山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2013年11月29日(金) 《一足はやいクリスマス》

《一足はやいクリスマス》

 もうすぐ3ヶ月になる孫のために、一足はやいですが、クリスマス・プレゼントをあげました。
「メリージム」といいます。いまどきのおもちゃは当然のようにデジタル化していて、乾電池のほかUSB接続で充電できたりします。ミュージックも何曲も入っています。分解してベビーカーにも取り付けることができます。親の方が面白がっています(^_^)ノ

 ところでパッケージにこう書いてありました。
「遊べば遊ぶほど節約できる」
どういう意味なんでしょ?

メリージム


《薬師丸ひろ子35周年記念コンサート》

 薬師丸ひろ子35周年記念コンサートを見ました。朝ドラ「あまちゃん」では音痴の元アイドルの設定でした。それはそれで面白かったけれど、本当の彼女の声はやはり素敵です。コンサートの音楽監督が「鈴を転がすような声」と表現していました。成長した彼女の歌声は健在でした(^_^)/

薬師丸ひろ子35周年記念コンサート


2013年11月27日(水) 《ワイシャツの胸ポケットが消えた!》

《ワイシャツの胸ポケットが消えた!》

 ニューヨークのトレンドではワイシャツから胸ポケットが消えたそうです。ウォール街の若いビジネスマンがスーツの下に着ているワイシャツにはポケットがなくなったというのです。ポケットありのワイシャツを着ているのはオジサンだけだとか。
 そもそもタキシードやモーニングの中に着るシャツにはポケットがありません。ない方がフォーマルなんだそうです。
 我が国ではまだまだ名刺やスマホを入れるのに便利だという人が多いとか。このポケット無しのワイシャツは日本でも流行するでしょうか?

胸のポケット

 Eテレで放送している「100分de名著」は10月の名著が「おくのほそ道」であった。これを視聴して「おくのほそ道」の概略をつかむことができた。しかし本編を読んでいなかったので、これを機会に手に取ったのがこのビギナーズ・クラシック版である。

 この「おくのほそ道」は紀行文だとばかり思っていた。しかし芭蕉は46歳の時に旅をし、51歳で亡くなるまで筆を入れ続けたそうで、中には当然フィクションも含まれているという。芭蕉は純粋に文学作品を書こうとしたものだそうだ。

 「おくのほそ道」といえば日本人なら誰しも松尾芭蕉がみちのくを歩いた旅の文学として知っているものだろうが、自分が知っているのは冒頭の
 『月日(つきひ)は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行(ゆき)かふ年も又旅人也。』
の部分といくつかの句のみであった。
 『草の戸も住替(すみかわ)る代ぞひなの家』
 『夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡』
 『五月雨(さみだれ)の降りのこしてや光堂』
 『閑(しずか)さや岩にしみ入(いる)蝉の声』

 本書は「ビギナーズ・クラシック」と謳っているだけあって、全体にルビが振ってあるのがありがたいし、しかも解説の部分が面白い。その解説で強く興味を惹かれたものが2つあった。

 一つは「しのぶもじ摺り石」である。都人の源融とこの地の美少女虎女との悲恋伝説である。わくわくして現地に赴いたのに期待はずれに終わってがっかりする芭蕉の姿が目に浮かぶようだ。(ここで『虎女』が出てくるが、ここ南部地方にも『虎女さま』という盆踊り唄があるので気になった。しかしこちらの『虎女』は「虎蔵」が訛ったものらしく、全く艶めいた話ではなかった。)

 もう一つは、酒田から新潟を通って市振の関への道中に詠んだ
 『荒海や佐渡に横たふ天の河』
を「おくのほそ道」随一の絶唱と称えている。時節はちょうど七夕の頃であり、芭蕉は牽牛そして織女は佐渡島に見立てられているそうだ。同時佐渡は流刑地であったため渡ることは出来なかったのでいっそう恋慕の情が募ったという。なるほど奥の深い一句であったのだ。

 今までは上面だけで知った気になっていたのを、これで原文も現代語訳も一通り読むことができた。そして少しでも「おくのほそ道」の真価に触れることができたかもしれない。


2013年11月23日(土) 《アニメ映画「あらしのよるに」を見る》


《アニメ映画「あらしのよるに」を見る》

 今日は孫2人を預かったので、アニメ映画「あらしのよるに」を鑑賞しました。姉は私と一緒に見ていましたが、弟はゲームをやりたいらしく、途中で怒ってどこかに行ってしまいました。

 やぎのメイは嵐の夜に山小屋に緊急避難しますが、そこへ同じように避難してオオカミのガブがやってきます。真っ暗な中、二匹は仲良しになり、次の日も会う約束をします。その合い言葉は「あらしのよるに」。
 次の日、山小屋の前で会った相手を初めて見てお互いにびっくり仰天。やぎにとっては恐ろしい宿敵のオオカミ、そしてオオカミにとってはこの上ないご馳走のやぎではありませんか。しかし出会った時の感情もあり、二匹は仲良しの友だちになるのです。
 こっそり会っていた二匹でしたが、間もなくそれぞれの集団にバレてしまい、仲間からは白い目で見られ、苦しい立場に立たされます。それでも二匹は友情を保ち続けるのです。
 しかし、ある時雪崩で記憶を失ったガブがとうとうメイを食べようとします。覚悟したメイが「あの『あらしのよるに』出会わなければ」と叫ぶと、その合い言葉を聞いたガブは記憶を取り戻し、二匹はあらためて固い友情で結ばれたのでした。

 原作は木村裕一、アニメは杉井ギサブロー。とってもいいお話です。こんないい絵本があることを私は知りませんでした。何度でも子どもたちに見せたいストーリーです。最近はアニメといえばジブリですが、他にも素敵なアニメを作っている日本人の作者がいることを認識し直しました。
 明日はディズニーの「メリダとおそろしの森」を鑑賞する予定です(^_^)/

メリダとおそろしの森「予告編」


2013年11月21日(木) 《「小指の思い出」の思い出》


《「小指の思い出」の思い出》

 伊東ゆかりの歌った「小指の思い出」がヒットしたのは昭和歌謡全盛の時代。私はまだ恋愛もなにも知らない頃でした。それでも誰も彼もが
「あなたがかんだ 小指が痛い♪」
と歌っていました。

 成人して就職した職場の上司がお酒に酔うといつも歌っていました。でも歌詞がちょっとだけ違っていました。

「あなた方(がた)がかんだ 小指が痛い♪」

カラオケなんて無い時代でした(^_^)/

 あなたがかんだ 小指が痛い
 昨日の夜の 小指が痛い
 そっと唇 おしあてて
 あなたのことを しのんでみるの♪


https://www.youtube.com/watch?v=g5qJvW03fdg&feature=youtube_gdata_player


 前半の第一章に「エネルギー渉猟文明」と題して、これまでのエネルギーの歴史を詳しく解説している。古代ギリシアや古代ローマのエネルギー技術から、現代のシェールガス革命と呼ばれるものまで網羅しており、エネルギーの歴史を学び直すことができた。

 筆者は、世間は「エネルギー」と言いながらも議論は電気に偏っているという。もっと熱エネルギーなども一緒に議論すべきだという。ヨーロッパでは発電と共に熱供給施設を持つ「地域熱供給(district heating)」というものが広く普及しているという。それは素晴らしいシステムであり、ぜひ我が国にも導入を検討すべきだろう。

 しかし広く普及と言いながら、どの国にどれだけの設備があって、どれだけの熱や電力を供給しているのか、具体的な数字などが全く示されていないのが残念だ。

 自然エネルギーへの転換を訴えながらも、反化石燃料や脱原発に固執することなく、中立的な書き方にも思えるが、「電気(電力会社)=悪」の大前提が見え隠れするようで、若干の違和感を覚えた。
 いずれにしてもエネルギー問題を学び直す良い機会になった。


2013年11月20日(水) 《映画「トウキョウソナタ」を見る》


《映画「トウキョウソナタ」を見る》

 なんだかよくわからない家族の物語。それぞれが家族に言えない何かがある。

 父親は会社をリストラされたが言えずに隠している。母親はせっかく作ったドーナツを誰にも食べてもらえない。長男は米軍に入隊戦場へ派遣される。そしてボクはこっそりピアノを習い、給食費から抜いて月謝を払う。

 戦場から帰還した長男は人を殺したと言ってPTSDになっている。パート先でばったり妻に会った父親はパニックになり走り出して車にはねられる。一人で家にいて強盗に襲われた母親は人質にされ車の運転をさせられる。そしてボクは家出した喘息持ちの同級生を助けようとする。

 次の日の朝、皆帰宅し何事もなかったように朝食が始まる。

 なんとも奇妙な物語であった。最後まで目が離せない映画ではあったが、残念ながら作者がどういうことを言いたいのか私には良くわからなかった。カンヌでは絶賛されたそうだが、どういうところが良かったのだろう。


https://www.youtube.com/watch?v=WH-pp5poKKg&feature=youtube_gdata_player



《慶長さん、三沢で講演》

 国内各地で講演中の世界銀行職員の慶長寿彰さんが三沢で行われたグローバル人材育成セミナーで講演しました。
 最近は日本から海外に留学する学生が減ってきているそうです。どんどん海外に出ていって慶長さんのように国際貢献ができる若者が増えてほしいものです。


https://dl.dropboxusercontent.com/u/95083072/2013-11-19%2007.19.16-1.jpg


2013年11月19日(火) 《映画「阪急電車 片道15分の奇跡」を見る》


《映画「阪急電車 片道15分の奇跡」を見る》

 人気作家有川浩の小説を映画化したもの。

 中谷美紀演じるOLが、3年間付き合っていた男を後輩に寝取られた。復讐のため純白のドレスで結婚式に出席する。帰り道の阪急電車内で老婦人(宮本信子)と出会い、人生を教えられる。他にも、
○恋人からDVを受けている女子大生
○セレブ気取りのオバチャンたちに高級ランチを嫌々付き合わされている主婦
○都会に馴染めない地方出身同士の大学生カップル
○社会人の彼氏と付き合っている大学受験を控えた女子高生
など、それぞれ電車の中の出来事によって決断したり態度を改めたりする。そこには片道15分の奇跡があった。

 老婦人を演じた宮本信子がキリリとした大人の人格者の味を出している。また芦田愛菜がいつもながら子役を存分に演じている。そして中谷美紀が美しかった。


https://www.youtube.com/watch?v=l4e8BKOkYgo&feature=youtube_gdata_player



《「でん六豆」を食べた》

 何気なく思い出して「でん六豆」を買ってきてもらいました。懐かしい味は昔のままでしたが、パッケージが最新のアルミパックになっていました。


https://www.dropbox.com/s/qhmoprgevyrir9g/2013-11-18%2017.08.43.jpg


2013年11月18日(月) 《映画「シルク・ドゥ・ソレイユ」を見る》

《映画「シルク・ドゥ・ソレイユ」を見る》
 原題:Cirque du Soleil

 日本語に直訳すると「太陽のサーカス」というそうだ。世界最高峰のパフォーマンス集団と自らを称している。動物の曲芸はない。ジャグリングや空中ブランコなど、全て人間がやる。

 映画ではラスベガスでのレジデント・ショーを7つ繋ぐストーリーがあるそうだが、私にはわからなかった。確かに人間業とは思えないような凄いサーカスだが、私は途中で飽きてしまった。それでも「ぴあ満足度ランキング」で第1位を獲得しているから一般的な評価は大変良いのだろう。

 でも私はやはり花火大会と同じように現場で見るのが良いのだろうなと思った。


http://www.cirque-3d.jp/sp/


2013年11月15日(金) おくのほそ道

 この「おくのほそ道」は紀行文だとばかり思っていた。しかし芭蕉は46歳の時に旅をし、51歳で亡くなるまで筆を入れ続けたそうで、中には当然フィクションも含まれているという。芭蕉は純粋に文学作品を書こうとしたものだそうだ。
 全体としてもそれほど長くもない。原稿用紙にして30枚程度だという。それを5年以上も死ぬ間際まで推敲を重ねたという。だからこそ素晴らしい作品に仕上がり今日まで江戸時代の代表的文学作品として伝わっているのだろう。

 「おくのほそ道」といえば日本人なら誰しも松尾芭蕉がみちのくを歩いた旅の文学として知っていると思う。しかし翻って自分自身を考えてみると、知っているのは、
 『月日(つきひ)は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行(ゆき)かふ年も又旅人也。』

に始まる冒頭部分のみで、あとはいくつかの有名な句だけだ。

先ず冒頭部分に続いて出てくる最初の句
 『草の戸も住替(すみかわ)る代ぞひなの家』

平泉・高館では、
 『夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡』

中尊寺・金色堂を見て、
 『五月雨(さみだれ)の降りのこしてや光堂』

そして立石寺(りっしゃくじ)・山寺での、
 『閑(しずか)さや岩にしみ入(いる)蝉の声』

この句は旅立つ数年前、隅田川のほとりの芭蕉庵で詠んだ、芭蕉が俳句に初めて心の世界を開いたといわれる、

 『古池や蛙(かわず)飛びこむ水のおと』

という「蕉風開眼の句」を踏襲しており、みちのくの旅はこれを実践するためのものだった。

 結局いまだに「おくのほそ道」本体の方は読んでいないが、このテキストと放送により「おくのほそ道」の奥深さを知ることができた。本体はKindle版をダウンロードしたので、これからじっくり鑑賞したい。


角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2011-11-10
 5月と8月のNHKEテレ「100分de名著」は「老子」がテーマであった。講師と別にゲストがあって、この本の著者であるドリアン助川氏が登場した。老子をバカボンのパパ語訳で解説したらわかりやすいと評判になったそうだ。そこで私も買って読んでみることにした。

 カルチャー・センターの教室では、この「老子」や仏教の経典などは難解に過ぎるという声があがったそうだ。そもそも元が難解な上に漢字の問題があった。東洋思想を学ぶとは、漢字がひしめき合う大海原を一人で泳いでいくようなものだという。しかし著者曰わく、漢字を読み下すという堅苦しい作業さえ乗り越えれば「老子」ほど面白いものはないという。

 本書は各章を3つに分けて解説していくために、漫画家赤塚不二夫作のキャラクター3人が登場する。
1人目は老子その人。老子81章の原文と読み下し文を言う。
2人目は筆者本人。筆者による日本語訳を述べる。
そして3人目がバカボンのパパである。「バカボンのパパ語訳」でくだけた解説をしている。

 筆者による「老子」のコンセプトをまとめると、
「バカに見えれば本望なのだ!!」
「欲がないと静かなのだ」
「バカをつらぬくのだ」
「反対の反対なのだ」
「近道は間違う道なのだ」
「まっすぐな人はぶれぶれなのだ」
と老子に言わせ、それに対しバカボンのパパには「わしと似ているのだ!!」と言わせている。
 とても面白いようにも見えるが、よく読んでみると「バカボンのパパ語訳」というのは、筆者の日本語訳にバカボンのパパの口癖である「〜なのだ」をくっつけたり、「これでいいのだ」や「レレレのレー」を多用している。これによって読者が著者に馴染みやすくする効果は期待できたようだ。
 バカボンパパのセリフは漫画本的で読み易いが、結局は2番目に出てくる筆者の日本語訳と同じことを言っているだけなのだ。なにもバカボンのパパ語に訳す必要性があまりないのではないか。「これでいいのだ」ろうか。レレレのレー。


2013年11月14日(木) 《大相撲の青森県出身力士》


《大相撲の青森県出身力士》

 青森県は全国的にみても相撲がとても盛んなところだと思います。かつて二子山部屋が全盛の頃は、幕内に青森県出身力士がたくさんいました。横綱若乃花とか大関貴ノ浪とか。隆の里という横綱もいましたね。平幕でも舞の海は小兵ながら多彩な技で魅了しました。

 それが今は安美錦と宝富士の二人だけです。もちろん十両以下にもいますが、ひところに比べたらずいぶん減ったのではないでしょうか。高見盛が引退したら、安美錦がくせ者と言われて目立つぐらいです。現在の青森県出身力士は

幕 内 2人
十 両 2人
幕 下 5人
三段目 5人
序二段 2人
序の口 1人
合わせて17人です。(デーリー東北による)ちなみに岩手県出身力士は幕下1人、序二段1人の2人だけです。

 もともと本県は相撲が盛んです。相撲王国の復活を期待しています。


https://www.youtube.com/watch?v=fpYvIV0n_po&feature=youtube_gdata_player


2013年11月13日(水) 《大岡越前》

《大岡越前》

 加藤剛主演の「大岡越前」を時代劇専門チャンネル月曜から放送しています。それも第1部第1話から。最初の最初からです。忠相が江戸に出てきて奉行に抜擢されるところから始まります。続けて見たくなりました。

https://www.youtube.com/watch?v=DsZ_QNZO5qM&feature=youtube_gdata_player


2013年11月12日(火) 《ノッティングヒルの恋人》

《ノッティングヒルの恋人》

 ロンドンを訪れた時、日曜の朝に地下鉄でポートベロー・マーケットへ行ってみました。この通りには日曜になると市が立ちます。通りの両側に露店が立ち並び、映画「ノッティングヒルの恋人」に出てきたそのままの光景を見ることができました。

 ヒュー・グラントがジュリア・ロバーツにぶつかってコーヒーをぶっかけたのはこの辺かな。角の花屋さんはあるだろうか。ヒュー・グラントの住んでいるアパートは、働いている本屋さんはどこだろう。
 もちろんあるはずはないのですが、そう思って通りを歩くと映画の中に入り込んだ気分がしてきたものです。



https://www.facebook.com/likelondon.jp


 プラトンはソクラテスの弟子だったという。プラトンの著作の中でも傑作といわれる。昔からの「赤い糸で結ばれていた」という話は神話でも伝説でもなく、プラトンの創作らしい。

 7月号のテキストだが、最近やっと録画を見ることができたので、併せてテキストも読むことができた。
 主題は「愛(エロース)とはなにか?」である。一般にエロースは「愛の神」とされているが、プラトンは「饗宴」の中で登場人物に「エロースは神でさえない」と言わせている。ではいったい何なのか?「それは偉大なるダイモーン」であり神と人間の中間にいて橋渡しをする媒体、メッセンジャーであるとしている。
 「愛は美を求めること」であり、美を求めるステップは段階を追って高まっていく。
第1段階 肉体の美
第2段階 魂の美
第3段階 知識の美
第4段階 「美」そのもの→「美のイデア」
プラトンはこのイデア(本質)を求めることが哲学であり、「哲学とは愛である」と言っているのだ。
 「愛(エロース)とはなにか?」そう議論することが愛を理想にまで高めていく哲学である。
 番組では伊集院がかなり分かったような突っ込んだ発言をしていたが、私には一部に良く分からない理解できない部分があった。自分は彼より理解力が劣るのかもしれないと思ったら悲しくなった。
 落ち着いたら本編の方を読んでみたい。


2013年11月11日(月) 《中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」》

《中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」》

 日曜午前9時は時代劇専門チャンネルで「鬼平犯科帳」です。平日でもBSフジで午後7時から放送しています。今朝も大活躍でした。大好きな番組です。

 池波正太郎原作「鬼平犯科帳(テレビドラマ)」といえば中村吉右衛門かと思っていたら、以前には八代目松本幸四郎、丹波哲郎、萬屋錦之介らがやっていたということです。私はそれを知りませんでした。

 ほとんど毎日放送されています。江戸の街を脅かす凶悪犯罪を取り締まる「火付盗賊改方」という特別警察の物語です。八丁堀などのいわゆる町方とは全く権力が違うらしい。とっても強いです。


2013年11月10日(日) 《「ブランデンブルク協奏曲」を聴く》

《「ブランデンブルク協奏曲」を聴く》
 『Brandenburg concertos』

 バッハの代表的な宮廷音楽ですが、私はベルリンのブランデンブルク門を記念したか何かで、あの有名な門に関係のある曲だろうと勝手に思い込んでいました。ところがこの曲はブランデンブルク辺境伯という人に献呈された曲だったのです。無知でした(^-^;

 同級生にピアノで白菊学園の音楽科に進んだ子がいました。その後東京音大でチェンバロを専攻しました。その頃初めてチェンバロの実物を見ました。
 チェンバロはイタリア語でcembalo、英語だとハープシコードhatpsicord、フランス語てはクラヴサンclavecinだそうですが、私は彼女をひいきにしていたこともあり、すぐにチェンバロの音色が好きになりました。バロックが好きになったのもこの時の影響でしょう。でもこの時があったからこそ今の自分の好みがあるように思います。

著者 :
徳間書店
発売日 : 2013-06
 病院のコンビニで求めたものである。今年が式年遷宮の年でもあり、この手の出版物が増加している。本年は伊勢神宮の遷宮の年でもあるが、本書は特に出雲大社にのみスポットを当てている。

 本書では古事記や日本書紀に登場する出雲神話、風土記として伝えられる神話を易しく噛み砕いて分かりやすく解説している。その他に縁結びのパワースポットなとを紹介しており、若い人たちの神道(神話)入門の書としては充分ではなくだろうか。


2013年11月09日(土) 《「ルンペルシュチルツヒェン」て何のこと?》


《「ルンペルシュチルツヒェン」て何のこと?》
 『RUMPELSTILZCHEN』

 AmazonでDLした「グリム童話」は、
「赤ずきんちゃん」に始まり
「おおかみと七ひきのこどもやぎ」
「白雪姫」
「ブレーメンの町楽隊」
「ヘンゼルとグレーテル」
「かえるの王さま」
「杜松の樹」
「星の銀貨」
「ラプンツェル」
「ルンペルシュチルツヒェン」
「六羽の白鳥」
と収録されています。「赤ずきんちゃん」から「ヘンゼルとグレーテル」まではほとんど分かりますが、それ以降はあまり良く知らない物語でした。特に「ルンペルシュチルツヒェン」は人の名前がタイトルになっていますが、現在BSで放送中の「ワンス・アポン・ア・タイム」にも登場するので何ものなのか気になっていました。でもこれで分かったのでスッキリしました(^^)/

 2012年が古事記編纂1300年とされ(筆者は異論あり)、2013年の今年は伊勢神宮と出雲大社が式年遷宮の年ということで、報道も多いし出版も多彩だ。改めて古事記を読み直そうというのは自然な流れだ。

 いつもながらこの「100分de名著」シリーズは気に入っている。テキストと共に4回の放送であらゆる名著を分析・解説してくれる。テキストの他に映像が理解を助けてくれる。特に今回のような古典は尚更だ。原文は簡単には読めないものだし、それぞれの専門書に任せれば良い。

 古事記はいわゆる歴史書ではない。神話など物語のなのだそうだ。時の政権の正統性を示すための書ではない。なぜなら勝者側からの話のみではなく、敗者側から見た物語があるのだという。そういう意味での日本書紀との比較も面白かった。


2013年11月06日(水) 《私は怖い「グリム童話」》


《私は怖い「グリム童話」》

 Amazonで「グリム童話」をdownloadしました。作者はグリム兄弟(Brüder Grimm)です。全部で11編収録されています。初版が昭和24年のためか古めかしい表現があります。かえってそういうところも魅力的です。始めの3編を読んでみました。
 1.赤ずきんちゃん
 2.おおかみと七ひきのこどもやぎ
  (「こやぎ」でなく「こどもやぎ」)
 3.白雪姫
の3編です。この後に
 4.ブレーメンの町楽隊
   (「音楽隊」でなく「町楽隊」)
 5.ヘンゼルとグレーテル
と続きます。古い感じのタイトルもいいですね!

 最近は「本当は怖いグリム童話」とか、白雪姫をパロディ映画化した「スノー・ホワイト」や「白雪姫と鏡の女王」(ジュリア・ロバーツが鏡の女王役)とか、いろんな童話をマゼコゼにしたドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」などが出ており、これにも白雪姫が登場します。

 そもそも白雪姫は、7人の小人たちに注意されたのに毒リンゴを食べて死んでしまいますが、突如現れた王子様のキスで生き返り、連れ帰った王子様と結婚して幸せになるというお話です。白雪姫は鏡の女王に何度も殺されかけ、三度目には本当に殺されてしまいます。しかし最後には女王は復讐を受け反対に殺されてしまいます。
(因みに本訳では、白雪姫は王子様のキスで覚醒するのではなく、姫の棺を担いだ家来がけつまづいて揺れた拍子に、白雪姫の喉から毒リンゴの欠片が飛び出し目覚めるのです。当時はまだ子どもたちにキスや接吻という言葉は御法度だったのかも)

 「赤ずきんちゃん」や「七ひきのこどもやぎ」でもおおかみたちは腹を切り裂かれ殺されてしまうのです。そこには温情なんかありません。殺したり殺されたり、やはりグリム童話は怖いです(^_^;)


2013年11月04日(月) 《絵本「三びきのやぎのがらがらどん」》

《絵本「三びきのやぎのがらがらどん」》

 一昨日の「世界ふしぎ発見!」は舞台がノルウェーでした。ノルウェーといったら「フィヨルド」や「バイキング」が思い浮かびます。世界一の渦潮というのも紹介されていました。
 番組でも紹介されましたが、絵本の「三びきのやぎのがらがらどん」が有名です。やぎたちが崖の下で待ち受けるトロルという化け物をやっつけるお話です。今では母親になった娘たちに読み聞かせた記憶があります。娘が言うにはトロルがとても怖かったそうです。

 そこで昔読んであげた絵本をさがしてみました。ありました。改めて読んでみて面白いことに気付きました。トロルがやぎに呼び掛ける言葉が『きさま』なんです。格闘シーンでは、「やぎは二ほんのやりで目だまは『でんがくざし』」。どちらも今どきの子どもたちには分からないでしょう。1965年発行の絵本でした。今はもう新しい翻訳が出ているのかもしれません。


《映画「清須会議」が面白そう!》

 間もなく公開される映画「清須会議」。さんざんTVCMに流れるのでどんなに面白いか見てみたい。三谷幸喜が時代劇専門チャンネルで『三谷塾』と題し「清須会議」の解説をしていたので聞いてみました。若い学生相手だったせいか、分かりやすく話していたので面白かったです。今まであまり知られていない部分にスポットを当てたいとも話していたので楽しみです。

 でもちょっとだけ気になったこと。三谷幸喜が板書しながら講義をするのですが、漢字の筆順がずいぶんデタラメだったのです。文字の上手下手は別にして、教養人がこういう書き方をするのを見てちょっとビックリ。「州」なんか「川」と書いてから点を三個打っていました。(゚◇゚)ガーン


2013年11月03日(日) 《映画「夢売るふたり」を見る》

《眠れない夜》

 痛み止めの麻薬を張り替えた夜は何故か目が冴えて眠れないことがあります。今夜はそれに追い討ちを掛けるように腰に圧迫されるような痛みが発生しました。そして更には先ほど飼い猫の「老ハイド」がくしゃみをしたかと思ったらゲロを吐く音がするではないですか!どこに吐いたのか?トイレに立った時にでも気付かずに踏んだら滑って転倒ということもあるかもしれません。お祖母ちゃんひっくり返ったら一大事!あれこれ考えたら益々眠れなくなりました。

 取り敢えず起きて行って確認したら音だけで、ハイドは何も吐かなかったみたいです。今は電気アンカに戻ってスヤスヤと眠っているようです。安心しました。私の腰の痛みも少しは引けた感じです。これでなんぼか眠れるかな。ではお休みなさい(-_-)zzz

https://www.dropbox.com/s/r3uhtcqjz71efe7/2013-09-27%2021.10.54.jpg



《映画「夢売るふたり」を見る》

 一昨日は映画「夢売るふたり」を鑑賞した。

 小料理屋を経営する夫婦(阿部サダヲ・松たか子)が、営業中に火災を出してしまい全てをなくしてしまう。
 夫が酒に酔って転がり込んだ元客の女が持っていた、男との手切れ金で融資を受け再出発を考える。しかしそれには全く足りない。
 そこで思い付いたのが結婚詐欺だ。しかも二人で仕組む。寂しい女たちを次々と騙して金を巻き上げていく。その手口は杜撰だが結構面白い。阿部サダヲが感情に訴えるシーンが迫真だ。ただその杜撰さ故か間もなく露呈する。そして結局は法の裁きを受けることになるのだった。
 ひと頃阿部サダヲが坊主頭にしていたのはこの映画で刑務所に入っているシーンを撮影するためだったのか。

 今回の映画で「阿部サダヲ」ってなかなか凄い役者だなと思った。決して二枚目ではないが、どんな役でもこなせそう。自然に演技をしているみたいで引き込まれた。「松たか子」もはじめは大したことないと高を括っていたが、なかなか良い演技で見直した。全然お嬢様ではなくなっていた。
 ただ映画そのものは軽いタッチではあるが、ストーリーは何とも後味の悪い映画であった。


《明治維新前後を生きた女性たち》

 このところ続けて杉本鉞子著「武士の娘」、櫻井よしこ著「明治人の姿」、『歴史読本』編集部編「幕末を生きた女101人」と読んできたので、この書にも目が止まりました。
 安倍首相も女性の活用に注目していますし、日経でもWomanというコーナーを設け、女性のリーダーや経営者を取り上げています。

 大河ドラマ「八重の桜」では会津出身の山本八重子が大活躍です。これからは大山捨松が鹿鳴館の華として活躍するということです。今まで見えてこなかった女性たちの歴史に触れられそうで楽しみです。こういう書に目を通しておくとドラマも一層面白くなるのではないでしょうか。日本のドラマは韓流時代劇と違って時代考証がしっかりしているらしいですから(^_^)v

http://www.amazon.co.jp/dp/4582853323/ref=cm_sw_r_an_am_ap_am_jp?ie=UTF8



 杉本鉞子著「武士の娘」、櫻井よしこ著「明治人の姿」と読んで、この書にたどり着いた。明治維新前後に活躍したり、活躍した男を支えた女性たちが101人も紹介されている。ほとんど知らない女性ばかりだ。

 知っているのは最近大河ドラマになった「龍馬伝」に登場した龍馬の妻といわれる「お龍」や、姉の「乙女」、「千葉佐那」、「平井加尾」あたりだ。武市半平太、高杉晋作らも活躍しドラマにも登場するが妻など取り巻く女性たちはあまり出てこない。
 「篤姫」の主人公「天璋院篤姫」とそのまわりの女性たち。
 現在は「八重の桜」の主人公である「山本八重子」、会津藩家老の西郷頼母の妻「千重子」と家族などだ。

 こうしてみるといかに当時の女性たちが知られていないことか。自分が知らないだけなのだろうか。それぞれさらりと触れているだけなので詳しい人たちには不満が残るかもしれない。しかしリファレンス的に見るにはなかなか読みやすいと思った。


2013年11月02日(土) 《ビジネスで誠意伝わる謝り方》


《ビジネスで誠意伝わる謝り方》
 12日付け「NIKKEIプラス1」から

 日本の謝罪外交が批判されることがありますが、私は日本は謝罪の文化の国だと思います。国内においてはトラブルが発生した時、お詫びをして悪いということはほとんどないと思います。

 アメリカでは例えば交通事故が発生しても、訴訟になった時に非を認めたとされるのを恐れて絶対に「アイム・ソーリ」は言ってはいけないとされていました。しかし最近では、この「アイム・ソーリ」が不利にならないような制度ができている州が増えているそうです。アメリカでも人間関係を大切に見直されているということでしょうか。

 私の社会人一年生の時、私はこの謝り方を知りませんでした。自分担当の現場でトラブルが発生。あらかじめ頭の中に準備したのは謝罪ではなく言い訳でした。上司と共に出向いてトラブルの説明を始めた私にしびれを切らした相手はとうとう営業補償をちらつかせました。絶句した私を横に上司が丁寧に謝罪してくれ許してもらいました。この時初めて「お詫び」の仕方を学んだ気がします。

 姉妹都市交流でアメリカ・ワシントン州フェデラル・ウェイ市を訪れた先での出来事。すれ違いのできないほど狭い所を反対側からベビーカーを押した若い母親が来ました。僕らが道を譲ると笑顔で発した一言「Excuse us!」いわゆる謝罪とは違うかもしれませんが、心に残った一言でした。

 道ですれ違いざま、肩がぶつかったらお互いに「ごめんなさい」これが何も恥じることのない日本人の美しい謝罪の文化だと思います。


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(Amazonの配送》

 一昨日ネットで発注した本が予定通り先ほど届きました。しかも送料無料で来るから不思議です。どれから読もうか迷うところですが、積ん読している本が山ほど・・・・


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2013年11月01日(金) 《火曜日は4週目の診察日で病院へ》

《火曜日は4週目の診察日で病院へ》

 火曜日が4週目の通院日でした。いつもタクシーで行くのですが、いつもは駐車場に入れない車が順番をして取付道路に並んでいるため、病院正面に着くのにタクシーでも数分並ぶこともあります。

 でもこの日はすんなり行けたので「今日は順調だぞ」と思いました。10時前に受付を済ませ待合いホールに行くと結構人がいっぱい。血液検査の採血も待ち人沢山で入り切れず採血室の外で待つことに。それでもあまり時間がかからずに済んだのでラッキーでした。

 そこで慣例通り待ち時間を利用して院内の理容室へ散髪してもらいに行きましたが先客が2人もあり、私の番は11時30頃になるとのこと。やむを得ず待合いホールに戻ると看護師がやってきて「ゾメタ」点滴の準備ができたと言います。いつもは昼近くになるのに、今日は床屋が混んでてラッキー!
 点滴が済んで床屋に行くとちょうど先客が済んだ後でした。体調に合わせて洗髪抜きでカットだけしてもらいました。

 待合いホールに戻ってみるとまだまだ沢山患者さんが残っているではありませんか。中待合いは空席が無いほどです。やっぱり今日は混んでいるんだ!この時点で12時を回っていました。実はこの約一週間お腹の調子が悪く、下痢気味で軟便が続きニヤニヤしたお腹に苦しんでいたのでした。1時半にはとうとう我慢できなくなり、空きベッドがあったら横にならせて欲しいと看護師にお願いしてベッドを借りました。

 私の診察の時には医師がベッドまで来てくれました。お腹の調子が悪いのを話したら別の整腸剤を出してくれることになりました。私が診察したもらったのは、もう2時半でした。もしまだ車椅子に座っていたらかなり辛かっただろうと思います。助かりました。帰宅できたのは3時頃でした。


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