猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2011年01月30日(日) おめでとう、アモディオ! おめでとうアリッサ!

 欧選の男子フリーは昨夜の2時10分から始まってたんですが、その前に欧選女子フリーの生放送を見てサラ・マイヤーの優勝に感動し、その後の優勝インタビューでのランビに爆笑し、さらにサッカーアジア杯の延長戦にチャンネルを合わせてドキドキしすぎたので、とても見る気力が湧きませんでした。どっちにしろラスト二グループが登場するのなんて朝方だしよ・・・。

 寝たのが3時半だったので、起きたのも10時と遅く、もちろん試合はとっくに終わってる時間。ついでに言えば全米女子フリーが今朝8時半から始まっているので、欧選男子見終わったらすぐこっちに移動しないといけない。

 携帯からスポナビにアクセスすれば、結果はもう分かるんだろうけど、敢えて何も見ずにラスト二グループを視聴。昨日はどうなることかと思ったジュベは四回転は単独一本に留め、他三回転を鬼門のルッツも含めて全て成功! スピンでもレベルを取りきって152点をマークし、圧倒的に暫定一位! うーん、やっぱり勝つべき所では勝ってくるね! 五輪以外(ボカ〜ン)。

 そんなこんなで最終グループ。滑走順はコンテ、アモ、ミハル、KVDP、ガチ、トマシュ。うん、アモにとってはベターな滑走順だな。コンテはまあまあ踏みとどまった演技で、この時点で二位に。そしてアモ。うわ緊張してるなあ。無理もないけど。しかし会場のアモへの歓声は凄い。相当でかかったジュベへの歓声を上回っている。しかし当人の演技は全体的に固く、ジャンプでもちょいちょい乱れた。が、なんとか転ぶことなくやり切り、見せ場のステップではエネルギーを迸らせていた。エリボンで叩き出したSB更新とは行かなかったが、ショートの貯金もあってなんとか暫定一位。まずはよしっ!

 さてその次は恐い恐いミハル・・・。昨日のショートはマジ凄かったので、フリーもやってくれそうな感じ。ただいかに滑り込んだプロとは言え、病み上がりでフリーどこまでやれるものかだが、昨日のショートといい、こいつの心臓の強さは異次元。アモにとってミハルは、ジュニアの頃から勝てなかった相手。これからも欧州内に限ればアモにとって一番恐い相手はミハルだろう。逆に言えば今病み上がりのミハルに勝てなかったら、今後もずっと勝てない。今日は勝たねば!

 そして肝心のミハルは・・・。本人の様子を見る限り、二回も転倒して、あまつダブルも飛んじゃうなんてのは想定外だっただろう。練習では戻ってたし、本人もやれる気だった。でもやっぱり本番では何が起こるかわからないってことか・・・。この時点でコンテ、メンショフの下。表彰台からは完全に落ちてしまった。演技後もキスクラでも顔を覆っていたミハル。こいつでもこんな風になることあるんだなあ。しかしここで悔しい思いをしたから、逆に世選でとてつもないリベンジをしてきそう。

 KVDPを見て、ガチを早送りして(ボカ〜ン)、トマシュへ。アモはPCSではまだトマシュには勝てないので、神トラが降臨したらアモは勝てない。さてどうなるか。おおっ、四回転、単独だけど、すげえきれいなの来た! ああでもこの後力尽きて大崩れするのがトラなんだけど。はたしてその後のジャンプではちょいちょいやらかしたものの、大崩れすることはなく終了。あとは点数だな。ううううドキドキする。カメラはフロアにいるアモも映している。アモはもう勝利顔(笑)。そしてトラの点数出た。

 やった、やった!! アモが優勝! すごい〜っ、初出場の欧選でチャンピオン!! フロアではまずモロゾフと固く抱き合い、続いてジュベの胸元へ飛び込むアモ。もう完全に犬っころ(笑)。優勝インタでは昨日のサラ・マイヤーの時に引き続きランビ登場(笑)。サラ相手の時はドイツ語でしたが今日はフランス語で。しかしアモの優勝インタはうるさかった。お前吼えすぎ(笑)。台乗りの時もはしゃぎまくり。国歌斉唱では恐らく歴代チャンピオンの中で一番でかい声で歌っていたんじゃないかと。ジュベも隣で一緒に歌ってました。ジュベはこれで十年連続欧選台乗りか!

 続けてJスポ+にチャンネルを回すと、すでに最終滑走レイチェルだった。ええええ。アリッサはどうなったの? 未来ちゃんは? 藤吉アナ曰く「現在シズニーが代表に片手を・・」てなことを言っている。てことはアリッサ暫定一位か! 自爆しなかったんだなあ! うううということはショート一位だった未来ちゃんは自爆しちゃったの? もう気になってレイチェルの演技どころじゃない。そんなこんなでキスクラでレイチェルの点数出る。二位か。そして未来ちゃんは三位だそうで。つまり東京には来れないってことだよね・・・。GPSでも成績はレイチェルの方がよかったから、もう未来ちゃん来れない確定ですな。アリッサが昨シーズンからの不調を乗り越え優勝したのは嬉しいけど、未来ちゃんが来れないのは、ああああああ(涙)。

 表彰式までのインターバルにて優勝したアリッサのフリー演技をVTRで。うわあ、本当にいい演技だった! スケカナとGPFの演技もよかったけど、今日はより一層よかった。スピードが落ちちゃってる所もあったけど、感情迸る最後のサーキュラーステップで観客の心も含めて全てを持っていった。解説の藤森さんも絶賛。

 表彰式の未来ちゃんは一応笑顔でしたが、内心はなあ・・・。世選の代表発表はもう少し後のようだが、もう決まってるよね・・・。何はともあれ有香さんとジェイソン、そしてアリッサおめでとう。あとはアボットだな。




2011年01月29日(土) 呟く程度に@欧州・全米

 朝9時半からJスポ+で全米生放送。起きたのがちょうど9時半だったもんだで、テレビつけたら第一滑走のメッシングが終わってた。ま、いいやあとで録画確認。表情からしていい演技だったんだろうね。今回の全米、滑走順をランダムにした結果、第一グループにメッシング、リッポン、ムロズ、カサー、アボットという、「第一グループでほとんど終わってるんですけど」状態。

 リッポン、わあ衣装変えてきた! すごい綺麗。王子度さらにアップ。がしかし演技が・・・。3Aでグラ、3−3は決めたが、両手上げルッツでまさかの転倒! 66.26はメッシングより下。オーサーがキスクラでトゥモローなんとかとか言ってる。まあ明日だな、明日。ムロズさんは、4−3の4が着氷やばくて4−2になってしまった。他は特にミスなし。だが相変わらずスピードがなく、メリハリ今一つ。点数は暫定一位。

 アボ。カサーの演技後リンクをガーッと滑っていたが、すげスピード。ああ、今までは長い前座でした(ボカ〜ン)。がしかし、カサーがなんかジャッジと話をしている。なんか落とした? 落ちてた? 花娘が出てきてチェック中。うう、長い。やめてよアボの集中が切れちゃう。カサー、今私はお前を殺したい(ボカ〜ン)。

 これが影響してか、演技が若干縮んでしまったような。ルッツの着氷がほんのちょっとだけぶれた以外はいい演技だったか。まあでも今までのアボだったらこんな目にあったらまず自爆してたろうからこれはこれでいいのか。点数も78.39と、ナショナルにしては渋い点。まあ暫定一位ですけど。

 しばらく影薄選手と製氷になるので、その間にこの日記を(笑)。

 ブラッドリーの演技が始まったので焦ってテレビへ。て、行ったらもう終わってた。点数はなんとアボの上で80.39。本人雄叫び。よかったねえ。すかさず録画で演技を見る。いやあ、相変わらず人気者。名前がコールされるや客はやんややんや。そして始まると、おお、確かにこりゃいい演技! 4−3も3Aも決まった! エッジワークはあんまりよくないけど、本人超いきいき滑ってるので、気にならず。観客はスタオベ。

 さて次の第四グループにはアーミンがいる。彼もくるだろうなあ。ええっとこの時点でリッポンの順位は・・・、な、7位!? ちょ・・・、これは・・・世選どころか四大陸もだめな感じ・・・。明日盛り返せるか?

(ユーロとか続きはまたこれから書くね)




2011年01月26日(水) ここ最近のスケート番組まとめ

 世戦の24日のチケットですが、結局お金で解決することにしました(ボカ〜ン)。さすがに真の良席には手が出なかったので、ゲットした席も後ろの方なんですけど、一応ジャッジ側ということで嬉しい。N杯の時の方が会場自体が狭かった分、今回より遥かに前方だったんですけど、あの時はキスクラ側だったからねえ。これでアボのライフ・イズ・ビューティフルを本来の形で見られるわ。ローチケの先行で当たった23日の分は3月にならないと出力できないので、まだどこなのか分からんです。一応スタンドSSなのでちょっぴり期待しているけど(つかやっぱこれが当たったので運使い果たしたよな・・)。これもジャッジ側だといいなあ。キスクラ側だとこれから演技に臨む選手とかコーチとかが見えたりするけど、余程前の方じゃないとそこまで見えないし。

 ホテルの方は品川と田町で手配済み。どっちのホテルにするかはもうちょっと悩んでから決めます。帰りは25日で、朝6時台の新幹線に乗ってそのまま出勤する予定なので、普通に考えたら品川のホテルがいいんだけど、ホテル的には田町の方が安いし綺麗・・・。田町と品川は山手線で一駅しかないから、なんとも迷う選択肢。どっちにしても世間では異動準備の時期だからホテルもやっぱり混んでるので、早めに決めよ。

 それはともかくとしてYou Tubeでカナダ選手権のPちゃんのフリー演技見たよ。あああああ。もう例えようがない神演技ですなあ。あのさあ・・・。私も一応こうやって年度末&月末のバタバタした中どうにかこうにか仕事やりくりして、お金もかけて時間もかけて行くわけじゃん。それなのにオチがP世界王者なんてなったら、もう死にたいよ(ボカ〜ン)。て言うか25日はちょっと細かい仕事が控えているので、かなり気力を振り絞らないといけない。ただでさえ疲れる生観戦、この上P優勝などというトラウマを負った日にゃあ、もうあたし働けない(涙)!

 それやこれやでここ最近のスケート関連番組の感想をざっと。

12/30「バンクーバーオリンピックセレクション」
 もともと五輪直後にBS−hiでやっていたセレクションの再放送。男女シングルの上位選手の演技をショート、フリー共に。本放送の時にSPモードでDVDに録画してたけど、せっかくBDレコーダーがきたことだし、でこっちにDRモードで録画。BS−1での放送ながら、それぞれの映像を比べてみるとやっぱりBDに録画した方が断然綺麗。というわけでこっちを保存版とすることに決定。ああしかしこのセレクション、ペアとアイスダンスは最初からないのよね・・・。本放送の時すらこれらの競技ははなからスルー気味だったけど、今回もやはりなしか。この五輪、個人的に何が後悔ってペアとアイスダンスを全く録画しなかったこと。どうしてもHDDをあけることができなかったのだ。ううう(涙)。CS朝日のフィギペディアとか、Jスポの再放送のおかげでGPシリーズと全米選手権の演技はいくつか抑えることができたけど、やっぱり五輪の映像が欲しかった。特にデロベル&シェーンフェルダーのFDはなんとしても欲しかったです。
 えっ? この日「逃走中」も深夜に再放送してたの!? ガーン! これアナログ放送をSP録画した奴で持ってたから、これこそ地デジ放送をDRモードで保存したかったわ! ぎゃわーん!

1/2「夢対決2011とんねるずのスポーツ王は俺だ5時間スペシャル」
 うーん、期待したほど面白くはなかったなあ。あ、いやフレパや逃走中が面白すぎたんだと思う。でもミキティの成長振りが見られたのは収穫。たかさんが「ミキティ、ロシア語喋れるの?」と振ってきた時は内心「やっべえ、ミキティ! よけいなこと喋るなよ!」とハラハラだったのだけど、当のミキティはすかさず「子供の頃モジモジ君好きでした!」と華麗にスルー(笑)。いやあ、よく避けた。昔のミキティだったら「えへっ、そうですねえ」とか言いながら、聞かれもせんことをベラベラ喋って自爆してただろう。いやあ、大人になったねえ。

1/1、1/2 BSフジの全日本選手権放送
 地上波での放送はいつもどおりの地上波クオリティということで、こちらを保存版として録画。副音声では会場音声のみということで女子の方は迷わず塩分をカット(笑)。ああしかしここで不覚。女子フリーでは冒頭にアイスダンスFDを二組やってくれたのだ。解説はみやけんだったのに、カットになっちまってる。そしてさらにショックだったのは女子ショート。地上波では放送されていた石川翔子ちゃんがカットされている!(翔子ちゃんのフリーはカットされてない) あのお色気プロよかったのに。あああ。そして奈也ちゃんのショートはBS版でも入っていませんでしたとさ・・・。
 3日のメダリスト・オン・アイスはランビもちゃんと入ってて嬉しかったです。

1/9 「スポーツ偉人列伝V 〜今語られる伝説の瞬間〜第五伝」
 BS−TBSの二時間番組。各スポーツの往年の名選手を約15分ずつ取り上げる。荒川静香の番組はバンク前に再放送されていたNHKBSのが秀逸だったけれど、これも短いながらしっかり抑える部分は抑えてくれてて、いい番組だった。世界女王になった04年のことを「二位か三位だったらよかったのに」と語っていたのは、その後の辛い時期と重ねると、ぐっとくる言葉。本当、この頃は今と違ってショーや番組出演で小銭稼いだりできなかったしねえ。しかしモロゾフはどう出てきても笑えるな(笑)。

1/10「もっと強く 〜羽生結弦16歳の挑戦」
 意外に渋い作りだったのはやっぱりNHK。長さとしては30分ちょっとだったけど、すごくよかった。学校での様子とか練習リンクでの風景とか、萌えますた。「ロシア杯では他選手の演技に気を取られて自分の演技に集中できていなかった」との弁も。ちなみにゆづが通う東北高校は荒川静香と本田武史の母校でもある。お、これはどこの教室なのかな、二人が長野五輪に出た時の写真があるじゃないか! おお、この本田武史の写真はフリーのエル・シドの最後のポーズ! 思わず声に出して「うわあ」だったよ。ここ、最近友人から貰った長野五輪のビデオで見返したばっかりなもんでさ〜。よかったよね、この時の演技。しかしこの頃のテケは本当に真ん丸だな(笑)。コーチのガリーナ先生は今とあんまり変わってないのに(ボカ〜ン)。

1/11「はなまるマーケット」
 はなまるカフェのゲストが小塚君! しかしいきなりの格好が目に眩しい青セーター&白カッターシャツ。・・・何これラストダンス。もう爆笑。小塚君はあんまり周囲が期待するようなことは喋ってくれないので、トーク部分はたるかったけど、映像や写真はいいのがいっぱいで楽しかった。特に全日本後、佐藤夫妻・小塚夫妻と一緒にショートの「へへん」のポーズをとってる写真はすげー笑えた。パパ、一人だけずれてやんの(笑)。

11/16「スターズオンアイスジャパンツアー2011」
 陣内君の声うるさい(笑)。でもこの手のゲストにしては、まっとうに機能してた方かも。
「昔母親にアイスショー見に連れてってもらったことがある」
「俺の夢は将来ミック・ジャガーか佐野稔でした」
 ほうほう(笑)。はあしかし陣内君ってもう大学卒業するような息子がいるんだ・・・。やあ、年考えたら当たり前なんだけど、いつまでも「愛しあってるかい!」のイメージが抜けない私。
 懐かしのワイス兄貴やエルドリッジに胸熱〜。うんやっぱりワイス兄貴はいいよね。このアメリカ〜ンな感じが恥ずかしくも好きよ(兄貴と言いつつこの人私と一歳しか違わないんだけどね・・・)。ダイジェストだったのが残念だけど、ここBS放送ではフルでやってくれるよね?
 一番びっくりしたのはライサ。すごく踊れるようになっている! ダンス・ウィズ・ザ・スターで特訓したのがかなり実ったね。さすが努力家〜。今までは腕にしろ足にしろ単にメロディーと音の大きさに合わせて動かしているだけって感じだったのに、今日のはメロディーのもっと奥深くにある部分とシンクロして動かしていたし、振りそのものも、首・指先・足先まで気を詰めてやっていた。うーん、この上達っぷりはすごいよ。努力で伸ばせる所は全て伸ばしたということか。
 ま、でもやっぱ、プル、バトル、デーといったダンスの巧と比べちゃうとやっぱアレかな(ボカ〜ン)。特にプルのエロタンゴはこれまで何回もやったエロタンゴの中で最高のキモさだった。うーん、このキモさは努力して出せるもんじゃねえな。




2011年01月23日(日) 白いリボン

 第一次世界大戦前の北ドイツのある村を舞台に、次々と起こる奇妙な事件。村の子供たちの不審な行動。この村の教師としてやって来た一人の青年の目を通して、一つの共同体の不気味さが淡々と描かれる。

 見る前はトリアーの「ドッグヴィル」みたいな狂った話なのかな、と思っていたが全くそうではなく、むしろよくいる普通の、そして無力な人々の話だった。小さな村でずっと何世代にも渡って続いてきたであろう家族のしがらみ、共同体のしがらみ。一人一人が「ここで生きていくしかない。自分の力では何もできない」という深い無力感を抱えている。そしてひたひたと押し寄せる暗黒時代の予感・・・。むしろこれは横溝ワールドですな。

 全編じめっとした閉塞感に満ちていて、124分も全く苦痛ではありませんでした。個人的には牧師一家でいろいろ妄想できて楽しかったです(笑)。いろんな種類のやな大人が登場しますが、ここん家の牧師親父が二番目にやだわ(一番はもちろん医者やってる鬼畜親父)。子供たちが夕食にちょっと遅れたぐらいで延々説教たれた挙句、「お前たちが心配で私は夕食を食べる気がしない。お前たちも遅れた罰として夕食は食べるな」とか言いやがるんだぜ。他にもどうでもいいようなことで鞭食らわしたり・・・。またここん家のお母さんがでくの坊で、子供たちがそうやって父親から理不尽な目にあっててもその場でポカンとしてるだけなんだよね。はあ、やだやだ。

 というわけで暗くて貧乏なドイツが大好きな方々には非常におすすめ(ボカ〜ン)。

 パンフレットの監督インタビューによると、やっぱりハネケは第一次世界大戦の「その後」というのを強く意識して描いたとのこと。第一次世界大戦自体は映画の最後の方で「皇太子が殺された」とか「戦争が始まった」とかいった断片的なセリフのみにしか登場せず、従ってナチスのナの字も出てこないが、頭の中に年表をはれば、村の子供たちがやがて大人になった時、ナチスの支持者となっていくであろう計算になる。この後、登場人物たちが「その時代」をどう生きていくのか、とにかくいろいろ想像して胸が痛くなった。




2011年01月22日(土) 世選はずれた

 20日にe+の先行はずれのメールが来ました。その前にぴあの先行もはずれのメールが。いろいろな方に協力もしていただいたんですけど、それもやはり玉砕。ローソンの先行(この間当たったのとは別の先行)には応募しなかったけど、まあこれも期待はできなかったであろうよ。取り敢えずあとは今日の一般かー。まあとにかく諦めることなく、食いついてやるまでよ、と挑んだのですが予想どおり撃沈。あああ。

 まあ23日のペアSP&男子SPはスタンドSSで見られるんだから、それだけで辛抱・・・。わああーんっ。




2011年01月16日(日) これから楽しみな映画

 本題のその前に。こづファンの皆様、火曜日のはなまるはごらんになりまして? 萌えポイントも盛りだくさん、爆笑ポイントも盛りだくさんで、充実の時間でしたねえ。しかし一方でこづが衣装に全く関心がないということがよーく分かってちょっと悲しい。いや、前々からそういう感じはしてたけどもねえ。

 また話変わって、仮アップだった7日の日記を追記しました。あと9日と10日の分もアップしましたんで、よろしゅうに。

 で、本題。近日公開の映画備忘録。

「白いリボン」
 うわっ、名演小劇場で昨日からだったんだ! 行かないと。あらすじから察するに、閉鎖的な村を舞台にした暗い暗いドイツ映画という感じ。しかも白黒。昔ドイツ映画祭でやってなかったかな? まあとにかく見にいくよ。

「キックアス」
 1月22日からシルバー劇場にて。まあ言うまでもなく見にいくよん。

「平成ジレンマ」
 1月29日からシネマテークで。あの戸塚ヨットスクールの戸塚校長のドキュメンタリー。過去の経緯から現在の様子までを描く。制作は東海テレビで、5月29日には東海テレビで放送もあるそうだけど、まあここはまず映画で見ておきたいな。何せ私は学生時代、授業のレポートでこの校長について語ったくらい、ファンだったんだから(笑)。

「エリックを探して」
 2月5日からシルバー劇場にて。ケン・ローチの新作。

 名古屋では昨日の深夜から雪が降っていて、なんと今(四時半)もまだ降ってます。時々お日様が出てきたり、雲が薄くなったりもしていますが、ほぼやむことなく降り続けています。ベランダはもう十センチ以上積もって、ベランダの外階段の一段一段が見えなくなっています。北向きの部屋の外にある手すりにはちっちゃいつららができています。へへ、もっと続かないかな。




2011年01月12日(水) 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(仮)

 仮ばっかりですみません。面白かったです。



2011年01月10日(月) ジョニ子らしく

 この間の金曜、フィギュアスケーターのジョニー・ウィアーがカミングアウトしましたが、私の感想は、
「はあ?」
 以上(ボカ〜ン)。て言うかさあ、彼の場合いっそ「実はストレートなんだ」とでも言った方がむしろCOらしいよな。

 昨日のインテでもこのことで姐さんと半笑いしつつちょっと話したんだけど、本当にちょっとだけだった(ボカ〜ン)。
「ジョニーがカミングアウトしたんですけど」。
「・・・? 彼がそれをやることで、彼の何かが変わることがあるの?」
 ああまったくねえ。

 ちなみに去年の五月のインテの折、我々はこんな会話を交わしていたのだ。
「ジョニーってまだCOしてないけど、だから何って感じやな。あのセルフドキュメンタリー番組とかさあ」
「本当、ジョニーのCOなんて、世界一無意味なCOやよ。したところで『もうわかっとるちゅうねん』て突っ込むぐらいしかないやん」
 
 まあ日本人なら誰もがこんな程度の受け取りだと思いますが、どっこい、本国では反響を呼んでいるというんだから驚きだ。ええっと・・・。その反響ってのはあれだよね、どんなにゲイゲイしくてもCOとなるとしそうにないジョニーが、敢えてそれをしたからでこその反響だよね? まさか「えっ、ジョニーがゲイだったなんて!?」ていう意味での反響じゃないよな・・・? なんかアメ人の大雑把さって日本人の想像の斜め上だから、有り得そうで恐い。

 でもジョニーってカミングアウトしないって思ってたよ。そういう形の自己表明にこだわるのは古い価値観だ、というのがジョニーのポリシーだと思ってたから。

 ただジョニーのスタンスはどうであれ、アメのゲイはCO大好きだよねー。ERで、同性愛者であることを公表していないケリーが、COしている恋人から「あなたはどうしてCOしないの? 私はちゃんとCOして世間と闘ってるわ」て批判されるエピソードが何回があるし、他のアメドラでもCOしているゲイがしてないゲイを責めるという場面はちょくちょく見る。こういうのを見るたびに、「ったくアメ公はゲイまでうぜえなあ」と思ったけどさ。んなもん個人の勝手じゃん? まあ自己主張してなんぼの欧米社会じゃそうすることが正義なんだろうけど。ついでに言えば、ゲイ差別がひどい欧米社会において、敢えて公表するということは、それなりに意味があるんだろうし。でもその辺差し引いてもこういう感覚は日本人にはついていけねえだよ。

 ただガス・ヴァン・サントの「ミルク」を見た後はまたちょっと考え変わったけどね。あの映画の中でハーヴェイ・ミルクがなぜCOが重要かということについて「家族や友人、知人。自分の身近な人間がゲイだと分かれば、簡単に差別する気にはなれないはずだ」て言ってて、ああなるほどとは思ったけれど。とは言え今は2011年。ジョニーだってそういうかつての人々と同じ感覚じゃなかろうと思ってたので、わざわざ言うのはやっぱり超意外だった。

 取り敢えず、本国では明日発売の自伝が日本でも発売されることを祈りつつ。あ、いやそれよりジョニー、選手としては来季どうすんの? それが一番気になる。




2011年01月09日(日) 大阪インテ

 お礼を申し上げるのがすっかり遅くなってしまいましたが、お越し下さった皆様、ありがとうございました。昨日一昨日が激寒だったので、この日もどうなることやらと恐々としておりましたが、いざ着いてみれば昨日より遥かに暖かく、また風もなく、例年に比べて比較的過ごしやすいインテとなりました。持ってった膝掛けも使わずに済みましたよ。

 あと今回は初めてのお客様が多かったです。いつもに比べると既刊の出が多くて、嬉しかった! 既刊は大半がン年前の本なのでその点でちょっと恥ずかしい部分もあるのでが、楽しんでいただけましたら幸いです。夏もまた参加するつもりなのでよろしくお願いします!

 あと今日でめでたく「南の島の万年雪」が見本として出していた分も含めて完売となりました。ちょうどこれ以降の009本から刷数減らすようになって、ペースとしてそれでちょうどよかったんですけど、なんでかこれだけは当社比でよく貰われていった子で、他の子がまだまだしぶいとい中、いち早くおなくなりとなりました。なんでだろ。表紙が変だったからかな(ボカ〜ン)。こちらはまたしばらくしたらサイトの方に全文アップします。一応この後の「南の島に赤い雨」と微妙に続く形になっているので、なるべく早めにやります。

 あとインテ関連で他いろいろ。

・朝メシ抜きで行ったので、会場到着時には腹減りまくり。A館横のうどん屋へ。ああしかしきつねが売り切れ! しかたないのでこんぶを。ううむ、やはりきつねがよかった。ちなみにお昼はフランクフルトを食べました。これも毎度お馴染みうまかった。

・いい加減、一部の分厚い本のせいで梱包の際困る。やっぱり一冊辺りせいぜい120pぐらいまでが限度だよな。もうそれ以上の厚さは禁止だ。A4サイズで、もっと深みのある箱が欲しいんだけど、会場を物色しててもなかなかいいのが見つかりません。くりえいで「いつも心に太陽を」を作った時にきた箱がすんごい深くて、ずいぶん長いこと使ってたけどなあ。またあの高さの箱が欲しいんだけど、いっかな巡り会えません。

・帰りに行ったいつもの居酒屋、デザートのアイスが残念な大きさ。普通ピンのアイス頼んだら、握りこぶし大ぐらいのは出てくるもんなのに、ピンポン玉みたいな奴が出てきた。味はおいしかったけどー。




2011年01月07日(金) ジャパンスーパーチャレンジ2011

 話は一旦去年にさかのぼりまして、11月下旬のことであります。友人からメールが届いて、「年明け7日に名古屋でやるアイスショーのチケット取ったんだけど、一緒に行かないか」と。

 年明けのアイスショー? ああ、SOIのジャパンツアーが東京と大阪でやるのは知ってるけど、そっちは特に興味なかったんでスルーしてたわ。はて、しかし地元でやるやつなんてあったっけ? その後パソで検索して友人に電話して、
「とりあえず7日にやるショーっていうと『ジャパンスーパーチャレンジ2011』しかないんだけど、これでオケ? 6日に同じガイシで名古屋フェスやるんだけど、こっちじゃないよね?」
「私もショーの名前はチェックしていないんだけど、7日ってことだけは確かだから多分それ」(←いい加減だな)
「ネットの情報見ると、エキシビによる紅白戦なんだって。面白そうだから、行くよ。えー、でも小塚君がいないんですけど」
「えっ? そうだったの? ごめん全然見てなかった。大ちゃんがいるからいいかなーって」
「いや私が好きなのは小塚君だから(笑)。て言うかこづはインカレがあるからこの時期他のイベントは出てないはず」
「うわー、そうだったんだ! ごめーん」
「ああ、別にいいよ。他にもいい面子が揃ってるし。あっこちゃんも出るしよ」
「だけど7日って金曜じゃん。私はなんとか行けるけど、そっちは大丈夫?」
「・・・ごめん、その辺全然チェックしてなかった。なんかもう久々にスケート生で見たいって勢いで取っちゃって」
「いやいやお気になさらず。はあ、しかし真央ちゃんにあっこちゃんに佳菜ちゃんかあ。これやる頃には世選のメンバー決まってるだろうから、結果によっては微妙な気分で見に行くことになりそうだねえ」
「ああ、言えてるねえ」
「男子はともかく、女子はいろいろやなもんが残りそうで今から全日本が鬱だわー」

 今思い出すとこの頃の会話はいろいろアレでナニだなあ。

 さて当日。会社がありながら7時開演に間に合うよう行くのは大変だったけど、幸い友人も私も無事間に合った次第。むしろやばかったのは私の方。間違えて反対方向の電車に乗っちゃって、どうなることかと思ったよ(ボカ〜ン)。もっとも、次の駅で降りて正しい電車に乗ったら、当初乗るはずだった時刻の電車が来て、結果的に時間のロスはなく無事着席。

 はあそれにしても今日は寒い! 下手すると会場の方があったかいんじゃないの? 風がない分楽だよね。なんにせよ、みんなこの後大一番の大会が控えていることだし、病気になりませんように。

 席はスタンドSSというだけあって、良席。ああそれにしてもこうしてガイシの席に座っていると思い出すわ、NHK杯を。もうあれから二ヶ月以上もたっちまったんだな・・・。いやあ今日はみんな楽しみだよ。あっこちゃんは言うに及ばず、町田君と羽生君、それと殿は生で見るの初めてなんで。あと真央ちゃんの新衣装でのバラード#1も楽しみ。今日の中スポに美しい振袖姿と共に、名古屋フェスの写真が載ってたんだけど、まあなんてかわいいんでしょう! タラ先生のデザインなの? 当たり外れのあるタラ先生衣装だけど、これは大当たりだよね〜。

 あんまりみっちり書いてもいられないので、印象に残ったとこだけを。まずはいの一番、チームブルーで佳菜ちゃん。ブルーのリーダー、殿とレッドのリーダー、ミキティからそれぞれお言葉を。ミキティが「もうこのプロは私も好きで」と言った、お馴染みの“Be Itarian”でスタート。ちょっとお疲れかな? と思う部分もあったけれど、スピードやジャンプのキレは相変わらず。会場も沸き沸き。

 お次はゆづ。うーん、佳菜ちゃんもよかったけど、やっぱり男子は体力がある分、見栄えが違う。このU2のエキシプロも随分やってるけど、今日のが一番こなれているように見えた。会場もさっきより沸き沸き。

 のっけでこれだけ踊れる子が出ちゃうと後がやりにくい。庄司理沙ちゃんとか木原君とかすんごく間延びして見えてしまった。理沙ちゃんにしろ木原君にしろ、全日本やMOIの時も動きが音とシンクロしてないのがどうも気になったんだよな。音取りの才がないからなのか、それとも音取りはできるんだけどSSがないから思い通りに動けないのか、その辺素人目じゃ分かりませんが(ま、でもどっちかって言うと前者な気がする)。あと、木原君、MOIの時も気になったけど、宇宙戦艦ヤマトやるんだったらもっと感情をがーっと出さないと。

 審査員は荒川・本田の他、シンクロの小谷美可子、バレエの熊川哲也。演技の合間に熊川さんに話が振られると、バレエファンの友人は大喜び。もちろん熊川さんのコメントは常に上から目線。友人は、
「何あのアート・イズ・ミー! どらウケる〜」
 と、感動しまくり。宇野昌麿君を「今すぐバレエ界に引っ張りたいぐらい」なーんて絶賛してた。うーん、多分しょうま君の年齢を把握していないと見た。

 意外だったのは、町田君。実は今回一番いいと思ったのは彼の演技。滑ったのはエキシのプロだったけど、これは新作なのかな? 「普段おとなしい男の子が今日は思いっきりはじける、というコンセプト」とは本人の談。その通り、ちょっとオタっぽいなりの男子が音楽と共にキレッキレに踊りまくり、時にはエアギターもかましたり、と実に見所一杯の楽しいプロでした。メガネ・マフラー・チョッキといういでたちには客席から「ヨン様・・・?」という呟きがちらほら(笑)。今までいろんな人が「まっちーはいい」と言っても全くぴんとこなかった私。なんかねえ、どの演技見ても「この子にしかできない、出せないもの」を感じなかったんだよね。でも今日初めてそういうのを感じましたよ。今季は結局あれこれ経験するだけで終わってしまったけれど、全てが噛み合えばぽーんといくことだってあるんだから、頑張れよ〜。もちろん今度のアジア大会もね。

 その次のあっこちゃんがよかったのは言うまでもなく。プロは例のベリーダンス。全日本は本当に残念で残念で、今思い出しても胸が痛むけど、今日の演技はそうしたものを全く感じさせない、元気でセクシーなあっこちゃんでした。四大陸楽しみにしてるよ。

 真央ちゃんは衣装を一新してのバラード#1。このプロ大好きです。本番・エキシ全て含めて今までの真央ちゃんで一番好き。月の光や仮面舞踏会も捨て難いけど、真央ちゃんの個性を表現したという点でこちらの方が自分的に上。「練習に励むバレリーナ」というコンセプトが真央ちゃんにとっては、まさにぴったり大当たり。指先のしなやかさ、ポジションの難易度、ステップの軽やかさなどなど、ジャンプ以外にも取り得は腐るほどある真央ちゃんだけど、唯一にして最大の欠点は表現が外向きでないこと。しかし練習に励むバレリーナであれば、外向きの表現をする必要はない。彼女の、誰にライバル意識を持つでもなく、ジャッジにアピールすることもなく、ただひたすら己の理想の演技を追求するという頑なさが、とても美しい形で現れている。衣装は前の白衣装の方がコンセプトとしてとは正しいんだけど、かわいさでこっちの新衣装に軍配ですな。あー、かわいいよ、まおまお!

 演技終了後、友人がひとこと。
「なんかすっげーことを、ひたすら淡々とやってたね」
 うん。ほんと、アピールもへったくれもなかったね(ボカ〜ン)。

 ミキティはDOIの帽子プロ。おお、これDOI以外で見たことなかったから嬉しいよ。実際演じるのはDOI以来だったんで、必死こいて練習したらしい。しかしミキティ、今時そんなソバージュはやめろ。ディスコにでも行くのか? ちなみに理沙ちゃんもチームレッドだったのだが、ミキティの口が全開になると理沙ちゃんの顔の幅と変わらなくなるのにはびっくりした(ボカ〜ン)。

 ちなみに得点はレッドの勝ち。まあ、レッドはメインにミキティ、デー、あっこ、羽生とエキシの巧が揃っていたのが勝因かと。ブルーもメインは殿、真央、佳菜、まっちーとよい面子が揃っておりましたが、やはり暑苦しさにおいてレッドに勝てなかったと見た。まっちーや木原君も頑張ってはいたんだけどねえ。あとレッドはキスクラで仲間同士待機している時とかでもテンション高かったから、その辺もちょっち影響してるかも。

 ああそれにしてもそのまっちーに関して許すまじきは番組の進行。司会の国分とか他の人とかがまっちーについて喋っているのに、ずーっと木原君を映していた! 「おいおい、まっちーと木原君を間違えてない? 木原君も苦笑いしてるし・・・」と思ってたら案の定、その後「町田選手」とか言ってマイクを木原君に振ったりなんかして、そこで向こうも間違いに気づいたけど、もうディレクターは死ね。

 気を取り直して。表彰式は演技とは違った意味で面白かったです。本当は勝ったレッドだけが壇上に上がるんだったんですが、その場の流れで赤青全員がリンクに出てきて、赤は壇上、青はその横という形になり、進行側としても嬉しそうだった。大会メインスポンサーのイオン化粧の社長がメダルを授与してたんだけど、すっげーがっつり握手してて、ミキティが若干ひき気味に(笑)。

 また素敵なことに表彰の後はみんなが着ていたジャージを会場に投げ込んでくれました。ミキティなんか、わざわざリンクから上がって一番端っこのスタンドに投げてくれていた。お客さんは喜んだろうねえ。

 ほくほくと帰路・・・、と言いたいとこだが隣のガイシホールでGLAYのコンサートをやってて、しかも終わった時刻がほぼ一緒! おかげでちっちゃい笠寺駅は有り得ない人ごみが発生。もともと普通列車しか止まらない駅だから、ホームの人口も簡単に減ってくれない。ガイシ自体は昔からコンサート会場としてやってたから、駅員もラッシュ自体は経験しているんだろうけど、さすがにこれほどのラッシュは未経験で、さばききれていなかった。まあ、お客さんたちがなんとかおとなしく進んでくれたからどうにかなかったけど、天気が悪かったら本当にえらいことになってただろう。

 金山駅に着く頃には9時半をとうにすぎていたが、すっかり腹が減っていたので二人揃って駅前のデニーズへ。夜遅くだと言うのにお互いがっつり食った。今日の感想も含めて大いにスケート談義をしつつ散会。




2011年01月06日(木) 携帯をかえよう

 あけましておめでとうございます。と言いつつこれをアップしているのは11日なんで、もう鏡開きなんですけど(ボカ〜ン)。ほんとすみません。もともと原稿明けとイベント後は頭が回らないんですけど、今年は原稿がもたついたせいで入稿後すぐ冬コミということもあって、頭が本当に回りません。年賀状だけは5日に出したけど。去年は新刊がインテ出しだったから年賀状すら書けず、寒中見舞いだったな・・・。喪中でもあるまいに。とまあ年の初めからこんな調子でありますが、今年もよろしくお願いします。今年も皆様と共に楽しい一年を元気に送れますように!

 さて長年auのA1405PT(ロイヤルブルー)を愛用してきた私ですが、auからもう半年以上前から「2012年7月24日までに携帯の周波数を変えます。携帯によっては使えなくなるんだけど、お宅のがそれにあたるから、機種変更よろ」という案内が定期的にやってきていたこともあって、ああそろそろ変えなきゃいけないか、と思っていた次第。いやでも本当にこの機種気に入ってたんだよ。何しろ05年12月に発売された機種だから、QRコードも読めないわ、写真も基本は携帯サイズだわで今時不便っちゃ不便だったけど、もともと通話とメールをちょぼちょぼやるぐらいだったので、それでも一向構わなかった。ただ、最近さすがに電池寿命がきていて、メールの送受信を一回やるだけで残り一、さらに二、三回もやるとオフになってしまうという状態に、さすがに死期を悟った次第。電池を買ってもう少し使うということも考えたんだけど、こんなに古い機種の電池、多分ないだろう。

 まあそんなわけでここんとこいろいろなショップを回っては買いたい機種に目星をつけていたのですが、いざ購入となると、やっぱりズルズル先延ばし。もっと早くに買いに行けばよかったんだけどねえ、せめて23日とか、その後の土日とか。友達と会う前日に慌てて買いに行くのが私クオリティ・・・。そしていざ買いに行くと、目星をつけていた機種は新品と入れ替わってお蔵入りとか、在庫切れとかになっているんだ(ボカ〜ン)。

 販売店の取り扱い可能時間が迫っていたので、「まあこれでいいか」とT003のルミナスレッドを購入。2009年の秋冬モデルだそうな。本当はSH005のハニーイエローが欲しかったんだけど、ベリーレッドしか置いてなかったんで、似たようなピンクで値段一緒なら、より薄型のT003がいいかなと。

 データの移し変えに30分ぐらいかかるそうなので、その間店内をうろうろ。ひたすらテレビばっかり眺める。ああ、二階のCS用のテレビ、デジタルに変えたいなあ。そんでもってブルーレイレコーダーもつけたら最強・・・。今月の全米選手権と世界選手権のCS版、ブルーレイのDRモードで保存できたらなあ。まあちょっとばかし貯金を崩せば今すぐにだって、だけどさ。その勇気が難しいわよ。

 ばたばたと引き取って帰宅後気づいたこと。T003は外面に時計などの表示が一切ない。ええええ(ボカ〜ン)。じゃ、あれかい、夜中に目ぇ覚ました時に今何時かしらと確かめるのにも、いちいちカパッとあけなきゃいけないのかい。ふわあああん。・・・いやあ、外表示なんて、携帯ならどれでもこれでもついてて手当たり前だろうと、全く確かめなかったわ。や、やられた。

 そんでもって、これはどれに変更しようがついてくることだと分かってだけど、今まで保存した画像が、新しい携帯で見ると全部ちっちゃい。写メもパソサイズで撮影したもの以外は全部ミニ化。ま、これはボタン操作一個で拡大表示できるからいいけど、待ち受け画像に登録するとなると、元の大きさでしかできないからなあ。ああ、なんだか折角のおニューだというのに、おニューらしいときめきが一切ないわ・・・。ま、とりあえず明日の友人との待ち合わせや、9日のインテには困らないけれど・・・。

 そんなわけでA1405PTが恋しくて忘れられない私。うう、こいつとはトリノ五輪の頃からの付き合いだったんだ・・・。でも今のT003をソチまで使うなんて有り得ないわっ。もう、一年もしたらアイホンかスマホに乗り換えてやるっ(後で控えを調べたら、A1405PTを買ったのは06年9月10日だった。年だけは合ってるけど、トリノとは大分ずれてるぞ。せめてサッカーWCドイツ大会と思い出すべき)。



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