昨日は、日本列島がどっぷりと雨に浸かった一日だったようだ。 合唱の練習があり、午後4時頃家を出たが、すでに雨が降り出していたので、折りたたみを止め、大きい傘にした。 練習は夕方6時半から9時半までの予定。 早めに行って、会場内のロビーで食べるために、途中でお弁当を買った。 100人を超す人数なので、練習会場は、大きなホールのあるところに限られる。 係の人たちが苦労して場所を確保するが、横浜と東京地区で、一定していない。 いずれにしても、家からは、1時間半、2時間のところが多い。 月3回の練習。 11月はじめの、ウイーン公演に向かって、指揮者始め、みんなの目の色も、真剣度が増してきた。 30分前に着き、ロビーでお弁当を食べ、練習会場にはいる。 今日は、人数を4つに分けて、お互いに聴き合うというアンサンブル練習。 100人で歌っていると解らない個人の欠点が良くわかる。 いい練習法だと思う。 欠席の多い人、暗譜していない人には、刺激になったと思う。 終わって、会場を出ると凄い雨。 駅までは1分くらいの距離だが、傘がしたたる程だった。 神奈川から東京を跨いで、駅に着き、もうバスはないので、タクシーに乗る。 家の前で止め、門の鍵を開けて、家に入るまでのわずかな間にも、雨水が、靴の中まで入った。 こんな日が何度かあって、やがて梅雨明けとなるのだろう。 知人の訃報を知らせる留守電とメールが2件。 5月終わりに、脳幹出血で倒れ、意識が戻らぬままの死だった。 私の連句仲間であり、ケンカ友達であり、口の悪い兄のような存在だった。 独特の感覚と、少年のような無邪気さも持った、得難い個性だった。 5月初め頃、神奈川県で、連句の会があり、その時顔を合わせたのが最後である。 もう一度ケンカしたかった。 そう思ったら、涙が止まらなかった。
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