ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

「GOAL!2」 - 2007年05月30日(水)

映画「GOAL!2」を見て来た。
スペインの銀河系軍団レアル・マドリードに移籍した
サンディエゴが一躍世間の注目と富を得て高級車を乗り回す
生活を手に入れるが、離れて暮らす恋人ロズとの間は、
次第にぎくしゃくし始め、自身の怪我や生き別れた母親や
腹違いの弟の出現により、厳しい局面を迎える。
けれどその挫折を乗り越えた時サンディエゴは、
一回り一人の選手として人間として成長していた・・・
若い恋人達の姿、親子・兄弟の情、そして第一線で戦う
プロ選手の厳しさというものがとても判り易く描かれていた。
私は、主人公のサンディエゴよりも、引退後の生活設計をし損なったり、
顔のしわを気にしてコンシーラーやパックをしたりしているガバンの
人間臭さに心惹かれた。
決勝戦でサンディエゴとガバンとが共にプレーする姿は良かったなあ。

エンディングで「WINNER」が流れ始めた時、
想像していたよりもずっと深く力強く、吉井和哉の歌が心に響いて来て、
“泣いたりした今日を忘れずに
 本当の敵は自分の中にいる”

“走れ止まらずに こらえるんだWINNER”では、
涙ぐんでしまった。

「WINNER」を初めて聴いた時、確かに良い歌だけれど、
この優しい「応援歌」は吉井和哉じゃなきゃ歌えない歌だろうか、
「応援歌」を歌う歌い手は他に沢山いるだろうけれど、
吉井和哉じゃなきゃ歌えない曲があるだろうに、等と感じた自分がいた。
けれど今日スクリーンに響き渡る「WINNER」を聴きながら、
サッカーを題材にした映画ではあるけれど、
男と女の愛、富と名声、誘惑、母と子の情、友情、
そして自分の人生を切り開く試練というテーマは、
普遍なのだろうと思った。
声の綺麗な人は他に沢山いるだろうし、音程のしっかりした歌の上手い人も
他にいる。ごめんなさい(汗)
けれど、この声でこの音でこの詞で他の誰よりも私の心に響いて来るのは、
吉井和哉だ。
そういう至極当たり前の事を再確認出来た1日だった。
そして、THE YELLOW MONKEYや吉井和哉にまだ触れた事のない人達にも
この「GOAL!2」の主題歌「WINNER」が吉井和哉への第一歩に為ってくれたら
それはとても素敵な事なのだと、今日それを理解出来て良かった。




THANK YOU EVERY SONGS - 2007年05月28日(月)

「メディアの苗床」を見させて頂けた。
「39108 at THE武道館」の一曲ごとに吉井和哉が
語ってくれているのだけれど、穏やかな語り口から
吉井和哉の曲への想いの深さが真っすぐに伝わって来て
本当に貴重なインタヴューだと思った。
中でも印象的だったのは、「CALL ME」が今の時点で代表曲
であるという事、ツアーで演るごとに「ボトムが下がっていく」?
(重心が下がっていくという意味だろうか?)
根が太くなっていく・・・10年後とか凄く太くなっていく気がすると
表現していた箇所だ。
後半部分で「BELIEVE」を『50歳になって歌った時、「JAM」を今歌っているのと
同じように、色んな根が太くなっていくような曲だと思う』と語っているのだ。
弾き語りの「TALI」については、
『過去とこれからを結びたかった』と語っている。
『バンドとソロっていうだけでなくて、一曲と一曲の間の中に色んな思い、
色んな時間があって、そういう情けない生き様を結んでいきたかった』のだと。
あの「TALI」は、伝わってくるもの大きかったものね。
「JAM」については、ヒーセやアニーも見に来ていたあの武道館という場で、
たった一人ギター抱えて「JAM」を弾き語ったという事の意味の大きさを
改めて考えさせられた。
『俺ここで一人でこうやって恥かいてるんだよ俺も』って見て貰いたかったのか。
『自分は一つあそこでまた大きくなれたなぁ』
そう言える吉井和哉が頼もしくもあり、何故かとても淋しくもあり。
TOUR2006を振り返った最後に
『自分が楽しんでない事をやっぱり見せたら失礼だし、
馬鹿じゃないの?と思われてもやっぱり自分がやりたい世界を見せていきたい』と
言い切った姿がとても凛々しかった。
『もちろん新しい事やるとね、必ず賛否両論あるし、なんだけど、
いつも裏切らないでしょ?』
優しい笑顔だけれどその言葉は、とても力強く響いて来た。
昨日、「あまりに遠い新境地ばかりを目指さないで」なんていう
生意気を言ってごめんなさい。
吉井和哉は、音楽に大して物凄く誠実な人だよね。
受け手側が勝手にあれこれ煩悶しちゃうだけだ。
今度は、どう攻め込んで来るのか、
吉井和哉のニューアルバム物凄く期待している。




菊地英昭・吉井和哉 - 2007年05月27日(日)

ギタリスト菊地英昭の素晴らしさを堪能した金沢の夜、
全国から集ったエマファンの皆さんの輪に混ざらせて貰った
私は、『エマ良いな〜!エマ良いな〜!』と連呼していた。
華やかでセクシーでアグレッシヴで、その癖ちょっとした時に、
ほわんとした可愛らしさを見せてくれるエマって人は、
ただただ凄い!と素直にそう思った。
こんなにも魅了し尽くされるLIVEに参加出来るエマのファンは、
幸せだと、その事を強く感じた。
エマさんなら信じられる。安心して好きでいられる。
菊地英昭っていう人には、身の内奥に深い青色した大河があって
その水面は、周囲の何物にも左右されず滔々と流れているかのような、
芯をしっかり持った懐の大きさというものを感じるのだ。
吉川晃司ツアーへの参加でエマは、
一昨年から今年初めまでのYOSHII LOVINSONと吉井和哉ツアーで見せた
吉井のサポートに徹しようと自らを律していたかのような躊躇いを
拭い去っていた。
ストイックで大人な男の渋さも、あれはあれで良かったけれども、
でも金沢のエマを見てしまうと、あんな渋さはまだ今のエマには、勿体ない。
思いっきり自由にギタリスト菊地英昭を全開に出来る場が得られて、本当に良かった。
吉井和哉と離れるという選択は、エマにとっても大きな決断だったろうと思うけれど、
大成功だよね。良かった。
この先吉川さん以外のヴォーカリストとの競演もあるかも知れない。
どういう化学反応が起こるか凄く楽しみに思っている。

エマさんについては、心から安心して活躍を見て行けると信じていられるのに、
どうしていつも吉井和哉は、こんなにも心揺らせて下さるんだろうか。
まあ、こっちが勝手にやきもきしているだけだけれど(笑)
24日更新のモバイル公式で『次のシングルは更に爽やかですが、
吉井和哉の正体は みなさんが1番知ってるよね?待ってて下さい。』とあったけれど、
残念ながら私には、吉井和哉の正体など見抜けない。
こんなにも得体のしれない人はいないと思っている。
思わせぶりで構って貰いたがりの天の邪鬼さんは、きっともうこの先もずっと変わらない
だろうなあ。
ただ「WINNER」は映画主題曲として作った事情から、
出来るだけ多くの人に聴いて貰えるよう
判りやすい歌詞でさわやかな曲調という意図は判るにしても、
何故次のシングルが『更に爽やか』なのだろう?
爽やかな曲を歌って良い人達は、吉井和哉でなくとも他に沢山いるだろうに。
吉井和哉にしか表現できない歌詞や曲調があるだろうに。
どんなに穏やかな言葉でも吉井和哉独特の、裏側の不穏な匂いや危うさ、いかがわしさが
にじみ出てくるようなそんな歌詞を駆使して、爽やかなどとは程遠い
濃厚な歌を歌って欲しい。そういう歌を聴きたい。
吉井和哉自身、得意分野は重々承知している筈だ。
あまりに遠い新境地ばかりを目指すのではなく、
持ち味を生かしてファンの求める方向と上手く折り合いをつけていって欲しいと思う。





ギタリスト菊地英昭 - 2007年05月26日(土)

吉川晃司金沢LIVEへ行って来た。
本当に行って良かった。
一番最初に、エマが吉川晃晃司のツアーサポートとして参加すると
知らされた時、とてもショックを受けて
「吉井以外のヴォーカリストの隣でギターを弾く姿など見たくはない」と
エマの新しいステージを受け入れようとしなかった自分は、
何と愚かだった事だろうかと今は、思う。
黒シャツ、黒の細身パンツ、黒ストール、白の靴(間近で見た方の話だと、
つま先の尖ったエナメル靴だったそう)。
髪は、パーマが掛ってふんわりとしていて、
体格の良い吉川さんと並ぶせいか、尚一層華奢に見えるエマは、
とても若返っていたように見えた。
腰を低く落とし開脚したり、高く右手を掲げたり回したり、
見せ場を決める度に、あまりの格好良さにクラクラ来そうだった。
アンコールでのタンクトップ姿の肩の美しさたるや
後方座席の私さえ悩殺された。
吉川さんの曲は、アルバム「TARZAN」しか聴いていなかったが、
パワフルな吉川さんのステージング、軽やかなステップ、
心和ますMCに大いに盛り上がり、とても新鮮で楽しいLIVEだった。
エマさんを何度も紹介してくれてとてもありがたかった。
「石川の地元TVに出演した事あったよね?」と吉川さんに問われて
「えっ!」と返して「ああ。昔ね〜。」と答えたやり取りが
非常に面白かった。
アンプラグドコーナーのエマのギターは圧巻だった。
もっとエマのギターを聴きたいと思った。
LIVE後にエマファンの皆様とお話させていただいたが
「エマのインストルメンタルアルバム」を是非聴きたい。
この吉川LIVEでは、エマは実に、のびのびと楽しそうに
ギターを弾いていると感じた。
「WHITE ROOM」と「MY FOOLISH HEART」ツアーでのエマさんは、
あくまでも控え目に、THE YELLOW MONKEYでの
花形ギタリストとしての魅せ方を、自ら封印していた
ように思える。
吉井に知する遠慮や配慮が相当大きかったのでは?と思う。
THE YELLOW MONKEY曲を多く演った「39108」ツアーも、
THE YELLOW MONKEY曲だからこその遣り難さもあったろう。
だからこの吉川晃司LIVEは、余計な気遣いが必要ない分、
エマは純粋にギタリスト菊地英昭w全開に出来ているのだと思う。
こういう場を与えてくれた吉川晃司に心から感謝したい。




「WINNER」発売! - 2007年05月23日(水)

朝起きて一番にiTunes Storeで「WINNER」を買った。
シングルだから別に予約なんかしなくても余裕で発売日前日には、
手に入るなんて思い込んでいた私が甘かった。
まさかCD屋が2軒とも売切れだとは、思いもしなかった。
「WINNER」が映画「GOAL!2」の主題歌になって注目度UPしてるのか、
「39108ツアー」でファン層を拡大したのか、CD屋さんの仕入れが
そもそも少なかったのかは、少し疑問だけれども、
「シングルを予約」という労力を惜しんだ私の油断だった事には、
間違いがない。反省した。
新譜を買ってCDケースを開け、ジャケットを手にして
歌詞カードをじっくり読みながら音源に触れるっていう楽しみは、
残念ながら半減してしまったけれど、PCから流れる音だけに集中して
新曲を聴いているのも悪くはないなと思った。
「WINNER」はPVを見たのが初接触だったから、こうして音だけで
味わうと、このサウンド、声、歌詞がより一層確かに力強く
伝わって来るように感じた。
モバ公式で歌詞を見てからずっと楽しみでならなかった「発光」は、
「こう来たのか〜!」と思わず唸らされる様な格好良さだった。
懐かしい想いがした。
THE YELLOW MONKEY時代の匂いもしたし、「at the BLACK HOLE」や
「WHITE ROOM」の香りも感じた。
ギターもキーボードもパーッカションも吉井自身の演奏なんだよね。
新天地を目指す時この人は、全部自分自身でやり遂げたいと思っちゃうのかな。
「発光」の歌詞もメロディも歌い方もとっても好きなんだけど、
でも贅沢を言えば、この打ち込みかと思える
ドラムとキーボードが単調に感じられて惜しいと思って仕舞った。
ギターは吉井節だと感じて嬉しかったけど。
「発光」のラストは、好きです♪
今回のこの2曲のインストゥルメントが、想像以上にとても良かった。
吉井の歌が載っていない土台だけのサウンドが
こんなにもどっしりと力強く豊かな音なのだと感じられて
ずっと4曲をリピートして聴いているけれど飽きない。
今日は、現物をGET出来ますように!





祝・デビュー15周年 - 2007年05月21日(月)

THE YELLOW MONKEYがシングル「Romantist Taste」でデビューして
今日でちょうど15年だ。
8cmシングル「Romantist Taste」を聴いて、ねずみの赤ちゃんを掌に載せた
あのPVを見て、それからデビュー前に配布されたという1曲目が
ティラノサウルスの「本当は君を探していた」、2曲目がTHE YELLOW MONKEYの
「Romantist Taste」が入った濃いピンク色のCDも久しぶりに聴いてみた。
吉井和哉の声も歌い方も若くって、聴いているこちらが照れて仕舞うくらいだった。
濃い化粧をして
“虹の出るマシンガンと声を出してカンヴァセイション

 Psyche neuron”
って歌い出すんだものなあ。
“ラブ・ポーションで強引にシャドウ

 ラブ・ポーションで妖艶にシャドウ

 ラブ・ポーションで強引に Psyche neuron”

意味が良く判らない(笑)
“そして夜は全てこの手の中 アルカロイドは君の中

 鐘がなるまでロマンティスト・テイスト

 背中のネジをフルに回そう”

この辺のリズムと言葉の乗り方が今でも物凄く格好良いと思う。
だけれど、当時彼らが将来大ブレイクするなんて、まだ誰も
予想出来ていなかったのじゃないかなあ。
彼らをマネージメントした大森常正氏も
コロンビアでプロデュースした宗清裕之氏も
よくぞ彼らに目を掛けて下さったと感謝この上ない。
そしてデビューまもなくから紙面に取り上げてくれた
ROCKIN'ON JAPANの井上貴子氏や山崎洋一郎氏を始めとした
各雑誌担当記者の方、中村貴子氏や相越久枝氏を筆頭とした
各ラジオで盛り上げて下さった方、音楽シーンの最前線に出て来るまで
かなり時間が掛った彼らを温かく応援してくれたこの方たちに
改めてお礼を言いたい。
「太陽が燃えている」と「JAM」がHITしなかったら
私は、THE YELLOW MONKEYに出逢う事が無かったのだもの。
ありがとうございます。
あさって23日に「WINNER」が発売されて、
大掛かりなプロモーション活動もなしに吉井和哉は、
6月にはロスへ旅立つらしい。
ROCKIN'ON JAPANで公私ともに悩みの真っただ中にあると語った吉井和哉の
音楽人生は、これから先も決して平坦な道のりでは無いだろうけれど、
何も情報もなくただ雲隠れ中の彼を待ち続けた数年間の淋しさ・心もとなさを
思えば、『歌い続けたい』と、そう力強いメッセージを届けてくれる今が
どれほど幸せなことなのか実感している。
吉井和哉がとことん納得する音づくりが出来て、『体温がのった歌を歌えて、
わかりやすい詞がのっかって』かつ、『新しい吉井和哉』を創造出来ることを
信じている。
「WINNER」もその次のシングルもまだだけれど、
吉井和哉のニューアルバムが楽しみ過ぎて怖いくらいだ。
 







ROCKIN'ON JAPAN6月号 - 2007年05月20日(日)

ROCKIN'ON JAPAN6月号『吉井和哉「WINNER」を語った独占インタヴュー』を読んだ。
「WINNER」という曲を聴いて、そして「発光」の歌詞を知って私は、
もしかしたら吉井和哉が現在かなりセンシティブな状態になっているのでは、と
少しばかり案じていた。
けれど山崎洋一郎編集長のインタヴューに答える吉井和哉は、
案外タフそうで安心した。
本当に私は、こと吉井和哉の事となると
「ザ・取り越し苦労」に化す困った人間なのだ。
「WINNER」が吉井和哉の自分自身への応援歌であり、
「発光」が厳しい状況でもそれでも「歌い続けてたい」という
強い意志表明の歌だろうと感じて吉井本人を案じていたのは、
山崎氏も一緒だったらしくて、流石に吉井好きの人間は、
視点が似るものだと、可笑しくもあり心強く思ったりもした。
『煮詰まってる、落ち込んでる、抜けたと思ったらトンネルだった、
あるいはプライベートでしっちゃかめっちゃかになってるとか。』と
仰る山崎氏への『全部当たってます』という吉井の返答にちょっと噴き出した。
「全部」とは気の毒に。
「公私ともに大変な時期」なのだそうだ。
「公」の部分では、事務所を独立もしたし、ソロとしての正念場だしという
大切な局面に立っているのだと想像もつく。
でもプライベートでもこの人は困難を抱えているのか。
本当に余計な事を言うようだけれど、この人は
『人間の道はルールやモラルがある』って事を知っている男だし、
たとえ『感電防止で巻かれたビニールをむいてしまっ』ったとしても、
痛みも悲しみもちゃんと自分自身で取り込んで生きて行く人だと私は思う。
絵に描いたような幸せな人生には遠いんじゃなかろうかと案じられるけれど、
どうかその波乱万丈な生き様を音楽に昇華させて行って欲しい。

このインタヴューで一番印象的だったのは、
「果実アルバム」についての山崎氏と吉井和哉のやりとりだった。
山崎氏の仰る「果実アルバム」を作っていただきたい。
『イエロー・モンキーの吉井和哉も、YOSHII LOVINSONも、
そして吉井和哉も全部を含んだ、最強の吉井和哉のアルバム』を
聴きたい。
そしてこれが「吉井和哉のLIVEだ!」と見せつけて欲しい。
「WINNER」DISC Reviewに書かれた井上貴子さんの
『たったひとりの人生が何万人もの人生と繋がっていく、
ロックの夢そのもののような歌』『雲の切れ間から光がこぼれる、
やわらかな慈雨のような一曲』」という言葉が心に沁みた。







星が生まれる - 2007年05月18日(金)

吉井和哉モバイル公式で「発光」の歌詞ダウンロードが始まった。
雑誌に一部分掲載された情報を聞いて、とても楽しみに
していたけれど、全詞を目にして期待以上の代物だと判った。
“身体が透けるほどの 強い光放ちたい
 心の中にある宇宙のような
 終わりのない ゼロの連続”

痺れた。
“これで終わりじゃない
 歌い続けてたい”
“君の心に花咲くなら”
“身体のどこか火照るならば”
“歌い続けてたい”
のだと
何て力強く真摯な言葉だろう。
“あなたの心に届くように叫び続けてたい”と歌う
BELIEVE(歌詞参照)」より
更に大きく前進している事が判る。
吉井和哉はもうBEEP BEEPと鈍い音をたててはいない。
視界がクリアになって、エネルギーが満ち満ちて、
夜空に青白く輝く星のように眩い光を放っているように思える。
昨日も書いた「吉井和哉のマル秘おセンチ日記」あとがきに書かれた
井上貴子さんの文章には「吉井和哉という赤色巨星」という言葉があるけれど、
確かに吉井和哉は「赤」が似合う男だけれど、星という括りで言えば、
私は、吉井和哉は「リゲル」のような高温で青白く燃え続ける青色超巨星に
より近いと思う。
安定して寿命長く燃え続ける太陽のような星よりも、
太陽の何万倍ものエネルギーを放射して燃え尽き、超新星爆発に至るというような
激烈な印象がある。
ランキングや売上といった大記録でなく
作り出した音楽を愛したファン達の記憶に深く刻まれるような
そういう鮮烈な音楽活動をする人だと思っている。
この詞はどんな音に乗っているのだろう。
22日午後まで、本当に待ち遠しくて堪らない。




おセンチ - 2007年05月17日(木)

吉井モバイル公式のfrom YOSHII KAZUYAの
『これから厄除けに行ってきます。』という書き込みを見て、
何故か「おセンチ日記」の一番最初の連載「初秋」に載せられた
画像を思い出した。
『吉井和哉のマル秘おセンチ日記』初代担当の井上貴子氏があとがきで
『一回目は「おセンチ」を印象づけるために、
下北沢にある北沢八幡宮に集合した上スーツを着込んで貰って、
せつなげな表情をカメラに収めた』と書いていらっしゃったあのフォトだ。
大吉だったというおみくじを真剣に読んでるあの繊細そうな美形ロッカーが
今は、「まわりの中年」から脅されて(笑)、
本厄の厄除けに神社にお参りに行こうとしているんだものなあ。
15年・・・時が経つのは早いね。
“占い 神だのみ 相談 どれも全部” 試せば良いと思う。
ニューアルバム用のデモが8曲も出来上がって、
『凄いよマジで。』って言っちゃうくらいの出来映えなのだそう。
あと5、6曲作り上げるその前に、このニューアルバム作成という
吉井和哉にとって大きな飛躍を期すこの時期に、勝負の年に、
災厄という悪霊が近づかないように、強い神様に守って貰いたいと
願ったのじゃないかな。
良いと思った事は、どんどん試せば良いと思う。
罪穢れを祓ってどうぞ清めて貰って来て下さい♪
先日のサウナ写真で相当疑問の声が噴出していたせいか
『サウナの横の休憩室でノビてたところでーす。』と
わざわざ訂正を入れているところが非常に律義な方だ。
待受画像に『お姉さま方に好評だったのでって
ぶりっこ画像?を載せちゃうあざとさも非常に吉井らしくって好き!(笑)






今日選ぶ好きなフレーズは「あの日君は心臓の匂いがした」 - 2007年05月15日(火)

「サウナ気持ちいいー」というタイトルで吉井モバイル公式にUPされた
2枚の画像がファンの間で大きな反響を生んだようだ。
昨年の「THANK YOU YOSHII KAZUYA」ツアー中にアップされたお風呂上りの
写真たちが(多分そのあとで体調不良によるLIVE飛ばしがあった為)
掲載削除された経緯があるのに、またこんなヌード画像を出して来るなんて、
吉井って「見せたがり?」などと少々笑って仕舞った。
煙草を吸っているし、胸にはコインペンダントを着けているしで、
「本当にサウナなのか?」と疑問を持つ人もいたようだ。
「愛し合ったあとの写真みたいだ」という意見もあった。
いくら吉井でもそれはないだろうに。
「愛し合ったあと」というフレーズで思い出すのは、
KYのQ&Aコーナーで「楽器以外の好きな音」を訊かれて、
『愛し合った後の心臓の音』と答えていた事だ。
満ち足りて、胸に顔寄せて、早鐘を打つようだった鼓動が
次第に治まっていって、確かに感じる生の感触。
余韻があって良いよなあ。
私が好きな吉井和哉は、「好きな音を訊かれて『愛し合った後の心臓の音』と
答えるミュージシャン」であって、風呂上りに自分のヌードを撮って
自分のホームページに載せる人ではない。
例えそれがファンサービスの積りであったとしてもだ。
吉井ファンを自認する私が言うのも申し訳ない気もするけれど、
私は上半身裸の吉井をあまりセクシーとは思えないのだ。
「Jaguar」DVDで客席をねめつけるアノ目や「BURN」PVでの蔵王のお釜で
長い髪を風に靡かせ歌う白シャツのアノ肌蹴た胸元にゾクゾク来るのだ。
ミュージシャンたるもの、ナルシシストであって当然だし、
そうであるべきとも思うけれど、私は吉井和哉には、
吉井自身の美しさを自覚もし尊重もし、と同時に
そのナルシシズムをどこか醒めた目で自嘲するシニカルさを
合わせ持っていて欲しい。
ファンというものは、非常に贅沢な生き物です♪




初「WINNER」 - 2007年05月08日(火)

「WINNER」PVを見た。
吉井和哉の新曲に初めて触れるのは、いつもだったら
まずラジオからの事が多いから、何度も何度も繰り返して歌詞を聞き取って
味わって、しばらくしてPVが放映されて今度はそのPVの世界に想いを馳せるっていう
楽しみ方をするのが好きだ。
今回は、前もって曲のみを聴けなかった事を少し残念に思っていたのだけれど、
TVの画面に、あの吉井らしいとしか言いようのないギターの音が鳴り始めた時、
そんな思いは吹き飛んで仕舞った。
携帯サイトで聴いたあのデモバージョンにこんな歌詞が乗っていたんだ。
優しい本当に心に沁みる歌声だ。
“泥がついた手を洗う優しい匂いの石鹸
 強い強い風をどうか 深い深い闇をどうか
 いつか笑い飛ばせますように”

「迷うな元気出せ!」ではないのだ。
迷っても悩んでも、
“やりなおせばいいさ”と
“泣いたりした今日を忘れずに
 本当の敵は自分の中にいる”
吉井の歌声は、挫けそうになっている者達の肩にそっと大きくて暖かな掌を
置いてくれるような、そんな気がした。
“笑顔が綺麗な君の裏側こそが美しい”
吉井がそう言うのなら、せめて笑顔だけは忘れずにいようと
思わされるところが偉大だ。

実は、PVがサッカー場で撮影されたと聞いて、
「まさか吉井がユニフォーム姿でボール蹴ってたりしたらどうしよう。」と
相当心配してたのだが、大丈夫だった。
グラウンドでのサッカーシーン、バックステージでの選手の様子などに
浮かび上がってくるのは、あの吉井和哉の指先の映像なのだ。
細く長く美しい指先、でも掌は実は傷だらけで・・・
白いパーカーのフードを目深に被って歌う吉井の顔は、最初のうち
法令線が深く刻み込まれた口元くらいしか映らないのだけれど
私は美麗に化粧が施された扮装より美しいと思った。
最後にVサインした時の口元と
何かを掴んだかのような形に合わされた両手をパッと開いた瞬間に終わる
あのラストに痺れた。
また吉井和哉は、モードチェンジしたのだろうと感じた。
“最低な男と言われても悪い気はしないさ”という何ともそそられる
歌詞だというc/w曲「発光」も楽しみだ。
「WINNER」でのTV出演はないのだろうか。
昨日、7月25日に「WINNER」に続く第2弾シングルリリースが決定と
発表されたけれど、この次回作のレコーディングや
6月に渡米も控えているし、「WINNER」プロモーション活動は
あまり時間が取れないのだろうか。
ラジオやTVで吉井の生出演を切望する。




黙って夜明まで - 2007年05月05日(土)

吉井和哉ファンクラブKYのHPが終了し、5月1日からモバイル公式サイトが
リニューアルされた。
吉井のハナモゲDEMOが聴けるレアトラックスのコーナーが新設された。
残念ながら私は、auなので「WINNER」のAメロとサビの2種類しか聴けないけれど、
この英語チックにも聴こえる何とも味わい深い吉井の仮歌もメロディーも
とってもレアな感じがして、ありがたい。
「COMMUNITY BBS」は「from YOSHII KAZUYA」が独立して、沢山の中から
探し出す手間が省けてとても便利になって良かった。
でも『今までよりも、より近い感じでより気軽に、より大勢の人達と
接することが出来れば』と、そう折角吉井が望んでくれたのに、
シングルやアルバム、吉井和哉へのメッセージ以外の「上記のトピックス以外は
こちらに・・・」という場所は、大変な事になっていた。
BBS運営管理の大変さは、THE YELLOW MONKEY時代からYLOFC、KYへと続いて来た
歴史で重々吉井も承知していただろうに、あの荒れようを見て
心を痛めていないと良いけど。
PC上のBBSでも書き込む者の自覚と良識を求められるのだから、
携帯からだともっともっと気をつけなきゃいけないのにね。
管理人の承諾制ではないのなら、文字制限や一人一日一回までとかという
ルールも必要かも。・・・なんて窮屈だし、わざわざそんな決め事を
作らなきゃいけないってのが第一恥ずかしい。
あのBBSの書き込みを見ていて心に浮かんだのは
『真夜中のギター(歌詞表示)』だ。
“愛をなくして 何かを求めて
 さまよう 似たもの同士なのね ”
私も淋しがり屋。
愛する人も子も大切な人もいる。
でも孤独は、ある。
人は皆、突き詰めれば孤独だと思う。
淋しさは、誰かが埋めてくれるものじゃないと私は思う。
自分で自分の身をぎゅっと抱き締めて
ひとりで淋しさを癒す力を蓄えて行くのだろうなと。





My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

溶けた砂
時の谷間