しあわせのかけら。
小さな子どもの頃、拾ったビー玉やもみじの葉っぱ、キャンディーの包み紙やグリコのおまけ・・・いろんなものをとっておきたくて“秘密の箱”に入れてたっけ。そんな日記、かな?

2009年05月31日(日)  卵焼き。

「たまごやき」
「たまご焼き」
「玉子焼き」

どれも大差ないけど。

私にとって
「卵焼き」は、
なんか違うというか
怖いイメージがある。


という文字は、
生物とか理科で習う
生き物の卵のイメージが濃厚で、
そこからいろいろなもの
(理科室の匂いとか顕微鏡写真とか
 人体模型とかホルマリン漬けの標本とか)
を連想してしまうから。

確かに
生き物の卵を、
命をいただいているのだから
そのことを忘れてはいけないとは思う。
感謝していただこうと思っている。


最近ずっと
日曜日になると煮玉子を作っていた。
平日のお弁当用に5個ぐらい作る。
最初のころは美味しいなと思っていたのに
だんだん飽きてきた。
だけどなぜだか煮玉子作りがやめられなくて、
毎日毎日月曜日から金曜日まで
お弁当には煮玉子が入っていた。

どうしてだろう?

そうか。
毎日玉子焼きを焼くのが
面倒臭かったからだ。
煮玉子なら日持ちがするので
面倒なのはまとめて作る日曜日だけ。

さっき
久しぶりに玉子焼きを焼いた。
思っていたほど面倒くさくない。
明るい黄色につられて
気持ちもふわっと優しくなった。
よし。これからしばらくは玉子焼きでいこう。



2009年05月28日(木)  短いモノサシ。

そんなに大きなよく通る声で
そんなプライベートなことを
言っちゃっていいの?
まる聞こえですが・・・。
ま、どうでもいいけど。

でも、大声で話すときは
もう少し内容に気を遣わないと。


人には
それぞれの価値観や信仰や
事情や個性がある。
だから
お互いに理解できないことがあるのは
自然なことなんじゃないだろうか。


何もかもわかっているような顔で
誰かについて語ったり批判するなんて、
自分の無知と不勉強を
曝しているようでカッコ悪いと思わないんだろうか。
恥ずかしくないんだろうか。
思わないからできるんだろうけど。

たかが数十年
平和な国の平和な家庭で生きてきた人が
そんなエラソーに言っていいのか。

そりゃ、
あなたの今までの経験だけでは
その人の気持ちには共感できないだろうね。
その人の辛さは想像できないだろうね。
その人の態度は受容できないだろうね。

「怖〜い」「信じられな〜い」「あり得な〜い」

平和ボケ・幸せボケしたその言葉が、
人の心を傷つける凶器になること。
あなたの品格を下げる道具になること。
わかっていたら・・・
言えないよねえ、そんなこと。

あなたが持つ
たった1本の短いモノサシでは
測れないものが
地球上にはたくさんあるってこと、
もうその年齢(いくつか知らないけど)なら
わかっていたほうがいいと思う。

と、自分にも言い聞かせている。




2009年05月27日(水)  謝られちゃった。

電車を降りるとき、
あの人の左後ろから左前に出ようとした私の腕に
左に進もうとしたあの人の持っていた漫画雑誌が当たった。

反射的に「すみませんっ」と小声で謝る私。
同時にあの人も小さく頭を下げたけど、
もしかしたら声も出してたのかな?
iPodを聴いていたのでわからなかった。
惜しいことをしたな。

これだけのことでも
しみじみとしあわせな気持ちになった。
なんかヘンかもしれないけど、
「元気で長生きしてね」って思った。


写真ではわかりにくけど、
手の甲に血管が浮いていた。
カーディガンとコーディネートしたみたいに
よく似た色なのが可笑しかった。



2009年05月25日(月)  支離滅裂な休日。

毎日毎日同じことの繰り返し
というのは
自分で思っている以上に
疲れることなのかもしれない。
少しリフレッシュが必要かもしれない。

そう思ったので、
それにちょっとミッション(?)を与えられたので、
仕事を休んだ。

そこまでするつもりはなかったのに
ちょっとある人にそそのかされて(?)、
いや、何となく体を動かしたくて(?)、
あの人を新しい事務所まで尾行した。
(これは上記の「ミッション(?)」ではないです。)
正確には尾行じゃないか。
行き先(新しい事務所)は知ってるから。

ターミナル駅で改札を出たあの人は
寸暇を惜しんでボサノヴァ書店に立ち寄った。
始業時刻まであと23分だよ。
先に事務所まで歩いて行こうかと思ったけど、
それも何か変だしと思って
書店の入り口の新刊本コーナーで立ち読みして
待つこと4分ぐらい。
あの人がレジの前を素通りして
私のすぐ横を通り過ぎて行った。
やっぱり私は道端の雑草扱いだ。

30mぐらいあとからついて行く。
今度の事務所までは
やたらと信号が多い。
しかも、ひっかかると
1分以上待たねばならない。
というわけで、
かなり遅れをとりながらも
まっすぐな道の遥か向こうを行くあの人を
目で捉えつつ早足で歩く。

もう信号はないだろうと思っていたら
まだあった!
また私だけ引っかかってしまって、
今度は完全に見えなくなってしまった。
仕方がないので
そのままきょろきょろしながら歩く。

このあたりかなあ・・・?
と思ったら、
kさんがブログに書いてくれていた
目印が見つかった。
ここかー。

あの人は多分
始業時刻の5分前ぐらいに着いたんだろうな。
相変わらずギリギリだねえ。

すぐ近くにコンビニがあったので
入ってお茶を買った。
通り過ぎるときに
ビルの入り口にある表札みたいなのを確認したら
事務所は4階だということがわかった。
さて戻ろう。

ターミナル駅から
あの人の事務所までの道のりの
1/4ぐらいの場所に
私が若い頃好きだった雑貨屋さんがある。
懐かしい。
今でもたまにネットで買い物することもある。
ま、そんなお店、
あの人は興味ないだろうけどねー。

駅に戻って
今度は本来のミッション(?)を遂行するために
C線の電車に乗った。
降りてテキトーに歩いていたら
迷ってしまった。汗
結局、倍ぐらいの距離を歩いてやっと
目的地に到着。
想像以上の雰囲気に飲まれて気後れしつつも
なんとかミッション(?)を果たして、
あとはよく行く百貨店もどきまで
逃げるようにして電車で向かう。
どこで何してたかって?
それは秘密。笑

歩きすぎてお腹がすいたので
「どこでもいいや」と思って、
百貨店もどきの地下にある
マ●●ナルドに入った。
久しぶりだったので
メニューを前に頭が真っ白に・・・。
テキトーに注文したら
多過ぎた・・・。汗

そのあと百貨店もどきを見てまわる。
でも、妙に疲れてしまっていたので
早々に切り上げて帰ることにした。

でも
せっかくの機会だもんね
と思った私は
あの人の駅で途中下車した。
どのあたりに住んでるんだろう。
マチコ先輩の目撃証言をもとに
駅前の道を南に下って・・・・・・??
すぐに自分がどこを歩いているのか
わからなくなってしまった。
道があると思っていたところになくて、
遠回りして駅前に戻った。
何してるんでしょう?私。
おまけに
電車を待っていたら
10分遅れていると放送が。泣

嗚呼・・・
今日は何だか疲れた。
でも
一応リフレッシュできた・・・かも・・・!?



2009年05月23日(土)  嬉しいメール。

脳科学的に見て、
やる気というのは
やり始めないと出ないものらしい。

ほんとだ。
休日の私は特にそうだ。
鬱なんじゃないかと思うほどだ。
気をつけないと。

止まると動けなくなりそうなので
のろのろと買い物に出かけた。
朝9時から開いているスーパー。
でも、土曜の朝から
張り切って買い物する人は少ないのか、
店内は何だか活気がない。
私もふらふらと歩き回って
大した買い物もせずに帰宅。

まだ9時半過ぎだ。
でもここで止まると動けなくなりそう。
買って来た物を冷蔵庫にしまって
10時開店のスーパーに出かける準備を
またのろのろと始めた。

と。携帯にメールが。

マチコ先輩?
確か今日は
某世界遺産へ日帰り観光のはず。

 発見!発見!C線一緒。
 違うドアから乗ったけど。
(あの人を目撃したので
 わざわざメールしてくれた。)

ただこれだけのメール。

そっかぁ。
あの人今日も仕事なんだ。

速攻でお礼のメールを返す。

ただこれだけのことなのに、
私の体を
勢いよく酸素が巡り始めた。

さて。
今日はトマトとロールイカが安かったな。

坂道を大股で下りながら
少し元気が回復してきた。


オリーブの花。
もう終わりかけで
あまり美しくないけどー。



2009年05月20日(水)  麩。

最近になって知ったこと。

お味噌汁に麩を入れるベストタイミングは、
ほかの具に火が通ってお味噌を溶き入れたあと。
つまり、一番最後。
しかも乾燥した状態のまま入れる。

(って、そんなの当たり前だったりして。汗)

母に「ずっと前に
『ためして●ッテン』でやってたわよ」
と言われたのでやってみたら・・・
ちゃんとお麩の味がして
お味噌の味もしみ込んでいて美味しかった。

今までずっと
ほかの具と一緒に入れていたので、
煮立ってくるとよくふきこぼれて
レンジの掃除が面倒だったし
何となく水っぽい味がするし
どうもイメージが良くなかったけど。

お麩はエライ。
簡単で美味しい。しかも安い。
というわけで、
わが家では最近
お麩の消費量が増えている。


通勤途上、
不意にいい香りが。
何?桐の花・・・かな?
ほかにもいろんな草木の匂い。
思わず深呼吸してしまった。
緑の季節だな〜。



2009年05月16日(土)  それぞれの堆積物。

あっちこっちの
歯車が噛み合わないような
あれもこれも
見事にタイミングがずれまくったような
ここ数日。
と思っていたら
実は数か月だった。

信じて任せていた人に
軽く扱われていたことが
ショックだった。

投げたまま
返って来ないボール。

信じて待つべきなんだろうか?
催促したほうがいいんだろうか?

こういう何もかもがちぐはくで
思うように進まない時のことも
「赤信号」って言うのかな、お母さん。

「青に変わるまで
 ゆったり待ちましょ」

ときどき、
赤でも無理に渡ったほうがいいんじゃないか?
と思ってしまうことがある。

爽やかなはずの五月晴れの空が
底なしの淵のように見えた。


そんな週末に、
悲しい話を聞いた。

今は
こうやって人に話せるぐらい
大丈夫になったから。
彼女はそう言った。

でも悲しい気持ちは消えないよね。

透明な水の下には
重い堆積物が
ずっと沈んだままなんだろうね。

それでも
強く優しく生きている。
ううん。
だから
強く優しく生きている。

私は
気持ちが荒まないように気をつけよう。
彼女を見習って。
ちょっと難しいときもあるけど。

彼女にはできないことが
私にはできる。
彼女の分も
私がすればいい。
できることに感謝しよう。



2009年05月15日(金)  はずっ。

おととい・昨日に続いて、
今朝もぼーっとしていられなかった。

書くと長くややこしくなるので省くけど、
あの人は、
いつもの快速のいつもより2両前に
途中の駅で乗り換えてきた。
いつもと違う動きを察知していた私は
すでにその快速のその車両で“待ち伏せ”していた。

でも、乗るドアまでは予測できなくて
満員の車内では見えなかった。
ま、そのほうが良かったかも。
違う車両にまで出没したら
ちょっと気味悪がられそうだもんね。

あの人よりもあとから降りて
20mぐらいうしろからついて行った。

C線のホームで乗り換えの電車の列に並んだあの人が、
いつものクセで上って来た階段のほうを振り返るかも。
そう思った私は
(顔はうろ覚えでもかごは覚えてるだろうと思って)
かごバッグが目立つように右腕にかけて
あいた右手で左手の指をこすりながら
(会社に新型インフルエンザ対策として配備されている
 消毒液のせいで手が荒れて痛いっ。)
ちょうどあの人の視線の先に位置しそうなところを歩く。

案の定、あの人はこっちのほうを向いた。
その目には、多分
ちょっと淋しそうに視線を落として歩く私が
映っていた・・・はずっ。



2009年05月14日(木)  錯覚その2

今朝も快速。
立った場所が悪くて
あの人の姿はほとんど見えなかった。
なんか、本を読んでたみたいだけど。

降りる駅。
会社に行く前にドラッグストアに寄ろうと思って、
いつもの改札から出ないで
あの人が乗り換えるC線のホームに向かう
通路を歩いていた。

あの人は私よりもあとから降りたので
ちょっと後ろを歩いているはず・・・
どのあたりにいるんだろう?

階段を上ろうとしたら、
私のすぐ右側にあの人が来ていた。

お!ラッキー♪
並んで階段を上がる。
ふふ。
こんなの久しぶりだ。
嬉しい。

また錯覚しそうになった。
あの人がわざと隣に来てくれたのかもって。



そうだ。
昨日書いた
「何かに熱中していると、
 周りがまったく見えないみたい」
というの。

確かにそれもあるけど、
もしかすると、
人との距離についての感覚も
独特なのかもしれない。

さすがに電車の中で人に接近しすぎたら
男性の場合はあらぬ疑いをかけられるかもしれないから
そのへんは心得てると思うけど、
人から接近されることについては
あまり気にしていないというか。
うん。どうもそんな気がするな。



2009年05月13日(水)  すぐ隣。/ お土産。

あの人がいつもの乗車位置に並んでいた。
そのうしろに夫婦らしき一組の男女。
そのうしろに私。

よく見ると、
夫婦らしき男女の女性のほうは
私の職場の隣のグループに最近入った人だった。
幸い接点がないので
知り合いになることはないと思うけど、
顔は覚えられてしまってるかも・・・。

快速が来て、
あの人はドアの右へ。
男女は左へ。
私も右へ。

久しぶりに隣に立った。

今日は水曜日なので
あの人は漫画雑誌を読んでいる。

ふと振り向くと、
さっきの男女のご主人のほうは座って、
奥さんはその前に立って、
それぞれ文庫本を読んでいるのが見えた。

なんか不思議だ・・・。
夫婦であるその二人よりも
他人どうしであるあの人と私のほうが
お互いの距離が近い。

近くにいると、
気持ちまで近いような気がする。
ただの錯覚だけど。

そう言えば、ほんとに近い。
なんかちょっと近すぎない?

うん。
前にも同じようなことがあった。

そのときはもっと混んでいたので
不可抗力だったんだけど、
私はかなりあの人に接近していた。

でも、
あの人は我関せずって感じで
一生懸命本を読んでいた。

何かに熱中していると、
周りがまったく見えないみたいなのよね。

そんな習性(?)を利用するなんて
私もなんてヤツなんだ。
って、別に何もしてませんが。
ただすぐ隣に立ってただけ。

今にもあの人が
雑誌のどこかを指さして
「ほら、ここ おもしろい!」
って私に言いそうな気がして。
それがなんだか嬉しかった。

ずうっと前(7年ぐらい前)、
実際にあの人が
隣に座っていた奥さんに
そういうしぐさをしているのを
見たことがある。

元(?)奥さん、
今はどうしてるんだろうね。


ドリアンのソフトキャンディー。
(made in Thailand )
職場でもらった
シンガポールだったかフィリピンだったかの
お土産。
同僚の人たちには不評だったけど
私は完食。
でも、そこらじゅうにニオイが充満して
ちょっと迷惑だったかも。汗
生タマネギとニンニクと
ガソリン(?)とお砂糖の味でした。
本物のドリアンは
どんな味なんでしょ?



2009年05月11日(月)  伝える努力。

伝えるということは
難しい。

伝えたつもりでも
伝わっていなかったり。
伝えた覚えのないことが
伝わっていたり。

どうして?
お互いに日本語を使っているのに。


深呼吸して
頭をクリアにして
それから
相手の立場に寄り添って。
伝えたいことを
過不足なく伝えよう。

難しいけど、
努力は続けるべきだと思う。



最近、
あの人の顔をほとんど見ていない。
いるのに。
私はいつも快速で
視界のはしっこにいるあの人を
意識しているけど、
あの人は多分もう
私のことを忘れかけてる。

もしも覚えてもらってたらの話だけど。苦笑


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