夜中に雷の音を聞いた。 今朝起きると、かなり雨が降っていたことを知った。 ものすごい暑さが続いたあとの雨。 気温も、少し下がったようだし、まさに恵みの雨である。 ずっと、夏風邪が治りきらず、気管支喘息症状になって、つらい日が続くが、これで、気分も少し凌げそうである。 振り込みが溜まっている。 後で郵便局に行かねば・・。 昨日テレビで見た岸恵子の「ギリシャ紀行」はよかった。 アテネから、ミコノス島など、あちこち歩きながら、彼女独特の視点でレポートしていく。 間に、ギリシャの映画監督テオ・アンブロビゲスとの対談をはさみながら・・。 岸恵子は、24歳でフランスの映画監督、イヴ・シアンピと結婚、それ以来フランスと日本を行き来しながら生活している。 一女をもうけたが、シアンピとは離婚、その後は、世界を股に掛けて、本も書き、テレビにも出ている。 日本では、成熟したおとなの女をヒロインにした映画やドラマは、ほとんど無いから、彼女が日本で出るのは、朝ドラの脇役くらいだが、それでも、さすが、大女優だなあと思うような風情があって、たいてい主役を食っている。 昨日の番組でも触れていたが、1990年に蜷川幸男演出の「水の女」というテレビドラマは、ギリシャも舞台になっていた。 第一級の美人は、年齢と関係なくいつまでも、美しく、人を引きつけるものだなあと、感嘆した。 更に14年、昨日の岸恵子も、ホッソリした体に、あでやかな衣装を身につけ、隙のない身のこなしであった。 女優という言葉にふさわしい女優がホントに少なくなった今、彼女のような人を見るとホッとする。 私の偏見だが、女優は、女優らしくあって欲しい。 隣のお姉ちゃんみたいな人が、そのまま画面に出てきても、わざわざ見る気にならないからである。
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