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2006年07月05日(水)
元カリスマホストが語る「合コンの奥義」

「週刊SPA!2006.7/4号」(扶桑社)の特集記事「OL100人が判定『モテ男検定2006・夏』」より。

(元カリスマホスト・城咲仁さんが語る「モテオーラ放出法」)

【城咲「『モテそう』と思われる秘訣は『余裕』でしょ。『場慣れてる感じ』の演出になるからね。”さりげない”気遣いも、余裕を感じさせるから、モテそうに見える。でも、普段から心がけていないと難しいよ。例えば『助手席のドアを開けてあげる』のは不評みたいだけど、これは慣れないことを、女性の前だけでやろうとする”これ見よがし”男が多いからじゃないかな。『やってあげてる』という意識が透けて見えるんだよ。ドアの開け閉めは目的じゃなくて、乗り降りのときにバッグを持ってあげるとか、スカートがはさまらないようにしてあげるとか、必然性があるからやるんだからね」

 気遣いに不慣れな男が、即実践できるワザはないでしょうか。

「じゃあ”合コンにはメシを食ってから行け”と。腹が減ってると、つい食べることに気がいっちゃうけど、腹がいっぱいなら、ほかへ気を回す余裕ができる。会話したり、ほかの人の注文を取ってあげたり。それが余裕の振る舞いに見えるわけ」

 もう一声。気を回す加減についてもアドバイスを。

「例えばカラオケで、われ先に面白ソングを歌うのは盛り上げの気遣いじゃないよ。ほかの人に気持ちよく歌ってもらって、テンションが落ちそうな頃にバカをやる。これが気遣い。それから、全員に気を配ろうなんて思わなくていいの。前の人と横の人に気を配れば、十分に気の利く男に見える。オレだってそうしてるよ。それだけで、自然と空気がよくなって、楽しそうな雰囲気になるからね。入り口付近に座って、注文を取ったりできれば言うことなしだけど、やりすぎに注意ね」

 100点を取ろうと気張る必要はなく、60点くらいを目指す。それこそ”さりげない”気遣いの極意なのかもしれない。】

〜〜〜〜〜〜〜

 なるほどなあ、と、合コン経験そのものが2回くらいしかなく、モテないどころか何話していいかもわかんないので、早く帰ってゲームしたいなあ、とかずっと思っていた記憶しかない僕は感心してしまいました。これって別に、合コンに限らず、普通のパーティとか飲み会でも十分に通用する「極意」ですよね。
 確かに、お腹が空いていると、「まず食べなくちゃ」という感じで、気遣いの余裕が無くなるというのはよくわかります。しかしながら、「食事が出るところに行く」前に、あらかじめ食事を済ませておくというのは、やっぱりちょっと勿体ない。でも、そこであえて、その「下準備」を済ませておくというのが、余裕につながるのでしょう。一度にいろんなことをやろうとすれば、かえって中途半端になってしまうだけ。僕などは、もし食事まで済ませているにもかかわらず、しらけきった雰囲気だったらやることなくて辛いだろうなあ……とか、つい考えてしまうんですけどね。

 そして、「助手席のドアを開けてあげる」というのが「とりあえずその行為だけを真似するからカッコ悪くなる」というのもよくわかります。「どうして開けてあげるのか?」という理由を考えれば、自然に気配りができるはずで、状況によっては、ドアを開けるのではなく、バッグのほうを持ってあげてもいいわけですよね。
 さらに、「前と横に気を配れば十分」というのも、言われてみればそのとおりです。逆に、あまりに遠くの席の人にまで注意を払っていると、なんだかその人に気があるのではないかと思われるでしょうし、各人がそれぞれ前と横に気を配っていれば、結局その場の全員を誰かがカバーしていることになりますし。

 僕ももう少し若い頃、こんなテクニックを知っていれば、もっと違う人生が開けていたかもしれません。でも、これって全部完璧にこなすと、さすがに「ホストみたい」と引かれるような気も……