沢の螢

akiko【MAIL

My追加

送り梅雨
2005年07月10日(日)

昨日は、日本列島がどっぷりと雨に浸かった一日だったようだ。
合唱の練習があり、午後4時頃家を出たが、すでに雨が降り出していたので、折りたたみを止め、大きい傘にした。
練習は夕方6時半から9時半までの予定。
早めに行って、会場内のロビーで食べるために、途中でお弁当を買った。
100人を超す人数なので、練習会場は、大きなホールのあるところに限られる。
係の人たちが苦労して場所を確保するが、横浜と東京地区で、一定していない。
いずれにしても、家からは、1時間半、2時間のところが多い。
月3回の練習。
11月はじめの、ウイーン公演に向かって、指揮者始め、みんなの目の色も、真剣度が増してきた。
30分前に着き、ロビーでお弁当を食べ、練習会場にはいる。
今日は、人数を4つに分けて、お互いに聴き合うというアンサンブル練習。
100人で歌っていると解らない個人の欠点が良くわかる。
いい練習法だと思う。
欠席の多い人、暗譜していない人には、刺激になったと思う。
終わって、会場を出ると凄い雨。
駅までは1分くらいの距離だが、傘がしたたる程だった。
神奈川から東京を跨いで、駅に着き、もうバスはないので、タクシーに乗る。
家の前で止め、門の鍵を開けて、家に入るまでのわずかな間にも、雨水が、靴の中まで入った。
こんな日が何度かあって、やがて梅雨明けとなるのだろう。

知人の訃報を知らせる留守電とメールが2件。
5月終わりに、脳幹出血で倒れ、意識が戻らぬままの死だった。
私の連句仲間であり、ケンカ友達であり、口の悪い兄のような存在だった。
独特の感覚と、少年のような無邪気さも持った、得難い個性だった。
5月初め頃、神奈川県で、連句の会があり、その時顔を合わせたのが最後である。
もう一度ケンカしたかった。
そう思ったら、涙が止まらなかった。



BACK   NEXT
目次ページ