髪を切る日は


2003年02月28日(金)
それで用事が終ってしまう。
大体午前中に予約をいれるので、
動く事ができるのは13時以降…となって、
何をやるにもいまいちノリがよくない。

で、今日もそんな感じで、
髪を切った後に諸々の用事(銀行等)を済ませて、帰宅。
なんか家でダラーッと過ごすうちに自己嫌悪になって、
それが収まった後、経済学を勉強。
そういえば、有隣堂で竹中大臣の「あしたの経済学」を立ち読み。
なるほど読むと分かりやすい…のだけど、
これを実践できるかどうか、のほうがはるかに重要なんだよなぁ。

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江國香織「つめたいよるに」を読了。
まさに粒ぞろい。ハズレはほぼなし。
読んでいて、無意識のうちに表情が出てしまう作品は、
(例えば、思わず結末にクスッと口もとがなってしまったりとか。)
それだけ読み手を作品に引き込んでいるという意味で、巧い作品だと思う。
この作品を読んでいる最中、何度となく自分はそうなってしまった。
そして、昨日書いたように、作品に涙もした。
江國さんは短編の方が相性がいいのかなぁ…?

BGM : Just Say So / SUITE CHIC feat.VERBAL ♪


ナミダノツボ


2003年02月27日(木)
昨日から「つめたいよるに」を読んでいるけれど、
その中の1篇「鬼ばばあ」に、部屋で読んで思わず泣いた。
シンプルなストーリーだから、直球で心に響くのだろうか。

おばあちゃん…というか、お年寄りが出てくる話には、どうも弱い。
おばあちゃん子なのかなぁ、自分。

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帰りの電車で、18時台で沢山の人が降りてくる中、
2人組の女子高生が開いたドアの所から動こうとしないで、
人の流れの邪魔になっていた。
で、降りていくオジサンに「一度降りればいいんだって!」
といわれ、返事が「なにあれ、チョームカツク。」

文句の前に、良識がないのは、君らの方じゃないのか?
これが言われたのがオジサンでなく、例えば坂口憲二とかだったら、
素直にどくのだろうか。
だとしたら、彼女達の良識なんてタカが知れたものだ。

BGM : Change for good / Misia♪


性の限界か、恋愛経験のなさか、単なる速読の弊害か。


2003年02月26日(水)
江國香織「落下する夕方」を昨日読了。
「なつのひかり」「きらきらひかる」とあわせて
計3冊、江國さんの長篇を読んだ事になる。

で、今回の作品はなんか…「…えーっと。。。」みたいな。
解説の言葉を借りれば、
「一人の女性がゆっくりゆっくり時間をかけて失恋をしていく話」
それはわかるのだけど、なんか主人公に感情移入できず、
なんかぼんやりしたままで終ってしまった。
うーん、、、なんか上手くいえないけど、
話の輪郭が微妙に曖昧なまま終ってしまった。
結局、どういう事だったんだろう…っていう感じかなぁ。

「それはおまえがゆっくり読まないからだろう」
といわれてしまうと、それが理由かもしれないし、
男性だから理解できないとか、恋愛経験が希少だから…とかも、
その原因としては十分ありえそうな気がする。
それとも、やっぱり単に深く読めてないだけか。

個人的には、「きらきらひかる」の方が好きだ。

で、現在は「つめたいよるに」を読み進め中。
5、6編読んだところだけど、この短編集はすごくいい。

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今日はテストで出題範囲を勘違いしていた為、
とんでもない目にあった…
気をつけなくては。

BGM : 輝ける星 / 小松未歩♪


歌い継がれるもの。


2003年02月25日(火)
2日越しで、Carole King "Tapestry"を購入。
32年前、いまだ自分の生まれていない頃の名盤。
知ったきっかけは、とある曲の歌詞から。

当時の録音のリマスタリングだから、
音数も少ないし、コーラスもシンプル。
斬新ではないのかも知れないけれど、
耳にスーッと馴染んで、心地いい。
分かりやすい歌詞に、複雑過ぎないメロディー。
「詩」が強く伝わってくるような気がする。
エバーグリーン…ってこういう曲たちをいうのかもしれない。

そして今なお、曲を世に送り出している。
足掛け40年…すごいとしか言いようがない。

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火曜日の24時台、テレビは「きらきらアフロ」な今日この頃。
大阪では2年前(?)からやっていたとか。
面白いんだから、もっと早く東京進出してもよかったと思うけど…<テレ東様

で、「オセロ」の白い方(松嶋尚美)が、かなりツボにはまってしまった。
しばらくは、火曜に寝るのは遅くなりそう…

BGM : So Far Away / Carole King ♪


逆転現象


2003年02月24日(月)
学校が終ってから、
Carole King "Tapestry"を探しに、
横浜駅周辺の中古CD店を回る。
が、どこもないので少し遠出して、
川崎モアーズのブックオフへ。
すると、規模が大きいだけあって、ちゃんとあった。
で、1550円。

…まてよ?
昨日、タワーレコードのサイトで調べた時は…確か1530円

中古の方が高いんかい!

いい加減なもんだ、本当に。
その事になんかムカついてしまって、結局買わずに帰宅。
明日帰りに買ってくることにしよう…

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今日はなんか随分寒かった。
もうすぐ3月のはずだけどなぁ...

BGM : The Room / DEEN♪


3→5→3→5→3


2003年02月23日(日)
最近、お風呂の入り方を変えてみた。
俗に「高温反復浴」といわれている方法。
具体的には

3分湯船→5分外→3分湯船→5分外→3分湯船

というもの。ちなみに、お湯は42℃。
ネットでみるといい汗がかけて、ダイエットになるとか。
確かにこれに変えてから、よく汗をかけるようになった。
風呂上りとか気持ちいいから…効果あるのかも。

で、風呂で使うタイマーを買いにいこうかと思ったら…高い!
やむなく、防水クリアケースの中にキッチンタイマーを入れて、
時間計りながらやってますわ。(ちなみに、どっちも100円)

今日は近所で駅伝をやっていて、
近くの国道をランナーが駆けていた模様。
自分が小さい頃、親は乳母車に載せて見にいったらしい。
その時、テレビに映っていたのかな…?

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あるCDが欲しくてたまらない。
明日、捜しに行こうかと。

BGM : I'm with you / Avril Lavigne ♪


崩壊寸前。


2003年02月21日(金)
テストの出来が思った以上に悪い。
勉強していてもなんか集中できない。

ダメになる前に、
メスを入れる必要があるのかもしれない。
21時過ぎの、そんな気持ち。

BGM : 赤橙 / ACIDMAN ♪


ついに観た。


2003年02月20日(木)
夕刻、持て余した時間を使って
「黄泉がえり」を映画で見る。
昨日、久しぶりにチャットした友人と映画の話になって、
その中で少し出てきたこともあったし、最近小説も読んだし…等々で。
(公開が明日までだった…というのもあるかも)

映画の方が、小説より泣ける。
大泣きにはなってないけど、目が潤んだ。
(できれば実際に観て欲しいけど)
終盤、RUIのライブとともに流れるシーンは、引き込まれた。
やっぱ音楽の力はすごい。

作品としても、映画の方が出来がいいように思う。
小説も悪くはないけど、映画を見た後に思い返すと、
少し「黄泉がえり」を取り巻く人が浅く広すぎかなぁ…と。
映画だとその辺が適度に絞られているから、
それぞれの話に入り込みやすいような。

にしても、キャストが豪華だよなぁ...

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今日はテストの結果が全くのNG。
明日から2日で4科目あるのだけど…この上なく不安(汗


BGM : 泪月 -oboro- / RUI ♪


1%の共有


2003年02月19日(水)
今週は棚卸らしく、
駅周辺の百貨店や複合商業施設は軒並み休業。
ただ、一斉にではなく、交互に休んでいる。
おそらく、そういう根回しがあったのだろう。

で、今日は探し物が会って西口のハンズへ(今週2回目)
今日は西口が棚卸当番(?)だったらしく、
高●屋や駅ビルはシャッター。
ただ、JRと繁華街、私鉄の駅を繋ぐ1Fの通路は、
両サイドシャッターのまま、通れる状態。

両サイドシャッターっていうのは
夜の閉店後、人通り少なく…っていうのが定番の風景なのに、
青空が見えるうちから、たくさんの人が行き交うというのは
なんとも異色というか、不釣合いな風景。
そして、あちこちが休業しているから、少なくない人が
「買物に来たのに困ったなぁ…」みたいな表情で、
行先を失ってウロウロと不規則な動き。
まぁ、何処かの軍隊のように一糸乱れずザクザク…と行進していたら
殊更に異様な光景だろうけど…

こういう状態は年に2、3日くらいだろうから…1年の1%。
そんな貴重な空間を大勢の人と共有しているのは、
不思議といえば不思議な偶然。
そんな中を抜けてハンズにいったら、なんとハンズも休業。
帰り道、同じ場所を通っている自分は、
行先を失った「不規則な動き」をしていたのだろうなぁ・・(汗

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学校は夜21時までしっかり講義。
半分ぐらいは時間の錯覚だと分かっているものの、
充足感を感じてしまう自分は、なんとも人間くさい気がする。

BGM : everything, in my hands / 鬼束ちひろ♪


Rain steps


2003年02月18日(火)
最寄駅の一つは、駅前が広いバスターミナル。
そのせいで、駅舎をでるとバスターミナルの向こうまで歩道橋。

家に帰る1時間くらい前から、雨が降りだしていたせいで、
歩道橋の舗装面もしっとりと濡れている。
(天気予報は昼からといっていたから、やや遅れ気味だけど)

帰宅時間帯に入っていたせいで、
駅舎からはたくさんの人がはき出される。
その中で、流れにあわせて歩いていく。

キュ、キュ、キュ。。。

濡れた舗装面と靴の裏がすれる音が、
たくさんの足元から聴こえる。
歩道橋に限らず、駅のコンコース、
ビルの廊下、地下街等々…

雨の日限定の、ちょっと耳につく効果音。
まるで靴が意志をもって、
存在を訴えているような。
「濡れないでいるのは誰のおかげだ?」と。

確かに、晴れている日は裸足でも問題ないっちゃ問題ない…
この季節はいささか冷たいだろうけど。


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あちらこちらで棚卸なのか、
百貨店も地下街も、必ずどこかが休んでいる。
おかげで今日は、買物が一つできなかった…

昨日から、江國香織「落下する夕方」を読み始め。

BGM : 遠く遠く / 槇原敬之♪


雑踏の中、足早に。


2003年02月17日(月)
今朝は8時過ぎ起床と、やや寝坊。
それでも、なんとか10時前には学校に。

その帰り道東急ハンズで書棚を見にいくため駅の西口側へ。

駅前から伸びる通りは時間の関係もあって、かなりの混みっぷり。
なんか制服姿が随分目に付いたような。
(後で分かったけど、今日は県立高校は午前授業だったとか)
その中を、真っ直ぐ歩く。

自分はやや早足だという事らしい。
(友人にいわせれば「そうとう早足」らしいけど。)
混んだ雑踏の中だと、どうしてもつっかえる事が多いので、
隙間を見つけては前に…みたいな感じになる。

そうやって人を抜きながら歩いていくと、
自分だけ違う時間軸にいるような気がする。
同じ1秒や1分に歩む距離が違うだけで、
周りよりも自分の時間が、速くすぎていくような錯覚。

無論、そんな事感じているのは自分だけで、
周りの雑踏はもちろん無関心。
ナンパをしたり、他愛もない会話だったり、
帰宅途中だったり、電話中だったり。
ただ、視点をその中の第三者に移すと、
彼に対して無関心な自分がみえてくる。

過ぎていく何気ない日常は、
「無関心」が複雑に絡み合って、成り立っているのかもしれない。
そして誰かに「無関心」を「関心」に変えるシグナルが、
人間の場合「言葉」や「会話」という手段なのかも。

ちなみに、書棚は見つからず。
仕方ないのでCDのほうをなんとかしよう…

BGM : 月のしずく / RUI♪


自問自答


2003年02月16日(日)
今日は日曜日、天気は雨、そして今も。

ということで、実質何もせずすごしてしまった(汗

これじゃ肥えるよなぁ…少し考えないと。



最近、たまに無気力な自分がいるような気がする。

昨日、友達が電話でいっていた「心配」は、

あながち外れていないのかもしれない。

どうしちゃったんだろう。


BGM : 風のように / 小田和正♪


不運/きっと、泣く。


2003年02月15日(土)
今日の昼ご飯、コンビニで買ったおにぎり2つ。
昆布と牛飯(だったと思う)。
昆布は美味しく頂いて、牛飯を食べたところ。

…これはアカン!

というのも、自分の大嫌いなマヨ●ーズが具にあえてあった…
一口でポイです(^^;
やっぱスタンダードな具を選ぶべきだった…反省。



梶尾真治「黄泉がえり」読了。
終盤、展開が気になって一気に読んでしまった・・・

最初のうちはわりと「黄泉がえる」事へのドタバタっぽくて、
映画の評判とは違う感じでちょっと予想外と思っていたら、
中盤をすぎた辺りから、一気に事態が展開していって、
最後は……ぜひ、読んでみてください。
涙までは行きませんでしたが、心うたれます。きっと。

小説がこの内容で、曲が「月のしずく」。
映画で見たら、自分も涙してしまう気がする。

本当に。


うーむ…


2003年02月14日(金)
何もないなぁ....今日も。

で、思いついて去年の今日の日記を見てみた。
何気ない風景にも目がいってたんだなぁ…と感心。

ああいう内容を書けなくなったのは、
周りをゆっくり見ている余裕が無いからだろうか。
今思っても、今日の帰り道の風景とか、
ぼんやりとしか印象に無いし…。
それとも、そういう事に無関心になっただけだからかな?

なんか考えれば考えるほどドツボになりそう...

唯一思ったのは、最近暗くなるのが遅くなったなぁ...くらい。
あと一ヶ月で春分だから、当たり前といえば当たり前かも。

「黄泉がえり」約半分まで読み終わり。
この調子だと…週明けには終るかもなぁ。

Today's BGM:「銀河と迷路」東京スカパラダイスオーケストラ♪


目疲れ


2003年02月13日(木)
今朝はバッチリ7時起床。
で、17時までカッキリ勉強…と思ったところ、
15時過ぎくらいで目に限界が…

最近、目が疲れているのか、
コンタクトをしていると重いなぁ…と思うことが。
果たして本の読みすぎか、画面の見すぎか(汗
運悪く、目薬を家に忘れていってしまった事も重なって、
予定を1時間切り上げて帰路へ。

仕方ないので帰り道、コンタクトの保存溶液を買って、
学校にケースと一緒に常備する事に。
今度からメガネ持っていかなくちゃいけないけど、
目の疲れで支障きたすよりは…。

にしても、最近ページの更新が出来ない(--;
更新するネタはあるのに…。
今日あたりこれから頑張ってみようかなぁ。

BGM:月のしずく(RUI♪)


話題作。


2003年02月12日(水)
昨日借りてきたCDの中に、RUI(柴咲コウ)「月のしずく」。
3週間限定公開で話題の「黄泉がえり」のテーマソング。
これが、聴いてみるといい感じに響いてくる。

あけて今日。
聴いているうちに、どんな映画なのか気になってきた。
それを知る方法としては、以下の2つ。

<1>映画を見に行く。
<2>原作本を買う。

学校に向かう電車の中考えた結果、2を選択。
コストパフォーマンスと、時間が決め手かなぁ。

で、梶尾真治さんが書かれた原作を買ってみようと、
いつも行く書店の文庫本コーナーに。
が。

売り切れ。

文庫本を買いにいって売り切れ。というのはかなり珍しい...
やっぱ、それくらいに話題なんだろうなぁ…と思いながら、
駅の反対側にある同じ書店の別店舗で購入。
タイムリーに話題作を読むのは久々だから、かなり楽しみ。
しかも、読んだ事ない人だからなぁ...


動きのあった1日


2003年02月11日(火)
9時過ぎ起床の今日、
午前中はNHKでやっていた「夢の美術館」を見てみる。
次から次に紹介される国宝は、どれも著名なもの。
現地に見に行くよりも接近して映したり、普段見れない違う角度で映すから、
思わず目を奪われてしまう。

6時間で100個紹介する都合上、少ししか映らないのが残念。
実物は相当の時間見ていても、飽きないから。(←法隆寺にて実体験)

で、午後は出かける事に。
その時、途中の乗換駅にて。
反対側のホームには、乗り換える電車。
電車を降りた時の、駅員のアナウンスは。

「●●線、××方面ご利用のお客様、2番線から1分後に発車します〜」

次の瞬間、(自分も含めて)乗り換えると思しきお客さん全員ダッシュ(w
忙しない乗り継ぎこの上ない...

が、これで終わりでなかった。
乗り換えた2番線の電車の反対側、1番線のホームに
自分が乗ってきた方向に向かう電車がちょうどやってきた。
で、ドアが開いてアナウンス。

「●●線、××方面ご利用のお客様、反対側2番線のドアを閉めますのでお急ぎください〜」

猶予もなく「閉める」といってしまうのだから、さすがJR。

レンタルしてきた宇多田ヒカル「COLORS」
曲はいいけど…以前ほど斬新さを感じない。


jump !


2003年02月10日(月)
行きの電車の中には、ドア脇にしゃがみこんでメイクする女性が。
なんかそういう光景がザラになりつつあって、
どこかでそれを受け入れてしまいそうな自分がいたりする。

電車はメイクする場所ってのが「常識」になるのだとしたら、
その犠牲に人は「モラル」を捨てたという事になるんかな?
人それぞれ「常識」の領域は違うのかもしれないけど、
「共通部分」ってのはかなりあると思うのだけど。
「電車でメイク」が常識やモラルの進化系とは認めたくない。


講義終了後、東急ハンズにでも…と思ったけど、
予想より早く雨が落ちてきたので、大人しく帰路へ。
ただ、傘を持っている人は少なかったところをみると、
「夕刻から雨」の予報はあまり信じられなかったという事かも。


佐藤正午「ジャンプ」読了。
この前読んだ「Y」とはまた毛色が違う作品。
「失踪」から始まるストーリーは、謎解きの要素もあるけれど、
それ以上に考えさせられる事が多かった。

挙げてみるとするなら、
自分一人がいなくても、世の中は何事もなく動いていくという視座であるとか、
なんてことのない一つの行動が、自分のそして他人の運命を変えてしまう可能性であるとか、
過ぎた事に対して「If」を語るのは、現実を受け止めきれていない事であるとか。

このようなことを考えてしまうのは
作中の主人公と同じ事を追体験しているように感じるくらい、
彼に対して感情移入しているからだろうか。

主人公の三谷純之輔には同性として「わかる」部分が多い。
解説の山本文緒さんの言葉を借りれば、
「平凡で優柔不断で鈍感な男を欠かせれば日本一」な佐藤さんの描く主人公、
つまり、自分もそれに近いということだろうなぁ(^^;

今年はやはり、いい本に当たっているのかも。


好きな理由は


2003年02月09日(日)
日曜日、10時起きで定番の寝坊(汗
これで少しは睡眠不足が解消できたかな…。

今日はやる事があって、家で作業。
その間、BGMはミスチル。
何度きいても、大好きだ。

戦争だとか、社会問題とかに対するメッセージを、
歌詞にこめる事って、多面的に見て(バンドの印象とか、セールスとか)凄く難しいのだろうけど、
彼らはそれを何事でもないかのようにメロディーにのせてしまう。
自分は今のところ、そういう事をしているアーティストは、
いたとしても120%かなわないんじゃないかなぁ...と思う。

そこが、ミスチルのファンでいる理由の一つだったりするけれど。

なんか語りモードになってるなぁ。。。

これというのも、今日は本当にめぼしい出来事がなかったからだったり(^^;


ちなみに、2日前の問題の答えは「節分の豆」です。
わっかんねぇだろ〜なぁ〜。


睡魔


2003年02月08日(土)
最近、授業で寝ることがよくある。
前のめりになると、そのまま机に顔をふして、
いつのまにか・…
で、次に顔を上げると10分くらいリトル・トリップ。
先生はテレビの向こうだから誰にも怒られるわけではないけれど、
だからといって誉められた事でないのは当たり前で…

やっぱ暖房のよく効いた教室で、タートルネックを着ているのは
気持ちよくなってしまう…すこし考えねば。


恩田陸「木曜組曲」、書き忘れたけれど昨日読了。
ストーリーの時間軸、登場人物、舞台。
それらが短く、少なく、限られているけど、
その事が人物一人一人の告白や行動を際立たせて、ストーリーを深くしている。
そうでなくても、登場人物達は心中にかなりのモノを持っているが(^^;

ストーリーの真相に状況証拠や当事者達の告白で迫る形式は、
ネタバレ危険大なので、なんとも感想を述べづらい…(汗
あとは、読んでみてください(爆

で、昨日から佐藤正午「ジャンプ」、60%くらい読了。
読んでみると、自分のすんでいる街や言ったことある街が舞台。
リアリティが増す反面、想像で補う部分が減ってしまうのは微妙。
この辺のバランスって、結構難しい。
舞台は読むまで分からないから、殊更かなぁ。


Grape-fruit


2003年02月07日(金)
やはり、カゼが猛威を振るっているようで、
今日が講師がKOされて臨時休講。
昨日、ムリしてマスクしてまで授業してたから、
然りといえば然りなんだけど…
自分がひいてないのは、やはりバ●だからだろうかなぁ。

古書店でCD2枚、文庫2冊を、
スーパーで、100%のグレープフルーツジュースを買って帰路へ。

個人的な経験則から、グレープフルーツは体調が優れない場合に、
まっ先にお世話になる食べ物になっている。
というのも、中学受験の2週間前に熱を出した時、
グレープフルーツを1日3個頂いて、
2日で快復したということがあったのがそもそもの始まり。
ただ、個人的にルビー(果肉が赤いヤツ)はどうも好かない。
やっぱホワイトじゃないと…と思うのだけど、その辺どうでしょう?

で、今日買ってきたジュースももう2杯飲んでしまったから、
土・日で無くなってしまうだろうなぁ。

そういえば、木村恵子さんの「グレープフルーツ」を、
勧められて読んだ事があったっけ。
今度買ってきて、読み直してみようか。


クイズを一席


2003年02月06日(木)
今日の日記は趣向をかえて、クイズ。

家が駅と駅のほぼ中間にあるので、
自分が使う最寄駅はA駅・B駅の2つ、使うはその日の気分次第。
ところが、そこへ向かう道は対照的で、
A駅は家と家の間の路地(車一台程度)を抜けていき、
B駅は大きい道路沿いの整備された遊歩道。

その端的な違いを今日、発見。
4日にB駅を利用した時には、駅までの道にそれが落ちてなく、
6日(今日)、A駅を利用した時には、駅までの道にそれが落ちていた。
(5日もA駅を使ったけど、急いでいて気付かず…)

さて、落ちていたものはなんでしょう?

ヒントは、この時期ならではモノです。
まさに、ジャスト・イン・タイム(謎

答えは明日の日記にでもかこうかと。
気になった方は答えを掲示板にでも書いてください(笑

賞品は…その時にでも。

昨日読み始めた「木曜組曲」、70%程度まで読了。
なんかここ最近、やたらと本を読むペースが早い。
古本を買いに行きたいけど…家の立地がなぁ。
もう少し近所に古本屋があればいいのに(--;


つながりがないなぁ。今日の日記。


2003年02月05日(水)
一日学校にいると特筆すべき事は何もない。
と思いきや、TVの向こうで講師はインフルエンザだったらしい。
通りで授業の日程が延期になるはずだ(汗
商法のK先生はカゼなんぞひかぬと思っていたのだが…そうでもないようだ。

行きがけ、駅のリサイクル文庫で辻仁成「彼女は宇宙服を着て寝る」を発掘。
辻さんの小説は一時期ほど読まなくなった。
「ワイルドフラワー」あたりから「新刊→即購入」もなくなって、
「彼女は…」も出たときは気にはなったけど、結局買わず。
なので、今回の発掘はある種タナボタかも。

今日は授業も滞りなく時間内に終わり、
3週ぶりに「最後の弁護人」を見る。

で、見終わってPC開けてみると、
中島らも氏が大麻所持で所持で逮捕されたとか。
うーん…なんともはや。
これを機会に「今夜、すべてのバーで」再読してみようか。
(↑ある種バチアタリな人間?)

そういえば、梅田でアパートが燃えて煙が大変だったとか
大阪に住んでる友人のK君は目撃したのだろうか?

恩田陸「木曜組曲」今日から読み始め。


白あん入りもありました。


2003年02月04日(火)
今朝は7時半起床、どうやらコンポのMDタイマーが動作しない模様。
最近、CDのトレイが出てこなかったり、CD再生したらMDも同時に再生…
といった感じのトラブルが続いていたから...そろそろ寿命かなぁ。
こないだデジカメかったから、買い換えるお金ない(--;
でも、聞けなくなるのは困るし…うーん、一策案じないと。

今日は学校もそつなく、遅くならないうちに帰宅。
ただ、昼ご飯が明太子のおにぎりとメロンパン(クリーム入り)とかいう、
和洋折衷もほどほどにしろ!みたいな取り合わせに十六茶。
新しい十六茶になってから初めて飲んだけど、
うーん。。。鈍感な舌はCMの小林聡美の如く、
何が入っているか、味がどう変わったかは、いまいち見分けがつかないのでした。

昨日、時間がかかりそうだといいながら、天藤真「皆殺しパーティ」を読了。
氏の長篇はこれで4作目、やはり巧い。
本筋では連続する事件、一方で文中に見え隠れするユーモアと社会風刺、
そして、最後の一文(笑)。
もはや、いう事なし。


モラル?


2003年02月03日(月)
最近のある出来事。

万引きをして逃走の上、ひかれて死亡した少年がいても、
その店主に「人殺し」と責めて店主を廃業に追い込む事や、
少年の親は「店の前を通ると息子を思い出すから、廃業はうれしい」と言う事。

これって、いまの世の中では当然なん?
これがまかり通ってしまうと、
何やっても許されそうな雰囲気が漂うような…

自習室で雑談してる人間とかも、なんか正当化されそう。
個人的見解を言わせてもらうなら、ウザくてこの上ないけど。


そんなことを考えながら受けた、
今日のテストは、イマイチの結果。

なんか当然といえば当然か。


天藤真「皆殺しパーティ」30%まで読了。
登場人物が多すぎて…時間かかりそうな予感。


8畳→4畳半


2003年02月02日(日)
日曜日、なのに8時起床。
もう少し寝てもよかったかな...と今更ながらに思う。

今日は前々から目をつけていた、直立型のハンガーラックを購入。
というのも、丈の長いコートやジャンパーをかける場所が足りない為。
いや、むしろ無いから。
(いままでは、やむなくタンスの取っ手にかけていたりする…)

ここで、直立型になったのにはワケがある。

自分の部屋は約8畳あるけれど、
収納…つまり、押入れの全くない、完全に「箱」な部屋。
なので、家具を買ってくると必然壁におく事になる。

で、既に部屋にあるもの。

ベッド×1
普通の机&引出し×1
パソコンデスク×1
大きめの箪笥×1
書棚×2
衣装ケース×1
オーディオラック×1

普通のハンガーラック買っても、まず場所がない(汗
(箪笥にもそういうスペースがあるけど、既にスーツで一杯…)
なので、壁につけなくてもいい直立型のハンガーラックに。

これで万事解決…かと思いきや、これが床の場所を取る。
底面を大きくしないと安定がとれないからだろうけど、
おかげで部屋の床が見える面積はますます減り、もはや4畳半なみ。
少しモノを処分しないと。

とりあえず、部屋になぜか3脚もある椅子をなんとかしようか…

夜、「WINNERS」を見る。
いろいろな分野での成功者の話は、面白いし頷ける。
自分に同じ事は到底できないだろうけど、
自分なりにそれっぽい事はできるのかな…なんて思ったり。
思うだけじゃなくてやらないとアカンか…(^^;


3日越しで感想を。


2003年02月01日(土)
最近、土曜日は学校、平日のどっか一日が休み…のような変則週休2日制。
なので、今日はそれほど「すごい!」というような事もなく、
ただテストの点がいまいちな1日で終ってしまったのでした。
そのおかげで(?)、今日はしっかり、感想文がかけたような(w

ということで、「A2Z」(山田詠美)の感想。
今まで読んだ詠美さんの作品は、

ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー(1987)
放課後の音符(1989)の2冊。

今回読んだ「A2Z」は2000年の作品。
描かれるのは、30代、大人の恋。
作中で描かれる世代も作者の年齢と比例するのかも。

とはいえ、作品を読んでいる最中は年齢はあんま関係なかった。
それぐらい、読み手がすんなりと話に引き込まれていく。
詠美さんの文体は、他の作家さんよりも馴染むのが早い感じがする。
本当に「そのままの」登場人物たちが目に浮かんでくる。
テレビドラマみたい…といったら陳腐だけど、それくらいのリアル感。

ストーリー自体も、構図はシンプル、でも凄く深い。
多面的な性格を持つ「恋しい」や「好き」や「愛してる」の感情を、
とても上手に書き分けている。
ラストの展開がちょっと駆け足でイキナリかな…の感はあったけど、
出会いも別れも一つのハプニングなら、ありかも。

女性は共感がもてる、男性は勉強になる(?)作品。
ゆっくりと、じっくりと、でもできれば一気に読みたい。
自分もできればそうしたかったですけど、
「ゆっくり」はできたものの、1日で読みきる事はムリでした…
ただ、この厚さに6日かかった事自体、ゆっくり、じっくり読めた事の証拠かも知れない。

まだ1月終ったばかりでこんなにいい作品が続くと…あとが思いやられる(汗



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