沢の螢

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集中豪雨
2005年09月06日(火)

台風が次々来ている。
アメリカのハリケーンは、被害の面積としては比較できないくらい大きいようだが、これには、人災もあるようなので、人々の生活が復興するには、かなり時間が掛かるだろう。
 
日本は、年がら年中台風と向かい合っている国。
それなりの対策もあるし、慣れているところもあるが、一昨日の集中豪雨には、驚いた。
数時間の間に、今までにない量の雨。
私の住む地域は、低い土地ではないし、水はけの悪いところでもないが、一時的に、家の前の道路が川のようになった。
外出していた夫が、駅前から「今からタクシーで帰る」と電話があり、その前からかなりの雨だったので、なるべく濡れずに家に入れるようにと、大型の傘を持って、玄関先に出た。
門を開けて、前の道路を見ると、何と、水深20センチくらいはありそうに、水が流れているではないか。
ビックリした。
門に接した縁石は、流れる水に隠れている。
そこから、更に20センチくらい高くなって、我が家の門に続くのだが、そこまでは、水が来ていない。
しかし、タクシーを降りるときには、足首まで水に浸かってしまう。
ケータイで、状況を知らせようとしている間に、タクシーが停まった。
ドアから降りる夫に、傘を差し掛け、足を下に着けぬよう、手助けして、家の敷石のところに飛び乗って貰った。
その間の1分足らずの間に、私の方は、服を着替えねばならぬほど、濡れてしまった。
こんなことは、ここに住んで30年あまりの間で、はじめてのこと。
かなりの雨にも、台風にも、数え切れないくらい遭遇したが、道路が川のようになったことはなかった。
下水の処理能力を超えていたのだろう。
すでに夜中近くになっていた。
近所に、半地下のガレージを造った家があり、バキューム車が来て、ポンプで水をくみ上げていた。
多分、車が浸かってしまったのだろう。
かなりの音がしていた。
それから暫くして、雨音が弱まり、川のようになっていた水の流れも、消えてしまった。
地球温暖化の影響だろうか。
台風も、雨風も、従来とは違う顔を見せ始めたような気がする。
自然の仕返しと言うことかも知れない。



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