ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

刻まれた言葉 - 2011年06月23日(木)

刻まれた言葉
吉井和哉が最近ずっと着けていて
『なんか調子いいんです。『魔法の言葉?』と
仰っていた指輪の文字は、
『小鳥が屋根の上でさえずっているのが
私を呼ぶあなただということを知っている』だったそうだ。
『おじぎ草リング』だったなんて言われちゃあ、
吉井ファンとしては気になっちゃう。
Un oiseau a chanté sur le toit
J'ai su que c'était toi qui m'appelais

小鳥が屋根の上で さえずいているのが
私を呼ぶあなただというのを
私は知っていた セルジュトラヴァル
お揃いの指輪というのには、心動かされたけれども、
Quand fond la neige
ou va le blanc 
雪が溶けるとき 白さは 何処へ行くのだろう 
( 肉体が消え去るとき純粋な魂は 何処へ行くのであろう )
シェークスピア
この指輪の文字に私は、より心惹かれた。
“ひらひら はらはら 雪みたいだな 君との願いが積もるようだな
 ・・・・・・人間の魂はいったいどこへ帰るんだ?”
『SNOW』だ!
私は眠らずにあなたを待ち続けたい♪




DENIAL「No Symmetry」 - 2011年06月18日(土)

DENIAL「No Symmetry」
6月の初めに吉井和哉が
オカヒロのギターはもちろん
歌がいい!
曲もいい!
音もいい!
アメリカン・グランジとレイドバックしたブルーズ・ギター

と「DENIAL」を大絶賛していたので即購入させていただいていた。
それでも音源を聴くのは、吉井LIVEが終わってからと
心に決めていたので、昨日ようやく封を開けた。
ジャケットも歌詞カードも薔薇の花でお洒落!
ところがいざ音が流れ始めて驚いた。
これが「DENIAL」だったのか!
私が初めて「DENIAL」という名前を訊いたのは、
もう7年以上も前の事だ。
当時最愛のバンドTHE YELLOW MONKEYが休止中
(解散が告げられるずっと前)で、わずかに残っていた
THE YELLOW MONKEYファンのサイトで交流させて貰って
淋しさを紛らわせていた。
その中にアクセサリー製作をされる方がいらっしゃって、
私の大好きなアメジストやラブラドライトのネックレス・
ペンダント・イヤリングなどとっても素敵なものを
作っていただいた。
その方が通っておられたのが「DENIAL」だった。
凄く気に為りつつも時は過ぎ、オカヒロさんがTYOに加入され、
このオカヒロさんが実は、ヴォーカル吉井和哉誕生のきっかけを
作った大恩人だという事が判り、驚いていた。
TYOのCDもDVDも手にした。
どこか懐かしいロックン・ロールで
ギターのオカヒロさんは、華のあるギタリストでいらっしゃるなあと
思っていた。
そういう印象だったからこの「No Symmetry」を聴いて驚いた。
オリジナルメンバーがギター・ヴォーカルのOKAHIRO、
ベース・ヴォーカルのTOSHITUGU。
サポートドラムにMASSHOI、ORAJI、そしてTYOのMADさんも
参加しておられる。
ハードあり、エモーショナルあり、ブルージ―あり、
そして「DENIAL」と言う名が示す通り、
ニルヴァーナのスピリットを感じた。
「Easy Action」格好イイ!
「2nd Man」痺れる。
「R.A.G.E」病みつきになるね。
「No Symmetry」
“バラバラ壊れそう バランスくずれそう”って
「DENIAL」へ惹きずり込む呪文なのじゃないですか?
思わず口ずさんでますよ♪
「No Symmetry」アルバムの歌詞たちは、
オカヒロのフォトやブログからは想像していなかった
ちょっとヘヴィーでダークな世界観だった。
ギターも勿論格好イイのだけれど、
ベースがばっちり効いていて凄く響いた。
LIVE凄いのだろうなあ。
体感したい!
是非DVD出して下さい!




bridge 2011年 07月号 - 2011年06月17日(金)

bridge 2011年 07月号
from YOSHII KAZUYAで『せっちゃんエロいなぁ』とか
『(せっちゃんは)『セックスしたい』っていつも言ってから
「せっちゃん」っていうんだよ〜』等と連呼していた通り、
斎藤和義は相当エロかった。
対する吉井和哉も相当なものだけれど、
とにかくフォトグラファー中野敬久さん&ヘアメイクの方の
お蔭か、吉井和哉が非常に若い。
吉井がドラムセットに肘付いてギター抱えた斎藤さんを
覗き込んでいる表情とか二人してギター抱えて
顔寄せてマイク向かうフォトとか、
もう本当に仲良い少年のようなたたずまいで、
本文の下ネタ連発ぶりを合わせると、何故か私は、
薔薇ではなくユリを連想して仕舞った(笑)
例によって、事前アンケートへの回答に基づいて
対談が進められていくのだが、斎藤さんは、流石、
「せっちゃん」と呼ばれるだけの事はあるお人だった。
でもいやらしくないのだわ。吉井さんが仰る清涼感がある♪
吉井さん『俺は、図書館で本読んでるような人がくるような
・・・ちょっと暗い―』。
暗くて悪かったわね〜(笑)
吉井和哉が『腹違いの兄弟みたいだなあと思って、写真見て』と
語るのが頷ける程、二人には、共通点が多い。
まず、インタヴュアー井上貴子さんが仰る
『ヴォーカルってかなり決意をしないと向き合えない、
恥ずかしいもの』という言葉に二人とも同じく答えるところ。
そして吉井が斎藤さんを評した
『普段誰にも言わない自分の事を告白するところ』。
これは、吉井和哉自身にも言えるところだ。
問5  フェチズムを感じる女性のしぐさは?
吉井 しぐさというよりは「ちょっといい匂い」がした時
斎藤 しぐさより全体的にやわらかいところ
問8  孤独と連帯、創作のためにより必要なのは?
吉井 孤独 創作するものによると思います
斎藤 孤独
問12 今の日本にいちばん必要なものは?
吉井 安全
斎藤 危機感

「LOVE&PEACE」を感じるものという答えの場面で
二人とも「出産」というキーワードもあった。
『命の誕生』
“途絶える事のない新しい命”
本当に大切なものは何か、こういう時だからこそ、
気付けるものがあるよねえ。
ところで吉井和哉の言ってる『ちょっと粉っぽい感じの
質感』『つきたての餅みたいな感じの、粉っぽさ』って???
『赤ちゃんの首まわり』は判る。
しかし『ちょっと生臭ぁい感じ』が好きとは、流石ふぇち(笑)
相手に歌って貰いたい曲が
吉井→斎藤 「TALI」
斎藤→吉井 「やぁ無情」を「やぁ色情」にして欲しい
聴いてみたい。
そして吉井和哉の歌う「歌うたいのバラッド」も是非!




6/14 吉井和哉 Flowers&Powerlight Tour 2011 名古屋センチュリーホール - 2011年06月15日(水)

2階席端のチケットを受け取った時には、
「ステージまで遠いのだろうなあ」と諦めていたのだけれど、
実際には、前列と右隣が空いていた為、視界良好で、
ステージ全体を見渡せるとても快適な場所だった。
一曲目「ACIDWOMEN」を歌う吉井和哉は、
袖元がキラキラ輝くジャケット、黒の細身パンツ。
「これぞロックスター!」と言うべき、眩さだった。
3曲目では、早くもジャケットを脱いで、
黒のVネックTに白いシャツを羽織っていたけれど。
「VS」格好良かったなあ!
「Chelsea Girl」切れが良い!
THE YELLOW MONKEY初期の曲が今この「THE APPPLES」の
曲達の中にあって、新鮮に蘇っているのが素晴らしい。
「ロンサムジョージ」は、LIVEでより好きになった曲だ。
“のっそり のっそり 夜更けに むせび泣いた”
痺れるなあ。
「イースター」
“今日は君のバースデー・・・生まれ変わった日”
歌詞の意味が未だに良く判らないのだけれど、
不思議な浮遊感?疾走感?
心地良い曲だ。
「OK」エロ格好イイ!
このあたりでのMCだと思うけれど、
「名古屋最終日だからサービスします。
3階は見えないだろうけれど今ドヤ顔してます」って
笑いを取っていた。
『花の曲を2曲やります』と言って、
まず「おじぎ草」。
これはもう本当に好きだ。
照明が最高に素敵だった。
この「おじぎ草」と対になる未発表曲
「ダビデ」?というものがあるらしいが、
早く聴かせて欲しい。
そして鶴谷さんのソロから始まる「球根」。
富山MAIROでは、バーニーさんのギターソロバージョン
だったから、センチュリーでのホールバージョンの
鶴谷さんソロで始まる「球根」を心底楽しみにしていた。
それなのに、会場全体が、鶴谷さんのピアノに
耳を澄ませるさなか、奇声を発する人がいた。
一度ならず何度もだ。
吉井和哉は、この「球根」のイントロ時、
全身全霊を掛けるがごとく集中し、この曲に入り込む。
あの研ぎ澄まされた神聖な場をかき乱すなんて
言語道断だ。
LIVE後お話させていただいた方々も同意見だった。
歓声も掛け声も、曲が終わった後の間に
大いに出せば良いのにと思う。
あの一点を除けば、
「THE APPLES」全曲を演奏してくれて、
MAIROで聴けなかった「GOODBYE LONELY」と
「プリーズプリーズプリーズ」が聴けて、
願いが叶ったというのに。
そうは言っても、「球根」を歌い始めてからの
威力は、凄まじいものだった。
THE YELLOW MONKEYが13年前産み出した「球根」が
長い年月を経て、今これほどまで大きな力を持った
「球根」に為っただなんてね。
ただただ泣いた。あの奇声さえなければ、最高な
「球根」だったのに。
どうか完璧な「球根」をDVDで発売して下さい。
お願いします!
涙を拭うそばから、続いて「MUSIC」だ。
この切り替えが「吉井和哉」だ!
スクリーンに映し出される「鐘」の映像、
「クランベリー」だ。
CDでも大好きな曲だけれど、LIVEで大きな威力を
魅せつける曲だ。
メトロノームの針が振り切れそうなほど、
興奮がMAXに為った。

「SWEET&SWEET」で手を縛るフリが出来て嬉しかった。
自然に身体が踊るよね。

アンコール吉井は、赤の柄シャツを着て登場。
赤が映えるねえ!
「HIGH&LOW」で、吉田佳史さんが
緑色の袋を手に花道へ出ていくので
「何だろう?」と思っていたら、まさかの
『鼻豆飛ばし』だった。
「春日井のグリーン豆」!(笑)
本当に芸達者でいらっしゃる!
舞台中央部に落ちた豆を吉井和哉が拾ってしばらく
眺めていて、そのままパクっと口に入れて仕舞って
会場全体どよめいた。
何も食べちゃわなくても(笑)
『(佳史さん、)豆の塩を前もって取っておいた』って
吉井が説明してた。
鶴谷崇さんのメンバー紹介の時、
吉井さん、自分でお尻ぺちぺちやって「あっアッ」と
喘いでらした♪
ホントM(笑)
最終曲は、「FLOWER」。

後でまた追記します。

セットリスト(これであってたらしいです)
SE THE APPPLES
1.ACIDWOMEN
2.VS
3.Chelsea Girl  
4.ロンサムジョージ
5.イースター
6.O.K.
7.おじぎ草
8.球根
9.MUSIC
10.クランベリー
11.シュレッダー
12.ONE DAY
13.GOODBYE LONELY
14.SWEET&SWEET
15.ビルマニア
16.LOVE&PIECE

アンコール
1.HIGH&LOW
2.CHAO CHAO
3.プリーズプリーズプリーズ
4.WEEKENDER
5.FLOWER

LIVE前、そしてLIVE後にご一緒して下さった方々に
大感謝です。沢山話せて本当に楽しかったです。
名古屋まで遠征して良かった〜〜!
私の「Flowers&Powerlight Tour」は、これで
終わってしまいましたが悔いはありません。
この先最終日まで吉井和哉&ナポリタンズの皆さんが
どこまで進化を遂げるのか、LIVEへ行かれる皆様、
どうぞ見届けて教えて下さいませ。
宜しくお願い致します!




トム・ダウド「いとしのレイラをミックスした男」 - 2011年06月08日(水)

先日吉井和哉が紹介してくれていたDVDを観た。
『超有名な音楽プロデューサー』だそうだが、
今まで全く知らなかった。
けれどこの方は、レコードエンジニアの先駆者といっていい
多大な功績を挙げて来られた方だった。
ジョン・コルトレーン、レイ・チャールズ、
ジョン・レスポール、アレサ・フランクリン、
オーティス・レディング、、、超一流のアーティスト達が
トム・ダウドに出逢い、信頼を寄せ、数多くのレコードを
世に送り出して行く。
「8トラック」「多重録音」を真っ先に取り入れたのが
このトム・ダウドだったのだという。
10代で音楽エンジニアの道に足を踏み入れたのだというが、
彼には意外な経歴があった。
『音楽以外の話では今の時代に無視できない
重要な問題が横たわっています』と吉井和哉が語っていたけれど、
それは、1942年〜1946年コロンビア大学在学中に軍に招聘され
「マンハッタン計画」に関わっていたという事だ。
ビキニ環礁での核実験では現地で観測も行っていたのだそうだ。
当時のあの映像は、ちょうど今の日本の状況を思うと、
非常に怖ろしいものだった。
トム・ダウドがコロンビア大学に復学してそのまま
原子物理学の道に進んでいたらば、レーナード・スキナ―ドも
オールマン・ブラザーズバンドもそしてあの「レイラ」も
世に出ていなかったのだろう。
ギターの神様のようなエリック・クラプトンが
トム・ダウドを父親のような存在だと話す。
終盤の「いとしのレイラ」誕生のいきさつが
やはり非常に興味深かった。
デュアン・オールマンとエリック・クラプトン、
二人の才能あるギタリスト同志が言葉でなく音で、
理解し合い惹かれあい、そして新しい大きな力が
生まれて歴史に残る曲が刻まれた。
30年振りだと言いながらトム・ダウドがミキサーを操って、
『これがデュアンのパート』『そしてこれが重なって・・・』
『初めてミキシングする気分だ』と
少年のような笑みを浮かべるシーンで、思わず涙してしまった。
最後に『ピアノが好き。誰かが弾くピアノの音が好き』という
ピアノ曲を弾いた彼がとても愛おしく思えた。
最後に浮かびあがって来た文字は、
『大事なのは心の中のメロディーを
人に伝えることなのだ』だった。







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INDEX
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溶けた砂
時の谷間