起きて新聞を見たらテレビ愛知で昼の１時５分から「リトルショップ・オブ・ホラーズ」がやるとある。しかも二カ国語版！（私は映画は吹替え派。コメディは特に） おお、これＤＶＤやビデオにも入っていないんだよね〜っ！ で、よかった開始時間にはまだ間に合う、とＨＤＤレコーダーの番組表を見てセット。しばらくの間好きな場面だけ見る。で、録画の方なんだが、後で見てみたら映っているのは三重テレビでやっていた競馬番組。そのくせ画面の番組名だけはちゃんと「リトルショップ・オブ・ホラーズ」と表示される。どうなっているんだよ、これって！？ 謎。
ちなみに耳で聞いた限りの配役は
スティーヴ・マーチン：玄田哲章
リック・モラニス：三ツ矢雄二か難波圭一（後で調べたら三ツ矢雄二でした）
エレン・グリーン：安達忍
ムシュニクさん（役者の名前忘れた）：滝口順平
ビル・マーレー：安原義人（←返す返すもこれが死ぬほど悔しい。ちなみに演技は『おつむてんてんクリニック』のビルの吹替えに近かった。玄田哲章との掛け合いはＧＢを髣髴ともさせ、･･なんか変な感じだった）
オードリー�供�内海賢二
ジョン・キャンディ：安西正弘
この配役を見ての通り、そりゃもう素晴らしい吹替えでしたとも（号泣）。
昼、テレビ欄に目を通していると、ＮＨＫＢＳ１の所で「ベルリンの壁」と言う言葉が目についたので、おっ、と思ってよく見てみると、今日の深夜１時１５分から２時１５分までＢＳアーカイブス特選として「ベルリン・壁を見続けた男たち〜崩壊から１０年」という番組をやるのだ。急いで録画セットすると共に、お仲間のサイトへ書き込み。間に合うかなー。それじゃなくったって、衛星じゃあ、見られる人限られちゃうわい。
原稿の合間、ふとここ数日の日記のカウンタを見てみる。いやいや、見事なまでにゼロばっか！ たまーに１くらいである。そりゃ普段だって大抵２か３、多くて８くらいだが、うーむ、それだけ皆さん原稿と格闘してらっしゃるということだね。まあ、あたしもこうして日記を更新していないことだし。もっと頑張らねば。て言うか･･･睡眠時間削るべきだよな。こんな時期に一日七時間も寝とっちゃいかん。
| 2004年06月14日(月) |
あなたの言葉が分からない |
先日買った「それがＶガンダムだ」を読む。ところがどうしたことか、読んでも読んでも富野監督の言葉がちっとも頭の中に入ってこない。おかしい。そりゃ、富野の日本語は遥か昔から変だったが、それでも私はちゃんと理解してきた。具体的に理解することはできなくても、何を言わんとしているかはそれなりにキャッチできていた。それなのに今その回路が全く稼動しなくなっている。ああ、なんてこったい。しばらく富野の小説とかセリフとかから遠ざかっている間に、富野語が分からなくなってしまったのだ。
なんて、えらく悲嘆に暮れてしまったが、昔の呼吸を思い出しながらしばらく読んでいたらちゃんと読めるようになった。ああ、よかった。ちなみにインタビューの中身はいつものように恨み節全開でした。面白かったー。
友人らと栄へ行き、まんだらけととらのあなに入る。Ｔは奈須きのこの「空の境界」目当て。月姫とかＴは最近この系統にご執心らしい。Ｔは「空の境界」を発売日からずっと探しているらしいが、中くらいの大きさの本屋だとどこも品切れらしい。ゲーム系にちょっと親切な本屋ならまだ平積みされているが、その一方で、アマゾンは入荷待ち状態だったそうだ。パルコのブックセンターでも下巻が一冊あっただけ。ところがどっこい、とらのあなには各階にスペースが儲けられて山のように売られていた。さすが、餅は餅屋である。
同店の二階か三階でＶガンダム徹底ガイドブックという副題で、「それがＶガンダムだ」（ササキバラ・ゴウ著）という本が売られていた。知らない間にこんなものが出ていたのか。ＤＶＤＢＯＸ効果だろうか。巻末には富野監督へのインタビューがある。ほとんど人気のないＶガンとはいえ、腐ってもガンダムなので、放送されていた頃にニュータイプから１００％ブックも出たし、今は亡きラポートからも分厚いムックが出ていた（こっちは小牧編集長によるロングインタビューつき）。その他ケイブンシャからも小型のムックが発売されていたりと、実はムックに関しては結構恵まれていた。だから単なる解説書だったら買わなかったのだが、インタビューつきとなると話は別だ。なんせこのガンダム、放映終了直後は別として、これについてここ数年ほとんど監督の口から語られていないのである（週刊ＳＰＡ！ で現場の力のなさについてちょっと愚痴ったりとかしてたくらい）。キネマ旬報社の「富野由悠季 全仕事」でのロングインタビューですらほとんど触れられていない。よほど何かあったに違いない。それがついに口を開くと。もう買うしかないじゃん。
友人たちは夕方からそれぞれ予定があるので、今日は早めに散会。夕食は適当に済ませて帰宅。ＢＳ２で７時半からトニー賞総集編をやるので見る。７日に同時吹替えの生中継版が放送されていたが、今度は字幕つきなので司会者やプレゼンテンターが何を喋っているのかもきちんと楽しめる。ここで披露される劇は実際に見ることは叶わないわけなのだが、どれもよかった。ナマで見れなくても充分幸せである。
今年のハイライトはなんたって、司会のヒュー・ジャックマンだった。いやー、今までヒュー・グラントとごっちゃにしていたが、もうこれで忘れられない俳優になった。すごいよ、もう。男でラインダンスの群れに加わって足をぶんぶんふり上げちゃう人なんて初めて見た。で、もっとすごいのは主演作の“ボーイ・フロム・オズ”の実演シーン。ゴールドのピチピチパンツに豹柄のシャツなどという破廉恥な格好で（前述のラインダンスの時は普通のスーツでした）で歌う、踊る。さらに舞台から一旦とび出して、客席の中にあるお立ち台（？）でひたすら腰をシェイクシェイクシェイク！ いいのか、トニー賞でそんなことして。いやでも、いいもん見さしてもらったわ。ちなみに７月２５日に完全収録版も放送してくれるそうだ。やったー。
て、おヒューの腰のことばっか言っとっちゃかん･･･。ノミネート作の実演は毎年のことながらどれも素晴らしかった。もうトニー賞授賞式見るたびにいつもニューヨークに行きたくてたまらなくなるのだが、今回はほんとに今までの中でも特にいいのばっかりだった。特にオズの魔法使いで、西の良い魔女と南の悪い魔女の親友時代の物語、「ウィキッド」の実演は最高によかった。魔法の力を手に入れた西の魔女が、友達である南の魔女に別れを告げ、追っ手を振り払いながら飛び立つシーンだったんだが、これ見ただけでもう泣けてしもうたよ。あとは「屋根の上のバイオリン弾き」の実演もよかった。こっちはとにかく村中総出で歌って踊ってくれちゃって、「物凄い人数の物凄く歌のうまい人たちがちゃんとハモって、しかもそれに踊りがつくとどうなるか」というのの最高の見本を見せてくれたって感じ。はあ、こういうの見てしまうと国内のミュージカルなんて死んでも見たくねえって思うよ。
全然話変わって。ネットでＩＭＤｂを覗くと、あら“Ｔｈｅ Ｓｑｕｉｄ ａｎｄ ｔｈｅ Ｗｈａｌｅ”の主演者がビル・マーレーからジェフ・ダニエルスに変わってる。この作品、「ザ・ライフ・アクアティック」の共同脚本家であるノアなんとかって人の監督作で、「ザ・ライフ・アクアティック」の脚本・監督である毎度おなじみウェス・アンダーソンがプロデュースプロデュースをつとめる形で作られる予定だったんだけどなあ。うーん、ビル降りちゃったか。この間、アンディ・ガルシアの初監督作である「ロスト・シティ」（原題）に出るって決まったし、そのちょっと前にジム・ジャームッシュの新作にも出るってなってたからなあ。ちょっと全部は無理だったってことなのかな。ま、ビルのことだからまたなんか揉めたのかもしれんが。やはりファンの間でもちょっとしたショックらしく、ＩＭＤｂのＢＢＳにもこの件に関して「なんでビル降りちゃったの！？」みたいな書き込みがいくつかあった。
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