沢の螢

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花の客
2004年04月02日(金)

朝から曇っていた。
郵便局に行く用事があるので、ついでに、先日行った大学に行って、満開の花を見てこようと思い立った。
昨日の、激しい雨で、散ってしまったかも知れないが、先日、まだ、枝垂れ桜が開かずにいたので、それが残っているかも知れない。
スポーツクラブに行った夫が昼過ぎに帰って来たので、昼食用のおにぎりを二つ作った。
食餌療法は、うまくいって、この1週間で、2キロほど減ったらしい。
同じ物を食べているので、私も少し、減ったような気がする。
太る原因は、脂肪と甘い物だが、案外と、盲点なのが、タンパク質の取りすぎである。
肉の脂や砂糖の取りすぎには、みなよく気が付くのに、タンパク質は、悪いと思っていない人が多い。
成人の1日当たりの必要タンパク質は、鰯一尾、肉なら70グラム、納豆も豆腐も半個、卵1個くらいのもの。
数年前、保健所で食事診断をして貰ったとき、「肉、魚、大豆が取りすぎです。」と栄養士に言われた。
甘い物を警戒するより、そちらの方を気を付けた方がいいとも言われた。
一時は、そんな表を冷蔵庫の扉に貼ったりしていたのに、だんだんいい加減になってしまった。
昔の日本人が、御飯を沢山食べるのに、肥満の人が少なかったのは、タンパク質が控えめだったからである。
欧米風の食事スタイルが定着して、だんだん肥満が増えてきた。
タンパク質の摂りすぎで増えた体重は、なかなか戻りにくいようである。
お米は、タンパク質も含まれており、体の中で全部燃えて、滓が残らないので、優秀な食品だそうだ。

それはさておき・・・。
夫に留守を頼んで、午後2時に出かけた。
郵便局は、週末とあって、混んでいた。
20分ほど待って、振り込みなど済ませた。
それから、最初考えた大学構内の花見に行く予定を変えた。
近くの幹線道路をずっと南に下ると、深大寺に行き当たる。
昨日、夫が写真を撮りに行き、「もう一両日中に散ってしまうだろう」と言ったことを思いだし、そちらに行くことにしたのである。
バスで行こうかと、バス停に並んだが、歩いても30分。
日が照っているし、もう風邪もほとんど治って、気分がいいし、歩くことにした。
途中に、航空研究所があり、その当たりの桜も素晴らしい。
なだらかな坂を下っていくと、道路の左側は、ずっと桜並木である。
折りしも、風が吹いて、花びらが降りそそぐ。
その道は、バス通りであるが、坂になっているためか、あまり歩道を歩く人がいない。
花びらの下を歩いているうちに、何とも言えない幸せ感に満たされた。
そのまま下っていけば、深大寺の山門に行き着く。
多分、今日も、人が大勢出ているだろう。
そこでまた気が変わった。
この坂を、もう一度戻りたくなったのである。
桜並木が尽きたところで、反対側に渡った。
今度は、坂を上りながら、道の反対側に並んだ桜並木を、車道を隔てて、見ながら行くのである。
登り切ったところが、航空研究所の門の当たりである。
其処に、自転車を止め、ベンチに腰掛けて、カップ酒とつまみを脇に置き、ひとり花見を愉しんでいる初老の男性が居た。
風流な人がいるものである。
私が男だったら、きっと声をかけ、酒を一杯おごって貰って、共に花の客になったであろうに、残念である。
道路を隔てて、羨みながら、スーパーに行き、夕食の材料を買って帰ったのであった。

バス停やここにもひとり花の客
降る花のやむこともなき甃の上



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