侭、明日の朝には凍り付いているのだろう。十年経とうが二十年経とうが北国の冬は侮れない。

 一応、今日で今年度の大学の講義は終了。短い冬休み。大量レポートを消化しつつ、試験勉強開始。浪人の友人に激励の御手紙を作ったりも、している。
 試験が終われば二ヶ月近い春休みが待っているわけだけれど、私は特別な計画を立てていない。

 英会話で同じクラスに籍を置く方達は、皆私より年上なわけだけれども、口を揃えたようにして言う。

 ――大学生のうちに旅行とか、行った方が良いよ。就職すると休み取れなくなるしね。バイトばかりだと後悔するよ。――等々。

 皆さんに同じ事を言われるから、此方としてはとても面白い……もとい、興味深いのだけれど。来年の夏は、小旅行する予定。演習で京都or奈良旅行が決まっているので其の序でに、色々巡りたい。京都だけなら一人で一週間以上滞在してもまだ見飽きないと思うのだけれどね。東京は、一人で観光するのは少々不安。

 大晦日まで後一週間程。年の暮れには何時も同じことを思うのだけれど……一年って長かったような、短かったような。
 取り敢えず明日――牡丹雪の侭積もられると重くて雪掻きが大変。



2003年12月24日(水) 基督教徒ではないけれど、聖夜

 完全に生存確認用のノートになりました。


 皆様御機嫌よう。今日から色々名前を変更です。然し、今までの名前を其の侭使用しても全く問題ありません。私自身即座に完全変更するつもりは有りませんし、使い分けるつもりも有りません。融合と言ってしまえば聞こえは良いかも知れませんが、要は面倒と言うか、馴染みあるものを切り捨てるのが惜しいと言うか、使い分ける自信が無いと言うか。

 という訳ですので、理由他様々な話題は追々。
 今後とも宜しく御願い致します。










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