| 2011年08月27日(土) |
フレンズ・オン・アイス |
本日昼の部でフレンズ・オン・アイスであります。土壇場で大ちゃんがINしたかと思ったら当日二、三日前になっていきなりスルツカヤがINしたりとやる前から波乱万丈でありました（ライサの参加もびっくりだったよ。あんたチャンプスキャンプはええんかい）。
朝十時ちょうどの新幹線に乗って新横へ。名古屋駅のホームは暑いっ。まあほんとに暑かった八月上旬に比べれば大分ましだが、こんなとこで何分も待ってらんない。どっちにしても朝食抜きだったので、ホームのきしめん屋できつね。不思議とここが一番涼しかった。ホームの待合所の方がよっぽど暑くってずっと汗じんわり。で、不思議と新横浜は涼しいのね。ま、曇ってたせいもあるけど、去年カンカン照りで、新横リンク名物のクソ寒さとのギャップが激しすぎたことを思うと、なんとも楽。駅からリンクまでは、自然と人の流れができてて、去年同様地図いらずだった。リンクの真っ隣にあるセブンイレブンの前で大勢の人が煙草を吸っていたのだが、何気なく目をやると、長久保先生が！ もう早速に非日常感バリバリ。先生は吸いながら誰か女の子と喋ってたんだけど、邦和っ子の誰かかな？ 普段着でなおかつ化粧も日常仕様だと誰が誰だか分からんわい。
入口がハナから混んでいたので、外でちょっと待ってから入場。物販去年よりはすいてるかな。・・て、そうでもなかった、すぐにも激混み。早々に退散して己の席へ。が、去年北側のスーパーアリーナだった感覚が抜けず、そのまんま北側へ行ってしまう。今年は南側じゃよ。そのまんまスタッフのお兄さんに案内されて（その方があんまりぶつからずスムーズに行ける）本来の席へ。と、この段階でいやん寒い。去年の教訓を糧に今年は厚手の上着を持ってきたので早速装着。二列目の一番端っこだったんだけど、端っこは荷物置くのに便利だな。傘も手すりにぶらさげとけるし。
レポはまあ、ひたすら記憶頼みなので、こっから先はかなりあやふやです。順番違ってたり、一部と二部がごっちゃになってたりするかも。
会場が暗くなると、荒川さんの声で震災へのメッセージが。それから一人（一組）ずつ出てきて群舞スタート。いやあ、オープニングに関しては南北の席が勝ち組だね。全員一斉に両サイドに近づいてきてくれるからさ。ノリノリの音楽の後は四人のキッズスケーターたちによる“Ｓｍｉｌｅ”。ちなみにみんな東北っ子。一通り終わった後は、荒川・本多・田村・羽生の東北シニアスケーターたちが手を取ってペアプロ。素敵―。ゆづが意外にちゃんとリードしてて関心（思わずザ・アイスのこづが脳裏をよぎる）。
終わった後は荒川さんがマイクを持って観客に挨拶。しーちゃんのボスオーラを心地よく浴びつつ、本番スタートであります。
一番は石川翔子ちゃん。「今年ＮＨＫ杯への出場が決まり・・」えっ？ そうだったの？ 知らんかったよ、おめでとう！ 音楽はこれミス・サイゴンかな。振付も荒川静香とな。おおいいよいいよ。この二人の芸風はそれほど違わないので、これはよいチョイスだと思う。実際よかったし。放送楽しみにしておるよ（や、行けたら行きたいけど）。
田村岳斗は･･･、ごめんよく覚えてない（ボカ〜ン）。黒の上下でハット被ってていかにもヤマトという、きざったらしいのだったのは覚えている（笑）。
お次はあっこちゃんでハンガリー狂詩曲。ＳＰの曲名は知ってたけど、これアレンジがなんか・・。このバイオリンなんかマトン臭くない？ 後で調べたら実際エドウィン・マートン編曲バージョンだった。ううん、これは好き嫌い分かれそうだな。マートン嫌いじゃないけど、どうにも鼻のイメージが強くてだね（笑）。まあ、あっこちゃんのことだからＮ杯の頃にはすっかり自分の物にしているだろう。どうもリベルタンゴ以降ＳＰは似たようなのばっかりだったから、今回のこれは歓迎ですよ。滑りはじめの割には体もすごく動いていたし、もうあとは彼女なりの色を加えていくだけですな。
シェイ＝リーン・ボーンは、去年のシングルウーマンの歌のごとく、ノリノリの歌。岳斗もノリよかったけど、彼女はやっぱり段違いだね。なんなんだ、あの無駄な元気は。どうしてそんなにどこでもハイドロできるかね（笑）。もうエエ年のはずなんだけど、本当によく動くわ。ほとんど二十代の頃のままのようで、無理を感じさせない。お客さんたちも盛り上がってて、ボーンが席に寄ってくると、皆さん漏れなく立ち上がっていた。滑り終わった後、私の近くに座っていたハゲのおっさんがやったらアピールしてて、まあボーン姐さんがそっち向いてくれるといいわね、と思ってたらボーンはちゃんと彼のそばに来て、ハグまでしていた。いやあ（笑）。
本田武史はなんかまた太ってたような気がする。今まではそれでも「氷の上ではイケメン」だったと思うのだが、今回はそれも厳しかったぞ（笑）。絶品イーグルも腹から上がもったいない感じ〜。
そして有香さん！ 密かに「月の光」を期待していたのだけど、実際は初めて見る赤い衣装のプロだった。ほんのりラテン系のノリのいい歌だったかと。ここ最近は毎回「プロスケーターとしての有香さんはこれが最後かもしれない」と思いながら見ているので、ひたすらじっと見入っていた。教え子も増えたから、自分のトレーニングなんて時間的にも精神的にも厳しいだろうに、有香さんはしっかりキープしているなあ。２Ａを含めてジャンプ失敗一切なし。スピンも素敵。スケーティングもねえ･･･。や、もうため息が出ますな。氷の上に見えない自動レールがあって、有香さんはその上にのっかてるだけのよう･･･。途中でガタイのいいのが出てきて、なんかひざまづいてるよ、と思ったら私の（違う）ポジェでした。よく考えてみればボーンもいるから今回は師弟インなんだな。最後の方でははたしてポジェが有香さんをぐるぐるリフトしてました（身長差４０センチはあるよね）。きゃっきゃ。ん？ 新潟ではポジェの部分はひょっとしてアボがやるのかな。やるんだよね、ね？
その後はポジェと同じく黒くて長いライサ登場。ライサは一部・二部両方出てくれて、どっちかがロクサーヌでどっちかが未見のボーカル曲プロ。一応ロクサだけの感想をば。ＳＯＩと全米のエキシで散々見たけど、つくづくこのロクサは・・いい・・！ とにかくダンスを仕込まれてからのライサは今までとは全く別人だよ。変な話だけど、金メダルを取って以降の彼の方が、味のあるスケーターになったと思う。金メダリストとしていろいろ経験して、内面でもいろいろあったことが、こういう変化をもたらしたのかしら。それまでは「なんか地味でつまらんな。体の動きなんて、メロディと振付にそってるだけだし」と思ってたのになあ。
去年のフレンズの感想で、「ライサがなんでフィギュアスケートという変なスポーツを選び、その後もずっと続けたのかがよく分からない」なんて書いたなあ。ま、正直今でもさっぱり分からんわけだが、取り敢えず今は理屈抜きで続けたいんだということだけは、今日の演技でよく分かった（別に分かっても分からんでもよけいなお世話ってもんだが。とにかくライサは妙にモヤモヤするやったのう）。競技復帰を選んだことに対して、彼自身実際どのような心の移り変わりがあったのかは知る由もないけれど、ラストはハッピーであるといいね。
今回一番のびっくり、スルツカヤ登場。髪を後ろで縛ってちょっと上げてて（ポニーテールってほどじゃない）、紫か紺みたいな色の衣装。事実上引退して早数年になる人にこう言ったらアレだけど、彼女こんなにかわいかったのね。それでいて、演技は昔を髣髴とさせるパワフルさ。すげえ。現役時代は、顔も体型もおばさんみたいだったのに。全てはミスプロデュースゆえだったの？ 今のレオノワにしてもそうだけどさあ、ロシアは正統派美女じゃない子に対してろくな仕事しないよね。･･･まあそんな悪口はともかく、繰り返すけどいい演技でしたよ。現役時代あまりに多くの辛酸を舐めた彼女が、こんなにもリラックスして楽しそうに滑っているのは見ているこっちも幸せ。お子さん元気に育ってくれるといいね。
�盒饗臺紊録沓咤个鬚�披露目。衣装は去年の全日本フリーのから毛を取ったような感じ。音楽はややオリエンタル？ 和太鼓っぽい音も入ってましたが、曲名はなんじゃろ（ま、そのうち誰かがＵＰして下さるだろう）。おお、スケーティングは相変わらずチュルチュル！ オリビエ効果がどの辺にきてんのかはちょい分からんが。あれ、アクセルはダブル？ ジャンプはちょっと低調かな。まあ、手術あけだしね。と思ったらデーナツスピン。て、そこはわざわざやるんかい（笑）？ ステップは毎度のごとく踊りまくりで、こりゃいいＳＰ。ただやっぱインパクトでは去年の方がね（笑）。フィニッシュではちょっとよろけちゃって本人苦笑い。オフにふさわしいヘタレっぷりを受けて場内からはさざなみのような笑いが（笑）。
ここで抽選と休憩。あいにく今年は熱烈な小塚ファンによる「フリー♪ フリー♪」のような楽しいことは特になし（笑）。トイレ行って、お花や物販をぶらぶら。そういや去年はみんなの五輪メダルを展示してくれてたんだよね。さすがに今年はないけど。あれ、南側の出入口スペースにも物販がある。去年はあったかな？ こちらでは東北のリンク支援のためのチャリティーグッズが売られておりました。グッズ販売と同じくリンク支援の募金箱もあり。グッズは買わず、募金箱に取り敢えず投入。箱は透明だったのですが、紙幣率高し（しかも万札が普通に多かった！）。皆さんさすが。
こっから先の記述は順番・内容共にいよいよ怪しいです（ボカ〜ン）。なんでって第二部がすっげー面白かったから！ 規則正しく覚えてる場合じゃなかったよ。
しょっぱなからマンボ複数形（笑）。最初は三人だったかな、本物とピンク崇彦と荒川マンボ。途中からあっこちゃんが入って、彼女はほぼソロでかなり長くやってくれました。ストレートラインステップやってくれたのは感動。しかしドーナツスピンはなんだか本物に対して可哀相な気も（笑）。最後に再び本物登場と思ったら、なんとボーン様もご一緒に！ ええええーっ！ いやー、すごいすごいよ、こんなの見せてもらっちゃっていいの？ でも私、ピンク崇彦をピンでもっと長く見たかったわ（なんだよ、あのチョビ髭〜）。
まずは去年からお馴染みのヤマ子。「道」の音楽と共に登場です。最初はもっとふざけてやるのかと思っていたけど、案外真面目に完コピしてて･･･かえって爆笑でした。ジャンプの入りまでそれっぽいよ（笑）。て、結局最後までやっちゃったよ。しかし大ちゃんというよりむしろラハカモに見えたわ〜。ラハカモごつかったもんね。あ、フィニッシュはまた寝ちゃうのかい、ヤマ子。で、また音楽が始まったかと思ったらからなんと市松衣装を着た本物が登場。毛布をヤマ子にかけてやりつつ、普通に演技開始。おおお、本家道を生で見られるとは思ってもみなかったよ！ 来た甲斐はあった、ありすぎるほどあった！ で、途中までは普通にやってたのですが、寝ていたヤマ子が起き出してからはもうカオス。すったもんだの挙句、最後はヒロインの熱いベーゼで幕を下ろしたのでした。
場内わきわきの後、ロミオ衣装のゆづ登場。お笑いの空気が充満する中このシリアスなプロを滑るのかよ、なんという無理ゲー、と思っていたのだが、結弦に不可能はなかった。さっきの色モノたちはなんだったなのというくらい、あっという間に彼の世界。３Ａのシークエンスは不発に終わったけれど、まあそれは些細なこと。
その後はウィーポ。新ＥＸなのか新ＳＤなのかは不明だけど、雰囲気は去年のＳＤと近いかな。あれ大好きだったんで嬉しい。ケイトリンの青いドレス、素晴らしい色。テケ二回目、スル二回目、こづ新ＳＰ、パントン（愛の夢）、ミキティ（千の風）、ライサ二回目と名手たちのたたみかけ。最後はもちろん荒川静香でしたっ。
ショーは３時に終わった。新幹線は３時半のだったから、ややギリギリ。小腹がすいたので、駅ビルのパン屋でクロワッサン買って、車内で新幹線コーヒーと一緒にぱくついた。はあ、今年も横浜の名物を口にせぬままかえ。今夜は親がいないのと、取り敢えずご馳走が食べたくなったので、気晴亭で晩御飯。結局地元名物に始まり地元名物に終わった。さて、来週は新潟でアボだよ。
| 2011年08月26日(金) |
まだまだ夏は続くわけだがもう終わったとみなし |
すっかり月一更新、それも一日分しか上がってこないだめ日記です、すみません。まあ自分でもびっくりですね、ほんと。夏本出さないと決めた途端、こうも全てやらなくなるとは（笑）。諸氏へのメールの返事も滞っているし･･･。そのくせなんだか妙に忙しいのは、ＨＤＤの整理に追われているから。スケート、世界選手権まではもう早い段階でダビングもインデックス作りも終わってたんだけど、その前に再放送でやってた国別対抗戦とか、その他アイスショー、あと冬にＪスポで再放送して、アナログのＤＶＤレコーダーに保存した全米２０１０のダビング＆インデックスがなかなか終わんない。まあ、メモりながら通しで見ちゃうからそりゃ時間かかるわな、ですが。こないだも怜奈ちゃんの現役最後の演技見ながら涙ぐんじまったぜ。これ以外にもアナログのＤＶＤレコーダーにまだいろいろ残ってて、もう永遠に終わりそうにないです。それと夏ということで相変わらず戦争関連の番組もいっぱい録ってたし、他にもいろんな録画分が詰まっているので、これらもなんとかやんなきゃ。１０月になったらまたスケートでＨＤＤがパンパンになるだろうから、しっかり空きを作らないといけないのです。頑張れ私。
ダビング＆インデックスと言えばもう一つ、ドイツ関連のＤＶＤがあまりに多くて、しかもあちこちに置いちゃってこのままだと大事な大事なお宝映像を失くしそうなので、この夏休み中に２０枚入りのディスクバインダーを何個か買ってきて、全部そこにしまいました。一枚一枚、インデックスと中身が合っているかどうかチェックしたよ。めんどっ。そうしたら一つＲＡＭで、インデックスに番組名はあるのに中身がないのがあって涙･･･。ううん、大方このＲＡＭに直接録画しようとして、結局忘れちゃったんだろうな。まあそんなに超重要な番組ではなかった・・と思いたい。ちなみにドイツ関連のＤＶＤ＆最近のＢＤは全部で３５枚ありました（ボカ〜ン）。あ、ファイルに入れられなかったカートリッジ式のＲＡＭもあったから、プラス三枚ぐらいかしら。いやあ、これ全部見たんだよな私。中には二、三回見たやつもあるぞ。自分のアルベルトへの愛にあらためてうっとりするわ（ボカ〜ン）。
やあそれにしても夏コミは楽しかったです。何より体力的に楽ちんだった。初日はマアタさんのお手伝いをした以外はお買い物もちょっとだけだったからなおさら楽。新刊出さないでサークル参加もしないとこんなに健康的なのね（笑）。二日目に吉祥寺の珈琲散歩に行って年末のリベンジを果たしつつ、三日目は会場でまたお買い物しに行ったんだけど、この三日目が一番辛かったのかもしれん（笑）。
行く前にちょっと心配だった会場建物の安全面にしても、結局何事もなくて、関係者各位様には感謝です。トイレが一部故障中と言われていたけど、これもそんなに影響はなかったと思う（頻尿の私が言うんだから間違いないw）。ただ、これはいつもそうだったのか、今回だけだったのか分からないけれど、四時で終了した途端に空調の流れまで終了しちまったのにはヤられたよ（涙）。もうちょっとプリーズ！
あと、私は気がつかなかったんだけど、姐さん方が言うには「席に空きが目立った」んだそうで。ご自身が被災されたのか、それともご実家の方に何かあったのか。もともと今回の震災を受けて運営側は３月２５日から４月７日までキャンセル受付をしていたわけだけど、カタログ他によれば結局約四百ものサークルがキャンセル申し込みをしたのだそうです（とは言えその申し込み事態できないサークルもあっただろう）。そう言えば私もいつも贔屓にしているサークルさんが福島出身の方で、三月当時はブログの中で「無事は確認できたけど、それまでは気が気じゃなかった。当分何もする気がしない」と書かれていたわ。今回の空席は推して知るべしでしょうか。全てが元のままに、というわけにはいかないかもしれないけれど、それに近い状態が少しでも早く戻ってくることを祈るばかりです。
東京の街は私が見た限りではそれほど変わりなし。一番気がかりだった電車のエアコンもこれまでと全く変わってなくて、ほっとしたー。まあでも夜はちょっと暗かったような気がする。東京で暮らしている妹と７月に会った時は「名古屋は明るいね。雰囲気も全然違う。東京は今どこも真っ暗だよ」なんて言ってたから、実はもっと真っ暗なのを想像していたんだけど、銀座を見る限りそう極端に暗いとは思わなかった（意識しなければ分からなかったかも）。まあでも地元の人によればちょっと前までもっと暗かったそうだから、妹が言ってたことは実際そうだったんだろう。逆に言えば今までどんだけ無駄にコウコウとしてたんだか、っていう話ですな。今ぐらいでむしろちょうどいいよ。
続く冬コミの申し込みは無事済ませました。１７日から２４日まで夏休みだったので、１６日の夜からゆっくり書けたよ。１７日にじっくり見直して、そのまま近所の郵便局の窓口に出しました。００９は次回二日目の３０日だってね、ラッキー。年末は２９日からお休みなので、大いに余裕をもって現地入りできるわ。今度は受かりますように。それ以前にしっかりした新刊が出せますように。
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