沢の螢

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慈雨
2004年07月26日(月)

夜中に雷の音を聞いた。
今朝起きると、かなり雨が降っていたことを知った。
ものすごい暑さが続いたあとの雨。
気温も、少し下がったようだし、まさに恵みの雨である。
ずっと、夏風邪が治りきらず、気管支喘息症状になって、つらい日が続くが、これで、気分も少し凌げそうである。
振り込みが溜まっている。
後で郵便局に行かねば・・。

昨日テレビで見た岸恵子の「ギリシャ紀行」はよかった。
アテネから、ミコノス島など、あちこち歩きながら、彼女独特の視点でレポートしていく。
間に、ギリシャの映画監督テオ・アンブロビゲスとの対談をはさみながら・・。
岸恵子は、24歳でフランスの映画監督、イヴ・シアンピと結婚、それ以来フランスと日本を行き来しながら生活している。
一女をもうけたが、シアンピとは離婚、その後は、世界を股に掛けて、本も書き、テレビにも出ている。
日本では、成熟したおとなの女をヒロインにした映画やドラマは、ほとんど無いから、彼女が日本で出るのは、朝ドラの脇役くらいだが、それでも、さすが、大女優だなあと思うような風情があって、たいてい主役を食っている。
昨日の番組でも触れていたが、1990年に蜷川幸男演出の「水の女」というテレビドラマは、ギリシャも舞台になっていた。
第一級の美人は、年齢と関係なくいつまでも、美しく、人を引きつけるものだなあと、感嘆した。
更に14年、昨日の岸恵子も、ホッソリした体に、あでやかな衣装を身につけ、隙のない身のこなしであった。
女優という言葉にふさわしい女優がホントに少なくなった今、彼女のような人を見るとホッとする。
私の偏見だが、女優は、女優らしくあって欲しい。
隣のお姉ちゃんみたいな人が、そのまま画面に出てきても、わざわざ見る気にならないからである。



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