便蛇民の裏庭
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2002年12月30日(月) 注意報

ぼくと出会った頃、
相方は服屋さんの店員さんでありました。

んで、その系列店へ服を見に。


相方と離れてレディースの方へ行って見ていると
突然相方がぼくを呼ぶ。

偶然、当時の相方の同僚が店長となってそこにいたのでありました。

口唇ヘルペスの治ったかさぶた顔のぼく。
ちょっと誰かに殴られちゃった、てへっって感じなのですが
8年ぶりくらいに会った彼の目の周りにはバンソウコウ、
眼球は真っ赤で目のまわりは青痣。


正直、「負けた…」と思いまちた。
(なんでよ)


「久しぶり!いやーっ変わってないねー!
 …ていうか、なんかグレードアップしてる?」
「ゴメンねーいつまでたっても落ち着きなくってー」

思えば当時から金髪とかモップ頭とかだったぼく。
普通なら結婚して子ども生んで落ち着いて
ほんのり茶髪をマトメ髪とかにしてるんだろうか。
ピンクになってりゃさすがに驚かれるよな。


相方が延々話し込み始めたので店内物色。
子供たちは店員さんたちに遊んでもらいながら店内遊園地状態。

本当は店内で走り回る子供はすごくいやなの。

でももうなんだか注意するのも面倒くさい。
冷麺とビビンバで満腹なぼく。
今日はいいよもう。
『あんな母親だもん子供のしつけも出来てないのよ』
とか思われておこう。

「便ちゃんはあの頃、本当に可愛かったよねー」
「可愛かった?か・っ・た!?過去形かーい!(迫力)」
「あ、いや、今も可愛いですぅ」

とか何とかやりながら
この系列店にはオトコノコとは入らない方が良い、
と、インプットする便ちゃんであった。


2002年12月29日(日) すれ違いとかそんな感じ

行きつけの店に笹子と行く。
なのでお化粧をして服を着替えて相方の帰りを待った。

お店まで送ってもらう。
その前に子供たちも一緒にビデオを返しに行く。

「あのさーレンタルビデオの下の階にアクセサリー売ってるんだよ。
 時間あるなら寄って見てくべ」

笹子の準備がまだだったので一緒にアクセサリーを見に行く。
ぼくの好きなゴッツイ系のアクセサリー。

「どれか欲しい指輪ある?あったら買ってやるよ」

ぼくの左手薬指には、相方とおそろいの結婚指輪。
左手小指には自分の誕生日に自分で買ったピンキーリング。

そして右手薬指には、オトコノコとおそろいのリング。

「指輪はいらないよーぉ」
「じゃぁなにがイイ?」
「んーなにもいらないよー」

香水のコーナーへまわる。

「なんか欲しいのない?」
「自分使ってるのまだあるからいいよ」


なんだろう。
なんだろうこの感じ。

もっと早く、こういうの、欲しかった。
もっと早く、こうして欲しかった。
もっと早く。

なんか、すごーく長いこと、ぼくは放置されてたんだなぁ…
と、あらためて感じた。


後部座席に乗り込んだ笹子は
子供たちに無理な注文つきのしりとりを強要される。

お店に着いて車を降り、笹子と二人して車に向かって手を振る。
おやすみ子供たち。おやすみ相方。
おかーさんは朝まで酒を飲みまーす。
こんなおかーさんでゴメンな。


オトコノコはぼくが誰かとどうにか…という心配をするけれど、
今のぼくにはオトコノコ以外の男には全く興味がわかない。

「ねぇ、キミ以外の男とどうこうなる気全くないから心配いらないよ?
 心配するなら男じゃなく女の子に取られないようにした方がイイよ?」

などと冗談ともとれぬ冗談をいったせいか、
笹子に妬いてしまうオトコノコ。

知ってるかい?
ぼくはキミのコトが、
たまらなく好きなんだよ。


2002年12月26日(木) 雪だ雪だ雪だぁ♪

外では喜び庭駆け回り、
家ではコタツで丸くなる便ちゃんですコンバンヤー。


大掃除ってナンデスカ。

家事やる気ゼロのくせに除雪はやたら元気にこなす。
本日も2度の大仕事、
しかも物置の屋根にまで上っちゃった。

コレは今まで母上様の領分で「便ちゃん落ちるからダメ」といわれていた。
もう体力などに自信のなくなった母上には簡単には上れない。
これで心置きなく上れるってもんよ!

「おかーさーん、どうやって下りるのー?」

と息子が問う。

「んー?ここから一回転して飛び降りるのー」

と笑顔で答えるぼく。

「ダメダメダメ!やめなさいそんな危ない事!」

…冗談の通じない母上。

しかも今年は欲しかったスコップ買ってもらったから
もう、除雪がさらに楽しいったら。

あと少しでカマクラ作れる。
にひひひ。



そんな便ちゃん、
最近飲みに出てないせいですっかりストレスたまっちゃって
口唇ヘルペスなんかやらかしちゃって
誰にもキスできないじゃないのよぅ。

クリスマスの準備を終えて料理食べ終わった途端に出た。
そんなにも苦痛だったかクリスマスの準備。
たかがローストビーフ作るだけで疲労困憊か自分。
いや、これがまた、すんごく美味かったんだけどさ。



クリスマスプレゼントに相方から貰ったもの『プレステ2』

ちなみにぼく、ゲームできない女として有名です。
弟の友人達から「マリオできない人」いわれてました。
みんなでテレビゲームするとみんな大爆笑してくれます。
そんなぼくにこんなプレゼント。
ソフトは『猛獣王』

…てこれ、自分用だろ!!

「もう1個ソフト買ってきたから」

って『クロックタワー3』

キャー!
ダメなのダメなのその手のゲームはドキドキし過ぎて見てるだけで死にそうになるの!!

…ってそれが狙い?


2002年12月22日(日) 勝てません

皆様どうもコンバンニャ。
便蛇民でごじゃりましゅる。

寒いので、
上半身PCに向かいつつ
下半身コタツに入ってるけど許してね?



「ねぇ、京都からお菓子届いたんだけど、取りに来れる?」

なんでいっつもぼくを食い物でつろうとするんだ便母よ。
素直に顔が見たいとかおいでとかいえないのか。

「あのね、もう冬休みだよ、取りに行くヒマない。
 血を見たくないから相方と行く訳いかないしねぇ」
「あら、あのコは?こないだ連れてきたコ、元気?」
「あー、そういえばあのコも『便母元気?』とかいってたなぁ」
「あらー、つれてくればイイでしょー」

最初から母に嫌われてた相方の株は借金によりどんどん落ちて
オトコノコの出現によりますます大暴落。

「こないだね、忘年会あったの。
 その時行ったショーパブが面白かったの!今度一緒に行こう?」

便母の忘年会。
それはラブホ従業員の忘年会である。

「1次会は○○行って2次会はショーパブで3次会は〜」

結局5次会まで行って、家についたら8時半だったという。
6時帰りを『朝帰り』などといってたぼくが甘かった。

さすが便母!

というか、
50歳でそんなだと、後々いろいろ心配です。



そういえば。
昔、こんなことがありました。

便母の職場でバイトしていた時の事。

職場の男性(母より10歳ほど年下)が便母に惚れ
他の男性どもに「アレはオレのだから手を出すな」と威嚇して歩き。
当時便母は別のおっさんと暮らしていた。
親しかった今の母彼も同様かなり威嚇されたらしく。

「本当に好きなんだ!付き合ってくれ!」
「あのねー。Yちゃんまだ若いでしょ?他にいいのいっぱいいるからぁ」
「どうしても便母がいいんだ!」
「でもねー、可愛い飲み友達としか思えないんだわぁ」
「じゃぁ、じゃぁ、
 便の方でもイイから!

おいおいおいおいおい!
それって酷くねぇ?
19歳のピチピチなのに40歳に負けた感じ。

これきいてぼく、ひっくり返りました。
いや、ほんと。

「困っちゃうよねーあんたでもイイなんてさぁ、ははははは!」

って嬉しそうに高笑いするなや。

そして今も。
一緒に飲み歩いても、口説かれるのは便母の方であ〜る。


2002年12月14日(土) 包み込んでください

寒い日にはあなたとともに。
あなたナシではつら過ぎるの。
あぁ、あなたと暮らせるシアワセ。

ようやくきました、新しいコタツさま♪
今までの真四角でちんこいのからすると存在感ばっちりです。
居間に入った途端にコタツです。
高さもあってコタツの中で丸くなるのにも好都合。
あぁ、早くみかん買ってこないとぅ。



忘年会でーしたっ。
料理最高でしたっ。
もうもうもう、みんな思わず無言でただひたすら食べてた。
お腹がある程度落ち着いた頃にようやく話もはずみだして
飲み物は各自持参だったんだけど
なんでぼくの前にワインの空き瓶が4〜5本?
まるでぼく一人で空けたみたいじゃないか。

「便ちゃん、その頭可愛いねー!」
「デビルズトリックっていうトリートメントをしたんですけど、
 ヘナで軽く色入るとかで、金髪に入れたからこんなどっピンクになって。
 これでもずいぶん色落ちたんですよ」
「えーイイなぁ、私もやろうかなぁ。他の色ってないの?」
「ありますよ、6色くらいあるんじゃなかったかな」
「じゃぁ明るい茶とかしたいなぁ。
 便ちゃんは色白いし格好もハデだからピンクの頭でも似合うよねー」

でもね、ピンク頭でうろうろしてるとみんな見る。
見られるのは慣れてるけどね、
小さい子供が指さして「あーピンクぅ!」とかいうと
親はめちゃくちゃ慌てて「シーっ!」とかするんだよね。
そんな慌てて制止しないでも殴ったり刺したりしないってば。


2002年12月11日(水) なんとなく淋しい

『会える時間があるなら会いたい。会いたいの。隣にいたいの!』

ストレートに入った。
あまりに痛くって、涙が出た。
その文の重み、送信した本人にはわかっているのかな。

仕事を終えたあと、わざわざ会いにきてくれるきみが愛しい。



妻子ある男性と付き合っていた友人がいった。

「彼の誕生日も祝えない。クリスマスも一緒に過ごせない。
 お盆もお正月も一緒にはいられない。
 だからその分、普通の何にもない日にはたくさんの時間一緒に過ごしたい」

今、そのコトバの意味が、よくわかる。
ぼくはきみに、なぁんにもしてあげられないんだなぁ。


2002年12月09日(月) 捕獲される?

いつもは寒い会議室、
しっかり厚着して行った時に限って暖房ガンガン入ってるし。


原稿の確認をするために印刷やさんがきて打ち合わせ。

みんなが一生懸命やっている
カット集をコピーして切り取って貼り付けて、
という作業より
自分でチャチャッとイラストを描いていく方が手早いので
ぼくはぼくのペースでさっさかさっさか仕上げてしまうのだが
それをまわりに褒められるととても照れてしまう。

なんといったらいいんだろう?

上手だねー、すごいね!といわれても
ぼくにとってその行為はただの手抜きであり
ご飯仕度をするよりも簡単なコトなのだ。

『まぁ!トイレでウンコできたね!えらいね!』
っていわれてるような恥かしさを感じる。

「じゃぁ来年も広報になるよう推薦しておくね!」

いや、して欲しくないし。じゃぁってナニ。
図書の仕事だって最近サボりがちなのに
これ以上役員とかやってられないです。

自分の作業が終わって人の分まで作業しちゃって、
ようやく帰れる昼下がり。



教室から出ると即、知人につかまる。

「あ!便ちゃん!明日のお手伝いこれる?」
「あぁ、明日はちょっと無理です。でも大掃除はきますよ」
「忘年会は?」
「あぁ、出ます出ます」

学校にいるとあちこちでつかまってしまう。
早く出なくては危険だ。
お昼ご飯を食べ損ねてしまう。



「あ!便ちゃん!」

玄関でもつかまってしまう。
お腹がグーグーいってるのに給食の匂いが漂ってくる。
早く帰らねば行き倒れてしまう。

「あ!どうも!じゃっ!」

便蛇民、笑顔で逃走の巻。



道路の向こうから手を振りながらやってくる知人。

「ねぇねぇ便ちゃぁん、来年役員やらないっ?」

なにやら色んな人に目をつけられているらしい。
頼まれるとイヤといえない、と思われているのか。
イヤじゃないから断わらないのであって、
イヤな時はきっぱり断わるんだってば。


2002年12月02日(月) ぼく、ヘンですか?

昔々、友人たちと飲んでいたとき。

「男と別れる時にさー、最後のセックスするじゃない?」
「うんうん」
「そのときに妊娠したら最悪だよねー」

は?
なにそれ。

「ちょっと待って。好きじゃなくなったから別れるんじゃないの?なのに最後にするの?」
「するよ?」
「するよねー」

ぼくは『好きでもなんでもない男』とはヤレるけど、
『もう好きじゃなくなった男』とはヤレない。

しかも妊娠したらって?
ぼくはスキンつけないセックスは避妊とは思えないので
結婚するまでたとえ外出しするいわれてもナマでなどいたしたことはありませんでしたが。

「えーでも、つけてっていえないし、つけてたらシラケない?」

ぼくはしっかり自分の手でつけないといたしませんでしたが。
だって相手に任せて「失敗しちゃったっ。てへっ」いわれて傷付くの自分だよ?

そういえば前に飲んでて絡んできた男が
「コンドームなんかつけたことナイ」って威張ってたな。
「妊娠なんかさせたことナイ」とも。
それってどうなの?普通なの?



そして先日、オトコノコと話してる時。

「彼女と別れる時に、最後にエッチするでしょ?」
「ちょちょちょちょっと。ちょっと待って?
 もう別れるってのに、するの?最後に?」
「するでしょ」

ぼくがおかしいのか?
世の中の恋人同士ってのは別れる時にお別れのセックスをするものなのか?
嫌いになったんじゃないけど別れなくちゃいけないってのならわかるけど。

彼氏と別れる時「最後に、キスさせて」といわれて
きっぱり断わった経験がある。
別れる時にキスもセックスもしたことなんかないぞ。

セックス以上に、好きじゃない相手とキスなんかできない。
って、やっぱりぼくがおかしいのか?


便蛇民 |MAIL裏BBSHOME


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