月の輪放浪記
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どこの局でも耐震データ偽造問題の証人喚問ばっかりでしたね。 私、このニュースが流れる度につい「コンドールマン」のオープニングテーマを思い出してしまうんです。 古い特撮ヒーローものですが、こんな歌詞で始まるの。
♪どこの どこの どこの誰から頼まれた 命を賭ける価値もない それほど汚れたニッポンの 人の心が生み出した ゼニクレイジー! ゴミゴン! スモッグトン! ヘドロンガー!
ゼニクレイジー以下は人間の欲望から生まれたモンスターの名前です。金への執着から生まれたゼニクレイジー、陸海空の公害から生まれたゴミゴンとヘドロンガーとスモッグトン。
でね、耐震偽造のニュースを見ていると、みんなゼニクレイジーに見えてくるの。 ああこの人は骨の髄までゼニだわ、とか、この人は首から下までゼニになっちゃったけど、かろうじて頭だけは人の心が残ってそうだわ、とか。 だけど、証人はみんな人の命に関わる仕事をしていながら、その責任を果たさなかったんですよね。やっぱり全員悪いと思う。
ちなみにコンドールマンの2番の歌詞は ♪ひとの ひとの ひとの幸せ祈るより わが身を守る欲の皮 それほど汚れたニッポンの(以下同じ) そのまんまです。
誰が、どうやって彼らを裁くのでしょうか。 マンションを買った皆さんはどうなるのでしょうか。 歌は ♪悪魔の群れに敢然と 戦い挑み 愛を説き あああ あああ 今日もゆく 正義を助けるコンドールマン 正義のシンボルコンドールマン で終わるのですが。
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