ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

雨の日の吉井和哉 - 2009年11月26日(木)

山崎洋一郎氏のブログで
『あなたの吉井観を問う質問です。
果たして吉井和哉にビニール傘は似合っているでしょうか、
似合っていないでしょうか?』と書かれていた。
私が思うに吉井和哉には、傘をさして歩いているイメージが
ないなあ。
傘といえば、シングル「JAM」のジャケットで
青い傘をさしている絵が浮かぶけれど、実際に雨が
振っているときには、傘なんて差さずに濡れそぼって
いそうな気がする。
“ 雨の中を傘もささず”肩をちょっとすぼめて歩くコート姿♪
そういうのが好みだ。
傘をさすというのなら、別に高級な傘でなくても
ビニール傘でも何でも吉井和哉の小道具になるかもしれない。
透明なビニール傘を流れ落ちる水滴が
吉井和哉を彩ってくれるかも。
私の「吉井観」は、ちょっと危ないと言われそうだ(笑)





the motion picture tour 2009 宇宙一周旅行 - 2009年11月11日(水)

the motion picture tour 2009 宇宙一周旅行
“生きている音”を堪能した。
吉井和哉史上最高のLIVE映像作品だと断言出来る。
DISC1 2009.7.12 代々木第一体育館
まずこの宇宙語?のナレーションに
惹き込まれてしまった。
最初は、「バッカ」PV冒頭に流されていた
宮沢賢治「銀河鉄道の夜 第三稿までに遣る文章」のような
既存の文芸作品の文章の引用なのかとも思ったけれど、
「ああ、そうじゃなくてこれは、
吉井和哉という一人のミュージシャン自身の
“LIVE=LIFE”を映し出しているのだ」と感じた。
THE YELLOW MONKEYの「追憶の銀幕 Life Time SCREEN」の
感触を思い出した。
白縁のサングラスでアンティークの振袖を纏い
黒のフライングVを掻き鳴らす「ノーパン」の
吉井和哉は、神々しい。
転調後のテンションが本当に凄まじい。
そしてやはり「ウォーキングマン」の
エロさに腰砕けになった。
「VOLT」発売時から好きな曲だったけれど、
これ程までの威力だとは想像もつかなかった。
吉井和哉、バーニー、ジュリアンの三台のギターの
迫力にビリビリと震えが来た。
「20GO」のモザイクがもう、いやらしくって堪らない♪
「SNOW」の求心力は、絶大だ。
「シュレッダー」がより力強く響いて来た。
「ONE DAY」は、アルバムでは地味目かと思っていたが
LIVEでは、何て大きく暖かに包み込んでくれるんだろう。
「恋の花オリジナルバージョン」が圧巻だ。
刺さる、刺さる。痛くて血が流れ出す心地なのに
この歌にこの音に私自身までが浄化されていくような
恍惚感を覚えた。
「TALI」吉井和哉ソロのデビュー曲が
こんなにも力強く進化していた。「トブヨウニ」も。
「PHOENIX」新潟フェイズで初めて体感した時よりも
不死鳥吉井和哉が巻き起こす翼の風圧は、
凄まじく力強くなっていた。
魂が震えるというのは、こういうものだと感じた。
宇宙に無事帰還した事を祝うような「またチャンダラ」の
会場全体を包み込むような達成感&幸福感を感じた。
そしてバンド・バージョンの「JAM」。
この曲を聴けて良かった。
吉田さんのカウントで始まるこの曲のイントロ、
大きな会場全体を掌握してギターを掻き鳴らし
歌い上げる吉井和哉の姿、
満ち足りた笑顔を目にして、本当に幸せな気持ちになった。
余計な心の澱は、溶けた。
ありがとう!
DISC2 2009.8.10 ZEPP SENDAI
宇宙旅行第二周目、より一層アグレッシブな
吉井和哉がそこにいた。
第1曲目「ビルマニア」から凄まじい。
「SIDE BY SIDE」
妖気を感じさせる程のエロティシズムだ。
「at the BLACK HOLE」の曲がここまで進化したのだなあと
しみじみ思った。
「ノーパン」迫力がある。
けれど一つだけ好みを言わせて貰えれば、
カメラの切り替えが激し過ぎると思う。
もっとじっくり映し出してくれた方が入り込めるのに。
仙台ならではの眼帯吉井和哉が楽しい。
LIVEを心から楽しんでいる吉井和哉の笑顔に
こちらまで心から幸せな気持ちになった。
最終曲の「スティルアライヴ」。
胸が一杯に為って、泣けて仕様がなかった。
「生きている」
吉井和哉が今、生きている。
ここに生きて、音楽を演奏し、
そして私は、今、その確かに生きた証を目にしている。
SO ALIVE!





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